Books and Cartoon

洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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10月06日
00:58

When you reach me
author Rebecca Stead 読了

母と二人暮しの少女 Miranda 。新学期が始まってしばらくたった秋のある日。親友の Sal が突然、見ず知らずの少年に理由もなく殴られた。その日から、 Sal は Miranda に距離を置くようになり、Miranda の家の鍵が盗まれ、Miranda に謎のメッセージが書き付けられた紙片が届く。
「僕は君の元へいくよ。君の友人の命と僕自身を救うために。」
奇妙なメッセージをのせた紙切れは、その後も Miranda のもとへと現れ続け、やがて Miranda は、その一見意味不明のメッセージを信じ始める。
メッセージの示す意味は何なのか。Miranda の友人の命に関わることとはどんなことなのか。そして Miranda は紙片の指示に従って、彼女の身に起こる出来事をメッセージを送ってきた者へむけて、書き留めていくのだが・・・。

2010年度のニューベリー賞受賞作。
スタイル、アイディア共にこういうやり方もあったのかと、これは一本とられた、という感じ。
どういうジャンルの小説なのか書いてしまうとそれだけでネタバレしそうなので書きませんが、というより、ジャンルにとらわれず作品の内容、アイディアや構成の面白さをあじわってもらいたいという気持ちです。こういう作品が受賞するということ自体ニューベリー賞の幅の広さを感じるし、海外児童文学のレベルの高さを知ることが出来ますね。面白かった。

09月20日
18:29

ご存知の方もおいででしょう。集英社文庫の夏の文庫本フェア、ナツイチのキャンペーン・キャラクター、はち。

紀伊国屋に行ったら文庫本コーナーの天井からぶら下がっていた。みれば、今年のキャンペーンで、8冊のスペシャルカバー版文庫本だとか、文庫本を買うとはち携帯ストラップフィギュアがもらえるよ、とかやっていたというではないか。出遅れた。てゆーか9月になってから夏休み用のキャンペーンに気が付くというのもどうか。すでに周回遅れもいいとこだ。
携帯ストラップはすでに配り終わっているぽく本を買ってももらえなさそうだったので、すごすごと退散。つーか携帯ストラップよりあのぬいぐるみがいいなあ。むかし、花の万博というのが大阪で開かれたことがあって、そのキャンペーンキャラ以来ですね、こういうキャンペーンキャラが気に入ったのは。
そんなわけでしょうがないから自分で描くか、といった感じですよ。

09月18日
20:41

Sym-Bionic Titan の主人公の一人。らっきょうヘアのキュートな熱血プリンセス、Ilana(イラーナ)

米CNでスタートしたゲンディ・タルタコフスキーの新作巨大ロボットアニメ、Sym-Bionic Tinan(シン・バイオニック・タイタン)があまりにも面白かったのでつい勢いで描いてしまいました。

第一話のあらすじは・・・。
攻撃を受け壊滅した故郷の星を脱出したプリンセス Ilana と護衛の Lance そしてロボットの Octus は、地球へとやってくる。身を隠すため地球人に混じって高校生として生活をはじめるが、彼らを追って巨大な戦闘生物メガビーストが地球へと送り込まれる。Ilana 抹殺のために街を破壊し始めるメガビースト。その強大なパワーに地球軍の兵器はまったく通用しない。Ilana は Lance の制止も聞かず、地球人を救うため街へと飛び出すが、メガビーストには彼女の戦闘スーツも歯が立たない。攻撃を受け動けなくなった Ilana の元に駆けつける Lance と Octus 。三人にメガビーストの必殺の火炎が浴びせられる。その時、Octus の隠された防御プログラムが起動。Ilana と Lance をその体内に格納し、巨大ロボットへと変形していく。
王道だ。正しく巨大ロボットアニメだなあ。
イラストの背景の金色ロボットみたいなのが、Ilana の戦闘スーツ。
本編はもっと実に細かくエピソードを積み重ねてあってとてもあらすじでは書ききれません。

日本ではとっくに滅びてしまった正統路線の巨大ロボットアニメがアメリカで受け継がれついに登場。日本人的には見た目、巨大変身サイボーグ一号対宇宙怪獣の図式。テキパキと進むストーリーにわかりやすいキャラクター描写、伏線のちりばめ方も心地いい。第1話でやるべきことはとにかく全部やっちゃうぞ的な展開がすばらしい。第1話が弱い作品が多い中で、実に良く出来た第1話といえるんじゃないかな。今後に期待大なり。

おっと書き忘れてたけど、Ilana の声はタラ・ストロングだよ。

09月17日
21:12

Charlotte's Web
author E.B.White 読了

Wilber は、農家の Arable 家で春に生まれた子豚。一緒に生まれた兄弟たちのうちで、最も未熟だったため、間引かれようとした時、Arable 家の幼い娘 Fern の願いで、助けられ、Zuckerman 農場に預けられる。Fern は毎日 Wilber の元を訪れ Wilber の成長を見守る。日一日と成長していく Wilber。農場に飼われているほかの動物たちと暮らしながら、それでもFern のいない日には孤独を感じる Wilber。そんな Wilber にある日、蜘蛛の Charlotte が話しかける。Wilber の孤独を癒してくる Charlotte。しかし、Wilber は、農場の羊に、クリスマスには殺されて、ハムとベーコンを作るために育てられているのだと聞かされる。死を恐れる Wilber。そんな Wilber のために、Charlotte はある「奇跡」を起こすのだが・・・。

児童文学のクラシックのひとつ。農場に暮らす人間と動物たち。移り変わる季節。生きていくこと、そのなかでの避けられない命のやりとり。変わってゆくこと、決して変わらないこと。やさしい文章のなかに、豊かに表現されていて全てがとても素晴らしい。

前のエントリでも書いてますが、翻訳がでているのはもちろん、2度映画になってますね。1970年代にアニメーションと、2006年は実写。2006年の映画はダコタ・ファニングがファーン役。コララインの声もやってるし、すごいねダコタ・ファニング。

09月16日
06:11

レイブンズ、辛くも勝利。この調子で、ていうよりもうすこしオフェンスが機能するといいな、な調子でがんばってもらいたい。やっぱりレイ・ルイスかっちょいいいいいい!

NYジェッツ?ああ~っと・・、次の試合がんばってね。
インディアナポリスatヒューストン。ヒューストンが勝っちゃいましたね。すいません。インディアナは前々から言われているランディフェンスがザル、という状態でいいように新人RBにやられてしまいましたね。第1Qで後手にまわったまま最後までいってしまった感じ。でもオフェンスはさすがに強いので次からはそう簡単にこんな負け方はしないでしょうね。
一方ヒューストン。去年初めて勝ち越したチームとは思えないくらいの出来。これは今年のシンデレラチームになってもおかしくないかも。大活躍のエアリアン・フォスター。次からはマークが厳しくなるでしょうね。オフェンスラインが支えられるかも興味あり。
ダラスatワシントン。ダラス、ミス連発で自滅、でいいのかな。
一番楽しみにしていたのになんていうかねえ、ミスで勝負が決まるってのはいけませんね。それを除けばわりといい試合だったように思うんですが。
そして、アトランタatピッツバーグ。ピッツバーグにポラマルが帰ってきましたよ。やっぱりすごいね。第3QBで勝ってしまうというのがチーム総合力の強さですね。FGの蹴りあいでしたが、けっこう面白かった。最後にはディフェンスで勝つ(試合そのものはメンデンホールのTDランで勝ちましたが)、ってのがピッツバーグらしいといえばそれらしい。ロスリスバーガー復帰まであと何勝できるかも楽しみですね。

ここまで中継された試合はボルチモアを除いて全部ホームの勝ち。やっぱりNFLはホームで戦うというのは重要ですね。そういう意味ではボルチモアのアウェイでまず一勝は価値があるんじゃないかな。

09月14日
09:42

外部ブログの色設定。

何度も試して全然変更できなかったのでそのままほっといたんだけど、今、いってみたら変わっていた。

反応遅すぎだ。
そういう問題なんだろうか。

09月13日
06:34

ディズニーXDで久しぶりに見た「ザ・リプレイス大人とりかえ作戦」。
なんどみてもエージェントKはエロ過ぎる。ということで、今度はエージェントKに色をつけてみましたよ。

「ザ・リプレイス」は第1シーズンの方が、絵とお話共に好きなんだけど、この絵は1と2シーズンを足して2で割った感じになりました。
やはり第1シーズンの方がライリーとトッドの表情がいいと思うんだな。がさがさの線といい、手書き風の背景といい。第2シーズンはわりと普通なアニメの絵になっちゃった感がありますね。

09月13日
06:10

F1中継でアロンゾがゴールラインを超えた瞬間にキックオフのシンシナティatニューイングランド。

ニューイングランドやりたい放題。コレはいかん。オフェンス・ディフェンスともにシンシナティを圧倒。第3クォーター開始早々のキックオフリターンタッチダウンで勝負あり。最強時代のニューイングランドの復活かもしれない。特別危ない場面がないっていうのはどうよ。一方のシンシナティは後半のオフェンススタイルが機能すれば。せっかくWRをそろえたんだからねえ。今後に期待したいといいたいが、これでシンシナティがつまづいてくれれば、ボルティモアファンとしてはライバルが減る、みたいな。逆にこれでダメだしして、調子付いたりしないかな。まだ第1週だからぜんぜんわからないですけどね。

あと3時間したら、第1週のメインイベント、ワシントン対ダラス。

09月12日
08:22

今年もとうとうNFL2010シーズン開幕ですよ。またTVに釘付けの不健康な日々のスタート。NFLは中継が長いからシーズン中は他の番組を見る時間がなくなってしまうのが難点だが、まあしょうがない。

で、開幕戦は2009シーズンのスーパーボウルの覇者ニューオーリンズ対ファーブ現役続行のミネソタ。昨シーズンのNFCチャンピオンシップの再戦といういきなりの好カード。
試合はまあまあだったかな。NFCチャンピオンシップ戦が面白すぎたから、少々点が辛くなってしまうのもしかたあるまい。開幕戦だし。
それでも変幻自在なセインツのオフェンスや、いまだ健在なファーブのクォーターバッキング炸裂の2ndクォーター残り40秒からのタッチダウンのプレーは素晴らしい。

他に中継される第1週の対戦ではボルチモア対NYジェッツ(いきなり今シーズンのスーパーボウル候補の対戦ですよ)、シンシナティ対ニューイングランド(TO&オチョシンコはどうよ)、ワシントン対ダラス(これまたいきなりライバリィ対決)は見逃せない。くわ!第1週からこの組み合わせか。ヒューストン対インディアナも見てみたい組み合わせ。マット・ショーブ対ペイトン・マニングは、インディアナが勝つにしろ、楽しみな対戦でしょう。

ボルティモア・レイブンズのファンとしては、2000年から10年、2度目のスーパーボウルはいただきシーズンとなっていただく準備はもう出来てますよってことで。いやもうレイブンズスーパーボウルいただき宣言してもいいくらいだ。ゴー!レイブンズ。

09月11日
04:42

今読んでる本は charlotte's web 。「シャーロットの贈り物」のタイトルで翻訳されていて、映画にもなりましたね。といっても訳本も読んでいないし映画も見ていないのでちょうどいい、つぎはこれだ、虫つながりで(正確には昆虫と節足類はちがう種類ですがまあ、虫にはかわりあるまい)。

で、先日ディズニーXD(やっとディズニーXDを観られるようになったのさ)で放映された映画を見るともなく観ていたわけですよ。てゆーかつけっぱなしにしていたら始まったというところ。マイナーリーグの弱小チームに所属する剛速球を投げられるのに蚤の心臓のピッチャーが主人公で、いろいろあるらしい。見ると、マット・ルブランク主演(フレンズのジョーイ役の人。吹き替えも平田広明。さすがディズニー)。こんな映画にもでていたのか。しかしアメリカは本当にスポーツ映画が好きだなあ。それはいいとして、主人公の家は農場経営。朝、動物たちの世話をしているシーンで、空の豚の柵をみて、その横に巣を張っているクモに向かって、「ウィルバーはどこだい、シャーロット」。

いや、それだけなんですけどね。

映画の方はまあなんていうか、こういう映画がいっぱいあるっていうのがアメリカの裾野の広さ、ということでかんべんしてくれ。

09月07日
00:20

Masterpiece
author Elise Broach 読了

順番が入れ子になってしまいましたが、「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」よりこっちの方を先に読み終わっていました。

Marvin は Pompaday 一家の家の台所の流しの奥の壁の中に住む甲虫一家の息子。Pompaday 家の長男 James は離婚した母と、母の再婚した義父、そしてその2人の間に出来たまだ赤ちゃんの弟と暮らすおとなしいが実はとても利発でやさしい少年。しかし、家庭のなかでの自分の存在のあいまいさを感じている。そんな James の悩みを感じ取っていた Marvin は、表向きはにぎやかに見えても結局一人で誕生日を迎える James に贈り物をしようと考え、拾っていたコインをプレゼントすることに。夜中、コインを James の部屋に届けた Marvin は、机の上に James の離れて暮らす画家の実父からプレゼントされたドローイングの道具が紙とともに置いてあるに気が付く。Marvin は好奇心に駆られて窓から覗く街角の風景をインクと前足で描くが、その様子を目を覚ました James に見つかってしまう。
Marvin の描いたのは写実的で実に微細(何しろ小さな虫だから)な素描画。Marvin はこのことで絵に対する自分の情熱を知り、James は Marvin がくれたこの絵から不思議な友情を感じていく。
ところが、その素描画が James の母の目にとまり、それをきっかけに Marvin と James は画家、アルブレヒト・デューラーの盗まれた素描画をとりもどすための計画に参加していくことになるのだが・・・。

小さな虫(beetleとだけ書かれていて種類は特定されてない)と友達のいない少年の友情物語、なのだが、そこに絵画盗難事件がからみ、ミステリーの要素も加わわって、なかなか一筋縄でいかない物語になっていく。人間の言葉は理解するものの、言葉が一切話せず、絵は描けても文字が理解できない marvin と James がどうやって意思を伝え合うのか、お互いを理解しあうのか、どうやって様々な危機を乗り越えるのか。
キャラクターとしての Marvin がとても魅力的。marvin のいとこの Elaine もいいな。イラストも、特に marvin たち虫の絵がいい。

09月06日
23:35

「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」読みました。

これはいい。ってゆーか、今まで自分でやってきたことがこの本には実に上手くまとめられていて、安心したというかなんというか。

ということでこの本はこれから英語を自分のための便利な道具にしたい、という人にお勧め。テストでいい点を取りたいという人にはきっと他にも便利な本があるに違いない。ただ、英語を憶えたいじゃなくて、理解したい人はぜひ読んでみることをお勧めします。
なんだ英語ってそうだったのか、というのが実感できるんじゃないかな。

09月06日
06:42

二輪世界選手権MotoGP、Moto2クラスの決勝レース中、事故により富沢祥也選手が亡くなりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

残念だ。
モータースポーツに事故はつき物とはいえ、命が奪われるのはどうにもならないものなのか。
本当に残念だ。

09月05日
07:32

といっても神田神保町などではなく、郊外の大規模古書店めぐり。
付き合いの長い友達の車でぶいっとね。
京王線聖蹟桜ヶ丘駅のさらに西の方。
前から興味のあった「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」があったので即購入。ついでに洋書も何冊か。ranger's apprentice の book1 もあったよ。けっこう綺麗。アマゾンでもたまにちょっと傷んだ状態で届くことがあるからこれなら上等ってくらい綺麗。ペーパーバックは痛みやすいですからね。

ガストによって昼食。
ここのところ昼夜逆転生活なのでこれで無理やり元に戻してやろうとしたせいか、結構ふらふら。でもお昼をたべたらわりと気分よくなった。
食事が終わって外に出たら、地獄のように暑い。なんじゃこりゃあ。死んでしまうわ。9月なんだからさ。もうちょっとお天道様も考えて頂戴よ、ってくらい暑い。

続いて国立方面の古書店へ。ここでは収穫なし。

ついでに前のエントリで書いたザ・モール・みずほへ。ヴィレッジ・ヴァンガードがお目当て。友人はあまりこの手の郊外型ショッピングモールへ行ったことがないらしいので、ひとつ見聞でも広めついでに。
なんだか新青梅街道は混んでいた。イザ車でいくとやはりたいした距離ではなかった。記憶通りの場所にモールがあった。ただし、前に来たとき回りは結構な林だったのにそこここに建物がある。
で、ヴィレッジ・ヴァンガード。ここは今諸星大二郎一押しですか。ゴーリーもふくめて洋書がほとんどないので個人的にはちょっとがっかり。友人はクリムトの画集を買っていた。

ミスドでひとやすみしてモールの外に出ると、陽もすでに地平に没し、藍色の空が深く広がるのみ。やっと、ああ、やっぱり秋なのかな?くらいには感じることができる。

たまに人様の自動車に乗ると、自分の趣味とは違う曲が聞けてけっこうなことですな。友人はJpop女性ボーカル系が趣味なので、基本全然知らない(あ、コレこの部分聞いたことある程度のものはある)曲ばかり。

京王線の駅まで送ってもらって電車に乗りて帰宅せり。
部屋の中は地獄のように暑かった。
お疲れ様でした。

09月02日
23:40

てなわけで、ブリューゲル展で入手しそこなったというか、迷ったエドワード・ゴーリーのうそっこタロットカードセット「不安な箱」を買ってしまいましたよ。

場所は吉祥寺のヴィレッジ・ヴァンガード。じつはもう何年も前にヴィレッジ・ヴァンガードにはいったことがあるのだった。東京のずっと西の方の米軍横田基地の側。国道16号線瑞穂バイパスの北の端の方にあるショッピングモール・みずほ。その中にある店舗。コミケの荷物運び用に借りたレンタカーで、返すまでに時間があったものだから、ふらふらとあてもなくドライブに出たときに見つけてよったのだった。ふらふらとあてもなくドライブするのは大好きなのだ。ふらふらとあてもなく散歩とかあてもなく電車に乗るとかも大好きだ。自転車でも一向に構わないよ。話をもどして、そのときはもちろん店の名前もモールの名前も場所もわからないままだったのだが、ヴィレッジ・ヴァンガードのサイトの店舗一覧から在東京の店舗を地図で探すと、アレ?家からここへのこの道筋は覚えがあるなあと(場所はわからなくてもどうやって行ったか、は憶えているのだな)、思い出したのだった。

それはそれとして、吉祥寺店にはいっぱいおいてありましたよ。
なあんだ。あわてることなかったなあ。
ゴーリーは翻訳書も、洋書もおいてあったので、ちょいと立ち読みしてから「不安な箱」を購入。

箱絵の奇妙な物体がうすら楽しそうなのがいいすね。いいすよ。
中はカード20枚と解説の小冊子。まだよく読んでないので、中身についてはまた今度。

08月30日
02:14

なにがって2TBのHDDのフォーマット。
もうそろそろ5時間になるんじゃねえの?え?まだ終わんねえの?日記も書いたりネットをうろうろしたりして時間をつぶしたのにまだやってるよう。MotoGPの中継が終わるまでには終わるんだろうなあ。

大容量は素晴らしいが、こういうことに時間がかかるとそれはそれで不便。バックアップももう同じ容量以上のHDDでないと取れないってのも不便っていや不便。つーかUSB2.0ではもうデータの受け渡しに時間かかりすぎで大変というのも不便。
ああっもう、USB3.0のついた新しいマシンをとうとう作らなければならなくなるわけかっ。年明けくらいまでになんとかなるかなあ。


追記

Moto2再スタート直後に終了。
6時間くらいかかったわけか。1TBの時は3時間ぐらいかかったと記憶しているので計算はあってる。ってさすがに6時間はかかりすぎじゃないかなあ~。

08月29日
23:34

The Homework Machine
author Dan Gutman 読了

グランド・キャニオンに程近い町の学校に通う4人の子供たち、Blenton Sam(a.k.a.Snik) Judy Kelsey は授業でたまたま班分けされて一緒になる。天才で他人を排し孤独なBlentonは、自宅のコンピュータシステムを利用して、自動的に宿題を仕上げてしまう、「ホームワーク・マシン」を作り上げる。そのことを知った Sam たちは4人でそのホームワーク・マシン Belch を使うことになる。初めは立場も性格も関係もばらばらだった4人だが、Belch を共有するようになってから、少しずつ変わっていくのだった。

孤独で他人に興味のない天才少年 Blenton。軍人を父に持つcoolな少年 Sam。ちょっと不良っぽいイケてる少女 Kelsey。勉強熱心なごくごく普通の女の子Judy。そのままでは何のかかわりもなく卒業していくことになっただろう4人の子供たちが Belch によって関係を持ち、やがて自分でも気が付かなかった隠れていた自分自身に、そして、すぐとなりにいた仲間たちに気が付いてゆく、子供たちの不思議な成長物語。
my weird school シリーズの作者だからとまたガチャガチャした物語なのかと思ったら全然違った。地元警察の、少年たちと少年たちに関わる人たちからの調書の形で進行するので、その時その時のそれぞれの視点で語られていく構成がうまい。ラストの一言も、いいよ。

08月29日
22:54

My Weird School #19 Dr,Carbles is Losing His Marbles!
author Dan Gutman 読了

感謝祭も近づいてその準備に忙しいエラ・メンタリー小学校。イベント好きな校長先生 Mr.Klutz は、先住民に扮して七面鳥とともに登場。学校のみんなに感謝祭に素敵な飾り付けをすることが出来たら自分は七面鳥のMs Gobbleと結婚すると宣言。ところが、騒動の続くエラ・メンタリー小学校に業を煮やした教育委員会は Mr.Klutz を首にしてしまう。
かわりに新しく校長の座に着いたのはなにかと Mr.Klutz を目の敵にしていた Dr.Carbles 。そして彼の支配するエラ・メンタリー小学校は軍隊よろしく規則でがんじがらめの不自由な学校に変わってしまう。AJたちは、再び Mr.klutz に校長先生として帰ってくれるよう頼むのだが、こればかりはMr,Klutz 自身にもどうしようもない。しかも Mr.Klutz と Dr,Carbles の間には若い頃からの因縁があったのだった。

ある意味エラ・メンタリー小学校最大の危機。お調子者の校長先生を取り戻し、再び自由な学校にもどすためにAJたちの戦いが今はじまったりなんかしちゃったりするのだった。いつものこととはいえけっこうめちゃくちゃだよ。いい意味で。

08月29日
22:32

My Weird School #18 Mrs. Yonkers is Bonkers!
author Dan Gutman 読了。

サボっていた読書日記ですが、あんまり書かないと読んだことをわすれてしまうので、その前に。
エラ・メンタリー小学校に新しい先生と教室が。それはコンピューター室とその先生 Mrs,Yonkers。ところがその教室は屋外に置かれたトレーラーハウスの中。AJたちは天才コンピューター技師の Mrs.Yonkres のおかしな発明を利用したおかしな授業で大混乱。
一方学校では子供たちの砂糖過剰摂取をやめさせようと(カートゥーンでもおなじみのねたですね)、ジャンクフード排除運動がはじまってしまう。
次なるMrs,Yonkersの天才的発明は、そしてAJたちはジャンクフードをとりもどすことができるのか?

というわけで、とうとうSFの領域にも突入してきたMWSシリーズ。天才発明家 Mrs,Yonkers が天才ならではのバカ発明連発。ちょっとフラニー・K・スタインぽいともいえる異色作。

08月24日
23:10

と、いうわけで、思い立ったがなんとやら。行ってきました諸星大二郎じゃなくて、ブリューゲル版画展。

終わり間際なためか平日なのに意外とお客さんが多かったなあ。

奇天烈なブリューゲルのキャラクターたちは意外とみんな小さかったのだった。版画だからあたりまえか。
そしてほとんどはまともな絵だった。これもあたりまえか。へんなおばけばかり描いていたわけではなかったのだなと。風景画にしろ、なんにしろ、とにかくみっちり書き込まれているので一枚の絵を見るのも時間がかかる。

当時の風俗画もあってそれも興味深い。
どこだかの村の縁日の絵では、ブリューゲル他数人の版画がならんでいるのだが、みんな絵のどこかに喧嘩してる人が描かれている。そんなに喧嘩すきなのか16世紀の人間は。風車や尖塔の上に的を置いて矢で射落とすというゲームも描かれている。イギリスでは今でもこのゲームをやってるクラブがあるらしいですな。
河があれば必ず船がある。やはり当時は物流の中心的なものだったんでしょうね。海の櫂船のように左右に何十本も櫂が突き出した船の絵もあったな。エンジンがないから河をさかのぼるのはやっぱり人力頼みだったんですね。

版画なので、ブリューゲルが描いた元の絵(素描)を職人さん(版作りの人も絵をかいたり、絵描きが版をおこしたり、明快な区分はないようですが)が版になおすんだけれども、その職人さんの技あってこそみたいなものも感じましたね。
特に多くの絵を版におこしているフィリップス・ハレ(だったっけ)がすごい。ぬめっとして、つるりとして、冷たくてやわらかいくせにほわんとしているけれど、くっきりとして、確かで、とんでもなく繊細で力があって美しい線。
黒べたが使えないので、影を表現するためには何重にも「かけあみ」の線を重ねていかなくてはならないのだけれど、それがまたとんでもなくすごい。精密機械のような線描写。今の日本の漫画界でもコレだけのかけあみを引ける人がはたしているだろうか、というくらい(たとえのせいであんまりすごさが伝わらなかったとしたら申し訳ないが)すごい。
いったい製作にはどれだけの時間がかかったのだろうか。

すごいすごいと書いてばかりでもなんなので、ちょっとちがったことも。
鳥がいいかげん。空を飛んでいる鳥。
犬もけっこういいかげんに描いているところもあるけれど、鳥はいいかげんだ。ブリューゲル以外の絵も同じような鳥の描き方なので、流行なのかなんなのか知らないが、けっこう適当に描いてるんじゃありませんかあれは。
でもその適当な鳥からおばけ鳥頭への変化もみられるので、そのへんはブリューゲルのすごいとこかも。(添付した冒頭の2つめのイラストを参照されたし)

展示会場の終わりには例によって関連グッズの販売ブースがあるのだが、いまいち欲しいものがなかったので、ガチャガチャ(けったいなキャラクターを立体化したガチャ)をやった。一発で欲しかったキャラ(冒頭に添付した最初のイラストを参照されたし)がでたので(といってもキャラは3種類だけなんだけどね)、これでいいや、と会場を後にしたと思ったら忘れてた。
常設の物品販売コーナーでエドワード・ゴーリーのうそっこタロットカード(すべての予言が悲観的なものばかりらしい)を売ってたんだよう。あ~買えばよかったかなあ。

ブリューゲルの版画やらデューラーの精密線画やらがあって、エドワード・ゴーリーの絵もあるわけなんだね。チョイ前のエントリでかいた、クリス・プリーストリーの本のデビッド・ロバートの絵もね。いろいろつながったところでこのへんで。

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