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洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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03月14日
06:15

というわけで、世間さまではStar vs. the Forces of Evil で盛り上がってますが(日本では一部だけど)、流れに逆らって(逆らうのって大好きです)ディズニーXDの「Penn Zero Part-time Hero」を見てみたよ。始まった時期が冬だったからいきなりクリスマススペシャルという変則スタート。

前に紹介した通り、様々な異次元世界へジャンプしてその世界の危機を救うペンと仲間たち。ディメンジョンジャンプすると、その世界の住人に変身というか、乗り移って変身する。だから変身相手が人間とは限らない。
クリスマススペシャルは北極圏世界でサンタクロースにかわって、クリスマスを救うお話。

フルタイムのヒーローであるペンの両親は多次元世界を渡り歩いて悪と戦っている最中でペンは叔父さん夫妻の家で暮らしている。両親とは離ればなれだが次元間通信機で連絡をとることができる。あれ、これって「バーバリアン・デイブ」じゃん。
でも、デイブと違って、ペンの仲間はたよりになるよ。

絵がものすごい。これまでほとんど見たことがないような美術デザインでビックリ。キャラが2Dカートゥーンライクなデザインだからもっと平面な画面かと思ったら背景には3Dを多用、キャラも含めていわゆるアニメ塗りではなく全体にグラデーションがかかったような色設計で、2Dと3Dの中間に見える。この背景とマッチするようにキャラクターの色設計ができている。キャラクターのアニメーションがしっかり3Dでの位置把握ができていて、たとえば歩く動きでも地面平面上のどこに脚を踏み出しているか、体がどの向きでどのように空間を移動しているかをちゃんとやっているので2D なのに3D感が強い不思議な画面になってる。かといってフル3DCGとはちがって2Dカートゥーンならではのちゃらんぽらんな(言葉は悪いが、平面画ならではの嘘のこと)も忘れていない。漫画だからね、嘘は必需品ですとも。
オリジナルだ。キャラも含めてけっこう独特の美術デザインなので好き嫌いはありそうだけど、そのオリジナリティーは抜群にいい。レギュラーエピソードでも毎回これならすごいことだ。毎度、カートゥーンはいろいろチャレンジしてるなあ。
クリスマススペシャルだったから、レギュラーでどのようにお話が展開するか、キャラクター描写がどうかまではまだちょっとわからないけれど、必要な部分はいちおうちゃんとできてる。もうちょっと突っ込んだキャラクター描写が出来てくるとぐっと面白さが増すだろう。異次元世界にはその世界のルールがあるので、いざというときには我々の世界の常識ではなくてその世界のルールで行動する必要がある、たろえば魔法ならその世界では魔法が働くためにはどのような条件が必要なのか、働き方にはどのようなルールがあるのかなど、ちゃんとやってみようとしているので、これが毎回うまくいくようならとてもいいこと。
Sashiは期待通りかわいいぞ。
Starほど華やかな感じはないがとても挑戦的な作品になりうるので期待したい。Pennもはやく日本に来てくださいね。

追記

よくみたら、キャラクターも3Dモデルだな。これにかすれた画材風の主線をつけてるんだ。ということは2Dで十分なシーンの背景以外はほとんどフル3DCGI作品だったのか。やられた。これはすごいな。
つまり日本の作品でいえば「団地ともお」と同じ手法(アニメーション技法は違うけど、「ともお」ってキャプチャで動きつけてますよね)。それでこの画面の質の差。この辺が手間隙かけてチャレンジングなものを作っていこうとすること(成功するとは限らないが、将来へ向けてのデベロップメントにはなる)と、アニメは安上がりな番組製作の手段だとすること(キャプチャーだと3DCGIアニメーターの育成にはならないんじゃないのかなあと)の目で見てわかる違いなんだろう。

03月11日
01:58

以前、20世紀の終わりから21世紀の始めごろにAshleyという名前の女の子のキャラクターがカートゥーンや役者に多く見られる、子供の名前は親がつけるのだからこの10数年前つまり1980年代後半から1990年代前半にAshleyとつけるのが流行ったにちがいないと書いたんですが、先日webのフォーブスで年代別アメリカの男女の子供の名前ランキングトップ10ランキングが載っているのを見つけましたんですよ。
で、案の定、Ashley は1990年度で第2位。1970年や1980年ではトップ10圏外。やはり90年前後で流行ったんですね。2000年でも4位をキープ。

最近ではというと2010年では27位だそうだからそれなりに定着している名前と言えそうですね。
ちなみに、名前の女王エリザベスは12位。
カートゥーンではよく出てくる、ペネロピー(ペニー)、グウェンドリン(グウェン、ウェンディー)、ベアトリス(トリクシー)、などは50位圏外。
男のキャラクターで定番のジャック(映画ドラマでも人気の名前で、ジャックだらけ。男という意味で日本語で言えば太郎みたいなものだからキャラにつけやすい)は44位。
やっぱり現実とお話ではちょっと違うということですね。

流行りの名前は、やはり有名人、俳優、アーチストの名前にちなむとか、ヒット映画の登場人物にちなむとか、日本でもそうであるようにみんな同じ感覚ですね。
ただ、日本のように次から次へと新しい名前を作りまくるということはあまりないようで、地域の伝統的な名前や、家族の名前、宗教的な聖人の名前を大切にしている傾向は日本よりも強そうです。まあ、日本は明治維新からこっちで名前の大改革が起こったのでちょっと事情が三乗でしょう。それまでの、なんとか左衛門とか、かんとか之助、あるいは、熊、八、虎、なんてのはいまでは落語か時代劇の代物ですものね。そのかわり、漫画やアニメの奔放なネーミングをお手本に名前の自由をてにいれましたね。自由すぎてワケわからないけど。
ただ、最近流行りのすっ飛んだ名前の当て字で読ませる音と字面が違うというのは、実は昔の貴族やお侍さんのころ(平安あたり)からずっとやって来たことで、一時はすぐに読めないことがよい名前(かっこいい名前。同時にある種の符号の役目もはたしていたらしく、名前がちゃんと読めるかどうかで人物を判断したりもしたそうな)なんて了見でやってたから、古文書の文字からだけでは読みのわからない名前も出てくるなど研究者も困らせている様子。だからある意味先祖帰りとも言えるかも知れないんだな。

私はキャラクター名前を考えるのが苦手な人間なので、いまでも名前をつけないまま漫画を描くことが多いですよ。台詞では関係代名詞で切り抜けて名前を言わせないようにする。本当は名前があった方がいいんですけどね。名前がつくだけでキャラクターをより明確にイメージできたりしますからね。それにタイトルに困ったときは主人公の名前をタイトルにすればいいという黄金法則がありますからね。最後は変な方に話がいっちゃいましたが、名前は大事だなあということで。

02月25日
04:18

アメリカ海軍がレールガンを正式公開。
弾体は長方体の筒入りなので戦車砲のAPFSDS弾と同じ理屈。
初速はマッハ7で、120mmのAPFSDS弾の約2倍。ただし弾体は一回り大きめな感じ。
加速時間は0,01秒。発射されると装弾筒の表面が空気との摩擦で燃え上がるのか結構炎が上がってます。目標にされた金属板を、厚さと材質はわからないが、弾体が紙同然に突き抜けて行く様は圧倒的。
発射薬が要らないので砲弾がコンパクト。野砲弾みたいに人力でも装填可。砲自体もコンパクトにできそう。
レーザー砲に続いてレールガンも実用化。21世紀だなあ。

ディズニーXDで、春からレギュラー放送開始予定の「Star vs the forces of evil」が話題ですが、一足先に放送が始まったのが「Penn Zero part-time hero」。悪と戦うヒーローを両親にもつ一見普通の高校生ペン・ゼロ少年が主人公。頭脳担当のブーン(Boone Wiseman)と武闘派のサシ(本名Sashi Kobayashi また変な名前の日系キャラ。なかなか日本人の名前のニュアンスは伝わらないものですな。もっとも日本人も平気で変な名前を外人キャラにつけるからお互い様)の二人のサイドキックと共に、リッペンの世界制覇の野望を阻止するために戦うのだ。
面白いのは戦う舞台が、多次元宇宙の別次元の世界。ディメンジョン・ジャンプ装置で他次元に転移すると、ペンたちはその世界の人間になって戦うというところ。海洋世界では半魚人に、スーパーヒーロー世界ではスーパーヒーローに、ウエスタン世界では西部のガンマンに、北極点世界ではサンタクロースの妖精にそれぞれ変身する。この辺、タイムボカンシリーズっぽいプロットに一捻り加わってていい感じ。
とりあえずサシがかわいい(つり目で乱暴者)のでOK。早く日本ディズニーXDにきてちょ。

02月05日
04:17

2015年版プリキュアはプリンセスですって。プリプリってことですか。2014年に当初の予定からずいぶん遅れて始まったフランスの例のLolirock。どう見てもフランス版プリキュアですが、メンバーが魔法のプリンセス(キャラ毎カラーもおんなじ)ってのは、本家が追っかけになってしまうという逆転現象。

スーパーボウルXLIX(49 ローマ数字はわかりにくいですね。ちなみに50はLです)は激戦の末ニューイングランド・ペイトリオッツの勝利に終わりましたが、話題をさらったのはケイティ・ペリーのハーフタイムショーに登場したサメダンサー。MVPはサメなんて記事もあるくらい。アメリカ人サメ好きすぎでしょ。

アドベンチャー・タイムで見逃していたもう一本のゲスト・クリエイターのエピソード「a glitch is a glitch」を観た。「食物連鎖」よりはATぽかったけど、やっぱり自分の持ちネタをATのキャラでやる感がつよくて、ちょっとATから逸脱してるってのは一緒だった。表現技法主義っぽいとこも。やっぱり同人誌(ファン・フィクション)だよな、あれって。怒り狂ってコンピュータ叩き壊すバブルガムとか、時系列から見ればおかしいけど面白いから入れちゃえ感ありだし、右手はよかったけどな。結局それまでの世界観無視だけどなんかそれなりに面白ければいいってことかもしんね、とジェイクの気分。

子マーシーの声(吹き替え)はレイクボトムのグレッチェン。菊池こころさん。いい声ですね。BMO(原語)はGFのキャンディ。異国鈍り(エスニックアクセントって言えばいい感じじゃね)な英語が色っぽいですね。

Star vs. the forces of evil にはグレイ・デライルも出てますが表記がグレイ・グリフィンに。グレイ・デライル・グリフィンだとちょっと長すぎなんですかね。

ニューイングランド・ペイトリオッツは地元で優勝パレード。TEのグロンコウスキーがはしゃぎまくってますが、頭に被っていたのが、黄色い毛糸のミニオン・キャップ。どこで買ったんだ。やっぱり自分用だよね。子供用じゃあたま入らないよね。

2月になってディズニーチャンネル系の編成が少し変わりましたが、ディズニーXDでは「超能力ボックスX」の新エピソードがまたもや何のアナウンスもなしにスタート。危うく見逃すところだった。「ザ・リプレイス」といい、「キック・ザ・びっくりボーイ」といい、こうなったら勝負だXD、みたいな。

01月22日
12:51

というわけで、ディズニーチャンネルで期待の新作Star vs. the forces of evil (Star and the forces of evil から変更された)プレミアム(先行)放送。14年秋からの予定が少々ずれたものの無事始まって一安心。

期待通りの斜め上一直線プリンセスでした。まだマギー(ブンブンマギーの)のほうが大人に見えるぞ。

魔法の異世界ミューニーにあるさる王国のプリンセス、スター・バタフライは14歳の誕生日に悪の手から世界を守る魔法の力を備えたロイヤル・マジック・ワンド(魔法の杖です)を授かるが、もともと暴れん坊で粗忽な性格が災いして杖の魔法を使いこなせない。これでは世界を守るどころか魔法の暴走で王国がめちゃくちゃになってしまう。事態を憂慮した国王とお妃はスターを悪の魔手から遠ざけるため、より安全な地球へ送り、魔法の杖を使いこなせるよう修行させることに、ってそれ、すっげえ迷惑。

国王夫妻の提供した財宝に目が眩んだ地球のエコー・クリーク・アカデミーの校長はスターの編入学を許可し、スターのボディーガード役に安全第一の優等生マルコ・ディアスを指名。マルコはスターの巻き起こす騒動に否応なく巻き込まれてゆくはめに。そして、スターをつけ狙う悪の影が二人に迫るのだった。

エピソード1-bではスターの親友、空飛ぶユニコーンの首プリンセス、ポニーヘッド(名前ストレートすぎ)登場。どうやらこのお話、魔法世界ミューニーにはけったいな王国にすっとんきょうなプリンセスがいっぱいいるらしい。その象徴が聖オルガわがままプリンセス矯正学校。スターも恐れるプリンセスのための収容所。どんな所なんだか。

ともあれ、スターとマルコの冒険は始まった。今後が楽しみ。

先行放送はこのあとディズニーXDでも予定されていて、おそらくXDが放送チャンネルになるのではないかと思われる。
最近のディズニーではこういうすっ飛んだ作品はXDで放映するスタイルなんですね。「グラビティーフォールズ」もXDだし。ディズニーチャンネル本体はもうちょっとトラディショナルな作品、といっても「The7D」もけっこうすっ飛んでるかんじですけど、という振り分けの様子。XD作品であれば、最近の例を見れば半年位で日本にやってくるパターンだから夏までには日本ディズニーXDでも放映開始になるかもしれない。期待して待とう。

ところでクリエイターのDaron Nefcyは女性としてディズニーチャンネル初のクリエイターではなく(初は、「ペッパーアン」のSue Rose)ディズニーXD初の女性クリエイターだったんですね。

12月02日
14:45

一方のカートゥーンネットワークといえば、定期的な新作放送枠のプレミアムサンデーのお陰で、新作がいろいろですが、一回につき4話分しかやってくれないので、嬉しいんだかなんなんだか。しかもリピートなしなので日曜日に見逃したらレギュラー枠に来るまでお預けですよ。せめて土曜日にリピートサタデーでもやってくれればいいのに。

それはそれとして、早くも「スティーブン・ユニバース」登場。「アドベンチャー・タイム」が一般人気も獲得したので、ついでにこっちもとばかりに来ましたね。前にも書いたけど、日本のアニメっぽいので、日本のアニメとは違うところにカートゥーンの魅力を求めている分には微妙なところもありますが、お話自体は面白い。お話の進め方がかなり緩めで、一回のエピソードが断片的。あれこれ詰め込まないので、お話の全体がなかなか見えてこないところもあり、ましてや放送枠が一回4話しかやってくれないプレミアムサンデーだったのでなおさら、でも13話まで進むと物語の方向性も見えてきてけっこういい感じになってきているので、出し惜しみしないで最初から13話毎週やってくれれば良かったのにと思いますよわたくしは。カートゥーン好きの人だけでなく、日本アニメ好きの人にも好まれるんじゃないかなあ。どうかしら。
「ヒックとドラゴン バーク島を守れ!」は第1シーズンの「バーク島の冒険」より良くなってます。ドラマでもよくありますが、最初のうちは設定を追っていくばかりでお話もパッとしないけど、脚本や演出がキャラクターをつかんで動き始めると面白くなっていくというあれですよ。
「ティーン・タイタンズGO」は、最初の4話は、まだとにかくギャグにしなきゃ、っていう雰囲気でもう一歩感ありなんですがあれが狙ってるところなのかなあ。今月、新エピソードなのでどうなっているか楽しみです。キャラは可愛いけどね。
「おっはよっ!グランパ」は、きたきた、きち○×アニメ。さすがに「Super Jail」とか日本にもって来る気はないのか、それでも「グランパ」はそっち方面の10年代き×○い作品系列で、かなり狂ってマスよ。女の子もみんな可愛くなくて素敵。
「レギュラーShow」がやっとレギュラー枠で放送開始。よかった。本国のエピソードでは変珍日本も登場してやってくれちゃってるみたいなので引き続き放送していってもらいたいです。
個人的には「Clarence」とかも持ってきてもらいたくおもいますよ。
「ヤング・ジャスティス」も、面白くはあるんだけれど、どんどんスーパーヒーローのスーパーヒーローによるスーパーヒーローのためのドラマになっちゃって、世界を守るとか、平和のために戦うとかそういうのはちょっとこっちにおいといて感が強くなってきましたよ。登場人物(スーパーな人たち)も多いので、普通の人とかほとんど出てこないしね。大丈夫かなあ。

地上波でやってた「マイ・リトル・ポニー」は、終わっちゃいましたね。日本語版はみてなかったけど、まだ続きもあるのにちょっと残念。
つーか、habは日本には来ないのかなあ。来たら来たで観るのものが増えて大変そうだけど、どうかしら。

んなところでしょうか。来年も良いカートゥーンをお願いしますってことで。

12月02日
07:44

今年も楽しめた海外アニメ。

多くの新作がやって来てくれましたが、一番驚いたのは、ディズニーチャンネルでの「Oops!フェアリーペアレンツ」放送。掟やぶりというかなんというかニコロデオンオリジナルをディズニーチャンネルでやるとは。でも、さすがにニック放送分だけで、新エピソードというわけにはいかなかった。まあ、また観られただけでもよかったというところでしょうか。「フェアリーペアレンツ」が3周して終わったところにな、なんと、「進め!?魔法のクリスタル探し隊」長いタイトルが素敵ですが原題は「gawayn(ガウェイン)」。2008年のフランスアニメ。まさか日本でやるとは思わなかった。やっぱりフランスアニメは、無駄なギャグの積み重ねとか間の取り方とかアメリカや日本とは微妙に違うので、変な感じ。でもキャラクター・デザインはアメリカンで、00年代のアメリカ作品ををおっかけていた感ありなところです。エルスぺスは最高。この作品を作ったアルファナンは、今年「Dude, that's my ghost」を製作。かなりこなれてきたことがわかります。でもやっぱりアメリカ物とは、間の取り方とか、もう一歩突っ込み足りない演出とか、独自の味わいです。でもシネラは最高。で、「探し隊」も3周で終わって、なんと「アトミック・ベティ」。別系枠でもこさえようということなんですかしら。なんでもいいからもっとやってください。

そのディズニーチャンネル。オリジナルでは、前半期に「なんだかんだワンダー」後半期に「ハイ・ホー7D」がスタート。
「ワンダー(wonder=驚きじゃなくて、 wander=うろうろほっつき歩くという意味)」は、クレイグ・マクラッケンの作品で、あれ?今、カートゥーンネットワークみてるんだっけ?感満点。ゆかいなサムライ・ジャックみたい。動きの演出は細かいところの密度がとても高く、うっかり見過ごすような部分でもしっかり動いているのがすんごくいい。シルビアがいい女過ぎ、馬(宇宙馬?)だけど。
「7D」、これは当たりですよ。脚本が見事です。プロットも、キャラクター描写も上手い。主人公が7人組でどうなることかと思ってましたが、さすがアメリカ。7人いてもちゃんと描くことができてます。さらに敵役のバカップル、グルーム夫婦がいい。ヒルディ最高。原語版での声はあのオジー・オズボーンの娘さん、ケリー・オズボーン。日本版の吉田麻美さんも最高です。しあわせ女王(Queen Delightful)のハイテンション天然ボケも見事です。一見敵役風のきまじめ男爵もけっこうまじめないい人なのでびっくりです。始まったはいいものの全然進まない「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」第2シーズンの新エピソードがくるまで「7D」で十分いけます。

ディズニーXDでは「絶叫キャンプ・レイクボトム」がスタート。なんていうかとりあえず可、みたいな感じかな。フラッシュアニメとしては「キック・ザ・びっくりボーイ」からさらに進んだ感じですが、お話はそこそこかな。グレッチェンはいいすけどね。
「パックワールド」も、まあそんなかんじかな。シリンドリアはいいですよ。頭だけキャラだけど十分かわいいぞ。
「アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズ」も「アルティメット・スパイダーマン」からの続きなので、そのままな感じ。
新番組じゃないけど「学園NINJAランディ」はぐっと面白くなった。

「フィニアスとファーブ」は、さすがにそろそろかなという雰囲気が。歌は相変わらずいいんですけどね。
「びっくりスケアリー」がいつのまにやら52話までいっているのは、いつものディズニーチャンネルらしくてどうにかしてほしい。

ディズニージュニア枠の「ちいさなプリンセス ソフィア」も第2シーズンに入ってけっこういい感じになってきました。でもその分アンバーの扱いは難しくなってきますね。いつまでもわがままキャラではいられないし、かといって、いい子にしてしまうと、ソフィアとの対立関係が成り立たなくなってくる。今のところうまくいってますが、今後ますますさじ加減が難しくなりそう。楽しみでです。
「みつばちマーヤ」とそれに続く「ビッケはちいさなバイキング」もけっこう面白い。3Dモデルが見事です。フラーケ村御一同様は、本当に原作(本当の原作はルーネル・ヨンソンの児童文学だけど、日本のアニメ「小さなバイキング ビッケ」のデザインとプロットを原作にしている)の通りだもの。それはそうと「マーヤ」のカサンドラ先生はエロ過ぎませんか、俺だけですか、そうですか。

05月11日
04:25

アレンデールのおさわがせ姉妹、その2

さすがに二度目なのでおねえちゃんの氷のドレスは、意外と簡単に描けたんですが、今度は妹の方のスカートにバカみたいに時間がかかったので、もう二度とこのデザインで描くものかい、とか思いましたわ。なぜ絵本や他の人のファンアートでは、このスカートの柄が簡略化されているのか、よ~くわかりました。

05月09日
19:45

「アナと雪の女王」

てなことで、GWの中休みにやっと観てきました「Frozen」。
映画についてはまたそのうち。

おねえちゃんの氷のドレス、いざ描こうと見てみればめっちゃ細かい。CGだと思って凝りまくってる。次描くときは、省略デザインの方にしよう、そうしよう。

02月19日
03:35

cartoonbrewによると、とうとう「フィニアスとファーブ」の製作が終了したらしい。
どんな作品もいつかは終わる(一部、サザエ何とかや、ドラ何とか等は、日本が滅びても続いているだろうことは疑いようもないことではあるが)とは言うものの、まあでも、そろそろだよね。作品にはやっぱりやめ時ってあると思うんだ。ああ、もうちょっとみてみたかったなあ、なんてころに終わるのがちょうどいいんじゃないかなあ。「アンパンなんとか」や「ドラなんとか」はもう児童の学習雑誌と同じで、視聴者が代替わりしていくこと前提でつくってるだろうから、人類が滅びても次の生き物が作り続けてるとおもうね。
ともかく、残りのエピソードを楽しみに待とう。あ〜、ステイシーとももうすぐお別れなのか〜。

それはそれとして、行くものあれば、来たるものあり。
ディズニーXDでは、米国で去年の夏から放送開始した「絶叫キャンプ・レイクボトム camp lakebottom」がはやくも放送開始。去年の「ランディ・カニングハム」や「ボックスX」と同じパターンですね。
例によってXDお得意の面白いのかどうなのかよくわからないアニメ。
ちゃらちゃらしたお金持ちの鼻持ちならない連中が集う湖のほとりのサニースマイルズキャンプに、お高くとまって鼻持ちならない姉スージーと行くはずだったマギー(男の子だよ。Maggie じゃなくて Macgee だから、マッギーのほうが発音が近いん)だが、策略にハマって姉と別れ、対岸のキャンプ、レイクボトムへ行ってしまう。キャンプを運営するのはゾンビのソーヤーはじめ化物ばかり。キャンプで一緒に過ごすのは、強気なカンフー少女、グレッチェンと、何をかんがえているのか理解不能なスクワート。怪現象、怪物連発のキャンプ・レイクボトムに、鼻持ちならないサニースマイルズの連中の嫌がらせ攻撃と、マギーのキャンプ生活は退屈知らずなのだった。
キャンプで、ホラーで、グレッチェンとなれば、グラビティフォールズ+キャンプ・ラズロなのかと思ってしまうところだけど、なんと、ディズニーXDでは、「グラビティフォールズ」の期間限定放送とあわせて特別編成でホラーな週末連続放送だそうですよ。
丸顔にビーンノーズ(丸い鼻のことね。今勝手につくりました)のグレッチェン。このデザインはさすがにどうかと思いはしたが、それでもやっぱり動くとかわいいね。おそるべしカートゥーンマジック。あたくしてきには、サニースマイルズにいる年長っぽい(キャンプリーダーかな)名前の分からない女の子が性根が腐ってそうで素敵です。こんどコピー誌つくってやろうっと。

01月29日
01:26

どうも、グラビティーフォールズの第2シーズン開始が夏あるいは秋へとずれこんでいるようで、日本でも第1シーズンの後半がいつから始まるのか不明の状態。まあ、じっくりといいものを作っていただければそれでもいいんだけれど、あんまり待たされるっていうのもちょっとつらいかなあ。とりあえず9月には始まりますように。

で、ディズニーチャンネル開局10周年記念特別編成も無事終了。
「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」の第16話も放送されましたね。カーペットのやつ。
日本語版のサブタイトルは「不思議なカーペット」。そのままですな。
しかしお待ちアレ、本当はもっとおもしろいサブタイトルなんですよ。

英語版のサブタイトルは「carpet diem 」カーペット・ディエムと読んでください。
なんだこれはと、お思いの方もおられよう。diem は英語ではありません。
実は洒落になっていて、carpet は、お話に出てくる実験78カーペットのことですが、ことばそのものはラテン語の「 carpe diem 」との洒落。

カーペ・ディエム (英語読み。原音はカルペ・ディエム。ラテン語はローマ字の元だから、発音はほぼローマ字読みでOKだよ)
ん~聞いたことがある人なあ、というは、
ラテン語の教科を学んでいた人か、
映画「今を生きる dead poets society」をちゃんと見ていた人か、
ディズニーチャンネルで「フィニアスとファーブ」を見ていたひと。

carpe diemは、「今日を掴め(何でも昔の詩人が今目の前にある今日咲いている花を摘む、ということばで、今日という日、今を大切にしようと歌ったんだそうで)」という意味で、英語では「フィニアスとファーブ」の主題歌のTVに出てこない部分で歌われている「seize the day (今日を掴め)」という意味ですね。
ラテン語版はエピソード「ジェットコースター・ザ・ミュージカル」のエピソード・エンディングの歌、「カーペディエム」で登場。ここでは「今を楽しもう」と訳されていました。

これを念頭において、怪奇ゾーン・グラビティフォールズ第16話を観てみれば、ああ、そういうことなのか、と納得の内容であるわけです。

わりかしストレートなサブタイトル(英語版のですが)が多いグラビティフォールズだけど、第16話はちょっと洒落たタイトルになってるぜ、とまあそういうことで。

12月08日
07:27

12月ですね。
カートゥーン的には12月といえばハロウィーンに続いてこの時期だけのクリスマス・エピソードの季節。もっともカートゥーンネットワークは放送中の番組では時期に関係なくクリスマスエピソードもエピソード順通りに放送してますが、放送休止中の作品や、長編スペシャルなどはこの時期でないと見られない。

で、早速ディズニーXDでは「学園NINJAランディ」のクリスマス・エピソードからスタート。
クリスマス・エピソードの方もよく出来ていたんですが、エピソード的に重要度が高めなのはCWのエピソード8-bのほうで、何代前なのかはわからないが、かつてニンジャだった男の逆襲劇。まだニンジャの経験の浅いランディ対、ニンジャの掟に抵触してニンジャの資格を剥奪された男の戦いなのだ。考えてみれば4年に一回新しいニンジャが選ばれるんだから、過去100年(ノリスビル高校が100年前からあったと仮定してだけど)だけでも25人のニンジャがいたことになるのだな。こうなるとノリスビルには歴代ニンジャがごろごろいることになるので、実はランディの知らないところでニンジャの手助けをしているよ、みたいなエピソードもでてきそうですな。もっとも、先代ニンジャの帽子の男は今のところ何もしてないみたいだけど。
#8-aのクリスマス・エピソードも、よかったんですが、ランディとハワードの関係から、やはりアメリカと日本の脚本(あるいは考え方)の違いを感じましたよ。
おおむね日本では主人公とサブキャラクターが友情を結ぶと、この友情は人間関係の基本構造となるので、普通壊れません。エピソード的に壊れたように見えても実は理由があって結局「オレはお前を裏切らないぜ」や、「お前のことは信じていたぜ」となるのがほとんどです。日本では友情とは裏表や裏切りがあってはならないという強い概念があるので、一度結ばれると、いうまでもないくらいずっと続くのがあたりまえみたいなところがありますね。逆に壊れてしまうと究極の敵みたいなことになったりします。
これは基本的に両者が同じ価値観を共有しているという前提がかなり強固にあるということだとおもわれます。このためお互いに悪態をつくことがあっても、普段からいつも同じ方向をむいているんだなという人間関係になるわけですね。
でもアメリカの場合、友情はしょっちゅう崩壊の危機に見舞われます。(それ自体がドラマだからという理由もあるでしょうけど、逆に言うと日本ではこの部分のドラマをあまり描かないともいえますね)「どうして裏切ったんだ、」「なんでそんなことするんだ、」「信じていたのに、」「そういうおまえはどうなんだ、」なんて状況はしょっちゅうでてくるわけです。たとえ親友同士でも、一人一人は別の人間だから、視点や考え方、価値観に違いがあって当たり前というわけですね。でもそういう状態を乗り切って互いに認め合い許しあい分かり合っていくのが友情という関係なんだというわけですね。
ランディとハワードは親友だけど、親友同士ならではのつい相手の痛いところまでついてしまうという場合がけっこうあって、その痛いところをつかれた痛み、そんなつもりはなかったのについてしまった痛みをお互いどう乗り切っていくのかが「学園NINJAランディ」の意外といい感じな部分だといえるんじゃないでしょうか。ヒーロー物だけど、主人公たちのこの普通な人感覚がいいんですね。ついでに2人とも馬鹿だしね。馬鹿はいいね。

ディズニーチャンネルは日本ディズニーチャンネル放送開始10周年記念特別編成も手伝っていつになくにぎやかな12月。で、「フィニアスとファーブ」第4シーズンのクリスマス・エピソード、ていうか、ニューイヤー・エピソードですね。第4シーズンはアメリカでは珍しくウィンター・ホリデーシーズンからのスタートで、時期的にもぴったりだったということですね。
それに加えて、「フィニアスとファーブ、Marvel ヒーロー大作戦」も日本初放送。
こういうクロスオーバーものはなかなかどっちつかずの雰囲気になったりする場合もあるんですが、これは面白かった。もちろん「フィニアスとファーブ」なので、アメリカン・コミック方向からカートゥーン寄りになってはいるんですが、ディズニーXDの「アルティメット・スパイダーマン」のおかげで(声の出演も「アルティメット・スパイダーマン」組ですね)わりとすんなりカートゥーン・コメディの世界にとけこんでます。
なによりマーベル・キャラがバランスよく自分のスタンスを崩さないのがよろしい。ああ、こいつだったらこの状況でこんなこと言いそうだ、という、アメリカお得意のシチュエーション・コメディの方法論がちゃんと成立しているのがおみごとでした。スパイダーマンが両世界観のいいクッションになってもいますね。さらにくわえて、珍しい怒りのフィニアス(ザ・ムービー以来2度目か)や、今回女性スーパーヒーローがいないことまでストーリーにおりこんでくるあたり丁寧に脚本をつくっていて実に結構。安易にペリーにスーパーパワーを与えるなんてこともしないのがとてもいいよ。まあ、ペリーは普段からスーパーだからね。あたくし的にはニック・フューリーの「なぁにをしているんだ」が最高でした。こういう会話の最中なにかというとちょっと横道にそれるってのはいいね。アメリカン・コメディの会話劇のいいところですよ。つぎが「ハンマーがないと」ネタね。やっぱりハンマー(ミョルニールね)をいじってみたいよね。パワーの戻ったソーがキャンディスにハンマーを差し出すのもいいね。この神様は紳士だね。ビーク・スーツ・マーク2があっというまにやられてしまうのもいいよ。相手はプロの悪党だからね。こういう部分がちゃんとやってるなと思えるところですね。
ともあれ、期待以上のできだったので大変けっこうでした。
新エピソード放送開始から一端リピートにもどった「フィニアスとファーブ」ですが、10周年特別編成のCMでは第4シーズンの新エピソード「mind share」のカットもでてくるので、どのタイミングで新エピソードが入ってくるのか油断できませんよ。

これから毎週のようにクリスマス・エピソードが放送されまくるのでこの時期の番組チェックは大変ですね。カートゥーンファン共通の悩みではなかろうか。

クリスマス・エピソードではないけれど、来週末のディズニーチャンネルは「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」の連続放送で、新エピソード#14登場。でも#13(Boss Mabel)が抜けてるので、本格的な新エピソードのレギュラー放送は来年からでしょうかね。それはそれとして、この連続放送ではミニ・エピソードの「ディッパーの謎ガイド Dippe's guide to the unexplained」も6話一気に放送。これは見逃せないよ。#14以外はもう観てるからいいかなんていわないでちゃんと観ましょうね。本編では描ききれない謎また謎のグラビティーフォールズの街の謎の一端がついに明かされるのだが、ミニ・エピソードでオチなんかつけなくてもいいと思って本編以上にやりたい放題の問題作だらけ。特に「左側の男」がひどい。なんだあれは。しかしどんな謎より怖いのは「熊雄君」だよ。多分日本語版でも「くまおくん(あるいはくまおちゃんか、くまおさんでもいいけど)」になるんじゃないかと思うんだけど。おりしも「くまモン」大ブレイク中の日本だけど、ついにライバル登場だ(うそです)。

そんなわけで、忙しい年末をさらに忙しくする12月のカートゥーンシーンを楽しみましょう。

11月23日
00:54

と、いうわけで、久しぶりに日本のTVアニメの新番組をみたわたくしですが、海外アニメもこの秋いろいろはじまりましたですな。

CNでは「Steven Universe」がスタート。第1話をみてみましたが、パイロット版からまたちょっとキャラデザインがモディファイされてます。んが、しかし、問題はそこじゃない。なんだかとっても日本アニメっぽいんですよ。演出のテンポや、キャラクターのエレメントでぐいぐい引きずっていくタイプの演出でないところや、敵の正体不明度など。特にbパートの敵、目玉ちゃんの演出はエヴァンゲリオンっぽいと言ってもいいくらいで、エピソードナンバーはわすれましたが、ピラミッド型の使徒と陽電子ライフル(だったけ?)のエピソードになぞらえることができるんじゃないかな。また、パール、ガーネット、アメジストのそれぞれのキャラクター描写に関してはパイロット版のほうがよかったんじゃないかなあ。時間的余裕があるために無駄なことしてる(あるいはいいアイディアがでなかった)ような(特にアメジスト)気がするよ。
とはいえ、丁寧に作りこんでいることは確かなので今後に期待したい。
夏にディズニーXDで始まった、けったいな「Package from planet x」が「超能力ボックスX」のタイトルであっとういまに日本ディズニーXDでも放送開始。はやいね。
地球はエイリアンに狙われている。どういうわけか、そのエイリアンに届くはずのスーパーテクノロジーアイテムが、おっちょこちょいで自己中心的かつ無責任な主人公の高校生ダン宛てに届くのだった。使い道もわからないボックスを片っ端からイタズラと自分のために使おうとするダンと、のんびり屋の親友トロール、才女で野心家のアマンダの三人組がエイリアンの魔の手からできるだけ地球をすくおうとするすちゃらかコメディ。この3人のくみあわせはあれですね「ラマだった王様 学校へ行こう」に近いですね。おはなしのほうはまあよかったりよくなかったりふつーだったりといつものカナダ産アニメ。だいたいなぜボックスがダンにとどくのかとか、エイリアンがなぜ地球に侵入しているのかとかもうそんなことはどうでもいいわX-5とばかりに謎のまま。もう、そのくらいいまどきアニメじゃ既成事実だといわんがばかりのお話の進行っぷりがカナダアニメだなあ。
主人公ダンのキャラクターは、日本語版吹き替えで同じ役者さん(杉山紀彰)の「フォスターズ・ホーム」のブルーそっくりのダメ野郎。さすがにちょっとやりすぎだとおもったのか第2回以降はすこしおとなしくなりましたね。それにしても杉山紀彰は多芸だなあ。
スタート時はなんだかどうでもいいアニメ風だったのだが、キャラクターがいいのか回が進むにしたがってちょっとづつ、あ、ちょっとづつ良くなってきてる感じです。特にアマンダがいいね。また、「学園NINJAランディ」や「Dude, That's My Ghost」みたいにガヤキャラの女の子のレベルが高いのもポイントかも。
「フィニアスとファーブ」も第4シーズン放送開始。いつもの通りなんですが、第3シーズンからこっち、ジェニーの出番がほとんどないっていうのはどうなのかしら。キャンディスの数少ないともだちなんだから、もうちょっとジェニーも出していいんじゃないかしら。あいかわらず、劇中歌のレベルが高くていいすね。
「アドベンチャー・タイム」も第3シーズン放送。土日に2話連続だったのであっとうまに第39回をのぞいてりピートに。しかし、しかしだ、やっとでてきたフレイム・プリンセスなのに、あの翻訳はダメじゃん。あれじゃ、ちょっとあつかいづらいわがままお姫様って感じジャン。原語ではちゃんと「evil princess(邪悪な姫)」て姫のお父上がおっしゃってるのに~(実際に姫が邪悪かどうかの問題ではないことに注意)。
日本語翻訳ではどうしてもきつい表現が置き換えられてしまうのはしょうがないのかもしれないけど、父に邪悪って言い切られてしまう姫君ってのがいいのに~。こういう問題はほかの作品でもしょっちゅうあるので、この点で日本語版より英語版のほうが面白かったりするのはしょうがないと思うな。
「キック・ザ・びっくりボーイ」もハロウィーンにあわせて残り2エピソードのうちの1つがやっと放映。でもこのエピソードはもっとはやくやっとくべきものだったんじゃないかしら(シリーズ全体の構成としてせめて第1シーズンでやっておけばいいのにという意味で、ハロウィーンあわせでやるやらないの問題ではありません)。
そういえば、この秋はシリーズの新エピソード開始が多くて、新番組が少ないんだな。「ベン10オムニバース」「ヤング・ジャスティス」「学園NINJAランディ」「おかしなガムボール」等も新エピソードスタート。あ、キッズ・ステーションで「リトル・プリンセス」の第3シーズンもいつの間にかスタートしてるよ。気がつかなかったよう。

09月28日
14:37

オーストラリアのTVアニメ、問題作「SheZow」の主人公。

しばらく前にエントリで紹介した「SheZow」。今年アメリカでも放送スタート。オーストラリアでは一時第8回までで放送がストップしたらしいのですが、現在は以後も順調に放送中。
で、前のエントリでも書きましたが、どのへんが問題なのかといえばこいつが男の子である、ということ。ある日、引越し先の叔母さんの家で見つけたリングをイタズラではめた主人公のガイ。そのリングは引退したスーパーヒーロー、シーザウのリングで実はシーザウの正体は叔母さんだったのだ。そのためガイは男なのに女性のスーパーヒーロー、シーザウに変身してしまう。と、いっても能力と衣装がシーザウなだけで、なかみは男のまま。世界初の女装男子スーパーヒーローの誕生というわけ。オーストラリア、馬鹿すぎる。シーザウはスーパーヒーローのなかでも人気者で(そういう世界観)ファンもいっぱい。ガイはシーザウのイメージを壊さないようにしながら悪と戦うのであった。
んだがしかし、こんな変な設定でありながら、中身はわりとまともなスーパーヒーローもので、女装であること自体もコメディのネタとしてきちんとストーリーに織り込んで、ふざけた女装ネタだからとグダグだのうちわ受けみたいなことにはなっていないのであった。そこんとこちゃんとしてる。わりとくだけたキャラクターデザインで、今(10年代)となっては少々古め(00年代風)のフラッシュ系アニメーションの動きなのだが、たまにアクションもかっこいいよ。

08月15日
23:56

と、いうわけで、ついにミステリーシャックを手に入れたギデオン(詳しいいきさつは自分の目で確かめよう)。
グラビティーフォールズの町の人々は人気者のギデオンを応援こそすれ、土地建物を失い、スースのばあちゃん家(ち)に居候の身になったミステリーシャック御一行様に同情するものなど一人もいない有様。
さっそくギデオンはグラビティーフォールズの住人を集めるとミステリーシャックの建物を取り壊し、自らのテレパシーテント拡大版、邪悪(?)なギデオン・ランド建設を宣言する。しかもギデオンはワドルまでもを我が物にしているのだった。よるべない身をもてあますスタン。居心地のいい屋根裏部屋を失い、このままでは夏休みも半ばでグラビティーフォールズを後にせざるを得ないディッパーとメイベル。そしてミステリーシャックが消えてスースとウェンディは失職。ウェンディは町を離れることになり、スースは新しい職探しの日々をすごすのだった。お手上げ状態のミステリーシャックご一行様。このままウェンディと別れたくない(多分)ディッパーは6本指の手記をたよりにシャック奪還計画を立てるのだったが、ギデオンの前にころりと失敗。
だがしかし。ことはそれだけでははおさまらない。ついに明かされたギデオンの真の目的はXXXXXXなのだった。もし、XXXXXXが手に入ればギデオンはXXXXXXも夢ではない。しかし、ミステリーシャックを手に入れたにもかかわらずXXXXXXを見つけることができないギデオンは、ディッパーがXXXXXXXをXXXXXのではないかと思い至り、ついにXXXXXXで、ディッパーとメイベルに襲い掛かるのだった。どうするディッパー!XXXXXXをXXXXXXしてXXXXXXとXXXXXXをXXXXXXXのか?そしてXXXXXXの本当のXXXXXXとは?もう書いているほうもXXがXXXXだかわからない最大のクライマックスを迎えるのだった。どうなるディッパー!危うしメイベル!!なんとかしろスタン!そしてスースの新しい仕事は無事見つかるのか!?ウェンディは本当にいっちゃうのか!?どうなんだグラビティーフォールズ!!

とうとう第1シーズン最終回をむかえたグラビティーフォールズ。
謎が謎を呼び怒涛の展開。そしてXXXXがXXXXとまさかのXXXXというわけで、これ以上Xばっかり入力してもしょうがないのでここまで。

いや~、久しぶり(でもないか)に面白いアニメをみさせていただきました。
しかし、アメリカの人はこういうネタが大好きですね。日本でもこないだ始まったTVドラマ「Grimm グリム」も、実にいい感じで、しかも舞台がグラビティフォールズと同じオレゴン州(こっちは都市部のポートランドが舞台ですが)。アメリカ国内でオレゴン州ってどういう位置づけなんだろうか、とおもわずにはいられない。
こういう作品をみるとアメリカ人の持つSFマインド(あるいはセンス・オブ・ワンダー)というものを感じざるを得ない。
が、しかし、面白いアニメであればこそ、ちょこちょこと気になる部分もあったりするものだ(ダメアニメならさいしょっからそんなこと気にしない)。
「フィニアスとファーブ」もそうだけど、わりと作画がいい加減な場合がある。全体にまとまっていて美しい仕上がりであるだけに、適当な部分がちょっと目立ってしまうのだな。まあ、しかしある意味間違い探し程度におもって面白がってもいいレベルだといえるかもしれないが、それでも「ウェインディ~脚がねぇ~」事件(事件はおおげさ)はちょっとどうかと思うね。あれなんとかしてください。
ほとんどの場合、ストーリーに文句はないのだが、それでも「時間旅行者の豚」回では、やはり時間テーマSFが映像作品に向かない、という事実を突きつけられたようでSFファンとしては少々つらいものがあった。作品としてだめ、という意味ではないので誤解のないように。映像作品としてはああするしかないんだろうなと思いはするのだけれどね。子供向けだし。あまりハードにつきつめてもしょうがないと、どこかで娯楽作品よりに曲げなければならないのはしょうがないのかもしれない。
たとえ子供向けでも、時間テーマSFは小説になると実に良く出来ているものが多い。2年前にニューベリー賞(アメリカの児童文学賞)をとった「when you reach me」も実によくできた時間テーマのSFで、コアなSFファンも満足のいく内容だった。だから子供向けだからプロットが変になるのではなく、小説と映像作品というメディアの違いが、時間テーマの場合、作品の方向性、特にプロットの論理性にはっきりあらわれてしまうのではなかろうか。グラビティーフォールズといえど、例外にはなりえなかったということですね(ちなみにここしばらくの間のSF映像作品でまともな時間SFだったのは「12モンキーズ」くらいなんじゃないかな?)。もう一度言いますが、作品としてダメといってるんじゃないですよ。あくまで時間テーマSFとしてどうなのか?という視点の場合、ちょっと残念だったなということですからね。アニメ作品としてはよく出来ていてほとんどの人は満足できるエピソードだっただろうと思います(一部わたしのような人間だけがまだやりようがあったんじゃね?みたいなことを思うだけですよ)。
なんてこともありましたが、ほかにもえ~そおなの?だの、なんじゃそりゃ、みたいなものがあったりするんだけれど、そこはアニメーションというメディアの強みで、なんなくクリア。こういうSFファンタジー・オカルトミステリーの本質が真面目で大げさな法螺話だと思えば、やっぱり法螺話は楽しいということですね。
とびだしたどんぐり目玉は「ザ・シンプソンズ」系のチャレンジングなキャラクターデザインだけど、みごとに成功。カートゥーンネットワークでも流行のチューブ状手脚というデザインも、グラビティーフォールズ流にアレンジされていてオリジナルなものになっているし、さらにぷっくりおたふく顔のディッパーとメイベルは日本のアニメでは考えられないデザインではなかろうか。しかしこれが実にいい感じ。メイベルは時にめっちゃかわいく、時にみょうに不細工に見えるというただ単にカワイイだけのデザインとは一味違うんだな。
なにしろ絵と声のマッチングがすばらしい。はじめはわりとオトナ声のキャラクターにびっくりするけれど、1話を見終わるころにはもうこの声以外考えられないようになっている。これはもうキャスティングが見事だというしかない。メイベルの声の出演者(原語版)の人、クリステン・シャールはアメリカのアニメ賞(アニー賞)で主演女優賞をとったとか。当然だな。
とりあえず、あの声でメイベルというキャラクターを生み出したというだけでも価値ありな作品といえるかも。ウェンディもね。おねえちゃん声がたまりませんな。
総じて背景も美しい作品でしたね。TVシリーズだとわりとキャラクターにあわせてパターン化したり省略の効いた背景が多いのだけれど、日本アニメというか、カートゥーンでもよりリアルなヒーロー系作品のようにリアルな背景でありつつ、キャラクターにあわせて省略するところは省略するというオリジナルな味わいの出来でしたね。OPや第1話、2話の背景の美しさは見事な出来だといえるでしょう。第3話以降は流石にもうどういう背景なのかわかっているのでそれほどのショックはないわけですが、それでも安定した美しさを保ってシーズンを終えたのはとてもいい仕事だったといえるのではないでしょうか。最終回はこれまた実に美しい背景にお目にかかれますよ。
効果音や音楽もあまり目立たないんですが、目立たないだけにいい仕事だったといえるでしょう。特に効果音はよかった。第1話のディッパーが木の幹をトンカチで叩いたときの音や、第2話の一見怪物の発した叫び声のようなチェーンソーの音など、こまかところでちゃんと音をつくっているのはきいていて心地よいものでありました。BGMも同様に、あまり表にしゃしゃり出てこないいい感じのBGMが多くて実に好ましい。もちろんOPのテーマ曲がすばらしいのはあらためて言うまでもないことですね。OPは映像も含めて出色の出来でありましょう。

総じて十分満足のいく作品だったグラビティーフォールズ。
第2シーズンは来年初頭からスタートの予定とか。
待ち遠しい!遠しすぎる!!

07月20日
07:03

なぜか執拗にミステリーシャックの土地建物を狙い続ける、リル(「小さな」little の省略形 lil ってことね)・ギデオン。なんとかして不動産権利書を手に入れようと画策するも、スタンは頑丈な金庫に書類をしまいこみ、その電子錠の解除コードは不明。
ついに業を煮やしたギデオンは、グラビティーフォールズの怪文書、六本指の手記第2巻に書かれた呪文をもって、あの、れいの、その、あれを召還、れいの、その、あれの力でスタンからコードを盗もうとするのだった。
一方、スタンに毎日あれこれこき使われるディッパーは、どうして自分ばかりがとスタンに対する気持ちに整理がつかなくなってくる。しかし、ギデオンが森でれいの、あの、その、あれを召還する場面にでくわしたメイベル、スースから、コトと次第を聞いたディッパーは、スタンとミステリーシャックをギデオンの陰謀から守るためその身を投じるのであった。以下ネタバレなので今回はここまで。

ついに第1シーズンのクライマックス。
いよいよ最後のあれが登場。ディッパーの六本指の手記第3巻によれば最悪のクリーチャーにして、わりと気さくでとっつきやすい性格のれいの、その、あれ。スタンとあれの関係は?なにより、ミステリーシャックの秘密とは一体全体なにがどうなるのか~、と、日本放送まで待てしばし。

エピソードとしてはわりといい話も含んでいるのでそこんとこあれですね。
次回はついに第1シーズンの最終回。って、なんだかんだでもうスタートして1年たってるんじゃん。こんなスローベースな作品って、わりと珍しいんではあるまいか(「The Weekenders ウィークエンダー」は、第1シーズンが8話とか9話とかで、全39話4シーズンの各エピソード数がばらばらという変なつくりでしたが、ディズニーチャンネルの作り方ははよくわかりませんね。大手ネットワーク以外のチャンネルの作品は何年でも何度でも繰り返し放送するんだから、1シーズンが13話かその倍数でなければならない理由はもうない、ともいえるわけですが。)すでに第2シーズンの制作もスタートしているとか。まだまだディッパーとメイベルの夏休みはおわりそうにない。

07月02日
02:37

毎度あやしいミステリーツアーで観光客から金を巻き上げるスタンだが、カートで森の中を案内してまわっているあいだにメイベルはミステリー・シャックのなかでワドル(和名「よったん」、ね)とやりたい放題。店の中をぶたが自由に歩き回るのをよしとしないスタンはワドルを外に出すようメイベルに言うのだが、ワドルを愛するメイベルは頑なに拒否。
一方、最近森の中で次々と起こる怪現象に興味を引かれたディッパーはその正体を暴くべく、スースと共に罠を仕掛けるのだが、なんと決定的瞬間をカメラに捉えることに成功する。

愛するワドルのためにおそろいのセーターを編んでいたメイベルは、TVで赤ちゃん用抱っこ式バンドルぶたにも使えるよ、のCMを目にすると善は急げ、早速手に入れるべくスタンにワドルを託して勇んででかけてゆくのだったが、ミステリー・シャックの見世物をワドルに台無しにされたスタンはワドルをシャックの外に繋いでだれかにもらわれてしまうようにしてしまうのだった。

そのころミステリーシャックに戻ってフィルムを現像(現像かよ、デジカメ買え、みたいな)していたディッパーだが、あとすこしのところでうっかりさんのスースのせいで写真はパーになってしまうのだった。誤るスースだがこれまでのスースの数々の失敗を思い起こすと、スースに対する信頼感が揺らいでゆくのを感じるディッパーだった。
そのとき、巨大な影がミステリー・シャックの外を猛スピードで飛び去ってゆく。なんとびっくり、古代の翼竜がワドルをひッ捕まえて森の中へと消えてゆくではないか。シャックに戻ったメイベルは事の次第にショックを受け、約束を破ってワドルを失ったスタンに二度と口を利かないと宣言する。
しかしワドルはどこに?見よ、ワドルに着せていたメイベル手編みのセーターがほつれ森の中へと赤い糸が導いているではないか。ミステリー・シャックご一行様は早速ワドル奪還のために糸をたどって深い森へと入っていくのだが、彼らの行く先には想像も出来ないような驚異の事実が待ち受けていたのだった。ミステリー・シャックご一行様とワドルの運命やいかに。

スタン大暴れ。大人もたまには頼りになるぜ。そういうお話です。やってることはめちゃくちゃだけどわりとシリアスなお話、あ、これまでにくらべれば、ですからね。つーか、メイベルxワドルになるとシリアス路線なのか。
それはそれとして、ますます驚異の実態があきらかになってくるグラビティー・フォールズ。次回はどうやらいよいよ謎の本質にせまっていくようですよ。

06月18日
02:52

CNの新番組「Grojband」の女の子たち。

手前中央がレニー。バンドのベーシスト。ちょっとチビなのが素敵。
左ピンクの髪がコーリーの姉トリーナ。
右のざあますメガネがその下僕ミナ。
奥の丸メガネがケイト、金髪ポニーテールがアリー。バンドの追っかけ。

てなことで、スタートした「Grojband」ですが、毎回怒りの頂点なのかと危ぶまれたトリーナ。エピソード2-aではラブラブの頂点に、2-bでは恐怖の頂点に達してラブリーな日記に書き殴り。なんじゃそれ。とにかく、感情的にイってしまうと日記に吐き出して解消するというちょっと狂った設定なのだな。エピソード3ではまた怒り狂ってました。
狂ってるなあCN。

日本のCNでも始まった「おかしなガムボール」はもともと狂ってたけど、新エピソードもかなり狂ってる。

ちょっとまえのエントリで書いたCNのパイロット版「Steven Universe」。同時にあと5作品のパイロット版が公開されていて、いずれもかなり狂ってる。
変な転校生、格闘スーパーマーケット、未確認生物(といっても画面に出てくるので未確認じゃないけど)と暮らすサラリーマン、科学おたくの少年が「空想」科学で生み出したへんな相棒と原始時代からやってきたマンモス人間との3人(?)で繰り広げる「空想」科学冒険、鶏と鮫と宇宙人(たぶん火星人)が明らかにする火星の隠された真実。一体何を書いているのか自分でもわからない。
ああもう、「Steven Universe」がすっげえまともでフツーの内容に思えてきた。

CN狂いまくりですね。いいことです。ヒーロー、DC系作品は非常にまともなのでオリジナル系はどんどん狂っちゃってください。
ちなみに「Grojband」のエピソード1-bでゾンビが出てきたのは、別にハロウィンスペシャルだからなのではなく、ゾンビがいる世界だから。他にも特になんの前触れもなく未来人や宇宙人がフツーに出てきて登場人物はみんなフツーに対応してるし。トリーナ怒りの日記のシーンの一天にわかに掻き曇り雷鳴轟くシークエンスも漫画表現なのかとおもっていたら、実際に起こっている現象としてあつかってるよ。狂ってるなあ。

06月13日
03:24

「Grojband 」は、つい先日、CNでスタートした新番組。

最初一体なんと読むのかと思ったけど、発音したらすぐわかった。
つーか、そのままグロージバンド。
これはガレージバンドのもじり。つーか、ガレージは日本語で、つまり garage の日本語表記で、例によって原音とはちいとばかり離れた表記なわけ。こういうの多いね。最初に英語をカタカナ表記にした人たちは一体何を考えていたのか疑問を持たざるを得ないわけだけど、garage (ガレージ)は英語の発音では「ガラージ(ラは r の音なので実際はガゥラァージにより近い)」で、「グロージ(ロは r の音なので実際はゴゥロォージにより近い)はその発音のもじりをそのまま文字にしたもの。
いうまでもないかもしれないが、ガレージバンドとは、自宅のガレージをスタジオ代わりにして演奏の練習をする素人バンドのことですよ。日本の住宅環境から見ればうらやましい限りですわね奥様。

アニメのほうは、プレティーン(「ティーン」ってこれもいまさら言うまでもないと思うけど、13歳から19歳までのことですよ)の4人組がロックバンドでビッグになる夢を追いかけるスチャラカ・コメディ。
リーダーで主人公、ギターとボーカルのコーリーに、ちょっとゴスのベーシスト、紅一点のレニー。キーボードのキンとドラムスのコン(逆かも、たぶん兄弟。なぜなら名字が二人とも「Kujira クジラ」だから。なんじゃそりゃ)。
バンドの追っかけはアリーとケイトのちょっと変な2人組みの女の子だけ。
それに忘れてはいけないもう一人の主人公、コーリーの姉、恋する乙女、わがまま一直線のトリーナと、その手下、トリーナのベスト・フレンド(とその子は思っている)、ミナ。

このアニメが変なところは、毎回バンドが演奏するのが、毎回ストーリーのクライマックスで怒りが頂点に達した姉トリーナの復讐ノート(うそ、トリーナは怒りをそのまま、いつも持ち歩いているらしいラブリーなふわふわピンクの日記に叩きつけ、詩、もしかしたら散文かも、を書き殴るという奇妙な癖を持っている)を弟コーリーが拝借してその詩をバンドの演奏で歌うというところ。というわけで、毎回コーリーはトリーナの怒りが頂点に達するようにあれこれ画策するのであった。大丈夫か?この変な展開で本当に毎回やるのか?つーかエピソード1-bでいきなりハロウィンエピソードなんてはじめて観た。だいいちいま6月だし。

しかし、恐ろしいことに出てくる女の子がみんなかわいいのだ。みんな頭がすこし変だけどね(チョイ役の女性店員すらも頭が変だった)。
特にいいのはミナですよ。どんなキャラなのかと思ったら、ベスト・フレンドのトリーナ一途でトリーナのいいなりなくせに頭が切れて言いたいことは全部言うタイプ。素敵だ。デザインも最高だ。
レニーもちょっといかしてる。いずれも声の出演者がいい感じ。特にレニーはチビなんだけど声が結構低音ですごくいい。ミナもわたし好みの「風邪引き系(例:山田きのこ旧名溝脇しほみ、池田千草等、これでわかればあなたも立派な声優マニア)」。たまらんぜよ、武智さん、とおもわず土佐っぽになってしまうほどに。

と、いうわけで、オレは次のイベントでミナのコピー誌作るね、と言うと思ったら、どっこいそうは問屋が卸さないのだ。実はもう作ってイベントにでてきてしまいましたとさ。もっともそれはまだ本編を見る前にデザインだけでミナ最高っていきおいでやっちゃったものだから、次のイベントには今度はちゃんと本編見たぞ版をつくる気満々とそういうわけなのであった。
てなわけで、「Grojband」、日本CNでも早くやってください。「アトミック・ベティ」の二の舞でも全然かまいませんよ。ええ、かまいませんとも。

05月22日
22:28

といえば、「アドベンチャー・タイム Adventure time with finn and jake」のディレクター、エンディングや劇中歌でおなじみのレベッカ・シュガー Rebecca Sugar のオリジナル作品。
話題先行でしたが、ようやっとアメリカ・カートゥーンネットワークのサイトで動画が公開されたみたいですね。
全体のストーリーはなんだかまだよくわかりませんが、パワーを秘めたジェムを体につけた3人の女性、ガーネット、アメジスト、パールと主人公のちょいと小太りな少年スティーブンの冒険物語。若いスティーブンのジェムのパワーはまだ不明。
3人の女性が、なつかしのスーパースリーに見えるのはあたくしだけだろうか。

おそらくエピソード1だろう公開された動画(パイロット版でした)では、やはり21世紀第2、10年期の流行っぽく、「アドベンチャー・タイム」ライクな絵柄(クリエイターがそもそも「アドベンチャー・タイム」の監督なんだからしょうがないですが)で、21世紀第1、10年期のようなデジタルで平面的、ソリッドな雰囲気ではなく、細めの描線でやわらかい曲線のキャラクター描写。いまのカートゥーン・ネットワークのいわゆるカートゥーン系のメインの絵柄なんですかしらね。しかしどことなく懐かしい雰囲気があるのが不思議ですね。

「アドベンチャー・タイム」は、はじめ異世界ファンタジーとみせかけててしっかりSFな世界観ですが、「スティーブン・ユニバース」ははじめっからSF色たっぷり。世界観よりまずはキャラクターとエピソード1(パイロット版でしたよ)では、4人のキャラクター描写に力点がおかれていて、冒険したくて仕方がない、感受性が豊かでちょっと傷つきやすいナイーブな面もあるスティーブン。やや心配性で真面目なパール、ちょっとイタズラ好きで細かいことは気にしないアメジスト、無口で飄々とした、しかしルールは曲げないガーネットとしっかり描かれているのは及第点ですね。以降のエピソードでこの4人がどう動いていくのか楽しみ。
それとは逆にこのエピソード1(パイロット版だったですよ)では、丁寧な描写ではあるもののアクションがややこじんまりしていたのが気にならないでもない。そのへんは今後に期待ってことですかしら。
はやく日本にも来てくれるといいなあ。

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