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新着日記一覧 (タグ:英語のこと)

10件中 1件〜10件を表示

05月21日
00:09

英語文の表現上の面白さのひとつといえば、rhyme(ライム)。
韻を踏むことと訳されますが、要するに、対になる複数の文末の音を同じ音(母音、または母音+子音)で合わせること。

日本語でもヒップホップの兄ちゃんたちがやっているあれ。

で、rhymeの話をすると、文頭の音合わせのことを言い出す人がおられます(そのほうが日本人には馴染みがあるためだと思われます)が、それはrhymeとは言わない。
じゃなんなのかというと、alliteration(アリテレーション)。聞いたことないでしょ。わたしもさっき知りました。アリテレーションで話すスーパーヒーローといううっとおしいキャラが出てくる小説を読んだから。alliterationという単語がなんなのか全然わからなかったけど、そのキャラが話はじめたらalliterationの意味がすぐわかった。ほかにもidiom(イディオム)で話すさらにうっとおしいキャラも出てきます。面白すぎる。

アリテレーションの具体例はよくタイトルに使われるのですぐわかると思います。
ゲームのDungeons &Dragons、Tunnels&Trolls や映画の「Mad Max」 など。
Stay stand still (じっと動かずに立ってろ)
みたいな会話文や、
有名なPeter piper picked a peck of pickled pepper などセンテンスにも使われます。

いっぽうのrhymeは文末の音で、詩(poem)の技法として一般的。日本の子供が国語の授業で575の俳句を作ってみましょうというのと同じようにrhymeで詩を作る授業が行われるようです。
我々日本人には、洋楽の歌詞がrhymeになっていることで馴染みがある人もおられるのでは。
去年バカウケした「アナと雪の女王」のレリゴも、英語歌詞がかなり徹底したrhymeになっています。

例としてみてみると

The snow glows white on the mountain tonight,
not a footprint to be seen.
A kingdom of isolation and it looks like I'm the queen.
(seenとqueenの イーン)

The wind is howling like this swirling storm inside.
Couldn't keep it in, Heaven knows I tried.
(sideとtried サイドとトライドtryの過去形の アイド)

Don't let them in, don't let them see.
Be the good girl you always have to be.
(seeとbeの イー)

Conceal don't feel, don't let them know.
Well, now they know!
(オウ、単語が同じなので同じ音なのは当たり前、ちょっと反則ぎみ)

Let it go, let it go.
Can't hold it back anymore.
Let it go, let it go.
Turn away and slam the door.
(anymoreとdoor エニモアとドアの オア
Goのオウと、オアの abab rhymeとみることも出来ないこともない)

I don't care what they're going to say.
Let the storm rage on.
The cold never bothered me anyway.
(sayとanywayセイとエニウェイの エイ)

この調子でほぼ全部の対のセンテンスがrhymeになっています。ディズニーの歌はたいていめっちゃrhymeが入っているので、英語歌詞はおすすめ。意味を拾う他言語訳では音まで合わせるのはちょっと無理ですからね。

ちなみにabab rhymeは例の通り、二つの異なる音が対になって出てくるもの。
自分で考えるのは面倒なのでこれまたディズニーの「フィニアスとファーブ」のテーマソングが良い例ということで

There's 104 days of summer vacation
And school comes along just to end it
So the annual problem for our generation
Is finding a good way to spend it

もうわかりますね、-ationと -end it がrhymeになってます。

03月13日
05:16

big
giant
huge
large
vast
enormous
gigantic
extensive
colossal
monstrous
いずれも大きいという意味の形容詞
普通は(日本での)最初の2つとlargeくらいですかしらね。
量的体積的な大きさと面積的大きさ=広さ、という意味で学校でも習いますね。
でも実際のところそこから下の単語の方がよく使われる傾向にあると思いますよ。特に huge enormous vast はよく出る単語。言葉はちょっと大袈裟なくらいが丁度良かったりするのは日本も外国もいっしょ。
小説では作家によって、enormousばっかり使う人や、あれこれ使い分ける人など色々。

big  大きいこと。基本的形容詞なのでほとんどなんにでもつかえる、便利な言葉。ただし面積には使わない。
giant 大きいこと。big よりちょっと意識的に大きいんじゃねということが言いたい場合の言葉。具体的な体積や見た目の大きさの場合が多い。名詞だと巨人のこと。
huge 大きいこと。かなり大きい。こりゃでかい!という場合に使う。bigの拡大版みたいな言葉。だから抽象的なものにも使える。
large 広いこと。面的な大きさ=広さの場合にはこれ。big house だと見た目に大きい家、large house だと床面積の大きい家=広い家。あれ、まてよ、容積が大きいときにも使うな。服や飲み物。ポテトの量。心が広いときもどっちでも可。
vast 広大なこと。large の拡張版。こっちは面積専用。見渡す限りみたいな広さを表す。そこいらの公園や運動場ではとても足りない。北海道の原野とか西部の荒野とかアマゾンのジャングルとかシベリアのツンドラ、アフリカのサバンナ、太平洋ひとりぼっちなど。
enormous 大きいこと。huge と同じ。うわ、でっけーという場合に使う。小説だと出現度がかなり高い。具体的なものに使う場合が多い。
gigantic 大きいこと。なんとなくgiantっぽいと思ったらそれは正解。もとはギリシア・ローマ神話のギガンテス(巨人)だから。いや~大きいなあ、という場合に使う。
extensive すごく広いこと。vast と同じ。extendは引っ張って伸ばすことでその形容詞化。だから超広(ひれ)え~じゃん、と言うときに使える。面積だけでなく範囲の広さにも使える。
colossal 大きいこと。colossus の形容詞化。colossus (コロッサス)はロードス島を守っていたという巨人像のこと。だから人物が大きいという場合にも使える。
monstrous 大きいこと。モンスター並に大きいんじゃねということだから不気味なほどにでかい。でかこわじゃん、ゴジラじゃん、という場合に使える。大きさだけでなく怪物のように極悪非道、けしからん、不気味でおぞましいという意味でも使う。その意味では最近のゴジラは失格。

02月13日
04:43

vague
obscure
ambiguous
いずれも、「曖昧な」という意味。

vague
ラテン語の、僅か、判断するには情報が少ない、から
obscure
ラテン語の、暗い、あるいは、覆われていて分からない、から
ambiguous
ラテン語の、意味が2つかそれ以上で、どちららとも取れる、から。

なるほど、それでアンビギュオスリィ・ゲイ・デュオは、
アンビギュオスなわけだ。

01月29日
20:29

カタカナ言葉というのがありますね。主に日本語以外の言語をその音を元に日本語で表現しようとした言葉で普通外来語と呼ばれます。日本語そのものをカタカナ表記したものも当然ありますが、それは普通わざわざカタカナ言葉とはいいません。前者の例はイラスト、後者の例はマンガ。とてもわかりやすいな。
で、問題は前者。外来語といわれるカタカナ言葉。
もともと日本語にない発音が外国語にはいっぱいあるので、それをなんとかして日本語に(その音がないにもかかわらず)表記しなければならない。そんな場合にはそれを表現しようとする人それぞれにあれこれ表記を試みることになり、やがて一般に定着した表記が現れるまで同じ語に複数の表記が存在することになります。
代表例は Mary 。女性の名前ですが、これには、マリー、メリー、メアリーの3種類の表記があります。残念ながら Mary は、文字にすると単純なのに、二重母音+R+母音という複雑な音を含んでいるので日本語には表記不能。そこで音の似た3種類が表記として考えられましたが、現在ではマリー、メアリーの2種類が生き残っていると考えられます。メリーってめったに見ないでしょ?多分もう「メリーさんの羊」くらいなんじゃないかなあ。
外来語ならどんな言葉でもこの問題を避けては通れません。
そんななかでも種類が多いのが人名。
なにしろ一般名詞じゃないので勝手に日本語訳するわけにはいかず、とにかく音の日本語表記を考えなければいけない。有名な人名でない限り辞書を見れば発音が書いてあるとは限らない上、次々とあたらしい人名がやってくる。さらに、「音」がくっついてくる保証はなく、文字列だけから音を類推しなければならない場合もある。メアリー・メリー・マリーでもこんなんだから、いちいち日本語になおさなければならない翻訳者の苦労はいかばかりのものだろうか。

しかし、翻訳者だって人の子だ。けっこういいかげんなことをしている場合もある。
たとえば、第40代アメリカ合衆国大統領、ロナルド・レーガン(Ronald William Reagan)。実は初めのころ、リーガンと新聞にも表記されていた。Reagan という文字列をみれば、リーガンと読みたくなるのが人情。real (リアル) bleach (ブリーチ) read (リード) league (リーグ) hear (ヒアー) など、子音+ea という文字列は イ(イー) という音の場合が多い。pearl (パール)など、アーという音の場合もある。がしかし、エー、という音は、いま思いつきませんね。
で、おそらく翻訳の人は実際の音を聞く前に、文字列だけから一般的な音を類推して、リーガンと表記してしまったのだと考えられます。もちろん、後に、レーガンと発音することがわかってからはレーガンに改められました。
今年、NFLで大活躍のサンフランシスコ・49ナーズのQB、Colin Kaepernick。これは現在でも、コリン・ケイパーニク、ケイパニック、キャパニックの三種類の表記があり、日本のTV放送でもケイパニック、キャパニックの2種類の発音で紹介されています。文字列をみると、Kae ケイ per パー nick ニック と読みたくなるのが人情。でも、現地の放送を聴くと、アナウンサーがキャパニックと発音しているのがわかります。そろそろキャパニックに統一してはいかがなものだろうかと思わずにはいられません。
80年代から90年代のアメリカ、インディーカー・レース(CART)で活躍したドライバー Bobby Rahal 。はじめは長い間、ボビー・レイハルと表記されていましたが、CARTが日本のツインリンク茂木で開催される際、正しくはレイホールだからレイホールと書いてくれ、と、本人からの要請があったそうな。で、以後ボビー・レイホール。rahal をレイハルと半ローマ字読みしたくなるのは人情なのだが(頭のレイ、子音+母音を母音の文字音で読むというのはよくある)、なにしろ本人がレイホールだというのだから仕方ない。実際 hall ball fall など、子音+all で母音がオになるパターンは多い。そもそも all がオなのだから当然のことといえるだろう。しかし Rahal はLが一個なのでついついハルと読んでしまったということになるわけですね。実際「2001年宇宙の旅」のコンピューターHALはハル。グリーンランタンのHal Jordanもハル・ジョーダン。hallation(ハレーション光彩のことね)Halleluha(ハレルヤ)Halifax(ハリファックス)などhalでハルと読む語もあるがどれもhalが単語の頭にある場合であることが条件だと思われる。
キック・ザ・びっくりボーイの Kendall Perkins も、ケンドール(ケンドル)・パーキンスが原語音声の発音。文字列の中ほどにall(またはal)があった場合、これが普通の読み方なのだな。ところが、どういうわけか日本語版ではケンダルになっている。時折ケンダルと聞こえないこともないわけではないが、ケンドルよりケンダルの方が女の子の名前っぽいと思ったのかもしれないし、ただ単にローマ字読みしただけなのかもしれない。kendall は女性名だけでなく男性名にもなり、ファミリーネーム(姓)にもなる名前。なので、わたしは最初 Kendall をキャラクターの個人名だとは思いませんでした。これは蛇足。

という具合に、結構本人や原語でどう発音しているかを無視して、わりと適当に日本語表記する場合があるのがおわかりいただけたでしょうか。
そこで、やっと本題。

Penelope ですよ。ギリシア語起源の女性名(オデュッセウスの妻の名前)。英語での発音はペネロピー。
ところが、このペネロピー。めったにペネロピーと読まれない。
この名前がおそらく日本で一番最初に広まったのはTVシリーズ「サンダーバード」に出てくる国際救助隊ロンドン支部のお嬢様エージェントの名前として。ところが、日本語では「レディ・ペネロープ」なのだ。原語ではもちろんレディ・ペネロピーと第1話の初登場の時から本人が言ってるんですよ。それなのにどういうわけだ。これは、当時台本翻訳の人がたまたま Penelope の英語発音を知らず、フランス語発音のペネロプを流用した結果と考えられる。フランス語は末尾の e を発音しないのでペネロプ(正確には日本語にある末尾の母音ウはフランス語にはない)になる。また、文字列から音を類推したふしもある。pene ぺネ lope ロープ(rope が縄・ロープ。lope は跳ねるようにステップを踏みながら歩いたり走ったりすることでやっぱりロープだから)というわけ。このへんからペネロープという表記をひねり出したと思われる。
同じころ日本では「チキチキマシン猛レース」というアメリカのハンナ・バーバラ(正確にはバーベラ、でも当時はバーバラ)が制作したアニメーションが人気を博したが、これに出てくるキャラクター、ゼッケン5プシーキャットのドライバー、ミルクちゃんの本名が Penelope Pitstop (ペネロピー・ピットストップ)。のちにスピンオフ作品「The Perils of Penelope Pitstop」の主役になったが、このときの名前はペネロッピー。日本版タイトルも「ペネロッピー絶体絶命」。ペネロピーと似ているようだけど、ロッピーと音がつまったりしないから、これもこの番組独自の表記ということになる。
最近になって「アトミック・ベティ」という作品の中ではじめて(かどうかはわかりませんが)ちゃんとペネロピーと読まれていた。
21世紀。やっと Penelope をペネロピーと表記するようになったのかと思ったら世の中そう甘くはない。
この春公開予定のディズニー・ピクサー最新作「Wreck it Ralph(邦題シュガー・ラッシュ)」にでてくるキャラクターVanellope (あきらかにpenelopeのもじり)の日本語表記がヴァペロペなのだ。どうして?英語ではちゃんとヴァネロピーって言ってるのに(作品だけでなく製作者のインタビューでも)なぜだ。これではpenelopeがまたペネロペになってしまいかねない事態ではないか。
ちなみにこの名前の有名人はスペインの女優ペネロペ・クルス(Penelope Cruz Sanchez 正確にはpenelope の2番目のeの上にマーク付き)。スペイン語ではほぼローマ字読みなので、ペネロペ。これで最近はみんなpenelopeはペネロペと読むんだと安易に考えてはいないか?
フランス語では上記の通りペネロプなのだが、困ったことにフランスの絵本、青いコアラの女の子「Penelope(正確には最初の2つのeのうえにマーク付き、これはエと発音しなさいという印)」 は日本語では「うっかりペネロペ」とスペイン語読みなのだ。どうなってるんだ。ちゃんとフランス語ではペネロプと発音しているのにわざわざペネロペにする意味がわからない。

と、いうぐあいに、どういうわけか日本語表記においては、英語ではペネロピー、フランス語でペネロプ、スペイン語でペネロペなのに、英語、フランス語作品ではわざわざ別の言語読み表記だったり創作(勝手に日本人が考えた)読みされるという不思議な状態なのだった。
誰かわけをおしえてください。つーかペネロピーって音が嫌いなんですか?日本の人。

02月27日
19:23

今朝、見るともなく「リセス ぼくらの休み時間」を見ていたら(実際は音を聞いていたら、だけど)今日のエピソードは#15「ママと言わないで」「アシュリーズ、分裂の危機!?」。
「アシュリーズ」はAshley という同じ名前のお嬢様4人組の私設クラブ。
実はこの時期、1990年代後半から2000年代初めごろ、目だってアシュリーが多い。「リセス」のアシュリーズ、その「リセス」に出てくるグレッチェンというキャラクターの声の人がアシュリー。やや遅れて始まったカートゥーンネットワークの「KNDハチャメチャ大作戦」にもアシュレイ(スペルはAshleyで日本語表記が違うだけ)が出てくるし、「Xiaolin Showdown」のキャラクター、キャットナペも本名アシュリー。歌手にはアシュリー・シンプソンで、ディズニーの「スイート・ライフ」に出演していた(現在はフィニアスとファーブのキャンディス役)アシュリー・ティズデイル、とやたらアシュリーが多かった。現在の作品を見回すとアシュリーというキャラクターがほとんどいないことから見てもこの時期どういうわけかアシュリーが一般的だったと思われる。ということは名前は親が子供につけるのだから、80年代後半から90年代ごろにアシュリーという名前をつける人が比較的多かった、それを反映して、キャラクターの名前になったり、成長した子供が歌手や役者になっている、ということですね。
アシュリーそのものはそう新しい名前でもないのになぜこの時期アシュリーが多かったのかはわからない。

時々名前のねた本に使っている英英辞典The Random House College Dictionaryのよくある名前一覧にはAshleyが載っていない。1975(初版)-88年アメリカでの出版らしいのでこのころにはまだAshleyはそれほど一般的な名前ではなかったと言うことなんだろうな。ちなみに頭文字Aの女性名は約70例載っている。

で、ふと思い立ってアシュリーの語源を見てみたら、元はイギリスの地名Ashあたりからだそうだから、大陸系ではなく島のケルト文化圏の名前。語尾に-y -ey -ieがついて呼称化するのは英語の特徴なので、アッシュが人の名前になってアシュリー。要するにアッシュに住んでいた人ということですね。住んでいた土地名が名前化するのは世界中同じですね。
はじめはファミリーネーム(を「姓」というのが日本では一般的ですが、英語にもsurnname「姓」という単語があります)だったアシュリーはやがて主にファーストネーム(個人名)で使用されるようになり、もともとは男性に使われていたけれど、そのうち女性の名前にもなって、現在イギリスでは男女双方、アメリカでは20世紀後半あたりから主に女性につけられる名前になったそうですね。この流れで、おそらくアメリカではちょっと目新しい音ということでアシュリーが多かった時期があるということになるんじゃないかな。実際の理由はわからないけれど。

一方まったく違う意味だけど同様の音をもつAishling(アシュリン、意味はvision)は、こちらも島のケルト圏のアイリッシュ・ゲール語の女性の名前で、現在はAshlyn/Ashlynnの表記でも使われるそうな。

02月13日
00:28

業務報告(うそ)

いままでどうしても聞き取れなかった「フィニアスとファーブ #52 オスの魔法使い Wizard of Odd」の、いい魔女のイザベラ(good witch Isabella)の台詞がわかりました。
といってもききとれたわけじゃないんですよ。Googleで出てきてびっくり、ということ。
前後の台詞
Candace : alright eyeball girl, where do I go to bust someone aound here.
Izabella : you ???? try Bustpolise. That's where the wizard lives.
で 検索したら出てきたというしだい。
この???のところが何を言っているのかさっぱりわからない。映像を見ると L が入っていることはみてとれるし、聞いたこともないような単語をつかっているとも思えない。でもわからない。こういうときが一番いらいらしますな。

英語の構造からいって 動詞、助動詞ぐらいしか入る余地がないはずなのだがそれがわからない。動詞が入るとあとのtryの前にtoがないとおかしいけど何度聞いても to try と2度 t の音があるようには思えない。
動詞が try だとすると、前に入るのは助動詞だけど、どうもはっきりしない。英語の助動詞は数が限られているけれど、L の音と符合する助動詞を当てはめると聞こえる音が多すぎるしその音が符合しない。とすると try じゃなくて別の単語の末尾だけが聞こえているのかもしれない。あるいはなにか特別な単語が混じっているとか。え~なにそれ。

で、こうなったら最後はGoogleだ、と検索かけてみたらでてきましたわよ、奥様。
実は前に一度、イザベラの台詞なのだからということで後ろの that's where the wizard lives で検索してみたのだけれど、そのときはダメだった。
でふと思って、今度は前のキャンディスの台詞で検索してみたら、なんと、エピソードの全ダイアログを書き出してるファンサイトがあるんだわこれが。つーかやっぱりそういうサイトがあったか、というしだい。(外人さんはこういうファンダム活動には非常にまめで、公式サイトなどよりはるかに詳しいファンサイトがあったりするのだな)

でその結果は
You can always try Bustpolis. 
でしたのよ奥さん。
なるほど。LはalwaysのLだったのか。
日本語的には「いつだってバストポリスを試してみればいいわ」
直訳では「あなたはどんなときでもバストポリスを試してみることができるわよ」
日本語版の訳は忘れました。
「バストポリスはどうかしら」みたいな台詞だったと思う。台詞の継続時間の関係でこんなような長さの台詞になってたはず。いい魔女のイザベラ早口だから。
意味はご覧の通りだが、こういう言い回しだったとは。always ね~。

しかし、??の原因が always だったのかと思いながら改めて聞くと 
You could always try Bustpolis と言っているようにしか聞こえない。
意味的には can より could の方が丁寧な言い方ということですけどね。
キャンディスの台詞も where do I go to といっているようにしか聞こえないのだけれど、そのサイトでは where can I go to になっている。
こちらも何度聞いても can じゃなくて do としか聞こえないんだけどなあ。どうなんでしょうか。

残された手段はdAでどっちが本当?と聞くしかないかなあ。

まあでも、今回は Google すごいというより、フィニアスとファーブのファンがすごい、ということですね。やはりインターネットといえど、結局は人の力あってのことなのだな。

01月15日
03:38

さっそくですが、
guarantee は確からしさを担保すること つまり保証。
compensate は損失を担保すること つまり保障。
日本語では同音なので勘違いしやすいですな。

てなわけで、新年早々はじめたDS「えいご漬け」。
ずっと風邪をひいて他にやることもなかったせいか毎日せっせと漬かりまくりでひと通りトレーニング終了。といっても、なんども繰り返すことが大切なのでずっとつづけるつもりですが、アドバンストの「もっとえいご漬け」もあるのでそのうちそっちもやってみよう。

「もっとえいご漬け」はより現実に即した英語の聞き取りが用意されているそうで、つまり日常の背景音のなかで聞こえるナチュラルスピードの英語を聞く、という訓練ができるんですね。もともと聞き取りに関しては英語圏のカートゥーンを観るというのが目的だったのだから、より目的に即しているといえるので楽しみだ。もっとも「えいご漬け」も後ろでTVつけっぱなしの状態でやってたので準備はできてるぞ。

語彙に関しては「えいご漬け」でも20個くらいわからない単語(熟語も同様)が出てきたのでまだまだだなあと思った、てか、英語初心者向けの「えいご漬け」だが、ボキャブラリービルディングは各自行うように、ということなんですな。本当の初心者がやるには一部どうなの?というところもないでもない。

例文は語彙ごとに複数あればいいのになあ(複数の用法のある単語はそれぞれに例文が用意されていればいいのに)と思った。

文法に関してはこれでおぼえるというのはなかなか難しそう。それなりに配慮はしてあるけれど、文法習得のためのソフトではないですね。

前置詞(副詞)は本当に日本語の「てにおは」と同様で、これだけ丁寧な英語でも背景に音があるとほとんど聞き取れなくなる場合が多いが、ようするにこういうことをいうのであれば当然この前置詞であるはずだ、という感覚でおぼえるわけですね。実際頻出する at,in,on,of は、かすかな「あ、い、お」程度の場合が多い。子供のころからの訓練がもっとも発揮される部分ではなかろうか。
もちろん冠詞もね。

とにかく、「えいご漬け」の英語力検定で、Sになったので(なかなか文字を認識してくれない場合があるのでどうかと思っていたけれど)、TOEICを受けたら600点くらいまでだったら取れる可能性はあるわけ(えいご漬けのソフトパッケージのジャケットにそのへんの人向けと書いてあるから)かな。英語を勉強している割にはTOEICがどういうものかぜんぜん知らないんですけどね。

06月07日
07:06

東京12チャンネル、じゃなかったテレビ東京で、朝6時40分から放送している「Hello! 毎日かあさん」を知っているかい?

ご存知あるまいから、お教えいたしましょう。ちょいと偉そうですね。

「Hello! 毎日かあさん」はそのタイトルから推測されるがごとくに、「毎日かあさん」英語版アニメーション。毎日その英語版「毎日かあさん」の一場面から、英語を学ぼうというキッズ向け学習番組。
なにがすごいって、「毎日かあさん」のアニメ放送部分では日本語が出てこないこと。字幕も英語字幕。アニメ以外部分でも、講師のお姉さんは英語しか話さない、解説のお姉さんと二人のキッズだけが、わずかに日本を話すのであった。某公共放送の英語番組よりよっぽど英語の比率が高いという優れものだ。ちなみに今日は「What's this」だったよ。

監修に携わっているのが、なんと、そう、あの、田中茂範先生。
誰、それ、という方もおいでであろうから、お教えいたしましょう。

某公共放送の英語学習番組「新感覚・わかる使える英文法」で講師を勤められたおもしろい先生。本職は慶應義塾大学の教授。
なにしてるのかと思ったらこんなところでキッズ向け英語番組を作っていたとはさすがだ田中先生。
ようし、こうなったら「Hello! 毎日かあさん」毎日観るぞ、とまでは行かないのであった。

05月12日
12:59

Bim の初フルレンジ・アルバム Scatterheart がいつのまにやら出ていたのに今日気が付いた。といってもなかなかマイナーすぎるのか輸入版がアマゾンにも来ていないようなのでCDの入手は今のところお手上げなんですけどね。

ミニ・アルバムより音がずっと厚みをまして、そのへんはミニ・アルバムの比較的シンプルな音がいいな、という向きには悩ましいところかもしれませんが、正常進化な音なので、これもよし。ミニ・アルバムからも4曲がリアレンジされ収録されていて、聞き比べるのも楽しい。でも The Battle はミニ・アルバム版の方がいいなあ。

そんなわけで Meet Bim
http://www.myspace.com/bimmusic

現在 My Space の試聴曲として聞ける Head over Heals はいい曲だなあ。The Battle と Stay in My Memory は名曲ですが、Head over Heels もなかなかいい。Now I'll try to forget about it all のがらがらと崩れる感じが Head over Heels なのね。やわらかい女性ボーカルなのにビートはしっかり刻むタイプの曲が大好きなんですよ。

で、その Head over heels 。ふつう日本語訳では「もんどりうつ・ひっくりかえる」とか「夢中になる」とか訳されるんですが、どうして?だってもともと頭はかかとの上にあるではないか。たとえひっくりかえっても、over するのはかかとの方じゃないの?とか思ってたんですが、これを機会に調べてみると、もともとは14世紀頃に出来た表現で Head over heels と Heels over head のペアだったらしい。それが時代を経るうちに、Head over heels だけが残ったということ。音にしてみると確かに Head over heels の方が響きがいいし、だいいち言いやすい。一見何のことかわからない風な表現なのが、「もんどりうつ・ひっくりかえる・わけもわからず夢中になる」という意味というのは文章表現的にも洒落ていていい、ということのようですね。
納得。

09月06日
23:35

「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」読みました。

これはいい。ってゆーか、今まで自分でやってきたことがこの本には実に上手くまとめられていて、安心したというかなんというか。

ということでこの本はこれから英語を自分のための便利な道具にしたい、という人にお勧め。テストでいい点を取りたいという人にはきっと他にも便利な本があるに違いない。ただ、英語を憶えたいじゃなくて、理解したい人はぜひ読んでみることをお勧めします。
なんだ英語ってそうだったのか、というのが実感できるんじゃないかな。

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