前作「Crossroad」で、辛くも悪霊を退けた Zack。幽霊を見ることの出来る彼は hanging hill への道すがら、またも冷酷無残な殺人者の霊に出会うところから始まる、ノンストップ・ホラー。死霊復活や邪悪な悪霊に、呪われた Hanging Hill にとらわれた幽霊たち。そして、Zack の抱える死んだ母への思い。今回も次々と切り替わる短いシーンの積み重ねで、次第に明らかになっていく邪悪な計画と Hanging Hill の謎が終末のクライマックスに一気に集約していく。そのため、前作のように途中に起きる盛り上がりのようなものはなく、ただひとつのクライマックスへ向けで次第に緊張が高まっていくというプロットなのだが、それで中盤だれることもない。ストーリーの内容的にはどちらかというと前作のほうが好みだけれど、今回も十分楽しませてもらいました。たぶんこの「hanging hill」は「crossroad」に比べて、より「児童向け」を意識して書かれたんじゃなかろうか。Meghan もいいけど、Hanging Hill の幽霊たちが、これがまたなかなかいいんじゃないですか。
長編「Across the 2nd dimension」も面白かった。これまで観ていた人にはご褒美のような展開。ショート・コメディが長編化すると、時間に余裕ができてしまうせいかカットやシーンが間延びして薄味になってしまうことがしばしばあるのだけれど、「AT2D」はそんなこともなく、初めの20分間もあれよあれよというまにストーリーが進んでいく。え、もうそこまでいっちゃうの、みたいな感じ。いつもどうり話早い。中盤の盛り上がり部分がややいつものペースがそのままつづいた感じで意外と平坦な印象だったが、その分クライマックスは一気の盛り上がり。ステイシーの使い方もうまい。問題の「歌」も、十分覚悟していたので、それほどダメージを受けなかったぞ。それというのも「タモリ倶楽部」の歌ヘタCD・レコード勝ち抜き戦で鍛えられたおかげだ。ストーリー的には特別目新しい内容ではなく、「フィニアスとファーブ」ならこんな風になりますよということなんだけど、それでも十分面白い。もっとあれもこれも観てみたかった、という風におわるってのもなかなかいいんじゃないですか。長いシリーズだけど、あれこれ詰め込むのではなく、今回のお話に必要な部分だけをちゃんと選んでいるということでもある。ストーリーのエンディングもいきなりそれか、じゃなくてちゃんとシリーズ・エピソードにでてきたネーターを使っているのがよろしゅうございますね。
「How To Be A Lady」 のロック・パートへのブリッジがまんま 「God Save The Queen (イギリス国歌じゃなくて Sex Pistols の方ね)」なのがさすが「フィニアスとファーブ」。
「How to be a lady」は「マイ・フェア・レディ」を踏まえたエピソードの歌なんですが、後半早口でまくし立てるレディの心得をどうやって日本語にするのか楽しみ。
と、いうのもですね。英語の動詞は日本語とちょっと考え方の違う動詞がたくさんあるわけです。それを連発するので、字余り確実。翻訳の方もさぞ頭を抱えているに違いない。
Harry は、「向こう側の世界」にいた。姉の Eggy と口げんかをして家を出た後、オートバイの事故で死んでしまったのだ。「向こう側の世界」では、多くの死んだ人々が永遠の落日の向こう、 The Great Blue Yonder へ行く時を待っていた。死者はそれぞれ、その時がくれば The Great Blue Yonder へ行く。しかし Harry には、まだやり残したことがあった。やがて「向こう側の世界」で、100年も前に死んだ Arther と出会う。Harry は Arther に誘われてこちら側の世界へともどってくる。やり残したことをすませようとする Harry だったが・・・。
ある日突然、死んでしまう Harry 。幽霊として、彼の生きた世界へ戻ってくるものの、彼のいなくなった世界に生きる人々、彼の友人、家族を見て Harry が知る生きることの意味。ほとんど意識することなく生きている毎日が人にとってどれほどの価値をもっているものなのかを、死者の視点から語るというのが上手い。非常に丁寧に Harry の行動と心情を追っていくことで、人が生きている普通の日々のいいことも悪いことも多くの意味を考えさせる。そのことが本題なので、お話そのものはあってないようなもの。エンディングは流れを締めくくるためのおまけなので、余り気にしない。主人公と同じティーンエイジャーの毎日をふと見直してみるということで少年少女にこそお勧めかも。あと、人生こんなもの、と思っている大人にもいいかもしれない。
世界のTVアニメ探訪、またまた発見今度はロシアのお隣さん、バルト三国のひとつ、エストニアで大人気のTVアニメーション「Leiutajatekula Lotte」(二つ目のuの上にはウムラウトみたいな点々記号付き)。
英語では Lotte from gadgetvill ということで、「発明村のロッテ」だそうですよ。leiutaja は発明者という意味らしいよ。おお、エストニア語をそれと知ってはじめて憶えたぞ。
ロッテは、海辺の村に両親と住む犬の女の子。毎回その村のちょっと変わった日常をロッテの語りで紹介するショート・アニメ・シリーズ。
でももう10年近くも再放送が繰り返されている今でも人気のシリーズだそうですよ。「Leiutajatekula Lotte(正確には二つ目のuの上に点々記号)」のタイトルで映画にもなり、現在youtubeにアップされている映画予告編によれば「Lotte and the moonstone secret(英語のタイトル、エストニア語ではどうだかわからない)」のタイトルで2本目の映画になった模様。あるいはこれが英語圏向けタイトルで映画は一本だけなのかもしれないけれど、そのへん詳しく調べてません。
追記。
「Lotte from gadgetville」は、ロッテのすむ村で発明コンテストがおこなわれることになり、村人たちがそれぞれに取り組む発明のあれやこれやとその日々を描くみたい。
「Lotte and The Moonstone Secret」は、クラウスとその友人たちが謎の寺院からもちだした3つのムーンストーンをめぐってのお話。ロッテたちはツキウサギを月に帰そうとするが、ムーンストーンにその力があるのを知って、クラウスとその友人たちをたずねるのだが、というおはなしらしい。ツキウサギが何者なのかはよくわかりませんが。
双方とも背景が3DCG、キャラクターが2Dの手書きで描かれるスタイル。
2011年12月26日の追加情報。初登場はなんと第2-b話「裏庭ビーチ lawn gnome beach party of terrer」。紫の水着姿に黄色のリボンで、砂浜に。そして水がなくなってしまう際これも割りとよく見る同年代の女の子キャラといっしょに浮きマットに乗っている。こんなにはやくから出ていたとは意外だった。さがすとまだまだ出番がありそう。
2度目は「帰ってきてペリー oh, there you are perry」。come home, perry を歌うフィニアスとファーブの歌を聴いている聴衆の中に混じってコーラスを歌ってます。今までに少なくとも8回は登場していて、うち3回に台詞があるという、けっこう製作スタッフもお気に入りのキャラなのではなかろうか。
3度目は「ファインディング・メアリー finding mary mcguffin」。ヴァネッサにメアリー人形をひったくられて泣かされる女の子。単独で台詞をしゃべったのはこの回が初めて。
4度目は「80年代復活コンサート ladies and jentlemen, meet max modem」の回で、父親(スキンヘッドの太ったおっさん)に手を引かれてとことこ歩いていると、演説台に乗ったエイリアンの格好をしたドゥーフェンシュマーツの前を通り過ぎ「papa papa, i wanna see the clown」と言うのだが父親はそのままかかわりあいにならないようにサリーの手を引いて去っていくのだった。ちなみに Sally という名前はこのとき父親が言った台詞に出てくるのだが、日本語版では名前の部分は省略されている。よくあることですね。。「finding~」では大人の女性が声を当てていたが、この回ではおそらく子供が声をあてていて、めちゃくちゃかわいいのだった。あ、このキャラクターまた出てきたと気が付いたのがこのエピソード。
5度目は「夏はキミのもの! summer belongs to you」で、エンディングのsummer belongs to you のシーンで他のエキストラキャラに混じって複数カットに登場。もちろん歌って踊ってましたが、特別声を担当した人はいないと思われる。
6度目は「走れキャンディス! run candace run」で、図書館でキャンディスに本を読んでもらうはずが余計な質問をしたために本を読まされることになる女の子。知っている「単語の一部分」だけ読むというネタは英語でもいっしょ。この回も大人が声を当てていると思われる。
7度目が「ダンヴィル・ハーバーのサメ伝説 the belly of the beast」。桟橋で昔の漁師の格好をしたおっさんたちの鮫退治の歌をききながら手を叩いて踊っていた。かわいい。
新着日記一覧
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03:51
洋書読み
R.L. Stine's NIghtmare Hour
author R.L. Stine 読了
「Pumpkin head」
この街のハロウィーンはとってもつまらない。だって8時にはみんな家に戻って明かりを消してしまうんだ。それというのもここ何年か、ハロウィーンの夜に子供が行方不明になってしまうから。それでも僕たちはカボチャの灯篭を作るため、カボチャ畑にカボチャを買いに出かけたのだけれど・・・。
「Alien Candy」
僕は学校の秘密倶楽部 Alien Club の部長に選ばれた。クールなメンバーたちとの会合を開いたその時、僕らの身にとんでもないことが・・・。
「The Most Evil Sorcerer」
Ned は、この国を魔法の力で牛耳っている魔法使い Margoline の弟子。不出来な弟子を、邪悪な魔法使い Margoline は下働きとしてこき使う毎日。しかし、ある日 Margoline の宿敵 Shamandra が挑戦状を送ってきた。魔法使い同士の戦いに巻き込まれた Ned は・・・。
他全10篇のショート・ホラー・ストーリーが収録された短編集。
アメリカのキッズ専門チャンネル、hab で放映されている「R.L. Stine's Hauntin Hour」の R.L.Stine のホラー短編集。いずれも少年少女を主人公にした、無駄のないストーリー、テンポのいい展開に、ちょとひねった怖いラスト。ホラーなのでいずれもろくな終わり方はしていません。さすがだ。子供向けの怪談とはいえ手は抜いてません。怪奇小説ファンの大人には展開が読めてしまうものの、オチはいずれも納得の出来。ホラー初心者の子供向けとしてはピッタリかも。怪談の様々なパターンをちりばめたなかなかの好短編集ではあるまいか。
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09:15
洋書読み
Dear Dumb Diary #08 It's not my fault I know everything
author Jim Benton 読了
何にでも適用可ダメ認定書付き。
Isabella が持ってきた雑誌の選択問題。あたしは選択問題の天才。今度の授業の課題は、日記をつけること。わかってる、浮気をするわけじゃあないよ、愛しのダメ日記。課題には偽日記をつけるから。だいいち、後で集めて記述者がわからないようにしてから、みんなで読むことになるんだから。正直な気持ちなんかつづってられるわけない。絵は左手で描いてやる。Angeline の飼い犬 Stickybuns とあたしの Stinker の間に生まれた4匹の子犬たち。Isabella はそのなかの一匹が欲しくてたまらない。Angeline に呼ばれて子犬たちに名前をつけたあたしの髪に彼女が手を入れて、それはもう美しく絹のように輝く最高の髪に。美しい。あたしの髪。最高。しかし、その実、Angeline と Isabella にはあたしの知らない関係が・・・。
毎度、すこしばかりあさっての方向を向いて生きている中学生 Jamie Kelly のすっとこ日記8巻目。今月は無事 Stinker と Stickybuns の間に生まれた子犬たちを巡っての騒動に課題の日記がからんで Jamie Isabella Angeline の間が一歩前進(?)。犬と髪と日記が意外とストレートにつながっていく展開で、Isabella も子犬に気を取られてか意外とおとなしめ。ラストも浪花節でハッピーエンド。ある意味、意外な展開だ。
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07:11
洋書読み
Dear Dumb Diary #07 Never Understimate Your Dumbness
author Jim Benton 読了
月末にはクラスのダンスパーティー。授業の課題はジオラマ製作。そして、Carol おばさんと Devon 副校長の結婚の日が近づいてきた。あたしと Isabella に Angeline はブライドメイドをおおせつかったが、しかし問題はブライドメイドが着るフリルに花柄ひらひらきらきらの乙女チックなダサいお人形さんドレス。それにもまして問題なのは Carol おばさんが選んだ木靴。これじゃあ足に血豆必至。一方、食い意地のはった Stinker はスパンコールのビンの中身を飲み込んでふらふら。獣医につれていくと、行き場のない犬を引き取る里親になろうとやってきた Angeline と遭遇。木靴の件は結婚式の打ち合わせに我が家にやってきた Isabella の策略、履いたまま階段から転がり落ちる、で無事解決したものの、ドレスについては Isabella が気に入ってしまっている様子。おのれ、裏切り者めと、あたしは階段から Isabella を突き落とす。庭で拾ったイヤリングが大変な事態を巻き起こし、Isabella は Stinker をつれて散歩に出かける。いったいどこへ何しに?このまま無事今月のりきれるのだろうか。
例によってしっちゃかな日常を送る中学生 Jamie のすっとこ日記第7巻。いよいよもって策略家 Isabella の本領発揮。邪悪な Angeline (と勝手に Jamie が思っている)のいい人っぷりも絶好調。またまた一方的な思い込みと適当さから問題の深みにはまる Jamie の明日はどっちだ。ああ、そっちか。
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05:53
洋書読み
Dear Dumb Dialy #6 The Problem with here is that it's where i'm from.
author Jim Benton 読了
今月末に、恒例の人気投票。これまでの人気カテゴリー別の結果としては「最も知的」なのは、我がBFF(ベスト・フレンド・フォーエバー)の Isabella 。「最も芸術的」なのは Jamie 、つまりあたし。そして、「最も愛らしい」のは Angeline 。あたしたちは自分の能力を示すのにしゃかりきだけれど、Angeline の「愛らしさ」は、オートマッチク。ちっ。しかし、美術の授業の課題であたしは Angeline と組むことに。一方、あたしは自分の価値を高めようと、外国語風アクセントに挑戦中。でもうちのダメ犬 Stinker にはあたしのスペイン語は通じない。となりの中学からやってきた Colette は黒髪の美少女。Colette ってつまりフランスの名前じゃないの。異国風ってこういうことよ。美術の課題の「落書き調査」で、休みの日に学校の落書きを調べて回っていたあたしと Angeline は、男子トイレで「Jamie Kelly に、最も愛らしい子の投票を」と書いてあるのを発見。こ、こ、これは一体誰が。婚約中の Carol おばさんと、Devon副校長(で、Angeline のおじさん)の怒鳴りあいの口喧嘩。二人の仲はどうなってるの?そして人気投票であたしが勝ち得た意外なカテゴリーは?
お騒がせ中学生 Jamie Kelly のすっとこ日記第6巻。邪悪な Angeline (と勝手に Jamie が思っている)と親戚になりそうな Jamie 。しかし、影の主役は Isabella 。ますます彼女の企み好きで邪悪な性格があきらかになっていくのだった。Colette の意外な真実と Angeline の人知れぬ苦悩?も明らかになるエンディングはなかなか。そして着々と、Carol おばさんと Devon 副校長の結婚式の日が近づいてくるのであった。
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00:36
洋書読み
Ramona and Her Father
authore Beverly Cleary 読了
Ranoma が2年生に進級した秋のある日、Quimby家にとっては不幸な知らせをお父さんが持って帰った。勤めていた会社が買収され、お父さんは人員削減のため失業してしまったのだ。新しい仕事が見つかるまでお母さんはパートからフルタイムの仕事を見つけて働き、家計を切り詰めるため家族それぞれ、猫のPicky-pickyも、我慢することに。学校から帰ると家にはお父さんがいるという生活がはじまる。そんなある日Beezus のひとことから、Ramnona はお父さんの身体を案じ禁煙させようとあれこれ頭をひねるのだが、なかなか上手くいかない。Ramona はお父さんにタバコを止めさせることができるだろうか。そして、お父さんは何時新しい仕事を見つけることができるだろうか。
いきなりの一家の大黒柱の失業というシビアな展開。他人事じゃありませんね(ちなみに Ramona のシリーズは1970年代の作品)。とはいえ、いままでは休みの日か夜でないと顔をあわさなかった父が何時でも家にいるとう不思議な状況に、いままでとはまたちがう親子の関係を感じる Ramona 。2年生になってこれまでよりずっと周りのことを考えるようになった Ramona 。これまでとは違う家族が大変な状況にあって、家族の絆をあらためて知ることになるが、その描写も、はたかた見ればほんの些細なことなのがとても上手い。ちいさな出来事でもそれぞれにとって大きな意味を持つ。それにしてもお父さんもいい人だ。タバコはやめたほうがいいと思うけどね。
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22:35
洋書読み
Ruby Rogers Who Are You Looking At?
author Sue Limb 読了
Ruby のクラスに来た転入生 Leo は、かっこいい男の子。Yasumin は、どうやら Leo が気になってしょうがないらしい。Yasumin の提案で Ruby も含めて仲良し仲間で秘密サークルを結成するものの、第一の目標を「 Leo の気を引くこと」に決められてしまう。「男女の仲」なんてまるで興味のない Ruby にとっては Yasumin にしてやられたようなもの。一方クラスでは、将来なりたいものを各自発表するが、Ruby にはなにも思いつかない。一体将来なりたい自分ってなんだろう。古城と植物園への遠足の日。13世紀に建てられた中世の城に感銘をうける Ruby だが、Leo のことばかり話す Yasumin たちにうんざり。グループ行動の規則をやぶって、一人で植物園の奥へと行ってしまう。
Ruby Rogers シリーズ最終巻。周りが自分の思っていることや、意識していなくてもそうだろうと考えていることとちょっとずつ違っていくことに対する苛立ちや、そんなことわかるはずもない「将来」に対する気持ちなど、ついに Ruby も、「大人になる」ということについて考えるときが来た。それでもまだ Ruby は Ruby 。いつものように真っ直ぐに思い込んでしまってそのぶん周りが見えていない。でも周りの人には Ruby に見えていないものが見えている。そんなことに気がつきながら、少しづつ大人になっていく Ruby 。最終回らしい、いいエンディング。これで Ruby ともお別れだけど、きっと彼女はまだまだ騒動にであうんだろうな。
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02:35
あえて電気を使う2
急に寒くなりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
例の電子レンジ調理器具ですが、「水と何かを入れてただ温めるだけ」なのだから、「あたためればいいだけのものだったらなんでもいいはずだ」の短絡的思考でもって湯豆腐、ただ温めるだけ食品の帝王ですね、に挑戦。これほど「挑戦」という言葉が似つかわしくないものもそうそうあるまい、と洗面器。
もちろん、水をいれて、だしの昆布なんか入れるのが面倒くさいので、ちょっとだしの素かなんかでごまかしつつ、豆腐一丁を適当にばらしたものを加え、とりあえず5分加熱。意外といいかも。やや足りない感じだったので、もう2分。あ、十分ですね。3分だったらもっといい。
もう、なんてことだろうか。これで一生湯豆腐にも困らないな。
そもそも野菜もラーメンと一緒に温められる、という器具なのだから、白菜やしらたきを一緒に入れても全然OKのはず。肉類はいっしょに入れっぱなしにして温めるとなると野菜と加減が違うのでちょっとあれかもしれないが、ソーセージなどの加工肉なら問題ないんじゃないかな。要するに超お手軽鍋も可能ではなかろうかということ。もっと寒くなったらやってみよう。あ、そうか。アルミ製の簡易鍋に入っているお手軽一人用鍋セットみたいなものをこれに移し換えて温めてみればいいんじゃないかな。どうだろうか。
一方、茶粥も試したんだけれど、これは鍋のほうがいい、という結論。
少々粘りが出てしまうのだがそれは問題ない、と思えば、出来ないことはない。けれどやっぱり予想通り、吹きこぼれが起こるので、その対策が面倒。レンジでチンという手軽さを求めているわけだから、ある意味失敗だといえるだろう。出来ないわけじゃないんですよ。
いつもの100円ショップには新しいレンジ器具はなかったけれど、西友によってみたら、「レンジでごはん1合炊き」というのが置いてあった。浸け置き-炊き-蒸らしであわせて40分弱らしいが、浸け置きを省略して、蒸らしを無視すれば20分もあれば出来上がり。すごいね。中間で手を打ったとしても30分弱でご飯がたけるのか。しかしまあ、ご飯は、電気釜でたくとして(わたしの友人には浸け置き省略して、お米をといだらすぐスイッチを入れる、という人もいる。飯ごうで炊くときもちょっと水を多めにすればすぐ火にかけても大丈夫だともいうし、まあそれはそれとして)、このレンジ釜なら、吹きこぼれ対策でもしてあって、茶粥も楽に炊けないか、と考えたのだが、なにしろ100円じゃなかったので買わずに帰りました。
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00:04
洋書読み
Ruby Rogers Get Me Out of Here!
author Sue Limb 読了
嵐のような風が吹き荒れた翌日。Ruby は、親友 Yasumin の誕生日に贈るプレゼントに頭を悩ませる。プレゼントを買うために貯めておくはずのおこづかいを使ってしまっていた Ruby が思いついたのは、Yasumin に手作りのバースデーカードを贈ること。出来上がったのは Yasumin を中心にした絵と写真のコラージュで、カードという以上の出来栄え。誕生日パーティーを無事に乗り切った Ruby 。その翌日、Yasumin がプレゼントにもらった「歩く入れ歯」のおもちゃがあまりにおもしろいので、家族に見せようと借りて帰った Ruby は、転んだ拍子に「歩く入れ歯」を取り落とし、さらにご丁寧にその上に倒れこんで壊してしまう。なんとか直らないものかと兄の Joe に頼んでみるが、Joe もお手上げの壊れ方。翌日、学校で Yasumin お気に入りの「歩く入れ歯」を早速壊してしまったことをどうしても Yasumin に言えない Ruby。さらにその日から Yasumin の態度が妙によそよそしく、とうとう喧嘩までしてしまう。もしかしたら、Yasumin は、「歩く入れ歯」を壊してしまったことを超能力で知っているのでは、それで怒っているにちがいない。このまま二人の関係はばらばらになってしまうのか。Ruby と Yasumin の運命は。
Ruby と親友 Yasumin の間がまたまたこじれてしまう。友達の大切なものを壊してしまうという、誰にでもありそうな危機を Ruby はどう乗り切るのか。何度こじれてもまた元通りになるのが親友の証ですね。もっとも Ruby はなんとかしようとあれこれ悩んだりどたばたあがくわけだけれども、これも毎度のこと。気は優しくてお人好し、ちょっと気弱だけれど半分はいつも前向きな Ruby の奮闘が楽しいわけです。兄の Joe と その恋人 Tiffany の間もこじれたままのようで、これはさすがに Ruby には荷の重い問題。Holly と仲良くなって欲しいと Ruby は思うものの、こればかりはどうにもならない。こちらの行方も気になるところ。
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21:22
洋書読み
The Hanging Hill
author Chris Grabentein 読了。
Zack は、継母 Judy の本「Curiosity Cat」が原作のミュージカルを上演することになった劇場 Hanging Hill Theater に Judy と共にやってきた。そこで Zack は出演者としてやってきた彼と同年代のハリウッドの映画スターの少女 Meghan と、TVドラマに出演していた少年 Derek に会う。しかし、劇場には歴史に埋もれていた忌まわしい秘密があったのだ。そして劇を演出する監督の Grimes は、自らの運命に従うべく、ある恐ろしい計画を持っていた。再び Zack に死の危険が降りかかる。
前作「Crossroad」で、辛くも悪霊を退けた Zack。幽霊を見ることの出来る彼は hanging hill への道すがら、またも冷酷無残な殺人者の霊に出会うところから始まる、ノンストップ・ホラー。死霊復活や邪悪な悪霊に、呪われた Hanging Hill にとらわれた幽霊たち。そして、Zack の抱える死んだ母への思い。今回も次々と切り替わる短いシーンの積み重ねで、次第に明らかになっていく邪悪な計画と Hanging Hill の謎が終末のクライマックスに一気に集約していく。そのため、前作のように途中に起きる盛り上がりのようなものはなく、ただひとつのクライマックスへ向けで次第に緊張が高まっていくというプロットなのだが、それで中盤だれることもない。ストーリーの内容的にはどちらかというと前作のほうが好みだけれど、今回も十分楽しませてもらいました。たぶんこの「hanging hill」は「crossroad」に比べて、より「児童向け」を意識して書かれたんじゃなかろうか。Meghan もいいけど、Hanging Hill の幽霊たちが、これがまたなかなかいいんじゃないですか。
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07:19
フィニアスとファーブ漬け
土曜日曜と、夏に戻ったかのような気候でありましたね。
曇っていても湿って蒸したような空気に、晴れれば30度近くまで気温が上昇。夏、しつこい。
その土日は、「フィニアスとファーブ」の長編オリジナル・ムービーの日本初放送と、それにあわせて日本での視聴者が選ぶエピソード・ベスト10の発表および放映の本放送と再放送で13時間、プラス、レギュラー放送はハロウィーン・エピソードということで、延々10時間以上「フィニアスとファーブ」漬け。土曜は日本語、日曜は英語で。ベスト10の方はすでに観たことのあるエピソード、どころか、「オスの魔法使い」や「バンド再結成」は、すでにもう10回くらい観てるのでここでまた見る必要もなかったのだけれど、ついついみてしまう。
おもしろいなあ「フィニアスとファーブ」。
長編「Across the 2nd dimension」も面白かった。これまで観ていた人にはご褒美のような展開。ショート・コメディが長編化すると、時間に余裕ができてしまうせいかカットやシーンが間延びして薄味になってしまうことがしばしばあるのだけれど、「AT2D」はそんなこともなく、初めの20分間もあれよあれよというまにストーリーが進んでいく。え、もうそこまでいっちゃうの、みたいな感じ。いつもどうり話早い。中盤の盛り上がり部分がややいつものペースがそのままつづいた感じで意外と平坦な印象だったが、その分クライマックスは一気の盛り上がり。ステイシーの使い方もうまい。問題の「歌」も、十分覚悟していたので、それほどダメージを受けなかったぞ。それというのも「タモリ倶楽部」の歌ヘタCD・レコード勝ち抜き戦で鍛えられたおかげだ。ストーリー的には特別目新しい内容ではなく、「フィニアスとファーブ」ならこんな風になりますよということなんだけど、それでも十分面白い。もっとあれもこれも観てみたかった、という風におわるってのもなかなかいいんじゃないですか。長いシリーズだけど、あれこれ詰め込むのではなく、今回のお話に必要な部分だけをちゃんと選んでいるということでもある。ストーリーのエンディングもいきなりそれか、じゃなくてちゃんとシリーズ・エピソードにでてきたネーターを使っているのがよろしゅうございますね。
じゃさっそくですが、第3シーズンの再開をおねがいしますよ、日本ディズニーチャンネル。
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09:58
Eliza Fletcher 2
イライザ・フレッチャー、その2。テレキャスターって、イギリスっぽくないですか。どうすでか。
「How To Be A Lady」 のロック・パートへのブリッジがまんま 「God Save The Queen (イギリス国歌じゃなくて Sex Pistols の方ね)」なのがさすが「フィニアスとファーブ」。
「How to be a lady」は「マイ・フェア・レディ」を踏まえたエピソードの歌なんですが、後半早口でまくし立てるレディの心得をどうやって日本語にするのか楽しみ。
と、いうのもですね。英語の動詞は日本語とちょっと考え方の違う動詞がたくさんあるわけです。それを連発するので、字余り確実。翻訳の方もさぞ頭を抱えているに違いない。
「動詞」とは、「主語」が行う肉体的・精神的動作や状態を表す単語。
歩く、走る、見る、食べる、など日本語でもたくさんの動詞がありますが、日本語は言葉と言葉をくっつけて動詞を表す方法を選択したのに対し、英語は動作・状況それぞれに単独の動詞を当てることを選択しています。
たとえば、歩く、ぶらりぶらりと歩く、さまよい歩く、あちこち歩く、はそれぞれ、walk wander roam stroll と別の動詞があるわけです。また、主語の持つ意識の違いを表すことも動詞表現にしています。「見る」は、日本の英語授業でならうのは、look(目を向けたら自然と見えてしまうという視覚の持つ能力としての見る) watch(対象の動作や状態に注意を向けて見る) see(しっかりと何を見ているのかを明らかにする目的で見る) ぐらいですが、さらにstare(じっと見つめる) glance(チラッとみる) gleam(垣間見る) gaze(驚きと敬いの気持ちで見る)などあったりするわけですよ。どうなってんの。
で、そういう単語が連発すると日本語に直す段階でどうしても字余りになってしまうわけですよね。
小説などではそれほどの長さの制約はないでしょうが、旋律に乗せる歌詞となると話がちがいます。決められた長さにきちんと収めなければならない。原語の持つニュアンスを表現しなければいけない。しかも日本人にもわかるように、日本語として通じないといけない。
ミュージカルの歌の日本語訳版にどうしても違和感を憶えてしまうという人もそこそこいらっしゃいますが、歌の翻訳にはこんな事情もあるんですね。
翻訳って大変だな。
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09:02
洋書読み
The Great Blue Yonder
author Alex Shearer 読了
Harry は、「向こう側の世界」にいた。姉の Eggy と口げんかをして家を出た後、オートバイの事故で死んでしまったのだ。「向こう側の世界」では、多くの死んだ人々が永遠の落日の向こう、 The Great Blue Yonder へ行く時を待っていた。死者はそれぞれ、その時がくれば The Great Blue Yonder へ行く。しかし Harry には、まだやり残したことがあった。やがて「向こう側の世界」で、100年も前に死んだ Arther と出会う。Harry は Arther に誘われてこちら側の世界へともどってくる。やり残したことをすませようとする Harry だったが・・・。
ある日突然、死んでしまう Harry 。幽霊として、彼の生きた世界へ戻ってくるものの、彼のいなくなった世界に生きる人々、彼の友人、家族を見て Harry が知る生きることの意味。ほとんど意識することなく生きている毎日が人にとってどれほどの価値をもっているものなのかを、死者の視点から語るというのが上手い。非常に丁寧に Harry の行動と心情を追っていくことで、人が生きている普通の日々のいいことも悪いことも多くの意味を考えさせる。そのことが本題なので、お話そのものはあってないようなもの。エンディングは流れを締めくくるためのおまけなので、余り気にしない。主人公と同じティーンエイジャーの毎日をふと見直してみるということで少年少女にこそお勧めかも。あと、人生こんなもの、と思っている大人にもいいかもしれない。
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09:23
Creepella von Cacklefur
Geronimo Stilton のスピン・アウト・ノベルの主人公。ゴシック・ホラーなCreepella。
イタリアで大人気(らしい) Geronimo Stilton(ジェロニモ・スティルトン) シリーズ。ネズミの島の新聞社で働く編集者、ジェロニモ・スティルトンの冒険を描く児童向けアドベンチャー・コメディ。読書メモで第一巻を紹介しましたが、現在、本編49巻。長編3巻。ジェロニモの妹、ティア・スティルトンと彼女の卒業した大学の後輩5人組(たぶん)、ティア・シスターズの冒険シリーズが8巻。そして、ジェロニモの友人(らしい)クリーペラ・フォン・カックルファーのシリーズが現在2巻。コミックも発行されていて、アニメーションはヨーロッパ各国で放映中と大変なことになってる。
第1巻は読書メモの通り、キャラクターと展開がステレオタイプで大人にはちょっと辛かったが、読書体験の少ない子供たちには安心して読める冒険物語であることは確か。で、この人気なので、2巻目以降はちゃんとおもしろくなっているんだろう。あちらのドラマなどでもよくあることだけれど、初めはキャラクターが設定をそのままトレースするような人物像になっていていまいちぱっとしないのだが、だんだんそのキャラクターの個性が固まってくるにしたがってどんどん面白くなっていくのだな。ジェロニモもそういう類なのかもしれない。
で、そのジェロニモ。イタリア原作なので、ヨーロッパでアニメ化され、上にも書きましたが現在ヨーロッパ各国で放送中。イタリア語はもちろん、フランス語、英語、ルーマニア語版などがある。
そうすると、各国語を聞き比べられるので意味はわからなくても言葉の音の違いがわかるわけですよ。そんななか、意外と面白いのがスペイン語。音の並びはイタリア語に似ているのだけれど、おそらくヨーロッパの言語の中で一番せわしない。とにかく音が多い。
FIA世界ラリー選手権(WRC)というのがありましてね。ヨーロッパではF1に負けないほどの人気のあるシリーズで、市販社ベースのラリー用車を主に一般公道を閉鎖して設定されたコースを走って速さを競うレースです。日本でもメーカーチームとして、トヨタやスバル、三菱、日産、スズキなどが参戦していたんですが、現在は撤退してしまいました。それはいいとして、ラリーは一台の車にドライバーとナビゲーター(コ・ドライバー)の二人が乗り組み、ドライバーが運転、ナビゲーターはペースノートという今走っているコースがどういう道なのか、カーブの曲がり具合や、直線の長さ、路面や路肩の具合などをことこまかに記したノートを読み上げ、ドライバーはその指示に従って車を走らせるという形でレースを競います。で、世界選手権。ドライバーもナビゲーターもヨーロッパ各国から集まります。ペースノートは当然ドライバーが理解できる言語で書かれ、読まれます。その様子は車載カメラで撮影された映像などで知ることが出来ます。フィンランド語(フィンランド出身のドライバーは多い)、英語、フランス語、イタリア語などのなかで、一番せわしなくしゃべるのがスペイン語。もうのべつまくなし早口でまくし立てるように喋り捲りです。あれでだいじょうぶなのか、ドライバーはちゃんとわかってるんだろうなあ、と思うくらい猛スピードでしゃべるわけですよ。英語やフランス語などはそれにくらべればのんびりしていると思えるほどに。
スペインは情熱の国といわれますが、あの早口でまくし立てるスペイン語を聞くと、それも納得。言葉と国民性(つまりは音と文化)は密接に関係しているというひとつの例ではなかろうか。
同じキャラクターでも、しゃべる言葉が違うとその音からだけでも微妙にキャラクター性が違って見える。同一の言語でも役者が違えば印象が違いますよね。言語そのものが違うと、さらにまた役者のキャラクターの役作りが違ってきて、いろいろ楽しめる、と、そういうこと。
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20:46
Swinka Peppa
Swinka Peppa(シュウィンカ・ペッパ) は、ポーランド語で Peppa Pig ペッパ・ピッグのこと。ポーランド語ではswinka フランス語はcochon 英語はpig 日本語ではブタ・・ではなくピッグ、となるあたりが、日本語の特徴かもしれませんね。ポーランド語ではタイトルの語順が違うのも特徴ですね。でも、パパ、ママはパパ・シュウィンカ、ママ・シュウィンカ。これは固有名詞あるいは個人名か、一般名詞かで違うのかもしれない。
てか、ポーランド語をそれと知って初めて憶えたぞ。swinka は、ブタのこと。
パパ・シュウィンカが出かけるとき「ダゾバダーニア(と聞こえる)」といってるけど、「ダスビダーニア(ロシア語で、さようなら・また会いましょうの意、英語のsee you again、see you laterですね。)」と似てるから、きっと同じ意味。調べたくても日本語・英語用キーボードではあそこいらへんの文字が打てないので(何らかの方法で打てるのかもしれないが)お手上げ。
「ペッパ・ピッグ」。フランス語では、ペッパたちは「ひひひ」と笑うんですが、ポーランド語では「んはは」「んふふ」と、頭にちょっとだけン音がくっつく感じで笑う。大人は普通に笑ってますが。もちろんペッパたちも「あはは」とも笑うんですよ。「あはは」は本当に世界共通だな。人間の感情の発露である笑いは、人間が最も出しやすい音で出来ている、と考えてよさそうですね。だから大きな感情によって笑う「あはは」は世界共通、というか、ヒトが出しやすい音。同じ笑いでも、もう少し意識して笑う、笑いは「あはは」「うふふ」「えへへ」「いひひ」など他の母音も使っていろいろな笑いを笑うんでしょうね。で、ポーランド語では「んはは」と笑う。
エストニアにはオリジナルのTVアニメがありましたが、ポーランドでTVアニメを作っているのかどうかはわかりません。でも、意外とアニメ大好きな国のようですよ。youtubeで海外アニメ関係を探していると、わりとポーランド語版を目にします。で、「ペッパ・ピッグ」もポーランド語版があったとこういうわけ。「ペッパ・ピッグ」は本当に世界中で放映してるんだなあ。
しかし国としてのポーランドとなると世界地図で場所は知っていても、フランス以上に知らない国。首都はワルシャワ。ほぼ全土が平野であること。北が北海に面している。14~17世紀ごろには王国として大変栄えた。前世紀の前半にはドイツとソ連(現在はウクライナとベラルーシ。南はチェコ、スロバキア)に挟まれて色々大変な目にあった国。悪名高いアウシュビッツはポーランドにある、というくらいしか知らない、かな。エストニアよりは知ってるという程度ですね。そうだ、映画監督アンジェイ・ワイダの国か。F1ドライバーで、ロバート・クビサがいましたね。
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06:25
Leiutajatekura Lotte
エストニアのTVアニメ、「発明村のロッテ」。
どこ、エストニアって、という向きはグーグルアースかなんかでお探しアレ。
世界のTVアニメ探訪、またまた発見今度はロシアのお隣さん、バルト三国のひとつ、エストニアで大人気のTVアニメーション「Leiutajatekula Lotte」(二つ目のuの上にはウムラウトみたいな点々記号付き)。
英語では Lotte from gadgetvill ということで、「発明村のロッテ」だそうですよ。leiutaja は発明者という意味らしいよ。おお、エストニア語をそれと知ってはじめて憶えたぞ。
ロッテは、海辺の村に両親と住む犬の女の子。毎回その村のちょっと変わった日常をロッテの語りで紹介するショート・アニメ・シリーズ。
でももう10年近くも再放送が繰り返されている今でも人気のシリーズだそうですよ。「Leiutajatekula Lotte(正確には二つ目のuの上に点々記号)」のタイトルで映画にもなり、現在youtubeにアップされている映画予告編によれば「Lotte and the moonstone secret(英語のタイトル、エストニア語ではどうだかわからない)」のタイトルで2本目の映画になった模様。あるいはこれが英語圏向けタイトルで映画は一本だけなのかもしれないけれど、そのへん詳しく調べてません。
追記。
「Lotte from gadgetville」は、ロッテのすむ村で発明コンテストがおこなわれることになり、村人たちがそれぞれに取り組む発明のあれやこれやとその日々を描くみたい。
「Lotte and The Moonstone Secret」は、クラウスとその友人たちが謎の寺院からもちだした3つのムーンストーンをめぐってのお話。ロッテたちはツキウサギを月に帰そうとするが、ムーンストーンにその力があるのを知って、クラウスとその友人たちをたずねるのだが、というおはなしらしい。ツキウサギが何者なのかはよくわかりませんが。
双方とも背景が3DCG、キャラクターが2Dの手書きで描かれるスタイル。
アニメーションとしての動きなどはまあ、並みなのだけれど、キャラクターデザインも含めて絵が美しい。いかにもヨーロッパ絵本のような不思議な絵柄と、ちょっとかわった村の日常が不思議な味わいのアニメ。村の、たぶんはずれの木の下で、トランク(旅行用カバンね)に寝泊りしている、クラウスというおじさんキャラクターがいい感じ。村の人々に、それと知られずちょっとした幸せを配って歩くいい人。ムーミンのスナフキンに雰囲気が似てる(設定は違うけどね)。映画も観てみたいですね。
台詞はエストニア語なので、完璧にさっぱりわからない。ロシア、ポーランドに近い音としか聞こえない。
エストニアで知ってることといえば Kerli がエストニア出身っていうくらい、といってもエストニアより Kerli を知らない人のほうが多いか。歌手です。輸入版なら日本でもCDが買えるよ。
紀伊国屋新宿南店の洋書コーナーの隣りには外国各国語テキストコーナーがあってですね、英語はもちろん、ドイツ、フランス、中国、韓国等のテキストが並んでいるのですが、その一角に、各国語、というコーナーがあって、いわばマイナーな言語のテキストがまとめておいてあるわけです。エストニア語の本も一冊だけありました。Kerli の歌には一曲、一部にエストニア語らしい歌詞をつかっているものがあって、それでちょっとテキストなどみてみようかと探したら見つけた次第。一冊だけ。エストニア語四週間。四週間でおぼえられたらだれも苦労はしないよ、という外国語テキストシリーズですね。
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11:14
Chuck Norris Karate Commandos
ごめん。面白過ぎる。
あらためてyoutubeで観直して、こんどはちゃんと台詞がわかるわけだけど、それでも面白い。
あまりの面白さに、なにか書かずにはいられない。
つーかもう、面白すぎて画面をのんびり見てなどいられない。
すごいなあ、すごすぎる。てかもう、やっぱりチャック・ノリスは最高だ。
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09:32
Eliza Fletcher
「フィニアスとファーブ」のファーブのいとこ、イライザ・フレッチャー。
フルネームは Elizabeth Beckham Fletcher。イギリス人。エリザベスといえば、それだけで一クラス分の名前をまかなえそうなくらい愛称が多い(ちょっとオーバー)名前。Eliza, Ellie, Liz, Lizzy, Beth, Betty, Bezzy, Bessie, などなど。日本で一番有名なイライザといえば、映画「マイ・フェア・レディ」のイライザ・ドゥーリトル。おそらく世界で一番有名なイライザでもあるんじゃないかな。少なくとも映画好きならイライザといえば、まず思い出すのは「マイ・フェア・レディ」のイライザ。エピソードの内容からもこれを踏まえてのネーミングなのは明らかですね。
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00:53
making fiends
ネットアニメ「making fiends」。とりあえず変なアニメとみるとあとさきかんがえず放送するニコロデオンで、TVシリーズとしてリメイクされた。
緑の女の子、ヴァンデッタは恐ろしい怪物を作り出すことの出来る魔女。その怪物たちを使って街を恐怖で支配していた。ところがある日、青い女の子シャーロットが引っ越してくる。天使の様な無邪気なシャーロットはヴァンデッタと友達になろうとするのだが、ヴァンデッタはシャーロットを亡き者にするべく次々を怪物を作りだし、シャーロットを襲わせるのだった。シャーロットの運命やいかに。と思ったら大間違い。余りの天真爛漫さと不死身の幸運を持つシャーロットにヴァンデッタは次第に追い詰められていくのであった。ヴァンデッタの運命やいかに。
前のエントリで、「ペッパピッグ」の子供たちが日本はあはは、うふふ、えへへと笑い、フランス・英語圏ではいひひと笑う、と書きましたが、例をもうひとつ。
日本では女の子などががちょっと笑うとき「エヘッ」となりますが、英語圏では「tihi ティヒッ」と笑います。
悪魔のような純真さが武器のシャーロットの必殺技が「tihi」。凶暴な怪物をこともなげに退けて、驚愕するヴァンデッタに向かって「ティヒッ :)」。こわいなあ。
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02:33
Peppa Cochon
ペッパピッグ。
Peppa Cochonはフランス語でPeppa Pig・ペッパピッグのこと。ブタはコションというんですね。
ブタの女の子ペッパとその家族。友達との楽しい毎日を描く幼児向けアニメ。
なわけですが、これがなかなか楽しい。
よく太ったお父さん(ブタだから)と丸々太ったお母さん(ブタだもの)、ころころと丸い弟のジョージ(子ブタだからね)の4人(匹)家族。
なにかというところころと良く笑うところがみているとなんだか楽しい愉快なアニメ。
幼児向けアニメなので、台詞はナレーションとキャラクターともにほぼ幼児向け絵本並み。
英語版もいいのだけれど、フランス語版も楽しい。もちろん日本でもカートゥーンネットワークで日本語版を放映中。日本語では釘宮理恵がペッパの声。なかなかいいですよ。
でこのアニメ、笑い方、が日本と欧米では違うんですよ。
日本では、普通幼児キャラに限らず笑うときにはアハハ、ウフフ、エヘヘ、オホホ、とアウエオの母音で笑うのだが、フランス・英語圏ではイヒヒと、イの音で笑うのだ。ひひひひひ、と笑うわけ。もちろん、あははとも笑うんですよ。キャラが大人になるにしたがってそのうちアやエやウの音でも笑う。でもオはめったに使わない。ほっほっほと笑うのはおとうさんぐらい。アニメだからね。日本ではおほほと笑うのは女性の笑いですが、本当にオの音で笑う人などいないと思うけどね。あれは文章表現だし。
日本でイヒヒと笑うと、何かしらいかがわしいイメージでしょ?こういうのも言語文化の差。
ただ、私が知っている限り3人、オで笑う人物がいる。いずれも有名人。
ひとりはグリーン・ジャイアント。会社の名前はしらないが、野菜加工食品のキャラクター。「オ~ホホ」という(多分)笑い声は日本でもCMで流れたことがあるのでご存知の方もおいででしょう。もしかしたら本人(がいればだけど)としてはただの掛け声のつもりだったという可能性も捨てきれませんが。
もうひとりはシャザーン。「出てこいシャザーン」のシャザーン。「おっほっほ~おほほほほほほ~」とオで高らかに笑いながらの登場シーンは一度見たら忘れられない。ただ本当はオとアの中間の音(英語圏ではそういう母音もある)ということもいえるかもしれないが。
最後は全世界で知らない人のほうが少ないというくらいの人(多分)。そう。あの。サンタクロース。ある時期になると世界中にわらわらと出現する謎の人物で、「OHOHO」というオでの笑いは公式なサンタクロースの笑い方として法律できまっているらしい(うそ)。公式なサンタクロースになるにはこの「OHOHO」をマスターしないといけないのだ(これは本当)。
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01:25
papa papa, i wanna see the clown.
「フィニアスとファーブ」には魅力的なガヤ(エキストラ)キャラがたくさんいますが、今一押しなのは、この子 Sally 。
Finding Sally information.
2011年12月26日に情報が追加されました。
2011年12月26日の追加情報。初登場はなんと第2-b話「裏庭ビーチ lawn gnome beach party of terrer」。紫の水着姿に黄色のリボンで、砂浜に。そして水がなくなってしまう際これも割りとよく見る同年代の女の子キャラといっしょに浮きマットに乗っている。こんなにはやくから出ていたとは意外だった。さがすとまだまだ出番がありそう。
2度目は「帰ってきてペリー oh, there you are perry」。come home, perry を歌うフィニアスとファーブの歌を聴いている聴衆の中に混じってコーラスを歌ってます。今までに少なくとも8回は登場していて、うち3回に台詞があるという、けっこう製作スタッフもお気に入りのキャラなのではなかろうか。
3度目は「ファインディング・メアリー finding mary mcguffin」。ヴァネッサにメアリー人形をひったくられて泣かされる女の子。単独で台詞をしゃべったのはこの回が初めて。
4度目は「80年代復活コンサート ladies and jentlemen, meet max modem」の回で、父親(スキンヘッドの太ったおっさん)に手を引かれてとことこ歩いていると、演説台に乗ったエイリアンの格好をしたドゥーフェンシュマーツの前を通り過ぎ「papa papa, i wanna see the clown」と言うのだが父親はそのままかかわりあいにならないようにサリーの手を引いて去っていくのだった。ちなみに Sally という名前はこのとき父親が言った台詞に出てくるのだが、日本語版では名前の部分は省略されている。よくあることですね。。「finding~」では大人の女性が声を当てていたが、この回ではおそらく子供が声をあてていて、めちゃくちゃかわいいのだった。あ、このキャラクターまた出てきたと気が付いたのがこのエピソード。
5度目は「夏はキミのもの! summer belongs to you」で、エンディングのsummer belongs to you のシーンで他のエキストラキャラに混じって複数カットに登場。もちろん歌って踊ってましたが、特別声を担当した人はいないと思われる。
6度目は「走れキャンディス! run candace run」で、図書館でキャンディスに本を読んでもらうはずが余計な質問をしたために本を読まされることになる女の子。知っている「単語の一部分」だけ読むというネタは英語でもいっしょ。この回も大人が声を当てていると思われる。
7度目が「ダンヴィル・ハーバーのサメ伝説 the belly of the beast」。桟橋で昔の漁師の格好をしたおっさんたちの鮫退治の歌をききながら手を叩いて踊っていた。かわいい。
8度目は「meatloaf surprise」で、ミートローフ品評会の会場で、同じ年頃の子供たちと立ち話をしている風の止め絵の背景キャラとして登場。日本で放映されるときには見落とさないようにしよう。sallyの後ろにも「弟をこらしめまショー」に出てきた女の子が立ってたりするぞ。
あ、そうだ、登場シーンを見つけるたびにこのエントリは書き足されていく可能性があるのであしからず。
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