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洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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09月23日
09:32

「フィニアスとファーブ」のファーブのいとこ、イライザ・フレッチャー。

フルネームは Elizabeth Beckham Fletcher。イギリス人。エリザベスといえば、それだけで一クラス分の名前をまかなえそうなくらい愛称が多い(ちょっとオーバー)名前。Eliza, Ellie, Liz, Lizzy, Beth, Betty, Bezzy, Bessie, などなど。日本で一番有名なイライザといえば、映画「マイ・フェア・レディ」のイライザ・ドゥーリトル。おそらく世界で一番有名なイライザでもあるんじゃないかな。少なくとも映画好きならイライザといえば、まず思い出すのは「マイ・フェア・レディ」のイライザ。エピソードの内容からもこれを踏まえてのネーミングなのは明らかですね。

09月16日
00:53

ネットアニメ「making fiends」。とりあえず変なアニメとみるとあとさきかんがえず放送するニコロデオンで、TVシリーズとしてリメイクされた。

緑の女の子、ヴァンデッタは恐ろしい怪物を作り出すことの出来る魔女。その怪物たちを使って街を恐怖で支配していた。ところがある日、青い女の子シャーロットが引っ越してくる。天使の様な無邪気なシャーロットはヴァンデッタと友達になろうとするのだが、ヴァンデッタはシャーロットを亡き者にするべく次々を怪物を作りだし、シャーロットを襲わせるのだった。シャーロットの運命やいかに。と思ったら大間違い。余りの天真爛漫さと不死身の幸運を持つシャーロットにヴァンデッタは次第に追い詰められていくのであった。ヴァンデッタの運命やいかに。

前のエントリで、「ペッパピッグ」の子供たちが日本はあはは、うふふ、えへへと笑い、フランス・英語圏ではいひひと笑う、と書きましたが、例をもうひとつ。

日本では女の子などががちょっと笑うとき「エヘッ」となりますが、英語圏では「tihi ティヒッ」と笑います。

悪魔のような純真さが武器のシャーロットの必殺技が「tihi」。凶暴な怪物をこともなげに退けて、驚愕するヴァンデッタに向かって「ティヒッ :)」。こわいなあ。

09月15日
02:33

ペッパピッグ。

Peppa Cochonはフランス語でPeppa Pig・ペッパピッグのこと。ブタはコションというんですね。
ブタの女の子ペッパとその家族。友達との楽しい毎日を描く幼児向けアニメ。

なわけですが、これがなかなか楽しい。
よく太ったお父さん(ブタだから)と丸々太ったお母さん(ブタだもの)、ころころと丸い弟のジョージ(子ブタだからね)の4人(匹)家族。
なにかというところころと良く笑うところがみているとなんだか楽しい愉快なアニメ。

幼児向けアニメなので、台詞はナレーションとキャラクターともにほぼ幼児向け絵本並み。
英語版もいいのだけれど、フランス語版も楽しい。もちろん日本でもカートゥーンネットワークで日本語版を放映中。日本語では釘宮理恵がペッパの声。なかなかいいですよ。

でこのアニメ、笑い方、が日本と欧米では違うんですよ。
日本では、普通幼児キャラに限らず笑うときにはアハハ、ウフフ、エヘヘ、オホホ、とアウエオの母音で笑うのだが、フランス・英語圏ではイヒヒと、イの音で笑うのだ。ひひひひひ、と笑うわけ。もちろん、あははとも笑うんですよ。キャラが大人になるにしたがってそのうちアやエやウの音でも笑う。でもオはめったに使わない。ほっほっほと笑うのはおとうさんぐらい。アニメだからね。日本ではおほほと笑うのは女性の笑いですが、本当にオの音で笑う人などいないと思うけどね。あれは文章表現だし。
日本でイヒヒと笑うと、何かしらいかがわしいイメージでしょ?こういうのも言語文化の差。

ただ、私が知っている限り3人、オで笑う人物がいる。いずれも有名人。

ひとりはグリーン・ジャイアント。会社の名前はしらないが、野菜加工食品のキャラクター。「オ~ホホ」という(多分)笑い声は日本でもCMで流れたことがあるのでご存知の方もおいででしょう。もしかしたら本人(がいればだけど)としてはただの掛け声のつもりだったという可能性も捨てきれませんが。
もうひとりはシャザーン。「出てこいシャザーン」のシャザーン。「おっほっほ~おほほほほほほ~」とオで高らかに笑いながらの登場シーンは一度見たら忘れられない。ただ本当はオとアの中間の音(英語圏ではそういう母音もある)ということもいえるかもしれないが。
最後は全世界で知らない人のほうが少ないというくらいの人(多分)。そう。あの。サンタクロース。ある時期になると世界中にわらわらと出現する謎の人物で、「OHOHO」というオでの笑いは公式なサンタクロースの笑い方として法律できまっているらしい(うそ)。公式なサンタクロースになるにはこの「OHOHO」をマスターしないといけないのだ(これは本当)。

09月13日
01:25

「フィニアスとファーブ」には魅力的なガヤ(エキストラ)キャラがたくさんいますが、今一押しなのは、この子 Sally 。

Finding Sally information.
2011年12月26日に情報が追加されました。

2011年12月26日の追加情報。初登場はなんと第2-b話「裏庭ビーチ lawn gnome beach party of terrer」。紫の水着姿に黄色のリボンで、砂浜に。そして水がなくなってしまう際これも割りとよく見る同年代の女の子キャラといっしょに浮きマットに乗っている。こんなにはやくから出ていたとは意外だった。さがすとまだまだ出番がありそう。

2度目は「帰ってきてペリー oh, there you are perry」。come home, perry を歌うフィニアスとファーブの歌を聴いている聴衆の中に混じってコーラスを歌ってます。今までに少なくとも8回は登場していて、うち3回に台詞があるという、けっこう製作スタッフもお気に入りのキャラなのではなかろうか。

3度目は「ファインディング・メアリー finding mary mcguffin」。ヴァネッサにメアリー人形をひったくられて泣かされる女の子。単独で台詞をしゃべったのはこの回が初めて。

4度目は「80年代復活コンサート ladies and jentlemen, meet max modem」の回で、父親(スキンヘッドの太ったおっさん)に手を引かれてとことこ歩いていると、演説台に乗ったエイリアンの格好をしたドゥーフェンシュマーツの前を通り過ぎ「papa papa, i wanna see the clown」と言うのだが父親はそのままかかわりあいにならないようにサリーの手を引いて去っていくのだった。ちなみに Sally という名前はこのとき父親が言った台詞に出てくるのだが、日本語版では名前の部分は省略されている。よくあることですね。。「finding~」では大人の女性が声を当てていたが、この回ではおそらく子供が声をあてていて、めちゃくちゃかわいいのだった。あ、このキャラクターまた出てきたと気が付いたのがこのエピソード。

5度目は「夏はキミのもの! summer belongs to you」で、エンディングのsummer belongs to you のシーンで他のエキストラキャラに混じって複数カットに登場。もちろん歌って踊ってましたが、特別声を担当した人はいないと思われる。

6度目は「走れキャンディス! run candace run」で、図書館でキャンディスに本を読んでもらうはずが余計な質問をしたために本を読まされることになる女の子。知っている「単語の一部分」だけ読むというネタは英語でもいっしょ。この回も大人が声を当てていると思われる。

7度目が「ダンヴィル・ハーバーのサメ伝説 the belly of the beast」。桟橋で昔の漁師の格好をしたおっさんたちの鮫退治の歌をききながら手を叩いて踊っていた。かわいい。

8度目は「meatloaf surprise」で、ミートローフ品評会の会場で、同じ年頃の子供たちと立ち話をしている風の止め絵の背景キャラとして登場。日本で放映されるときには見落とさないようにしよう。sallyの後ろにも「弟をこらしめまショー」に出てきた女の子が立ってたりするぞ。

あ、そうだ、登場シーンを見つけるたびにこのエントリは書き足されていく可能性があるのであしからず。

09月06日
02:41

813の謎は怪盗ルパン。

「459」は「アベンジャーズ地球最強のヒーロー」第15話のタイトル。
たいていこういう場合は電話のダイヤルにあてられているアルファベットだったりする。そういうサブタイトルをドラマでも見たりするし、ミステリー・ドラマなら犯人からのメッセージだったりするから、けっこう一般的なネタ。

で、459はGJW。

GJWは「 Girl just wants 女の子は求めてる」の頭文字。
今回のタイトルにちょうどいいですね。
まあ、本当にこの意味でこの数字を使ったのだとすれば、ですが。

ちなみにGNOは「girl's night out」の頭文字。
こっちも歌のタイトルになったり、ドラマのサブタイトルになったりする一般的な表現。
「女の子の夜のお出かけ」という意味だけど、「お出かけ」とは「お楽しみ」のことで、今では「女の子だけのパーティー」という意味あいで使われることが多いようですね。
もともとは、貴族のお屋敷で働いていた使用人たちの外出許可の下りた夜のこと。昔(20世紀初頭まで)は使用人が、雇い主の許可なく外出するなどということは考えられなかったから、休みの日、しかも夜まで外出していることが許されるというのは使用人にとっては大変重要な日だったわけです。だから、Girls だけではなく、バトラーだったり、メイドだったり、ホールボーイだったり、フットマンだったり、それぞれのnight outがあったわけだけれど、代表として Butler's night out という表現がありました。今ではそういう社会ではなくなったので、Girls night out が、表現として残っていると相成り候。

GJWといえば、昔だけど、シンディ・ローパーのヒット曲に「girls just wanna have fun」というのがありましたが、これも girl just wants(歌のタイトルでは複数形だけど)を含んでいますね。意外とこの歌からこの表現が広まったのかもしれなかったりして。真実はどうなのかはわかりませんが。

08月30日
23:23

プチバンピ
フランス原作のホラーコメディ。
TVKで絶賛放送中だったことについ先日気がついた。
うえ、もう第45話でやんの。全52話で。

いや、完全に見落としてました。関東ローカルとはいえ、地上波で、しかもBD(本当は絵本だけど)原作のフランスアニメとは。

イラストは主人公プチバンピと、無駄に美人で優しくて巨乳のその母パンドラ。お父ちゃんはガイコツ船長なのでめんどくさいから描かない。
プチバンピはちょっとおかしなモンスターたちと、夜の森のお屋敷に住んでいる。夜しか生きられないプチパンピは昼の世界にあこがれていたがそんなある日、ひょんなことから友達になった人間の男の子マイケルとのおかしな日々(夜だけど)がはじまるのであったらしいよ。
意外と辛らつなしょうもない台詞も多いガキンチョアニメとしてみても十分面白いよ。

原作はBDの作家ジョアン・スファール。わたしは詳しいことは知りませんが、先だってサン・テグジュペリの生誕100周年記念だかで「星の王子様」の公式バンド・デシネを描いた人ですね。

原作者の絵を生かそうということで、やはりフラッシュ系のツールで作られたアニメーション。あまりどひゃどひゃっとは動かないが、そういう内容なのでまあいいか。
マイケルの憧れの女の子サンドリーナが見た目ちょっと癇癪もちっぽくていい感じ。実際にどういうキャラクターなのかわからないので、なんともいえませんが。


日本語版DVDも発売中。
輸入DVDに慣れてしまうと、やっぱり高いなあ日本のアニメDVD。

08月19日
06:13

といってももちろんアニメの話。

ディズニーチャンネルアジア(マレーシア・タイ・フィリピン・インドネシア他東南アジア)で放映中の「My Life Me」。
ああ、すいません。まだ探してたんですよ。
あきらかに日本の漫画に影響された、どこかの少女漫画誌か今だったら4コマ漫画誌でも可、に載ってそうな、でもちょっとバッタもんくさい絵柄のキャラクター(止まっていれば、ほぼ紙の上の漫画絵、アニメの絵じゃない)が、フラッシュ・ツールによりフルアニメーションでバリバリ動き(こういうものを日本が作ると、目と口は動くが身体は申し訳程度にしか動かないが)その上、飛び出す汗や星、おどろ線など漫画記号満載のアメリカ・ジャパン・ハイブリッド型国籍不明アニメ。なんだこれ?
内容は主人公の中学生(日本では)Birch Small 。ちょいゴスパンクかわいい系(主人公もハイブリッドだな)の彼女を含む4人組の友人たちの、 まそのようするにどこのくにだかよくわからないがっこうにかようてぃーんたちのせきららなにちじょうをえがくどたばたコメディ・・・。つーかそういうこと。アジア版「ウィークエンダー」といえばいえそう。
今年スタートの新番組のようですよ。
絵は日本の漫画絵なのに、やってることはアメリカっぽい学校生活なので奇妙な味わいだ。へんだこれ。

プレビューを何度も見ているうちに洗脳されてきて、意外とBirch Small(バーチ・スモール、変な名前、バーチはカバノキのこと。日本だと白樺をイメージしてくださいな。ああ、じゃあ、まあいいかな)もいいかも、とか思うようになってしまってオレさまもおしまいか、この暑さのせいか?きょうからすずしくなるんじゃなかったのかよ、まだ十分暑いじゃんかよう、と思うのであった。

08月09日
06:12

というわけで、「アベンジャーズ」早くも第9話。やっぱりワスプはいい、じゃなくて、意外と早くキャプテン・アメリカ復活。ワスプはいいな。ブラック・パンサーもこそことっと活躍。たのみのジャービスが2度もそれぞれ別の方法で簡単に突破されるのはどうか、社長の今後の対策に期待したい。ワスプがいいぞ。不定形モンスター相手で、みんなべとべと。ワスプもべとべとだ。小さい状態で銃弾の直撃でも死なないんだから、結構頑丈だなワスプ。女の子を鉄砲で撃ってはいけない。(相手はしゃべる変な虫だと思っていた可能性もあるが)キャップの怒りの鉄拳(盾だけど)を受けて当然だ。ええ、そうですとも。あっさり逃げられたけど。しかし、キャップ。盾のあるなしで、戦闘力が違いすぎませんか。ソーの槌、アントマンの蟻、社長のジャービスみたいなものか。ワスプは一人でも平気。
悪側もそれぞれくっついたり離れたりで、アベンジャーズ同様に描かれるのがいいですね。やっぱりヒーロー物は敵がしっかりしてないと面白くない。ワスプは一人でも素敵だと思うけどね。

このことから今回の結論はワスプがいい、ということであるのは明白。

ああ、何を書いてるんだ。
しかし、アメリカのアニメキャラクターは本当に動き始めるとめちゃくちゃいいですな。不思議でしょうがない。

ワスプのようなキャラクターデザイン(ややひらめ顔で目元の濃いメイクとか、アメリカアニメのキャラクターデザイン特有の濃い感じとか)は比較的苦手な方だったのに、実際、スクリーンショットを見ていた当時は、あれまあ、これがヒロインなのか、ちょっと今回は期待薄かなあ、まあたまにははずれもあるだろう、などと思っていたのだけれど、いざ動き始めると、なんてかわいいんだろうか。もちろんこれまでのワスプのデザインから一新した、その名の通りのハチをモチーフにしたスーツデザインも素晴らしいけれど、やはりキャラクターですね。
スーパー・パワーは持っているが、戦力として、敵に対して決定的な力ではないし(今回は別、こういう力だけの戦いでなくその力の性質が解決につながるというのはいい、時間がなくてちょっと解説が駆け足だったけどまあいいや)、性格もやる気満々な女の子というだけで、正義に対して深い理解があるようにも思えない。そこが逆に、即行動、今が大事、という身の軽さにつながっているし、あきらめたら負け、という自分の足りない能力に対して意思の力で戦おうとすることにもなり、また誰に対しても普通の人間の感覚で接することが出来るという他のあれこれ主義主張を持ち考えるところのあるメンバーと違うところ。こういうことは脚本と演出の仕事で、十分キャラを理解し、表現しようとする、あたりまえの基本的なことなんだけど、やっぱりそれが大切だということなんだな。

ワスプの絵も描きたいが、今は時間がないのであった。残念だ。

08月04日
08:43

アベンジャーズ第7話をみてすぐおもいついたまんが。
いい加減な漫画で申し訳ない。でも反省はしません。
つーかおシャカパズルがわからない時点でちんぷんかんぷんですね。

アベンジャーズ。ほらもう、いきなりハルク脱退。こうでなきゃ。
リード・リチャーズが台詞に出てきましたね。タイミングよく「ファンタスティク・フォー」も地上波で放映されたし。おみごとですな。
こんどはセントラルパーク破壊。
迷惑な人(神もいるけど)たちだなあ。
やっぱり、社長が修繕費出してるんでしょうね。

時間にルーズな人たち。いや、だいたいこういうもんだよね。
ハルクは他にやることがないからきっとずっと近くにいたんじゃないかな。何時間も前から門の前で待っていて、時間になってペッパーがでてきたから、あわてていま来た振りをした可能性だってあると思うぞ。ソーは何してたんだか。

「いたのかペリー」って聞こえたのはわたしだけじゃあるまい、と洗面器。
ソーもベッドの上で横になるときくらいヘルメットとればいいのに。さすがアニメだ。なるべくヒーローの見かけはくずさない方針なんでしょうかね。
ワスプは小さくならないと飛べないんですな。これはいいな。
ペッパーがいいわ。美人でないところが素敵。

「ハンクの実験用」と聞いたときに、ピム博士密かにうれしそうなのが細かい演出だなあ。

「この先一緒に暮らすんだから」とハルクとソーをたしなめる社長。これがキャップならまんま「ジャスティスフレンズ」ではないか。ああ、あれはこういうパロディだったのかと納得。

特別あたらしいことはしていないのに、丁寧にキャラクターを動かしていくだけで十分面白い。ハルクの離脱。キャップは氷付け。ブラック・パンサーは密航とこの先もどうなるのか、次回もワスプから目が離せませんね。


ところで、
ソーの槌Mjollunir(他、何通りかスペルがあります)は日本語版では英語読みの「ムジョルニア」と呼んでますが、英語版では原語である北欧系の発音のミョルニールって言ってるんですよ。え~、珍しい。英語圏人はふつうなんでもかんでも英語読みするくせにどうしてミョルニールは原語のままなんだよう。持ち主のソーが呼ぶからミョルニールにしとこうぜ、ってことなのかな。


ついでに、執事AIジャービスはソーをソー・オーディンソンとよんでましたね。
もちろんオーディンソンはオーディンの息子(son)の意味。日本語ではオーディンの息子たるソー、と前から形容しますが、後ろから形容する後置修飾は欧系言語ではよくある形で、それがそのままファミリーネーム(苗字)になるのもよくある例。ソーは苗字がないので(神話でも名前はトールだけだし)、ジャービスが気を利かせて通り名のひとつ「オーディンの息子」を使ってこう呼んだのではなかろうか。

~ソンが~の息子だというのは、ぺテル(英語のピーター)の息子がペテルソンなどスウェーデン系の人によくあるファミリーネーム。同じ北欧系でも~センはデンマークあたりの発音(アンデルセンとかね)。フィンランドでは~ネンというファミリーネームが多く(日本でもF1ドライバーで有名な、ハッキネンなど)~ネンときたらフィンランド人だと思っていいくらい。わたしはフィンランド語はまったくわかりませんが、~ネンは~ソンと同じ意味なんじゃなかろうかと思うんだけど、真相はわからない。
英語でもジョンの息子がジョンソン、ウィルの息子がウィルソンということで、これまた良くあるファミリーネーム。同じ英語でもケルト系ではマク~が~の息子の意味で、クインの息子がマックイン、ドナルドの息子がマクドナルドなどこれも良くあるファミリーネーム。
そこで問題はマクファーソンだ。ファーの息子マクファーの息子のマクファーソンなのか、ファーの息子のファーソンの息子のマクファーソンなのか、ちょいとばかし考えすぎなきもするが、事実はいかに。

08月02日
03:17

本日(8月2日午後6時からの連続放送)の「フィニアスとファーブ」はエピソード・ナンバーで欠番扱いだった#63、#64を放送。内容は長編「夏はキミのもの」レギュラー放送版。「キム・ポッシブル」でもやってた方式ですね。
あとは例によって例のごとく#48だけど、ペリー29時間マラソンでもエピソードナンバー#48は放映されず。でものこっているのはレギュラー放送と同じ長さのシーズン・スペシャル・エピソードの「クリスマス・バケーション」だけだからこれが#48なのは明らか。てかハロウィン・エピソードの#9「ドッキリお化け屋敷」が放映されるのは、夏だから納涼サービスですかしらね。
やれやれ、これで第2シーズンまでの全エピソードが放映されたことが(「クリスマス・バケーション」延長版は除く)確かになったので一安心。

第3シーズン早く来い~。まずはキャンディズ走ってあきらめてからですか。たのしみだなあ。

でもペリー、29時間マラソンとはいえ、夜は休むんだ。きっと本当はドゥーフェンシュマーツの所で仕事してるのかもしれないな。

07月28日
22:58

breach といっても死神じゃないよ。多分女子高校生。
レックス、逆さじゃ描けない・・・。

んなわけでこの夏「アベンジャーズ」と並ぶ2ビッグタイトルのひとつ、「ジェネレーター・レックス」も始まりましたね。

いやもう、いいんじゃないですか。こういう漫画らしい漫画いいですね。
猿はしゃべるし(猿じゃない、チンパンジー)、黒服黒眼鏡のオッサンはばったばった相手をたたっ切るし、身の丈数十メートルの相手を鋼鉄の腕でぶん殴る主人公だし、主人公側の組織もなんだかうさんくさいし、相手は化け物ばっかりでしかもボスキャラ不死身だし、美少女でてこないし。

そんななか、エヴォの紅一点(現在)、ブリーチ。なんだこれ。(絵のあつかいがワスプと随分違っていて申し訳ないのだけれど)すごいデザインだなあ。能力も面白い。グループを抜けても、宅配業で食べていけると思うんですよ。あるいは宅配ピザのアルバイトでも十分やっていける。
声はカートゥーン・ネットワークの変な女キャラならまかせとけのヘイデン・ウェルチだし。いうことなし。ほとんどしゃべらないけどね。

07月26日
03:57

Avengers の ワスプとアントマン。いや、こういうキャラクターなんですよ。

ついに始まりました、「ジェネレーター・レックス」・・は、チャンネルがちがった、「地球最強のヒーロー、アベンジャーズ」。
いやーもう、一週間アベジャ漬けのうえ、中身が濃すぎて最高でした。
ついに結集したアベンジャーズ。でも誰か足りない。
たとえ相手が人間ブラックホールでも、とにかく殴って解決のハルク最高。神様だから人間相手ならなんでもこいのソーもいいですな。あの調子でいってもらいたいなあ。
ワスプも動くとめちゃめちゃキュートですね。あーもーたまらん。
そして、悪人だって人間だ、ちゃんと更生させましょうのアントマン最高だ。いいキャラだなあ。吹き替えの声もいい。
それはそうとニューヨークめちゃくちゃなことになってるんですけど、いいのかあれで。スパイディが黙ってないぞ。
アベンジャーズはコミックス読んだことはないのだけれど、各自、それぞれに言い分がありそうなメンバーが集まって、上手くいかなさそうな雰囲気満載。わりかし同じ方向を向いているジャスティス・リーグと違って、問題多そうで楽しみですね。でもまだ誰か足りない。
なぜ正義の味方のチームなのにアベンジャーズなんて名前なのか疑問だったけど、悪に復讐だ、という威勢のいい社長の発案だったのか。さすがだ。キャップが聞いたらどう思うのやら。あ、でもある意味敵討ちになるからちょうどいいのか。
最初に74人プラスアルファと悪の人数を明らかにしてから(どうせ増えるんだろうけど)スタートというのもなかなかいいですな。オシャカパズルみたいで。

とりあえず、今後も楽しみ。キックの新エピソードも早くしてくれディズニーXD。

07月09日
22:37

「ジェイクとネバーランドのかいぞくたち」のイジーと「リトル・アインシュタイン」のジューン。

ディズニーチャンネルのキッズ向け時間帯「プレイハウス・ディズニー」が終了、変わって「ディズニーJUNIOR」がスタート。あわせて新番組「ジェイクとネバーランドのかいぞくたち」も始まり、これがいまのところ看板番組のよう。「プレイハウス」の時の「リトル・アインシュタイン」の海賊版。ただし、内容はキッズ向け一般教養番組ではなく、よりゲーム的なエンターテインメント番組に変更されていますね。「ピーターバン」の、ネバーランドを舞台に、ジェイクとその仲間たちと、フック船長率いるダメな海賊たちの争いを描くどたばたコメディ。争いといっても、ジェイクたちのもっているアレが欲しいこれがいいなあ、とほとんどバイキンマンと化しているフック船長がジェイクたちから盗んだお宝をみんなで取り戻そう、というおはなし。

内容はともかく、絵的にはさらに進化を遂げているのがすごい。キャラクターはクラシックなディズニースタイルの2Dフルアニメーションだが、これもフラッシュの可能性はあると思うな。背景は完全なバックグラウンドの絵以外のキャラクターとからんで動くほとんどのオブジェクトが3Dで、これと2Dの背景とキャラクターとの親和性がさらに増している。動かなければすべて手描きの絵に見える、というのはいまや常識化しているようですね。
他のキッズ番組がどんどんフル3DCG化しているのにあえてクラシックスタイルのキャラクター描写で挑むっていうのがいいなあ。

キャラクターデザインもネバーランドに元からいるピーターバン・オリジナルなキャラは別として、新キャラクターのジェイクとその仲間たちには、一見普通のアニメのキャラクター風だけどやはりチャレンジンぐな部分があって、それは鼻。ちゃんと鼻の穴が二つ描いてある。これはすごいですよ。日本のアニメではありえないといっていい。やるなあ、ディズニー。

それはそうと、「きんきゅうしゅつどう隊OSO」今週は毎日新エピソードで楽しめたのだけれど、来週からは時間が半分になってしまうのだよ、どういうことディズニー。あ~、ポー・パイロットの声が聞ける時間が半分になってしまう~。

06月27日
11:45

「きんきゅうしゅつどう隊 OSO」のガイド・コンピューター・パーソナリティ、ポー・パイロット。

以前日記に書いた「リサとガスパール」。ディズニーチャンネルで毎日放送中。平日は、「リサガス」の後に「きんきゅうしゅつどう隊OSO」が放送されている。

「OSO」は主人公の、一人前のエージェント目指して修行中の黄色いクマのぬいぐるみオーソー(はい、まちがってません。「くまのぬいぐるみ」ってディズニーチャンネルの番組公式サイトに書いてあります)が、世界中の子供たちの困ったことを一緒に解決するために、相棒のガイド・コンピュータ・パーソナリティー、ポー・パイロット Paw Pilot の助けを借りて奮闘するおなはし。緑の絵具がないからせっかく描いた絵の草の色をぬることができないよ。お母さんの大好きなお花を植えたいのだけれどどうしたらいいんだろう。庭にくる小鳥にえさをあげたいのにどうしていいのかわからない。といった難問を次々と解決していく頼もしい新米エージェントOSOなのだった。

で、その黄色いクマのぬいぐるみはどうでもよくてですね。クマがもっているコンピューター端末のディスプレーに出てくる人工知能ポー・パイロットがいいんだわ。
問題解決のための手順を歌と説明で教えてくれるたのもしい相棒ポー・パイロット。あ、女の子のパーソナリティですから、いちおうね。そこんとこ重要。ディスプレーに出てくるのは首から上の頭だけの、「顔だけ」キャラ。
で、そのポー・パイロット。日本語吹き替えの声優さんには悪いんですが、オリジナル・キャストの歌声がいいんだわ。普段のしゃべる声もいいのだけれどね。メージャー・コードでしゃべれる人。英語は日本語よりも強い抑揚があるので、自然と使う音程の幅が広くなる。となると当然、どんなコード(和音)でしゃべるのかが問題になるのであった。普段そんなこと考える人はいないと思うけど、なるのだ。なかにはめだってメジャー・コードでしゃべることの出来る人がいて、ポー・パイロットの声Meghan Strangeはそんななかの一人。歌を歌うときも常に#気味、つまり、アッパーなグルーブで歌えるので、めちゃくちゃいいんだわ。
今日もポー・パイロットの歌で朝から幸せ。

ちなみに、こないだの「バットマン ブレイブ&ボールド」にでてきたモノクロ・ハーレクィンもメーガン・ストレンジだよ。

メージャー・コードでしゃべるのが最も得意なのはなんといってもカートゥーン声優の2大女王の一人、タラ・ストロングですね。どんな役をやっても常に楽しそう(キャラクターが、ですよ)。ティーン・タイタンズのレイブンのようなぼそぼそしゃべるキャラは例外的として、脇で出てくるような頭の悪い(失礼)キャラほど(例・クキ・サンバン=KND、エンバー・マクレーン=ダニー・ファントム、ドーン=ブンブン・マギー、他山のようにいる)楽しそうパワー炸裂なので、聞いてるだけでハッピーになるのであった。

もう一人の女王?当然、グレイ・デライルですよ。

06月02日
07:21

ロシアで人気のネット・アニメ「Masyanya」。
主人公 Masyanya は左の女の子。右は恋人のHuryndel。

数年ぶりにとうとう風邪をひいてしまった。昨日の朝起きたら鼻の奥がはれて、背中に寒気が。おお、久しぶりの感触。しょうがないので一日寝ていて、やることもない(まだ読んでない本でも読めばいいのだけれど)ので、ネットで世界のTVアニメ探し。

で、見つけたのが前のエントリの「Cmewariki」。
1エピソード6分程度なのも「ハッピー・ツリー・フレンズ」っぽい。
タイトルはなんて発音するのかわかりません。ロシア語アルファベット(キリル文字)ではまたちょっと違う表記のようです。
とはいえ、これが本当にTVで放映されているのかどうかは確かめられなかった。TV放送局のサイトがみつからないんですが、フラッシュアニメーションのシリーズなのできっとTVだろ、みたいな。画面に放送局のロゴなどが見当たらないので、さらに探っていくことが出来ないのが残念。

さらに見つけたのがこのエントリの「Masyanya」。
もう8年も続いているらしいよ。セント・ペテルスブルグに住む20歳のいつでも前向きでおしゃべりな女の子 Masyanya の日常ギャグ・コメディ。1エピソード2分程度のショートアニメ。ネット・アニメでもあり、TVでも放映されているらしい。てことはロシア版「Making fiends」かな。でも内容は「ホーム・ムービーズ」に近いかも。ヨーロッパではコミックにもなっている(英語版もあり)らしい。なかなか人気のキャラクラーのようです。
TV公式サイトらしいのがやはり全面ロシア語だったのだけど、そこはgoogle翻訳。ロシア語でもちゃんと意味の通る英語に翻訳してくれましたよ。
と、思ったら、プロットとメインキャラクター紹介用の英語のページもありました。


う~む。探せばみつかるものだなあ。

カートゥーンネットワーク・ミドルイースト・アフリカ(中東・アフリカ地域)も見てみたんですが、地域オリジナル・アニメは放送していないようでした。

あと、カートゥーンネットワーク・エスパ~ニャも覗いてみたですよ。日本カートゥーンネットワークでも放送している「サーリ島」はスペインのアニメだったのか~。

06月02日
00:48

とうとうみつけたぞ。ロシアのTVアニメーション。Cmewariki。
左のウサギが主人公。右のハリネズミがそのともだち。名前は不明だけど、たいていタイトルが名前だったりするよね。

一見ロシア版「ハッピー・ツリー・フレンズ」かと思ってしまいましたが、どちらかいうと、キャラクターが動物の「Mr.メン・ショー」に近いと申せましょう。
こんな絵だけどやっぱりフラッシュアニメーションで、けっこうちゃんと動くのだった。さすがアニメーション伝統の国。技術のあるアニメーターはちゃんといるのだな。・・・、フランスとかに下請け出してないだろうなあ。

主人公のウサギは、特に何も考えず思いつきで行動し、おおむね目の前しか見えていないという主人公にふさわしいキャラクター。一方のハリネズミはちょっと気の弱い心配性。いいコンビですな。
他には、カモシカだのペンギンだのフクロウ、ヒツジなどが出てきますが、だいたいみんな似たような頭の悪い人(動物だけど)みたいですね。キッズ向けというより、大人も観られるちょっとひねった動物村物語になってます。

ふふふ、やっぱりロシアにも映画やチェブラーシカだけじゃなくTVアニメがあったのだな。よかったよかった。きっと他にもあるに違いないのだが、う~むなかなか見つからない。手強いなあ。

05月31日
08:47

インドのキッズ向けTVサイトで見つけたインド製カートゥーンのヒロインたち。

前のヨーロッパの時のように参考用に画面のキャプチャーはしてなくて、動画を観ながらスケッチしたメモを基に描いたので、少々違っているかもしれないけれど、まああんまり気にしない気にしない。

左から、Chutki、残念ながら名前が不明、Tara、そして、Radha。一発でインドだとわかるのは Chutki だけでしょうか。インド女性の伝統的メイク、ビンディ(額の赤い印のこと)ですぐわかりますね。フランスのサリー・ボリウッドもビンディを付けてましたね。Tara は東南アジアっぽいし、Radha はどこの国でもおかしくない学校のユニフォーム姿。名前のわからないキャラは意味不明の衣装だし・・・。

Chutki は、「chhota bheem」(読みは、チュトゥキとチョッタ・ビーム)
Tara は、「kumbh karan」(タラとクム・カラン)
Radha は、「Roll No.21」(ラダとロール・ナンバー・21)
そして、名前が不明な子が「The new adventure of hanuman」の、それぞれヒロイン。いずれの作品も主人公は少年(か、少年の姿の神様)で、インドにはまだ女の子が主人公のTVアニメはないのかもしれませんね。

英語で見られた作品もあるものの、現地語(インドは多くの言語が共存していますが、人口比ではヒンディー語の話者が最も多いらしく、「Roll No.21」はそのヒンディー語と英語で作られていました。英語が話されるのはインドが以前イギリスの植民地だった時代の名残ですね。他の作品もおそらくヒンディー語だと思われます)のみの作品は、さすがに何を言っているのかわからない。まったく言葉がわからないので、はっきりそのキャラクターに向かって呼びかけてくれないとその単語が名前かどうかもわからない。というわけで、放送しているPogoTV のサイトにもキャラクター紹介ページがないために、一人だけ名前のわからないキャラクターが残ってしまった次第。実は女の子かどうかも怪しかったんですが、TVシリーズの基になった、映画「return of hanuman」を見ると、同じキャラがいて、どうやら女の子らしいと。う~む、なかなかやるなインドアニメ。Tara は、偶然にも観たエピソードのサブタイトルにこの子の名前が入っていたので判別できました。

Tara はまだいいとして、名前不明の子と、Chutki はもっと濃い~感じなんですが、私の力量不足、つーか観たまま描く勇気がなかったので、このへんで勘弁してくれ、と。
Radha は、普通ですね。制服だし。普通にかわいいじゃないか。アメリカのカートゥーンと大差ない。それじゃ何か不満なのかと思われそうですが、かわいいからいいじゃないかと、そういうことで。

ああ、そうだ。もうひとつ。みんな意外と肌が色白。アメリカやヨーロッパのカートゥーンに出てくるインド人キャラはみんなかなり色黒(サリー・ボリウッドは、アフリカの黒人と大差ないんじゃない?と思われるくらい濃い目の肌)なんですが、現地インドではそれほど濃い色を指定していないんですね。

05月25日
22:08

物理的にはこの世界の基本ルールなので、親の言うことは聞けなくても、慣性の法則には従わざるを得ないわけだけど、精神的にも慣性は働くものなのだな。やらなきゃならないことがあってもなかなか思うように腰が上がらないなどというのは明らかに慣性。一度はじめるとなかなか止まらないのも慣性。ちなみに、慣性とは「今ある状態を保とうとする性質」のことですからね。(相対的に)止まっているものは止まったまま、動いているものは動いたままを保とうとするのが慣性。

ヨーロッパのアニメをあれこれみていたら、慣性が働いてついでにユーラシア大陸を東に行ってみようかということになり、インド、東南アジアのTVアニメなど観てみたいものだということで、カートゥーン・ネットワーク(以下CN)とニコロデオン(以下ニック)のそれぞれインド・東南アジアのサイトを覗いてみたですよ。
映画はね、きっと探せばすぐ見つかったりするんでしょうけれど、ここはあくまでTVアニメにこだわってみたいと、そんな感じで。

インドではCN、ニック共に、ほぼ両局の世界展開番組が流れている状態で、残念ながら現地産の作品はほとんどみあたらなかったのだけど、さすが世界第一の映画大国インド。ちゃんとCNで、インド・オリジナル・アニメ・シリーズを放映してました。最新のシリーズは「Roll No.21」というフラッシュアニメーション。絵柄の雰囲気はわりとスマートで、デザインは「クラスメイトはモンキー」と「リプレイス大人とりかえ作戦」を足して2でわったような雰囲気。これまたアメリカン・カートゥーンだといわれればそのままそうだと思ってしまいそうな学園ファンタジーコメディ。どのへんがファンタジーなのかというと、主人公が、クリシュナ(ヴィシュヌ)だから。ヒンズー教の神様ね。孤児にむけて作られた学校の校長は表向きは子供思いの善人だが、実は子供たちを悪に染め、自前の悪の軍隊を作ろうとたくらむ悪い人。その野望を挫くため天界の神々から使わされたクリシュナは少年クリスに姿を変え、悪の校長とその手下の悪の先生たちと戦うのだ、というお話らしいですよ。これはどうでしょう。ちゃんと見てみないと面白いのかどうかわからないプロットですね。タイトルの「roll no.21」の意味もよくわからないし。動きのほうはさすがにパワー全開で動きまくるアメリカなみというわけには行かず、せっかくのフラッシュを使いこなせていない感がいなめない。これは後で他のアニメも見てわかったことだけれど、やや切り絵アニメ調のリミテッドアニメくささがぬけていなのは、今のインドTVアニメの傾向のようですね。
ほかにもうひとつクリシュナが主人公のアニメがあり、クリシュナのお話はしょっちゅうアニメ化されているようですね。
さらにもうひとつが「アーマ・チトラ・カータ」というインドで最も人気のある漫画シリーズの同名のアニメ化作品。インド神話や聖典、英雄談などを題材に1967年から続いている漫画シリーズらしい。やはり漫画をアニメにというのは世界共通なのだなあ。絵とお話がそろっているからやりやすいですもんね。
しかし、ヨーロッパの漫画事情も詳しいことはわかりませんが、インドの漫画事情なんて輪をかけてわからないなあ。

クリシュナ(ヴィシュヌ)といえば世界の神様は数々あれど、おそらくもっとも面倒見がいいというか、頼まれるとイヤといえないというか、困った人(神)は見捨てて置けないというかとにかくいい人(神)で、しかも男前だそうだから、インドでも人気者なんでしょうね。
インド(ヒンドゥー)の神様は肌が青いんですが、なんでも本当は神様は黒い肌だけど、絵にする時は肌を黒に塗ると何がなんだかわからなくなるので、わかりやすく青にしているんだとか。だからアニメでもクリシュナは青い肌なので一目で神様とわかるのだった。いいえ、ガミラス人じゃありませんよ、決して。

そんなわけで、ヒンドゥーの神話英雄談アニメが花盛り(?)っぽいインドアニメなのだったが、それだけだとは思えない。インドの子供たちだって、毎日青い肌の神様ばっかり見たいと思ってるわけじゃあるまい、と洗面器。きっとCNやニックじゃなくて、現地の放送局でいろいろ流れてたりするのだろうなあ。どんなアニメなのかは想像もつかないけど。

一方、東南アジアCNとニックでは、現地産と思われるアニメが見当たらなかった。見当たらなかったんだけど、日本よりずっと色々なCN作品を放送していて、うらやましくなってしまうのだった。もちろんニックのアニメもご同様。日本じゃ放送局がなくなってしまったというのにこの差は何?

東南アジアといえば、ウルトラマンが国民的人気のタイや、BAUアジア環太平洋大学ロボコンで何度も優勝している近代化著しいベトナム、観光立国のマレーシアなどがあるので、きっとなにか変な(失礼)アニメの一つや二つは作っているに違いないのだけれどなあ。きっと現地の放送局で流れているんじゃなかろうか。

このままでは当初の目的が果たせないので、Google スタート。各国を調べる作業に入るのだった。
タイ、ベトナムでは失敗。
しかし、マレーシアではいくつか発見しましたよ。
漫画原作の「Kumpung boy(村の少年)」は、国際アニメーション祭のアヌシーにも出品されたらしい。ほかにもサッカーアニメ「bola kumpung」だとか、2人の少年たぶん双子の兄弟が主人公の3DCGアニメ「upin & ipin」、3DCGアニメ「saladin」動きとモデリングはちょっとしょぼいけど、デザインはなかなかかっこいいかも。2Dほのぼの動物ギャグカートゥーン「Chingkus」ええ、チンカスと読んでくださって結構ですよ。主題歌でチンカスチンカス歌ってますからね。それぞれ空を飛ぶ、3人に分身、スーパースピードのスーパーパワーを持つ3人組の少年少女が主役のアクションコメディ3DCGアニメ「boboiboy」など。どうよ。けっこう作ってるじゃないの。「サラディン」以外はいずれも低年齢層向けのキッズアニメ。2Dも3Dも絵が綺麗だし、普通に見られそうなアニメばかり。気が付いたのはムスリムのキャラクターが多いこと。マレーシアはわりとイスラムの国なんですね。
少年の主人公はみなきちんと短い髪でこざっぱりしているよ。日本みたいに怪物のようなヘアスタイルじゃないんですね。それにしてもマレーシアでは今は3DCGアニメが中心だとは思わなかった。最近日本に入ってくるキッズ・アニメも3DGCが多いですからね。キッズ・アニメは3DCGというのは世界的な流れなのだろうか。

インドにもどって見つけました。キッズ向け専門チャンネルpogo tv。(インドから見て)海外のアニメに混じってインド・オリジナル・TVアニメ・シリーズもちゃんとある。
これだ。こういうTVアニメを待っていたのだ。いやいや、いい意味でね。っていうのはどういう意味なんだ。
サイトには各作品ごとのキャラクター紹介ページが用意されていないため名前がわからないキャラも多いので、あしからず。
the new adventures of hanuman
ヒンドゥーのお猿ヒーロー、ハヌマーンに変身する心正しい少年が活躍するアニメ映画 return of hanuman をもとにTVシリーズ化した作品らしい。クリシュナ同様、ハヌマーンも人気あるんですね。
寄宿制の小学校に通う少年 Maruti が主人公。パイロット版で見る限り携帯電話にカードを挿して、いいえ、間違ってません。携帯にカード入れてます。光りました。それでハヌマーンに変身。さすがにこれはないと思ったのか、TVシリーズでは不思議な小さな金の杓のペンダントが変身アイテムになってました。一安心。ある日手に入れたその金のペンダントの力でハヌマーンに変身し、血走った目のあやしいオッサン科学者や正体不明のエイリアンと神通力で戦うのであった。でもその正体はだれも知らない。眼鏡のヒロイン、気の弱い友達、いじめっ子など基本のキャラクターをそろえてあるシチュエーション・ドラマ。 先生はわりかし色白のインド美人、インドですからね。フラッシュ・アニメーションで、絵はデザインは別として普通に漫画の絵だが、普段の動きではあまりデッサンを気にしていない様子。もうすこし気にしてもばちはあたらないんじゃないかな、と思うんだけど。動きの雰囲気はアメリカやヨーロッパのようにがんがん動くというよりは、サウスパークに近い感じ。音楽が不思議なメロディでいい感じ。以下2つのアニメシリーズの舞台が村なのに対して、その服装や学校の校舎から都市部に近いと思われる。
kumbh karan
森で拾われ老人たちに育てられた見た目の違う双子、くいしんぼうで大きい体、のんきもので力持ちのkumbh と、知恵が回って怖いもの知らず、悪戯好きの体の小さいkaran が主人公。なかよしの女の子は賢く、意外と勇気のあるtara。ヒロインだけにわりかしかわいいデザインなので、ちょっと一安心。他がね、けっこうね、アレなんでね。
これもフラッシュ・アニメーション。やはり手間がかからないし、データーもデジタルでやり取りするのに適しているということなんでしょうか。フルアニメーションで動きまくるようなことはなく、日本のリミテッド・アニメに近い動き。見た目や動きはコミック・ポンポンあたりの漫画原作のわかりやすいキッズ・アニメの雰囲気がする。オープニング・テーマがにぎやかでいい。
アメリカン・カートゥーンでもスシ・パックなどのキッズ・アニメはこういう雰囲気ですね。同じチャンネルでつるぴかハゲ丸、怪物くん、忍者マン一平(われながら主人公の顔を見ただけでよく思い出したな、と)も放送していて、これらと同様だがやや技術的に遅れているイメージ。
chhota bheem
pogo tv 一押しアニメの様子。製作は green gold という会社。アメリカの wordgirl に近いイメージのフラッシュ・アニメーションだが、kumbh karan 同様、リミテッド・アニメ的な動き。ここまで観て来たどの作品より、キャラが濃いデザイン。
舞台はインドの村で、近くの森では山賊も出るよ。主人公の勇敢な少年 bheemに、相棒の青い猿。青はスーパーな印しなので、言葉をしゃべるよ。あ、ジェネレーター・レックスの先取りじゃん(考えすぎ)。 ヒロインの女の子chutki、体の大きいいじめっ子にその手下、というこれもシチュエーション・ドラマ。ここで上げた3つ共に共通だがインドでも少年ヒーローはやっぱり髪を短くこざっぱりしていて、しかも上半身がたくましい。
全体的に60~70年代の日本のアニメの雰囲気で、TVアニメはどこの国でもやはりまずここを通らないと先へは進めないのだな。

chhota bheem は、インドの言語(といってもいくつも言語があるけれど)と英語で放映されていて、両者ともレギュラーキャラは子役が声をあてている。だから英語はインド英語。アメリカでもカナダでもヨーロッパでもオーストラリアでもない英語が堪能できる。英語版のヒロインchutki役の子の声が異常にかわいい。それだけにあのデザインがなあ~。もう、21世紀も10年経ってるっていうのにインドったら~、みたいな。

他にもインドでは三大聖典や英雄談、昔話などを基にしたキッズ向けショート・アニメや、映画など多数作られているようですね。やはり意外なアニメ大国なのかもしれない。インド恐るべし。TVアニメは、今はまだこれからな雰囲気だが、技術的なことなどあっという間に追いついてしまうもの。なにしろ世界最大の映画産業の国なうえ、コンピュータ関連の下請けとして、世界中の技術と情報があつまるIT先進国で、ハリウッドもCGや3D(立体)化をインドに下請けに出しているということもあるわけだし、その最先端がほぼ現代のアメリカン・カートゥーンに近い「Roll No.21」ということかな。今後の展開が楽しみではありますね。

いろいろ見て回ったインド・東南アジアのCNやニックなどのアニメ・サイトなのだけれど、実はどれも使用言語は英語。それどころか、番組を観た子供たちの感想の書き込みも英語なのだった。あれれ、これはどうなの。日本は今になってやっと、小学生も英語に触れさせてみましょうかみたいな、ちょっとばかり無責任としか思えない部分を含みがてらの授業を始めたようですが、これでは語学、ひいては将来避けられない海外との接触において圧倒的に不利ではないか。などと余計な心配をしてしまうのであったよ。
このさいキッズ・ステーションあたりも英語チャンネルを用意して、ポケモンからなにから全部英語で流す、くらいのことしてくれないとあかんのとちゃいますか。なんで関西弁か。せっかく海外アニメを放送しても、結局日本語に吹き替えてしまうのでは、なんにもならぬ。そうだよ。そうすれば海外アニメの翻訳の手間もかからないし、日本アニメは逆輸入すればいいだけだし。全国の小学生のみなさんに向けてとにかくそうなさい。んでもってばんばん海外アニメを輸入なさい、ぜひそうなさい。

05月19日
04:05

ヨーロッパ製アニメ・ヒロイン詰め合わせ、フランス・イタリア編

左からSeccotine(F)、 Seccotine(F)、 Zaoki(F)、 Elena Poteto(I・F)、 Lou(F)、 Zoe Davinci(I)、 Sally Bollywood(F)。Fはフランス、Iはイタリア、I・Fは共同製作。Seccotine が二人いるのはアニメ版と原作版。
ドイツ編に比べるとキャラクターデザインに幅があるのがわかりますね。

Seccotine と Zaoki は「Spirou et Fantasio」のヒロイン。前のエントリで名前を探していたのは Zaoki (ザオキ)。ね、あまり聞かない名前でしょう?どこの人かしらっていう感じですね。あのあとフランスの動画ストリーミング・サイトで、Zaoki が自己紹介する場面のあるエピソードを発見。ちゃんと「Je m'appelle Zaoki.(直訳するとわたしはザオキと呼ばれています。わたしの名前はザオキです、という挨拶のときの決まり文句)」といってるので間違いなし。でも正体は不明。いったいどういうキャラクターなのやら。
「Spilou et Fantasio」は、ベルギー(だからフランス語)で1938年からスタートし、いまだに続いている漫画「Spirou」のアニメ化作品。2006年版で少なくとも2度目のアニメ化らしい。もともとはフランスの「Tintin(タンタンの冒険、)」のベルギー版、とずっと思っていたんですが、タンタンもベルギーの漫画だったんですね。で、「Spirou」はホテルのドアボーイの少年Spirouの冒険談。原作漫画本は紀伊国屋のフランス洋書コーナーにもおいてあるくらいだから、相当有名な作品らしい。2006年アニメ版は、ちょうどキム・ポッシブルに近い世界観ですね。現代だけどオーバーテクノロジーメカもでてくるし、悪の組織に複数のレギュラー悪役もいる。
正体不明のレギュラーヒロイン Zaoki ですが、一方の Seccotine(セコティーヌ) は、漫画にも比較的早くから登場したシリーズ初のレギュラーヒロインで、事件記者。イラストの青いコートの方がその原作版。原作版といっても長いシリーズのため複数の作者によって描かれているわけだけれど、漫画で Seccotine といえばこの絵のキャラらしいよ。2006アニメ版は放送局の記者・レポーターで、意外とハスキーな声。

Elena Poteto はイタリアの漫画「Monster Allergy」が原作の同名のアニメのヒロイン。目には見えないけれど我々の隣りに実在するモンスターを見、モンスターを手なずける力を持ったモンスター・テイマーの少年 Zick のお隣さんで、Zick とともに冒険する元気少女。Elena Poteto の音はエレーナ・ポテト。ええ、ポテトですよ。その名前をクラスメイトに笑われるシーンがあるので、やっぱりそのポテトなのだ。
カートゥーンとアニメの中間のような雰囲気の作品で、日本でも十分通用すると思うんだけれどな。ディズニーXDとかでやってくれないかな。

Lou は、フランスのBD(バンド・デシネ、フランス漫画のこと)「Lou!」が原作の同名のアニメ化作品。SF作家で眼鏡で巨乳の母親と二人暮しの少女 Lou(ルゥ) の日常を赤裸々に描く問題作。というと誤解されそうですね。原作の美麗な絵をそのままにアニメ化しようとがんばってる作品。TVシリーズなので、さすがに満点というわけにもいかないけれど、かなり雰囲気は出ている。エンディングで踊るLouのアニメーションがめちゃくちゃかわいいのだ。イラストのLouにはバストが表現してありますが、これはアニメがこういうデザインだから。原作(現在5巻まで出ている)の2・3巻目あたりを基にしたデザインと思われる。原作も4・5巻までいくとLouも成長してちゃんとでるところの出た、しかも目が黒点じゃなくてちゃんと白目まで現れるデザインになっていくのであった。小学生でこの頭身のキャラクターだとアメリカ・カートゥーンでは絶対に垂直胸になるはずなので、このへんはフランスならではかも。

Zoe Davinci は、イタリアの最新オリジナル・アニメーション・シリーズ「The Davincibles」のヒロイン。本当は輪郭線(主線)のない絵で、アメリカン・カートゥーンのようなフラッシュ・アニメーション。Davinci家の一員である Zoe(ゾーイ・ダヴィンチ)は、叔父の経営する骨董品店のために世界中のレアな品物を兄・叔父とともに探して回る。しかし、彼らの前には歪んだ芸術で悪事をはたらく頭の悪い悪の芸術家たちがたちはだかるのだった。大丈夫なのか?こんなプロットで。じつはまだ公式サイトに予告編があるだけのこれから放送開始なアニメなのだった。しかし、その予告編は公式サイトでイタリア語ページを選んでも英語ページを選んでも英語版しか見られないのだけれど、それでいいのかイタリアの人。

Sally Bollywood は、フランスのオリジナル・アニメーション・シリーズ「Sally Bollywood」の主人公。リトル・ボンベイ(これが本当にフランスにあるのかどうかは知りませんが、イメージとしてはアメリカのリトル・チャイナのようなものなんじゃなかろうか)に探偵事務所をかまえる父のすぐ下の階にこれまた探偵事務所を構える少女探偵 Sally (サリー・ボリウッド)の活躍を描く探偵物。胸のガネーシャ・マークがこれでもかとインドをアピール。それにしても欧米ではわりと少女探偵はポピュラーな存在なのだな。これもフラッシュ・アニメですね。デザインも雰囲気も妙に「アトミック・ベティ」に似てるなあ。

ドイツ編で紹介した Bibi Blocksberg 観ました。さすがに長いシリーズらしく、初期と思われるエピソードはかなりアレなかんべんしてくれって雰囲気ですが、回を重ねたと思われるエピソードは、ちょっとDICっぽい雰囲気の90年代アメリカアニメテイストになってました。しかし魔女仲間の衣装デザインと Bibi のシンプルなデザインが違和感あるなあ。

Hexe Lilli はあれだ、「学園パトロール フィルモア」をDICが作ったらこんな感じ、みたいな雰囲気の絵なのだった。

05月16日
06:32

ここのところ見ていたヨーロッパ産アニメのヒロイン詰め合せ・ドイツ編。
左からRenaade Gruftine Lilli Bibi Renaade。Renaade が二人いるのはおそらく、オリジナルとリメイクの関係なんだと思われる。

ただし実際にはBibi のアニメーションはまだ観ていないのだけれども。

Renaade は「Renaade」の主人公。同名の児童向け図書が原作のようで、本のイラストに沿ったデザインなのは左のRenaade。右の Renaade はおそらくリメイク版なのだと思われるが逆かもしれない。詳しい情報が得られていないのであしからず。元船員だったおじいさんと暮していて、親友の男の子がいるのはどちらも一緒。でも住まいの間借り人が左はヒップホップのあんちゃんで、右はパンクバンドのモヒカンにいちゃん。ほかのサブキャラクターは少しづつ異なっているようだが、オープニングのテーマ曲は同じなのだ。う~ん、どうなっているんだろうか。

Gruftine は、「Dir Schule Der Kleinen Vampire」のキャラクター。吸血鬼の子供が通う吸血鬼小学校(これがタイトルの意味)が舞台の学園ホラー・コメディ。でもぜんぜんホラーじゃないけど。グラフティーネは生徒の一人。しばらく前、日本でも「バンパイアン・キッズ」たらいう吸血鬼コメディがありましたね。わりとデザインはそれに近いイメージというか最近のカートゥーン・ライクな雰囲気。他のちょっと一昔前なキャラクターとは明らかに違いますね。

Lilli は、「Hexe Lilli」の主人公。hexe はドイツ語で魔女のこと。日本風に言えば「魔法使いリリ」ですね。ある日見つけた魔法の本から現れたドラゴンに魔法の腕輪をもらったリリは、時間と空間を越えて世界中のいろんな時と場所で冒険をする「マジック・ツリー・ハウス型」のストーリー。本当はもっと目つきが悪いのだけれど、そこがいいんだな。ドイツではディズニー(多分ヨーロッパ・ディズニー)が実写映画化している。

Bibi は、「Bibi Blocksberg」の主人公。原作は20年以上前に始まった人気ラジオドラマシリーズ。アニメ化され、こちらも最近、実写映画化されたらしい。長いシリーズだけあって公式サイトではけっこう世界観が大きくなってる風な紹介がされている。箒に乗った魔女とは伝統的なスタイルですね。ブルマー(運動着じゃなくて女性用下穿きのことね)がちらりと見えてるっていうのがいかにもオールドファッション。でもアニメシリーズに出てくる魔女の仲間などは今風なデザイン。サイトから受ける感じは「サブリナ」のドイツ版のような気がするんだけど、どうなんだろうか。

このあたりが最近やっているドイツ製のアニメのようだが、ちょうど日本の80年代後半あたりから90年代の雰囲気ですね。
イタリア・フランスに比べてもやや遅れている感じではなかろうか。

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