日刊モンスター・ハイ。
4日目の今日は、ラグーナ・ブルー。
そうです。半魚人です。
「大アマゾンの半魚人 the creature from the black lagoon」のタイトルでおなじみの怪物。一般にはタイトルの「大」がとれてアマゾンの半魚人で通りますね。ドラキュラ、フランケンシュタインの怪物につづくユニバーサル映画のつくりだしたモンスターですが、人狼のような民間伝承モンスターではなく、フランケンシュタインの怪物やドラキュラ(は小説の主人公)のような原作つきのモンスター。半分人間で半分魚だけど人魚じゃなくて半魚人。住処がアマゾンなので淡水魚人だし。人魚はいまや、伝説の生き物とはいえモンスターではありませんからね。ユニコーンがモンスターでないのといっしょ。
問題なのは、普段こいつらの行動はそれほどおかまっぽくはないということですね。ゲイだから。せいぜい男のおしりをさわるくらい。男らしいスーパーヒーローなんだけど、スーパーパワーを発揮しようとすると思わずゲイライクな組みポーズをとってしまうというのがすばらしすぎるポイントだということですね。
本人たちはわかっているのかわかっていないのか微妙なところもナイスです。
ゲイ・デュオ:「what are you looking at?」
ヴィラン:「nothing」
という悪党どもとのやりとりも、「あれ、ペリーどこいった?」レベルなのがすごいぜ。
遅ればせながら、やっと観ましたよMLP第1話。
Adventure Time や Regular Show 、Syn-Bionic Titan 等に心を奪われていてなぜか観ていなかったMLP。
第1話があまりによかったのでびっくり。
いやすごねアメリカン・カートゥーン。
前には2000年代の10年が終わって次の10年はどうなるだろうかとちょっと心配だったけど、ぜんぜん心配することなかったんだなあ。
MLP こと、「My Little Pony Friendship is magic」 はアメリカの HUB というキッズ専門チャンネルで放映されているキッズ向けアニメーション。対象年齢は10歳以下ぐらいまでで主に女の子向けのファンタジー。でも主役はポニー。というか登場するキャラクターはほぼ馬ばかりというアニメーション。
「My Little Pony」は1980年からあるおもちゃのシリーズでアメリカ・ハズブロー社の商品。その名の通り子馬がメインのキャラクター。馬といっても普通の馬だけでなく、ユニコーンやペガサスなどの馬類を扱っている。1980年代と90年代にもTVアニメになったが、2010年から背景設定とデザインを一新して「My Little Pony Friendship is magic」のタイトルでアニメーションがスタートし、商品展開が行われている。
アメリカでは、小さなキッズのファンだけでなく、大きなお友達のファンもいっぱいいる大人気のアニメーションシリーズ。
長編「Across the 2nd dimension」も面白かった。これまで観ていた人にはご褒美のような展開。ショート・コメディが長編化すると、時間に余裕ができてしまうせいかカットやシーンが間延びして薄味になってしまうことがしばしばあるのだけれど、「AT2D」はそんなこともなく、初めの20分間もあれよあれよというまにストーリーが進んでいく。え、もうそこまでいっちゃうの、みたいな感じ。いつもどうり話早い。中盤の盛り上がり部分がややいつものペースがそのままつづいた感じで意外と平坦な印象だったが、その分クライマックスは一気の盛り上がり。ステイシーの使い方もうまい。問題の「歌」も、十分覚悟していたので、それほどダメージを受けなかったぞ。それというのも「タモリ倶楽部」の歌ヘタCD・レコード勝ち抜き戦で鍛えられたおかげだ。ストーリー的には特別目新しい内容ではなく、「フィニアスとファーブ」ならこんな風になりますよということなんだけど、それでも十分面白い。もっとあれもこれも観てみたかった、という風におわるってのもなかなかいいんじゃないですか。長いシリーズだけど、あれこれ詰め込むのではなく、今回のお話に必要な部分だけをちゃんと選んでいるということでもある。ストーリーのエンディングもいきなりそれか、じゃなくてちゃんとシリーズ・エピソードにでてきたネーターを使っているのがよろしゅうございますね。
「How To Be A Lady」 のロック・パートへのブリッジがまんま 「God Save The Queen (イギリス国歌じゃなくて Sex Pistols の方ね)」なのがさすが「フィニアスとファーブ」。
「How to be a lady」は「マイ・フェア・レディ」を踏まえたエピソードの歌なんですが、後半早口でまくし立てるレディの心得をどうやって日本語にするのか楽しみ。
と、いうのもですね。英語の動詞は日本語とちょっと考え方の違う動詞がたくさんあるわけです。それを連発するので、字余り確実。翻訳の方もさぞ頭を抱えているに違いない。
世界のTVアニメ探訪、またまた発見今度はロシアのお隣さん、バルト三国のひとつ、エストニアで大人気のTVアニメーション「Leiutajatekula Lotte」(二つ目のuの上にはウムラウトみたいな点々記号付き)。
英語では Lotte from gadgetvill ということで、「発明村のロッテ」だそうですよ。leiutaja は発明者という意味らしいよ。おお、エストニア語をそれと知ってはじめて憶えたぞ。
ロッテは、海辺の村に両親と住む犬の女の子。毎回その村のちょっと変わった日常をロッテの語りで紹介するショート・アニメ・シリーズ。
でももう10年近くも再放送が繰り返されている今でも人気のシリーズだそうですよ。「Leiutajatekula Lotte(正確には二つ目のuの上に点々記号)」のタイトルで映画にもなり、現在youtubeにアップされている映画予告編によれば「Lotte and the moonstone secret(英語のタイトル、エストニア語ではどうだかわからない)」のタイトルで2本目の映画になった模様。あるいはこれが英語圏向けタイトルで映画は一本だけなのかもしれないけれど、そのへん詳しく調べてません。
追記。
「Lotte from gadgetville」は、ロッテのすむ村で発明コンテストがおこなわれることになり、村人たちがそれぞれに取り組む発明のあれやこれやとその日々を描くみたい。
「Lotte and The Moonstone Secret」は、クラウスとその友人たちが謎の寺院からもちだした3つのムーンストーンをめぐってのお話。ロッテたちはツキウサギを月に帰そうとするが、ムーンストーンにその力があるのを知って、クラウスとその友人たちをたずねるのだが、というおはなしらしい。ツキウサギが何者なのかはよくわかりませんが。
双方とも背景が3DCG、キャラクターが2Dの手書きで描かれるスタイル。
新着日記一覧 (タグ:カートゥーン)
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00:19
怪しい指
「Gravity Falls」
キャラクターの指は大人は5本だけど子供は4本というご指摘をいただいて、改めて第1話を見直してみると、子供4本はご指摘の通りでしたが、それだけじゃない。めっちゃ凝ってる。ああ。そういうことだったのか。いちいち考えて作ってるなあ~と、製作陣の遊び心(単に設定がそうだからだとか、ルールに沿っているだとかではなく、こういう懲り方は、こうしたほうが面白いじゃんという遊び心がないとなかなか実現しない)をあらためて知りました。
それが何かは、自分の目で確かめよう。要するに早く日本に来い!と、そういうわけ。日本ディズニーチャンネルさん。お願いしますよ、どうすか、ひとつ、もうこの9月くらいから日本語版を。ディズニージュニアを単独チャンネルで出しちゃってあいたところにど~んとね。
第2話には出番のなかった、スタン爺さんの店のアルバイト従業員のおねえちゃんウェンディ。ちょっとダルでフリーダムな感じのティーンエイジャーだよ。店にはもうひとりスースというでっかい太っちょで人のいいおにいちゃんもいるよ。
で、ウェンディ。赤毛(茶)でそばかすで、緑のトップス(開襟シャツ、はもう死語か、ブラウスね)。どこかでみたようなこの色設定。
「フォスターズ・ホーム」のフランキー、「Oops!フェアリー・ペアレンツ」のヴィッキーも赤毛に緑のトップス。
主人公のガキンちょがちょっとあこがれる(ヴィッキーは別、守銭奴で性悪なサディストだから)おねえちゃんはみんなこうか。
これでニック、カートゥーンネットワークにディズニーチャンネルと3大キッズチャンネルにおねえちゃん揃い踏みですな。
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01:20
怪しい州
「Gravity Falls」(あええグラヴィティー・フォールズではなくグラビティー・フォールズと表記したい)の面白い点がもうひとつ。
グラビティー・フォールズはオレゴン州カスケード山脈のど真ん中、という具合に場所が具体的に決まっていること。もちろんグラビティー・フォールズは架空の町ですが。
アメリカン・カートゥーンではわりと舞台がどこにあるのか明示しないものが多いんですけどね。どこかにあるどこかの街、みたいな。あるいはどこにでもあるとなりの町。アメコミでも「バットマン」のゴッサム・シティ(じつはもともとはニューヨークの別名、ゴッサムは英では馬鹿や阿呆の住む阿呆村の意味)や「スーパーマン」のメトロポリス(やはりニューヨークがモデルといわれていますが、イリノイ州に同名の街が実在)もどこにあるのかわからない。「ザ・シンプソンズ」にいたってはわざと場所が限定されないように気を配っているんだそうな。「フィニアスとファーブ」もダンビルと三つの州がどこにあるのかわざとわからないようにしてますね。そんななかで「the mighty B」の主人公の住んでいる町がサンフランシスコ(ゴールデン・ゲート・ブリッジがでてくる)というのは珍しい例。実在する全米各地を旅めぐりしていた「Ben10」も、最後に帰ってきたベンの家はどこにあるのかわからない。
フォールズFalls とは滝のこと。湖と滝は観光地にもってこいなのは日本も同じですね。滝のある町の名前で~フォールズというのは何箇所もあるようです。野原の真ん中の町が~フィールドっていうのと一緒ですね。
オレゴン州で知っていることといえば、ナイキの本社があることと、インディーカーのCART時代にオレゴン州ポートランドのポートランド・インターナショナル・レースウェイでレースをやっていたこと。これがコンパクトだけれどなかなか見事なレイアウトの名サーキットだったなあ。毎年6月だか7月だかにバラ祭りがあって、そのイベントにあわせてCARTのレースが開催されているんだったと記憶しておりますが。
それ以外となるとあれか、NBAのトレイルブレイザースがポートランドか。
アメリカではオレゴン州の認知度ってどのくらいなのかなあ。
日本でいう福井だとか島根だとかとにたりよったりだったりして。
おっと、島根と福井の方には申し訳ない。お許し願いたい。
なんだったら、富山と鳥取にしても・・・・、も、いいですか。そうですか。
ちなみにオレゴン州の場所は西海岸。北はワシントン州、南はカリフォルニア州。西は太平洋で(あたりまえか)東はアイダホ州。アイダホはもっと知らないなあ。ポテト、ぐらいですか。アイダホとかノース・サウスダコタとか、どんなトコロなんだろうか。やっぱり隣の家まで10kmとかそういうところなのかなあ。
オレゴン州とは関係ないですが、ディズニーチャンネルのドラマシリーズ「サニー・withチャンス」で主人公サニーが出演する架空のコメディ番組のライバル番組(これも架空)のタイトルが「マッケンジー・フォールズ(マッケンジーの滝)」。これは「ドーソンズ・クリーク(ドーソンの小川)」(アメリカの実在する人気ドラマ)のもじりではないかという話です。
ところで、「グラビティー・フォールズ」第2話の湖の水面表現。改めて見直すと劇場映画なみはちょっといいすぎだったかな。でも初見の時にはいろいろはっとさせられる表現があったわけだし、やはり良く出来ていることには変わりない。
それにしても、爺さんいい性格だ。
「アドベンチャー・タイム」のジェイクもいいおっさん犬だし、やっぱりおっさんキャラがいいのはいいカートゥーンなんだな。
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04:52
怪しい新番組
うそです。
21世紀の次の10年を迎えて、ディズニーチャンネルの新作アニメがついに登場。現在絶好調だが、そろそろ終わりも見えてきた「フィニアスとファーブ」、そこそこ面白いが、ブレイクというほどでもない「スイチュー!フレンズ」の次の作品ということで、注目されること必至であったわけですが、その出来はいかに。
「Gravity Falls」
DipperとMabelの双子(兄妹か姉弟かはわからない)は、夏休みの間森林に囲まれた、のどかな観光地グラビティー・フォールズで観光客相手にみやげ物店を営むスタン大叔父さんのもとですごすことに。ところが、普通の観光客は気がつかないが、このド田舎の町グラビティー・フォールズにはとんでもない秘密が。偶然にもグラビティー・フォールズにまつわる謎を記したノートを手に入れたDipperとMabelは、グラビティー・フォールズの怪しい秘密の渦に喜んで飛び込んでいくのであった。
このディッパーとメイベル。50年前だったら明らかにキャラクターが逆であっただろうという設定。
好奇心旺盛だが本の虫、冒険はしたいが慎重派のディッパーと、とにかく楽しいのが好きでなんにでも首をつっこみたがる歯止めのきかないとんちんかんなメイベル。メイベルはペッパー・アンに始まるディズニーチャンネル・オリジナルアニメーションシリーズのヒロインの正統な継承者ですね。
スタン叔父さんもあやしさ大爆発。どういうわけかフェズ(トルコ帽)を愛用する怪しい爺さんは、普段は店の観光客相手にあることないこと講釈する商売人だが、その実は・・・。
キャラクターの魅力は言うことないんですが、問題はですね、お話のネタです。オカルトネタ満載。小人や妖精さん、伝説の生き物だけでなく、カバラや、オカルト・シンボルネタに科学も混ぜ込んで、そう子供向け「Xファイル」「スーパーナチュラル」になってるんですよ。ファンタジーコメディのふりして、ネタがマニアすぎだ。でもマニア偏りに陥ることなく、子供向けアクション・コメディとして作られているところがおみごと。
本編は22分(通常のアメリカ・アニメと同じ)のくせにストーリーがめっちゃ濃い。この辺、ストーリー展開よりも毎回重層したエピソードがモザイクのように絡み合うことの面白さという、シリーズ作品としては非常に珍しいタイプの「フィニアスとファーブ」とはまったく違うもの。オーソドックスなストーリー構成に、22分じゃ無理じゃない?って位のエピソードを詰め込んでいながら詰め込み感がないという、練りこみの度合いがすごい。正直第1話はスペシャルで長めに作ってあるのかと思ったくらいで、第1話としてはお見事な出来。キャラクター、世界観、どういう物語なのか、これからどこへ行こうとしているのかをちゃんと描ききっている。
絵もすごい。主人公は3頭身のいわゆる子供キャラであり、他の登場人物もそれにそった子供マンガのデザインラインで、これまたオーソドックスな手描きの2Dのアニメーションだが、動きの密度が劇場用アニメに近い。2Dのキャラクターに、背景には水彩手描き風のテクスチャーを、キャラクターと共に動くガジェットには実線と面塗りのいわゆる「アニメ塗り」なテクスチャーを張り込んでいる3DCGを組み合わせ、とまっていればすべて絵の具で手描きされた背景にセル画のキャラが乗っている一枚の絵になるくらいに違和感がないのはいまや常識。動いていてもまったく違和感がないレベルに到達しそうだ。これはすごいですよ。アニメーターおみごと。だんだんどこが手描きでどこまでが3DCGなのかわからなくなってきているのは実写と同様。
第2話は湖の怪物ネタでしたが、どたばたアクションコメディでありながら流体表現が非常に優れている「キック・ザ・びっくりボーイ」とはまた一味違った流体表現が出来ている。つーかこの水面表現はTVアニメの出来じゃない。まじ劇場用でもいいくらい。
ほぼフルアニメーションに近い動きだが、キャラクターは一昔前のアメリカ・カートゥーンのように大げさにしゃべると顔(頭)がふにゃふにゃと上下左右に伸び縮みするようなことはもはやない。そういう点では日本のアニメーションにとても近い。が、もちろん動きの密度や、クリエイティビティは現在の日本のそれとは段違い。昔の東映動画劇場用作品の出来栄えがそのままTVアニメーションに移行していたらこのようだったかもしれないと思わされてしまう。指もちゃんと5本あるよ。
声優の演技もいい。アメリカのアニメは大人が演技するときも子供のキャラだからと無理に子供声を作ったりせず(もちろんする場合もある)、役者のいつもの演技をそのまま生かす作品が多いが、これもそう。それだけにメイベルの変なキャラクター演技はお見事。本当に普通にそこいらにいそうな女の子って感じでしゃべるのだがしゃべる内容は普通じゃない。
とにかく、前にも何度か書きましたが、20世紀末から爆発的に進化を始めたアメリカ・アニメ。21世紀の第2の10年期に入っても、アメリカ・アニメはまだまだ進化を続けているのだなと、あきれ返ってしまいます。つーか幸せだ。どんどん新しい表現を実現していく様を観ることができるなんて、いい時代だなあ。
忘れてた。主題曲(インストルメンタル)がまたいいんだわ。どことなくXファイル・トリビュートなメロディとアレンジで、怪しい雰囲気満点。サウンド・トラックも凝ってますね。
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08:04
Agent Kalaschinikov
Robotboy の ゲスト・ヴィラン、女スパイ Agent Kalaschinikov と Dr.Kamikaze's girls。
「Robotboy」は、イギリス・カートゥーンネットワークで放映されたガキんちょアニメ。Dr.Moshimo の作り出した 万能ロボット Robotboy 。しかし悪の科学者 Dr.Kamikaze は Robotoboy に目をつけ、世界征服の道具として利用しようとする。Dr.Moshimo は少年 Tommy に Robotboy を託すのだった。人間の世界で人間のために役立つロボットとして、Tommy やその友人たちと共に Robotboy はさまざまなことを学んでゆく。というのがプロット。ちょっとなつかしい6、70年代の日本のアニメみたいでしょ。2000年代はアメリカやヨーロッパのTVアニメ製作が日本のTVアニメーションに猛スピードで追いつき、おそらく一部を除き、ある意味追いついた10年間だったといえるんじゃなかろうか。「Robotboy」もそんな日本に追随しようとしたアニメのひとつ。
黒服のキャラクター、Agent Kalaschinikov はその名の通り、バリバリのロシア訛りでしゃべる女スパイ。悪の科学者 Dr.Kamikaze に雇われて、Robotboy を手に入れようとするがあえなく失敗。去り際に、目的達成の暁には Dr,kamikaze と結婚するつもりだったと問題発言。ええ、じじい趣味(Dr.Kamikaze は子泣き爺みたいなチビのじいさん)なのか~?しかし、2度目の登場では、Dr.kamikaze の目の前で、いい男とカップルだったという、これだから女スパイは信用できない。
他の3人は同じエピソードにでてくる Dr.Kamikaze の取り巻き娘たち。じいさん、いい年して毎晩この娘たちとああんなことやこおんなことをしているのかと思うと、博士、一緒に世界を征服しましょう、と思わずにはいられない。でも、出てくるのは最後の1カットだけなんですけどね。
それはそれとして、このエージェント・カラシニコフ(以下エージェント・K)。デザインが「Jane Blonde sensational spylet」のジェーンとそっくりではじめて観たときはびっくり。「Jane Blonde」は、洋書読み日記でも書いたことがありますが、ニュージーランドの作家 Jill Marshall の少女スーパースパイ・アクション物の小説。扉絵にジェーンのイラストが載っているんですが、それが、エージェント・Kとそっくり。どうなってんの?と思っていたんですが、本にはイラストレーターが誰だか載っていない。一方、Robotboy のキャラクターデザインは、「Jane Blonde」とはまったく関係なさそうな人。これはお手上げだと思っていたのだけれど、今日、アマゾンをのぞいてみたら、アマゾンは作家とイラストレーターの両方を記載しているではないか。これだ、と早速「Jane Blonde」をみてみると、イラストレーターは Chris Barbutt 。この人のブログを見ると、「Robotboy」の背景デザインに関わったと書いてある。キャラクターデザインについてはわからないが、エージェント・Kが基本一回限り(後にちらっと再登場)のゲストキャラだったことを考えると、Chris Barbutt がデザインしたと考えてもよさそうだな、と真実はわからないものの半分納得したのでありました。
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20:32
Agents in disguise
Kitty and Dadley disguise as Trixie and Veronica.
T.U.F.F. Puppy のキティとダドリー。ふと思いついて描いてみました。新しい机も絶好調(意味がわからないな)。アメリカでは第2シーズンも好調(?)のようすだけど、日本にゃこないんだよ~。ニコロデオンのバカ~。
今日は朝からどかどか雨が降りましたね。
おかげで野球が中止(それは昨日のことだけど)になって、予定されていた今日の録画中継が中止となり、代わりに見逃していたWTCC第5・6戦を放送。ばんざい、いやっほう。というわけで昼間は、第7・8戦とあわせてWTCC中継二本立てのツーリングカー・レース三昧。
第7・8戦は、なんと初のスロヴァキア開催。国の名を冠したスロヴァキアリンクでのレースでした。
スロヴァキアって知ってますよね。
お隣(前はチェコ・スロヴァキアという一つの国だった。1993年にそれぞれ分離独立)チェコのブルノ・サーキットはMotoGPも開催される素晴らしいサーキットですが、新設のスロヴァキアリンクもなかなかどうして、丘陵地を利用して作られた全長6Kmのサーキットは、比較的平坦でありながら途中3つの丘を登り降るというユニークなレイアウト。道幅も広くエスケープゾーン(グラベル)も広い。このへんは近代型。高速で突入する3つの丘はけっこうピーキーで、WTCCのマシンでも頂点で車が浮くくらい。F1あたりだと飛んでしまいそうで(80年代には道が上下するレイアウトのサーキットでF2で空中舞い上がり事故があった)かなり危ないんじゃなかろうか。でもツーリングカーなら大丈夫。FIAGT1も開催予定なのでこちらも楽しみ。
時計回りのサーキットは全体がおにぎりのようなレイアウト。メインストレートから中速の第1コーナーを回ったあと直線・高速コーナー直線をつないでいく。それぞれの短いストレートにある2つの丘をこえると、右へぐるりと回り込みイン・フィールドの連続中・低速コーナー区間へ入って、さらに丘。再びぐねぐねと曲がりくねったあとに短い直線からぐるりと回り込み最終コーナーからメインストレートへ戻るというレイアウト。なんだかブラジルのインテルラゴスを裏表ひっくり返したような雰囲気でもある。
第7戦は、セアトのガブリエル・タルキーニ(おや、なつかしいと思う人もおいででしょう。F1でも走ってましたあのタルキーニです)が、第8戦はシボレーのロブ・ハフがそれぞれ今季初優勝。毎度WTCCならではのスタンディングで殴り合いのようなガッツンガッツンいわす(実際接触当たり前なので音がする)バトルが展開されました。
WTCCには日本開催(鈴鹿)のレースからホンダがシビックで参戦予定。久しぶりのワールド・チャンピオンシップ・レース、頑張ってもらいたいですね。
インディでは先日のレースで佐藤琢磨選手がとうとう3位表彰台獲得。次は優勝ですね。今月末にはインディ500。楽しみです。そうだ、ジャン・アレジもインディ500に出るつもりらしいよ。奥さんよく許したなあ。
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03:07
Cleo de Nile
Cleo based on Monster High Fright Song PV
日刊モンスター・ハイ。
5日目の今日は、クレオ・デ・ナイル。
ミイラ男(女の子だけど。この怪物の「なんとか男」とか「なんとか女」っていう名称は本当に困るなあ)ですね。
クレオは学園のクイーン。ゴーゴン(メドゥーサはその三姉妹の末妹の名前。ちなみに現存するギリシア神話では上の2人の姉には名前がなく、作品ごとに適当な名前で呼ばれる傾向にあります)のデュース(だからデュースは男の子ですよ)と公私が認めるベストカップル。
エジプトの高貴な血がそうさせるのか、普段は自分が世界の中心で一見お高くとまった女王さまですが、じつは意外と忍耐強く面倒見がいいという割といい人。人の上に立つからにはかくあって欲しいものですね。
モンスターの出生の古さから言えばミイラが一番でしょうか。エジプト4千年の歴史が相手ではせいぜい1、2千年かそこいらの吸血鬼、人狼、魚人間(半魚人ね)は比べ物になりませんね。ましてや、わずか200年のフランケンシュタインの怪物をや。
とはいえ、やはりメディアの力は偉大だ。吸血鬼、フランケン(いまではすっかり「シュタインの怪物」はとれてしまっていますね)、狼男が怪物御三家。新参者としてゾンビをふくめて四天王でしょうか。
現在アメリカでは、1994年の映画「インタビュー・ウイズ・バンパイア」のヒットから、新吸血鬼モノとでもいうような、ゴシックロマン風メロドラマ・ヴァンパイアが大流行。21世紀になってからも吸血鬼小説や吸血鬼ドラマがいっぱいです。その2年前にはフランシス・フォード・コッポラ監督作の「ドラキュラ」が公開されてますね。ゲイリー・オールドマンがドラキュラだよ。ゲイリー・オールドマンはいいよね。わたしは極悪非道の小心者役者No1だと思っています。「レオン」とか、「フィフス・エレメント」とかね。でも出演作では「蜘蛛女」が一番好きだな。おっと話がそれましたね。
現代ゴシック・ホラーな吸血鬼映画としてヨーロッパでも最近「僕のエリ」がヒットしましたね。
ミイラもちょっと前の映画「ハムナプトラ」(1999年)シリーズで復活しました。
フランケンシュタインの怪物もあの世界一の役者馬鹿ロバート・デ・ニーロが演じた原作にそった映画「フランケンシュタイン」(1994年)で復活。
狼男は、ちょっと古いけど「狼男アメリカン」(1981年)が近代狼男映画では最高なんじゃないかなあ。一般的にはマイケル・ジャクソンの「スリラー」ですかしらね。あ、ジャック・ニコルソンも「ウルフ」で狼男やってましたね。これも1994年なんだ。1994年は怪物復活の年だったんですねえ。
そうなると、半魚人の復活がないのがちょっと寂しいな。だれか半魚人映画撮ってくれないかしら。
いつのまにやら映画の話になってしまいましたが、ま、そんなところで。
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01:58
Lagoona Blue
Lagoona based on Monster High Fright Song PV
日刊モンスター・ハイ。
4日目の今日は、ラグーナ・ブルー。
そうです。半魚人です。
「大アマゾンの半魚人 the creature from the black lagoon」のタイトルでおなじみの怪物。一般にはタイトルの「大」がとれてアマゾンの半魚人で通りますね。ドラキュラ、フランケンシュタインの怪物につづくユニバーサル映画のつくりだしたモンスターですが、人狼のような民間伝承モンスターではなく、フランケンシュタインの怪物やドラキュラ(は小説の主人公)のような原作つきのモンスター。半分人間で半分魚だけど人魚じゃなくて半魚人。住処がアマゾンなので淡水魚人だし。人魚はいまや、伝説の生き物とはいえモンスターではありませんからね。ユニコーンがモンスターでないのといっしょ。
ただ、アメリカの人は、魚は水の中で泳いでいればみんなひっくるめて魚だと思っているようで(ま、そりゃそうだけど)、淡水魚か海水魚かあんまり気にしていないフシがありますね。アニメでは金魚が平気で海で泳いだりしますからね(そういやユニバーサル映画の「メガピラニア」も海でぴちぴち泳いでいたし)。でもまあ、マンガだからね。
ラグーナはモンスター・ハイの水泳部のキャプテン(反則じゃないのか?)。ペットのピラニアと仲良く泳いでいます(プールで放し飼い。反則だな)。困った人(怪物だけど)を放っておけない人情家。
アニメ版では怪物だとバレバレ(ラグーナは手足にヒレついてるし)ですが、小説版ではみんないちおう怪物だとわからないような格好をしています。ラグーナも一見人間の女の子。いったいどういうわけで半魚人が人間に見えるのか、今後の展開が気になるなあ。やっぱり半魚人じゃなくて人魚って設定なんだろうか。それじゃつまんない~。
話は変わりますが、半魚人という名詞を考え出した人は天才だな。
「どうしますこの怪物の名前。ラグーン・クリーチャーとかアマゾン・モンスターじゃなんのことかわかりませんよ」
「半分魚の人間なんだから人魚なんじゃない」
「いや、この顔は人魚じゃないでしょう」
「じゃ、魚人」
「ひっくり返しただけじゃないですか。土人(死語)みたいでどうかなあ」
「じゃあ、半分魚で半分人なんだから半分魚人」
「じゃあ半魚人ですね」
「いいよ、もうなんでもいい」
という企画会議だったことは十中八九間違いあるまいと洗面器。
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09:47
Clawdeen Wolf
Clawdeen based on Monster High Fright Song PV
日刊モンスター・ハイ。
3日目の今日は、クラウディーン・ウルフ。
Wolf に e が付いてないのがはっきりしていてよろしい(実際に Wolfe という人名があります。前のエントリでも書きましたが、これらの末尾のeは固有名詞・呼称だよ、というしるしで発音はしません)。
わかりやすいですね。狼人間。ワーウルフ(英語・人狼)、ヴェアヴォルフ(ドイツ語・人狼)、ルー・ガルー(フランス語・人狼)あるいは、ライカントロープ(狼男-ギリシア語の狼+男性の意)です。
吸血鬼と同様にモンスターの名門。
最近の映画ではおおむね吸血鬼の敵役になってますね。
これで、フランケンシュタインの怪物、吸血鬼、人狼(普通は狼男と書きたいところですが、キャラが女の子だからねえ。ワーウルフには男女の別なし。ルー・ガルーは男性名詞だけど、女狼人間もルー・ガルーなわけだからややこしいな。)と怪物御三家がそろったでがんす。
それはそれとして、クラウディーン。アニメではドラキュローラの親友(らしい)で、鏡に映らないドラキュローラ(吸血鬼だからね)のお化粧直しの時なにくれとなく面倒を見ている様子ですよ。ワイルドなクラウディーンとお嬢様なドラキュローラのコンビというわけですね。
今までの中では一番シンプルで描きやすいし、現実味のある装いですよね。頭の上に出ている耳は別として。それにいざ描いてみるとけっこうかっこいいデザインだなと思ったりして。
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04:03
Draculaura
Draculaura based on Monster High Fright Song PV
Monster High の、ドラキュローラ。やっぱりPV版。
名前でお分かりのように、吸血鬼。ただし、血を見ると卒倒してしまう完全菜食主義者。大丈夫なのか。
しかし、最大の問題は、彼女の個人名がドラキュローラだということ。つまり、ファミリー・ネームはなんなのか?ということ。
アニメ・シリーズでは、クラウディーンと、小説ではラグーナと仲がいい、育ちの良いお嬢様。吸血鬼はモンスターの名門ですからね。
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11:44
Frankie Stein
Frankie based on Monster High PV version
てなわけで、Monster High のフランキー・スタイン。
これは Monster High の主題歌 Monster High Fright Song のPVに出てくるアニメーション版のフランキー。
基本デザインは、マテルの公式デザインがほぼそのまま動くフラッシュ・アニメーションのウェブ・アニメ・シリーズと同じだけれど、PV版は、トラディショナルな手描き動画の2DCGアニメーション。そのため、デザイン画がそのまま動くフラッシュのようなわけにはいかず、あちこちデザインが改められています。それでもこの服のパターンがそのまま2D手描き動画にのって動くのだからCGの技術も日々すすんでますね。TVアニメなどによくあるような「切抜きに貼り付けた」風ではなく、体の動きにあわせてパターンが動くわけです。
しかし一番の違いは肌の色。マテル・ドール、フラッシュ・アニメ版は青白い肌ですが、PV版は、小説版に描写されているような緑色の肌。小説を読んだあとでは緑の肌も意外といけてる感じですよ。
PVのアニメーション・パートを製作したのは PepperFilms というアニメーション・スタジオで、どうやら、CMなどのアニメーションを主に手がけているようです。そのため非常に凝ったつくりのアニメーションを得意にしているアニメ職人スタジオみたいですね。それにしても、PVのアニメーションはちょっと出来が良すぎますね。日本のTVアニメーションでキャラクターが踊ってるのとはやっぱり一味違うなあ。
単にキャラが良く動くというだけでなく、ライティングが思い切っている。ライティングといってもアニメだから実際にはカラーリングなんですけどね。
また背景の動かし方も含めてカメラワークもいいすよ。
それにしても、このデザイン。はじめはめんどくさそうだなと思ったけど、いざ描いて見るとあっさり終了。あれ?ってくらいシンプルで、良く出来たデザインだなと改めて思いましたんですのよ旦那さん。
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01:05
ジ・アンビギュオスリ~・ゲイ・デュオ
~なのは、ちょっとゲイっぽくってことで。
問題なのは、普段こいつらの行動はそれほどおかまっぽくはないということですね。ゲイだから。せいぜい男のおしりをさわるくらい。男らしいスーパーヒーローなんだけど、スーパーパワーを発揮しようとすると思わずゲイライクな組みポーズをとってしまうというのがすばらしすぎるポイントだということですね。
本人たちはわかっているのかわかっていないのか微妙なところもナイスです。
ゲイ・デュオ:「what are you looking at?」
ヴィラン:「nothing」
という悪党どもとのやりとりも、「あれ、ペリーどこいった?」レベルなのがすごいぜ。
何を書いているのかさっぱりだという方もおらりょうからちょっとだけ。
先だってのオフ会で拝見したスーパーなアメリカアニメ「ジ・アンビギュオスリ~・ゲイ・デュオ」はエースとその相棒ゲイリーという2人の筋肉もりもりで股間もリッチなスーパーヒーローのゲイ・デュオが、悪魔のようなストレート・ヴィランたちの悪事を砕きまくるというか、もう腰砕けに砕きまくるスーパーなアニメ。ゲイ・デュオならではの必殺技の数々は悪党のみならず視聴者も悶絶すること間違いなし。
ひとたびコミッショナーから連絡が入ればぺ○ス・モビル(勝手に名前をつけた)を駆り現場に急行。○ニス・モビルは、いざとなればエレクト・モード(勝手に名前をつけた)で空も飛び、先端からびゅびゅっとああもうびゅびゅっとばかりにビームを発射するスーパーなメカなのだ。ビルの壁などひと破りってくらいに硬いのだ。
馬鹿だ。馬鹿すぎる。
伝説のコメディ・バラエティ「サタデー・ナイト・ライブ」内で放映されたアニメ。本当にろくでもない番組ですね「サタデー・ナイト・ライブ」(注・誉めてます)。1996年の作品のくせに6・70年代へなちょこスーパーヒーローアニメのふりをしています。12話もあるのか。どうかしてる。本当にアメリカの人は世界で一番に「下品で馬鹿」が好きな人たちなんだなあとあらためて寒心じゃなくて感心してしまいます。ていうか、表現の自由ってなんてすばらしいんだろうかと勘違いしてしまいます。
ambiguously なんて単語きいたことねえよ、と思って調べた結果、意味は形容詞 ambiguous の副詞形で、「曖昧な状態で・不確に」なんだってさ。みごとなネーミングだ。
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04:31
MLP ep3
例によってHDDのフォーマットに時間がかかりまくなのでその間にMLPの第3話を観てみたよ。
HDDも一時期よりは値段が下がったものの、まだまだ最安値のころには程遠いですね。ま、それはいいとして。
王宮を離れポニービルで暮らすトワイライト・スパークルとお供のスパイク。
アップル・ジャックの農園でリンゴの収穫を手伝っていたところに、プリンセス・セレスティアから Grand Galopping Gala (グランド・ギャロッピング・ガラ。訳すのが難しいのであきらめた。どうやら王宮主宰の大舞踏会を中心にしたお祭りらしいんだけれど、どの言葉を選んで訳すかは、まあ、MLPが日本で放映されたら本職の人が考えれくれるでしょう。言葉だけの直訳では大襲歩祭。でも、これじゃあねえ~)への招待状が届く。まだ参加したことのないトワイライトは楽しみで仕方ない。しかし送られてきた招待状は2枚だけ。ダンスがきらいなスパイクは行きたくない様子。とすると、誰かもう一頭、いっしょにいくポニーを選ばなければいけない。
華麗な祝祭もアップル・ジャックにとってはちょっとちがった目的の場。グランド・ギャロッピング・ガラといえばイクエスティリア中から大勢の立派なポニーたちが集まってくる。そこで農場のリンゴを売れば大金が手に入る。古くなった農場を建て直し、30頭を越える自分の大家族にそれぞれ良くしてあげられるにちがいない。ぜひ行きたい。
しかしそこに上から落ちてくるレインボー・ダッシュ。ちょうどリンゴの木の上で昼寝をしていたのだった。グランド・ギャロッピング・ガラの際にはペガサスの飛行チームが曲技飛行を行う。レインボー・ダッシュにとっては自分の飛行能力をひけらかす、じゃなくて見せびらかすでもなくて、大いに披露して、そのチームの一員になるチャンス。いくならぜひ自分と一緒に。
どっちがいくか、だったら前足レスリング(腕相撲ね)で勝負だと実力で決めようとする2頭だが、それをとめるトワイライト。誰と行くかは納得できる理由がなければ決められない。そういえばすっかりお腹もペコペコなのだった。食事の後に決めるからと、その場を離れるトワイライト。
しかし、誰と行くかをどうやってきめればいいのかわからないトワイライト。ところが、その後も招待状をめぐって、ピンキー・パイ(ガラは美味しいもの楽しいもの綺麗なものがいっぱいの最高に素敵な場所それこそわたしにふさわしい)、ライリティ(素敵に着飾ったポニーたちのなかにあっても自分の美しさは注目を集め、プリンセス・セレスティアが紹介してくれる最高の美男(馬だけど)子にみそめられてロイヤル・ウエディングを挙げる運命なのだ)、フラッター・シャイ(ガラの催される王宮の庭園には数多くの珍しく、またすばらしい生き物が満ち溢れていて、それらとふれあえるならどんなに幸せなことだろうか)が、それぞれどれだけ自分にとってガラに行くことが重要なのかをトワイライトに語り、一緒に行くことを迫るのだった。
一度は逃れるトワイライトだがなかなか心を決められない。それにお腹もぺこぺこのまま。その上今度はみんな自分を選んで欲しさのあまりに、トワイライトにあれこれいらん世話をやきまくるのであった。
どうするトワイライト・スパークル。みんな大事な友達なのに、いったい誰かを選ぶなんて事が彼女にできるのだろうか。
いいですね。これも友情ものにはお決まりの、「誰を選ぶの?」エピソード。1枚の招待状をめぐって、共に冒険をした仲間がいきなり分裂の危機。でも、一人一人じゃなくて一頭一頭が自分の要求をはっきり出すことで、第1・2話に加えて、さらにキャラクターを深く掘り下げることもできるというなかなか気の利いたエピソードですね。そしてトワイライトの選んだ解決法は当然そうなるべき選択だったのでした(ネタバレはしないよ、あとは観てのお楽しみ。でも、おはなしが始まったとたんにそうなることはわかちゃうけどね。子供向けだし)。
とにかく個性的なキャラだらけなので観ていて楽しい。特にピンキー・パイの止まらなさ加減は、脳にノーブレーキ状態。フラッターシャイも微妙な変っぷりを発揮し始めですかしらね。
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05:46
MLP Ep2
てなわけで、MLP第2話もみてみたよ。
「夏の陽の祭り」の夜、プリンセス・セレスティアは行方不明になり、ポニーヴィルに降り立ったナイトメア・ムーンは、ポニーたちに永遠の夜の訪れを告げて去っていく。ナイトメアを止める方法はエレメンツ・オブ・ハーモニーの魔法だけ。エレメンツ・オブ・ハーモニーは、6つの要素すなわち、kindness 優しさ、laughter 愉快さ、generousity 寛大さ、honesty 誠実さ、royalty 気高さの5つとまだ明らかでない6つ目のエレメントのこと。
トワイライト・スパークルはポニーヴィルでであった仲間とともにエレメンツ・オブ・ハーモニーを求めて古代の「王家の姉妹」の城があるという妖しの森に向かう。途中、ナイトメアのさまざまな妨害にであうトワイライトたちだが、それぞれの方法で罠を打ち破っていく。やがて、廃墟となった城にたどり着いたトワイライトたちは、5つのエレメントを象徴する5つの玉を見つけるが、しかし6番目のエレメントはどこにあるのか。それを明らかにするためまず5つのエレメントの力をよみがえらせようとするトワイライトの前に再びナイトメア・ムーンが現れるのだった。
第1話に続くストーリーの後半。これまた20分でやるような内容かというくらい中身がびっしりと詰まった展開。無駄を徹底的にそぎ落としていながら、必要なことはすべて盛り込む贅沢な内容でした。ごちそうさま。
5つのエレメントはもうお分かりのように、トワイライトを除く5頭のポニーたちのキャラクターになっているわけですね。
どれがどのキャラクターかは見ればすぐわかるという按配になっているし、罠を突破する方法もそれにそっている。
ラリティが意外といいな。
それにしてもピンキー・パイ狂ってる。
この第1・2話で6頭が出会うということが物語のスタートとなって、はじめはポニーヴィルを救うという同じ目的があって行動をともにしたトワイライト・スパークルと5頭のポニーたちの友情がどのように育っていくのかが、シリーズのメインテーマなんですね。紆余曲折ありそうですね。
そのうち続きも観てみよう。
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08:39
MLP
遅ればせながら、やっと観ましたよMLP第1話。
Adventure Time や Regular Show 、Syn-Bionic Titan 等に心を奪われていてなぜか観ていなかったMLP。
第1話があまりによかったのでびっくり。
いやすごねアメリカン・カートゥーン。
前には2000年代の10年が終わって次の10年はどうなるだろうかとちょっと心配だったけど、ぜんぜん心配することなかったんだなあ。
MLP こと、「My Little Pony Friendship is magic」 はアメリカの HUB というキッズ専門チャンネルで放映されているキッズ向けアニメーション。対象年齢は10歳以下ぐらいまでで主に女の子向けのファンタジー。でも主役はポニー。というか登場するキャラクターはほぼ馬ばかりというアニメーション。
「My Little Pony」は1980年からあるおもちゃのシリーズでアメリカ・ハズブロー社の商品。その名の通り子馬がメインのキャラクター。馬といっても普通の馬だけでなく、ユニコーンやペガサスなどの馬類を扱っている。1980年代と90年代にもTVアニメになったが、2010年から背景設定とデザインを一新して「My Little Pony Friendship is magic」のタイトルでアニメーションがスタートし、商品展開が行われている。
アメリカでは、小さなキッズのファンだけでなく、大きなお友達のファンもいっぱいいる大人気のアニメーションシリーズ。
昔むかし、ポニーたちの住むイクエスティリア(もし日本で放送されればこの表記は変わるかもしれませんが)は、2頭の姉妹のユニコーンよって造られた。姉は昼を、妹は夜を司るが、そこに住むポニーたちは夜には寝静まり、妹はいつも一人。孤独に耐えかねた妹は昼を夜に変え世界を我が物にしようと姉と争い、姉によって夜空の月に封じ込められてしまう。そして千年の時が流れ妹は月の戒めから解き放たれて、再びイクエスティリアに現れようとしている。
王宮の古い書物からそれを察知したトワイライト・スパークルは、王女セレスティアに警告するが、「夏の陽の祭り」の準備に忙しいセレスティアからは一人で行動せず事態に対処するようにと返事が届くだけ。トワイライトはお供の子ドラゴン、スパイクとともにポニーの街へ降り、セレスティアの指示に従って仲間を探すことになる、というのが第1話。
いや、「キック・ザ・びっくりボーイ」を聞きながら観ていたのでいまいちちゃんと台詞を聞き取れてないんですが、大体こんな感じ。
で、その後仲間となるポニーたちと出会うのだが、夜が訪れ「夏の陽の祭り」が始まると、ついに月から解き放たれた夜のユニコーン、ナイトメア・ムーjンがポニーたちの前に姿を現すのだった、という日本のアニメだったら1クールかかっちゃいそうな内容を第1話だけでやってしまうのであった。
トワイライト・スパークルをはじめとする主人公たち6頭(スパイクを入れれば7頭)の描写がすばらしい。すべてのキャラクターがなにかしら2面性を持っていてそれを短いエピソードでテンポ良く次々と描いていく。第1話でここまでやってしまうというのはすごい。たとえこういうお話としてはステレオタイプな展開だとはいえ、いやステレオタイプだからこそ良く練りこまれた脚本で、キャラクターを観ているものにわからせなければいけない第1話としては理想的。
特に、トワイライト・スパークル。自分の理想とずれていく成り行きにはじめは戸惑い、しだいにいらいらしはじめ、しまいにはつっけんどんな態度になってしまうあたりが実にいい。
まじめなのが長所でもあり欠点でもあるトワイライト・スパークル(ユニコーン)。
開けっぴろげだが慎重でもあり頼れるアップル・ジャック。
自分の能力にやや自信過剰なレインボー・ダッシュ(ペガサス)。
何事も見た目が大事な巻き毛のお嬢様ラリティ(ユニコーン)。
動物大好きだが引っ込み思案で人見知りの激しいフラッターシャイ(ペガサス)。
一度しゃべりだしたらとまらない、行動が予測不能のピンキー・パイ。
たった20分のエピソードでこれらのキャラクターを的確に描いていくわけだから、このアニメーションの本気度がわかる脚本だった。
絵はやはりフラッシュ系で、フルアニメーションでするすると動くよ。キャラクターは馬なのでそのしぐさが人間キャラと同じようでまた違うというアニメートの面白さもある。
キャラクターデザインはローレン・ファウスト。いまアメリカン・カートゥーンデザインでキュート・キャラを描かせたらNo1の人。
いくら面白くてもこれはまた、日本に来るのは難しそうだな~。もとが新規チャンネルのHUBなので、まずどこ(どのチャンネル)が持ってくるかという問題もあるし、ハズブローというおもちゃ会社の商品展開とっしょでないといけないのでそこんところも大変そう。
とはいえ、面白いものを放っておく手はないよね。どんな形でもいいから日本にも来るといいなあ。
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07:19
フィニアスとファーブ漬け
土曜日曜と、夏に戻ったかのような気候でありましたね。
曇っていても湿って蒸したような空気に、晴れれば30度近くまで気温が上昇。夏、しつこい。
その土日は、「フィニアスとファーブ」の長編オリジナル・ムービーの日本初放送と、それにあわせて日本での視聴者が選ぶエピソード・ベスト10の発表および放映の本放送と再放送で13時間、プラス、レギュラー放送はハロウィーン・エピソードということで、延々10時間以上「フィニアスとファーブ」漬け。土曜は日本語、日曜は英語で。ベスト10の方はすでに観たことのあるエピソード、どころか、「オスの魔法使い」や「バンド再結成」は、すでにもう10回くらい観てるのでここでまた見る必要もなかったのだけれど、ついついみてしまう。
おもしろいなあ「フィニアスとファーブ」。
長編「Across the 2nd dimension」も面白かった。これまで観ていた人にはご褒美のような展開。ショート・コメディが長編化すると、時間に余裕ができてしまうせいかカットやシーンが間延びして薄味になってしまうことがしばしばあるのだけれど、「AT2D」はそんなこともなく、初めの20分間もあれよあれよというまにストーリーが進んでいく。え、もうそこまでいっちゃうの、みたいな感じ。いつもどうり話早い。中盤の盛り上がり部分がややいつものペースがそのままつづいた感じで意外と平坦な印象だったが、その分クライマックスは一気の盛り上がり。ステイシーの使い方もうまい。問題の「歌」も、十分覚悟していたので、それほどダメージを受けなかったぞ。それというのも「タモリ倶楽部」の歌ヘタCD・レコード勝ち抜き戦で鍛えられたおかげだ。ストーリー的には特別目新しい内容ではなく、「フィニアスとファーブ」ならこんな風になりますよということなんだけど、それでも十分面白い。もっとあれもこれも観てみたかった、という風におわるってのもなかなかいいんじゃないですか。長いシリーズだけど、あれこれ詰め込むのではなく、今回のお話に必要な部分だけをちゃんと選んでいるということでもある。ストーリーのエンディングもいきなりそれか、じゃなくてちゃんとシリーズ・エピソードにでてきたネーターを使っているのがよろしゅうございますね。
じゃさっそくですが、第3シーズンの再開をおねがいしますよ、日本ディズニーチャンネル。
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09:58
Eliza Fletcher 2
イライザ・フレッチャー、その2。テレキャスターって、イギリスっぽくないですか。どうすでか。
「How To Be A Lady」 のロック・パートへのブリッジがまんま 「God Save The Queen (イギリス国歌じゃなくて Sex Pistols の方ね)」なのがさすが「フィニアスとファーブ」。
「How to be a lady」は「マイ・フェア・レディ」を踏まえたエピソードの歌なんですが、後半早口でまくし立てるレディの心得をどうやって日本語にするのか楽しみ。
と、いうのもですね。英語の動詞は日本語とちょっと考え方の違う動詞がたくさんあるわけです。それを連発するので、字余り確実。翻訳の方もさぞ頭を抱えているに違いない。
「動詞」とは、「主語」が行う肉体的・精神的動作や状態を表す単語。
歩く、走る、見る、食べる、など日本語でもたくさんの動詞がありますが、日本語は言葉と言葉をくっつけて動詞を表す方法を選択したのに対し、英語は動作・状況それぞれに単独の動詞を当てることを選択しています。
たとえば、歩く、ぶらりぶらりと歩く、さまよい歩く、あちこち歩く、はそれぞれ、walk wander roam stroll と別の動詞があるわけです。また、主語の持つ意識の違いを表すことも動詞表現にしています。「見る」は、日本の英語授業でならうのは、look(目を向けたら自然と見えてしまうという視覚の持つ能力としての見る) watch(対象の動作や状態に注意を向けて見る) see(しっかりと何を見ているのかを明らかにする目的で見る) ぐらいですが、さらにstare(じっと見つめる) glance(チラッとみる) gleam(垣間見る) gaze(驚きと敬いの気持ちで見る)などあったりするわけですよ。どうなってんの。
で、そういう単語が連発すると日本語に直す段階でどうしても字余りになってしまうわけですよね。
小説などではそれほどの長さの制約はないでしょうが、旋律に乗せる歌詞となると話がちがいます。決められた長さにきちんと収めなければならない。原語の持つニュアンスを表現しなければいけない。しかも日本人にもわかるように、日本語として通じないといけない。
ミュージカルの歌の日本語訳版にどうしても違和感を憶えてしまうという人もそこそこいらっしゃいますが、歌の翻訳にはこんな事情もあるんですね。
翻訳って大変だな。
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09:23
Creepella von Cacklefur
Geronimo Stilton のスピン・アウト・ノベルの主人公。ゴシック・ホラーなCreepella。
イタリアで大人気(らしい) Geronimo Stilton(ジェロニモ・スティルトン) シリーズ。ネズミの島の新聞社で働く編集者、ジェロニモ・スティルトンの冒険を描く児童向けアドベンチャー・コメディ。読書メモで第一巻を紹介しましたが、現在、本編49巻。長編3巻。ジェロニモの妹、ティア・スティルトンと彼女の卒業した大学の後輩5人組(たぶん)、ティア・シスターズの冒険シリーズが8巻。そして、ジェロニモの友人(らしい)クリーペラ・フォン・カックルファーのシリーズが現在2巻。コミックも発行されていて、アニメーションはヨーロッパ各国で放映中と大変なことになってる。
第1巻は読書メモの通り、キャラクターと展開がステレオタイプで大人にはちょっと辛かったが、読書体験の少ない子供たちには安心して読める冒険物語であることは確か。で、この人気なので、2巻目以降はちゃんとおもしろくなっているんだろう。あちらのドラマなどでもよくあることだけれど、初めはキャラクターが設定をそのままトレースするような人物像になっていていまいちぱっとしないのだが、だんだんそのキャラクターの個性が固まってくるにしたがってどんどん面白くなっていくのだな。ジェロニモもそういう類なのかもしれない。
で、そのジェロニモ。イタリア原作なので、ヨーロッパでアニメ化され、上にも書きましたが現在ヨーロッパ各国で放送中。イタリア語はもちろん、フランス語、英語、ルーマニア語版などがある。
そうすると、各国語を聞き比べられるので意味はわからなくても言葉の音の違いがわかるわけですよ。そんななか、意外と面白いのがスペイン語。音の並びはイタリア語に似ているのだけれど、おそらくヨーロッパの言語の中で一番せわしない。とにかく音が多い。
FIA世界ラリー選手権(WRC)というのがありましてね。ヨーロッパではF1に負けないほどの人気のあるシリーズで、市販社ベースのラリー用車を主に一般公道を閉鎖して設定されたコースを走って速さを競うレースです。日本でもメーカーチームとして、トヨタやスバル、三菱、日産、スズキなどが参戦していたんですが、現在は撤退してしまいました。それはいいとして、ラリーは一台の車にドライバーとナビゲーター(コ・ドライバー)の二人が乗り組み、ドライバーが運転、ナビゲーターはペースノートという今走っているコースがどういう道なのか、カーブの曲がり具合や、直線の長さ、路面や路肩の具合などをことこまかに記したノートを読み上げ、ドライバーはその指示に従って車を走らせるという形でレースを競います。で、世界選手権。ドライバーもナビゲーターもヨーロッパ各国から集まります。ペースノートは当然ドライバーが理解できる言語で書かれ、読まれます。その様子は車載カメラで撮影された映像などで知ることが出来ます。フィンランド語(フィンランド出身のドライバーは多い)、英語、フランス語、イタリア語などのなかで、一番せわしなくしゃべるのがスペイン語。もうのべつまくなし早口でまくし立てるように喋り捲りです。あれでだいじょうぶなのか、ドライバーはちゃんとわかってるんだろうなあ、と思うくらい猛スピードでしゃべるわけですよ。英語やフランス語などはそれにくらべればのんびりしていると思えるほどに。
スペインは情熱の国といわれますが、あの早口でまくし立てるスペイン語を聞くと、それも納得。言葉と国民性(つまりは音と文化)は密接に関係しているというひとつの例ではなかろうか。
同じキャラクターでも、しゃべる言葉が違うとその音からだけでも微妙にキャラクター性が違って見える。同一の言語でも役者が違えば印象が違いますよね。言語そのものが違うと、さらにまた役者のキャラクターの役作りが違ってきて、いろいろ楽しめる、と、そういうこと。
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20:46
Swinka Peppa
Swinka Peppa(シュウィンカ・ペッパ) は、ポーランド語で Peppa Pig ペッパ・ピッグのこと。ポーランド語ではswinka フランス語はcochon 英語はpig 日本語ではブタ・・ではなくピッグ、となるあたりが、日本語の特徴かもしれませんね。ポーランド語ではタイトルの語順が違うのも特徴ですね。でも、パパ、ママはパパ・シュウィンカ、ママ・シュウィンカ。これは固有名詞あるいは個人名か、一般名詞かで違うのかもしれない。
てか、ポーランド語をそれと知って初めて憶えたぞ。swinka は、ブタのこと。
パパ・シュウィンカが出かけるとき「ダゾバダーニア(と聞こえる)」といってるけど、「ダスビダーニア(ロシア語で、さようなら・また会いましょうの意、英語のsee you again、see you laterですね。)」と似てるから、きっと同じ意味。調べたくても日本語・英語用キーボードではあそこいらへんの文字が打てないので(何らかの方法で打てるのかもしれないが)お手上げ。
「ペッパ・ピッグ」。フランス語では、ペッパたちは「ひひひ」と笑うんですが、ポーランド語では「んはは」「んふふ」と、頭にちょっとだけン音がくっつく感じで笑う。大人は普通に笑ってますが。もちろんペッパたちも「あはは」とも笑うんですよ。「あはは」は本当に世界共通だな。人間の感情の発露である笑いは、人間が最も出しやすい音で出来ている、と考えてよさそうですね。だから大きな感情によって笑う「あはは」は世界共通、というか、ヒトが出しやすい音。同じ笑いでも、もう少し意識して笑う、笑いは「あはは」「うふふ」「えへへ」「いひひ」など他の母音も使っていろいろな笑いを笑うんでしょうね。で、ポーランド語では「んはは」と笑う。
エストニアにはオリジナルのTVアニメがありましたが、ポーランドでTVアニメを作っているのかどうかはわかりません。でも、意外とアニメ大好きな国のようですよ。youtubeで海外アニメ関係を探していると、わりとポーランド語版を目にします。で、「ペッパ・ピッグ」もポーランド語版があったとこういうわけ。「ペッパ・ピッグ」は本当に世界中で放映してるんだなあ。
しかし国としてのポーランドとなると世界地図で場所は知っていても、フランス以上に知らない国。首都はワルシャワ。ほぼ全土が平野であること。北が北海に面している。14~17世紀ごろには王国として大変栄えた。前世紀の前半にはドイツとソ連(現在はウクライナとベラルーシ。南はチェコ、スロバキア)に挟まれて色々大変な目にあった国。悪名高いアウシュビッツはポーランドにある、というくらいしか知らない、かな。エストニアよりは知ってるという程度ですね。そうだ、映画監督アンジェイ・ワイダの国か。F1ドライバーで、ロバート・クビサがいましたね。
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06:25
Leiutajatekura Lotte
エストニアのTVアニメ、「発明村のロッテ」。
どこ、エストニアって、という向きはグーグルアースかなんかでお探しアレ。
世界のTVアニメ探訪、またまた発見今度はロシアのお隣さん、バルト三国のひとつ、エストニアで大人気のTVアニメーション「Leiutajatekula Lotte」(二つ目のuの上にはウムラウトみたいな点々記号付き)。
英語では Lotte from gadgetvill ということで、「発明村のロッテ」だそうですよ。leiutaja は発明者という意味らしいよ。おお、エストニア語をそれと知ってはじめて憶えたぞ。
ロッテは、海辺の村に両親と住む犬の女の子。毎回その村のちょっと変わった日常をロッテの語りで紹介するショート・アニメ・シリーズ。
でももう10年近くも再放送が繰り返されている今でも人気のシリーズだそうですよ。「Leiutajatekula Lotte(正確には二つ目のuの上に点々記号)」のタイトルで映画にもなり、現在youtubeにアップされている映画予告編によれば「Lotte and the moonstone secret(英語のタイトル、エストニア語ではどうだかわからない)」のタイトルで2本目の映画になった模様。あるいはこれが英語圏向けタイトルで映画は一本だけなのかもしれないけれど、そのへん詳しく調べてません。
追記。
「Lotte from gadgetville」は、ロッテのすむ村で発明コンテストがおこなわれることになり、村人たちがそれぞれに取り組む発明のあれやこれやとその日々を描くみたい。
「Lotte and The Moonstone Secret」は、クラウスとその友人たちが謎の寺院からもちだした3つのムーンストーンをめぐってのお話。ロッテたちはツキウサギを月に帰そうとするが、ムーンストーンにその力があるのを知って、クラウスとその友人たちをたずねるのだが、というおはなしらしい。ツキウサギが何者なのかはよくわかりませんが。
双方とも背景が3DCG、キャラクターが2Dの手書きで描かれるスタイル。
アニメーションとしての動きなどはまあ、並みなのだけれど、キャラクターデザインも含めて絵が美しい。いかにもヨーロッパ絵本のような不思議な絵柄と、ちょっとかわった村の日常が不思議な味わいのアニメ。村の、たぶんはずれの木の下で、トランク(旅行用カバンね)に寝泊りしている、クラウスというおじさんキャラクターがいい感じ。村の人々に、それと知られずちょっとした幸せを配って歩くいい人。ムーミンのスナフキンに雰囲気が似てる(設定は違うけどね)。映画も観てみたいですね。
台詞はエストニア語なので、完璧にさっぱりわからない。ロシア、ポーランドに近い音としか聞こえない。
エストニアで知ってることといえば Kerli がエストニア出身っていうくらい、といってもエストニアより Kerli を知らない人のほうが多いか。歌手です。輸入版なら日本でもCDが買えるよ。
紀伊国屋新宿南店の洋書コーナーの隣りには外国各国語テキストコーナーがあってですね、英語はもちろん、ドイツ、フランス、中国、韓国等のテキストが並んでいるのですが、その一角に、各国語、というコーナーがあって、いわばマイナーな言語のテキストがまとめておいてあるわけです。エストニア語の本も一冊だけありました。Kerli の歌には一曲、一部にエストニア語らしい歌詞をつかっているものがあって、それでちょっとテキストなどみてみようかと探したら見つけた次第。一冊だけ。エストニア語四週間。四週間でおぼえられたらだれも苦労はしないよ、という外国語テキストシリーズですね。
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11:14
Chuck Norris Karate Commandos
ごめん。面白過ぎる。
あらためてyoutubeで観直して、こんどはちゃんと台詞がわかるわけだけど、それでも面白い。
あまりの面白さに、なにか書かずにはいられない。
つーかもう、面白すぎて画面をのんびり見てなどいられない。
すごいなあ、すごすぎる。てかもう、やっぱりチャック・ノリスは最高だ。
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