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過去の日記

 

日記一覧 (2012年9月21日)

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09月21日
23:52

ブラジルのTVアニメ、「Turma da Monica」

TVアニメ世界の国からこんにちわ。南米ブラジルからもうひとつ、「Turma da Monica」。
左の赤いワンピースの女の子が主人公のモニカ。

こちらは同名のマンガが原作。1963年から始まった人気漫画。アニメーションは80年代からTVや劇場用などいろいろ作られているようで、現在もカートゥーンネットワークで放映中の様子。
「Turma da Monica (ツゥルマ・ダ・モニーカ)」のタイトルのせいかどうか、日本の「つるぴかはげ丸(知ってる?)」にも似た雰囲気のガキンちょアニメ。こういう雰囲気は世界共通ですね。

んが、しかし、モニカにはびっくりの展開が。
原作のキッズたちが成長した、漫画「Turma da Monica Jovem」シリーズが現在も発行されているのであった。その Monica が成長した姿が右の女の子。
左のガキンチョがティーンになると右のような女の子になってしまうとは恐るべしブラジル。これも、サンバとカーニバルのなせる業なのか(なわけねえ)。トレードマークの出っ歯とショートカットがそのまま踏襲されている微妙なデザインといえば言えないこともない。このJovem(youngの意)シリーズ。はじめはどこかの学習漫画っぽい絵柄だったのが、すぐに一昔前の月刊少年マガジンかなんかに(たとえが微妙ですまぬ)のってそうな雰囲気に様変わり。表紙では、カードゲームでバトルしたり、SFチックな未来ファッションだったり、いまどきの流行りモノ風スタイルで登場するのだが、中の漫画までそうなのかどうかはわからない。そのかっこうは表紙だけ、なんてのは普通にあったりするのであまり当てにならないのだ。カラーの表紙はそんな風で、日本の漫画と遜色ない出来なのだが、中身の白黒漫画のページになると、やはり今ひとつ、日本の漫画に比べて作画の出来が劣るのであった。そういう意味では日本の漫画の技術はまだまだ世界最先端と言えるかもしれない。カラーになるとまた話は別ですが。
このjovemシリーズは表紙に「manga」と明記されていて、ブラジルでもマンガという単語は認知されているということのようですよ。やはり日系移民の方々も多いので、日本語も受け入れられやすいのかもしれませんね。

南米といえばブラジルと同じサッカー大国アルゼンチンも結構漫画の国だったりするらしいので、いずれその辺も覗いてみたくあります。

09月21日
21:40

ブラジルのTVアニメ、「Sitio do Picapau Amarelo」のEmilia と Narizinho。

TVアニメ世界の国からこんにちわ。イギリスから大西洋を越えて、念願の南米大陸へ。
2012年、今年放映中の最新作ですよ。タイトルの「Sitio do picapau amarelo(シチョ・ド・ピカポ・アマレーロ)」は「黄色いキツツキのいる処」という意味。とはいえ、そう呼ばれる場所が舞台ということで、キツツキのお話じゃありません。
原作はなんと1920年に出版された同名の児童小説。以後20年以上にわたってシリーズが書き続けられ、これを原作に主にTVドラマとして何度も放映された人気作。今年、最新のフラッシュ系アニメーションとしてリニューアルされて現在放映中だよ。

左の黄色いのがラグ・ドール(布製抱き人形)のエミリア。右の女の子がエミリアの所有者、ナリジーニョ。本名はLuciaらしいが、物語の中ではナリジーニョ(ちいさな鼻の意)と呼ばれている。
2012年アニメ版では、ナリ(長いから省略)と男の子ペドリーニョ(~ニョというのはちいさな~という意味のポルトガル語。サッカー選手にも~ニョっていっぱいいますよね。ブラジルだからね、ポルトガル語ですよ)といっしょに「黄色いキツツキのいる処」に住んでいるおばあさんの家で暮らしているよ。その「Sitio」は魔法のある場所で、ナリの抱き人形のエミリアや、物知りのパペット、ヴィスコンデたちと毎日ちょっと不思議でおかしな日々を送っているという児童向けファンタジー。
黄色と赤の髪と服、緑のストッキング(ドラマでは主にソックス)のエミリアは人気のキャラクターのようで、見るからにやんちゃなトラブルメイカーといった雰囲気の名デザイン。基本的にドラマでも昔からこのデザインだったようで、なかなかいいじゃありませんか。フラッシュアニメらしく、派手さはないけど良く動くよ。お話は言語がポルトガル語なのでさっぱりわかりません。
このアニメ、ディズニーチャンネルか、hubで放映しててもまったく違和感なし。つーかさ、日本カートゥーンネットワークさん(日本ディズニーは最近いまいち煮え切らないから)ぜひに日本で放映してみませんか。お昼の低年齢層向け時間帯で、ひとつお願いしますよ。マジで。

09月21日
21:03

イギリスのTVアニメ、「フランケンシュタインズ・キャット」

てなわけで、久しぶりに世界の国からこんにちわ。世界TVアニメ探訪であります。

これだけグローバルな社会であっても、日本に入ってくる外国の情報は主にアメリカのものであることはご存知の通り。日常目にするヨーロッパといえば、今ではサッカーぐらいのものじゃありませんか奥さん。ましてや、TV番組をや。イギリスのTVドラマ「シャーロック」はめちゃめちゃ面白いですけどね。21世紀版シャーロック・ホームズ。そのシャーロック・ホームズはアメリカでもこの秋から、舞台を現代のニューヨークに設定した「エレメンタリー」というTVドラマとなって放送開始。こっちはどうかな。

TVアニメから話がずれましたが、イラストは2007年にイギリスで放映されていた(5年も前じゃん。全然知らなかったよう)TVアニメーション「フランケンシュタインズ・キャット」。観たままですね。
原作は同名の絵本。
イギリスの片田舎の城に住むフランケンシュタイン博士が作り出したつぎはぎ猫「ナイン」(いかにも猫の名前ですな。体のパーツも9匹の猫からできているらしい)と、仲良くなったその城下の小さな村に住むギークな女の子「ロッティ」のちょっとホラーな日常コメディ。
今年の冬にはティム・バートンの「フランケンウィニー(こちらは犬)」の長編版が劇場公開されますが、ついでに「フランケンシュタインズ・キャット」も日本でやってくれないかなあ。
ちなみに、「ナイン」はしゃべるよ。マンガだからしゃべるのか、実は脳が人間のものなのかどうかはわからない。
「ロッティ」は村唯一人の女の子で、それを理由に村のガキどもからのけ者にされているらしい。不細工だから、かもしれないね。しかしメガネに出っ歯というのも見事なデザインだとしか言いようがない。
フラッシュ系アニメーションで、キャラクターの色は影を面でいれるのではなく、薄くグラデーションを入れることで表現している。この辺もデジタル・アニメならではのものですね。

ヨーロッパのTVアニメはまだまだいろいろありそうなんだけどなあ。

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