Books and Cartoon

洋書とカートゥーン、あといろいろ。

プロフィール

絵を描くのは楽しい。

4月のカレンダー

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

過去の日記

 

日記一覧 (2012年4月3日)

2件中 1件〜2件を表示

04月03日
23:44

Olivia Sharp series
The Princess of the Fillmore Street School
The Sly Spy
The Green Toenail Gang
author Marjorie Weinman Sharmat and Mitchell Sharmat 読了

サンフランシスコのペントハウスに住む Olivia Sharp は、どこにでもいるお金持ちのお嬢様だが、実は人に言えない秘密の悩みを解決するエージェントなのだった。

The Princess of the Fillmore Street School
ある日、Olivia のペントハウスに同じ学校に通う Desiree がやってくる。彼女が Olivia に打ち明けた秘密の計画は、学校のプリンセスになること。プリンセスになって学校を完璧なものにするのが彼女の望みなのだ。それほど真剣に考えなかった Olivia は Desiree の申し込みを受けその資金にと10ドル渡してしまう。これで解決と思いきや、翌日これも同じ学校の Duncan から電話がかかる。 Desiree はプリンセス計画を実践、同級生たちの身の回りを勝手に完璧にしまくり始めたのだった。その資金提供をしてしまった責任から Olivia は、Desiree の計画をやんわりと阻止しようとするのだが・・・。

The Sly Spy
秘密のお悩み解決エージェントである Olivia だが、いつでも事件がむこうから舞い込んでくるとは限らない。暇をもてあました Olivia はこちらから街に出向いて依頼をさがそうと思い立つ。途中、ペントハウスから降りるエレベーターのなかでコートの襟をたて深々と中折れ帽子をかぶった少年とでくわす。どうやら下の階にひっこしてきたらしい。街に出た Olivia に事件が待っていた。同じ学校に通う Sheena が彼女に助けを求めてきたのだ。 Desiree の誕生日プレゼントにと、友達同士でお金を出し合って、カナリアを買ったのだが、これを何とか Desiree には秘密にしておきたい。しかし、Desiree は誕生日が待ちきれない様子であれこれ探りをいれてきているのだった。依頼を引き受けた Olivia だったが、しかし彼女の前にライバルが現れた。Desiree に雇われたスパイがプレゼントの秘密をかぎまわっている様子。はたして、秘密は守れるのか。そしてスパイの正体は・・・。

The Green Toenail Gang
Oliviaに親友の Taffy から手紙が届く。Taffy は Olivia の住むパシフィック・ハイツの4階に住んでいたのだがカリフォルニアに引っ越していったのだった。手紙の文面から Taffy が助けを求めていると読み取った Olivia はさっそく Taffy のもとに。彼女の悩みとは、学校の5人の女の子の秘密クラブ。そのクラブは、クラブの秘密ゆえ(秘密のクラブだから、じゃないよ)に Taffy をクラブに受け入れてくれないのだった。Olivia は Taffy の悩みを解決できるのか、そして秘密クラブの秘密とは・・・。

少年探偵 Nate The Great のいとこ、お嬢様探偵 Olivia シリーズ一気読み。といってもどれも2000語程度の短いものなのであっというまに読めてしまうのだけれどね。第1巻同様、いずれもお金で解決できない悩みを解決する少女探偵 Olivia のマイペースな活躍が楽しめる。こういうのんきな探偵ミステリー(か?)ってのもなかなかいいもんですね。

04月03日
02:03

Ramona and Her Mother
author Beverly Cleary 読了

お父さんの再就職が決まって一安心の Quimby 家。新年のパーティーにご近所を呼んでお祝い。でも面倒をおこすのはまだ幼い Willa Jean 。Ramona は、みんなが Willa jean はまるで小さいころの Ramona を見るようだというのが気に入らない。両親が共働きになったため、Ramona は、学校が終わると友達の Howie の家で面倒をみてもらうことになるだ、そこでまたひと騒動。いままで母に髪を切ってもらっていた姉の Beazus は、学校の他の女の子のようにおしゃれがしたい。でも、彼女の思惑通りには事が運ばない。Beazus のおさがりではなく、真新しいパジャマをもらった Ramona は、うれしさと着心地のよさから、服の下に着込んだまま学校へ行くのだが・・・。

前巻では失業して家にいる父と Ramona のかかわりが軸になっていたが今度はお母さんと Ramona が中心。お騒がせな子供といわれ、姉の Beazus にくらべて自分は母に好かれていないのではと思い悩む Ramona。さらにこの巻では、これまでの Ramona 中心のエピソードから、共働きになって、暮らしがまたすこし変わっていく Quimby 家の日々を Ramona の視点から描くという傾向がまた少しだけ増している。Ramona もすこしずつ成長して、自己と他の関わりを、より客観的にみられるようになってきているということですね。Beazus の失敗や、ちょっとしたことから喧嘩になる両親など、自信のことだけでなく、家族に対しての心配事が増えてくる。だけど、やっぱい Ramona は Ramona。お騒がせなその発想と性格は相変わらずなのだった。

2件中 1件〜2件を表示