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過去の日記

 

日記一覧 (2013年3月25日)

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03月25日
07:20

毎日便利に使っている中華パッドですが、novo7 Venus lite でいまいち調子の悪かったGoogle日本語入力beta。先日のアップデートで一部不具合が解消されて、よくなりました。よかったよかった。

一方、aurola より200ドットばかり高精細になったディスプレイ。HD動画を見る分にはさらにめっちゃ綺麗なんですが、いやもう、本当に綺麗なんだけど、逆に、SDサイズかそれ以下のものになると、圧縮ノイズがめだっちゃって、画面にあわせて拡大表示しようものなら結構げしょげしょ感が強い。このへん、正直に再生しているのはわかるんだけど、再生時にハードかソフトの処理で何とかならなかったものか。今後のアップデートに期待していいものかどうか。SD動画は aurola で観る方がベターな感じ。

それはそうと、タブレットといえばあの会社、Wacom が、cintiq の新型13インチHD液晶タブレットを発表しましたね。
その Wacom は夏に、絵を描くことに特化したタブレット(モバイル用)を出すとアナウンスしてますが、この13インチHD液晶タブレットにPCのハードとバッテリーを搭載すればそれでOKじゃん。
今年はじめのころのエントリで、どこかのタブレットメーカーが手ごろな大きさの安いお絵かきタブレットを出せば売れるんじゃないかと書いたことがありますが、なんと 大手(というか絵方面ではほとんど独占状態だけど)のWacomが出すとは思わなかった。ベンチャーなにしてるか。がんばってちょ。
個人的にはTekwindのモバイル15.6インチディスプレイ(ステレオスピーカーにHDMIも搭載していいるが解像度は1366x768のTN液晶で、スペック上約10時間稼動のバッテリー搭載)あたりのサイズのものだといいなと。13インチHD(1920x1080)だと、解像度はいいんだけど、縦にしてぎりぎりB5サイズがそのまま入る大きさではあるまいか。紙にくらべて長辺の比率が大きいから、絵を描く際にアプリのツールボックスを置くスペースがあるといえばあるかもしれないが、縦にした際には横に長いツールボックスでないと隙間におさまらないのではあるまいか。このタブレット用のお絵かきアプリ、たとえば、SAIなりClipPaintなりのスペシャル版(OSがアンドロイドならアンドロイド版ということでもいいけど)が用意できればいいのになあとも思うな。
15.6インチだとA4サイズがいちおうはいらないこともないサイズ。いわゆるA4サイズ(B5の原寸用)原稿用紙が縦にすればそのまま画面上にのっかる(やや幅が狭いかな)ので、漫画の印刷枠は全域が原寸で表示できるんではあるまいか。
カラーイラストなら横向きでもかまわないかもしれないが、漫画を描くとなると、縦にして原稿原寸表示ができたほうがいいにきまってる。ていうか、出来なきゃダメ。
しかしタブレットとなるとツールの使い勝手の問題もありますね。キーボードをつないで(あるいは専用のパネルでもいいけど)ショートカットを使えるようにしてくれないとイヤだな。いちいち画面上で操作するのは面倒くさすぎる。ということは、普通のタブレットのようにホームボタンと画面だけのものではなく、やはり現行のcintiqのように、スイッチ類がディズプレイの周囲のどこかに用意されたタブレットになるということだろうか。
それと、お値段ですね。先の13インチHD液晶タブレットは10万円弱になるそうな。モバイル機も10万円を切る値段で出せるのかどうか。OSがwindowsになるとちょっと難しいかもしれないけど。どうかな。10万円を越えるとさすがに試しに買ってみるかというような値段じゃないすよね。
夏に発売予定ということはそれはもう夏コミあわせってことですよね。
ということはプロはもちろん、漫画同人の人もターゲットということだから、あんまり豪勢な値段だとリンダ困っちゃう(死語)ってことになるんじゃあるまいか。プロの漫画家・イラストレーターならいざしらず、性能に納得できてもお値段に納得できないとそれはそれでどうかということになってしまいますからね。
はたしてどのあたりを狙った製品がでてきますのやら。

03月25日
00:12

ここのところまだずっと部屋の整理中。
自分でも驚くほどの量の本その他いろいろがあってあきれています。

それでも、とうとう同人誌は最後の一冊(おそらく)まで見つけ出したところ。それはつまり、漫画同人誌というものをはじめて買った頃の本を久しぶりに目にしたということ。
「ヤッター・ペンギン」「ペンタッチ」「どうせポンチエ」「アスケロン」など、このタイトルがお分かりの方がどれだけいらっしゃるかわかりませんが、そんな懐かしい漫画同人誌(まんがでもなくマンガでもなく漫画と漢字で書きたいな)。
たとえば、竹本泉や、須藤真澄、青木俊直、すらそうじ、藤井博司などのデビュー前かデビュー当時の漫画が読めます。もちろん他にも現在漫画家(もしくは近い業界で)として活躍中の方々の漫画も読めるよ。
なかでも好きだったのは、まあし(これがペンネーム)さん。
主催された「マイム」や個人誌(当時はオリジナルまんがの個人誌はめずらしい部類だった。同人誌、ですからね。)の「time」などもありました。なつかしいなあ。そうだ、末弥純(イラストレーターの)の個人誌(もちろん漫画の)もでてきたよ。
で、そのまあしさん。今なにをしていらっしゃるのかと、ためしにググって見たら、しばらく前に亡くなっていたとの記事を発見。ショック。実に残念。漫画からペーパークラフトに舞台を変えて創作を続けていらしたそうな。その作品も見てみたかったなあ。

漫画も、漫画同人誌を取り巻く環境もいまではすっかり雰囲気が変わってしまいましたが、それでも漫画は究極の個人作業。面白い漫画に制限なし。個人の資質が最大の武器であることに変わりはない。なんてね、21世紀になってからほとんど日本の漫画を読んでいない人間が言っても説得力ないすね。でも20世紀中は最後の10年も単行本(同人誌じゃなくて商業漫画ね)をけっこう買っていて、あちこちから後から後から出てきてびっくり。
いまの日本の漫画ってどうなってるのかなあ。なにしろ去年買った日本の漫画は同人誌をのぞけば諸星大二郎の「栞と紙魚子」のまだ買っていなかった巻を買って読んだくらい。
いつも思うのは、こちらの気がつかない間に、予想だにしなかった新たな手法が考え出され、「お、なに君、いまだにコマわって、台詞が噴出しの漫画なんて描いてんの?」みたいなことをいわれやしないかとおもうのだが、どうも、そういうことにはなっていないらしい。あいかわらず基本になるサイズの枠をもったページにコマ割って、台詞は噴出しで、絵が描いてあるのが漫画のようだ。ウェブ漫画も多くは紙に印刷される場合の漫画と同様のサイズの枠に描くのが基本みたいだし、たまにディスプレイのアスペクト比になってるものもあるみたいだが、やっぱり「印刷物の基準に沿う」が前提になるんですね。
外国のweb漫画になるとけっこう本(紙の印刷物)という枠を取っ払って好き勝手なページ構成(ページごとに縦の長さ、ウェブは縦にスクロールするのが普通だから)がまちまちだったり、単一サイズのコマをひとつづつ進めていくものがあったりとうてい印刷物にはなりそうもない漫画があっておもしろかったりします。
とはいえ、コマと噴出しというのはかわらない。やっぱり漫画のエレメントなんだなコマと噴出し。

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