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洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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絵を描くのは楽しい。

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過去の日記

 

日記一覧 (2011年2月)

11件中 1件〜11件を表示

02月26日
07:02

白い生き物が Tikiko 。女の子が Rita で、連れの犬が Machin 。
Tikiko はティキコ、Rita はのどをがらがらっと鳴らすリとタでリタ、et はエ(リタとガスパール gaspard et lisa でもでてきたので et は、and だな、ということがわかりますね)、Machin は、マシャン、普通のマのあとシの音を出すために口を閉じ加減にしたまま二度目のアを発音する、マシャン。どちらもフランスの幼児向け絵本シリーズ。

久しぶりに紀伊国屋洋書コーナーに行ってみると、本棚の配置換えがあって、ちらほらと位置がかわっていたり、置いてある本が変わっていたり。
コミックスコーナーには Scott Pilgrim 全巻ボックスとかおいてあったりして、前回の Kick-Ass に続いてここんとこは日本人にメジャーなものだけでなく話題のコミックを置いていこうという方針か、さもなきゃ映画ネタ専門なのかもしれない。
となりのSFコーナーではなんか外人さんが本棚に並んでいる本の背表紙を写真にとっていたがなにするつもりなのやら。

さて本題はフランス語コーナー。前回まではいまいち品揃えに不満だったわけですが、今回はなんと、幼児向け絵本が増えている。オレか?オレの話を聞いてくれたのか?ただ単にいままで売り切れてて補充してなかっただけだと思うけどね。

んで、つい買ってしまったのが、この Tikiko と Rita et machin 。
かわいいじゃんかよう、じゃなくて。
Tikiko の方には対象年齢が pour tous les enfants de 1 a(本当は上に点がついてるんだけどフランス語表示の仕方がわからないので省略) 4 ans .。これだよ。こういう本を待っていたのだよ。
ほとんどの文章が10語以下なので、まだまだわからない単語だらけだが、このレベルの文章をたくさん読んでいくのがよさそう。まずは、今年の目標としてめざそう10万語、かな?このレベルの絵本で英語の時のようにまず100万語とか思ってしまうと大変なことになりそうだし。
試しに数えたら Tikiko はだいたい160語。これで100万語読もうとしたら6000冊以上読まにゃなにゃにゃいよ。あまりのことに表記が変になりましたね。
もうひとつ選んだ理由は本が普通のペーパーバックと大差ない大きさ(表紙から見た場合の表面積ね。厚さはそれぞれだけど、絵本だから薄いよ。ただしハードカバー)だから。ちょいと手に取るのにちょうどいい。

絵本なのでだいたい絵を見ればおはなしはわかりますね。
Tikiko は白い生き物(これは白いけどタヌキなんだろうか?regular showのリグビィと同じか?尻尾のわっか模様とか)の男の子の日常。買ったのは第2巻(1巻目はなかった)夜になってもまだ眠くない Tikiko が、ベッドを抜け出して想像の魔法で動き出したおもちゃたちと一晩中遊ぶおはなし。
一方のRita et Mashin はやる気満々の女の子 Rita とぐうたらな飼い犬の Machin の日常。Rita は めんどうなことはしない主義の Mashin に立派な飼い犬として行動してもらいたいらしいのだが。キャラクラーが複雑な分、こちらの方が文章が難しい。どうも「リサ・ガス」のリサといい、フランスの少女はやる気満々すぎないか。おはなしだからそのくらいがちょうどいいか。Rita et Machin は、翻訳もでているようですね。アマゾンで。しかし Tikiko の方は原書も取り扱ってないようだ。アマゾンのくせに~。

ここんとこ、英語のボキャビル(ボキャブラリー・ビルディング、語彙を増やす学習のことね)にはまっていてフランス語はお留守だったので、これですこしフランス語に戻れるかな。

02月21日
22:56

秘書つながりで、「フィニアスとファーブ」ステイシーの秘書姿。今期のニューエピソードでこの姿を拝めるでしょうか。拝みたい。拝み倒したい。いやいや、ほんと。

てことで、スペシャル・エピソード「夏はキミのもの!」につづいて、待望の「オズの魔法使い」のパロディ、「オスの魔法使い(原題はwizard of odd )」が本邦初公開。いいね。最近この日本語もあまり聞きませんね。
夢オチだってことは最初からわかっているのでやりたい放題でしたね。20分強で「オズ」全編のパロディをやるのでもうすったかすったか進むストーリーにネタ満載の充実の一本でしたねえ。EDまで。ちなみにEDは Busted のパロディで Rusted(錆びている)という駄洒落ですね。ぬかりがないなあ。しかし、しかしだ、ステイシーが、ステイシーの扱いが~。おのれキャンディスめ~~。ま、面白かったからそんなことは些細な問題としておいてやろう。ちょっと、えらそうですね。

02月21日
09:52

てなわけで、もいっちょう動物キャラ。「T.U.F.F. Pappy」のキティ・キャッツウェルその2。時間改変エピソードでの秘書姿。ざあます眼鏡が似合いすぎ。

「T.U.F.F. Pappy」は、ニコロデオンで放送中のカートゥーン。「Oops!フェアリー・ペアレンツ」や「Danny Phantom」のクリエイター、ブッチ・ハートマンの作品。やってることはフェアリー・ペアレンツと大差ないガチのどたばたスパイ・ギャグ・コメディ。キティ・キャッツウェルは、正義のスパイ組織T.U.F.F.のエージェント。主人公は彼女の相棒、バカ丸出しの犬パピィ。ここでもアメリカ人のばか大好きパワー炸裂。
キティはといえば、結構コスプレキャラ。任務の都合上あれこれ変装してみたり、休暇やらプライベートやらでいろんな衣装で出てくるから、ファン・アートを描くネタにはまったく困らないキャラクター。

で、とうとう出た。秘書キティですよ。主人公がドーナツを食べたいばっかりに時間ワープアイテムを使ったために改変されてしまった世界で、悪の組織のボスの下で働くてんでやる気のない秘書。秘書といえばざあます眼鏡。グレイ・デライルのやる気のない演技(演技ですからね、演技)も冴えわたるすばらしいキャラですよ。いやほんと。

02月20日
01:54

「フィニアスとファーブ汗かきお絵かき大作戦」放映ということで、ペリーを描いてみましたよ。う~ん。やはりペットのペリーも描けばよかったな。

ここんとこ人間以外ばっかり描いてますがそんなこと気にしないわX-5。
ペリーの描き方講座で、「ペットのペリーの視線はどこを見てるのかわからない風に描こう」というのがよかったなあ。
毎度毎度「フィニアスとファーブ」スペシャル放送は凝ってますね。絵描き歌を全部あわせると主題歌ワンコーラス分になるというのがいいな。歌いながら全部描けるのか、誰かチャレンジするやつがそのうちニコ動とかにでてこないか。わたしはやりません。

それはそうと絵描き歌にイザベラがないのはどういうわけだ。ステイシーはまあしょうがないとして、イザベラぐらい入れてあげてもよかったじゃんみたいな。

ファーブは定規と前に描いたけど、あの鼻をみると、計算尺とも、口の三角を見るとノギスともとれるなあ。

どんどん歌と踊りが派手になっていきますね「フィニアスとファーブ」あちらではとうとう最終回みたい(最終回かどうかはわからない、つーかもうすでに100エピソードをこえてるんじゃないかな、夏休みいつまで続くんだみたいな)なエピソードも放映されたようですが、日本ではまだまだ未放映エピソードがたくさんありますからね。「オズの魔法使い」のパロディとか早く観たい。あと、ステイシーの秘書姿もだ。歌の吹き替えは本当に大変でしょうが、がんばってもらいたい日本ディズニー。たのむぞ、ディズニー・チャンネル。

02月18日
08:04

ディズニーチャンネルで始まった「リサとガスパール」。原語音声はなななんと、英語でやんの。フランス語じゃないじゃん。だめじゃん。もう~、これと絵本でフランス語の勉強できるかなと思ってたのに~。しかも旧大陸英語、つーかイギリス英語の発音。たまにフランス訛りっぽくきこえるところもあるが、子供のイギリス英語ってあんな感じなのか。耳が少しなれたので今はわりとちゃんと聞き取れる。

てなわけで目論見がはずれた腹いせに(よくわからない日本語ですね)フランス製作のアニメ「Wakfu」をみてみましたよ。
これはカートゥーンというよりずばりアニメでしょう。ゲーム原作で、いろんな種族やいろんな魔法にかわいい女の子キャラが出てきてバトルもあるファンタジーアニメという、日本のアニメは世界一と思っているフランス人ならではのアニメ。

原語は遠慮なくフランス語なので、もう何を言っているのか全然わかりません。第1話冒頭かなりながいことドラゴンじじいと編み笠の怪人物との戦いが続くのでかわいい女の子はどうなってるんだ、だましか、だまされたのか、とか思ってしまいます。ただしガッツンガッツン動きまくるのでそれはよし。

で、そんなことはどうでもよくてですね。ゲーム原作だけあって、画面の見せ方がとてもゲーム的。OPがそもそもゲーム画面をモチーフにしたアクション場面という趣向だし、背景も斜め上からの第三者視点RPG風に見せる(カメラで言えばやや遠目からの望遠レンズ風、消失点が感じられないというアレです、あ、クウォーター・ヴューね、思い出した)場面もあったりして、なかなかユニーク。そしてなによりユニークなのが、キャラクター作画の方法。一見日本のアニメと同等な手書き二次元アニメに見えて、動くと実は3DCGだったりする。また3DCGで描くのが難しいアニメ的な女の子キャラなどはどうやらフラッシュ系2D作画のようで、場面場面で2Dフラッシュと3DCGとを組み合わせているようなのだった。キャラクターごとにだけでなく、同じキャラクターでもこの組あわせ作画をおこなっているように見えるところもある。3DCGと2Dフラッシュの絵が、止まっている時にはまったく見分けのつかない同一性を保っているので、動きの加減で、ああ、これは3DCGだ、こいつは2Dフラッシュだとわかる。なかなか手間がかかってませんかこれは。まだちょっとさわりを見た程度なので内容についてあれこれ言うことは出来ませんが、あちらのアニメはまた新しい方法論を試しているのだなとそう思った次第。
背景も3DCGで構築した3D空間でのバトルみたいな場面があるので普通に背景を見せる場面は2D、空間を生かした動きのある場面では3Dで、これまた動かないと見分けがつかないという感じ。
キャラクターの表情は、これは日本ともアメリカともまたちょっとちがった雰囲気なんですな。こういうのをフランス的といっていいものかどうかは微妙ですが。

02月15日
22:38

米 cartoon network で放映中。ファンタジーばかコメディ、「レギュラー・ショウ」。

話題なのでちょいと観てみました。
おおお、面白い。なんじゃこれは。

公園の管理事務所で働く2人の馬鹿者じゃなくて若者、ブルー・ジェイ(アオカケス)のモーディカイとラクーン(タヌキ)のリグビィが主人公。
彼らの日常とばかっぷりをあますところなく描く問題作。
ばかだ。ばかすぎる。前々からアメリカ人はばかを描かせたら世界一だと思っていたが、ここでもその才能を遺憾なく発揮。

動物が主人公だからといって、今までカートゥーンのような動物擬人化のギャグアニメだと思ってはいけない。フリーダムすぎる。
つーか、なぜブルージェイとラクーンなのか。公園管理事務所の上司はガム・ボール・マシーン(コインを入れると透明のドームに入っている球形のガムが出てくる販売機)だし、同僚はイエティ、幽霊、など正体不明のメンバー。もちろん公園は人間の住む町にあり、人間の憩いの場なのであった。どういう世界観なんだ最近のアメリカアニメは。

考えてみればもともと、言葉をしゃべるおばか動物が人間の世界に住んでいる、というカートゥーンはけっこうあったんだった。「クマゴロー」とか「早撃ちマック」とかね。しかし、ガム・ボール・マシーンはどうなの?動物じゃないでしょ。ええ?

このてのカートゥーンは実は動物の擬人化ではなくて、人間の擬動物化なんだよね。

キャラクターデザインや突拍子もない設定と読めない展開は、「アドベンチャー・タイム」と共通するものがあるけれど、「レギュラー・ショウ」は大人向け。たしかアダルト・スイム(カートゥーンネットワークの大人向け時間帯)でやってるんだと記憶している。冒険ファンタジーの世界でフリーダムな「アドベンチャー・タイム」に対して、「レギュラー・ショウ」はいちおう現代社会が背景になっているわけだけれども、そのぶんフリーダムな展開が過激さを増している感じ。
とにかく、おもしろい。でも日本にくるにはハードルが高そうだなあ。

02月14日
08:16

Ruby Rogers #07 Tell Me About It
author Sue Limb

5月末の連休に Ruby は、一人居残りの兄 Joe を除いて家族で海へ。夏へむけて父に泳ぎを教わったり、浜辺に砂の城を築いたり、あれこれ理想の休日を思い描く Ruby だが、現実はそう甘くない。B&Bで落ち合った母の知人 Deb の家族と一緒になるが、それが微妙に趣味の合わない一家。オヤジギャグを飛ばす父にやたらおしゃべりな母。そして、Ruby と同じ小学生の娘 Sasha は、仕切り屋で気位の高い女の子。Ruby は、その Sasha にへこまされ続け、とうとうまたもや復讐を思い立つのだが・・。

やっと手に入ったのでさっそく読みました。Ruby Rogers の第7巻。今回は学校をはなれ、家族とすごす悪夢の休日。やることなすことどんどんうまくいかなくなってついには復讐に走る・・ってあいかわらずだな Ruby。Ruby の目から見ればけっこういやな女の子 Sasha も彼女の身になって考えれば、という風に読めるのが Ruby シリーズのいいところ。想像力があって、ちょっと自己中、あれこれたくらむくせに気弱で優しい Ruby は本当いいキャラクターだなあ。

02月08日
21:55

グリーン・ベイ・パッカーズ優勝。

いや、いい試合でしたね。予想とは逆の展開でした。てっきりピッツバーグのディフェンスにグリーン・ベイが押される展開だと思ってたのに。
まあ、予想通りに行ってしまっては楽しみというものがありません。

結局3度のターンオーバーを奪ったグリーン・ベイ・ディフェンスと最後まで冴え渡ったアーロン・ロジャースのパスに軍配が上がりましたね。一方ピッツバーグはディフェンスでターンオーバーを奪えなかったこと、オフェンスがペナルティ連発でみすみすチャンスを逃してしまったケースが目立ったことなど、負けるべくして負けたともいえます。それでも前半で崩れることなく後半オフェンスをしっかり建て直し、ギリギリまで追い上げた粘り強さはさすが。カンファレンス・チャンピオンシップ戦と同様に第4クォーター最後のプレーまで楽しませていただきました。

おめでとう、グリーン・ベイ・パッカーズ。

02月07日
08:39

とうとう今シーズンもスーパーボウルが始まりますよ。今まさに。

AFC、NFC共にチャンピオンシップはわりと似た試合展開で、前半リードを奪われたシカゴ、NYジェッツがそれぞれ後半に追い上げ開始。詰め寄ったもののリードしたグリーンベイ、ピッツバーグが逃げ切り勝利。第4クウォーター最後の最後まで戦ういい試合でした。
てなわけでNFCはグリーン・ベイが、AFCはピッツバーグがスーパーボウルに進出。混迷のシーズンにあって、最後に勝ち残ったのが古豪2チームというのも、いいシナリオですねえ。ピッツバーグは70年代の黄金期に以来最多7度目の勝利を得てNFL最強チームになれるのか。グリーン・ベイはビンス・ロンバルディ・トロフィをグリーン・ベイに持ち帰りQBアーロン・ロジャースが、ついにブレット・ファーブに並び、越えることが出来るのか。楽しみですねえ。

プレーオフの戦いを見ると、オフェンス・ディフエンスともに絶好調に入ったグリーン・ベイに勢いがありますが、チャンピオンシップゲームの後半にはシカゴに対してオフェンスが機能しなくなりディフェンスのTDで逃げ切った、というのがやや不安要因。一方ピッツバーグは猛烈なNYの追い上げをしのぎきったしぶとさはシーズン中からかわらない強さをみせましたね。
ということで、あたくしは、28対24でピッツバーグの勝利とみた。
はたして、試合の行方はいかに。

あ、「リサとガスパール」もはじまっちゃったよう。

02月05日
23:33

「リサとガスパール」の3DCGアニメーションシリーズ。ディズニー・チャンネルで放送開始。

フランスの漫画(バンド・デシネ)を読もうという非常にまっとうな理由で、とにかくまったく理解不能なフランス語をはじめた時、まず最初に紀伊国屋洋書コーナーのフランス語書籍の棚で、子供向け絵本を探したというのは前に書きましたが、その棚に「バーバパパ」とならんで置いてあった絵本がこの「Les Catastrophes De Gaspard et Lisa」(ガスパールとリサの一大事とでも訳すんでしょうか、日本語版タイトルは「リサとガスパール」)のシリーズ。大変数があって、フランスでは人気のある絵本シリーズなんだろうなと、読んだことはなかったけれどこの絵はみたことがあるなあと、そう思っていたわけですが、なんとタイミングよくディズニー・チャンネルでそのアニメシリーズが放映スタート。いいぞ、ディズニー・チャンネル。

で、そのリサとガスパール。左の白いのがリサ(女の子)。右の黒いのがガスパール(男の子)。犬ともウサギともつかない謎の生き物の二人が主人公。家族との日常などを描いているんだろうけれど文章が読めないので内容はよくわからなかったんですが、今日、その先行放送を観てびっくり。こいつら、家族で人間の世界に住んでやがるんですよ。てっきりこの生き物の世界のはなしだと思っていたのに・・・。けったいな白と黒の生き物が普通にパリで暮らしていて、普通に人間の通う学校に通ってる。このもっこりした風体で人間と同じサイズの背丈なのだった。3DCGなので人間はアニメアニメしてない割りとリアルっぽい感じで異様さがいや増しに増すのであった。リサとガスパール(兄弟姉妹ではないようだ)の親はぱっと見、二人とまったく同じでサイズだけ違うのだった。だから大人はもわもわっとしていて人間の大人と同じサイズ。かなり巨大な生き物だと言えるだろう。え~、そうだったの~?バーバパパ(ちなみにバーバパパはフランス語で綿アメのこと。バーバのお父さん(パパ)じゃないんですね)の意表を突いた出現といい、リサ・ガスのあっと驚く世界観といい、フランス人はただものじゃない、のかもしれないが、意外とてきとうなだけなのかもしれない。

02月02日
22:44

The Willoughbys
author Lois Lowry 読了

一見どこにでもいそうな Willoughby 一家。父母と暮らす4人の兄妹。支配的な長男 Timothy 。次男三男の双子の Barnaby (ややこしいことに二人は同じ顔で同じ名前。便宜上AとBと呼ばれている)。邪魔者扱いで虐げられ気味の末っ子の Jane。ある日兄妹は一家の家の前に捨てられた赤ん坊を拾うが、母親は関わるのを拒否。兄妹はしかたなく、いきあたった人は住んでいるもののいかにも荒れ果てた邸宅の前に赤ん坊を置いてきてしまう。育児拒否な両親に対して子供たちは童話に出てくる主人公のように両親が事故でいなくなる事を期待。一方、親は親で、邪魔になった子供たちをほったらかして世界旅行に出発。子供たちには Nanny(家政婦さん)をあてがっておいてその裏で子供を見捨てて家と家財を売り払う腹積もり。はたして、兄妹の将来は、そしてすてられた赤ん坊の運命は・・・。

Lois Lowry といえばニューベリー賞受賞作家で児童向けSFの傑作として知られる「The Giver」の作者。本来先に「The Giver」を読むところだけれど、本屋にいったら置いてあったとこっちを先に読んでしまうあたりがいきあたりばったり多読のいいところ、か?ちょっと残酷でかなりのユーモアとウィット。問題のある登場人物たちの問題だらけの問題解決の物語。それぞれの関係が複雑に絡み合って、あれま、というラストになだれ込んでいく。巻末には洒落っ気たっぷりのGlossary(言葉の注釈)もついていて楽しめます。Jane がお気に入り。

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