ちーずブログ
新田真子
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洋書読み
Lost Treasure of Emerald Eye author Geronimo Stilton 読了 Geronimo Stilron はネズミたちが暮らす mouse island の新聞社 Rodent's Gazette に勤める編集者。ある日冒険好きの妹 Thea から宝探しを持ちかけられる。彼女の見つけた島の地図には宝のありかが示されているというのだ。港で船を借り、むかし船乗りだったといういとこの Trap とともに宝の島へ向かうことに。途中、密航していた甥の Benjamin も加わって、4人の航海はしかし、島を目前に嵐にあって船は難破。海に放り出された4人は命からがらなんとか島までたどり着くが、宝のありかまでには更なる罠が待ち受けていたのだった。 イタリア原作のネズミが主人公の冒険小説。英語に翻訳された他言語原作の本は読まないようにと思っていたのだけれど気が付いたときには遅かった。主人公の Geronimo の視点で書かれていて著者もその Geronimo 自身というスタイル。イラストに描かれるキャラクターのデザインや mouse island のデザイン設定など、どうやらアニメーションのような企画物として出版されたらしい。と思ったらもうアニメになってるらしい。綺麗なカラーイラストや細かい設定だけでなく小説の方も、文字自体を色々工夫して見て面白いものに仕上げてある。たとえばある文章でキーになる単語などは、その単語があらわすイメージを文字のデザインに生かして普通の文字が並んでいる文章中にその単語だけカラフルなデザイン文字になっていたり、文章自体行からはみ出してみたり色々な試みがなされている。手に取ったときは目にうるさいかなと思ったけれど、読んでみるとそんなこともなく、普通に読めました。 ネズミ世界のお話なので、ネズミになぞらえた駄洒落も連発。ついついわらってしまうのだが、残念なことにお話そのものが、かなりお決まりのパターンだけで作られていて、ちょっと辛かった。なにより主人公の Geronimo のキャラクターがいまいちなんだな。もっとそこんとこ描かなきゃならないこともあるだろうにあっさり飛ばして次のシーンに行ってしまうのもどうか。ただ、シリーズものなので、この第1巻はキャラと設定紹介編だということで、第2巻からはお話も面白くなっているかもしれませんよ。
Nate The Great author Marjorie Marc Simont 読了 Nate は私立探偵。今日も Annie からなくなった犬の絵を探して欲しいとの依頼を受けて早速捜査に向かう。調査の最中に出向いた Rosamond の家では、いなくなった猫を探すことに。次々に起こる事件を Nate は無事解決できるのか。 少年私立探偵 Nate のハードボイルドな事件をつづるシリーズの第1巻。探偵、でも子供なので、彼の携わる事件は身の回りのちょっとしたミステリー。しかし子供探偵とあなどってはいけない。彼の調査は徹底した現場の調査と証言による事実の積み重ね、そして地道な探索なのだ。大好きなパンケーキも仕事の最中には口にしないと自らに課すハードボイルドな Nate。子供向けでも立派な探偵小説でありしかもユーモアも忘れないハードボイルド小説なのだった。 絵本と小説の中間に位置するタイプの子供向け読み物。巻末にはお話にちなんだ知識や情報のコーナーもある。第一巻では探偵用語ものっていて、ここでもちょっとしたユーモアを忘れていないところがまたいい。語数もすくなくしかも面白い。多読を始めるのにちょうどいい。もっと早く読んでいればよかったなあ。
日記一覧 (2011年1月15日)
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20:42
洋書読み
Lost Treasure of Emerald Eye
author Geronimo Stilton 読了
Geronimo Stilron はネズミたちが暮らす mouse island の新聞社 Rodent's Gazette に勤める編集者。ある日冒険好きの妹 Thea から宝探しを持ちかけられる。彼女の見つけた島の地図には宝のありかが示されているというのだ。港で船を借り、むかし船乗りだったといういとこの Trap とともに宝の島へ向かうことに。途中、密航していた甥の Benjamin も加わって、4人の航海はしかし、島を目前に嵐にあって船は難破。海に放り出された4人は命からがらなんとか島までたどり着くが、宝のありかまでには更なる罠が待ち受けていたのだった。
イタリア原作のネズミが主人公の冒険小説。英語に翻訳された他言語原作の本は読まないようにと思っていたのだけれど気が付いたときには遅かった。主人公の Geronimo の視点で書かれていて著者もその Geronimo 自身というスタイル。イラストに描かれるキャラクターのデザインや mouse island のデザイン設定など、どうやらアニメーションのような企画物として出版されたらしい。と思ったらもうアニメになってるらしい。綺麗なカラーイラストや細かい設定だけでなく小説の方も、文字自体を色々工夫して見て面白いものに仕上げてある。たとえばある文章でキーになる単語などは、その単語があらわすイメージを文字のデザインに生かして普通の文字が並んでいる文章中にその単語だけカラフルなデザイン文字になっていたり、文章自体行からはみ出してみたり色々な試みがなされている。手に取ったときは目にうるさいかなと思ったけれど、読んでみるとそんなこともなく、普通に読めました。
ネズミ世界のお話なので、ネズミになぞらえた駄洒落も連発。ついついわらってしまうのだが、残念なことにお話そのものが、かなりお決まりのパターンだけで作られていて、ちょっと辛かった。なにより主人公の Geronimo のキャラクターがいまいちなんだな。もっとそこんとこ描かなきゃならないこともあるだろうにあっさり飛ばして次のシーンに行ってしまうのもどうか。ただ、シリーズものなので、この第1巻はキャラと設定紹介編だということで、第2巻からはお話も面白くなっているかもしれませんよ。
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19:52
洋書読み
Nate The Great
author Marjorie Marc Simont 読了
Nate は私立探偵。今日も Annie からなくなった犬の絵を探して欲しいとの依頼を受けて早速捜査に向かう。調査の最中に出向いた Rosamond の家では、いなくなった猫を探すことに。次々に起こる事件を Nate は無事解決できるのか。
少年私立探偵 Nate のハードボイルドな事件をつづるシリーズの第1巻。探偵、でも子供なので、彼の携わる事件は身の回りのちょっとしたミステリー。しかし子供探偵とあなどってはいけない。彼の調査は徹底した現場の調査と証言による事実の積み重ね、そして地道な探索なのだ。大好きなパンケーキも仕事の最中には口にしないと自らに課すハードボイルドな Nate。子供向けでも立派な探偵小説でありしかもユーモアも忘れないハードボイルド小説なのだった。
絵本と小説の中間に位置するタイプの子供向け読み物。巻末にはお話にちなんだ知識や情報のコーナーもある。第一巻では探偵用語ものっていて、ここでもちょっとしたユーモアを忘れていないところがまたいい。語数もすくなくしかも面白い。多読を始めるのにちょうどいい。もっと早く読んでいればよかったなあ。
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