ちーずブログ
新田真子
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洋書読み
すっかりサボりまくっていた洋書読書メモ とりあえず今読んでいる本で今年は終わりそうなので、その前にこの1年あまりで読んだ本の一覧でもメモっておかないと。 The Golden Acorn author Cathline Cooper Ramona Quinby, Age 8 Ramona for ever Ramona's world author Beverly Cleary Wings & Co. Operation Bunny author Sally Gardner Harriet the Spy author Louise Fitzhugh The Peculiar author Stefan Bachmann Jane Blond #5 Golden Spy author Jill Marshall Agatha, Girl of mystery #1 The Curse of the pharaoh author Steve Stevenson Dear Dumb Diary #9 That's what freiends ain't for Dear Dumb Diary #10 The worst things in life are also free author Jim Benton The Clitter Club #1 Amy and the missing puppy author Callie Barkley Amelia Bedellia Means Business author Herman Parish Harriet spies again author Louis Fitzhugh, Helen Ericson Sew Zoey #1 Ready to wear author Chloe Taylor Ameria Bedellia Unleashed author Herman Parish とまあ、そんな感じです。 今年は部屋の整理など延々と続けてしまったりいろいろあったので(去年の11月からかぞえて)月1くらいかなと思ってたけどもうすこし読んでいたな。 以下感想は順不同。 「The Peculiar」は文句なし面白かった。イギリスらしいダークファンタジー。妖精と人間の混血児、バーソロミューと、その妹。緑の美しい羽に包まれて現れ消える不思議な美女。陰謀を企む英国議会の議員など、キャラクターもいい。特に最初いい家柄と見かけばっかりいいだけの議員ジェリビィが、事件が進むにつれ持ち前の正義感に我知らず目覚めていき、陰謀を阻止しようとロンドンを駆けずり回る羽目になる。舞台は19世紀末だが、かつて近世の頃、突然妖精界との通路が開き、あふれ出した異世界の住人たちとの対妖精戦争を経験したのち、生き残りの妖精たちがいまでもイギリスの住人として暮らしているという魔法と機械技術の入り混じった異歴史のイギリスという異様な世界観もいい。いわゆるスチーム・パンク・ファンタジーですね。上のリストの中では一番ですね。でも終わってないんだよ~、またか、またbook#1だったのか~、みたいな。続きが出たらもちろん読むけどね。 ちなみに今読んでいる「Goblin Secret」も、スチーム・パンク・ファンタジーだよ。まじ流行ってるなあ。 「Jane Blonde Goleden Spy」は、洋書を読み始めのころに表紙買いしたもの。シリーズの第5巻だったので、やっと順番が回ってきて読めました。宿敵「太陽王」とのとうとう地球を飛び出しての決戦。ここまでくると、次どうなっちゃうのか、楽しみというより心配だ。 「Ameria Bedellia」 も面白かった。なんでも言葉通りの受け取る女の子Ameria Bedellia が主人公。日本で言えば、「へそが茶を沸かす」といわれればやかんを用意するような感じですよ。英語の一般的な言い回しを教えてくれるシリーズでかなり昔からあるみたいだけど読んだのは最新シリーズ。だから言い回しも現代アメリカのもの。 「Dear Dumb Diary」シリーズ はいつもの通りだけど、なんと今年映画になってたよ。びっくり。やっぱり人気あるんだなあ。日本には絶対に来ないだろうけどね。 「Harriet the spy」は1964年の小説だけど、かなり面白かった。読んだのは200年代にでた2話分の合本版。とにかく世界中のことが知りたいという欲求を満たすために、手当たり次第に他人をスパイ(学校の同級生のことはもちろん事実上無断で他人の家を覗き見して、その行動をノートに記録)して回るおかしな女の子のお話。ちょっと小太りでメガネという、およそ主人公らしくないところがまたいい。でもコメディじゃないんですよ。かなりシビアで真面目なおはなしです。これも映画になってるんですね。2度。観ました。2010年版の方。ディズニーチャンネルでやってたので。映画は設定を現代に置き換えているので雰囲気は全然違ってましたけどね。コメディになってました。さすがに舞台を現代にするとあの原作のままってわけにはいかない。 「Harriet spies again」は半世紀近く経った2002年になって別の作家(Helen Ericson)によって書かれた続編というめずらしい例。これがエドガー賞の児童書部門を受賞しているそうで、それも珍しい例なんではなかろうか。やっぱり時代が違うので雰囲気もちょっと違うんですが、キャラクターはいっしょ。これもなかなかおもしろかったですよ。 「Agatha girl of mystery」は、登場人物の名前がみんなミステリーファンにはおなじみのものばかりという、挿絵入りの少年少女向け紀行冒険謎解き物。途中でドイツ軍の使っていたルガー(拳銃)のリボルバーがでてくる記述があって、リボルバーなんてマニア過ぎる(モデル26だろ)とか思ったんだけど、挿絵にはみんな知ってるP-08が描いてあって、これはどっちが間違えたのかと悩んでしまった。 「Sow Zoey」は、ファッション物。デザインと裁縫が得意な女の子のおはなし。そっち関係のいろんな単語が出てくるに違いないと思って読んでみた。とはいえさすがに子供向けなので、特に問題なく読めました。おはなしの展開はもうオトナには読めてしまうものだったけど、それはそれでちゃんと出来ていたので、よかったですよ。ゾーイの周りの人がちょっといい人ばっかり過ぎかな?みたいなところはあったけど、子供向けだからまあいいでしょう。第2巻の予告を読むと2巻目の方が面白そうだったよ。 「The Golden Acorn」もけっこう面白かった。ブリテン島ローマ征服時代の、ブーディカ女王の反乱事件もからんでくるイギリスらしいケルト系ファンタジー。でもこれもbook#1みたいなので、続きがでたらどうしようかなあ。やっぱり読むか。 「Ramona」シリーズはこれでおしまい。これまで通りおもしろかった。そういえばラモーナの舞台も、「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」や「グリム」とおなじくオレゴン州なんだな。 「Wings & co. Operation Bunny」も挿絵で買ってしまった。キャラクターや設定など結構面白いんだけど、プロットにやや難あり、なんじゃないかな。もうすこし、できたんじゃないかと思うな。 「Clitter club」は動物好きな女の子とその友達のお話。特別おもしろいということもないけど、つまらないわけでもないという、まあ、ふつうのおはなしでした。 そんなわけで、来年はもうちょっとたくさん読もう。そして来年中には目標の500万語まで到達したいものであります。
日記一覧 (2013年12月11日)
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06:19
洋書読み
すっかりサボりまくっていた洋書読書メモ
とりあえず今読んでいる本で今年は終わりそうなので、その前にこの1年あまりで読んだ本の一覧でもメモっておかないと。
The Golden Acorn
author Cathline Cooper
Ramona Quinby, Age 8
Ramona for ever
Ramona's world
author Beverly Cleary
Wings & Co. Operation Bunny
author Sally Gardner
Harriet the Spy
author Louise Fitzhugh
The Peculiar
author Stefan Bachmann
Jane Blond #5 Golden Spy
author Jill Marshall
Agatha, Girl of mystery #1 The Curse of the pharaoh
author Steve Stevenson
Dear Dumb Diary #9 That's what freiends ain't for
Dear Dumb Diary #10 The worst things in life are also free
author Jim Benton
The Clitter Club #1 Amy and the missing puppy
author Callie Barkley
Amelia Bedellia Means Business
author Herman Parish
Harriet spies again
author Louis Fitzhugh, Helen Ericson
Sew Zoey #1 Ready to wear
author Chloe Taylor
Ameria Bedellia Unleashed
author Herman Parish
とまあ、そんな感じです。
今年は部屋の整理など延々と続けてしまったりいろいろあったので(去年の11月からかぞえて)月1くらいかなと思ってたけどもうすこし読んでいたな。
以下感想は順不同。
「The Peculiar」は文句なし面白かった。イギリスらしいダークファンタジー。妖精と人間の混血児、バーソロミューと、その妹。緑の美しい羽に包まれて現れ消える不思議な美女。陰謀を企む英国議会の議員など、キャラクターもいい。特に最初いい家柄と見かけばっかりいいだけの議員ジェリビィが、事件が進むにつれ持ち前の正義感に我知らず目覚めていき、陰謀を阻止しようとロンドンを駆けずり回る羽目になる。舞台は19世紀末だが、かつて近世の頃、突然妖精界との通路が開き、あふれ出した異世界の住人たちとの対妖精戦争を経験したのち、生き残りの妖精たちがいまでもイギリスの住人として暮らしているという魔法と機械技術の入り混じった異歴史のイギリスという異様な世界観もいい。いわゆるスチーム・パンク・ファンタジーですね。上のリストの中では一番ですね。でも終わってないんだよ~、またか、またbook#1だったのか~、みたいな。続きが出たらもちろん読むけどね。
ちなみに今読んでいる「Goblin Secret」も、スチーム・パンク・ファンタジーだよ。まじ流行ってるなあ。
「Jane Blonde Goleden Spy」は、洋書を読み始めのころに表紙買いしたもの。シリーズの第5巻だったので、やっと順番が回ってきて読めました。宿敵「太陽王」とのとうとう地球を飛び出しての決戦。ここまでくると、次どうなっちゃうのか、楽しみというより心配だ。
「Ameria Bedellia」 も面白かった。なんでも言葉通りの受け取る女の子Ameria Bedellia が主人公。日本で言えば、「へそが茶を沸かす」といわれればやかんを用意するような感じですよ。英語の一般的な言い回しを教えてくれるシリーズでかなり昔からあるみたいだけど読んだのは最新シリーズ。だから言い回しも現代アメリカのもの。
「Dear Dumb Diary」シリーズ はいつもの通りだけど、なんと今年映画になってたよ。びっくり。やっぱり人気あるんだなあ。日本には絶対に来ないだろうけどね。
「Harriet the spy」は1964年の小説だけど、かなり面白かった。読んだのは200年代にでた2話分の合本版。とにかく世界中のことが知りたいという欲求を満たすために、手当たり次第に他人をスパイ(学校の同級生のことはもちろん事実上無断で他人の家を覗き見して、その行動をノートに記録)して回るおかしな女の子のお話。ちょっと小太りでメガネという、およそ主人公らしくないところがまたいい。でもコメディじゃないんですよ。かなりシビアで真面目なおはなしです。これも映画になってるんですね。2度。観ました。2010年版の方。ディズニーチャンネルでやってたので。映画は設定を現代に置き換えているので雰囲気は全然違ってましたけどね。コメディになってました。さすがに舞台を現代にするとあの原作のままってわけにはいかない。
「Harriet spies again」は半世紀近く経った2002年になって別の作家(Helen Ericson)によって書かれた続編というめずらしい例。これがエドガー賞の児童書部門を受賞しているそうで、それも珍しい例なんではなかろうか。やっぱり時代が違うので雰囲気もちょっと違うんですが、キャラクターはいっしょ。これもなかなかおもしろかったですよ。
「Agatha girl of mystery」は、登場人物の名前がみんなミステリーファンにはおなじみのものばかりという、挿絵入りの少年少女向け紀行冒険謎解き物。途中でドイツ軍の使っていたルガー(拳銃)のリボルバーがでてくる記述があって、リボルバーなんてマニア過ぎる(モデル26だろ)とか思ったんだけど、挿絵にはみんな知ってるP-08が描いてあって、これはどっちが間違えたのかと悩んでしまった。
「Sow Zoey」は、ファッション物。デザインと裁縫が得意な女の子のおはなし。そっち関係のいろんな単語が出てくるに違いないと思って読んでみた。とはいえさすがに子供向けなので、特に問題なく読めました。おはなしの展開はもうオトナには読めてしまうものだったけど、それはそれでちゃんと出来ていたので、よかったですよ。ゾーイの周りの人がちょっといい人ばっかり過ぎかな?みたいなところはあったけど、子供向けだからまあいいでしょう。第2巻の予告を読むと2巻目の方が面白そうだったよ。
「The Golden Acorn」もけっこう面白かった。ブリテン島ローマ征服時代の、ブーディカ女王の反乱事件もからんでくるイギリスらしいケルト系ファンタジー。でもこれもbook#1みたいなので、続きがでたらどうしようかなあ。やっぱり読むか。
「Ramona」シリーズはこれでおしまい。これまで通りおもしろかった。そういえばラモーナの舞台も、「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」や「グリム」とおなじくオレゴン州なんだな。
「Wings & co. Operation Bunny」も挿絵で買ってしまった。キャラクターや設定など結構面白いんだけど、プロットにやや難あり、なんじゃないかな。もうすこし、できたんじゃないかと思うな。
「Clitter club」は動物好きな女の子とその友達のお話。特別おもしろいということもないけど、つまらないわけでもないという、まあ、ふつうのおはなしでした。
そんなわけで、来年はもうちょっとたくさん読もう。そして来年中には目標の500万語まで到達したいものであります。
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