Books and Cartoon

洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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07月28日
22:58

breach といっても死神じゃないよ。多分女子高校生。
レックス、逆さじゃ描けない・・・。

んなわけでこの夏「アベンジャーズ」と並ぶ2ビッグタイトルのひとつ、「ジェネレーター・レックス」も始まりましたね。

いやもう、いいんじゃないですか。こういう漫画らしい漫画いいですね。
猿はしゃべるし(猿じゃない、チンパンジー)、黒服黒眼鏡のオッサンはばったばった相手をたたっ切るし、身の丈数十メートルの相手を鋼鉄の腕でぶん殴る主人公だし、主人公側の組織もなんだかうさんくさいし、相手は化け物ばっかりでしかもボスキャラ不死身だし、美少女でてこないし。

そんななか、エヴォの紅一点(現在)、ブリーチ。なんだこれ。(絵のあつかいがワスプと随分違っていて申し訳ないのだけれど)すごいデザインだなあ。能力も面白い。グループを抜けても、宅配業で食べていけると思うんですよ。あるいは宅配ピザのアルバイトでも十分やっていける。
声はカートゥーン・ネットワークの変な女キャラならまかせとけのヘイデン・ウェルチだし。いうことなし。ほとんどしゃべらないけどね。

07月26日
03:57

Avengers の ワスプとアントマン。いや、こういうキャラクターなんですよ。

ついに始まりました、「ジェネレーター・レックス」・・は、チャンネルがちがった、「地球最強のヒーロー、アベンジャーズ」。
いやーもう、一週間アベジャ漬けのうえ、中身が濃すぎて最高でした。
ついに結集したアベンジャーズ。でも誰か足りない。
たとえ相手が人間ブラックホールでも、とにかく殴って解決のハルク最高。神様だから人間相手ならなんでもこいのソーもいいですな。あの調子でいってもらいたいなあ。
ワスプも動くとめちゃめちゃキュートですね。あーもーたまらん。
そして、悪人だって人間だ、ちゃんと更生させましょうのアントマン最高だ。いいキャラだなあ。吹き替えの声もいい。
それはそうとニューヨークめちゃくちゃなことになってるんですけど、いいのかあれで。スパイディが黙ってないぞ。
アベンジャーズはコミックス読んだことはないのだけれど、各自、それぞれに言い分がありそうなメンバーが集まって、上手くいかなさそうな雰囲気満載。わりかし同じ方向を向いているジャスティス・リーグと違って、問題多そうで楽しみですね。でもまだ誰か足りない。
なぜ正義の味方のチームなのにアベンジャーズなんて名前なのか疑問だったけど、悪に復讐だ、という威勢のいい社長の発案だったのか。さすがだ。キャップが聞いたらどう思うのやら。あ、でもある意味敵討ちになるからちょうどいいのか。
最初に74人プラスアルファと悪の人数を明らかにしてから(どうせ増えるんだろうけど)スタートというのもなかなかいいですな。オシャカパズルみたいで。

とりあえず、今後も楽しみ。キックの新エピソードも早くしてくれディズニーXD。

07月09日
22:37

「ジェイクとネバーランドのかいぞくたち」のイジーと「リトル・アインシュタイン」のジューン。

ディズニーチャンネルのキッズ向け時間帯「プレイハウス・ディズニー」が終了、変わって「ディズニーJUNIOR」がスタート。あわせて新番組「ジェイクとネバーランドのかいぞくたち」も始まり、これがいまのところ看板番組のよう。「プレイハウス」の時の「リトル・アインシュタイン」の海賊版。ただし、内容はキッズ向け一般教養番組ではなく、よりゲーム的なエンターテインメント番組に変更されていますね。「ピーターバン」の、ネバーランドを舞台に、ジェイクとその仲間たちと、フック船長率いるダメな海賊たちの争いを描くどたばたコメディ。争いといっても、ジェイクたちのもっているアレが欲しいこれがいいなあ、とほとんどバイキンマンと化しているフック船長がジェイクたちから盗んだお宝をみんなで取り戻そう、というおはなし。

内容はともかく、絵的にはさらに進化を遂げているのがすごい。キャラクターはクラシックなディズニースタイルの2Dフルアニメーションだが、これもフラッシュの可能性はあると思うな。背景は完全なバックグラウンドの絵以外のキャラクターとからんで動くほとんどのオブジェクトが3Dで、これと2Dの背景とキャラクターとの親和性がさらに増している。動かなければすべて手描きの絵に見える、というのはいまや常識化しているようですね。
他のキッズ番組がどんどんフル3DCG化しているのにあえてクラシックスタイルのキャラクター描写で挑むっていうのがいいなあ。

キャラクターデザインもネバーランドに元からいるピーターバン・オリジナルなキャラは別として、新キャラクターのジェイクとその仲間たちには、一見普通のアニメのキャラクター風だけどやはりチャレンジンぐな部分があって、それは鼻。ちゃんと鼻の穴が二つ描いてある。これはすごいですよ。日本のアニメではありえないといっていい。やるなあ、ディズニー。

それはそうと、「きんきゅうしゅつどう隊OSO」今週は毎日新エピソードで楽しめたのだけれど、来週からは時間が半分になってしまうのだよ、どういうことディズニー。あ~、ポー・パイロットの声が聞ける時間が半分になってしまう~。

06月27日
11:45

「きんきゅうしゅつどう隊 OSO」のガイド・コンピューター・パーソナリティ、ポー・パイロット。

以前日記に書いた「リサとガスパール」。ディズニーチャンネルで毎日放送中。平日は、「リサガス」の後に「きんきゅうしゅつどう隊OSO」が放送されている。

「OSO」は主人公の、一人前のエージェント目指して修行中の黄色いクマのぬいぐるみオーソー(はい、まちがってません。「くまのぬいぐるみ」ってディズニーチャンネルの番組公式サイトに書いてあります)が、世界中の子供たちの困ったことを一緒に解決するために、相棒のガイド・コンピュータ・パーソナリティー、ポー・パイロット Paw Pilot の助けを借りて奮闘するおなはし。緑の絵具がないからせっかく描いた絵の草の色をぬることができないよ。お母さんの大好きなお花を植えたいのだけれどどうしたらいいんだろう。庭にくる小鳥にえさをあげたいのにどうしていいのかわからない。といった難問を次々と解決していく頼もしい新米エージェントOSOなのだった。

で、その黄色いクマのぬいぐるみはどうでもよくてですね。クマがもっているコンピューター端末のディスプレーに出てくる人工知能ポー・パイロットがいいんだわ。
問題解決のための手順を歌と説明で教えてくれるたのもしい相棒ポー・パイロット。あ、女の子のパーソナリティですから、いちおうね。そこんとこ重要。ディスプレーに出てくるのは首から上の頭だけの、「顔だけ」キャラ。
で、そのポー・パイロット。日本語吹き替えの声優さんには悪いんですが、オリジナル・キャストの歌声がいいんだわ。普段のしゃべる声もいいのだけれどね。メージャー・コードでしゃべれる人。英語は日本語よりも強い抑揚があるので、自然と使う音程の幅が広くなる。となると当然、どんなコード(和音)でしゃべるのかが問題になるのであった。普段そんなこと考える人はいないと思うけど、なるのだ。なかにはめだってメジャー・コードでしゃべることの出来る人がいて、ポー・パイロットの声Meghan Strangeはそんななかの一人。歌を歌うときも常に#気味、つまり、アッパーなグルーブで歌えるので、めちゃくちゃいいんだわ。
今日もポー・パイロットの歌で朝から幸せ。

ちなみに、こないだの「バットマン ブレイブ&ボールド」にでてきたモノクロ・ハーレクィンもメーガン・ストレンジだよ。

メージャー・コードでしゃべるのが最も得意なのはなんといってもカートゥーン声優の2大女王の一人、タラ・ストロングですね。どんな役をやっても常に楽しそう(キャラクターが、ですよ)。ティーン・タイタンズのレイブンのようなぼそぼそしゃべるキャラは例外的として、脇で出てくるような頭の悪い(失礼)キャラほど(例・クキ・サンバン=KND、エンバー・マクレーン=ダニー・ファントム、ドーン=ブンブン・マギー、他山のようにいる)楽しそうパワー炸裂なので、聞いてるだけでハッピーになるのであった。

もう一人の女王?当然、グレイ・デライルですよ。

06月02日
07:21

ロシアで人気のネット・アニメ「Masyanya」。
主人公 Masyanya は左の女の子。右は恋人のHuryndel。

数年ぶりにとうとう風邪をひいてしまった。昨日の朝起きたら鼻の奥がはれて、背中に寒気が。おお、久しぶりの感触。しょうがないので一日寝ていて、やることもない(まだ読んでない本でも読めばいいのだけれど)ので、ネットで世界のTVアニメ探し。

で、見つけたのが前のエントリの「Cmewariki」。
1エピソード6分程度なのも「ハッピー・ツリー・フレンズ」っぽい。
タイトルはなんて発音するのかわかりません。ロシア語アルファベット(キリル文字)ではまたちょっと違う表記のようです。
とはいえ、これが本当にTVで放映されているのかどうかは確かめられなかった。TV放送局のサイトがみつからないんですが、フラッシュアニメーションのシリーズなのできっとTVだろ、みたいな。画面に放送局のロゴなどが見当たらないので、さらに探っていくことが出来ないのが残念。

さらに見つけたのがこのエントリの「Masyanya」。
もう8年も続いているらしいよ。セント・ペテルスブルグに住む20歳のいつでも前向きでおしゃべりな女の子 Masyanya の日常ギャグ・コメディ。1エピソード2分程度のショートアニメ。ネット・アニメでもあり、TVでも放映されているらしい。てことはロシア版「Making fiends」かな。でも内容は「ホーム・ムービーズ」に近いかも。ヨーロッパではコミックにもなっている(英語版もあり)らしい。なかなか人気のキャラクラーのようです。
TV公式サイトらしいのがやはり全面ロシア語だったのだけど、そこはgoogle翻訳。ロシア語でもちゃんと意味の通る英語に翻訳してくれましたよ。
と、思ったら、プロットとメインキャラクター紹介用の英語のページもありました。


う~む。探せばみつかるものだなあ。

カートゥーンネットワーク・ミドルイースト・アフリカ(中東・アフリカ地域)も見てみたんですが、地域オリジナル・アニメは放送していないようでした。

あと、カートゥーンネットワーク・エスパ~ニャも覗いてみたですよ。日本カートゥーンネットワークでも放送している「サーリ島」はスペインのアニメだったのか~。

06月02日
00:48

とうとうみつけたぞ。ロシアのTVアニメーション。Cmewariki。
左のウサギが主人公。右のハリネズミがそのともだち。名前は不明だけど、たいていタイトルが名前だったりするよね。

一見ロシア版「ハッピー・ツリー・フレンズ」かと思ってしまいましたが、どちらかいうと、キャラクターが動物の「Mr.メン・ショー」に近いと申せましょう。
こんな絵だけどやっぱりフラッシュアニメーションで、けっこうちゃんと動くのだった。さすがアニメーション伝統の国。技術のあるアニメーターはちゃんといるのだな。・・・、フランスとかに下請け出してないだろうなあ。

主人公のウサギは、特に何も考えず思いつきで行動し、おおむね目の前しか見えていないという主人公にふさわしいキャラクター。一方のハリネズミはちょっと気の弱い心配性。いいコンビですな。
他には、カモシカだのペンギンだのフクロウ、ヒツジなどが出てきますが、だいたいみんな似たような頭の悪い人(動物だけど)みたいですね。キッズ向けというより、大人も観られるちょっとひねった動物村物語になってます。

ふふふ、やっぱりロシアにも映画やチェブラーシカだけじゃなくTVアニメがあったのだな。よかったよかった。きっと他にもあるに違いないのだが、う~むなかなか見つからない。手強いなあ。

05月31日
08:47

インドのキッズ向けTVサイトで見つけたインド製カートゥーンのヒロインたち。

前のヨーロッパの時のように参考用に画面のキャプチャーはしてなくて、動画を観ながらスケッチしたメモを基に描いたので、少々違っているかもしれないけれど、まああんまり気にしない気にしない。

左から、Chutki、残念ながら名前が不明、Tara、そして、Radha。一発でインドだとわかるのは Chutki だけでしょうか。インド女性の伝統的メイク、ビンディ(額の赤い印のこと)ですぐわかりますね。フランスのサリー・ボリウッドもビンディを付けてましたね。Tara は東南アジアっぽいし、Radha はどこの国でもおかしくない学校のユニフォーム姿。名前のわからないキャラは意味不明の衣装だし・・・。

Chutki は、「chhota bheem」(読みは、チュトゥキとチョッタ・ビーム)
Tara は、「kumbh karan」(タラとクム・カラン)
Radha は、「Roll No.21」(ラダとロール・ナンバー・21)
そして、名前が不明な子が「The new adventure of hanuman」の、それぞれヒロイン。いずれの作品も主人公は少年(か、少年の姿の神様)で、インドにはまだ女の子が主人公のTVアニメはないのかもしれませんね。

英語で見られた作品もあるものの、現地語(インドは多くの言語が共存していますが、人口比ではヒンディー語の話者が最も多いらしく、「Roll No.21」はそのヒンディー語と英語で作られていました。英語が話されるのはインドが以前イギリスの植民地だった時代の名残ですね。他の作品もおそらくヒンディー語だと思われます)のみの作品は、さすがに何を言っているのかわからない。まったく言葉がわからないので、はっきりそのキャラクターに向かって呼びかけてくれないとその単語が名前かどうかもわからない。というわけで、放送しているPogoTV のサイトにもキャラクター紹介ページがないために、一人だけ名前のわからないキャラクターが残ってしまった次第。実は女の子かどうかも怪しかったんですが、TVシリーズの基になった、映画「return of hanuman」を見ると、同じキャラがいて、どうやら女の子らしいと。う~む、なかなかやるなインドアニメ。Tara は、偶然にも観たエピソードのサブタイトルにこの子の名前が入っていたので判別できました。

Tara はまだいいとして、名前不明の子と、Chutki はもっと濃い~感じなんですが、私の力量不足、つーか観たまま描く勇気がなかったので、このへんで勘弁してくれ、と。
Radha は、普通ですね。制服だし。普通にかわいいじゃないか。アメリカのカートゥーンと大差ない。それじゃ何か不満なのかと思われそうですが、かわいいからいいじゃないかと、そういうことで。

ああ、そうだ。もうひとつ。みんな意外と肌が色白。アメリカやヨーロッパのカートゥーンに出てくるインド人キャラはみんなかなり色黒(サリー・ボリウッドは、アフリカの黒人と大差ないんじゃない?と思われるくらい濃い目の肌)なんですが、現地インドではそれほど濃い色を指定していないんですね。

05月25日
22:08

物理的にはこの世界の基本ルールなので、親の言うことは聞けなくても、慣性の法則には従わざるを得ないわけだけど、精神的にも慣性は働くものなのだな。やらなきゃならないことがあってもなかなか思うように腰が上がらないなどというのは明らかに慣性。一度はじめるとなかなか止まらないのも慣性。ちなみに、慣性とは「今ある状態を保とうとする性質」のことですからね。(相対的に)止まっているものは止まったまま、動いているものは動いたままを保とうとするのが慣性。

ヨーロッパのアニメをあれこれみていたら、慣性が働いてついでにユーラシア大陸を東に行ってみようかということになり、インド、東南アジアのTVアニメなど観てみたいものだということで、カートゥーン・ネットワーク(以下CN)とニコロデオン(以下ニック)のそれぞれインド・東南アジアのサイトを覗いてみたですよ。
映画はね、きっと探せばすぐ見つかったりするんでしょうけれど、ここはあくまでTVアニメにこだわってみたいと、そんな感じで。

インドではCN、ニック共に、ほぼ両局の世界展開番組が流れている状態で、残念ながら現地産の作品はほとんどみあたらなかったのだけど、さすが世界第一の映画大国インド。ちゃんとCNで、インド・オリジナル・アニメ・シリーズを放映してました。最新のシリーズは「Roll No.21」というフラッシュアニメーション。絵柄の雰囲気はわりとスマートで、デザインは「クラスメイトはモンキー」と「リプレイス大人とりかえ作戦」を足して2でわったような雰囲気。これまたアメリカン・カートゥーンだといわれればそのままそうだと思ってしまいそうな学園ファンタジーコメディ。どのへんがファンタジーなのかというと、主人公が、クリシュナ(ヴィシュヌ)だから。ヒンズー教の神様ね。孤児にむけて作られた学校の校長は表向きは子供思いの善人だが、実は子供たちを悪に染め、自前の悪の軍隊を作ろうとたくらむ悪い人。その野望を挫くため天界の神々から使わされたクリシュナは少年クリスに姿を変え、悪の校長とその手下の悪の先生たちと戦うのだ、というお話らしいですよ。これはどうでしょう。ちゃんと見てみないと面白いのかどうかわからないプロットですね。タイトルの「roll no.21」の意味もよくわからないし。動きのほうはさすがにパワー全開で動きまくるアメリカなみというわけには行かず、せっかくのフラッシュを使いこなせていない感がいなめない。これは後で他のアニメも見てわかったことだけれど、やや切り絵アニメ調のリミテッドアニメくささがぬけていなのは、今のインドTVアニメの傾向のようですね。
ほかにもうひとつクリシュナが主人公のアニメがあり、クリシュナのお話はしょっちゅうアニメ化されているようですね。
さらにもうひとつが「アーマ・チトラ・カータ」というインドで最も人気のある漫画シリーズの同名のアニメ化作品。インド神話や聖典、英雄談などを題材に1967年から続いている漫画シリーズらしい。やはり漫画をアニメにというのは世界共通なのだなあ。絵とお話がそろっているからやりやすいですもんね。
しかし、ヨーロッパの漫画事情も詳しいことはわかりませんが、インドの漫画事情なんて輪をかけてわからないなあ。

クリシュナ(ヴィシュヌ)といえば世界の神様は数々あれど、おそらくもっとも面倒見がいいというか、頼まれるとイヤといえないというか、困った人(神)は見捨てて置けないというかとにかくいい人(神)で、しかも男前だそうだから、インドでも人気者なんでしょうね。
インド(ヒンドゥー)の神様は肌が青いんですが、なんでも本当は神様は黒い肌だけど、絵にする時は肌を黒に塗ると何がなんだかわからなくなるので、わかりやすく青にしているんだとか。だからアニメでもクリシュナは青い肌なので一目で神様とわかるのだった。いいえ、ガミラス人じゃありませんよ、決して。

そんなわけで、ヒンドゥーの神話英雄談アニメが花盛り(?)っぽいインドアニメなのだったが、それだけだとは思えない。インドの子供たちだって、毎日青い肌の神様ばっかり見たいと思ってるわけじゃあるまい、と洗面器。きっとCNやニックじゃなくて、現地の放送局でいろいろ流れてたりするのだろうなあ。どんなアニメなのかは想像もつかないけど。

一方、東南アジアCNとニックでは、現地産と思われるアニメが見当たらなかった。見当たらなかったんだけど、日本よりずっと色々なCN作品を放送していて、うらやましくなってしまうのだった。もちろんニックのアニメもご同様。日本じゃ放送局がなくなってしまったというのにこの差は何?

東南アジアといえば、ウルトラマンが国民的人気のタイや、BAUアジア環太平洋大学ロボコンで何度も優勝している近代化著しいベトナム、観光立国のマレーシアなどがあるので、きっとなにか変な(失礼)アニメの一つや二つは作っているに違いないのだけれどなあ。きっと現地の放送局で流れているんじゃなかろうか。

このままでは当初の目的が果たせないので、Google スタート。各国を調べる作業に入るのだった。
タイ、ベトナムでは失敗。
しかし、マレーシアではいくつか発見しましたよ。
漫画原作の「Kumpung boy(村の少年)」は、国際アニメーション祭のアヌシーにも出品されたらしい。ほかにもサッカーアニメ「bola kumpung」だとか、2人の少年たぶん双子の兄弟が主人公の3DCGアニメ「upin & ipin」、3DCGアニメ「saladin」動きとモデリングはちょっとしょぼいけど、デザインはなかなかかっこいいかも。2Dほのぼの動物ギャグカートゥーン「Chingkus」ええ、チンカスと読んでくださって結構ですよ。主題歌でチンカスチンカス歌ってますからね。それぞれ空を飛ぶ、3人に分身、スーパースピードのスーパーパワーを持つ3人組の少年少女が主役のアクションコメディ3DCGアニメ「boboiboy」など。どうよ。けっこう作ってるじゃないの。「サラディン」以外はいずれも低年齢層向けのキッズアニメ。2Dも3Dも絵が綺麗だし、普通に見られそうなアニメばかり。気が付いたのはムスリムのキャラクターが多いこと。マレーシアはわりとイスラムの国なんですね。
少年の主人公はみなきちんと短い髪でこざっぱりしているよ。日本みたいに怪物のようなヘアスタイルじゃないんですね。それにしてもマレーシアでは今は3DCGアニメが中心だとは思わなかった。最近日本に入ってくるキッズ・アニメも3DGCが多いですからね。キッズ・アニメは3DCGというのは世界的な流れなのだろうか。

インドにもどって見つけました。キッズ向け専門チャンネルpogo tv。(インドから見て)海外のアニメに混じってインド・オリジナル・TVアニメ・シリーズもちゃんとある。
これだ。こういうTVアニメを待っていたのだ。いやいや、いい意味でね。っていうのはどういう意味なんだ。
サイトには各作品ごとのキャラクター紹介ページが用意されていないため名前がわからないキャラも多いので、あしからず。
the new adventures of hanuman
ヒンドゥーのお猿ヒーロー、ハヌマーンに変身する心正しい少年が活躍するアニメ映画 return of hanuman をもとにTVシリーズ化した作品らしい。クリシュナ同様、ハヌマーンも人気あるんですね。
寄宿制の小学校に通う少年 Maruti が主人公。パイロット版で見る限り携帯電話にカードを挿して、いいえ、間違ってません。携帯にカード入れてます。光りました。それでハヌマーンに変身。さすがにこれはないと思ったのか、TVシリーズでは不思議な小さな金の杓のペンダントが変身アイテムになってました。一安心。ある日手に入れたその金のペンダントの力でハヌマーンに変身し、血走った目のあやしいオッサン科学者や正体不明のエイリアンと神通力で戦うのであった。でもその正体はだれも知らない。眼鏡のヒロイン、気の弱い友達、いじめっ子など基本のキャラクターをそろえてあるシチュエーション・ドラマ。 先生はわりかし色白のインド美人、インドですからね。フラッシュ・アニメーションで、絵はデザインは別として普通に漫画の絵だが、普段の動きではあまりデッサンを気にしていない様子。もうすこし気にしてもばちはあたらないんじゃないかな、と思うんだけど。動きの雰囲気はアメリカやヨーロッパのようにがんがん動くというよりは、サウスパークに近い感じ。音楽が不思議なメロディでいい感じ。以下2つのアニメシリーズの舞台が村なのに対して、その服装や学校の校舎から都市部に近いと思われる。
kumbh karan
森で拾われ老人たちに育てられた見た目の違う双子、くいしんぼうで大きい体、のんきもので力持ちのkumbh と、知恵が回って怖いもの知らず、悪戯好きの体の小さいkaran が主人公。なかよしの女の子は賢く、意外と勇気のあるtara。ヒロインだけにわりかしかわいいデザインなので、ちょっと一安心。他がね、けっこうね、アレなんでね。
これもフラッシュ・アニメーション。やはり手間がかからないし、データーもデジタルでやり取りするのに適しているということなんでしょうか。フルアニメーションで動きまくるようなことはなく、日本のリミテッド・アニメに近い動き。見た目や動きはコミック・ポンポンあたりの漫画原作のわかりやすいキッズ・アニメの雰囲気がする。オープニング・テーマがにぎやかでいい。
アメリカン・カートゥーンでもスシ・パックなどのキッズ・アニメはこういう雰囲気ですね。同じチャンネルでつるぴかハゲ丸、怪物くん、忍者マン一平(われながら主人公の顔を見ただけでよく思い出したな、と)も放送していて、これらと同様だがやや技術的に遅れているイメージ。
chhota bheem
pogo tv 一押しアニメの様子。製作は green gold という会社。アメリカの wordgirl に近いイメージのフラッシュ・アニメーションだが、kumbh karan 同様、リミテッド・アニメ的な動き。ここまで観て来たどの作品より、キャラが濃いデザイン。
舞台はインドの村で、近くの森では山賊も出るよ。主人公の勇敢な少年 bheemに、相棒の青い猿。青はスーパーな印しなので、言葉をしゃべるよ。あ、ジェネレーター・レックスの先取りじゃん(考えすぎ)。 ヒロインの女の子chutki、体の大きいいじめっ子にその手下、というこれもシチュエーション・ドラマ。ここで上げた3つ共に共通だがインドでも少年ヒーローはやっぱり髪を短くこざっぱりしていて、しかも上半身がたくましい。
全体的に60~70年代の日本のアニメの雰囲気で、TVアニメはどこの国でもやはりまずここを通らないと先へは進めないのだな。

chhota bheem は、インドの言語(といってもいくつも言語があるけれど)と英語で放映されていて、両者ともレギュラーキャラは子役が声をあてている。だから英語はインド英語。アメリカでもカナダでもヨーロッパでもオーストラリアでもない英語が堪能できる。英語版のヒロインchutki役の子の声が異常にかわいい。それだけにあのデザインがなあ~。もう、21世紀も10年経ってるっていうのにインドったら~、みたいな。

他にもインドでは三大聖典や英雄談、昔話などを基にしたキッズ向けショート・アニメや、映画など多数作られているようですね。やはり意外なアニメ大国なのかもしれない。インド恐るべし。TVアニメは、今はまだこれからな雰囲気だが、技術的なことなどあっという間に追いついてしまうもの。なにしろ世界最大の映画産業の国なうえ、コンピュータ関連の下請けとして、世界中の技術と情報があつまるIT先進国で、ハリウッドもCGや3D(立体)化をインドに下請けに出しているということもあるわけだし、その最先端がほぼ現代のアメリカン・カートゥーンに近い「Roll No.21」ということかな。今後の展開が楽しみではありますね。

いろいろ見て回ったインド・東南アジアのCNやニックなどのアニメ・サイトなのだけれど、実はどれも使用言語は英語。それどころか、番組を観た子供たちの感想の書き込みも英語なのだった。あれれ、これはどうなの。日本は今になってやっと、小学生も英語に触れさせてみましょうかみたいな、ちょっとばかり無責任としか思えない部分を含みがてらの授業を始めたようですが、これでは語学、ひいては将来避けられない海外との接触において圧倒的に不利ではないか。などと余計な心配をしてしまうのであったよ。
このさいキッズ・ステーションあたりも英語チャンネルを用意して、ポケモンからなにから全部英語で流す、くらいのことしてくれないとあかんのとちゃいますか。なんで関西弁か。せっかく海外アニメを放送しても、結局日本語に吹き替えてしまうのでは、なんにもならぬ。そうだよ。そうすれば海外アニメの翻訳の手間もかからないし、日本アニメは逆輸入すればいいだけだし。全国の小学生のみなさんに向けてとにかくそうなさい。んでもってばんばん海外アニメを輸入なさい、ぜひそうなさい。

05月19日
04:05

ヨーロッパ製アニメ・ヒロイン詰め合わせ、フランス・イタリア編

左からSeccotine(F)、 Seccotine(F)、 Zaoki(F)、 Elena Poteto(I・F)、 Lou(F)、 Zoe Davinci(I)、 Sally Bollywood(F)。Fはフランス、Iはイタリア、I・Fは共同製作。Seccotine が二人いるのはアニメ版と原作版。
ドイツ編に比べるとキャラクターデザインに幅があるのがわかりますね。

Seccotine と Zaoki は「Spirou et Fantasio」のヒロイン。前のエントリで名前を探していたのは Zaoki (ザオキ)。ね、あまり聞かない名前でしょう?どこの人かしらっていう感じですね。あのあとフランスの動画ストリーミング・サイトで、Zaoki が自己紹介する場面のあるエピソードを発見。ちゃんと「Je m'appelle Zaoki.(直訳するとわたしはザオキと呼ばれています。わたしの名前はザオキです、という挨拶のときの決まり文句)」といってるので間違いなし。でも正体は不明。いったいどういうキャラクターなのやら。
「Spilou et Fantasio」は、ベルギー(だからフランス語)で1938年からスタートし、いまだに続いている漫画「Spirou」のアニメ化作品。2006年版で少なくとも2度目のアニメ化らしい。もともとはフランスの「Tintin(タンタンの冒険、)」のベルギー版、とずっと思っていたんですが、タンタンもベルギーの漫画だったんですね。で、「Spirou」はホテルのドアボーイの少年Spirouの冒険談。原作漫画本は紀伊国屋のフランス洋書コーナーにもおいてあるくらいだから、相当有名な作品らしい。2006年アニメ版は、ちょうどキム・ポッシブルに近い世界観ですね。現代だけどオーバーテクノロジーメカもでてくるし、悪の組織に複数のレギュラー悪役もいる。
正体不明のレギュラーヒロイン Zaoki ですが、一方の Seccotine(セコティーヌ) は、漫画にも比較的早くから登場したシリーズ初のレギュラーヒロインで、事件記者。イラストの青いコートの方がその原作版。原作版といっても長いシリーズのため複数の作者によって描かれているわけだけれど、漫画で Seccotine といえばこの絵のキャラらしいよ。2006アニメ版は放送局の記者・レポーターで、意外とハスキーな声。

Elena Poteto はイタリアの漫画「Monster Allergy」が原作の同名のアニメのヒロイン。目には見えないけれど我々の隣りに実在するモンスターを見、モンスターを手なずける力を持ったモンスター・テイマーの少年 Zick のお隣さんで、Zick とともに冒険する元気少女。Elena Poteto の音はエレーナ・ポテト。ええ、ポテトですよ。その名前をクラスメイトに笑われるシーンがあるので、やっぱりそのポテトなのだ。
カートゥーンとアニメの中間のような雰囲気の作品で、日本でも十分通用すると思うんだけれどな。ディズニーXDとかでやってくれないかな。

Lou は、フランスのBD(バンド・デシネ、フランス漫画のこと)「Lou!」が原作の同名のアニメ化作品。SF作家で眼鏡で巨乳の母親と二人暮しの少女 Lou(ルゥ) の日常を赤裸々に描く問題作。というと誤解されそうですね。原作の美麗な絵をそのままにアニメ化しようとがんばってる作品。TVシリーズなので、さすがに満点というわけにもいかないけれど、かなり雰囲気は出ている。エンディングで踊るLouのアニメーションがめちゃくちゃかわいいのだ。イラストのLouにはバストが表現してありますが、これはアニメがこういうデザインだから。原作(現在5巻まで出ている)の2・3巻目あたりを基にしたデザインと思われる。原作も4・5巻までいくとLouも成長してちゃんとでるところの出た、しかも目が黒点じゃなくてちゃんと白目まで現れるデザインになっていくのであった。小学生でこの頭身のキャラクターだとアメリカ・カートゥーンでは絶対に垂直胸になるはずなので、このへんはフランスならではかも。

Zoe Davinci は、イタリアの最新オリジナル・アニメーション・シリーズ「The Davincibles」のヒロイン。本当は輪郭線(主線)のない絵で、アメリカン・カートゥーンのようなフラッシュ・アニメーション。Davinci家の一員である Zoe(ゾーイ・ダヴィンチ)は、叔父の経営する骨董品店のために世界中のレアな品物を兄・叔父とともに探して回る。しかし、彼らの前には歪んだ芸術で悪事をはたらく頭の悪い悪の芸術家たちがたちはだかるのだった。大丈夫なのか?こんなプロットで。じつはまだ公式サイトに予告編があるだけのこれから放送開始なアニメなのだった。しかし、その予告編は公式サイトでイタリア語ページを選んでも英語ページを選んでも英語版しか見られないのだけれど、それでいいのかイタリアの人。

Sally Bollywood は、フランスのオリジナル・アニメーション・シリーズ「Sally Bollywood」の主人公。リトル・ボンベイ(これが本当にフランスにあるのかどうかは知りませんが、イメージとしてはアメリカのリトル・チャイナのようなものなんじゃなかろうか)に探偵事務所をかまえる父のすぐ下の階にこれまた探偵事務所を構える少女探偵 Sally (サリー・ボリウッド)の活躍を描く探偵物。胸のガネーシャ・マークがこれでもかとインドをアピール。それにしても欧米ではわりと少女探偵はポピュラーな存在なのだな。これもフラッシュ・アニメですね。デザインも雰囲気も妙に「アトミック・ベティ」に似てるなあ。

ドイツ編で紹介した Bibi Blocksberg 観ました。さすがに長いシリーズらしく、初期と思われるエピソードはかなりアレなかんべんしてくれって雰囲気ですが、回を重ねたと思われるエピソードは、ちょっとDICっぽい雰囲気の90年代アメリカアニメテイストになってました。しかし魔女仲間の衣装デザインと Bibi のシンプルなデザインが違和感あるなあ。

Hexe Lilli はあれだ、「学園パトロール フィルモア」をDICが作ったらこんな感じ、みたいな雰囲気の絵なのだった。

05月16日
06:32

ここのところ見ていたヨーロッパ産アニメのヒロイン詰め合せ・ドイツ編。
左からRenaade Gruftine Lilli Bibi Renaade。Renaade が二人いるのはおそらく、オリジナルとリメイクの関係なんだと思われる。

ただし実際にはBibi のアニメーションはまだ観ていないのだけれども。

Renaade は「Renaade」の主人公。同名の児童向け図書が原作のようで、本のイラストに沿ったデザインなのは左のRenaade。右の Renaade はおそらくリメイク版なのだと思われるが逆かもしれない。詳しい情報が得られていないのであしからず。元船員だったおじいさんと暮していて、親友の男の子がいるのはどちらも一緒。でも住まいの間借り人が左はヒップホップのあんちゃんで、右はパンクバンドのモヒカンにいちゃん。ほかのサブキャラクターは少しづつ異なっているようだが、オープニングのテーマ曲は同じなのだ。う~ん、どうなっているんだろうか。

Gruftine は、「Dir Schule Der Kleinen Vampire」のキャラクター。吸血鬼の子供が通う吸血鬼小学校(これがタイトルの意味)が舞台の学園ホラー・コメディ。でもぜんぜんホラーじゃないけど。グラフティーネは生徒の一人。しばらく前、日本でも「バンパイアン・キッズ」たらいう吸血鬼コメディがありましたね。わりとデザインはそれに近いイメージというか最近のカートゥーン・ライクな雰囲気。他のちょっと一昔前なキャラクターとは明らかに違いますね。

Lilli は、「Hexe Lilli」の主人公。hexe はドイツ語で魔女のこと。日本風に言えば「魔法使いリリ」ですね。ある日見つけた魔法の本から現れたドラゴンに魔法の腕輪をもらったリリは、時間と空間を越えて世界中のいろんな時と場所で冒険をする「マジック・ツリー・ハウス型」のストーリー。本当はもっと目つきが悪いのだけれど、そこがいいんだな。ドイツではディズニー(多分ヨーロッパ・ディズニー)が実写映画化している。

Bibi は、「Bibi Blocksberg」の主人公。原作は20年以上前に始まった人気ラジオドラマシリーズ。アニメ化され、こちらも最近、実写映画化されたらしい。長いシリーズだけあって公式サイトではけっこう世界観が大きくなってる風な紹介がされている。箒に乗った魔女とは伝統的なスタイルですね。ブルマー(運動着じゃなくて女性用下穿きのことね)がちらりと見えてるっていうのがいかにもオールドファッション。でもアニメシリーズに出てくる魔女の仲間などは今風なデザイン。サイトから受ける感じは「サブリナ」のドイツ版のような気がするんだけど、どうなんだろうか。

このあたりが最近やっているドイツ製のアニメのようだが、ちょうど日本の80年代後半あたりから90年代の雰囲気ですね。
イタリア・フランスに比べてもやや遅れている感じではなかろうか。

04月22日
10:47

いまさらまさかのニューエピソード!!!!

気が付かなかった~~~。
ふざけんなディズニーXD~。
いや、めっちゃうれしいんですけど。
Minuscule目当てにディズニーXD観ていたらなんだか憶えのないエピソードが~~。


4月から毎週金曜日に#42からのニューエピソ~ド~。
今日もうすでに#44~。あらま、だからうれしさ半分。

04月03日
06:41

ディズニーチャンネル・オリジナルアニメーションシリーズ「ペッパー・アン」の主人公。ペッパー・アン・ピアソン。12歳の7年生(日本だと中学1年ですね)。
残念ながら日本未放送。

「Pepper Ann」はちょうど「リセス ぼくらの休み時間」と同じ時期に放映されていた作品で、後にカートゥーンネットワークで放映された「KNDハチャメチャ大作戦」のクリエーターが参加したアニメーション。「リセス」よりやや上の年齢向けの作品だったわけですね。
眼鏡の女の子はカートゥーンではちょっと変人のトレードマーク。好きなものには直球、おっちょこちょいのトラブルメーカー、万が一実力はあっても発揮の仕方を間違ってる、ちょくちょく鏡の中のまっとうな自分に説教されたりたしなめられる。今ではカートゥーンでもよくみる女の子の主人公のわりと初めのころのキャラクターではなかろうか。ディズニーキャラとしては明らかに「ブンブン・マギー」の前身のようなポジションで、、後のニコロデオンの「The Mighty B」のお姉さん、といった感じですか。日本ディズニーチャンネル(2003年秋からスタート)がもうちょっと早く始まっていればあるいは観ることが出来たかもしれない今のところ幻の作品。とはいえ、この先日本で放映されるのは難しそう。主題歌は、ガールズ・ロックな感じでハスキーなボーカルが素敵、これはペッパー・アン役の人が歌ってるのかもしれない。

さて、この春、日本ディズニーチャンネルの新番組で、「けいおん」が始まるんだそうだよ。べつに「けいおん」がどうこうというわけではないのだが、日本のアニメをやるくらいだったら「ペッパー・アン」でも放送してくれればいいのに、何を考えているのかディズニーチャンネルは。XDは最近ますます少年スポーツアニメチャンネル化しつつあるし、つーかさ、日本のアニメが見たくてわざわざディズニーチャンネルに加入する人っていないと思うんですけど、どういうことなんでしょうかね。

03月07日
13:15

フィニアスとファーブ、「wizard of odd」 の いい魔女のイザベラとパッチキン。
パッチキンたちのデザインの細かいとこは適当ですのであしからず。

take the yellow sidewalk の歌が良すぎてつい描いてしまいました。どこか人を食ったような得体の知れないパッチキンと、だれかれかまわず黄色い道を勧める適当なイザベラが最高です。

パッチキンたち、色数が少ないから楽かと思ったら、キャラごとに肌と髪の色が微妙にかえてあったので、結構手間取った。
いつものファイヤーサイド・ガールズ・レギュラー6人(といってもこの6人がいつもそろってでてくるかというとこれがそうでもないところが、ね)に2人追加されているけど、ファイヤーサイド・ガールスの追加キャラはエピソードごとに適当に追加されているようなので、一体全部で何人いるのかは謎なのだった。最大で10人登場している回もあったはず(巨大紙飛行艇の回)。
ちなみに左からミリー、アディソン、ケイティー、グレッチェン、イザベラ、追加2、ジンジャー、追加1、ホリーの順。追加1は追加キャラなのに、「wizard of odd」ではいちばん台詞しゃべってましたね。あとは「目玉ちゃん eyeball 」とか「魔女 witch」とかだけだったのに。

03月06日
20:54

wakfu の主人公の一人。マジックアローの使い手、Evangeline。

てことで、ちょっと描いてみました、wakfu のエヴァンジェリン。こういうアニメアニメしたキャラクターのファン・アートは久しぶりに描いた気がする。

ところで、wakfu。フランスでは第2シーズンがスタートしたらしいですが、エヴァンジェリンの衣装ががらりと変更されてしまいましたよ。この絵は第1シーズンの衣装ですが、これよりさらにエロスなスタイルに。いいのかそれで。フランスのお子様たちにはどうなんですか。

その wakfu なんですが、あたくし的に気に入ったのはオープニング・テーマの「sur tes pas」。もちろんフランス語で歌ってます。放送ではサビの部分しかかからないんですが、あちこちあたって、全長版を聞きました。TVアニメの主題歌だから、軽めのアレンジになってるんですが、曲調はもう女性ヴォーカル系ゴス・メタル。あたくしの音楽成分は80パーセントがHR/HMでできていてですね、それでもあまり女性ヴォーカル系は聞かないんですが、たとえば、エヴァネッセンス(は大好きだ)とか、ナイト・ウィッシュあたりの感じですかしらね。現状でもTVアニメの主題歌としてはかなり凝ったアレンジでいい感じなんですが、もっとゴリゴリにハードなアレンジだったらめちゃくちゃかっこいいと思うなあ。1コーラス目のサビから2コーラス目にはいるあたりはもう完全にゴス・メタル・テイスト。いいなあこれ。
いままでのHR/HMはだいたい英語で、英語圏のバンドはもちろんのこと、ジャーマン・メタルにしろ、北欧のメタルバンドにしろ、メジャーを狙うバンドは英語で歌うのが当たり前。ひるがえってフランス語はシャンソンなんかにはムード満点だけど、HR/HMにはあわないだろうとか思ってたんですが(そもそも知ってるフランスのロックバンドとかないし、Superbus くらいか)、なんと、ゴス・メタルでフランス語はめっちゃクールですよ。これは一本取られた。つーかフランスのゴス・メタル・バンドとか探してみようとか思いました。

そんなわけで、youtubeで見つけた「sur tes pas」全長版。wakfu 第1シーズンの映像をバックにご覧アレ。ちなみに「スュ・テゥ・パ」って読んでね。

02月21日
22:56

秘書つながりで、「フィニアスとファーブ」ステイシーの秘書姿。今期のニューエピソードでこの姿を拝めるでしょうか。拝みたい。拝み倒したい。いやいや、ほんと。

てことで、スペシャル・エピソード「夏はキミのもの!」につづいて、待望の「オズの魔法使い」のパロディ、「オスの魔法使い(原題はwizard of odd )」が本邦初公開。いいね。最近この日本語もあまり聞きませんね。
夢オチだってことは最初からわかっているのでやりたい放題でしたね。20分強で「オズ」全編のパロディをやるのでもうすったかすったか進むストーリーにネタ満載の充実の一本でしたねえ。EDまで。ちなみにEDは Busted のパロディで Rusted(錆びている)という駄洒落ですね。ぬかりがないなあ。しかし、しかしだ、ステイシーが、ステイシーの扱いが~。おのれキャンディスめ~~。ま、面白かったからそんなことは些細な問題としておいてやろう。ちょっと、えらそうですね。

02月21日
09:52

てなわけで、もいっちょう動物キャラ。「T.U.F.F. Pappy」のキティ・キャッツウェルその2。時間改変エピソードでの秘書姿。ざあます眼鏡が似合いすぎ。

「T.U.F.F. Pappy」は、ニコロデオンで放送中のカートゥーン。「Oops!フェアリー・ペアレンツ」や「Danny Phantom」のクリエイター、ブッチ・ハートマンの作品。やってることはフェアリー・ペアレンツと大差ないガチのどたばたスパイ・ギャグ・コメディ。キティ・キャッツウェルは、正義のスパイ組織T.U.F.F.のエージェント。主人公は彼女の相棒、バカ丸出しの犬パピィ。ここでもアメリカ人のばか大好きパワー炸裂。
キティはといえば、結構コスプレキャラ。任務の都合上あれこれ変装してみたり、休暇やらプライベートやらでいろんな衣装で出てくるから、ファン・アートを描くネタにはまったく困らないキャラクター。

で、とうとう出た。秘書キティですよ。主人公がドーナツを食べたいばっかりに時間ワープアイテムを使ったために改変されてしまった世界で、悪の組織のボスの下で働くてんでやる気のない秘書。秘書といえばざあます眼鏡。グレイ・デライルのやる気のない演技(演技ですからね、演技)も冴えわたるすばらしいキャラですよ。いやほんと。

02月20日
01:54

「フィニアスとファーブ汗かきお絵かき大作戦」放映ということで、ペリーを描いてみましたよ。う~ん。やはりペットのペリーも描けばよかったな。

ここんとこ人間以外ばっかり描いてますがそんなこと気にしないわX-5。
ペリーの描き方講座で、「ペットのペリーの視線はどこを見てるのかわからない風に描こう」というのがよかったなあ。
毎度毎度「フィニアスとファーブ」スペシャル放送は凝ってますね。絵描き歌を全部あわせると主題歌ワンコーラス分になるというのがいいな。歌いながら全部描けるのか、誰かチャレンジするやつがそのうちニコ動とかにでてこないか。わたしはやりません。

それはそうと絵描き歌にイザベラがないのはどういうわけだ。ステイシーはまあしょうがないとして、イザベラぐらい入れてあげてもよかったじゃんみたいな。

ファーブは定規と前に描いたけど、あの鼻をみると、計算尺とも、口の三角を見るとノギスともとれるなあ。

どんどん歌と踊りが派手になっていきますね「フィニアスとファーブ」あちらではとうとう最終回みたい(最終回かどうかはわからない、つーかもうすでに100エピソードをこえてるんじゃないかな、夏休みいつまで続くんだみたいな)なエピソードも放映されたようですが、日本ではまだまだ未放映エピソードがたくさんありますからね。「オズの魔法使い」のパロディとか早く観たい。あと、ステイシーの秘書姿もだ。歌の吹き替えは本当に大変でしょうが、がんばってもらいたい日本ディズニー。たのむぞ、ディズニー・チャンネル。

02月18日
08:04

ディズニーチャンネルで始まった「リサとガスパール」。原語音声はなななんと、英語でやんの。フランス語じゃないじゃん。だめじゃん。もう~、これと絵本でフランス語の勉強できるかなと思ってたのに~。しかも旧大陸英語、つーかイギリス英語の発音。たまにフランス訛りっぽくきこえるところもあるが、子供のイギリス英語ってあんな感じなのか。耳が少しなれたので今はわりとちゃんと聞き取れる。

てなわけで目論見がはずれた腹いせに(よくわからない日本語ですね)フランス製作のアニメ「Wakfu」をみてみましたよ。
これはカートゥーンというよりずばりアニメでしょう。ゲーム原作で、いろんな種族やいろんな魔法にかわいい女の子キャラが出てきてバトルもあるファンタジーアニメという、日本のアニメは世界一と思っているフランス人ならではのアニメ。

原語は遠慮なくフランス語なので、もう何を言っているのか全然わかりません。第1話冒頭かなりながいことドラゴンじじいと編み笠の怪人物との戦いが続くのでかわいい女の子はどうなってるんだ、だましか、だまされたのか、とか思ってしまいます。ただしガッツンガッツン動きまくるのでそれはよし。

で、そんなことはどうでもよくてですね。ゲーム原作だけあって、画面の見せ方がとてもゲーム的。OPがそもそもゲーム画面をモチーフにしたアクション場面という趣向だし、背景も斜め上からの第三者視点RPG風に見せる(カメラで言えばやや遠目からの望遠レンズ風、消失点が感じられないというアレです、あ、クウォーター・ヴューね、思い出した)場面もあったりして、なかなかユニーク。そしてなによりユニークなのが、キャラクター作画の方法。一見日本のアニメと同等な手書き二次元アニメに見えて、動くと実は3DCGだったりする。また3DCGで描くのが難しいアニメ的な女の子キャラなどはどうやらフラッシュ系2D作画のようで、場面場面で2Dフラッシュと3DCGとを組み合わせているようなのだった。キャラクターごとにだけでなく、同じキャラクターでもこの組あわせ作画をおこなっているように見えるところもある。3DCGと2Dフラッシュの絵が、止まっている時にはまったく見分けのつかない同一性を保っているので、動きの加減で、ああ、これは3DCGだ、こいつは2Dフラッシュだとわかる。なかなか手間がかかってませんかこれは。まだちょっとさわりを見た程度なので内容についてあれこれ言うことは出来ませんが、あちらのアニメはまた新しい方法論を試しているのだなとそう思った次第。
背景も3DCGで構築した3D空間でのバトルみたいな場面があるので普通に背景を見せる場面は2D、空間を生かした動きのある場面では3Dで、これまた動かないと見分けがつかないという感じ。
キャラクターの表情は、これは日本ともアメリカともまたちょっとちがった雰囲気なんですな。こういうのをフランス的といっていいものかどうかは微妙ですが。

02月15日
22:38

米 cartoon network で放映中。ファンタジーばかコメディ、「レギュラー・ショウ」。

話題なのでちょいと観てみました。
おおお、面白い。なんじゃこれは。

公園の管理事務所で働く2人の馬鹿者じゃなくて若者、ブルー・ジェイ(アオカケス)のモーディカイとラクーン(タヌキ)のリグビィが主人公。
彼らの日常とばかっぷりをあますところなく描く問題作。
ばかだ。ばかすぎる。前々からアメリカ人はばかを描かせたら世界一だと思っていたが、ここでもその才能を遺憾なく発揮。

動物が主人公だからといって、今までカートゥーンのような動物擬人化のギャグアニメだと思ってはいけない。フリーダムすぎる。
つーか、なぜブルージェイとラクーンなのか。公園管理事務所の上司はガム・ボール・マシーン(コインを入れると透明のドームに入っている球形のガムが出てくる販売機)だし、同僚はイエティ、幽霊、など正体不明のメンバー。もちろん公園は人間の住む町にあり、人間の憩いの場なのであった。どういう世界観なんだ最近のアメリカアニメは。

考えてみればもともと、言葉をしゃべるおばか動物が人間の世界に住んでいる、というカートゥーンはけっこうあったんだった。「クマゴロー」とか「早撃ちマック」とかね。しかし、ガム・ボール・マシーンはどうなの?動物じゃないでしょ。ええ?

このてのカートゥーンは実は動物の擬人化ではなくて、人間の擬動物化なんだよね。

キャラクターデザインや突拍子もない設定と読めない展開は、「アドベンチャー・タイム」と共通するものがあるけれど、「レギュラー・ショウ」は大人向け。たしかアダルト・スイム(カートゥーンネットワークの大人向け時間帯)でやってるんだと記憶している。冒険ファンタジーの世界でフリーダムな「アドベンチャー・タイム」に対して、「レギュラー・ショウ」はいちおう現代社会が背景になっているわけだけれども、そのぶんフリーダムな展開が過激さを増している感じ。
とにかく、おもしろい。でも日本にくるにはハードルが高そうだなあ。

02月05日
23:33

「リサとガスパール」の3DCGアニメーションシリーズ。ディズニー・チャンネルで放送開始。

フランスの漫画(バンド・デシネ)を読もうという非常にまっとうな理由で、とにかくまったく理解不能なフランス語をはじめた時、まず最初に紀伊国屋洋書コーナーのフランス語書籍の棚で、子供向け絵本を探したというのは前に書きましたが、その棚に「バーバパパ」とならんで置いてあった絵本がこの「Les Catastrophes De Gaspard et Lisa」(ガスパールとリサの一大事とでも訳すんでしょうか、日本語版タイトルは「リサとガスパール」)のシリーズ。大変数があって、フランスでは人気のある絵本シリーズなんだろうなと、読んだことはなかったけれどこの絵はみたことがあるなあと、そう思っていたわけですが、なんとタイミングよくディズニー・チャンネルでそのアニメシリーズが放映スタート。いいぞ、ディズニー・チャンネル。

で、そのリサとガスパール。左の白いのがリサ(女の子)。右の黒いのがガスパール(男の子)。犬ともウサギともつかない謎の生き物の二人が主人公。家族との日常などを描いているんだろうけれど文章が読めないので内容はよくわからなかったんですが、今日、その先行放送を観てびっくり。こいつら、家族で人間の世界に住んでやがるんですよ。てっきりこの生き物の世界のはなしだと思っていたのに・・・。けったいな白と黒の生き物が普通にパリで暮らしていて、普通に人間の通う学校に通ってる。このもっこりした風体で人間と同じサイズの背丈なのだった。3DCGなので人間はアニメアニメしてない割りとリアルっぽい感じで異様さがいや増しに増すのであった。リサとガスパール(兄弟姉妹ではないようだ)の親はぱっと見、二人とまったく同じでサイズだけ違うのだった。だから大人はもわもわっとしていて人間の大人と同じサイズ。かなり巨大な生き物だと言えるだろう。え~、そうだったの~?バーバパパ(ちなみにバーバパパはフランス語で綿アメのこと。バーバのお父さん(パパ)じゃないんですね)の意表を突いた出現といい、リサ・ガスのあっと驚く世界観といい、フランス人はただものじゃない、のかもしれないが、意外とてきとうなだけなのかもしれない。

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