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04月05日
01:05

~なのは、ちょっとゲイっぽくってことで。

問題なのは、普段こいつらの行動はそれほどおかまっぽくはないということですね。ゲイだから。せいぜい男のおしりをさわるくらい。男らしいスーパーヒーローなんだけど、スーパーパワーを発揮しようとすると思わずゲイライクな組みポーズをとってしまうというのがすばらしすぎるポイントだということですね。
本人たちはわかっているのかわかっていないのか微妙なところもナイスです。
ゲイ・デュオ:「what are you looking at?」
ヴィラン:「nothing」
という悪党どもとのやりとりも、「あれ、ペリーどこいった?」レベルなのがすごいぜ。

何を書いているのかさっぱりだという方もおらりょうからちょっとだけ。

先だってのオフ会で拝見したスーパーなアメリカアニメ「ジ・アンビギュオスリ~・ゲイ・デュオ」はエースとその相棒ゲイリーという2人の筋肉もりもりで股間もリッチなスーパーヒーローのゲイ・デュオが、悪魔のようなストレート・ヴィランたちの悪事を砕きまくるというか、もう腰砕けに砕きまくるスーパーなアニメ。ゲイ・デュオならではの必殺技の数々は悪党のみならず視聴者も悶絶すること間違いなし。
ひとたびコミッショナーから連絡が入ればぺ○ス・モビル(勝手に名前をつけた)を駆り現場に急行。○ニス・モビルは、いざとなればエレクト・モード(勝手に名前をつけた)で空も飛び、先端からびゅびゅっとああもうびゅびゅっとばかりにビームを発射するスーパーなメカなのだ。ビルの壁などひと破りってくらいに硬いのだ。

馬鹿だ。馬鹿すぎる。

伝説のコメディ・バラエティ「サタデー・ナイト・ライブ」内で放映されたアニメ。本当にろくでもない番組ですね「サタデー・ナイト・ライブ」(注・誉めてます)。1996年の作品のくせに6・70年代へなちょこスーパーヒーローアニメのふりをしています。12話もあるのか。どうかしてる。本当にアメリカの人は世界で一番に「下品で馬鹿」が好きな人たちなんだなあとあらためて寒心じゃなくて感心してしまいます。ていうか、表現の自由ってなんてすばらしいんだろうかと勘違いしてしまいます。

ambiguously なんて単語きいたことねえよ、と思って調べた結果、意味は形容詞 ambiguous の副詞形で、「曖昧な状態で・不確に」なんだってさ。みごとなネーミングだ。

03月16日
04:31

例によってHDDのフォーマットに時間がかかりまくなのでその間にMLPの第3話を観てみたよ。
HDDも一時期よりは値段が下がったものの、まだまだ最安値のころには程遠いですね。ま、それはいいとして。

王宮を離れポニービルで暮らすトワイライト・スパークルとお供のスパイク。
アップル・ジャックの農園でリンゴの収穫を手伝っていたところに、プリンセス・セレスティアから Grand Galopping Gala (グランド・ギャロッピング・ガラ。訳すのが難しいのであきらめた。どうやら王宮主宰の大舞踏会を中心にしたお祭りらしいんだけれど、どの言葉を選んで訳すかは、まあ、MLPが日本で放映されたら本職の人が考えれくれるでしょう。言葉だけの直訳では大襲歩祭。でも、これじゃあねえ~)への招待状が届く。まだ参加したことのないトワイライトは楽しみで仕方ない。しかし送られてきた招待状は2枚だけ。ダンスがきらいなスパイクは行きたくない様子。とすると、誰かもう一頭、いっしょにいくポニーを選ばなければいけない。
華麗な祝祭もアップル・ジャックにとってはちょっとちがった目的の場。グランド・ギャロッピング・ガラといえばイクエスティリア中から大勢の立派なポニーたちが集まってくる。そこで農場のリンゴを売れば大金が手に入る。古くなった農場を建て直し、30頭を越える自分の大家族にそれぞれ良くしてあげられるにちがいない。ぜひ行きたい。
しかしそこに上から落ちてくるレインボー・ダッシュ。ちょうどリンゴの木の上で昼寝をしていたのだった。グランド・ギャロッピング・ガラの際にはペガサスの飛行チームが曲技飛行を行う。レインボー・ダッシュにとっては自分の飛行能力をひけらかす、じゃなくて見せびらかすでもなくて、大いに披露して、そのチームの一員になるチャンス。いくならぜひ自分と一緒に。
どっちがいくか、だったら前足レスリング(腕相撲ね)で勝負だと実力で決めようとする2頭だが、それをとめるトワイライト。誰と行くかは納得できる理由がなければ決められない。そういえばすっかりお腹もペコペコなのだった。食事の後に決めるからと、その場を離れるトワイライト。
しかし、誰と行くかをどうやってきめればいいのかわからないトワイライト。ところが、その後も招待状をめぐって、ピンキー・パイ(ガラは美味しいもの楽しいもの綺麗なものがいっぱいの最高に素敵な場所それこそわたしにふさわしい)、ライリティ(素敵に着飾ったポニーたちのなかにあっても自分の美しさは注目を集め、プリンセス・セレスティアが紹介してくれる最高の美男(馬だけど)子にみそめられてロイヤル・ウエディングを挙げる運命なのだ)、フラッター・シャイ(ガラの催される王宮の庭園には数多くの珍しく、またすばらしい生き物が満ち溢れていて、それらとふれあえるならどんなに幸せなことだろうか)が、それぞれどれだけ自分にとってガラに行くことが重要なのかをトワイライトに語り、一緒に行くことを迫るのだった。
一度は逃れるトワイライトだがなかなか心を決められない。それにお腹もぺこぺこのまま。その上今度はみんな自分を選んで欲しさのあまりに、トワイライトにあれこれいらん世話をやきまくるのであった。
どうするトワイライト・スパークル。みんな大事な友達なのに、いったい誰かを選ぶなんて事が彼女にできるのだろうか。

いいですね。これも友情ものにはお決まりの、「誰を選ぶの?」エピソード。1枚の招待状をめぐって、共に冒険をした仲間がいきなり分裂の危機。でも、一人一人じゃなくて一頭一頭が自分の要求をはっきり出すことで、第1・2話に加えて、さらにキャラクターを深く掘り下げることもできるというなかなか気の利いたエピソードですね。そしてトワイライトの選んだ解決法は当然そうなるべき選択だったのでした(ネタバレはしないよ、あとは観てのお楽しみ。でも、おはなしが始まったとたんにそうなることはわかちゃうけどね。子供向けだし)。
とにかく個性的なキャラだらけなので観ていて楽しい。特にピンキー・パイの止まらなさ加減は、脳にノーブレーキ状態。フラッターシャイも微妙な変っぷりを発揮し始めですかしらね。

03月03日
05:46

てなわけで、MLP第2話もみてみたよ。

「夏の陽の祭り」の夜、プリンセス・セレスティアは行方不明になり、ポニーヴィルに降り立ったナイトメア・ムーンは、ポニーたちに永遠の夜の訪れを告げて去っていく。ナイトメアを止める方法はエレメンツ・オブ・ハーモニーの魔法だけ。エレメンツ・オブ・ハーモニーは、6つの要素すなわち、kindness 優しさ、laughter 愉快さ、generousity 寛大さ、honesty 誠実さ、royalty 気高さの5つとまだ明らかでない6つ目のエレメントのこと。
トワイライト・スパークルはポニーヴィルでであった仲間とともにエレメンツ・オブ・ハーモニーを求めて古代の「王家の姉妹」の城があるという妖しの森に向かう。途中、ナイトメアのさまざまな妨害にであうトワイライトたちだが、それぞれの方法で罠を打ち破っていく。やがて、廃墟となった城にたどり着いたトワイライトたちは、5つのエレメントを象徴する5つの玉を見つけるが、しかし6番目のエレメントはどこにあるのか。それを明らかにするためまず5つのエレメントの力をよみがえらせようとするトワイライトの前に再びナイトメア・ムーンが現れるのだった。

第1話に続くストーリーの後半。これまた20分でやるような内容かというくらい中身がびっしりと詰まった展開。無駄を徹底的にそぎ落としていながら、必要なことはすべて盛り込む贅沢な内容でした。ごちそうさま。
5つのエレメントはもうお分かりのように、トワイライトを除く5頭のポニーたちのキャラクターになっているわけですね。
どれがどのキャラクターかは見ればすぐわかるという按配になっているし、罠を突破する方法もそれにそっている。
ラリティが意外といいな。
それにしてもピンキー・パイ狂ってる。

この第1・2話で6頭が出会うということが物語のスタートとなって、はじめはポニーヴィルを救うという同じ目的があって行動をともにしたトワイライト・スパークルと5頭のポニーたちの友情がどのように育っていくのかが、シリーズのメインテーマなんですね。紆余曲折ありそうですね。
そのうち続きも観てみよう。

02月28日
08:39

遅ればせながら、やっと観ましたよMLP第1話。
Adventure Time や Regular Show 、Syn-Bionic Titan 等に心を奪われていてなぜか観ていなかったMLP。
第1話があまりによかったのでびっくり。
いやすごねアメリカン・カートゥーン。
前には2000年代の10年が終わって次の10年はどうなるだろうかとちょっと心配だったけど、ぜんぜん心配することなかったんだなあ。

MLP こと、「My Little Pony Friendship is magic」 はアメリカの HUB というキッズ専門チャンネルで放映されているキッズ向けアニメーション。対象年齢は10歳以下ぐらいまでで主に女の子向けのファンタジー。でも主役はポニー。というか登場するキャラクターはほぼ馬ばかりというアニメーション。
「My Little Pony」は1980年からあるおもちゃのシリーズでアメリカ・ハズブロー社の商品。その名の通り子馬がメインのキャラクター。馬といっても普通の馬だけでなく、ユニコーンやペガサスなどの馬類を扱っている。1980年代と90年代にもTVアニメになったが、2010年から背景設定とデザインを一新して「My Little Pony Friendship is magic」のタイトルでアニメーションがスタートし、商品展開が行われている。
アメリカでは、小さなキッズのファンだけでなく、大きなお友達のファンもいっぱいいる大人気のアニメーションシリーズ。

昔むかし、ポニーたちの住むイクエスティリア(もし日本で放送されればこの表記は変わるかもしれませんが)は、2頭の姉妹のユニコーンよって造られた。姉は昼を、妹は夜を司るが、そこに住むポニーたちは夜には寝静まり、妹はいつも一人。孤独に耐えかねた妹は昼を夜に変え世界を我が物にしようと姉と争い、姉によって夜空の月に封じ込められてしまう。そして千年の時が流れ妹は月の戒めから解き放たれて、再びイクエスティリアに現れようとしている。
王宮の古い書物からそれを察知したトワイライト・スパークルは、王女セレスティアに警告するが、「夏の陽の祭り」の準備に忙しいセレスティアからは一人で行動せず事態に対処するようにと返事が届くだけ。トワイライトはお供の子ドラゴン、スパイクとともにポニーの街へ降り、セレスティアの指示に従って仲間を探すことになる、というのが第1話。
いや、「キック・ザ・びっくりボーイ」を聞きながら観ていたのでいまいちちゃんと台詞を聞き取れてないんですが、大体こんな感じ。
で、その後仲間となるポニーたちと出会うのだが、夜が訪れ「夏の陽の祭り」が始まると、ついに月から解き放たれた夜のユニコーン、ナイトメア・ムーjンがポニーたちの前に姿を現すのだった、という日本のアニメだったら1クールかかっちゃいそうな内容を第1話だけでやってしまうのであった。

トワイライト・スパークルをはじめとする主人公たち6頭(スパイクを入れれば7頭)の描写がすばらしい。すべてのキャラクターがなにかしら2面性を持っていてそれを短いエピソードでテンポ良く次々と描いていく。第1話でここまでやってしまうというのはすごい。たとえこういうお話としてはステレオタイプな展開だとはいえ、いやステレオタイプだからこそ良く練りこまれた脚本で、キャラクターを観ているものにわからせなければいけない第1話としては理想的。
特に、トワイライト・スパークル。自分の理想とずれていく成り行きにはじめは戸惑い、しだいにいらいらしはじめ、しまいにはつっけんどんな態度になってしまうあたりが実にいい。
まじめなのが長所でもあり欠点でもあるトワイライト・スパークル(ユニコーン)。
開けっぴろげだが慎重でもあり頼れるアップル・ジャック。
自分の能力にやや自信過剰なレインボー・ダッシュ(ペガサス)。
何事も見た目が大事な巻き毛のお嬢様ラリティ(ユニコーン)。
動物大好きだが引っ込み思案で人見知りの激しいフラッターシャイ(ペガサス)。
一度しゃべりだしたらとまらない、行動が予測不能のピンキー・パイ。
たった20分のエピソードでこれらのキャラクターを的確に描いていくわけだから、このアニメーションの本気度がわかる脚本だった。

絵はやはりフラッシュ系で、フルアニメーションでするすると動くよ。キャラクターは馬なのでそのしぐさが人間キャラと同じようでまた違うというアニメートの面白さもある。
キャラクターデザインはローレン・ファウスト。いまアメリカン・カートゥーンデザインでキュート・キャラを描かせたらNo1の人。

いくら面白くてもこれはまた、日本に来るのは難しそうだな~。もとが新規チャンネルのHUBなので、まずどこ(どのチャンネル)が持ってくるかという問題もあるし、ハズブローというおもちゃ会社の商品展開とっしょでないといけないのでそこんところも大変そう。
とはいえ、面白いものを放っておく手はないよね。どんな形でもいいから日本にも来るといいなあ。

10月17日
07:19

土曜日曜と、夏に戻ったかのような気候でありましたね。
曇っていても湿って蒸したような空気に、晴れれば30度近くまで気温が上昇。夏、しつこい。

その土日は、「フィニアスとファーブ」の長編オリジナル・ムービーの日本初放送と、それにあわせて日本での視聴者が選ぶエピソード・ベスト10の発表および放映の本放送と再放送で13時間、プラス、レギュラー放送はハロウィーン・エピソードということで、延々10時間以上「フィニアスとファーブ」漬け。土曜は日本語、日曜は英語で。ベスト10の方はすでに観たことのあるエピソード、どころか、「オスの魔法使い」や「バンド再結成」は、すでにもう10回くらい観てるのでここでまた見る必要もなかったのだけれど、ついついみてしまう。
おもしろいなあ「フィニアスとファーブ」。

長編「Across the 2nd dimension」も面白かった。これまで観ていた人にはご褒美のような展開。ショート・コメディが長編化すると、時間に余裕ができてしまうせいかカットやシーンが間延びして薄味になってしまうことがしばしばあるのだけれど、「AT2D」はそんなこともなく、初めの20分間もあれよあれよというまにストーリーが進んでいく。え、もうそこまでいっちゃうの、みたいな感じ。いつもどうり話早い。中盤の盛り上がり部分がややいつものペースがそのままつづいた感じで意外と平坦な印象だったが、その分クライマックスは一気の盛り上がり。ステイシーの使い方もうまい。問題の「歌」も、十分覚悟していたので、それほどダメージを受けなかったぞ。それというのも「タモリ倶楽部」の歌ヘタCD・レコード勝ち抜き戦で鍛えられたおかげだ。ストーリー的には特別目新しい内容ではなく、「フィニアスとファーブ」ならこんな風になりますよということなんだけど、それでも十分面白い。もっとあれもこれも観てみたかった、という風におわるってのもなかなかいいんじゃないですか。長いシリーズだけど、あれこれ詰め込むのではなく、今回のお話に必要な部分だけをちゃんと選んでいるということでもある。ストーリーのエンディングもいきなりそれか、じゃなくてちゃんとシリーズ・エピソードにでてきたネーターを使っているのがよろしゅうございますね。

じゃさっそくですが、第3シーズンの再開をおねがいしますよ、日本ディズニーチャンネル。

10月07日
09:58

イライザ・フレッチャー、その2。テレキャスターって、イギリスっぽくないですか。どうすでか。

「How To Be A Lady」 のロック・パートへのブリッジがまんま 「God Save The Queen (イギリス国歌じゃなくて Sex Pistols の方ね)」なのがさすが「フィニアスとファーブ」。

「How to be a lady」は「マイ・フェア・レディ」を踏まえたエピソードの歌なんですが、後半早口でまくし立てるレディの心得をどうやって日本語にするのか楽しみ。
と、いうのもですね。英語の動詞は日本語とちょっと考え方の違う動詞がたくさんあるわけです。それを連発するので、字余り確実。翻訳の方もさぞ頭を抱えているに違いない。

「動詞」とは、「主語」が行う肉体的・精神的動作や状態を表す単語。
歩く、走る、見る、食べる、など日本語でもたくさんの動詞がありますが、日本語は言葉と言葉をくっつけて動詞を表す方法を選択したのに対し、英語は動作・状況それぞれに単独の動詞を当てることを選択しています。
たとえば、歩く、ぶらりぶらりと歩く、さまよい歩く、あちこち歩く、はそれぞれ、walk wander roam stroll と別の動詞があるわけです。また、主語の持つ意識の違いを表すことも動詞表現にしています。「見る」は、日本の英語授業でならうのは、look(目を向けたら自然と見えてしまうという視覚の持つ能力としての見る) watch(対象の動作や状態に注意を向けて見る) see(しっかりと何を見ているのかを明らかにする目的で見る) ぐらいですが、さらにstare(じっと見つめる) glance(チラッとみる) gleam(垣間見る) gaze(驚きと敬いの気持ちで見る)などあったりするわけですよ。どうなってんの。

で、そういう単語が連発すると日本語に直す段階でどうしても字余りになってしまうわけですよね。
小説などではそれほどの長さの制約はないでしょうが、旋律に乗せる歌詞となると話がちがいます。決められた長さにきちんと収めなければならない。原語の持つニュアンスを表現しなければいけない。しかも日本人にもわかるように、日本語として通じないといけない。
ミュージカルの歌の日本語訳版にどうしても違和感を憶えてしまうという人もそこそこいらっしゃいますが、歌の翻訳にはこんな事情もあるんですね。
翻訳って大変だな。

10月03日
09:23

Geronimo Stilton のスピン・アウト・ノベルの主人公。ゴシック・ホラーなCreepella。

イタリアで大人気(らしい) Geronimo Stilton(ジェロニモ・スティルトン) シリーズ。ネズミの島の新聞社で働く編集者、ジェロニモ・スティルトンの冒険を描く児童向けアドベンチャー・コメディ。読書メモで第一巻を紹介しましたが、現在、本編49巻。長編3巻。ジェロニモの妹、ティア・スティルトンと彼女の卒業した大学の後輩5人組(たぶん)、ティア・シスターズの冒険シリーズが8巻。そして、ジェロニモの友人(らしい)クリーペラ・フォン・カックルファーのシリーズが現在2巻。コミックも発行されていて、アニメーションはヨーロッパ各国で放映中と大変なことになってる。

第1巻は読書メモの通り、キャラクターと展開がステレオタイプで大人にはちょっと辛かったが、読書体験の少ない子供たちには安心して読める冒険物語であることは確か。で、この人気なので、2巻目以降はちゃんとおもしろくなっているんだろう。あちらのドラマなどでもよくあることだけれど、初めはキャラクターが設定をそのままトレースするような人物像になっていていまいちぱっとしないのだが、だんだんそのキャラクターの個性が固まってくるにしたがってどんどん面白くなっていくのだな。ジェロニモもそういう類なのかもしれない。

で、そのジェロニモ。イタリア原作なので、ヨーロッパでアニメ化され、上にも書きましたが現在ヨーロッパ各国で放送中。イタリア語はもちろん、フランス語、英語、ルーマニア語版などがある。
そうすると、各国語を聞き比べられるので意味はわからなくても言葉の音の違いがわかるわけですよ。そんななか、意外と面白いのがスペイン語。音の並びはイタリア語に似ているのだけれど、おそらくヨーロッパの言語の中で一番せわしない。とにかく音が多い。

FIA世界ラリー選手権(WRC)というのがありましてね。ヨーロッパではF1に負けないほどの人気のあるシリーズで、市販社ベースのラリー用車を主に一般公道を閉鎖して設定されたコースを走って速さを競うレースです。日本でもメーカーチームとして、トヨタやスバル、三菱、日産、スズキなどが参戦していたんですが、現在は撤退してしまいました。それはいいとして、ラリーは一台の車にドライバーとナビゲーター(コ・ドライバー)の二人が乗り組み、ドライバーが運転、ナビゲーターはペースノートという今走っているコースがどういう道なのか、カーブの曲がり具合や、直線の長さ、路面や路肩の具合などをことこまかに記したノートを読み上げ、ドライバーはその指示に従って車を走らせるという形でレースを競います。で、世界選手権。ドライバーもナビゲーターもヨーロッパ各国から集まります。ペースノートは当然ドライバーが理解できる言語で書かれ、読まれます。その様子は車載カメラで撮影された映像などで知ることが出来ます。フィンランド語(フィンランド出身のドライバーは多い)、英語、フランス語、イタリア語などのなかで、一番せわしなくしゃべるのがスペイン語。もうのべつまくなし早口でまくし立てるように喋り捲りです。あれでだいじょうぶなのか、ドライバーはちゃんとわかってるんだろうなあ、と思うくらい猛スピードでしゃべるわけですよ。英語やフランス語などはそれにくらべればのんびりしていると思えるほどに。

スペインは情熱の国といわれますが、あの早口でまくし立てるスペイン語を聞くと、それも納得。言葉と国民性(つまりは音と文化)は密接に関係しているというひとつの例ではなかろうか。

同じキャラクターでも、しゃべる言葉が違うとその音からだけでも微妙にキャラクター性が違って見える。同一の言語でも役者が違えば印象が違いますよね。言語そのものが違うと、さらにまた役者のキャラクターの役作りが違ってきて、いろいろ楽しめる、と、そういうこと。

10月02日
20:46

Swinka Peppa(シュウィンカ・ペッパ) は、ポーランド語で Peppa Pig ペッパ・ピッグのこと。ポーランド語ではswinka フランス語はcochon 英語はpig 日本語ではブタ・・ではなくピッグ、となるあたりが、日本語の特徴かもしれませんね。ポーランド語ではタイトルの語順が違うのも特徴ですね。でも、パパ、ママはパパ・シュウィンカ、ママ・シュウィンカ。これは固有名詞あるいは個人名か、一般名詞かで違うのかもしれない。
てか、ポーランド語をそれと知って初めて憶えたぞ。swinka は、ブタのこと。
パパ・シュウィンカが出かけるとき「ダゾバダーニア(と聞こえる)」といってるけど、「ダスビダーニア(ロシア語で、さようなら・また会いましょうの意、英語のsee you again、see you laterですね。)」と似てるから、きっと同じ意味。調べたくても日本語・英語用キーボードではあそこいらへんの文字が打てないので(何らかの方法で打てるのかもしれないが)お手上げ。

「ペッパ・ピッグ」。フランス語では、ペッパたちは「ひひひ」と笑うんですが、ポーランド語では「んはは」「んふふ」と、頭にちょっとだけン音がくっつく感じで笑う。大人は普通に笑ってますが。もちろんペッパたちも「あはは」とも笑うんですよ。「あはは」は本当に世界共通だな。人間の感情の発露である笑いは、人間が最も出しやすい音で出来ている、と考えてよさそうですね。だから大きな感情によって笑う「あはは」は世界共通、というか、ヒトが出しやすい音。同じ笑いでも、もう少し意識して笑う、笑いは「あはは」「うふふ」「えへへ」「いひひ」など他の母音も使っていろいろな笑いを笑うんでしょうね。で、ポーランド語では「んはは」と笑う。

エストニアにはオリジナルのTVアニメがありましたが、ポーランドでTVアニメを作っているのかどうかはわかりません。でも、意外とアニメ大好きな国のようですよ。youtubeで海外アニメ関係を探していると、わりとポーランド語版を目にします。で、「ペッパ・ピッグ」もポーランド語版があったとこういうわけ。「ペッパ・ピッグ」は本当に世界中で放映してるんだなあ。

しかし国としてのポーランドとなると世界地図で場所は知っていても、フランス以上に知らない国。首都はワルシャワ。ほぼ全土が平野であること。北が北海に面している。14~17世紀ごろには王国として大変栄えた。前世紀の前半にはドイツとソ連(現在はウクライナとベラルーシ。南はチェコ、スロバキア)に挟まれて色々大変な目にあった国。悪名高いアウシュビッツはポーランドにある、というくらいしか知らない、かな。エストニアよりは知ってるという程度ですね。そうだ、映画監督アンジェイ・ワイダの国か。F1ドライバーで、ロバート・クビサがいましたね。

10月02日
06:25

エストニアのTVアニメ、「発明村のロッテ」。
どこ、エストニアって、という向きはグーグルアースかなんかでお探しアレ。

世界のTVアニメ探訪、またまた発見今度はロシアのお隣さん、バルト三国のひとつ、エストニアで大人気のTVアニメーション「Leiutajatekula Lotte」(二つ目のuの上にはウムラウトみたいな点々記号付き)。
英語では Lotte from gadgetvill ということで、「発明村のロッテ」だそうですよ。leiutaja は発明者という意味らしいよ。おお、エストニア語をそれと知ってはじめて憶えたぞ。

ロッテは、海辺の村に両親と住む犬の女の子。毎回その村のちょっと変わった日常をロッテの語りで紹介するショート・アニメ・シリーズ。
でももう10年近くも再放送が繰り返されている今でも人気のシリーズだそうですよ。「Leiutajatekula Lotte(正確には二つ目のuの上に点々記号)」のタイトルで映画にもなり、現在youtubeにアップされている映画予告編によれば「Lotte and the moonstone secret(英語のタイトル、エストニア語ではどうだかわからない)」のタイトルで2本目の映画になった模様。あるいはこれが英語圏向けタイトルで映画は一本だけなのかもしれないけれど、そのへん詳しく調べてません。
追記。
「Lotte from gadgetville」は、ロッテのすむ村で発明コンテストがおこなわれることになり、村人たちがそれぞれに取り組む発明のあれやこれやとその日々を描くみたい。
「Lotte and The Moonstone Secret」は、クラウスとその友人たちが謎の寺院からもちだした3つのムーンストーンをめぐってのお話。ロッテたちはツキウサギを月に帰そうとするが、ムーンストーンにその力があるのを知って、クラウスとその友人たちをたずねるのだが、というおはなしらしい。ツキウサギが何者なのかはよくわかりませんが。
双方とも背景が3DCG、キャラクターが2Dの手書きで描かれるスタイル。

アニメーションとしての動きなどはまあ、並みなのだけれど、キャラクターデザインも含めて絵が美しい。いかにもヨーロッパ絵本のような不思議な絵柄と、ちょっとかわった村の日常が不思議な味わいのアニメ。村の、たぶんはずれの木の下で、トランク(旅行用カバンね)に寝泊りしている、クラウスというおじさんキャラクターがいい感じ。村の人々に、それと知られずちょっとした幸せを配って歩くいい人。ムーミンのスナフキンに雰囲気が似てる(設定は違うけどね)。映画も観てみたいですね。

台詞はエストニア語なので、完璧にさっぱりわからない。ロシア、ポーランドに近い音としか聞こえない。
エストニアで知ってることといえば Kerli がエストニア出身っていうくらい、といってもエストニアより Kerli を知らない人のほうが多いか。歌手です。輸入版なら日本でもCDが買えるよ。

紀伊国屋新宿南店の洋書コーナーの隣りには外国各国語テキストコーナーがあってですね、英語はもちろん、ドイツ、フランス、中国、韓国等のテキストが並んでいるのですが、その一角に、各国語、というコーナーがあって、いわばマイナーな言語のテキストがまとめておいてあるわけです。エストニア語の本も一冊だけありました。Kerli の歌には一曲、一部にエストニア語らしい歌詞をつかっているものがあって、それでちょっとテキストなどみてみようかと探したら見つけた次第。一冊だけ。エストニア語四週間。四週間でおぼえられたらだれも苦労はしないよ、という外国語テキストシリーズですね。

09月25日
11:14

ごめん。面白過ぎる。

あらためてyoutubeで観直して、こんどはちゃんと台詞がわかるわけだけど、それでも面白い。

あまりの面白さに、なにか書かずにはいられない。
つーかもう、面白すぎて画面をのんびり見てなどいられない。

すごいなあ、すごすぎる。てかもう、やっぱりチャック・ノリスは最高だ。

09月23日
09:32

「フィニアスとファーブ」のファーブのいとこ、イライザ・フレッチャー。

フルネームは Elizabeth Beckham Fletcher。イギリス人。エリザベスといえば、それだけで一クラス分の名前をまかなえそうなくらい愛称が多い(ちょっとオーバー)名前。Eliza, Ellie, Liz, Lizzy, Beth, Betty, Bezzy, Bessie, などなど。日本で一番有名なイライザといえば、映画「マイ・フェア・レディ」のイライザ・ドゥーリトル。おそらく世界で一番有名なイライザでもあるんじゃないかな。少なくとも映画好きならイライザといえば、まず思い出すのは「マイ・フェア・レディ」のイライザ。エピソードの内容からもこれを踏まえてのネーミングなのは明らかですね。

09月16日
00:53

ネットアニメ「making fiends」。とりあえず変なアニメとみるとあとさきかんがえず放送するニコロデオンで、TVシリーズとしてリメイクされた。

緑の女の子、ヴァンデッタは恐ろしい怪物を作り出すことの出来る魔女。その怪物たちを使って街を恐怖で支配していた。ところがある日、青い女の子シャーロットが引っ越してくる。天使の様な無邪気なシャーロットはヴァンデッタと友達になろうとするのだが、ヴァンデッタはシャーロットを亡き者にするべく次々を怪物を作りだし、シャーロットを襲わせるのだった。シャーロットの運命やいかに。と思ったら大間違い。余りの天真爛漫さと不死身の幸運を持つシャーロットにヴァンデッタは次第に追い詰められていくのであった。ヴァンデッタの運命やいかに。

前のエントリで、「ペッパピッグ」の子供たちが日本はあはは、うふふ、えへへと笑い、フランス・英語圏ではいひひと笑う、と書きましたが、例をもうひとつ。

日本では女の子などががちょっと笑うとき「エヘッ」となりますが、英語圏では「tihi ティヒッ」と笑います。

悪魔のような純真さが武器のシャーロットの必殺技が「tihi」。凶暴な怪物をこともなげに退けて、驚愕するヴァンデッタに向かって「ティヒッ :)」。こわいなあ。

09月15日
02:33

ペッパピッグ。

Peppa Cochonはフランス語でPeppa Pig・ペッパピッグのこと。ブタはコションというんですね。
ブタの女の子ペッパとその家族。友達との楽しい毎日を描く幼児向けアニメ。

なわけですが、これがなかなか楽しい。
よく太ったお父さん(ブタだから)と丸々太ったお母さん(ブタだもの)、ころころと丸い弟のジョージ(子ブタだからね)の4人(匹)家族。
なにかというところころと良く笑うところがみているとなんだか楽しい愉快なアニメ。

幼児向けアニメなので、台詞はナレーションとキャラクターともにほぼ幼児向け絵本並み。
英語版もいいのだけれど、フランス語版も楽しい。もちろん日本でもカートゥーンネットワークで日本語版を放映中。日本語では釘宮理恵がペッパの声。なかなかいいですよ。

でこのアニメ、笑い方、が日本と欧米では違うんですよ。
日本では、普通幼児キャラに限らず笑うときにはアハハ、ウフフ、エヘヘ、オホホ、とアウエオの母音で笑うのだが、フランス・英語圏ではイヒヒと、イの音で笑うのだ。ひひひひひ、と笑うわけ。もちろん、あははとも笑うんですよ。キャラが大人になるにしたがってそのうちアやエやウの音でも笑う。でもオはめったに使わない。ほっほっほと笑うのはおとうさんぐらい。アニメだからね。日本ではおほほと笑うのは女性の笑いですが、本当にオの音で笑う人などいないと思うけどね。あれは文章表現だし。
日本でイヒヒと笑うと、何かしらいかがわしいイメージでしょ?こういうのも言語文化の差。

ただ、私が知っている限り3人、オで笑う人物がいる。いずれも有名人。

ひとりはグリーン・ジャイアント。会社の名前はしらないが、野菜加工食品のキャラクター。「オ~ホホ」という(多分)笑い声は日本でもCMで流れたことがあるのでご存知の方もおいででしょう。もしかしたら本人(がいればだけど)としてはただの掛け声のつもりだったという可能性も捨てきれませんが。
もうひとりはシャザーン。「出てこいシャザーン」のシャザーン。「おっほっほ~おほほほほほほ~」とオで高らかに笑いながらの登場シーンは一度見たら忘れられない。ただ本当はオとアの中間の音(英語圏ではそういう母音もある)ということもいえるかもしれないが。
最後は全世界で知らない人のほうが少ないというくらいの人(多分)。そう。あの。サンタクロース。ある時期になると世界中にわらわらと出現する謎の人物で、「OHOHO」というオでの笑いは公式なサンタクロースの笑い方として法律できまっているらしい(うそ)。公式なサンタクロースになるにはこの「OHOHO」をマスターしないといけないのだ(これは本当)。

09月13日
01:25

「フィニアスとファーブ」には魅力的なガヤ(エキストラ)キャラがたくさんいますが、今一押しなのは、この子 Sally 。

Finding Sally information.
2011年12月26日に情報が追加されました。

2011年12月26日の追加情報。初登場はなんと第2-b話「裏庭ビーチ lawn gnome beach party of terrer」。紫の水着姿に黄色のリボンで、砂浜に。そして水がなくなってしまう際これも割りとよく見る同年代の女の子キャラといっしょに浮きマットに乗っている。こんなにはやくから出ていたとは意外だった。さがすとまだまだ出番がありそう。

2度目は「帰ってきてペリー oh, there you are perry」。come home, perry を歌うフィニアスとファーブの歌を聴いている聴衆の中に混じってコーラスを歌ってます。今までに少なくとも8回は登場していて、うち3回に台詞があるという、けっこう製作スタッフもお気に入りのキャラなのではなかろうか。

3度目は「ファインディング・メアリー finding mary mcguffin」。ヴァネッサにメアリー人形をひったくられて泣かされる女の子。単独で台詞をしゃべったのはこの回が初めて。

4度目は「80年代復活コンサート ladies and jentlemen, meet max modem」の回で、父親(スキンヘッドの太ったおっさん)に手を引かれてとことこ歩いていると、演説台に乗ったエイリアンの格好をしたドゥーフェンシュマーツの前を通り過ぎ「papa papa, i wanna see the clown」と言うのだが父親はそのままかかわりあいにならないようにサリーの手を引いて去っていくのだった。ちなみに Sally という名前はこのとき父親が言った台詞に出てくるのだが、日本語版では名前の部分は省略されている。よくあることですね。。「finding~」では大人の女性が声を当てていたが、この回ではおそらく子供が声をあてていて、めちゃくちゃかわいいのだった。あ、このキャラクターまた出てきたと気が付いたのがこのエピソード。

5度目は「夏はキミのもの! summer belongs to you」で、エンディングのsummer belongs to you のシーンで他のエキストラキャラに混じって複数カットに登場。もちろん歌って踊ってましたが、特別声を担当した人はいないと思われる。

6度目は「走れキャンディス! run candace run」で、図書館でキャンディスに本を読んでもらうはずが余計な質問をしたために本を読まされることになる女の子。知っている「単語の一部分」だけ読むというネタは英語でもいっしょ。この回も大人が声を当てていると思われる。

7度目が「ダンヴィル・ハーバーのサメ伝説 the belly of the beast」。桟橋で昔の漁師の格好をしたおっさんたちの鮫退治の歌をききながら手を叩いて踊っていた。かわいい。

8度目は「meatloaf surprise」で、ミートローフ品評会の会場で、同じ年頃の子供たちと立ち話をしている風の止め絵の背景キャラとして登場。日本で放映されるときには見落とさないようにしよう。sallyの後ろにも「弟をこらしめまショー」に出てきた女の子が立ってたりするぞ。

あ、そうだ、登場シーンを見つけるたびにこのエントリは書き足されていく可能性があるのであしからず。

09月06日
02:41

813の謎は怪盗ルパン。

「459」は「アベンジャーズ地球最強のヒーロー」第15話のタイトル。
たいていこういう場合は電話のダイヤルにあてられているアルファベットだったりする。そういうサブタイトルをドラマでも見たりするし、ミステリー・ドラマなら犯人からのメッセージだったりするから、けっこう一般的なネタ。

で、459はGJW。

GJWは「 Girl just wants 女の子は求めてる」の頭文字。
今回のタイトルにちょうどいいですね。
まあ、本当にこの意味でこの数字を使ったのだとすれば、ですが。

ちなみにGNOは「girl's night out」の頭文字。
こっちも歌のタイトルになったり、ドラマのサブタイトルになったりする一般的な表現。
「女の子の夜のお出かけ」という意味だけど、「お出かけ」とは「お楽しみ」のことで、今では「女の子だけのパーティー」という意味あいで使われることが多いようですね。
もともとは、貴族のお屋敷で働いていた使用人たちの外出許可の下りた夜のこと。昔(20世紀初頭まで)は使用人が、雇い主の許可なく外出するなどということは考えられなかったから、休みの日、しかも夜まで外出していることが許されるというのは使用人にとっては大変重要な日だったわけです。だから、Girls だけではなく、バトラーだったり、メイドだったり、ホールボーイだったり、フットマンだったり、それぞれのnight outがあったわけだけれど、代表として Butler's night out という表現がありました。今ではそういう社会ではなくなったので、Girls night out が、表現として残っていると相成り候。

GJWといえば、昔だけど、シンディ・ローパーのヒット曲に「girls just wanna have fun」というのがありましたが、これも girl just wants(歌のタイトルでは複数形だけど)を含んでいますね。意外とこの歌からこの表現が広まったのかもしれなかったりして。真実はどうなのかはわかりませんが。

08月30日
23:23

プチバンピ
フランス原作のホラーコメディ。
TVKで絶賛放送中だったことについ先日気がついた。
うえ、もう第45話でやんの。全52話で。

いや、完全に見落としてました。関東ローカルとはいえ、地上波で、しかもBD(本当は絵本だけど)原作のフランスアニメとは。

イラストは主人公プチバンピと、無駄に美人で優しくて巨乳のその母パンドラ。お父ちゃんはガイコツ船長なのでめんどくさいから描かない。
プチバンピはちょっとおかしなモンスターたちと、夜の森のお屋敷に住んでいる。夜しか生きられないプチパンピは昼の世界にあこがれていたがそんなある日、ひょんなことから友達になった人間の男の子マイケルとのおかしな日々(夜だけど)がはじまるのであったらしいよ。
意外と辛らつなしょうもない台詞も多いガキンチョアニメとしてみても十分面白いよ。

原作はBDの作家ジョアン・スファール。わたしは詳しいことは知りませんが、先だってサン・テグジュペリの生誕100周年記念だかで「星の王子様」の公式バンド・デシネを描いた人ですね。

原作者の絵を生かそうということで、やはりフラッシュ系のツールで作られたアニメーション。あまりどひゃどひゃっとは動かないが、そういう内容なのでまあいいか。
マイケルの憧れの女の子サンドリーナが見た目ちょっと癇癪もちっぽくていい感じ。実際にどういうキャラクターなのかわからないので、なんともいえませんが。


日本語版DVDも発売中。
輸入DVDに慣れてしまうと、やっぱり高いなあ日本のアニメDVD。

08月19日
06:13

といってももちろんアニメの話。

ディズニーチャンネルアジア(マレーシア・タイ・フィリピン・インドネシア他東南アジア)で放映中の「My Life Me」。
ああ、すいません。まだ探してたんですよ。
あきらかに日本の漫画に影響された、どこかの少女漫画誌か今だったら4コマ漫画誌でも可、に載ってそうな、でもちょっとバッタもんくさい絵柄のキャラクター(止まっていれば、ほぼ紙の上の漫画絵、アニメの絵じゃない)が、フラッシュ・ツールによりフルアニメーションでバリバリ動き(こういうものを日本が作ると、目と口は動くが身体は申し訳程度にしか動かないが)その上、飛び出す汗や星、おどろ線など漫画記号満載のアメリカ・ジャパン・ハイブリッド型国籍不明アニメ。なんだこれ?
内容は主人公の中学生(日本では)Birch Small 。ちょいゴスパンクかわいい系(主人公もハイブリッドだな)の彼女を含む4人組の友人たちの、 まそのようするにどこのくにだかよくわからないがっこうにかようてぃーんたちのせきららなにちじょうをえがくどたばたコメディ・・・。つーかそういうこと。アジア版「ウィークエンダー」といえばいえそう。
今年スタートの新番組のようですよ。
絵は日本の漫画絵なのに、やってることはアメリカっぽい学校生活なので奇妙な味わいだ。へんだこれ。

プレビューを何度も見ているうちに洗脳されてきて、意外とBirch Small(バーチ・スモール、変な名前、バーチはカバノキのこと。日本だと白樺をイメージしてくださいな。ああ、じゃあ、まあいいかな)もいいかも、とか思うようになってしまってオレさまもおしまいか、この暑さのせいか?きょうからすずしくなるんじゃなかったのかよ、まだ十分暑いじゃんかよう、と思うのであった。

08月09日
06:12

というわけで、「アベンジャーズ」早くも第9話。やっぱりワスプはいい、じゃなくて、意外と早くキャプテン・アメリカ復活。ワスプはいいな。ブラック・パンサーもこそことっと活躍。たのみのジャービスが2度もそれぞれ別の方法で簡単に突破されるのはどうか、社長の今後の対策に期待したい。ワスプがいいぞ。不定形モンスター相手で、みんなべとべと。ワスプもべとべとだ。小さい状態で銃弾の直撃でも死なないんだから、結構頑丈だなワスプ。女の子を鉄砲で撃ってはいけない。(相手はしゃべる変な虫だと思っていた可能性もあるが)キャップの怒りの鉄拳(盾だけど)を受けて当然だ。ええ、そうですとも。あっさり逃げられたけど。しかし、キャップ。盾のあるなしで、戦闘力が違いすぎませんか。ソーの槌、アントマンの蟻、社長のジャービスみたいなものか。ワスプは一人でも平気。
悪側もそれぞれくっついたり離れたりで、アベンジャーズ同様に描かれるのがいいですね。やっぱりヒーロー物は敵がしっかりしてないと面白くない。ワスプは一人でも素敵だと思うけどね。

このことから今回の結論はワスプがいい、ということであるのは明白。

ああ、何を書いてるんだ。
しかし、アメリカのアニメキャラクターは本当に動き始めるとめちゃくちゃいいですな。不思議でしょうがない。

ワスプのようなキャラクターデザイン(ややひらめ顔で目元の濃いメイクとか、アメリカアニメのキャラクターデザイン特有の濃い感じとか)は比較的苦手な方だったのに、実際、スクリーンショットを見ていた当時は、あれまあ、これがヒロインなのか、ちょっと今回は期待薄かなあ、まあたまにははずれもあるだろう、などと思っていたのだけれど、いざ動き始めると、なんてかわいいんだろうか。もちろんこれまでのワスプのデザインから一新した、その名の通りのハチをモチーフにしたスーツデザインも素晴らしいけれど、やはりキャラクターですね。
スーパー・パワーは持っているが、戦力として、敵に対して決定的な力ではないし(今回は別、こういう力だけの戦いでなくその力の性質が解決につながるというのはいい、時間がなくてちょっと解説が駆け足だったけどまあいいや)、性格もやる気満々な女の子というだけで、正義に対して深い理解があるようにも思えない。そこが逆に、即行動、今が大事、という身の軽さにつながっているし、あきらめたら負け、という自分の足りない能力に対して意思の力で戦おうとすることにもなり、また誰に対しても普通の人間の感覚で接することが出来るという他のあれこれ主義主張を持ち考えるところのあるメンバーと違うところ。こういうことは脚本と演出の仕事で、十分キャラを理解し、表現しようとする、あたりまえの基本的なことなんだけど、やっぱりそれが大切だということなんだな。

ワスプの絵も描きたいが、今は時間がないのであった。残念だ。

08月04日
08:43

アベンジャーズ第7話をみてすぐおもいついたまんが。
いい加減な漫画で申し訳ない。でも反省はしません。
つーかおシャカパズルがわからない時点でちんぷんかんぷんですね。

アベンジャーズ。ほらもう、いきなりハルク脱退。こうでなきゃ。
リード・リチャーズが台詞に出てきましたね。タイミングよく「ファンタスティク・フォー」も地上波で放映されたし。おみごとですな。
こんどはセントラルパーク破壊。
迷惑な人(神もいるけど)たちだなあ。
やっぱり、社長が修繕費出してるんでしょうね。

時間にルーズな人たち。いや、だいたいこういうもんだよね。
ハルクは他にやることがないからきっとずっと近くにいたんじゃないかな。何時間も前から門の前で待っていて、時間になってペッパーがでてきたから、あわてていま来た振りをした可能性だってあると思うぞ。ソーは何してたんだか。

「いたのかペリー」って聞こえたのはわたしだけじゃあるまい、と洗面器。
ソーもベッドの上で横になるときくらいヘルメットとればいいのに。さすがアニメだ。なるべくヒーローの見かけはくずさない方針なんでしょうかね。
ワスプは小さくならないと飛べないんですな。これはいいな。
ペッパーがいいわ。美人でないところが素敵。

「ハンクの実験用」と聞いたときに、ピム博士密かにうれしそうなのが細かい演出だなあ。

「この先一緒に暮らすんだから」とハルクとソーをたしなめる社長。これがキャップならまんま「ジャスティスフレンズ」ではないか。ああ、あれはこういうパロディだったのかと納得。

特別あたらしいことはしていないのに、丁寧にキャラクターを動かしていくだけで十分面白い。ハルクの離脱。キャップは氷付け。ブラック・パンサーは密航とこの先もどうなるのか、次回もワスプから目が離せませんね。


ところで、
ソーの槌Mjollunir(他、何通りかスペルがあります)は日本語版では英語読みの「ムジョルニア」と呼んでますが、英語版では原語である北欧系の発音のミョルニールって言ってるんですよ。え~、珍しい。英語圏人はふつうなんでもかんでも英語読みするくせにどうしてミョルニールは原語のままなんだよう。持ち主のソーが呼ぶからミョルニールにしとこうぜ、ってことなのかな。


ついでに、執事AIジャービスはソーをソー・オーディンソンとよんでましたね。
もちろんオーディンソンはオーディンの息子(son)の意味。日本語ではオーディンの息子たるソー、と前から形容しますが、後ろから形容する後置修飾は欧系言語ではよくある形で、それがそのままファミリーネーム(苗字)になるのもよくある例。ソーは苗字がないので(神話でも名前はトールだけだし)、ジャービスが気を利かせて通り名のひとつ「オーディンの息子」を使ってこう呼んだのではなかろうか。

~ソンが~の息子だというのは、ぺテル(英語のピーター)の息子がペテルソンなどスウェーデン系の人によくあるファミリーネーム。同じ北欧系でも~センはデンマークあたりの発音(アンデルセンとかね)。フィンランドでは~ネンというファミリーネームが多く(日本でもF1ドライバーで有名な、ハッキネンなど)~ネンときたらフィンランド人だと思っていいくらい。わたしはフィンランド語はまったくわかりませんが、~ネンは~ソンと同じ意味なんじゃなかろうかと思うんだけど、真相はわからない。
英語でもジョンの息子がジョンソン、ウィルの息子がウィルソンということで、これまた良くあるファミリーネーム。同じ英語でもケルト系ではマク~が~の息子の意味で、クインの息子がマックイン、ドナルドの息子がマクドナルドなどこれも良くあるファミリーネーム。
そこで問題はマクファーソンだ。ファーの息子マクファーの息子のマクファーソンなのか、ファーの息子のファーソンの息子のマクファーソンなのか、ちょいとばかし考えすぎなきもするが、事実はいかに。

08月02日
03:17

本日(8月2日午後6時からの連続放送)の「フィニアスとファーブ」はエピソード・ナンバーで欠番扱いだった#63、#64を放送。内容は長編「夏はキミのもの」レギュラー放送版。「キム・ポッシブル」でもやってた方式ですね。
あとは例によって例のごとく#48だけど、ペリー29時間マラソンでもエピソードナンバー#48は放映されず。でものこっているのはレギュラー放送と同じ長さのシーズン・スペシャル・エピソードの「クリスマス・バケーション」だけだからこれが#48なのは明らか。てかハロウィン・エピソードの#9「ドッキリお化け屋敷」が放映されるのは、夏だから納涼サービスですかしらね。
やれやれ、これで第2シーズンまでの全エピソードが放映されたことが(「クリスマス・バケーション」延長版は除く)確かになったので一安心。

第3シーズン早く来い~。まずはキャンディズ走ってあきらめてからですか。たのしみだなあ。

でもペリー、29時間マラソンとはいえ、夜は休むんだ。きっと本当はドゥーフェンシュマーツの所で仕事してるのかもしれないな。

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