ちーずブログ
新田真子
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偶然の日々
今読んでる本は charlotte's web 。「シャーロットの贈り物」のタイトルで翻訳されていて、映画にもなりましたね。といっても訳本も読んでいないし映画も見ていないのでちょうどいい、つぎはこれだ、虫つながりで(正確には昆虫と節足類はちがう種類ですがまあ、虫にはかわりあるまい)。 で、先日ディズニーXD(やっとディズニーXDを観られるようになったのさ)で放映された映画を見るともなく観ていたわけですよ。てゆーかつけっぱなしにしていたら始まったというところ。マイナーリーグの弱小チームに所属する剛速球を投げられるのに蚤の心臓のピッチャーが主人公で、いろいろあるらしい。見ると、マット・ルブランク主演(フレンズのジョーイ役の人。吹き替えも平田広明。さすがディズニー)。こんな映画にもでていたのか。しかしアメリカは本当にスポーツ映画が好きだなあ。それはいいとして、主人公の家は農場経営。朝、動物たちの世話をしているシーンで、空の豚の柵をみて、その横に巣を張っているクモに向かって、「ウィルバーはどこだい、シャーロット」。 いや、それだけなんですけどね。 映画の方はまあなんていうか、こういう映画がいっぱいあるっていうのがアメリカの裾野の広さ、ということでかんべんしてくれ。
さようなら富沢祥也選手
二輪世界選手権MotoGP、Moto2クラスの決勝レース中、事故により富沢祥也選手が亡くなりました。 心よりご冥福をお祈りいたします。 残念だ。 モータースポーツに事故はつき物とはいえ、命が奪われるのはどうにもならないものなのか。 本当に残念だ。
古本屋めぐり
といっても神田神保町などではなく、郊外の大規模古書店めぐり。 付き合いの長い友達の車でぶいっとね。 京王線聖蹟桜ヶ丘駅のさらに西の方。 前から興味のあった「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」があったので即購入。ついでに洋書も何冊か。ranger's apprentice の book1 もあったよ。けっこう綺麗。アマゾンでもたまにちょっと傷んだ状態で届くことがあるからこれなら上等ってくらい綺麗。ペーパーバックは痛みやすいですからね。 ガストによって昼食。 ここのところ昼夜逆転生活なのでこれで無理やり元に戻してやろうとしたせいか、結構ふらふら。でもお昼をたべたらわりと気分よくなった。 食事が終わって外に出たら、地獄のように暑い。なんじゃこりゃあ。死んでしまうわ。9月なんだからさ。もうちょっとお天道様も考えて頂戴よ、ってくらい暑い。 続いて国立方面の古書店へ。ここでは収穫なし。 ついでに前のエントリで書いたザ・モール・みずほへ。ヴィレッジ・ヴァンガードがお目当て。友人はあまりこの手の郊外型ショッピングモールへ行ったことがないらしいので、ひとつ見聞でも広めついでに。 なんだか新青梅街道は混んでいた。イザ車でいくとやはりたいした距離ではなかった。記憶通りの場所にモールがあった。ただし、前に来たとき回りは結構な林だったのにそこここに建物がある。 で、ヴィレッジ・ヴァンガード。ここは今諸星大二郎一押しですか。ゴーリーもふくめて洋書がほとんどないので個人的にはちょっとがっかり。友人はクリムトの画集を買っていた。 ミスドでひとやすみしてモールの外に出ると、陽もすでに地平に没し、藍色の空が深く広がるのみ。やっと、ああ、やっぱり秋なのかな?くらいには感じることができる。 たまに人様の自動車に乗ると、自分の趣味とは違う曲が聞けてけっこうなことですな。友人はJpop女性ボーカル系が趣味なので、基本全然知らない(あ、コレこの部分聞いたことある程度のものはある)曲ばかり。 京王線の駅まで送ってもらって電車に乗りて帰宅せり。 部屋の中は地獄のように暑かった。 お疲れ様でした。
うそっこタロット
てなわけで、ブリューゲル展で入手しそこなったというか、迷ったエドワード・ゴーリーのうそっこタロットカードセット「不安な箱」を買ってしまいましたよ。 場所は吉祥寺のヴィレッジ・ヴァンガード。じつはもう何年も前にヴィレッジ・ヴァンガードにはいったことがあるのだった。東京のずっと西の方の米軍横田基地の側。国道16号線瑞穂バイパスの北の端の方にあるショッピングモール・みずほ。その中にある店舗。コミケの荷物運び用に借りたレンタカーで、返すまでに時間があったものだから、ふらふらとあてもなくドライブに出たときに見つけてよったのだった。ふらふらとあてもなくドライブするのは大好きなのだ。ふらふらとあてもなく散歩とかあてもなく電車に乗るとかも大好きだ。自転車でも一向に構わないよ。話をもどして、そのときはもちろん店の名前もモールの名前も場所もわからないままだったのだが、ヴィレッジ・ヴァンガードのサイトの店舗一覧から在東京の店舗を地図で探すと、アレ?家からここへのこの道筋は覚えがあるなあと(場所はわからなくてもどうやって行ったか、は憶えているのだな)、思い出したのだった。 それはそれとして、吉祥寺店にはいっぱいおいてありましたよ。 なあんだ。あわてることなかったなあ。 ゴーリーは翻訳書も、洋書もおいてあったので、ちょいと立ち読みしてから「不安な箱」を購入。 箱絵の奇妙な物体がうすら楽しそうなのがいいすね。いいすよ。 中はカード20枚と解説の小冊子。まだよく読んでないので、中身についてはまた今度。
時間がかかり過ぎだ
なにがって2TBのHDDのフォーマット。 もうそろそろ5時間になるんじゃねえの?え?まだ終わんねえの?日記も書いたりネットをうろうろしたりして時間をつぶしたのにまだやってるよう。MotoGPの中継が終わるまでには終わるんだろうなあ。 大容量は素晴らしいが、こういうことに時間がかかるとそれはそれで不便。バックアップももう同じ容量以上のHDDでないと取れないってのも不便っていや不便。つーかUSB2.0ではもうデータの受け渡しに時間かかりすぎで大変というのも不便。 ああっもう、USB3.0のついた新しいマシンをとうとう作らなければならなくなるわけかっ。年明けくらいまでになんとかなるかなあ。 追記 Moto2再スタート直後に終了。 6時間くらいかかったわけか。1TBの時は3時間ぐらいかかったと記憶しているので計算はあってる。ってさすがに6時間はかかりすぎじゃないかなあ~。
ブリューゲル版画展
と、いうわけで、思い立ったがなんとやら。行ってきました諸星大二郎じゃなくて、ブリューゲル版画展。 終わり間際なためか平日なのに意外とお客さんが多かったなあ。 奇天烈なブリューゲルのキャラクターたちは意外とみんな小さかったのだった。版画だからあたりまえか。 そしてほとんどはまともな絵だった。これもあたりまえか。へんなおばけばかり描いていたわけではなかったのだなと。風景画にしろ、なんにしろ、とにかくみっちり書き込まれているので一枚の絵を見るのも時間がかかる。 当時の風俗画もあってそれも興味深い。 どこだかの村の縁日の絵では、ブリューゲル他数人の版画がならんでいるのだが、みんな絵のどこかに喧嘩してる人が描かれている。そんなに喧嘩すきなのか16世紀の人間は。風車や尖塔の上に的を置いて矢で射落とすというゲームも描かれている。イギリスでは今でもこのゲームをやってるクラブがあるらしいですな。 河があれば必ず船がある。やはり当時は物流の中心的なものだったんでしょうね。海の櫂船のように左右に何十本も櫂が突き出した船の絵もあったな。エンジンがないから河をさかのぼるのはやっぱり人力頼みだったんですね。 版画なので、ブリューゲルが描いた元の絵(素描)を職人さん(版作りの人も絵をかいたり、絵描きが版をおこしたり、明快な区分はないようですが)が版になおすんだけれども、その職人さんの技あってこそみたいなものも感じましたね。 特に多くの絵を版におこしているフィリップス・ハレ(だったっけ)がすごい。ぬめっとして、つるりとして、冷たくてやわらかいくせにほわんとしているけれど、くっきりとして、確かで、とんでもなく繊細で力があって美しい線。 黒べたが使えないので、影を表現するためには何重にも「かけあみ」の線を重ねていかなくてはならないのだけれど、それがまたとんでもなくすごい。精密機械のような線描写。今の日本の漫画界でもコレだけのかけあみを引ける人がはたしているだろうか、というくらい(たとえのせいであんまりすごさが伝わらなかったとしたら申し訳ないが)すごい。 いったい製作にはどれだけの時間がかかったのだろうか。 すごいすごいと書いてばかりでもなんなので、ちょっとちがったことも。 鳥がいいかげん。空を飛んでいる鳥。 犬もけっこういいかげんに描いているところもあるけれど、鳥はいいかげんだ。ブリューゲル以外の絵も同じような鳥の描き方なので、流行なのかなんなのか知らないが、けっこう適当に描いてるんじゃありませんかあれは。 でもその適当な鳥からおばけ鳥頭への変化もみられるので、そのへんはブリューゲルのすごいとこかも。(添付した冒頭の2つめのイラストを参照されたし) 展示会場の終わりには例によって関連グッズの販売ブースがあるのだが、いまいち欲しいものがなかったので、ガチャガチャ(けったいなキャラクターを立体化したガチャ)をやった。一発で欲しかったキャラ(冒頭に添付した最初のイラストを参照されたし)がでたので(といってもキャラは3種類だけなんだけどね)、これでいいや、と会場を後にしたと思ったら忘れてた。 常設の物品販売コーナーでエドワード・ゴーリーのうそっこタロットカード(すべての予言が悲観的なものばかりらしい)を売ってたんだよう。あ~買えばよかったかなあ。 ブリューゲルの版画やらデューラーの精密線画やらがあって、エドワード・ゴーリーの絵もあるわけなんだね。チョイ前のエントリでかいた、クリス・プリーストリーの本のデビッド・ロバートの絵もね。いろいろつながったところでこのへんで。
先日、新宿へ本を買いにいったおり、駅で、アルブレヒト・デューラーとブリューゲルの展覧会のポスターを見た。 で、今読んでる本。主人公が精密な線画を描くのだが、その絵を見た別の登場人物が主人公を美術館へ連れて行き、そこでデューラーの作品を見せるんだな。あれま。 ちょうどいいや、ついでにデューラーの展覧会へ行ってみようかと思ったら、それは10月からだった。 ブリューゲルの方は今週いっぱい。渋谷で。いこうかなあ。どうしようかなあ。 そういえば渋谷HMVは先日閉店してしまったんですね。残念だなあ。ますます渋谷へ行く用事が減ってしまうなあ。
新着日記一覧 (タグ:普通の日記)
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04:42
偶然の日々
今読んでる本は charlotte's web 。「シャーロットの贈り物」のタイトルで翻訳されていて、映画にもなりましたね。といっても訳本も読んでいないし映画も見ていないのでちょうどいい、つぎはこれだ、虫つながりで(正確には昆虫と節足類はちがう種類ですがまあ、虫にはかわりあるまい)。
で、先日ディズニーXD(やっとディズニーXDを観られるようになったのさ)で放映された映画を見るともなく観ていたわけですよ。てゆーかつけっぱなしにしていたら始まったというところ。マイナーリーグの弱小チームに所属する剛速球を投げられるのに蚤の心臓のピッチャーが主人公で、いろいろあるらしい。見ると、マット・ルブランク主演(フレンズのジョーイ役の人。吹き替えも平田広明。さすがディズニー)。こんな映画にもでていたのか。しかしアメリカは本当にスポーツ映画が好きだなあ。それはいいとして、主人公の家は農場経営。朝、動物たちの世話をしているシーンで、空の豚の柵をみて、その横に巣を張っているクモに向かって、「ウィルバーはどこだい、シャーロット」。
いや、それだけなんですけどね。
映画の方はまあなんていうか、こういう映画がいっぱいあるっていうのがアメリカの裾野の広さ、ということでかんべんしてくれ。
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06:42
さようなら富沢祥也選手
二輪世界選手権MotoGP、Moto2クラスの決勝レース中、事故により富沢祥也選手が亡くなりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
残念だ。
モータースポーツに事故はつき物とはいえ、命が奪われるのはどうにもならないものなのか。
本当に残念だ。
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07:32
古本屋めぐり
といっても神田神保町などではなく、郊外の大規模古書店めぐり。
付き合いの長い友達の車でぶいっとね。
京王線聖蹟桜ヶ丘駅のさらに西の方。
前から興味のあった「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」があったので即購入。ついでに洋書も何冊か。ranger's apprentice の book1 もあったよ。けっこう綺麗。アマゾンでもたまにちょっと傷んだ状態で届くことがあるからこれなら上等ってくらい綺麗。ペーパーバックは痛みやすいですからね。
ガストによって昼食。
ここのところ昼夜逆転生活なのでこれで無理やり元に戻してやろうとしたせいか、結構ふらふら。でもお昼をたべたらわりと気分よくなった。
食事が終わって外に出たら、地獄のように暑い。なんじゃこりゃあ。死んでしまうわ。9月なんだからさ。もうちょっとお天道様も考えて頂戴よ、ってくらい暑い。
続いて国立方面の古書店へ。ここでは収穫なし。
ついでに前のエントリで書いたザ・モール・みずほへ。ヴィレッジ・ヴァンガードがお目当て。友人はあまりこの手の郊外型ショッピングモールへ行ったことがないらしいので、ひとつ見聞でも広めついでに。
なんだか新青梅街道は混んでいた。イザ車でいくとやはりたいした距離ではなかった。記憶通りの場所にモールがあった。ただし、前に来たとき回りは結構な林だったのにそこここに建物がある。
で、ヴィレッジ・ヴァンガード。ここは今諸星大二郎一押しですか。ゴーリーもふくめて洋書がほとんどないので個人的にはちょっとがっかり。友人はクリムトの画集を買っていた。
ミスドでひとやすみしてモールの外に出ると、陽もすでに地平に没し、藍色の空が深く広がるのみ。やっと、ああ、やっぱり秋なのかな?くらいには感じることができる。
たまに人様の自動車に乗ると、自分の趣味とは違う曲が聞けてけっこうなことですな。友人はJpop女性ボーカル系が趣味なので、基本全然知らない(あ、コレこの部分聞いたことある程度のものはある)曲ばかり。
京王線の駅まで送ってもらって電車に乗りて帰宅せり。
部屋の中は地獄のように暑かった。
お疲れ様でした。
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23:40
うそっこタロット
てなわけで、ブリューゲル展で入手しそこなったというか、迷ったエドワード・ゴーリーのうそっこタロットカードセット「不安な箱」を買ってしまいましたよ。
場所は吉祥寺のヴィレッジ・ヴァンガード。じつはもう何年も前にヴィレッジ・ヴァンガードにはいったことがあるのだった。東京のずっと西の方の米軍横田基地の側。国道16号線瑞穂バイパスの北の端の方にあるショッピングモール・みずほ。その中にある店舗。コミケの荷物運び用に借りたレンタカーで、返すまでに時間があったものだから、ふらふらとあてもなくドライブに出たときに見つけてよったのだった。ふらふらとあてもなくドライブするのは大好きなのだ。ふらふらとあてもなく散歩とかあてもなく電車に乗るとかも大好きだ。自転車でも一向に構わないよ。話をもどして、そのときはもちろん店の名前もモールの名前も場所もわからないままだったのだが、ヴィレッジ・ヴァンガードのサイトの店舗一覧から在東京の店舗を地図で探すと、アレ?家からここへのこの道筋は覚えがあるなあと(場所はわからなくてもどうやって行ったか、は憶えているのだな)、思い出したのだった。
それはそれとして、吉祥寺店にはいっぱいおいてありましたよ。
なあんだ。あわてることなかったなあ。
ゴーリーは翻訳書も、洋書もおいてあったので、ちょいと立ち読みしてから「不安な箱」を購入。
箱絵の奇妙な物体がうすら楽しそうなのがいいすね。いいすよ。
中はカード20枚と解説の小冊子。まだよく読んでないので、中身についてはまた今度。
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02:14
時間がかかり過ぎだ
なにがって2TBのHDDのフォーマット。
もうそろそろ5時間になるんじゃねえの?え?まだ終わんねえの?日記も書いたりネットをうろうろしたりして時間をつぶしたのにまだやってるよう。MotoGPの中継が終わるまでには終わるんだろうなあ。
大容量は素晴らしいが、こういうことに時間がかかるとそれはそれで不便。バックアップももう同じ容量以上のHDDでないと取れないってのも不便っていや不便。つーかUSB2.0ではもうデータの受け渡しに時間かかりすぎで大変というのも不便。
ああっもう、USB3.0のついた新しいマシンをとうとう作らなければならなくなるわけかっ。年明けくらいまでになんとかなるかなあ。
追記
Moto2再スタート直後に終了。
6時間くらいかかったわけか。1TBの時は3時間ぐらいかかったと記憶しているので計算はあってる。ってさすがに6時間はかかりすぎじゃないかなあ~。
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23:10
ブリューゲル版画展
と、いうわけで、思い立ったがなんとやら。行ってきました諸星大二郎じゃなくて、ブリューゲル版画展。
終わり間際なためか平日なのに意外とお客さんが多かったなあ。
奇天烈なブリューゲルのキャラクターたちは意外とみんな小さかったのだった。版画だからあたりまえか。
そしてほとんどはまともな絵だった。これもあたりまえか。へんなおばけばかり描いていたわけではなかったのだなと。風景画にしろ、なんにしろ、とにかくみっちり書き込まれているので一枚の絵を見るのも時間がかかる。
当時の風俗画もあってそれも興味深い。
どこだかの村の縁日の絵では、ブリューゲル他数人の版画がならんでいるのだが、みんな絵のどこかに喧嘩してる人が描かれている。そんなに喧嘩すきなのか16世紀の人間は。風車や尖塔の上に的を置いて矢で射落とすというゲームも描かれている。イギリスでは今でもこのゲームをやってるクラブがあるらしいですな。
河があれば必ず船がある。やはり当時は物流の中心的なものだったんでしょうね。海の櫂船のように左右に何十本も櫂が突き出した船の絵もあったな。エンジンがないから河をさかのぼるのはやっぱり人力頼みだったんですね。
版画なので、ブリューゲルが描いた元の絵(素描)を職人さん(版作りの人も絵をかいたり、絵描きが版をおこしたり、明快な区分はないようですが)が版になおすんだけれども、その職人さんの技あってこそみたいなものも感じましたね。
特に多くの絵を版におこしているフィリップス・ハレ(だったっけ)がすごい。ぬめっとして、つるりとして、冷たくてやわらかいくせにほわんとしているけれど、くっきりとして、確かで、とんでもなく繊細で力があって美しい線。
黒べたが使えないので、影を表現するためには何重にも「かけあみ」の線を重ねていかなくてはならないのだけれど、それがまたとんでもなくすごい。精密機械のような線描写。今の日本の漫画界でもコレだけのかけあみを引ける人がはたしているだろうか、というくらい(たとえのせいであんまりすごさが伝わらなかったとしたら申し訳ないが)すごい。
いったい製作にはどれだけの時間がかかったのだろうか。
すごいすごいと書いてばかりでもなんなので、ちょっとちがったことも。
鳥がいいかげん。空を飛んでいる鳥。
犬もけっこういいかげんに描いているところもあるけれど、鳥はいいかげんだ。ブリューゲル以外の絵も同じような鳥の描き方なので、流行なのかなんなのか知らないが、けっこう適当に描いてるんじゃありませんかあれは。
でもその適当な鳥からおばけ鳥頭への変化もみられるので、そのへんはブリューゲルのすごいとこかも。(添付した冒頭の2つめのイラストを参照されたし)
展示会場の終わりには例によって関連グッズの販売ブースがあるのだが、いまいち欲しいものがなかったので、ガチャガチャ(けったいなキャラクターを立体化したガチャ)をやった。一発で欲しかったキャラ(冒頭に添付した最初のイラストを参照されたし)がでたので(といってもキャラは3種類だけなんだけどね)、これでいいや、と会場を後にしたと思ったら忘れてた。
常設の物品販売コーナーでエドワード・ゴーリーのうそっこタロットカード(すべての予言が悲観的なものばかりらしい)を売ってたんだよう。あ~買えばよかったかなあ。
ブリューゲルの版画やらデューラーの精密線画やらがあって、エドワード・ゴーリーの絵もあるわけなんだね。チョイ前のエントリでかいた、クリス・プリーストリーの本のデビッド・ロバートの絵もね。いろいろつながったところでこのへんで。
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02:33
偶然の日々
先日、新宿へ本を買いにいったおり、駅で、アルブレヒト・デューラーとブリューゲルの展覧会のポスターを見た。
で、今読んでる本。主人公が精密な線画を描くのだが、その絵を見た別の登場人物が主人公を美術館へ連れて行き、そこでデューラーの作品を見せるんだな。あれま。
ちょうどいいや、ついでにデューラーの展覧会へ行ってみようかと思ったら、それは10月からだった。
ブリューゲルの方は今週いっぱい。渋谷で。いこうかなあ。どうしようかなあ。
そういえば渋谷HMVは先日閉店してしまったんですね。残念だなあ。ますます渋谷へ行く用事が減ってしまうなあ。
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