プロフィール

野に咲く一輪のタンポポのようにヒッソリ暗躍中!?
じゃ、ランク入りはダメじゃん。
と、今頃気付く大馬鹿者。

徘徊癖がありそこら辺うろつきます、ご注意ください・・・。(気にしないでね~)

投稿画像は『しぃペイントツール』が使用困難のため、市販ソフトを使用中です。

その時気分のイメージ一発屋。
ストレスが限界を超えると、やたらと裸婦に走りますのでご注意ください・・・。

基本、『こらぼ』は全て可にしてます。
ご自由に、いじりまくって下さい。(笑

7月のカレンダー

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の日記

 

新着日記一覧

209件中 1件〜20件を表示

次を表示

2018-06-18 01:00

鎮圧

一旦室内に戻り、お気に入りの折り畳み式ストックを装着。

『カシュン』
『カチッ!』

暫らくぶりだ、この感触・・・。
実は、このストック。
今は亡き、MGC製だったりする。
(と言うか、MGCが販売していた。)
KSC社は当時、MGCの下請けメーカーだった。
なので、整合性については保障されている・・・はず・・・。
が、実際に装着してみないことには判らなかった。

ピッタリだ。
うふふふふ・・・。

実際、ベレッタM93R+ストック装備は無敵だ。
鬼に金棒である。

現場に急ぎ戻ってみる。
被害者が出る前に、駆逐しなければならない。

因みにKSCのM93Rには、実銃に無い『フルオート・モード』がある。
最悪時には『フルオート』で撃退できるのだ。
これは心強い!

私は左手でフォールディングストックを握り、右肩に展開したストックを押し付ける。

数発『セミオート』で弾道を見る。

次に『3点バースト』。
リコイルショックが右肩に響いてくる。
BB弾が一直線に3発並んで、蜂の巣へ吸い込まれていく。
すごい、安定している・・・。

すぐさま蜂が直進してくるが、弾道上である。
敢え無く撃墜、空中で四散していく・・・。
4マガジン目ぐらいで、巣は静かになった。
『フルオート・モード』の出番は無いようだ。

さて、巣を取り除かねば・・・。
巣の根元から落とすしかあるまい。
よし!
これは『フルオート』だっ!

『フルオート・モード』で片っ端から削り取る!
巣の破片が舞い散っていく。
最後の接合部が砕けたと同時に、ボスッ!と地面に叩き付けられた。
巣の中からは幼虫が・・・。

巣の残骸を大方除去し、細かい破片や幼虫は放置した 。
地面には既にアリが群がり始めている。
事後処理は、自然に任せよう。
あけまして、おめでとうございま~す!(^0^)/

今年も虐めないでくださいね?<(=.=;)あれ?

羊さんみたいに気が弱いから・・・。(=ω=)b
虐められると逃げちゃいますよ?

思い起こせば、昨年中は様々な出来事がありましたね。
自然災害、EEZ内不法侵入などなど・・・。(||o||)oh!

やはり、『馬』年には何かあるのでしょうか?

今年は『羊』。
落ち着いた年回りになってくれることを祈ります。
(とは言うものの、隣国三兄弟(?)がアレでは落ち着けないかもしれませんねぇ~。)

とりあえず、ご挨拶まで・・・。<(_ _)>
どもども・・・。<(^0^;)

選挙いよいよですねぇ。
既に皆さんは、投票相手がお決まりですか?

ウチの地区はねぇ~。
誰もいないんだ・・・。
これがまた・・・。(T-T)ううう・・・

いわゆる、『絶望選挙区』ってヤツですよ。


立候補してるのが、自民・民主・共産の3派でねぇ・・・。
誰にすりゃいいんじゃい!!(>o<)/こん畜生っ!

ただでさえ師走の忙しい中、決められんじゃなイカッ!

ゆえに、消去法で共産に一票入れることにします。(笑

なぜか?

自民・・・独走気味でシャク(でも、海外のコネはあるんだよね・・・)
民主・・・またアホな事やりそうで怖い(隣国の属国にされそう・・・)
共産・・・まぁ、毒にはならんだろう的な・・・(爆笑)

ま、そんなところです。

くれぐれも、白紙表は自民有利になりますので、皆様お気を付け下さい。

以上、途中生存報告?でした~。
2014-03-30 01:55

準備は良いか?

どうも
暫らくぶりです。

いやぁ、放置プレー全開ですね。

4月も目前ですねぇ。
消費税率変わりますねぇ。
価格表示の変更、3月31日が修羅場ですねぇ。

小売店の皆様、ご苦労様です。

ちっと時間の余裕が出来たんで、覗きに来ました。

ウチは卸なんで小売り価格変更は関係ないんですけど、
システムが4月1日一斉に変更されるように組まれてますんで、
翌月回し請求が出来ないんですよ。

そんな関係で、お客さまから文句の電話が大量に・・・。
クレーム言われたって、どうしようもないじゃない。

もう、文句は国に言ってよ・・・。

更に悪い事に、荷遅れしてますよ。

なぜかって?

4月は転勤シーズンです・・・。
引っ越しやらで運送業者は手が一杯。
なのにスーパーやら小売店が消費増税を目前に、
しこたま商品買い込んでます。

おかげでトラックが不足気味、
物流システムがパンク寸前です。

荷物が届かない?
時間通りに荷物が来ない?

だから、3月早めに手配しておけと言ったでしょ!
わたしゃ知らんよ。

ちゃんと荷物の発送は確認してるからね?
運送屋頼みだからね?

3月もあと一日・・・。
なんか、後を引きそうだなぁ・・・。
すんごい久しぶりに描いた気がするんですけど・・・。<(^.^;)
即興で描いたんで、細かい事気にしないでくれるとうれしいです。

やっぱりペイントソフトは偉大だわ・・・。(笑
乾く時間を気にしなくて良いし、
なんてったってお片付けしなくて良いんだもん。
(どんだけズボラやねん・・・。)

とは言え、画面サイズがモニターに比例するからねぇ~。
F20やらのカンバスやらに描いてた頃と比べると、
心根が狭くなった心境になるんですわ・・・。
マンガ原稿だってB4だったからなぁ~。

人間、小さくなったみたいな・・・。
(なんかセコくなった感じ?)

ともかく、あけおめ!!
そして、ことよろ!!

・・・です。m(_ _)m
2013-11-23 03:50

プール

7月に入り、日差しがだんだん強くなってくる。

期末テストを目前に控えた、ある休み時間。
C子とU子、それにK子の3人が談笑していた。
すると、K子がいきなり口火を切った。

「このところ、暑くなってきたよねぇ。」

俺はギクッとした。
K子・・・おまえ、なに余計な事を話してるんだよ・・・。
どうも雲行きが怪しくなってきそうだ・・・。
俺は内心、焦り始めた。

「ほんとだよねぇ。」
C子がそれに賛同する。

「こう暑くなると、プールに入りたいよねぇ。」
U子が下敷きをうちわ代わりに仰ぎながら話す。

げっ!
やっぱりその話になったか・・・。
トボケられるなら、それに越したことは無い。

そうだ、聞かなかったし見なかったことにしよう!

「俺が聞いたところだと、プール作るの後回しらしいぜ?」
Yが口を挟んでくる。

この野郎、またも余計な話をしてくれる・・・。
知らんぷり、知らんぷり。

「うそっ!?なんで?」
Eが話しに加わってくる。

なに集まってんだよ、こいつら・・・。
そうだ、俺は話に入らなかった。
傍で聞いてるだけだ。

うん、そうだ!
このまま何気ない顔を押し通すことにしよう。

そうそう、知らないフリ、知らないフリ・・・。
が、しかし・・・。

「ねぇ、そうなの?」
突然K子が、俺に代表して聞いてくる。

「へっ!?」
おまえ、それは無いだろ~。
これじゃ、逃げられないじゃないか・・・。
一体全体、何と答弁すればいいんだ?

一度決定してしまったことを変更する訳にいかない。
この際仕方がない、逃げるのを諦めよう。

この時俺は、謝ってしまうのが一番の得策だと判断した。
結果的に責任は、俺にあるのだから・・・。

「はい、その通りでございます。
 わたくしのせいです、ごめんなさい。」
俺はみんなの前で頭を下げた。

「やっぱり、そうなんだぁ~。
 でも、なんで後回しなの?」
更にK子は追及してくる。

「まぁそのぉ~、つまりですな。
 何と申しましょうか・・・、今期の予算が無くてですな・・・。」

「まるで、政治家の答弁みたい。」
U子が突っ込んでくる。

はいはい、どうぞ非難してください。
この事は当然、クラス中に伝わるだろう。
こりゃ、全校生徒に伝わるのも時間の問題だな・・・。

「そっかぁ~。
 予算が無いんじゃ、仕方が無いわよね。」
K子は、意外にあっさりと納得した。

これまでの経緯ややり取りは傍で見ていたし、
K子自身、うすうすは感じ取っていただろうから・・・。

「来期の予算で、プール建設を確約してきたから。
 来年の春以降に、プール建設工事が始まる予定なんだけどね・・・。」

「それじゃ私たち、プールに入れないで卒業じゃない?」
K子は俺の顔を覗きこんでくる。

「う~ん・・・。
 まぁ、そうなるかなぁ・・・。」
俺は頭を掻きながら苦笑いをした。
2013-11-21 01:19

戯言日記

どうも・・・。
お久しゅうございますです。

リアルが忙しくなりまして、中々腰を据えて来れませんでした。
(おおっ!弁解にしかなってない!!)

近況と言いますと、取引先が突然倒産しまして・・・。
(げげっ!貸し倒れかよ!?)
更に輪をかけて、事務員も急に職場放棄して退社しましてね・・・。
(マジですかっ!?)
そんなこんなで、テンヤワンヤしてる訳ですよ・・・これが・・・。
おかげで仕事の量が増えましたがなぁ~。
(嫌だねぇ~。)

てなわけで、もう11月も終わりますねぇ~。
(もう今年も終わりかよ!!)
やですね~。
早く落ち着いてくれないかなぁ~。

ストレスが
溜まり過ぎると
裸婦に走る・・・。
ぞっと・・・。(笑

しかし、レーティングはかけたくない・・・。
うわ~ん!
ジレンマじゃ~~~~~~~っ!!

以上、生存報告でした。m(_ _)m

そうそう「天使のお茶会」と、その裏版「悪魔の宴」。
今更ながら、立ち上げます?
2013-09-30 00:28

問題合わせ

アチーブ=テストが終わった。
すると一斉に、教室内がザワメキ立つ。

ダメだっただの、ケアレス・ミスをしただの
千差万別の言葉が飛び交う。

そんな中、K子は問題合わせに余念がない。

すると、俺を見て聞いてきた。

「ねぇ。
 この問題、この答えで合ってる?」

「どれどれ?
 うん、オッケーじゃん。」

「よかった~!
 それで、この応用問題なんだけど・・・。」

「それは、ここが関係代名詞で置き換えられるだろ?」

「ああっ。
 それでこの文節が、一緒になるのね?
 ふ~ん、そうかぁ~。」

なんのかんの、K子は俺に色々聞いてくる。
問題合わせを全体的に見て、7~8割がた大丈夫なようだ。

「げっ!
 それじゃオレ、ダメじゃん!」
Yが、いつの間にやら傍に居た。

周りを見渡すと、クラスの1/3が集まっていた。
みんなそれぞれ、出来具合が気になっているようだ。

集まってきた連中からも、質問が飛び交ってくる。

結局、みんなの質問を受ける羽目になってしまった・・・。

「あなたって、本当に人が良いわね?」
K子が苦笑する。

「そうか?」

「うん。
 ふつう、あなたみたいに教えないわよ?」

「そうかぁ~、ダメだな・・・。」

「なにが?」

「どうも、そんな風に人が悪くなれないよ・・・、俺は。」

「良いじゃない。
 あなたらしくて・・・。」

K子は、微笑んでいた。
全国学力試験、通称アチーブ=テスト。
基本問題から応用問題までを網羅した、業者による第三者テストだ。
結果が出るまで、一週間ほどかかる。

成績結果は偏差値として表記され、
全国で自分の順位が、どれくらいかを知るには丁度良いテストだ。

偏差値を参考として、高校を選択することが出来る。
いよいよ、その試験が始まった。

中間試験と期末試験の合間に行われるので、
いささか厄介なのだが・・・。
教室内は慌ただしいが、気にしない。

基本問題を確実に取れれば、ある程度まで点数は稼げるものだ。
応用問題は慣れである。

「大丈夫かなぁ~。」
K子が不安がっている。
女の勝負がかかっているのだから、なおさらだ・・・。

「心配するなよ・・・。
 基本は、しっかりマスターしたろ?」

「でも、心配なのよ。」

「基本問題だけでも、かなり点数稼げるぞ?」

「そうかなぁ~?」

「ほれっ、落ち着け。
 んじゃ、良い事教えてやるよ・・・。」

「えっ?一体なに?」

「それは、解ける問題から始める事。
 1~2分考えて、解けない問題は飛ばしちゃえ。」

「え~っ!?
 そんなんで良いのぉ~?」

「良いの・・・。
 時間が無いから・・・。
 で、余った時間で考える。」

「そっか。」
K子は、落ち着きを取り戻した。

試験は、波に乗れれば非常に楽に出来る。
一番怖いのは、焦って解ける問題も解けなくなることだ。
そして試験が始まった。

問題に一通り目を通す。
楽そうだ、これなら大丈夫だろう。
2013-09-13 01:28

勉強会

俺は結局、経緯が分からぬまま、K子に各教科を教える羽目になった。

どうやら二人は、成績を競っているらしい事までは理解した。
そしてどうやら、S美からK子への挑戦でもあるようだ。

俺がK子に教える以上、K子がS美に負けるはずがない。

・・・と、思うのだが。

こればかりは、本人の理解力に依存される。
見たところ、頭の回転はK子が上だろう。

まず基本を重点に、それを応用する事にした。

まぁ元々、俺は暗記が大嫌いだ。
暗記量など、少ないに越したことはない。
楽が出来るなら、それが一番良い。

そのやり方を今、K子に教えようとしている。
そして問題への応用は、頭の回転速度と経験に依存される。
果たして、どこまで出来るのか?
俺の経験と知識をK子に全て託すつもりで、臨むしかないだろう。

「それじゃあ、良い?
 恥ずかしがらずに、分かるまで聞いて良いから。
 決して中途半端に、分からないままにしない事。
 良いね?」

「ええ、わかったわ。」
K子は、うなずいた。

そして、二人の勉強会が始まった。

すると、それを見ていたEやY、C子やU子達までもが、
我も我もと参加してくるようになっていた。

客観的に見ていると、大概つまづく処は同じような箇所で、
勘違いや理解不足が、おおかたの原因なのだ。

「これはね?
 こうすれば、解けるのよ。」

いつの間にかK子は、
自分が理解し、教えられるところを教えるようになっていた。

「おおっ!
 すげ~っ!!」

「ああっ、そうなのねぇ!」
YやE、C子にU子が驚嘆の声を上げている。

俺は、それを黙って見ていた。

人に教えられるようになれば、
自分の復習にもなり、自信に繋がるものだ。

良い傾向だ・・・。
これなら、S美に勝てるかも知れない・・・。
2013-09-11 02:08

宣戦布告?

俺は放課後、校庭で空を眺めていた。
初夏を感じさせる、青臭い空気と風。
そして、青く高い空が頭上に広がっている。

非常に気持ちが良い。

これから始めなければならない、文化祭の段取り。
地域商店街への配慮。
様々なことが、頭の中を駆け巡る。

そんな気分転換には、もってこいの天気である。

何気なく、ふと昇降口近くに目を向けると、
K子とS美がこちらを見ながら、二人だけで話しをしていた。

どうして、あの二人が会っているのだろうか?
俺は、いささか疑問を感じた。

この二人が会うのは、
保健室に担ぎ込んだ時と、登校途中の二度だけである。
そして俺の知る限りでは、今回が三度目の筈だ・・・。

K子とS美が、二人だけで会っている・・・。
はて・・・?

いつの間に、二人は仲良くなったのだろうか?

などと、自分に都合よく解釈したいが、嫌な予感がする。
今までの経緯からも、決してコチラの都合よくなど、いく筈が無いのだ。

何事も無ければ良いのだが・・・。
だが、悪い予感ほど的中するものである。

翌日、登校するや否や、K子が俺に迫って来た。

「ねぇ!
 わたし、あの子に負けたくないのっ!
 だから、勉強教えてっ!」

「へっ?
 いったい何?
 いきなり・・・。
 俺に分かる様に、説明してくれる?」

「だから絶対、あの女に負けたくないのよっ!!
 いいからあなたは、わたしに勉強教えなさいっ!!
 いいわねっ!?」

「あ?ああっ・・・。」
K子の迫力に押されて、理由も分からず返答してしまった・・・。

あの女とは、S美の事なのか?
だとすればS美はK子に、何らかの宣戦布告でもしたのだろうか?
2013-09-02 00:08

頭痛の種

俺は頭を抱えながら、職員室からクラスに戻ってきた。

「ただいま~っ。
 あ~、あたま痛て~っ。」

自分の席に着くと、疲れがド~ッと出てきた。
精神的プレッシャーが要因である。

「おかえりなさい。
 どうしたのよ?一体。」
K子が気遣いながら話しかけてくる。

「校長直々に、『文化祭の指揮を取れ。』って言い渡されてさぁ~。」

「凄いじゃない!!
 普段、何もしてないんだから、やれば良いじゃない?」

「俺だって、部活動があるんですけど・・・。」

「あら、そうだった?」

「おまえは、鬼ですか?」

「ともかく、ぼ・や・か・な・い!
 しっかりしなさい!!」

「酷いなぁ~。」

「当たり前でしょ?
 それだけ、期待されてるのよ?
 名誉なことじゃない。

 それに、初めての私たちの文化祭よ?
 楽しみだわ!」

「だって本来、生徒会の仕事だぞ?
 これって・・・。」

「新生生徒会は、今年から発足したばかりでしょ?
 いろいろと、教えてあげなさいよ。
 私も、手伝ってあげるから。

 ほ~らっ!」

「はいはい、わかりました。
 しかし本当に、お前は強い女だな?」

「あら、そう?」

そう、だから背中を任せられるのだ。
2013-09-01 02:14

拝命

翌日、職員室の前でM先輩と待ち合わせることにした。
また、お姉さんの邪魔が入らないとも限らない。

それよりも、K子を心配させたくない。
抱きつかれるのは、もうゴメンだ・・・。

「それじゃ、行ってくる。」

「ねぇ?
 保健室に、寄り道しないでね?」

そう、保健室にはS美本人が居る。
K子はやはり、S美を警戒しているようだ。

「寄り道しないから、心配するな。
 俺を信じろ。」

そうして俺は、職員室へ向かった。
すると、すでにM先輩が待っていた。

「おぅ、来たな?
 それじゃあ、行くか・・・。」

「失礼します。」
二人で職員室に入る。

「設備建設の件、結果報告に来ました。」

教頭先生が出迎えてくれた。

「おおっ、君たちか。
 あれからまだ一週間も経っていないのに、
 もう終わったのかね?」

「はい。
 彼の取り仕切りで、全て終了しました。」
先輩が教頭先生に報告する。

「こちらが、その結果と素案です。」
俺は、持参した資料を教頭先生に差し出す。

「やはり、君たちは早いなぁ~。
 校長も、ご覧ください。」

奥に居た校長先生が、笑顔でやってきた。
やはり、校長先生の采配であったようだ。
教頭から受け取った資料を念入りに目を通している。

「なるほど。
 講堂兼体育館の建設を第一に、続いてプール建設の順ですか・・・。
 分かりました。
 早速、この順序で、市の審議にかけましょう。」

「校長。
 年内中に、体育館施設が完成すると良いですな?」

「そうですねぇ。
 年内中には、間に合わせたいですねぇ。
 校庭での卒業式は、やはり厳しいものがありますからね。

 君たちの卒業式には、是非とも間に合わせたいものです。」

そうだ、昨年の卒業式は、整地されていない校庭で行われた。
確か、風の強い日で、苦労させられたのを覚えている。

とりあえず完成すれば、あらゆる催しが滞りなく行われるであろう。

これで、ひと仕事が終わった。
やっと平穏な学生生活を満喫出来る・・・。
と、思っていたのだが・・・。

校長先生が口を開いた。

「こんなに早くプランが出来上がるとは、予想外だったよ。
 さすが君たちだ。
 どうだろうか?
 地域の方々を含めて、文化祭のプランもお願いできないかな?」

えっ?
これで終わりじゃないんですか?

M先輩が、口を開く。
「私は3年ですので、受験に専念させて頂きたいのですが・・・。」

「そうか、そうだったね。
 それでは、まだ2年の君にやってもらえないかな?」

うっ、校長先生自ら指名されてしまった・・・。
断ろうとした矢先、

「彼なら大丈夫ですよ。
 今回の件も、彼がやったものですから。」

え~~~~っ!?
訳も分からないまま、先輩からも後押しされた。

結果、実行委員長を拝命した・・・。

なんて事だ!
俺の平穏は、どこへ消えた!!

「酷いよ、Mちゃん・・・。
 俺も断ろうと思ってたのに・・・。」

「まぁ、そう言うな。
 俺も、手伝えるところは手伝うからさ・・・。
 いい経験になるぞ?」
2013-08-22 00:01

詰問(きつもん)

廊下に出ると、U子は俺の周りを回りだす。

「あ、本当だ・・・。
 女の匂い、してるわぁ。」

「マジかよ?
 全然、気づかなかった・・・。

 だいたい匂いで、相手を特定出来るものなのか?」

「そうよ!
 特に恋する乙女は、敏感なのよ!

 で・・・、あんた。
 本当に、S美ちゃんに会ってたの?」

「会ってない、会ってない。
 断った相手に、わざわざ会いに行くか?普通・・・。」

「じゃ、なんで女の匂いさせてるのよ?」

「S美のお姉さんに、抱きつかれた・・・。」

「え~っ!?
 なんで、抱きつかれたのよ?
 おかしいじゃないの?」

「だ~か~ら~。」
俺はU子に説明した。

まず、S美からの申し出を断ったところ、
後でS美のお姉さんから、俺に文句が来たこと。

そして、S美に断った理由をお姉さんに説明したところ、
逆に、お姉さんに俺が気に入られてしまったらしいこと。

更に悪いことに、お姉さんがM先輩のクラスメイトであったこと。

これらの事をU子に説明した。

「そうかぁ、そりゃ最悪だわぁ~。
 困ったわねぇ。

 三角関係どころか、四角関係かぁ・・・。

 まるで泥沼じゃない?
 こりゃ、あんたがハッキリするしかないんじゃないの?

 もう、K子に告白しちゃいなさいよ。
 きっとK子も待ってるよ?」

「知ってる・・・。
 焦れてると思う・・・。」

「じゃあ、なんで『好き』って言ってあげないのよ?」

「まだ早すぎると思う・・・。

 正直、怖いんだ・・・。
 今の関係を壊すのが・・・。
 俺が、あいつの自由を奪ってしまうんじゃないのか?って・・・。」

「相変わらず、優しいのね?

 でも男は時に、女に対して強引さも必要なんだよ?
 逆に女は、それを待っているんだから・・・。

 よく覚えておきなさい?」

「そういうものなのか?」

「そうよ・・・、そんなものなのよ。

 んじゃ、仕方がない。
 U子さんが、二人の間を取り持ってやろうじゃない!

 私が呼ぶまで、ココに居なさいよ?
 良いわね?」

「わかった・・・。」

U子は教室の中へ戻っていった。
そして、K子と話をしている。

いずれにせよ、もうU子に全てを託す以外、俺には手立てがない。
2013-08-19 00:43

移り香

M先輩との打ち合わせが済み、
4階の3年の教室から、やっと自分の教室に戻ってきた。

「ただいま~っ。」

「あら、お帰りな・・・。
 ん・・・?
 ・・・ちょっと待って。」

俺は、いきなりK子に裾を引っ張られた。
なぜ引っ張られたのか分からず、K子に問いかける。

「なに?どうしたの・・・?」

一体どうしたんだ?K子のやつ・・・。

「女の匂いがするわ・・・。」

「えっ!?」

まさか、さっき抱きつかれた時の匂いなのか?

「ねぇ、あなた・・・。
 いったい・・・、どこへ行ってらしたの?」

K子の口調が、いきなり変わった。
これは、かなり怒っている・・・。

「どうした?どうした?
 ねぇ、浮気?浮気?」
YとEが、何事かと集まってくる。

「こらっ!
 あんたたち!
 余計な邪魔しないの!!」

そこにU子が割り込んで、YとEを静止させてくれた。

そして、K子の追及は続く・・・。

「ねっ?
 わ・た・し・・・、怒らないから。
 正直に話してくださる?」

「それはウソだろ?
 怒らないって、目がすわってるじゃないか・・・。」

更にK子は、言葉を続ける・・・。

「な~に?
 私に言えないところ?」

「だから、3年の教室だって。
 お前だって、出かけるところ見てたろ?」

「それは分からないわよ。
 私の見てないところを回って行ったのかもしれないし・・・。」

「疑り深いなぁ・・・。
 そんな事、する訳ないだろ。
 決して、怒られるような事は、し・て・ま・せ・ん。」

「本当?」

「はい!
 天地神明に誓います!」

「そう・・・。
 嘘だったら許さないからね・・・?」

「だから、嘘ついてないから・・・。」

まさか、移り香が残っているとは、思いもしなかった。
というか、女ってこんなに敏感なのか?
知らなかった・・・。

たかが匂いだけで、こんな窮地に陥るとは・・・。

「許してあげなよ、K子。」

U子がフォローしてくれる。

そうだそうだ、感謝するぞU子。
さすが、俺の幼馴染だ。

だがK子の不信感は、これで治まらなかった・・・。

「だってU子ちゃん。
 間違いなく、これ女の匂いよ?

 しかも、あの女の匂い・・・。

 この人、保健室の女と会ってたんだわ・・・。
 きっと・・・。

 そうに違いないわ!!」

ちょっと待て!
そこまで、匂いを嗅ぎ分けられるものか!?
確かに姉妹だから、似てても当然かも知れないが・・・。
狩猟犬並みの嗅覚だな・・・。

女の怖さを始めて知った・・・。

すると、S美を知っているU子の顔色が変わった。

「えっ!?
 わかった!

 私が事情をキッチリ聴いてくるから、K子はココに居なさい。

 まず、落ち着きなさい!
 いいわね?」

U子はK子をなだめて座らせた。

「ちょっと、あんたはコッチにいらっしゃい・・・。」

俺はU子に連れられて、廊下に出た。
まるで、罪人のように・・・。

YとEは、陰からこちらを伺っている。

おいコラッ!
お前らも、ちょっとは俺をフォローしろよ!
おまえら、パパラッチか!!
2013-08-16 23:57

相談

谷川たちが資料を持ってきたその後、Tも資料を持ってきた。

Tはもともと谷川たちのグループだったが、現在は離反している。
T本人も、谷川には顔を合わせにくいのかも知れない。
だから、すこし間を置いて持ってきたのだろう。

しかし、これで完成である。

「委員会とクラブの集計データー、持ってきたぞ?」

「おっ、ご苦労さん!
 遂に出来たかぁ。
 ありがとう。
 さっき谷川たちも、資料を持ってきてくれたところだよ。」

「そうか。
 で、集計結果なんだけど、
 運動部で意外と体育館ってのが多いんだ。」

「なるほどな・・・。
 たしか谷川の資料でも、体育館ってのが2番目に多かったな。
 分かった、資料を持って相談してくるよ。
 ありがとうな?」

Tから資料を預かり、俺は階段の方へ向かった。

「あら、もう行っちゃうの?」
K子が声をかけてくる。

「ああ、さっさと終わりたいからね?」

「全く、慌ただしい人ね?気を付けなさいよ?」

「おぅ、ちょっと行ってくる・・・。」

俺は3年の教室のある4階まで、階段を駆け上った。
M先輩の居る教室へ急ぐ。
が、しかし・・・。

「やぁ、妹よりも私に会いに来てくれたのかい?
 妹には内緒にしておくからね?
 うれしいなぁ・・・。」

いきなり抱きつかれた・・・。
嘘、先輩と同じクラス?なのか?

「お・・・お姉さん?」

「嫌だなぁ、私を名前で呼んでくれても良いんだぞ?」

「こらこら、そこで何遊んでるの?
 まったく・・・。

 おぅ、悪いな?」

「M先輩・・・。」
地獄に仏である・・・。

「私は遊んでなんかいないぞ?
 年下でも、彼は立派な一人前の男だからな。」

「分かったから、邪魔しない・・・。
 で、出来たのか?例の・・・。」
M先輩が助け舟を出してくれた。

「ええ、資料持ってきました。」

助かった・・・。
これで、やっと本題に入れる。
持参した資料を広げ、最終結論を模索する。

「最終候補、上位3っつに残ったのが、講堂、体育館、プールなんです。
 これでは工期がかかります、いつ完成できるかどうか・・・。」

「じゃ、講堂と体育館を一緒に考えろよ。

 大概、体育館で講演するのなんか当たり前だ。
 それで一つ分の建築費、工期が浮く。
 その分、プールに工期と予算を振り分けられるんじゃないか?」

「なるほど・・・。
 さすがMちゃん。
 あ、ゴメン・・・。」

「良いよ、前みたいな呼び方で。
 俺も先輩なんて呼ばれるの、こそばゆくてな・・・。

 しかし、よくここまでやってくれたよ。
 助かった・・・。
 すべて、任せて正解だったな?

 それじゃ、明日、教頭先生のところへ持っていこう。」

そこへ、お姉さんが口を挟んでくる。
「ねぇ、その前に図書室の書庫は・・・?」

M先輩と俺は声を合わせた。

『却下します!』
2013-08-16 01:08

寝て待った

谷川に依頼してから、4日ほど経った。
そろそろ、出来上がってくる頃だろう。

もし予想通りなら、
講堂、体育館、プールなどの施設関係が挙がってくる筈だ。

おそらく問題は、その建築順序だけになるだろう。
ただ、それは俺の考えであって、実情ではない。

実際のデーターが欲しいのだ。

「谷川たちが、来たわよ?」
K子が知らせに来る。

「おっ?出来上がって来たかな?」

見ると、谷川が教室出入り口で、
仲間を3人ほど連れ、資料を手に立っていた。

「よっ!持ってきたぞ?」

「随分と早かったなぁ。
 さすが谷川だよ・・・、ありがとう。
 おかげで、大助かりだ・・・。

 とりあえず、中に入れよ。」

俺の前の、空いている席に案内する。
そして、渡された資料に目を通す。

大当たりだ、これにTのデーターを合わせれば全て終わる。

おそらくTから挙がってくる要望は、備品程度のモノが主体だろう。
そんなものは、現行の生徒会にでも任せておけばいい。
肝心なのは、谷川が持って来てくれた、この資料なのだ。

「大体、予想してたろ・・・?
 この結果・・・。」

「ん?そんな事無いぞ?」

「いいや、予想してた顔だね、その顔は。
 だから怖いんだよ、おまえ・・・。

 しかも教師からの信頼も厚いし、顔も広いしなぁ・・・。」

「そりゃ、買い被り過ぎだって。
 俺は、そんな凄い人間じゃないって。」

「自分が気付いて無いだけだって!

 大体、全権委任されてんだろ?
 上から信頼されてなけりゃ、出来ね~よ。
 んな事。

 俺には絶対に出来ないね。
 てか、やらせてもらえね~よ。」

「そうか?
 責任、押し付けられたようなもんだぞ?」

「それを飄々とした顔で、こなしちまうんだからなぁ。
 俺らじゃ、到底かなわね~よ。

 みんな、これが俺らのアタマだ、よく覚えとけよ?」
連れてきた仲間に谷川は言った。
 
「やめろって。
 恥ずかしいじゃん・・・。」

俺は、谷川の連れてきた仲間、一人一人に挨拶された。

「じゃ、何かあったら、また呼んでくれ。
 こいつらも、手伝うからさ・・・。」

「ああ、また頼むよ。
 よろしくな。」

谷川たちは、教室を出て行った。

すると、やり取りを隣で見ていたK子は、驚きを隠せずにいた。

「凄い・・・。
 あなたって、学年一位の谷川をも従えちゃうんだね?
 谷川が、あんなになるところ、わたし初めて見たわ・・・。」

「そうなのか?
 俺は、以前の奴は知らないから、何とも言えないけど・・・。」

「そうよ!
 あいつ、絶対に『手伝う』なんて言葉、言わない奴だもの!
 それをあなたに言ったのよ!?

 ・・・・・・・・・・・・やっぱり、あなたって・・・・・・何者なのよ?」

K子は、怪訝そうに俺の顔を覗きこんでくる。

「ば~か、俺は俺だよ。
 心配するな。」

おでこが近いので、軽くデコピンしてやった。
額を抑えながらK子は言う。

「いいもん・・・。
 どうせ私、馬鹿だもん・・・。」

そしてK子はふくれた。
おまえ、可愛すぎるよ・・・。
2013-08-15 01:01

果報は・・・

「ただいま~。」

教室に戻って来るとY達に出迎えられた。

「おかえり~。」

「随分かかったわね?
 みんなもう、食べちゃったわよ?」
K子は、不服そうである。

「あれ?
 そんなに時間かかったのか?

 全然、気づかなかった。

 ごめん、ごめん。
 今、メシかっ込むから・・・。」

「遅かったなぁ~。
 おれら、食い終わっちゃったぞ?」
YとEも、ブチブチと言ってくる。

「で、谷川の件は上手くいったの?」
K子は心配そうに聞いてくる。

「まあね・・・。
 一週間以内に、すべては終わるから・・・。
 おそらく・・・。
 とりあえずのところ、『果報は寝て待て』だよ。」

「あなた・・・。
 よく、あの谷川を説得出来たわね?
 信じられないわ・・・。」

「そうなのか?
 あいつ俺に、一目置いてるみたいだからね・・・。
 意外と楽に交渉出来たよ。」

「えっ、なんで?」

「俺の実力テストの成績、変わらないんだよ?
 奴とたいして・・・。
 だから怖いんじゃないか?
 たぶん・・・。」

「うそっ!
 あなた、学年順位いくつよ!?」

「えっと・・・。
 1~2点差で2位?
 ・・・・・・だったのかな?」

「だって、2位は違う人だって聞いたわよ?」

「そんな事言われてもなぁ・・・。
 俺だって知らないよ。
 去年担任だった、学年主任の先生が言ってたんだから・・・。
 間違いないだろ?」

「ええっ!?
 そうなの~?

 なのにアナタ、なんで谷川たちと、こんなに性格が違うのよぉ~!?」

K子は、俺に迫り寄ってくる。

「んなの、俺に聞くなよ~っ!」

「だって、お兄ちゃん達も成績良くって性格悪いのよ?
 なのにどうしてあなたは、優しくって、成績が良く、性格も良いのよ?

 わたし、絶対にあなたの事、信じられないわっ!」

「だから、俺に聞くな~っ!
 て言うか、おまえは俺を一体どういう基準で見てたのよ!?

 大体、お前の理屈だと、ゴミ以下だな・・・俺。」

なるほど、身内にも居たのか。
だからK子の思考が、≪頭が良い=人が悪い≫なんだ・・・。
妙に納得した。
2013-08-14 19:16

交渉

4時限目終了のチャイムが鳴った。
昼休みである。
みんな昼食の準備をしているが、俺は席を立ち教室を出ようとする。

するとK子が、驚いたようにこちらを向く。

「なに?
 昼食も取らずに行っちゃうの?」

「谷川の奴、居なくなるとも限らないからな。
 メシ食ってるところを抑えてくる。」

「ねっ?
 ならもう一度、生徒会に復帰したら?」

「なんで?」

「だって、今のあなた、生き生きしてるもの・・・。
 それに今の方が、凛々しくてカッコいいわよ?」

「そうか?
 ありがと・・・。
 おまえだけが、見ていてくれればいいよ。
 じゃ、行ってくる。」

「うん、いってらしゃい。」
そうK子は、言葉を告げた。

谷川のいる教室を覗く。
いたいた、昼食の準備をしている。
近くの生徒を捕まえた。

「谷川、呼んでくれる?」

そして、その生徒が谷川を連れてくる。

「よっ、しばらくじゃん!
 教頭先生直属なんだって?」

「耳早いな?
 やっぱり谷川だよ。
 さすがだ・・・。」

「で、何よ・・・?
 直接出向いてくるなんて、俺に何かさせたいんだろ?」

「そうだ。
 これは、お前にしかできない、重要な仕事なんだ。」

「またまた、おだてちゃってぇ~。
 お前だって、頭良いじゃん?
 自分で、チャッチャッとやっちゃえよ~。」

「俺一人ではダメなんだ、是非ともお前の助けがいる。」

「分かったよ。
 で、何すればいいんだ?」

概略を谷川に話す。
現在の学校で、早急に設置しなければならない施設及び設備は何か?
それを2~3点上げてもらい、集計してもらう。

ただし、口外無用であること。
更に対象者は、成績中位~上位の者であること。

ある意味、成績対象で差別がある。
だが、訳の分からない要望を出されても困るのだ。
時間がないのだから・・・。

「おれらにピッタリじゃん。
 んじゃ、仲間集めて集計しちゃうわ。
 出来たら、そっち持ってく。
 それでいいか?」

「おう、期待してるぞ。」
2013-08-14 16:13

始動

さて、どうしたら楽に、早く終わらせることが出来るのか?
まず、正確なデーターを集めたい。
しかも内密に・・・。

オープンにすると厄介だ。
おそらく、あらゆる役委員クラブ員たちが、我も我もと殺到してくるだろう。
パニックは避けたい。

まずはTと、打ち合わせよう・・・。
登校すると、Tのクラスに向かった。
Tに概略を説明する。

「昨日、M先輩から全権委任を貰った。
 簡単に、手っ取り早く終わらせる・・・。

 まず、各役員長とクラブ部長に、要望を紙に書いてもらって集める。
 その中から、優先順位を付けて行く。」

「一般生徒からのはどうする?」

「谷川を引っ張り込む。」

「あいつを?
 俺は苦手なんだよ・・・、あいつ。」

「谷川を好評価する奴が居ると思うか?
 だが、人は悪いが頭は使える。」

「なるほど・・・。」

「そっちは俺がやるから、役員長とクラブ部長を頼むよ。」

「おぅ、任せろ!」

さすが体育会系のTだ、頼もしいぞ。
昼休みには、谷川の所に行かなければならないな。

さて、自分のクラスへ向かうか・・・。

「おはよう。
 今日は、随分遅いじゃない?」
K子が声をかけてくる。

「おっす。
 ちょっと用事があってね・・・。」

「昨日は、なんだったの?」

「箱(校舎)は出来たから、中身を作れってさ・・・。」

「えっ?
 なんか大変そうね?」
K子はキョトンとした顔である。

「そう、だから簡単に出来て、サボるために考えてる・・・。」

「何よ、それって・・・。
 まったく、おかしな人ね・・・?」
K子は苦笑した。

「なぁ?
 この学校、設備で何が足りない?
 いや、何が欲しい?」

「いやねぇ~。
 無さ過ぎて、欲しいもの有り過ぎるわよ。」

「そうかぁ~。」
そう、これが一般的な回答だろう。
これでは、的が絞り込めないのだ。

「やっぱり、谷川を使うか・・・。」

「えっ?
 谷川のところに行くの?」

「ああ、奴の力が必要だ・・・。
 昼休みにでも、行ってくるよ。」

209件中 1件〜20件を表示

次を表示