プロフィール

野に咲く一輪のタンポポのようにヒッソリ暗躍中!?
じゃ、ランク入りはダメじゃん。
と、今頃気付く大馬鹿者。

徘徊癖がありそこら辺うろつきます、ご注意ください・・・。(気にしないでね~)

投稿画像は『しぃペイントツール』が使用困難のため、市販ソフトを使用中です。

その時気分のイメージ一発屋。
ストレスが限界を超えると、やたらと裸婦に走りますのでご注意ください・・・。

基本、『こらぼ』は全て可にしてます。
ご自由に、いじりまくって下さい。(笑

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過去の日記

 
2013-08-22 00:01

詰問(きつもん)

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Good!
廊下に出ると、U子は俺の周りを回りだす。

「あ、本当だ・・・。
 女の匂い、してるわぁ。」

「マジかよ?
 全然、気づかなかった・・・。

 だいたい匂いで、相手を特定出来るものなのか?」

「そうよ!
 特に恋する乙女は、敏感なのよ!

 で・・・、あんた。
 本当に、S美ちゃんに会ってたの?」

「会ってない、会ってない。
 断った相手に、わざわざ会いに行くか?普通・・・。」

「じゃ、なんで女の匂いさせてるのよ?」

「S美のお姉さんに、抱きつかれた・・・。」

「え~っ!?
 なんで、抱きつかれたのよ?
 おかしいじゃないの?」

「だ~か~ら~。」
俺はU子に説明した。

まず、S美からの申し出を断ったところ、
後でS美のお姉さんから、俺に文句が来たこと。

そして、S美に断った理由をお姉さんに説明したところ、
逆に、お姉さんに俺が気に入られてしまったらしいこと。

更に悪いことに、お姉さんがM先輩のクラスメイトであったこと。

これらの事をU子に説明した。

「そうかぁ、そりゃ最悪だわぁ~。
 困ったわねぇ。

 三角関係どころか、四角関係かぁ・・・。

 まるで泥沼じゃない?
 こりゃ、あんたがハッキリするしかないんじゃないの?

 もう、K子に告白しちゃいなさいよ。
 きっとK子も待ってるよ?」

「知ってる・・・。
 焦れてると思う・・・。」

「じゃあ、なんで『好き』って言ってあげないのよ?」

「まだ早すぎると思う・・・。

 正直、怖いんだ・・・。
 今の関係を壊すのが・・・。
 俺が、あいつの自由を奪ってしまうんじゃないのか?って・・・。」

「相変わらず、優しいのね?

 でも男は時に、女に対して強引さも必要なんだよ?
 逆に女は、それを待っているんだから・・・。

 よく覚えておきなさい?」

「そういうものなのか?」

「そうよ・・・、そんなものなのよ。

 んじゃ、仕方がない。
 U子さんが、二人の間を取り持ってやろうじゃない!

 私が呼ぶまで、ココに居なさいよ?
 良いわね?」

「わかった・・・。」

U子は教室の中へ戻っていった。
そして、K子と話をしている。

いずれにせよ、もうU子に全てを託す以外、俺には手立てがない。