絵の練習日記

こっそり絵の練習をしている日記。他雑記等も放り込んでます。

日記一覧 (2011年12月11日)

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12月11日
23:23

 Goodありがとうございます。こんな地味な絵の練習記事でも見て下さる方がいるんだなぁと思うと、すごく嬉しいです。頑張ろう。

 昨日に引き続いて、Clip Paint Lab 0.8.0(以下、CPL)のテストをしてみました。今日はベクター系の機能です。昨日のブラシ関連がIllust Studioの部分だとすると、ベクターはComic Studioの部分です。もちろん、漫画を快適に描くためには、ストーリーエディタや素材・フキダシや集中線等の漫画効果、3Dレンダリング等々の他の部分も大きく関わる訳ですが、「如何に2値の環境で、ペンで快適に美しい線が引けるか」はやはり漫画の絵の命の部分だと思うので…。
 デッサンの練習も忘れずに兼ねて、今日は正面顔のアップを題材にしました。

■人物デッサン日記の方法■
・主に携帯タブレット(GALAXY Tab)でやりますが、今日は機能テストを兼ねてCPLでやりました。
・人物デッサンのお手本サイト「POSEMANIACS」(http://www.posemaniacs.com/blog/)さんの人体解剖像を元に、簡略化した線を取りながら漫画向けに頭身変更・ディフォルメし、人体のバランスと自分らしい漫画絵の模索を目指す。

>要するに、デッサンの練習のため、正しいプロポーションのお手本として、人体解剖像の画像を下敷きにしながら自分絵に直す練習、をしています。トレスと模写で悩みましたが、まずは正しいプロポーションを手に覚えさせるため、トレスの方法をとりました。慣れてきたら、模写にしていきたいと思っています。


 ……で、日記なんですが、テストでもあるし、画像1枚に作業工程を収めた方が、画像だけHITした人にも役に立つ(?)かも…と思ったので、画像内に手順やら簡単な使用感やらを書きました。2枚目の小さい画像をご覧下さい。

 感想は、「かなりいい感じ」でした。Illust Studioで漫画描いてると、300dpiでもベクターレイヤーにハッチング(斜線での影付け)すると重くなったり、線編集かけると落ちたりしてくれるんですが、600dpiでも軽快でした。Comic Studioに慣れた人だと戸惑うかも、とは思いましたが、ベクターレイヤーと、ペイントソフト系の操作ができる(クリッピングとか合成モードとか)ラスターレイヤーが混在している状態は、Illust Studioに慣れているとかなり楽です。これでComic Studio並のモノクロ印刷機能、漫画作成の支援機能がついてくれれば、漫画系のお絵描きする人にはかなり良ソフトになる予感です。
(まぁ、本格的なフィルタ・カラー画像補正機能を求めるなら、Photoshopに持ち込まないと流石に無理かとは思いますが…)

 そんな訳で、Clip Studioには期待大です。


 あ、練習については、正面顔の頬や口周りの筋肉について意識しました。が、解剖図に引きずられて、削ってもまだ顎が広かった気がします。少し劇画入ってる絵柄は元からなので(キャラや場面によって描き分けますが、基本「顔濃いね」と言われます…)、あまりディフォルメの練習になってない気もします…。軍服なのは、軍人さんのキャラだからです。20代後半のお姉さん。今まで少女で練習してきたので、年齢によっての顔の描き分けの練習にはなったかな…。

12月11日
00:24

 練習2日目です。今日はパソコンの前にいるので、「CLIP Paint Lab 0.8.0」(以下、CPL)を試用してみます。普段は『CLIP』(コミスタ・イラスタの公式サポートサイト http://www.clip-studio.com/clip_site/ )で素材配布をしたりしているので、コミスタ・イラスタは結構使い込んでいたりします。メインはIllust Studioですが…。今日はCPLの練習で、デッサン練習の代わりにします。明日はCPLでデッサン練習してみよう。

【UI】
 CPLは一番最初のリリース時以来いじっていません。コミスタ・イラスタの後継ソフトCLIP STUDIOのテストバージョンと位置づけられたので、真面目にいじってみることにしました。UIはイラスタ系ですね。少しパレットの位置を変えたら普段の作業スペースと似た感じになりました。私的には使いやすいです。

【ブラシカスタマイズ】
 さり気に「ベクターレイヤでパターンブラシが使える」とか、恐ろしいコトが書いてありますが……まずは、自分の愛用アナログペン「ジロット303」をGペンをカスタマイズして作ってみます。
 ……何だこのカスタマイズ項目の数は!!? ちょっと、いきなりブラシ職人として「あったらいいなぁー」と思ってた以上に増えてます。水彩ブラシ系で威力を発揮するでしょうが、NekoPaintに有って、「コレがイラスタにもあればなぁ」と思っていたサブ描画色混合まで入ってます。……なんだこりゃ、ありえん。

[Gペン カスタマイズ]
 コミスタも統合する以上、Gペン類の描き味が命なのでまず触ってみました。普段WEB漫画も描くし、ペン画が土台なので、つけペンは多用します。デフォルトのGペンはひっかかりがなく、ヌルヌル動きすぎる感じです。確かに、SAIのペンに近いかも。愛用の「ジロット303」(ペン画用ペン)は、Gペン以上に強弱の入りが強く、かといって柔かいのではなくコシがあり、筆圧を非常に反映します。そして、アナログらしいブレがあるのが好きなのです。
 CPL0.8.0では1つのステータス(ブラシサイズとか)に複数のコントロールを反映できるようになってますね。ブラシサイズを筆圧対応させるのはもちろんですが、更に別途でランダム率を設定できる様になったので、これを少し入れると簡単にアナログ風のブレが出ました。ペンをテストする時には、大体、目を描きます。気持ちよく描ける時は、セオリーのない描き方で、それでも命のこもった目が描けます。今回はかなり良い気がします。

[水彩ブラシ カスタマイズ]
 「透明水彩」「塗り&なじませ」「不透明水彩」、この辺りが自分の着色の命です。「透明水彩」をカスタマイズし、「サブ描画色混合」の威力を試してみました。色は塗り重ねて混ぜていくのが基本ではありますが、アナログからやっていた人だと判ると思いますが、“そもそも最初に筆についている絵の具の関係で1刷毛でもムラができる”というのが自然です。筆の汚れ、同じ黄色で塗るにしても、すぐ前に青を塗った筆で塗れば緑っぽい色になってしまうし、赤を使った後の筆ならオレンジっぽくなります。この、“1刷毛の中の色ムラ”が水彩塗りの味を決めると思っています。なので、この機能が付いたことで、画材としてのレベルが変わった様に思いました。また、下の色との重ね具合も混合中心と上塗り中心を選べる様になったので、塗り重ねに幅が出ましたね。(この辺りはイラスタがNekoPaintに敵わない部分だと思っていたので、ネコペを研究して入れた可能性ありますね…)

【現状】
 非常に期待が持てます。レベルは高いですね。画材部分だけを見たのですが、ベクターの強化が半端無いと聞いていますので、そちらも試して行きたいと思います。なお、イラスタの命は多彩かつ使いやすいテクスチャにもあったので、そこはまだ未実装の様なので、今後待ちでしょうか。今回は、「用紙質感」がつかえないので、仕方なく画用紙のテクスチャを上貼りしました。かなりアナログ風塗りが強くなった印象です。

評価:A(想像以上。今後の期待大)

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