絵の練習日記

こっそり絵の練習をしている日記。他雑記等も放り込んでます。

新着日記一覧 (タグ:レビュー)

6件中 1件〜6件を表示

04月15日
01:21

先日の日記でアナログ水彩っぽいソフトを探し始めたと描きましたが、あっさり決着しました。アナログ画材再現に特化したペイントソフト、「ArtRage」です。

パソコン版「ArtRage3」とiPad版「ArtRage」がありますが、両方揃えました。
PCとiPadで同一拡張子であり、iPad内のファイルはエクスポートしなくてもそのままアプリ領域に保存されているので、パソコンとUSB接続するだけで行ったり来たりできます。PC版からpsdに書き出し、読み込みが可能なので、“レイヤーを保ったままiPad→PCの他ソフトで編集→iPadで続き”というワークフローが可能です。“iPad→PCの他ソフト”まではできても、またiPadに戻せるソフトは他に無いんじゃないかな…。(もしかしたらAutodesk SketchBook Proが可能かもしれません)

で、何で「ArtRage」なのかというと、とりあえず、これを見てくれ。(日記添付の画像:大)
iPadの「ArtRage」だけで塗りました。完全デジタルですよ?

まあ、とにかく、水彩の滲み感が素晴らしい。水分量を多めで描いている時に、筆跡に沿ってリアルタイムに絵の具の粒子(濃度)が引っ張られたり溜まる様子が、「そうだよ!これが水彩絵の具の塗りってもんだよ!」と感動する程。なので当然、完成した絵も、絵の具の滲みというか、濃淡が非常にリアルです。レイヤーを変えて乾いた状態で塗り重ねても、それもまたリアルですね。
「ArtRage」の本領は油彩なのだそうですが、水彩のレベルも非常に高い、と思いました。

試してみて「これに勝るのはPainterだけだろう」と思い、またWEB上で色々な方のレビューも調べましたが、実際Painterともかなり甲乙付けがたい様子。(水彩のアナログ感再現に限ります)
で、実物を家電量販店で両方試してみたのですが…

【比較】
「ArtRage3」(PC版)9000円 (iPad版は450円)
「Painter12」38000円 (優待版で)

で、使ってみたところ、
「ArtRage3」「ArtRage(iPad)」→説明書見る必要が無いほど使い方が明快。
「Painter12」→UIが複雑な上、プリセットでは水彩感がイマイチ。徹底して柔軟なカスタマイズ性により真価を発揮するタイプ。


Painterが凄いのはわかってます。が、真価を発揮させるまでに慣れと覚えることが膨大にあるのは……。アナログ水彩の質感で基本の塗りさえできれば良く、その先はIllust StudioやPhotoshopでやるので。「ArtRage」でもレイヤーを保持してそれらのソフトと行き来でき、更にiPadとも行き来できるので、「ArtRage」にしました。値段もお手頃だし。

で、まずはiPad版で塗ってみたものです。シンプルなソフトなんですが、レイヤーの合成モードが20種類以上あり、ブラシ設定に水分量やにじみ(混色)設定の他、『筆を洗うか』設定等があり、絵の具を混ぜて汚れた筆のまま描いていく、ということができます。なので、できる色合いが非常にアナログ的。

絵の金線の部分は、レイヤーを「覆い焼き(リニア)」にして、フェルトペンで描きました。これはコピック的なツールです。

まあ、すごくアナログ感たっぷりで、描いていて純粋に楽しいソフトです。体験版だけでも試す価値はあると思います。


添付2枚目の小さい方の画像は、iPadの「PhotoEffectStudio」(PEStudio)という写真加工アプリ(無料)でちょっと色合いなどを変えてみたものです。絵本風のイラストを目指してみたんですが、なかなか味わいが出たかな、と。

そういう訳で、「ArtRage」が水彩塗りの主力になりそうです。iPad版は450円ですから、iPadをお持ちの方は是非。

04月04日
00:17

色々やってたんで放置してました。すみません。

現在、透明水彩がリアルに塗れるソフトを探し中。
painterとかまで範疇で広く探してみるつもりです。

とりあえず、水彩でざざっと塗れる様なラフな線画を描きました。(イラスト小)
これから、これに色々なソフトで水彩風に色づけしてみ、検討することにします。
線画はClip Paint Lab0.8.2。鉛筆ツールの滑らかさは異常ですね。
あと、本来、獣絵描きだという事を忘れそうだったんで、獣人にしました。
鷲はとにかく茶色だから塗りやすくていいね!


■検証1:Clip Paint Lab 0.8.2 (大きいイラスト)

とりあえず、Clip Paint Labの水彩ツール。
下地混色をかけたカスタム透明水彩ツールと、
ふき取りに「にじみ縁水彩」を使いました。
全部1レイヤー+ホワイト1レイヤーのみ。
テクスチャでかなりそれっぽくごまかしてますが、
乾燥とにじみのリアル感はあんましです。
製品版(Clip Studio)になって機能制限がなくなれば
仕上げまで一つで済む点では便利なんですが…。

つれづれやってきます。

12月19日
22:41

昨日は3DCGの軍帽がやっと完成しました。…何か途中で自分像とか寄り道してたので、完成品としては3D第3作目となってしまいましたが。ポリゴンでの幾何学的なモデリング、展開図にした上での色・模様つけ(UVマッピング)という『王道』な作り方で、四苦八苦した分、基礎の勉強になりました。

 曲線構成のクリーチャーとかは「Sculptris」が良さそうですが、絵のアタリ用の小物類は、やはり六角大王でコツコツ作った方が早そうです。テクスチャも高度な描き込みは必要なくて、3Dペイントで大まかに見当つけてIllust Studioでササッと仕上げる程度で十分なので、「六角大王Super6」+「Pixexix」が最適そうです。「メタセコイア」もコンバータ・LWOファイル確認のためだけに使っているのですが、それたけの用途に5000円出すのも……。試用期間が終わりそうなので、1ヶ月レンタルだけして、その間に何か代わりにならないか探してみるつもりです。

 それで、「Pixexix」ですが。 神ソフトでした。

 動画では、3Dオブジェクトをスクリーンショットで固定して、それにサクサク色を塗ると反映されるペイントソフトだと思ったのですが、違いました。

 3Dオブジェクトをスクリーンショットで固定して、“任意のペイントソフトに送り、加えられた変更を即座に3Dに反映する”ソフトでした。つまり、『Illust StudioでもSAIでも、自分の使い慣れたペイントソフトで、リアルタイムに3Dペイントが行える』という事です。
 そして、各スクリーンショットとそこに加えられた変更はレイヤー管理されるので、順序を変えて適用することもできます。また、最初に展開していない場合は、UVマップ展開も自動でやってくれます。

 神ソフトだ―――――!!!

 ……あまりに手軽で、ポリゴンを展開した切れ目もシームレスに塗れるので、感動してしまいました。エディタはいつも使っているIllust Studioが使えるし。ベクターレイヤーやフィルタ、定規を使えば微調整もあっという間です。もう、即座にPro版1900円をDL購入しました。(作成した素材を有償配布したかったので商用利用可能なPro版を買いましたが、個人使用ならフリーです!機能的には変わりません。)


 2D絵師が3DCGもやってみたい、でも難しいソフトを1から覚えるのは辛い…という場合には、クリーチャーや地形など有機的な曲線構成のものが作りたいなら「Sculptris」(フリー)。小物や機械、他建築物までいかない程度のものなら「六角大王Super6」(5000円)+「Pixexix」(フリー)が良いんじゃないかと思いました。建築物以上の大物が作りたければ「Google Sketch Up」(フリー)。 メタセコイアは……正直、俺の2D脳ではついて行けなかった!!

■「Pixexix」→ http://pixexix.sophiehoulden.com/
(※とりあえず、画面埋め込み動画をご覧アレ)



 なお、日記添付の画像は、3D軍帽の完成品です。Pose Studioのモデル人形に被らせてます。うん、ピッタリ。それから、Comic Studio(EX)の3Dを線画(ベクター)とトーンに自動分解してくれる「3DLT」機能でレンダリングしてみた図が、小さい写真2枚です。ベクター線だから、線の強弱他の修正可能、トーン部分も網点の濃さ・種類等変えられるんですよ…? デジタル漫画の時代だなー、と思いました。

(まあ、こういう機能が進化していくんで、3Dにも手を出さざるを得なくなった訳ですが。やっぱり欲しい素材は自分で作るのが一番早い…)

 一応、Comic Studio・Illust Studio・Pose Studioで使用できる素材として、同ソフト公式サポートサイト『CLIP』で配布しましたので、興味があればどうぞ。(軍帽)→ http://www.clip-studio.com/m/1233600
(※DLには会員登録とサイト内ポイントが必要です。まあ、Comic Studio・Illust Studio持ってる方は、大体登録してると思いますが…。)


 とりあえず、今日の感想。 『Pixexix』は神ソフト。

12月11日
23:23

 Goodありがとうございます。こんな地味な絵の練習記事でも見て下さる方がいるんだなぁと思うと、すごく嬉しいです。頑張ろう。

 昨日に引き続いて、Clip Paint Lab 0.8.0(以下、CPL)のテストをしてみました。今日はベクター系の機能です。昨日のブラシ関連がIllust Studioの部分だとすると、ベクターはComic Studioの部分です。もちろん、漫画を快適に描くためには、ストーリーエディタや素材・フキダシや集中線等の漫画効果、3Dレンダリング等々の他の部分も大きく関わる訳ですが、「如何に2値の環境で、ペンで快適に美しい線が引けるか」はやはり漫画の絵の命の部分だと思うので…。
 デッサンの練習も忘れずに兼ねて、今日は正面顔のアップを題材にしました。

■人物デッサン日記の方法■
・主に携帯タブレット(GALAXY Tab)でやりますが、今日は機能テストを兼ねてCPLでやりました。
・人物デッサンのお手本サイト「POSEMANIACS」(http://www.posemaniacs.com/blog/)さんの人体解剖像を元に、簡略化した線を取りながら漫画向けに頭身変更・ディフォルメし、人体のバランスと自分らしい漫画絵の模索を目指す。

>要するに、デッサンの練習のため、正しいプロポーションのお手本として、人体解剖像の画像を下敷きにしながら自分絵に直す練習、をしています。トレスと模写で悩みましたが、まずは正しいプロポーションを手に覚えさせるため、トレスの方法をとりました。慣れてきたら、模写にしていきたいと思っています。


 ……で、日記なんですが、テストでもあるし、画像1枚に作業工程を収めた方が、画像だけHITした人にも役に立つ(?)かも…と思ったので、画像内に手順やら簡単な使用感やらを書きました。2枚目の小さい画像をご覧下さい。

 感想は、「かなりいい感じ」でした。Illust Studioで漫画描いてると、300dpiでもベクターレイヤーにハッチング(斜線での影付け)すると重くなったり、線編集かけると落ちたりしてくれるんですが、600dpiでも軽快でした。Comic Studioに慣れた人だと戸惑うかも、とは思いましたが、ベクターレイヤーと、ペイントソフト系の操作ができる(クリッピングとか合成モードとか)ラスターレイヤーが混在している状態は、Illust Studioに慣れているとかなり楽です。これでComic Studio並のモノクロ印刷機能、漫画作成の支援機能がついてくれれば、漫画系のお絵描きする人にはかなり良ソフトになる予感です。
(まぁ、本格的なフィルタ・カラー画像補正機能を求めるなら、Photoshopに持ち込まないと流石に無理かとは思いますが…)

 そんな訳で、Clip Studioには期待大です。


 あ、練習については、正面顔の頬や口周りの筋肉について意識しました。が、解剖図に引きずられて、削ってもまだ顎が広かった気がします。少し劇画入ってる絵柄は元からなので(キャラや場面によって描き分けますが、基本「顔濃いね」と言われます…)、あまりディフォルメの練習になってない気もします…。軍服なのは、軍人さんのキャラだからです。20代後半のお姉さん。今まで少女で練習してきたので、年齢によっての顔の描き分けの練習にはなったかな…。

12月11日
00:24

 練習2日目です。今日はパソコンの前にいるので、「CLIP Paint Lab 0.8.0」(以下、CPL)を試用してみます。普段は『CLIP』(コミスタ・イラスタの公式サポートサイト http://www.clip-studio.com/clip_site/ )で素材配布をしたりしているので、コミスタ・イラスタは結構使い込んでいたりします。メインはIllust Studioですが…。今日はCPLの練習で、デッサン練習の代わりにします。明日はCPLでデッサン練習してみよう。

【UI】
 CPLは一番最初のリリース時以来いじっていません。コミスタ・イラスタの後継ソフトCLIP STUDIOのテストバージョンと位置づけられたので、真面目にいじってみることにしました。UIはイラスタ系ですね。少しパレットの位置を変えたら普段の作業スペースと似た感じになりました。私的には使いやすいです。

【ブラシカスタマイズ】
 さり気に「ベクターレイヤでパターンブラシが使える」とか、恐ろしいコトが書いてありますが……まずは、自分の愛用アナログペン「ジロット303」をGペンをカスタマイズして作ってみます。
 ……何だこのカスタマイズ項目の数は!!? ちょっと、いきなりブラシ職人として「あったらいいなぁー」と思ってた以上に増えてます。水彩ブラシ系で威力を発揮するでしょうが、NekoPaintに有って、「コレがイラスタにもあればなぁ」と思っていたサブ描画色混合まで入ってます。……なんだこりゃ、ありえん。

[Gペン カスタマイズ]
 コミスタも統合する以上、Gペン類の描き味が命なのでまず触ってみました。普段WEB漫画も描くし、ペン画が土台なので、つけペンは多用します。デフォルトのGペンはひっかかりがなく、ヌルヌル動きすぎる感じです。確かに、SAIのペンに近いかも。愛用の「ジロット303」(ペン画用ペン)は、Gペン以上に強弱の入りが強く、かといって柔かいのではなくコシがあり、筆圧を非常に反映します。そして、アナログらしいブレがあるのが好きなのです。
 CPL0.8.0では1つのステータス(ブラシサイズとか)に複数のコントロールを反映できるようになってますね。ブラシサイズを筆圧対応させるのはもちろんですが、更に別途でランダム率を設定できる様になったので、これを少し入れると簡単にアナログ風のブレが出ました。ペンをテストする時には、大体、目を描きます。気持ちよく描ける時は、セオリーのない描き方で、それでも命のこもった目が描けます。今回はかなり良い気がします。

[水彩ブラシ カスタマイズ]
 「透明水彩」「塗り&なじませ」「不透明水彩」、この辺りが自分の着色の命です。「透明水彩」をカスタマイズし、「サブ描画色混合」の威力を試してみました。色は塗り重ねて混ぜていくのが基本ではありますが、アナログからやっていた人だと判ると思いますが、“そもそも最初に筆についている絵の具の関係で1刷毛でもムラができる”というのが自然です。筆の汚れ、同じ黄色で塗るにしても、すぐ前に青を塗った筆で塗れば緑っぽい色になってしまうし、赤を使った後の筆ならオレンジっぽくなります。この、“1刷毛の中の色ムラ”が水彩塗りの味を決めると思っています。なので、この機能が付いたことで、画材としてのレベルが変わった様に思いました。また、下の色との重ね具合も混合中心と上塗り中心を選べる様になったので、塗り重ねに幅が出ましたね。(この辺りはイラスタがNekoPaintに敵わない部分だと思っていたので、ネコペを研究して入れた可能性ありますね…)

【現状】
 非常に期待が持てます。レベルは高いですね。画材部分だけを見たのですが、ベクターの強化が半端無いと聞いていますので、そちらも試して行きたいと思います。なお、イラスタの命は多彩かつ使いやすいテクスチャにもあったので、そこはまだ未実装の様なので、今後待ちでしょうか。今回は、「用紙質感」がつかえないので、仕方なく画用紙のテクスチャを上貼りしました。かなりアナログ風塗りが強くなった印象です。

評価:A(想像以上。今後の期待大)

12月10日
18:04

GALAXY Tabでお絵描きに使えるタッチペン(スタイラス)が見つからなくて、色々試したり、自作したりとしてきたんですが、家電店でたまたま見つけた「Touch Wand (D-Type)」が思ったよりとても良いです。AMAZONのレビューでも高評価みたいです。

【AMAZONの商品ページ】 ※商業目的じゃないです。アフィリエイト入っていません。


iPadでは安定して高評価みたいなのですが、GALAXY Tabでは…というと、非常に良いです。ただ、GALAXY Tabは、以下の点でiPadとは違うので、それを踏まえていないと満足できないかもしれません。

【GALAXY Tabの特徴(お絵描き用として)】
・iPadよりもずっと感度が低い(微妙な線の表現等では雲泥の差です)
・筆圧対応もしていない(iPadはさすがappleだけあって、美術系機能は凄いですよね…)
・画面が7インチと小さい(iPadの約半分です)

「Touch Wand」の特徴は、感度の良さと安定性と感じています。今までのスタイラスと違って、導電繊維をまとめて丸筆にしてあるので、手の静電気(を感じ取ってスマホの画面操作は動きます)がもれなく伝わっている感じです。指で触れているのとほぼ同じ感度です。また、“安定性”というのは、力をかけている場所と、スタイラス先で点が書かれる場所が安定しないというのが今まで大問題だったのですが、短い丸筆状で通電性が良いので、ペンの角度に関係なく、大体一定の場所に点が描かれます。
全体として、指で描くのと同じ位、描画性能があります。

もちろん、もともと感度が低く、感知機能の方の問題で、完全にヨレない線を描くのは無理……なのですが、(GALAXY Tabはもともとビジネス端末ですしね…(T T)) 感度が良いのでゴリゴリとアタリを取って、細部は拡大して描いていけば、それなりに描ける気がします。

(パネルの感度が低いので、防護フィルムは論外です!Touch Wandでは傷は付きません。他の理由で傷が付くのが嫌な場合は、フタ付きのケースに入れるといいと思います)

……というわけで、Touch Wandで絵を描いてみました。色はどのスタイラスでも結構塗れるので、線画だけで。使用ソフトはAutodesk SketchBook Mobileです。
絵のレベルはともかく、どうですか、クロスハッチング(斜線を重ねた描画)ができるんですよ!
…GALAXY Tab使いの方には、これ以上説明不要だと信じてます。オススメです!

6件中 1件〜6件を表示