ちーずブログ
apricot_jam
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最近の事情
会社からなんか頼られてます。 「別に私じゃなくても良いじゃん」 「細かい説明他の奴出来る?」 「いないけど・・」 ・・って訳で、帰宅してパソの前に座った瞬間ドリーム・・朝ベッドから起きて、怒られる・状態・・ 頑張ろう♪
心の毒27
いくら領主とは言え無礼なのはどっちよ!・・確かに不注意で失敗してるけど、でもソレだって経験として私の身になってるんだから! 「ん、そうですね」ええ?!キルケ様そこ否定するとこ! 「そうじゃろ♪」私を見る勝ち誇った紅玉石 「ただ、師との約束もありますし、領主様の意見も妥当だと思います」 ニヤリと笑う領主「なら、私がソレと対戦しよう♪」 「へ?」と私「分かりました」と、キルケ様 「私の魔力が強力過ぎてソイツ死ぬかもしれんぞ」 「仕方ないです」 「ま、その方がキルケの師に言い訳が立つな♪」 「・・ご配慮ありがとうございます」 って、私の意見は?! 「レンとやら、私の名前はサキ・属性は『爆炎』だ、くだらない言い訳聞きたく無いから同じ条件にしてやる」 え?やっぱ名前だけじゃなく、属性も言うべきじゃなかった?! 「レン・何時初める?」 キルケ様を見る・目で頑張れな合図・・ヤルしかない?! 場を見定め「今この場で」 「望むところだ!キルケ合図」 一呼吸「初め!」 合図でお互い距離を取る。 私は噴水のもとに走り。 爆炎の彼女は詠唱を初める。 辿り着いた私に『爆発の炎』発動間一髪『霧雨』で防御!!
心の毒26
謁見の間に入り直ぐ深い御辞儀をする。 一瞬見えた領主は幼い女の子だった。 「よう来たなキルケ・そいつは?」声も同様に幼い。 二人同じ姿勢のままキルケ様が答える「私の弟子レンです」 「・・弟子は取らないって、言ってたのに・・おい、お前等席外せ」どよめき、幼い声に威圧感が加わる「外せって、私は言ったんだけど?」 沢山の足音が扉の閉まると共に消える。 「影!お前等もだ!」 暫しの間・・走り来る足音「一月ぶりだなキルケ!」 「はい、領主様お変わり無く・」「面倒な挨拶などよい、顔上げろ其処のお前も」なんか私に向けた言葉にトゲを感じる。 目の前の領主は十歳くらい、白いドレスに腰まである真っ赤な髪と赤く大きな瞳が特徴的な女の子・ 私の青い髪と対極な色の緩やかな曲線につい見とれてしまう。 その紅玉石の瞳が私を睨む「初対面の者が領主に名乗らぬばかりか、じろじろ見るのは失礼とは思わぬのか?」 一瞬で赤面し「申し訳ありませんでした!私先日よりキルケ様の元で教えを頂いているレンと言う者です!」 「・属性は?」 これ答えて良いのかな?「水です」 「キルケこんな教え甲斐の無い奴より私を弟子にしたらどうだ?」
心の毒25
領主って、今キルケ様が、命狙われる原因になった奴だよね・大丈夫かな? 「ホントにお前の表情は読みやすいな」 道すがらそんな事言われる「え?え?」 「現領主本人は、暗殺とか考える人間じゃないよ・・」 「?」 「まぁ会えば分かる、後今日の目的話してなかったね」 そういえばそうだ、来て早々の殺伐とした経験から悪い印象しか思い浮かばなかったかけど、あくまで聞いた話からの推測・本当は自身の経験から判断しなければいけない。 「給料の受け取りだよ」 一瞬空白「給料です・か?」 私の表情の変化が面白かったのか笑いを堪えて言う「・・ん、賢者には国から給料が出る、領主はソレ受け取り、直接私に渡す」 それって、他の誰かが渡せばわざわざ来る必要無いんじゃ? 私の表情を読み「一度不正があってから国王が仕組みを変えた、王→領主→賢者へと、直接渡す様に・ってね、だから領主への謁見はオマケ」 なるほど 到着後奥の間に通され直ぐに従者が来る「お待たせしましたキルケ様、こちらへ」 たぶん、部屋で待っていた時間のが絶対短い、長く歩きやっと謁見の間 扉前の兵が私達に会釈する。 「行くよ」と、キルケ様 「はい!」と私
何故水弾は命中率が高く、最後に命中率が低かったか(心の毒21)
水弾:水(水溶性且つ口径投与で即効性麻痺毒付)の塊を打ち出す術・・ ただし、打ち出す・・って、言っても術者と弾は完全に切り離されてません。 魔力と糸状の水で繋がった状態 ワイヤ付の対戦車ミサイルみたいな感じだと思えば正解です♪ 水素結合とファンデルファース力プラス水の魔力です。 術者と繋がっているのですから、当然軌道修正出来ます、だから、命中率高いです。 因みに、何故繋がっているか? ある程度離れた場所にまとまった水の塊をぶつける為には、速度の空気抵抗による飛散を防ぐ為形を維持する必要があるから・・で、水の魔力でソレを行う為。 また、大量の水『水流』だと、ピンポイントで(毒の含まれた水を)ヒット出来ません。 だから、ワイヤ付の水弾なのです。 では、何故迫りくる弓使いに(軌道修正出来るのに)無駄弾放ったか・・ 単純に、相手の動体視力&運動能力が高かった、加えて作中で触れた通り、戦闘に慣れてないレンの焦り・・ 水弾は、引き金を引けば弾が出る拳銃と違い、弓の様に・装弾・狙い・発射・等の段階があり、更に軌道修正は緩やかな為、接近して来る対象には難しく、加えて焦りが原因だと思われる。 ついでに、脇に倒れた弓使いの『武具の魔力無効化』は、レンの『水纏い』無効化しないの? しません♪ 実は、緊張から以外に距離離れてる事に気付いてなかったんです・・・・ホントですよ、後付けじゃないですよ♪
心の毒24
次の日の朝いつもの通り水汲みと食材の調達に出掛け、昨日戦闘があった場所で、不思議な物を見つける。 それは魔力の塊・高い魔力だけど無属性で、魔法生物の一歩手前・受精する前の卵の様な状態・・実際魔力を持たない者が見ればただの卵だ。 思い当たるのは『機織りの魔女』彼女は術途中で、行動不能になった・・ たぶん、このまま放置すれば消えるのだろう・・この場所は、魔力溜まりではない只の林・・ きっとキルケ様は『この子』を放置するよう指示するはず・ 私もソレが妥当だと思う。 「ごめん、私には無理」 その場を去ろうとした時、かたりと卵が動く・・一瞥し踵を返す。 テーブルには、野菜の塩揉みと炒り卵・ 「さすがに昨日は食べ過ぎたしね」最後の一切れ鳥の薫製をどちらが食べるか・で、最初お互い躊躇し、次にお互い食べると言い、ひとしきり笑い半分ずつ食べた。 「実は私もそれ程お腹空いて無いです」 再び笑い合う、命のやり取りをする様な戦闘の次の日とは、とても思えない日常だった。 お茶を一口キルケ様が言う「今日は領主の城に行く」 「はい・・て、ええ?」 「嫌なら残ってて良いぞ」 「い、行きます」 「分かった」
かのんさん2周年記念
だいぶ遅くなりましたが、2周年おめでとうございます。
心の毒23
帰宅『水の魔力』展開・「失礼します」 「おう!」 水の魔力は繋がりの魔力・キルケ様の身体を撫でまわす感覚・柔らかな起伏やきめ細かい肌の感触まで伝わって来る・・ しかも、水の魔力が触れた場所は、相手も同様に触れた感触が残る・・ 「さっき」突然の声に驚き「はい!」 「?・さっきの戦闘で、魔女はともかく魔力無力化の敵の位置どうやって分かった?」 魔女は、魔力発動を妨げないように魔力無力化の武具は着用しない、しかし剣士や弓使いは別・風の『索敵』にも掛からない物・でも水の魔力は、触れた場所を感触として認識する・つまり、魔力を広げた場所は、形・大きさ・感触を認識する・逆を言えば見えない場所が敵の位置・・ 「水の魔力展開して見えない場所を認識しました」 「なるほど、流石繋がりの魔力『水』だな、ホールが敵の位置か・・」 「はい」 私達の全ての水を床に逃がし言う「終わりです」 「流石に冷えた、朝昼抜きだからな、少し早いが夕飯にしよ」 緊張から解放されたお腹は空腹を激しく訴えてる「はい」 空腹の時って作り過ぎてしまうと言うか、絶対に食べきれない量が机に乗る。 頑張って二人で完食しました。
心の毒22
敵を治癒(麻痺毒は残したまま)し、キルケ様の元に戻ると、回復の座についていた。 「お疲れ、治癒は終わり?」 土下座をする「不用意な行動申し訳ありませんでした!」 暫し無言・くすりと笑い「やっぱ、実戦が一番勉強になるね♪」 その通りだと思う「けど!やり直しのきかないものです!」 「確かにそう、失敗れば終わり・・だからどんなに無様になっても生き残りる!そして、失敗は必ず次に生かす!」 「はい・・」 「じゃ、急ごう」立ち上がりキルケ様「えと・・」 「この雨だ・・動けない者達は、最悪窒息死か、肺炎になる」 「あ!!」 重労働だった、動けない者達を1人ずつ林の中から運び、台車に載せ、シートを掛ける。 そのまま街道の祠まで行って下ろし焚き火を焚く。 「よし、ちょっと寒いけど死にはしないだろ、帰るぞレン」 「はい!」入り口まで行き「あ!ちょっと待って下さい。忘れ物しました」 ・・「分かった」 戻り『水の魔力』展開・4人の身体に纏う水分掌握私に集める。 乾燥を確認し、入り口まで行き『水の魔力』解除・私の服で支え切れない分が流れ落ちる。 「良いか?」 「はい!」 ざあと降る雨の中祠を後にする。
行動開始
ゆるゆるとですが・・
心の毒21
機織りの魔女はこちらを見、攻撃の詠唱の途中崩れ落ちた。 剣士は、行動不能のまま!残り2人・・ 「囮を作る!」 キルケ様が囁き、離れた場所に石剣が3つ出現! 矢が、それぞれに当たる。 私達は回り込み、弓使いの横に到達・水弾発射!残り1人。 キルケ様は、意地悪で私に任せたのでは無い事に気付く、書き込まれた方程式は『雷球』『風刃』『閃光』『石剣』このうち純粋な攻撃は最初の二つ、どちらも水の『相』雨の中では威力半減してしまう、加えて魔力無力化装具の存在 更に『毒の魔力』も、雨で威力を半減し口径以外の毒の作用は緩やかとなる故。 残る1人は強敵だった。 降り注ぐ雨の中私達の移動音に矢を放つ敵。 石剣の壁で矢が尽きると、駆け寄り直接攻撃に出る。 焦りから三発無駄弾を放ち、振り上げた剣が私に狙いを定めた瞬間四発目の水弾が顔に着弾! 二歩進み私の横に崩れ落ちた。 ざあと降る雨の中、纏いを解き自身への麻痺毒の解除を行う。 「終わりま!?」 倒れているキルケ様?! 息はある、水の魔力展開・診断する・矢の毒だ!治療を開始し毒を解除・ 立ち上がり敵の治癒に向かう。 今回も敵は対毒を飲んでた。
心の毒20
機織りの魔力の弱点は、かかる時間・剣士と弓使い2人は、ソレをサポートする為・・今私達がとる最良の方法は機動力! あっと言う間に近づき全てを無力化する方法・・ 「キルケ様、水溶性の強力な麻痺毒って今生成出来ますか?」 「数秒で♪」 「効果教えて下さ!」私達の側を矢が飛ぶ! ・口径投与が基本のソレは、吸収と同時に随意筋の神経伝達を阻害する物「今の、私の回りに発動お願いします!」 水寄せ!麻痺毒の水を纏う。 皮膚からの吸収は穏やかなので、このままでも暫くは平気・ 接近の前に水の魔力を伸ばし敵の位置を探る・・3体分の不可視領域と魔女の位置を確認、魔女の攻撃前に魔女の回りから水の魔力を戻す。 動きが無いのは、魔女は詠唱・剣士は行動不能・弓使い2人は魔女の援護の為 立木に邪魔され直視出来ないが、その場所は分かった。 「近づき水弾で攻撃します、キルケ様はサポートお願いします」 答える変わりに微笑み。 雨は更に強さを増す。 降注ぐ水滴は私達の行動を隠蔽してくれる。 腰を落とし低い姿勢で、立木から立木へ距離を縮める、魔女を視認・まだ気付かれて無い! 腕を伸ばしガイドに水弾発射・顔に当たる!
心の毒19
「ありません!」言いながら回りを見る!「良かった」とキルケ様 反省は、後で幾らでも出来る!今しなければいけない事、状況理解を最優先に!! キルケ様が来た方に魔力の気配!私の知る種類で無い「今回は魔女も含め4人、魔女と剣士・弓使いが2人・・剣士は既に行動不能・・今のところは・ね」 言葉の途中でキルケ様の脚に矢が刺さっているの見つけ「失礼します!」引き抜く「っ!」治癒開始・痛みをこらえ続けるキルケ様「魔女が『機織り』の魔力っぽいの・・」 機織り?!ユジュ様から聞いた事がある、魔力の糸を、具現化させ織って『魔法生物』を生成使役する者・・ 「たぶん今治癒系の『魔法生物』織っているはず」 機織りは術が完成すればかなりの強敵・ただ完成までの長い時間と、維持する為の消費魔力に弱点がある。 きっと、私が近づく迄は優勢だったんだ・・今、私にする状況説明と怪我の治療は、私が来なければ必要無かった・・ 落ち込む私にキルケ様が言う「ここから勝つ為には、どうしたら良い?」 !微笑むキルケ様、現状を認識した上で、勝つ方法を知っているのに私にふる?! やるわよ!やってキルケ様に誉めてもらうんだから・
心の毒18
数日が過ぎ、キルケ様との生活パターンに慣れてきた頃、二度目の戦闘経験をする・・ その日も、朝食の準備で水を汲み卵を拾う最中だった、微かな魔力発動を感じ、その方位がキルケ様の向かった場所だと気付く。 魔力の種類が特定できない事を考えると、発動は方程式のどれか、つまり戦闘状況!? 落ち着こう、私が今出来る事は、主に治癒だ! 攻撃に(防御も)転じる為には、接近・状況判断・魔力発動・水寄せ・術展開・・5段階も掛かっては足手纏いのなにものでもない!踏鞴を踏み、しかし何も出来ない事に気付く・・ そして、天は見方した、強く降る雨・・工程の1つが減り『相』は水! 私の魔力を最も活かせる『場』! 有利な状況によって判断を誤った私は、駆け寄る!「キルケ様!」 この時私は重大なミスを犯した。 一つ、声をかけた事! 術を使用する戦闘は、高度な読みと詠唱に集中しなければいけない! 二つ、駆け寄った事!敵の見立ても出来て無いのに不用意に近づいた事! どちらも最悪なミスだ!! 突然目の前に石剣!同時に金属音! 少し遅れてカラカラと矢が落ち私を狙った物と気付く。 私の元に走って来るキルケ様「怪我は?」
心の毒17
ユジュ様の場所と違い、発見も考えさせられる事も多い、キルケ様の場所・・ 最初は恐かった・・人を殺す『毒』の魔力、それは得体の知れない物だったし、初めて会った時も、最初から戦闘体制、言葉少なく、理解できない事も沢山・・ でも、ユジュ様の名前出した時の優しい表情は、私を安心させ、冷たい言葉の裏に温かく優しい表情を感じる事が出来た。 キルケ様の考えは深い、それは経験による物・・ そして、ユジュ様の元では得られない物・・ 魔力を、実際に戦闘で使用したのも、攻防を見たのも、初めてだ! 普通なら、命を奪いに来る者に、容赦しないのに、準備していた術の方程式は、絶対に死なない程度の物だった、私が得意気に方程式の効率を指摘したが、今ならなぜそうしたか分かる。 私はユジュ様を尊敬している! 広く深い知識と、魔力に愛される性格・加えて2系統の魔力で、賢者たり得る事・・ でも、今はキルケ様も同様に尊敬している! キルケ様は、魔力こそ1種類だが、深い知識と惜しまない努力・努力による経験!それは、確かな結果として、形を為す。 そして、分かりにくいけど、とても優しい・・ 私は此処に来た意味を知る。
心の毒16
レンは頭の良い娘だ・・ 理解力も想像力も高い、ただ・思考力が高過ぎる為と・自信のなさが、前に進めない要因・・自分の得意とする『水の魔力』でさえ・・ 『水の魔力』は、選んでくれたレンに、もっと・力を引き出して欲しいと思っている・・ 飛ぶ為の準備が出来た翼が早く大空へ羽ばたきたい・・って、思う様に・・ 彼女に足りないのは、経験・・ユジュ様の元でも積めるけど、其処では安心してしまって、既に準備が出来ているのに、飛び立つ事が出来なかったのだろう・・ 確かに、私の元なら強烈な経験を得るし、努力しか知らない私の姿は、レンの心に残る・・ ユジュ様は酷だ・・ 天賦の才が数段飛ばしで駆け上がるのを、幾度も見て・落胆し・でも、一段ずつ登るの止めず、ようやく手にした賢者なのに・・長く費やした経験を否定するかの様なレンを任せる・・ 彼女は、後数日のうちに賢者へと為る・・ その時、それを素直に喜べるだろうか?・・ 「キルケ様坩堝とシリンダー用意出来ました♪」 「楽しいか?」 「?・はい♪とっても勉強になります♪」笑顔のレン・ 「ん・・」 そして、喜べない自分を受け入れられるのだろうか?・・
心の毒15
ソレって、権力争いに荷担して・暗殺の為に『毒』を提供した?! 「お前の表情は分かりやすいな・・私は人殺しの為に毒を生成した事は一度も無い!」 「それじゃ」 「領主直々の申し出は断った・一応研究目的って話だったけどね」 それじゃなんで、命を狙われる様な事に? 「ホント分かりやすいな、暗殺は成功したんだ、私の毒を盗まれてな」 「え?・・それキルケ様が悪い訳じゃ」遮り苦笑「いや、管理体制が緩く、結果人死にが出た・・直接では無いが、私の毒が原因だ・・更に、魔力って通常に無い能力・・不可思議は、恐怖・・だから被害者達は、ソレを排除しようとする、加えて領主・こいつは、暗殺の意思を知る私が邪魔・排除の動向に便乗して、証拠もろとも消したいらしい」 「意義あります!キルケ様は最初に毒を提供する気はないって宣言してます、加えて毒は窃盗されて犯行に使われました!キルケ様が命狙われる事って、筋違いです!」 「ありがと嬉しい・・とりあえず、今のが命狙われる原因、領主側はともかく暗殺された側は昨日みたいに必死だ、昨日の立会いでお前も敵と認識されたはず・絶対不用意な行動するな・」 悲痛な表情にただ頷くしかなかった。
トリガー
加速装置は、自身とその周辺(と言っても極近く)の、時間の流れを早く(加速)する装置・・ つまり、空気(特に酸素)が衣服に到着する直前で加速され、高速・高温で衣服に付着、当然激しい反応の酸化・・燃焼を起こす。 009の加速装置は奥歯の横にあるスイッチを押して作動するけど、それだけだといろいろ不都合があるはず・・ 1 御飯食べてて不用意に加速・・ 食べ物・椅子・机・・発火 2 スピーチしてて、舌噛んで不用意に加速・・ 熱いスピーチに会場も、燃え盛る 3 『B』で始まって『L』で終わる発想・・ 先端が奥歯に当たって加速・・ ・・正に熱い夜・・スマン!! 以上の結果から、加速装置発動には、奥歯のスイッチ以外に最低でも一つ以上必要だと思う。 そのスイッチは、思考・・ 001の実験結果で、脳の思考・を、出力する技術が確立して、思考トリガーを取り入れたんじゃないだろうか?・・ 思考トリガーと物理トリガー(奥歯のスイッチを押す)の、アンド回路(どちらかで無く両方ともの場合にON)が、採用されたん・・って・・ アニメの時は『加速装置!』と言うと同時に奥歯のスイッチを押してた・・言葉を発するのは、思考トリガーをより確実にする・って思えば、納得出来る。 ソレは置いといて、ジョーの相手は、ジェット・リンクだと思う私
日常
街で5歳くらいの凄い可愛い娘見かけた・・クォーターなのだと思う日本人っぽい優しい顔の造りに茶色い髪・ふわふわの襟と真っ赤な短めのコート・黒いタイツ・赤色エナメルのローファ・ピンクのミトンはお母さんの手を握ってる・・ で、頬緩むのなんとかこらえつつすれ違うとき「公文いかない♪」 ・・腰砕けそうになりました。 相方からメールで『今夜うまから田楽にするね♪』 『馬から?』 馬肉? いや、馬が田楽届けてくれる? ・・旨辛田楽でした♪
心の毒14
微笑むキルケ様「私の魔力は、あらゆる『毒』を生成する・一部の反応が激しい物や気体を除いて、魔力を解いても残る」 「反応の激しい物?」 「毒物は基本的に生命に必要な物と結び付き奪う・その奪う力が激しい程強力な毒物・だけど奪う力が激し過ぎて、本来の目的以外の物も吸着・毒としての効果が無くなってしまうんだ」 「あ!エリクサの詠唱に、『奪う物へ与えよ』の意味の方程式あります!」 「さっきも言った中和だね・・それ以外の液体や固体は私の元に残る」 「分解は出来ないのですか?」 「生成は出来るけど、毒の魔力では無理・だから少しずつその為の方程式を開発して、分解してる」「凄いです!」たぶん、自分で研究して方程式を組み立ててるんだ!ホントに凄い人!! 「で、ね」ふいに、表情が陰る「ユジュ様から離れて此処で住む事にした頃・領主が歓迎の宴を開いてくれたんだ」 「凄いです!」 「賢者の住まう土地には国から褒賞金が出るからね・で、私の魔力に興味を持った」 「毒にですか?」 「パリトキシンやテトロドトキシンなど特定の生物にしか生成出来ない・しかも致死量は僅か・更に原因を特定しにくい・・暗殺にはもってこいだ・・」
新着日記一覧
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19:50
最近の事情
会社からなんか頼られてます。
「別に私じゃなくても良いじゃん」
「細かい説明他の奴出来る?」
「いないけど・・」
・・って訳で、帰宅してパソの前に座った瞬間ドリーム・・朝ベッドから起きて、怒られる・状態・・
頑張ろう♪
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20:56
心の毒27
いくら領主とは言え無礼なのはどっちよ!・・確かに不注意で失敗してるけど、でもソレだって経験として私の身になってるんだから!
「ん、そうですね」ええ?!キルケ様そこ否定するとこ!
「そうじゃろ♪」私を見る勝ち誇った紅玉石
「ただ、師との約束もありますし、領主様の意見も妥当だと思います」
ニヤリと笑う領主「なら、私がソレと対戦しよう♪」
「へ?」と私「分かりました」と、キルケ様
「私の魔力が強力過ぎてソイツ死ぬかもしれんぞ」
「仕方ないです」
「ま、その方がキルケの師に言い訳が立つな♪」
「・・ご配慮ありがとうございます」
って、私の意見は?!
「レンとやら、私の名前はサキ・属性は『爆炎』だ、くだらない言い訳聞きたく無いから同じ条件にしてやる」
え?やっぱ名前だけじゃなく、属性も言うべきじゃなかった?!
「レン・何時初める?」
キルケ様を見る・目で頑張れな合図・・ヤルしかない?!
場を見定め「今この場で」
「望むところだ!キルケ合図」
一呼吸「初め!」
合図でお互い距離を取る。
私は噴水のもとに走り。
爆炎の彼女は詠唱を初める。
辿り着いた私に『爆発の炎』発動間一髪『霧雨』で防御!!
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19:36
心の毒26
謁見の間に入り直ぐ深い御辞儀をする。
一瞬見えた領主は幼い女の子だった。
「よう来たなキルケ・そいつは?」声も同様に幼い。
二人同じ姿勢のままキルケ様が答える「私の弟子レンです」
「・・弟子は取らないって、言ってたのに・・おい、お前等席外せ」どよめき、幼い声に威圧感が加わる「外せって、私は言ったんだけど?」
沢山の足音が扉の閉まると共に消える。
「影!お前等もだ!」
暫しの間・・走り来る足音「一月ぶりだなキルケ!」
「はい、領主様お変わり無く・」「面倒な挨拶などよい、顔上げろ其処のお前も」なんか私に向けた言葉にトゲを感じる。
目の前の領主は十歳くらい、白いドレスに腰まである真っ赤な髪と赤く大きな瞳が特徴的な女の子・
私の青い髪と対極な色の緩やかな曲線につい見とれてしまう。
その紅玉石の瞳が私を睨む「初対面の者が領主に名乗らぬばかりか、じろじろ見るのは失礼とは思わぬのか?」
一瞬で赤面し「申し訳ありませんでした!私先日よりキルケ様の元で教えを頂いているレンと言う者です!」
「・属性は?」
これ答えて良いのかな?「水です」
「キルケこんな教え甲斐の無い奴より私を弟子にしたらどうだ?」
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19:34
心の毒25
領主って、今キルケ様が、命狙われる原因になった奴だよね・大丈夫かな?
「ホントにお前の表情は読みやすいな」
道すがらそんな事言われる「え?え?」
「現領主本人は、暗殺とか考える人間じゃないよ・・」
「?」
「まぁ会えば分かる、後今日の目的話してなかったね」
そういえばそうだ、来て早々の殺伐とした経験から悪い印象しか思い浮かばなかったかけど、あくまで聞いた話からの推測・本当は自身の経験から判断しなければいけない。
「給料の受け取りだよ」
一瞬空白「給料です・か?」
私の表情の変化が面白かったのか笑いを堪えて言う「・・ん、賢者には国から給料が出る、領主はソレ受け取り、直接私に渡す」
それって、他の誰かが渡せばわざわざ来る必要無いんじゃ?
私の表情を読み「一度不正があってから国王が仕組みを変えた、王→領主→賢者へと、直接渡す様に・ってね、だから領主への謁見はオマケ」
なるほど
到着後奥の間に通され直ぐに従者が来る「お待たせしましたキルケ様、こちらへ」
たぶん、部屋で待っていた時間のが絶対短い、長く歩きやっと謁見の間
扉前の兵が私達に会釈する。
「行くよ」と、キルケ様
「はい!」と私
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20:27
何故水弾は命中率が高く、最後に命中率が低かったか(心の毒21)
水弾:水(水溶性且つ口径投与で即効性麻痺毒付)の塊を打ち出す術・・
ただし、打ち出す・・って、言っても術者と弾は完全に切り離されてません。
魔力と糸状の水で繋がった状態
ワイヤ付の対戦車ミサイルみたいな感じだと思えば正解です♪
水素結合とファンデルファース力プラス水の魔力です。
術者と繋がっているのですから、当然軌道修正出来ます、だから、命中率高いです。
因みに、何故繋がっているか?
ある程度離れた場所にまとまった水の塊をぶつける為には、速度の空気抵抗による飛散を防ぐ為形を維持する必要があるから・・で、水の魔力でソレを行う為。
また、大量の水『水流』だと、ピンポイントで(毒の含まれた水を)ヒット出来ません。
だから、ワイヤ付の水弾なのです。
では、何故迫りくる弓使いに(軌道修正出来るのに)無駄弾放ったか・・
単純に、相手の動体視力&運動能力が高かった、加えて作中で触れた通り、戦闘に慣れてないレンの焦り・・
水弾は、引き金を引けば弾が出る拳銃と違い、弓の様に・装弾・狙い・発射・等の段階があり、更に軌道修正は緩やかな為、接近して来る対象には難しく、加えて焦りが原因だと思われる。
ついでに、脇に倒れた弓使いの『武具の魔力無効化』は、レンの『水纏い』無効化しないの?
しません♪
実は、緊張から以外に距離離れてる事に気付いてなかったんです・・・・ホントですよ、後付けじゃないですよ♪
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20:42
心の毒24
次の日の朝いつもの通り水汲みと食材の調達に出掛け、昨日戦闘があった場所で、不思議な物を見つける。
それは魔力の塊・高い魔力だけど無属性で、魔法生物の一歩手前・受精する前の卵の様な状態・・実際魔力を持たない者が見ればただの卵だ。
思い当たるのは『機織りの魔女』彼女は術途中で、行動不能になった・・
たぶん、このまま放置すれば消えるのだろう・・この場所は、魔力溜まりではない只の林・・
きっとキルケ様は『この子』を放置するよう指示するはず・
私もソレが妥当だと思う。
「ごめん、私には無理」
その場を去ろうとした時、かたりと卵が動く・・一瞥し踵を返す。
テーブルには、野菜の塩揉みと炒り卵・
「さすがに昨日は食べ過ぎたしね」最後の一切れ鳥の薫製をどちらが食べるか・で、最初お互い躊躇し、次にお互い食べると言い、ひとしきり笑い半分ずつ食べた。
「実は私もそれ程お腹空いて無いです」
再び笑い合う、命のやり取りをする様な戦闘の次の日とは、とても思えない日常だった。
お茶を一口キルケ様が言う「今日は領主の城に行く」
「はい・・て、ええ?」
「嫌なら残ってて良いぞ」
「い、行きます」
「分かった」
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14:49
かのんさん2周年記念
だいぶ遅くなりましたが、2周年おめでとうございます。
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20:28
心の毒23
帰宅『水の魔力』展開・「失礼します」
「おう!」
水の魔力は繋がりの魔力・キルケ様の身体を撫でまわす感覚・柔らかな起伏やきめ細かい肌の感触まで伝わって来る・・
しかも、水の魔力が触れた場所は、相手も同様に触れた感触が残る・・
「さっき」突然の声に驚き「はい!」
「?・さっきの戦闘で、魔女はともかく魔力無力化の敵の位置どうやって分かった?」
魔女は、魔力発動を妨げないように魔力無力化の武具は着用しない、しかし剣士や弓使いは別・風の『索敵』にも掛からない物・でも水の魔力は、触れた場所を感触として認識する・つまり、魔力を広げた場所は、形・大きさ・感触を認識する・逆を言えば見えない場所が敵の位置・・
「水の魔力展開して見えない場所を認識しました」
「なるほど、流石繋がりの魔力『水』だな、ホールが敵の位置か・・」
「はい」
私達の全ての水を床に逃がし言う「終わりです」
「流石に冷えた、朝昼抜きだからな、少し早いが夕飯にしよ」
緊張から解放されたお腹は空腹を激しく訴えてる「はい」
空腹の時って作り過ぎてしまうと言うか、絶対に食べきれない量が机に乗る。
頑張って二人で完食しました。
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19:02
心の毒22
敵を治癒(麻痺毒は残したまま)し、キルケ様の元に戻ると、回復の座についていた。
「お疲れ、治癒は終わり?」
土下座をする「不用意な行動申し訳ありませんでした!」
暫し無言・くすりと笑い「やっぱ、実戦が一番勉強になるね♪」
その通りだと思う「けど!やり直しのきかないものです!」
「確かにそう、失敗れば終わり・・だからどんなに無様になっても生き残りる!そして、失敗は必ず次に生かす!」
「はい・・」
「じゃ、急ごう」立ち上がりキルケ様「えと・・」
「この雨だ・・動けない者達は、最悪窒息死か、肺炎になる」
「あ!!」
重労働だった、動けない者達を1人ずつ林の中から運び、台車に載せ、シートを掛ける。
そのまま街道の祠まで行って下ろし焚き火を焚く。
「よし、ちょっと寒いけど死にはしないだろ、帰るぞレン」
「はい!」入り口まで行き「あ!ちょっと待って下さい。忘れ物しました」
・・「分かった」
戻り『水の魔力』展開・4人の身体に纏う水分掌握私に集める。
乾燥を確認し、入り口まで行き『水の魔力』解除・私の服で支え切れない分が流れ落ちる。
「良いか?」
「はい!」
ざあと降る雨の中祠を後にする。
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22:30
行動開始
ゆるゆるとですが・・
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19:48
心の毒21
機織りの魔女はこちらを見、攻撃の詠唱の途中崩れ落ちた。
剣士は、行動不能のまま!残り2人・・
「囮を作る!」
キルケ様が囁き、離れた場所に石剣が3つ出現!
矢が、それぞれに当たる。
私達は回り込み、弓使いの横に到達・水弾発射!残り1人。
キルケ様は、意地悪で私に任せたのでは無い事に気付く、書き込まれた方程式は『雷球』『風刃』『閃光』『石剣』このうち純粋な攻撃は最初の二つ、どちらも水の『相』雨の中では威力半減してしまう、加えて魔力無力化装具の存在
更に『毒の魔力』も、雨で威力を半減し口径以外の毒の作用は緩やかとなる故。
残る1人は強敵だった。
降り注ぐ雨の中私達の移動音に矢を放つ敵。
石剣の壁で矢が尽きると、駆け寄り直接攻撃に出る。
焦りから三発無駄弾を放ち、振り上げた剣が私に狙いを定めた瞬間四発目の水弾が顔に着弾!
二歩進み私の横に崩れ落ちた。
ざあと降る雨の中、纏いを解き自身への麻痺毒の解除を行う。
「終わりま!?」
倒れているキルケ様?!
息はある、水の魔力展開・診断する・矢の毒だ!治療を開始し毒を解除・
立ち上がり敵の治癒に向かう。
今回も敵は対毒を飲んでた。
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19:46
心の毒20
機織りの魔力の弱点は、かかる時間・剣士と弓使い2人は、ソレをサポートする為・・今私達がとる最良の方法は機動力!
あっと言う間に近づき全てを無力化する方法・・
「キルケ様、水溶性の強力な麻痺毒って今生成出来ますか?」
「数秒で♪」
「効果教えて下さ!」私達の側を矢が飛ぶ!
・口径投与が基本のソレは、吸収と同時に随意筋の神経伝達を阻害する物「今の、私の回りに発動お願いします!」
水寄せ!麻痺毒の水を纏う。
皮膚からの吸収は穏やかなので、このままでも暫くは平気・
接近の前に水の魔力を伸ばし敵の位置を探る・・3体分の不可視領域と魔女の位置を確認、魔女の攻撃前に魔女の回りから水の魔力を戻す。
動きが無いのは、魔女は詠唱・剣士は行動不能・弓使い2人は魔女の援護の為
立木に邪魔され直視出来ないが、その場所は分かった。
「近づき水弾で攻撃します、キルケ様はサポートお願いします」
答える変わりに微笑み。
雨は更に強さを増す。
降注ぐ水滴は私達の行動を隠蔽してくれる。
腰を落とし低い姿勢で、立木から立木へ距離を縮める、魔女を視認・まだ気付かれて無い!
腕を伸ばしガイドに水弾発射・顔に当たる!
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19:44
心の毒19
「ありません!」言いながら回りを見る!「良かった」とキルケ様
反省は、後で幾らでも出来る!今しなければいけない事、状況理解を最優先に!!
キルケ様が来た方に魔力の気配!私の知る種類で無い「今回は魔女も含め4人、魔女と剣士・弓使いが2人・・剣士は既に行動不能・・今のところは・ね」
言葉の途中でキルケ様の脚に矢が刺さっているの見つけ「失礼します!」引き抜く「っ!」治癒開始・痛みをこらえ続けるキルケ様「魔女が『機織り』の魔力っぽいの・・」
機織り?!ユジュ様から聞いた事がある、魔力の糸を、具現化させ織って『魔法生物』を生成使役する者・・
「たぶん今治癒系の『魔法生物』織っているはず」
機織りは術が完成すればかなりの強敵・ただ完成までの長い時間と、維持する為の消費魔力に弱点がある。
きっと、私が近づく迄は優勢だったんだ・・今、私にする状況説明と怪我の治療は、私が来なければ必要無かった・・
落ち込む私にキルケ様が言う「ここから勝つ為には、どうしたら良い?」
!微笑むキルケ様、現状を認識した上で、勝つ方法を知っているのに私にふる?!
やるわよ!やってキルケ様に誉めてもらうんだから・
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19:40
心の毒18
数日が過ぎ、キルケ様との生活パターンに慣れてきた頃、二度目の戦闘経験をする・・
その日も、朝食の準備で水を汲み卵を拾う最中だった、微かな魔力発動を感じ、その方位がキルケ様の向かった場所だと気付く。
魔力の種類が特定できない事を考えると、発動は方程式のどれか、つまり戦闘状況!?
落ち着こう、私が今出来る事は、主に治癒だ!
攻撃に(防御も)転じる為には、接近・状況判断・魔力発動・水寄せ・術展開・・5段階も掛かっては足手纏いのなにものでもない!踏鞴を踏み、しかし何も出来ない事に気付く・・
そして、天は見方した、強く降る雨・・工程の1つが減り『相』は水!
私の魔力を最も活かせる『場』!
有利な状況によって判断を誤った私は、駆け寄る!「キルケ様!」
この時私は重大なミスを犯した。
一つ、声をかけた事!
術を使用する戦闘は、高度な読みと詠唱に集中しなければいけない!
二つ、駆け寄った事!敵の見立ても出来て無いのに不用意に近づいた事!
どちらも最悪なミスだ!!
突然目の前に石剣!同時に金属音!
少し遅れてカラカラと矢が落ち私を狙った物と気付く。
私の元に走って来るキルケ様「怪我は?」
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22:02
心の毒17
ユジュ様の場所と違い、発見も考えさせられる事も多い、キルケ様の場所・・
最初は恐かった・・人を殺す『毒』の魔力、それは得体の知れない物だったし、初めて会った時も、最初から戦闘体制、言葉少なく、理解できない事も沢山・・
でも、ユジュ様の名前出した時の優しい表情は、私を安心させ、冷たい言葉の裏に温かく優しい表情を感じる事が出来た。
キルケ様の考えは深い、それは経験による物・・
そして、ユジュ様の元では得られない物・・
魔力を、実際に戦闘で使用したのも、攻防を見たのも、初めてだ!
普通なら、命を奪いに来る者に、容赦しないのに、準備していた術の方程式は、絶対に死なない程度の物だった、私が得意気に方程式の効率を指摘したが、今ならなぜそうしたか分かる。
私はユジュ様を尊敬している!
広く深い知識と、魔力に愛される性格・加えて2系統の魔力で、賢者たり得る事・・
でも、今はキルケ様も同様に尊敬している!
キルケ様は、魔力こそ1種類だが、深い知識と惜しまない努力・努力による経験!それは、確かな結果として、形を為す。
そして、分かりにくいけど、とても優しい・・
私は此処に来た意味を知る。
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20:12
心の毒16
レンは頭の良い娘だ・・
理解力も想像力も高い、ただ・思考力が高過ぎる為と・自信のなさが、前に進めない要因・・自分の得意とする『水の魔力』でさえ・・
『水の魔力』は、選んでくれたレンに、もっと・力を引き出して欲しいと思っている・・
飛ぶ為の準備が出来た翼が早く大空へ羽ばたきたい・・って、思う様に・・
彼女に足りないのは、経験・・ユジュ様の元でも積めるけど、其処では安心してしまって、既に準備が出来ているのに、飛び立つ事が出来なかったのだろう・・
確かに、私の元なら強烈な経験を得るし、努力しか知らない私の姿は、レンの心に残る・・
ユジュ様は酷だ・・
天賦の才が数段飛ばしで駆け上がるのを、幾度も見て・落胆し・でも、一段ずつ登るの止めず、ようやく手にした賢者なのに・・長く費やした経験を否定するかの様なレンを任せる・・
彼女は、後数日のうちに賢者へと為る・・
その時、それを素直に喜べるだろうか?・・
「キルケ様坩堝とシリンダー用意出来ました♪」
「楽しいか?」
「?・はい♪とっても勉強になります♪」笑顔のレン・
「ん・・」
そして、喜べない自分を受け入れられるのだろうか?・・
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21:05
心の毒15
ソレって、権力争いに荷担して・暗殺の為に『毒』を提供した?!
「お前の表情は分かりやすいな・・私は人殺しの為に毒を生成した事は一度も無い!」
「それじゃ」
「領主直々の申し出は断った・一応研究目的って話だったけどね」
それじゃなんで、命を狙われる様な事に?
「ホント分かりやすいな、暗殺は成功したんだ、私の毒を盗まれてな」
「え?・・それキルケ様が悪い訳じゃ」遮り苦笑「いや、管理体制が緩く、結果人死にが出た・・直接では無いが、私の毒が原因だ・・更に、魔力って通常に無い能力・・不可思議は、恐怖・・だから被害者達は、ソレを排除しようとする、加えて領主・こいつは、暗殺の意思を知る私が邪魔・排除の動向に便乗して、証拠もろとも消したいらしい」
「意義あります!キルケ様は最初に毒を提供する気はないって宣言してます、加えて毒は窃盗されて犯行に使われました!キルケ様が命狙われる事って、筋違いです!」
「ありがと嬉しい・・とりあえず、今のが命狙われる原因、領主側はともかく暗殺された側は昨日みたいに必死だ、昨日の立会いでお前も敵と認識されたはず・絶対不用意な行動するな・」
悲痛な表情にただ頷くしかなかった。
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19:22
トリガー
加速装置は、自身とその周辺(と言っても極近く)の、時間の流れを早く(加速)する装置・・
つまり、空気(特に酸素)が衣服に到着する直前で加速され、高速・高温で衣服に付着、当然激しい反応の酸化・・燃焼を起こす。
009の加速装置は奥歯の横にあるスイッチを押して作動するけど、それだけだといろいろ不都合があるはず・・
1 御飯食べてて不用意に加速・・
食べ物・椅子・机・・発火
2 スピーチしてて、舌噛んで不用意に加速・・
熱いスピーチに会場も、燃え盛る
3 『B』で始まって『L』で終わる発想・・
先端が奥歯に当たって加速・・
・・正に熱い夜・・スマン!!
以上の結果から、加速装置発動には、奥歯のスイッチ以外に最低でも一つ以上必要だと思う。
そのスイッチは、思考・・
001の実験結果で、脳の思考・を、出力する技術が確立して、思考トリガーを取り入れたんじゃないだろうか?・・
思考トリガーと物理トリガー(奥歯のスイッチを押す)の、アンド回路(どちらかで無く両方ともの場合にON)が、採用されたん・・って・・
アニメの時は『加速装置!』と言うと同時に奥歯のスイッチを押してた・・言葉を発するのは、思考トリガーをより確実にする・って思えば、納得出来る。
ソレは置いといて、ジョーの相手は、ジェット・リンクだと思う私
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20:23
日常
街で5歳くらいの凄い可愛い娘見かけた・・クォーターなのだと思う日本人っぽい優しい顔の造りに茶色い髪・ふわふわの襟と真っ赤な短めのコート・黒いタイツ・赤色エナメルのローファ・ピンクのミトンはお母さんの手を握ってる・・
で、頬緩むのなんとかこらえつつすれ違うとき「公文いかない♪」
・・腰砕けそうになりました。
相方からメールで『今夜うまから田楽にするね♪』
『馬から?』
馬肉?
いや、馬が田楽届けてくれる?
・・旨辛田楽でした♪
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20:03
心の毒14
微笑むキルケ様「私の魔力は、あらゆる『毒』を生成する・一部の反応が激しい物や気体を除いて、魔力を解いても残る」
「反応の激しい物?」
「毒物は基本的に生命に必要な物と結び付き奪う・その奪う力が激しい程強力な毒物・だけど奪う力が激し過ぎて、本来の目的以外の物も吸着・毒としての効果が無くなってしまうんだ」
「あ!エリクサの詠唱に、『奪う物へ与えよ』の意味の方程式あります!」
「さっきも言った中和だね・・それ以外の液体や固体は私の元に残る」
「分解は出来ないのですか?」
「生成は出来るけど、毒の魔力では無理・だから少しずつその為の方程式を開発して、分解してる」「凄いです!」たぶん、自分で研究して方程式を組み立ててるんだ!ホントに凄い人!!
「で、ね」ふいに、表情が陰る「ユジュ様から離れて此処で住む事にした頃・領主が歓迎の宴を開いてくれたんだ」
「凄いです!」
「賢者の住まう土地には国から褒賞金が出るからね・で、私の魔力に興味を持った」
「毒にですか?」
「パリトキシンやテトロドトキシンなど特定の生物にしか生成出来ない・しかも致死量は僅か・更に原因を特定しにくい・・暗殺にはもってこいだ・・」
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