杏ジャムのログ

くつつるぎ・死を紡ぐ力冬月（しをつむぐちからふゆつき）






私の力に触れたものは平等に死が訪れる・
死は解、そのものの存在した答え・
死は壊、今までを打ち壊す破壊・
そして逃れる事の出来ない終焉・
あらゆる物は私に触れそれを受け止める・

だから、私は私がもたらす全ての死を覚えておこう・
それが、全てに関わる力の答え・
私の中にある全ての死は私が記憶し、答えとして存在している・


私が存在してから千の日が過ぎ・万の年が経ち・億の那由他が時を刻む・・
・・何故私なのだ・私はこの力を疎む・
私はもう死に関わりたく無い・
つるぎを私自身に向ける・
死を司る私の力は、私自身の答えも出してくれるのだろうか？

まくらななか、手を差し伸べられる・
「冷たい冬の月・貴女はその中の答えを手放すのか？」
違う！常に私と共にある！
「なら・私が貴女の中の死に・意味を与えよう」
私の中の死に意味を？けど！それは終焉停止した時間！
「私は貴女の中の死に開を与える・貴女の中にある全ての死に開く扉を与えよう」
唯溜まりゆくだけだったものに扉を？
「そう・貴女の中の終焉は鍵と成る」
そうか、私はこの為に存在していたんだ！
ふと、気付く・貴女は誰？
「とおつつるぎ・・」

みそじつるぎ+1・重音る音テト（かさねてと）






嘘はいつしか真実となり伝説へと変わる・・

だからさ、まんざら捨てた物でもないでしょ・・この世界って・・
・・きみ・は、・・・実・・に・・・・・バカぁっ

やつつるぎ・重成る力草薙（かさなるちからくさなぎ）



それは重さの力・
重さのない光さえも空間ごと曲げ、事象の地平線に閉じこめる・
蛇は螺旋を描き自身をも飲み込む・
時間は長く長く引き延ばされ、捕らわれている事さえ気づかずに、その力は全てを引き込む・・

ななつつるぎ・光の凪（ひかりのなぎ）


重さのない光・時間と空間の最速・唯一つでありながら全体・
力は発動と同時に到達する、発動は力の到達を意味する・
そして、波であるが故に捕らえる事は不可能・・唯一重さの力を除いて・

酔ってませんお・・

むっつつるぎ・氷結の六花（ひょうけつのりっか）



氷結は力を奪う・・全ての動き・物質のエネルギーそのものを・・
地の剣と違い、そこに生き物は存在できない・・
全ては凍てつき何もいない場所・・唯一存在するのは重さのない光・

いつつつるぎ・雷電の千里（らいでんのせんり）


神鳴る力（かみなるちから）・怒りの槌（いかりのつち）、激しく舞い降りる・それは気まぐれに遊び駆けめぐる・

よっつつるぎ、地の晶（あきら）




地は結晶つながりの力・自在に固定し結合する・
凝固・あるときは昇華とも表現される・
塊（かたまり）は他を退け物質として安定する・・・
固まれ・固まれ・そして物を形創れ・・生ける者は私を拠り所にする・・

みっつつるぎ・水の雫（しずく）

命の喜び・水は全ての命の始まり・・
三つの調和・物質の三態・その繋がりを表す・
繋がりを司る水は、隙間なく埋め尽くす力・柔らかく相手を包み込む・

ふたつつるぎ・風の刹那（せつな）

風が舞踊りそれまでの灼熱を攪拌（かくはん）し、
世界に力を振りまく、風は・奪う者　風は・与える者

ひとつつるぎ・灼熱の焔（ほむら）


世界の始まりにあったのは・灼熱
はじける程の勢いと熱量！
創造などと生易しい物ではない！
唯々暴れ狂う熱・熱・熱
力の限り暴れ回り生成と破壊を繰り返す・・・

とおつつるぎの夢・零つ幻（れいつまぼろし）

始まる前・・十つ剣の夢を見る・・
夢は形をとり始め・形は巨大な力を封じる・・