杏ジャムのログ

過去絵と日記

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デジタルで絵を描き始めて2年と少し・・・
しぃペインタの知識は少しだけあるけど、未知の機能がまだまだある・・

いろいろな技術を湯水の様に操れる人になりたい。

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03月24日
22:07

その時テーブルのコップが、カタリと倒れ中のお茶が流れだす。

それは、とても不自然な出来事・・

流れ出したお茶は、不自然に流れ文字を作る『初めまして』と・

「これって!」叫ぶ美咲。

魔力は感じなかった!況してや此処は私の創った閉鎖空間!外部からの侵入は出来ない!・・

そして私は・・この現象に心当たりがある!!「確率の悪魔・神のサイコロ・『揺らぎのレナ』?」

私の言葉にお茶は更に流れ、形を変えて『当たり』と形作る。

「!」美咲とみゆは驚き言葉も出ない・・

「・・さっき、因果の話したよな、時間の流れはシナリオが決まっている・・って」

「だから何よ!」剣士が焦れて言う。

「そのシナリオ自体を書き直す奴等が居るんだ・・それが、『揺らぎのレナ』と、『やり直しのユーノ』」

お茶は『あら、ユーノの事も知ってるの?』と、形を変える。
「当り前だ!時の魔力保持者の憧れの存在だからな!」

「・・そんなに凄いの?」と、剣士・・

「世界の、その全ての時間を、任意の場所迄戻す存在だよ」

「じゃあ、何でも思い通りにで」言葉を遮り言う「残念ながら、『ユーノ』は時を戻すけど『因果』は変わらん」


「?」

「つまり、必ず同じ道を辿る」

「意味ないじゃ」遮り言う「しかし!そこに確率の悪魔が介入すると、剣士の言う思い通りの、今とは異なる世界になる・それは美咲の望む世界も可能だよ」

こちらを見る『符陣』の魔女

お茶は、静かに流れ『少しだけ私が介入しても良いけど・・』

「けど?」
三人の声が重なる。

『条件が二つ』
二つ?

『一つ目、刹那が私の元に来ること・・』

目を疑う。
「無理だ!!」私の叫びに二人の視線が集まる・・

03月19日
17:03

「美咲、先に言っておく、過去は変えれんよ・・」と、古の魔女・刹那が言う。
「え?」それはどう言う意味?
「今迄、私の元を訪れる者が居たが、皆過去を変えようとする者ばかりだったからな」

「それってどう言う・」私の言葉を遮りみゆが言う「要は出来ないんでしょ!・てててっ」まだ治癒完了して無いのに悪態をつくみゆ、この二人って、会ってからまだ少ししか経ってないのに何でこんなに仲悪いんだろ・・


「美咲」
「はい!」不意に呼ばれ返事する
「守護者を殺さんでくれてありがと」みゆを無視して私に話しかける刹那、「無視かい!・いてて!」
「はい・・・」
あ・ちょっと分かったかも、みゆって怒ると可愛い・・
「私の力の及ぶ範囲は、せいぜいこの森程度」
「この森程度って人の範疇を越えてます!」

私の言葉に苦笑いをし「多少魔力が大きいが、『時』の魔力を持つが、あくまで『因果』の中での出来事・・剣士の言う通り世界の時間を戻す事は出来ないし、戻したとしても、シナリオは同じ結果となる・」

「同じ結果?」

「時の流れは『物語』の様なもので、役者の解釈で多少のアレンジはできても、結末は同じになるって事だよ」

なら!「結末を変えざるを得ない程、役者がアレンジしたら?」

「その時は、一度幕が降りて仕切りなおし・・なかった事になる、当然役者も交代する」

それって、私が私でなくなる事なの?

「まぁ、時間の再構成の前に、時の番人に修正されるがな」
治癒が完了したみゆが言う「つまり時間の無駄だったんだ」

みゆ!それ言い過ぎ、と言う前に刹那が言う「否定はしないよ、だけどね・・少しだけ、剣士の大好きな魔女に手掛かりを与えられるよ・・」

「え?」みゆと声が重なる。

古の魔女は少し笑い答える「神のサイコロって知ってるかい?」

------[isoaniray]-------

そして、時は巻き戻される・・・

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