プロフィール

野に咲く一輪のタンポポのようにヒッソリ暗躍中!?
じゃ、ランク入りはダメじゃん。
と、今頃気付く大馬鹿者。

徘徊癖がありそこら辺うろつきます、ご注意ください・・・。(気にしないでね~)

投稿画像は『しぃペイントツール』が使用困難のため、市販ソフトを使用中です。

その時気分のイメージ一発屋。
ストレスが限界を超えると、やたらと裸婦に走りますのでご注意ください・・・。

基本、『こらぼ』は全て可にしてます。
ご自由に、いじりまくって下さい。(笑

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過去の日記

 
2013-05-18 02:47

なんで?

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Good!
  • なんで?
数学の解説をしている途中、突然K子が言い出す。

「悔しいなぁ・・・。
 もうっ!
 ・・・なんで?
 ねぇ、なんでそんなに出来るのよぉ・・・。」

案外コイツ、負けず嫌いな性格してるな・・・。
それに教えていて分かる、理解も早く頭も悪くない。
コツを掴めば出来るヤツだ・・・。

「最初から出来るヤツなんて居ないぞ?」

「そうかなぁ?」

「本当だよ、だから心配するなって。」

「そ~ぉ?」
希望を持ったのか、K子は顔を少し明るくする。

「この問題、もう少しだから頑張ろ?」

「うん!」

おや?意外と素直だ・・・。
しまった!コイツ可愛いとか思ってしまう・・・。
いかんいかん、平常心平常心!!

なるべく簡単、かつ簡潔に説明していく。
そして、説明が終わると同時に彼女は喜び叫ぶ・・・。

「凄い凄い!分かり易かった!」

「そりゃどうも・・・。
 しかし大袈裟だよ・・・その反応・・・。」

「そんな事無い、先生より教え方上手いもの!」

おいおい、褒め殺しですか?
俺、喜んじゃうじゃないですか・・・。
ついつい調子に乗っちゃいますよ・・・。

「数学の公式は、パズルで言えばピースみたいなもの。
 そのピースを組み合わせて一つの答えを導き出す。
 いうなれば、一枚の絵にするみたいな感じかなぁ?」

「ふ~ん。」
真顔でK子は聞いて頷いている。

「つまり・・・。
 数学は・・・・芸術です。」

「きっとそうね。」
真面目とも冗談ともつかぬ俺の言葉に、彼女は大笑いした。