プロフィール

野に咲く一輪のタンポポのようにヒッソリ暗躍中!?
じゃ、ランク入りはダメじゃん。
と、今頃気付く大馬鹿者。

徘徊癖がありそこら辺うろつきます、ご注意ください・・・。(気にしないでね~)

投稿画像は『しぃペイントツール』が使用困難のため、市販ソフトを使用中です。

その時気分のイメージ一発屋。
ストレスが限界を超えると、やたらと裸婦に走りますのでご注意ください・・・。

基本、『こらぼ』は全て可にしてます。
ご自由に、いじりまくって下さい。(笑

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過去の日記

 
2013-07-09 00:57

ミイラ取りが・・・

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Good!
  • だっこ
何やら階段の方が騒がしい。
するとU子が教室に飛び込んできた。

「K子が階段から落っこちて怪我しちゃった!
 誰か、保健室に運ぶの手伝って?」

「えっ!?」
まさかK子が、そんな大怪我したのか?
思いがけず、俺は動揺した。

どうしてこんなに動揺するのか、自分でもわからなかった。
なぜか、いてもたってもいられない・・・。
自分が自分でコントロール出来ないのだ。

ともかくU子の先導で、俺にYそしてEもK子の元へ急いだ。
階段の下でK子がうずくまっている。
C子がK子の傍で見守ってくれていた。

「大丈夫か・・・?
 一体どうしたの?」

「ちょっと、階段で滑っちゃって・・・。
 あいたたたた・・・。」

「立てそうか?」

「今は無理そう・・・。
 でも、時間経てば・・・なんとか・・・。」

「ちょっと足見るぞ?」

K子は、うずくまりながらもすかさずスカートを抑える。
見るのは足首周辺だから関係ないのだが、本人は気にしているらしい。

見たところ、膝やら脛などあちこちに擦り傷がある。
足首を押してみる。
骨折は無いようだが、これから腫れてきそうだ・・・。

立てるまでの時間の経過など、待ってはいられない。
すぐさま俺は、K子を抱きかかえることにした。

えっ!?
何ってキャシャなんだろうか・・・。
力を入れたら壊れそうだ・・・。
これが女の子?

でも、力を入れなければ持ち上げられない。
時間的な余裕は無い。
構わず力を入れて持ち上げた。

「きゃっ!」

「よし、このまま保健室まで行くぞ?」

「嫌だ、嫌だ、嫌だ~っ!」

突然、K子が暴れだす。
暴れだすとズッシリ重みが増してくる。
さっきまであんなに軽かったのに・・・。

「うるさい。
 大人しくしないと、このまま落とすぞ?」

「それも嫌だぁ~。」

「じゃ、黙ってろ。」

「ねぇ?
 周りでみんなが見てるのよ?」

K子は、顔を赤らめて恥ずかしがった。

「知るか、そんな事!
 俺はお前が大事なんだっ!
 悪いか!?」

K子はビックリした表情で俺の顔を見た。
そして、にこやかな表情で言葉を発する。

「もうっ!
 あなたって、強引な人なのね?」

「おや、知らなかったか?」

「うん、知らなかったわ。」

「じゃあ、覚えとけよ・・・。」

「そうね、覚えとくわ・・・。」

俺はK子を抱きかかえたまま
U子やC子、YとE達に先導されながら保健室に向かった。

どうやら俺も、恋のミイラになったようだ・・・。
認めてやるさ、俺はK子を愛している。