ちーずブログ
apricot_jam
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ファイアバード戦闘後日談5
「あ!直ぐにお代わり用意しますね」 立ち上がり給湯室に向かうサリ。 「シア様!とっても勉強になりました!」 離れた場所の為いきおい音量が高くなる「良かったわ!」 「剣士への講義も、さっきみたいなお話されるんですか?!」 「だいたい同じよ!でもほとんどの人寝てるわ!」 沸騰迄時間があるんだろうサリはテーブル迄戻って来て立ったまま答える「豚に真珠ですね・申し訳ないです」 別にサリ自身は悪くないのに謝罪される「しょうがないわ、無駄でも私の仕事たし、中にはちゃんと聞いてる剣士も居るから」稀にだけど・・と、思いながら言う。 「・・えと、シア様や他の賢者・魔女の方達も同様に、戒律って言うか制限みたいなのあるんですか?」 「あるわ、その魔力によって様々だけどホントのところは不明」 「え?」 「さっき言った通り、自身の魔力を知られる事は、相手に弱点を曝す事なの、だから基本属性・地水火風以外は、自身の魔力について語るのは親しい人だけ・・だから私が知っているのも、限られた人だけなの」 「それ、教えて頂けますか?」 「いいわよ私が知ってる範囲内でならね、でも基本的には魔力展開の時間が最大の弱点ってのは、同じよ」 「はい」
ファイアバード戦闘後日談4
「欠点?」 「氷結が発動するまでの時間」 「でも、私と対峙した時はかなり早かったです」 「流石にこの部屋くらいならね、でも城全域だと30数えるくらいは掛かる、しかも私自身は集中の為無防備よ・・サリなら城外で私が魔力展開するの気付いたとして中心に居る私を切る事簡単だろ?」 「気付ければ・・でも私にはその兆しを読めません!」 「ん、そうだろうね・・でも、私の弱点はそこなんだ・・魔法戦はね、相手を知り己を知り、経験や知識で工夫を凝らした者が克つ!魔力の高さや強力さじゃあない・・」 「分かります・いえ、分からないですが、この身を持って体験しました!」 「ん、経験は武器だね・・だから生き残る事が大事・例え負けても次に繋がる」 「ハイ!」 「と最大範囲の時もう一つ欠点があるんだ、それは威力をコントロール出来ない」 「へ?」 微笑み「もし、城の何処かにサリが居たら?しかも私が知らなかったら?」 「あ!」 「見える範囲なら制御出来るけど、それ以外は出来ない・・火力は大きい事は良い事だけど、戦略としては細かな制御が必要な時もある・・コレが私の魔力の第二の弱点よ・・」カップを口に付け、空なのに気付く。
ファイアバード戦闘後日談3
「え?燃えてるんですか?」 「そう♪・・で、温度下げるにはどうしたら良い?」 「どうしたらって・・玉取り出せはば良いんじゃないですか?」 「正解」 「やた♪」 「私の氷結は、仮の部屋を創ってそこに熱の玉を逃がす・・でも、ただ仮の部屋を繋ぐだけじゃ玉は、二つの部屋に均等に五個ずつ広がるだけ・・これでは冷やす事はできない」 「じゃあ、どうするんですか?」 お茶を一口「そこで魔区背琉の悪魔だよ・・」 「さっき言ってた奴ですね♪」 「理論的には部屋の広さ・繋ぐ部屋の数を無限大にすれば、各部屋の温度は無くなるけど、私の魔力が保たない・・で、奴を繋ぎ目に置く・すると奴は元の部屋から熱の玉を私の創った部屋にどんどん押し込み、結果元の部屋から温度はきえる」 「ほぇ~、なんでもありなんですね・・」 苦笑い「一応制限はあるよ」 「制限?」 「私の魔力の範囲・・城の建物くらいの大きさの中でしか威力発揮出来ないし、熱源が魔力だった場合やっぱり私の魔力のが上じゃないと、魔区背琉の悪魔は熱を奪い切れない」 「城の建物って凄い広さです!それだけで理不尽に強いです!」 「最大範囲での氷結も欠点があるんだ」 「欠点?」
エコライフ
我が家の黒ちゃん(フラットコーテッドレトリーバー)、のお腹を掻く・無心に掻く! すると、掻いてる側(例えば右側)の足も、シンクロして動きます・・・「これ、発電に使えないかな?」 「・・犬好きの数と、電力容量・負荷をかけた時迄、同様の動作するかの不確定さで、却下!」 一刀両断です・・ 微妙に落ち込みます・・ 「夕飯は、カキフライよ」 「やた♪」 「・・子供っていいわよね♪」 「子供?」 ・・事後理解・・ってか子供じゃねえよ!!
ファイアバード戦闘後日談2
まだ聞きたいと言うサリ。 「何を?」 「私、剣術では・制限あるけど・誰にも負けないって思ってたんです・・でも、私のそれは魔力の前で無力だった・・」涙を溜め私に言う。 微笑み言う「サリは強いよ」誉め言葉ではなく、本当の気持ち。 「・・でも勝てなければ、シア様の護衛は只の飾りです!!・・だから!魔力について・対峙する『魔力』の事を知りたいのです!」 ぼろぼろ零す雫を隠そうともしないサリ・・私はいつから、こんな風に感情を表に出さなくなったんだろう・・「・・少し難しい話になるわよ」微笑み。 「ハイ!」 「まず私の魔力、氷結なのは知ってるわね?」頷くサリ「氷結は、魔区背琉の悪魔なの」 「まくせる?」 「熱の総量は変わってなくて、一時的に冷えた状態」 「分かりません!」余りのキッパリした物言いに笑いそうになるのこらえる「この部屋に十個の熱の玉があるとする」 「はい」 「玉は三個以下だと氷になる」 「熱の玉なのに?」 「冷たさの度合いだと考えて」 「ああ!何も無いと、めっちゃ冷たい・1つだとそれより暖かいけどまだ冷たい・4つ目で氷が溶ける程度に冷たい・で、良いですか?」 「そうよ、全部で発火よ」
ファイアバード戦闘後日談
剣は使用時だけの『機能』の発動・・けど衣服は『非戦闘時』も着用する・・ ONとOFFを制御し、尚且つ消費魔力を抑え、軽く・出来れば『重さ』は零にしたい。 「シア様、鳥さんと戦った時の最後、あの霧も魔力なんですか?」 カップを置き答える「合流した時に居た妹の友達が居たでしょ?」 「青い髪の女の子ですね♪」 「そう、彼女の水の魔力」 「?なんでシア様の『氷結』直接使わなかったんですか?」 「鳥を逃がさない為」 「?」 「奴はサリに劣るけど、スピードが早くて飛行出来るでしょ」 「はい」 「こっちが『氷結』だと気付いた瞬間に逃飛するからよ」 「ほえ?」かあいい♪弛みそうになる頬を引き締める「サリの斬撃は、早く的確だし私の氷結は奴にとって致命的・・でも、斬撃では動きを止められない、かといって氷結を出した瞬間逃げる」 「あ!」 「それで第三者の支援・」 「シア様は、水の魔力使えないんですか?」 「出来るけど、本来の氷結より更にスピードが落ちるの・・」 「・・それで彼女の介入なんですね?」 「実はもう一人居るのよ」 「へ?」 「風の賢者・彼女が霧を運んでくれたの・・」 「あの、も少し教えて頂けますか?」
最近
文章属性の奴が笑いながら取り憑い付いていて、絵の感覚がない・・マイフレさんやファンのイラスト見る度コレじゃイカン・・って思うのだが。創りはじめた『お話』は、最後迄面倒みるのよ!って意志があるので、後少し・妙なお話にお付き合い願い出来れば幸いです♪ ・・ごめ、無駄に科学的で百合なお話です。
マンドラゴラ
朝、社長が急に草むしりするって言う。 女子社員A「この忙しい時に何やらせんのよ・・」 女子社員B「また、なんかの本読んで影響されたんじゃない?」 ジャム「山羊とか放牧すれば良いかも」 女子社員AB「し~!!聞こえたら本当になるから止めて!」 ジャム「ごめ」 ジャム「ねぇ、青の水玉見えてる・・」 女子社員B(青の水玉)「セクシー?」 女子社員A「昨日の三枚千円の?」 女子社員B(青の水玉三枚千円)「そう♪」 ジャム「いや、隠そうよ」 女子社員A「別に減るもんじゃ無いから良いんじゃない?」 ジャム「減るから!!乙女心とか、なんかそう言うもの確実に減るから!」 20分経過・・ 女子社員A「流石に飽きてきたわね」 女子社員B(青の水玉三枚千円)「・・ん」 ジャム「あのさ、雑草の中に『マンドラゴラ』混じってて、それ引き抜いたら、全滅だよね・・」 女子社員AB(青の水玉三枚千円)「マンドラゴラ?」 ジャム「引き抜くと『叫び』発して、聞いた人死んじゃうの」 女子社員AB(青の水玉三枚千円)「女王様ご乱心!!」 ジャム「女王様言うな!」 結局、それで『草むしり』終了しました。
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?4
フユからの『ギフト』・『重さの無い剣』は、意識を読む。 それは、剣の軌道・・ また、付与した魔力を解放するか?・・の、決定 握り部分の方程式は、そんなところだろう。 あ、もう1つ重要な機能があった・・ 術具として起動する為の魔力! 私は魔力を展開してから動作させたけど、サリなら・魔力が『功化』してる彼女なら、ただ握るだけで剣は起動する。 まさに彼女の為の剣!・・ 少し、嫉妬してしまう・・同じ賢者として、こんな術具を私にも創れるだろうか?・・ 『出来ました♪』 ポットをお盆に載せ運んで来るサリ。 テーブルに着くと、カップにお茶を注ぐサリ、果物のような爽やかな香りが立ち、透き通る赤色のお茶・・香ばしく甘い香りのパン・・「美味しそうね」 「ハイ、頑張りました♪」 私がカップに口をつけるのを待ち続いてカップを口に寄せるサリ。 「ね、やっぱり服は邪魔?」 暫し考え頬を染め答えるサリ「シア様は、私が裸のが良いですか?」 何故そうなる?!「今じゃなくて、戦闘のとき」 あからさまに落胆し「戦闘行動時は、何も着けたくないです」 「パンツも?」 「パンツも」 つまり、下着すら彼女にとっては負担・・
やっちゃった・・
お話を考えているときって、すっかりソッチの世界の人になってるんです・・ で、剣の動作のイメージのとき、駅のホームだというのに、踏み込んで切る動作・・我に返って赤面・・ お話の中で『ムチ使い』考えていて、剣や弓・薙刀なら昔ちょっとやった事あるから動き分かるんだけど『ムチ』はねぇ・・ 「どうしたジャム難しい顔して、そんなに難しい修理なんか?」 「ムチの使い方が分からなくて・・」 「・・嗜好は人それぞれだし、お前さんは優秀な整備員だと思う、けどあんまり無茶な事はするなよ♪」 それから『女王様』と呼ばれてます・・
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?3
とりあえず、『動作』を確認しよう。 左手でそっと剣を持ち上げる・・右手の人差し指に魔力を水滴をイメージし、握り部分に垂らす。 劇的に軽く!いや重さを感じ無い剣・・ 垂らした魔力が無くなるにつれ本来の重さを取り戻していく・・ 「すげぇ・・!」 台所から「香りだけじゃないですよ♪」と、サリ。 勘違いだと理解しつつ「楽しみにしてるわ♪」 「ハイ♪」 彼女は意志をイメージすればその通り動くと言っていた。 無属性の魔力を展開し柄を握る。 急速に吸い取られる感覚!・・剣は軽い。 そのまま右に振り、返し左に振る、私のイメージを読み取り思う軌道を辿る、腕を振る感覚?! ・・柄部分の方程式は、使用者の意志を読み取る為のものだった。 けど、もう1つの魔石からの回路は? 剣に属性付与の為『氷結』を展開『属性付与』する。 同時に剣から信号が来る。 「サリ」 「もう少しです♪」 「ありがとう!ところで、私がこの前に属性付与した時剣からなんか聞こえなかった?」 「あ、ソレめっちゃ煩かったです!なんで最後の斬撃好きにして!・・って言っちゃいました、まずかったです?」 「大丈夫」 「良かった♪」 大体分かった。
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?2
朝食を食べ、再び剣を解析する。 術具の鍵となる部分・・方程式は、フユのオリジナルなのか、複雑過ぎて見るだけでは、理解不能だった。 「サリ」 退屈でしょうがない・・て、感じに食後のお茶を準備してた彼女は、ソレ放り出して私の元に走って来る「はい♪」 「顔が近い」ぐいって押し退ける。 「酷いです・・」 「お前コレ使う時不便だった?」 「不便?」 「思い通りに振れた?」 「はい♪凄く軽かったです!普通振り抜いた後返すときに、早く振り抜く程力が必要なんですが、コレ全然そんな事無くて!私がイメージした軌道を勝手に走ってくれるんです♪」 小動物に大好きな餌与えた時みたいに、目キラキラさせて語り出すサリ。 とりあえず、必要な情報得たんで黙って貰おう。 「ありがと、お茶の準備進めて・・」まだ喋りたそうな頬にキスをする。 「!ハイ!!スンゴイ美味しいお茶入れます!!」ダッシュで戻る彼女、その速度と鼻歌の速度に物凄い落差を感じる・・ 再び剣に向き合う、剣は彼女の意志を発動動作に取り入れてた・・ 複雑な方程式・この部分がフユの最大の工夫・・情報から意識を詠むらしい・・ 予測できる動作は『意識制御』?
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?
フユの作った剣は見事だった・・と、言っても私が理解出来るのは、剣としての形ではなく、術具としてのソレ。 切っ先から中程迄両刃の、薄い刀身に刻まれた回路を読む・・ 普通術具は、方程式が刻まれるものだけど、彼女のは回路とソレの複合・それだけ技術と知識が高いと言う事・・ 動作部分は、魔石(魔力を蓄める場所)から伸びる回路・途中の方程式は重力制御?・・そこに握り部分から回路が伸びている・・ また、切っ先のすぐ側にも薄い魔石・・こちらは、魔力属性付与?の為みたい・・やはりそこからも回路が伸びて握り部分へ続く・・ 2系統の回路が、握り部分まで伸び複雑な方程式が刻まれ・・ 「シア様!!」耳元で叫ばれる?! 「どうしたの?」心臓が飛び出るかと思うくらい驚いたけど、平気なふり・・ 「先ほどから呼んでます!・・あの・・邪魔してごめんなさい!朝食が冷めてしまいそうだったので・・」ちょっと涙目のサリ、たぶん何度も私に呼び掛けたんだろう・・ 「サリ」 「はい」 「一緒に食べよ」 「はい!」 「サリは、目玉焼きにソースをかける派?」 「甘い感じが好きなので」 「私は塩・・」 「それも良いですね♪」
蛇足な解説・・逃げろ~!後半ユリユリで甘甘だぞ!!
魔法生物:自然界にある魔力溜まりが、ちょっとしたきっかけからコアを形成して、その環境に適応した魔法生物へとなる。 その発生過程から、学習能力・知能は高く、古の魔女などは使い魔として使役したり、自ら利用しやすい特性を持つ魔法生物を創りだしていた。 灼熱と火の魔力は違う:『火』は反応を制御・『灼熱』は熱そのもの。 どちらも、『熱』に関係するが、『火』は燃焼材料が無いと使用出来ない、『熱』はあくまで副産物である。一方『灼熱』は『熱』そのものを制御・使用する、輻射とも言う。 ギフト:符と同等の効果の武具 武具に魔法方程式を織り込み魔力をそのプログラムで走らせ術として発動する。 魔力元はサリ自身 元々符は、符陣の魔女が使う物のレプリカで、魔力を蓄積させた紙等に方程式を書き込み、使用の際は、スタート部分を舐めた後、指先で擦って消し、プログラムを読み込むタイムラグの間に、投擲して発動させる。 因みに、符を多用すると『ベロ』がインクで黒くなる・・ 百合:女の子同士がラブラブなの♪ 作者は、『男の子の感情って分からないから♪』と、コメ返でブッテいるが、女の子がイチャイチャしてるのが好きなだけ・・オッサンかお前?! 私とトエ付き合う事になったよ♪:帰り道・・シアさん達と分かれてから。 なんか楽しそうなアユ・・私も嬉しいはずだけど、なんか釈然としない・・だって・・ 「・・トエどうしたの?!」 チラチラ伺う私の視線に気付くアユ。 「アユ」 「はい?」 「私ちゃんと聞いてない・・」 怪訝な顔「ごめ、分からない」 ・・コレは私のが悪い、トエは微妙な言い回しが苦手、けど「分からないなら良いわよ!」 強い反応にオロオロするアユ・・の、はずなのに・・抱き締められる?・・ 「ん、ちゃんと言ってなかったね・・私トエの事好き・・付き合って欲しい」 !!嬉しいのに、小さな頃からの感情に、やっと気付いたのに、ソレが報われるのに「バカ!」 「え?」 「普通は、抱き付いて言わないし、そういうのはもっと後だ・し・・」 微笑み、頬にキスされ泣いている事に気付く・・ 「・・私普通じゃ無いから♪」 ん、知ってた・・
剣士と賢者10
「シア様!やりました!・・シア様?」 「ん、そうね撃破よ♪」 魔法生物は人を襲うのに悪意は無い、自身の本能に従っただけ・・私達は好きな人を守っただけ・・ 「シア姉!」 タックルされる! 「ぐ!」 「シア様に狼藉を働くとは無礼千万!名を名乗れ!手打ちにしてくれる!」面白いけどサリなら本当にやりかねないので弁護「あ、コレ妹」 「い、妹君?!失礼した!私は先日からシア様の護衛を任さ」 「シアさん久しぶり♪」 「トエ久しぶり!助かったよありがとう!」 「シア姉!あのね私とトエ付き合う事になったんだ♪」 「ええ?!」ってトエ 「マジ?!」って私 「無視しないで下さい!」ってサリ。 『とりあえず討伐お疲れ♪』 「ありがと」 『ノリ悪いわね』 「帰ったら書類の山」 『無くなったわよ』 「は?」 『あんたとサリちゃんがラブラブなの確認したから、フユがもう良いって、あ魔力解放もね♪』 ・・私とサリ?! 「誤解だって!」 『また、書類やる?』 「うっそれは・」 『仔猫好きなんでしょ♪』 「ぐ・・」 『ゆっくり考えれば良いのよ♪』 「違うのに・・」 『素直じゃないなぁ』 「けど・・」 『なあに?』 「・嫌いじゃ・・ない」
剣士と賢者9
アユとトエの場所は分かる、不自然な石塚の中だ! けどアユが守りに入っているなら状況は最悪・・このままずるずると、戦闘が長引き疲弊したサリを援護する為に確実に奴を捕える事出来ないまま『氷結』発動 ・・かなりの確率で奴を取り逃がし、城にかえりこちらが体制を建て直す迄に被害は増大する・・ なんとしても、二人に連絡を・連接のアクセスをとりたい! その時ユリから連絡 『距離200二人を捕まえた!!伝言は?』 !! 「水の魔女に『ミスト』要請!追加功化『幻惑』」 『オッケー』 発動と迄奴の注意を私達に! 「サリ!戻れ!」 「ハイ♪」 ぴゅうという音と共に私の脇に立つ。 無属性の魔力展開『ファイアバード』はこちらを見る。 まだ・術を展開しない、無属性の魔力なら油断してる奴は警戒しないはず!・・ 奴は炎上する木の上から様子を伺っている・・まだだ ・・首を傾げる奴 ・・まだか? ・・とんって地上に降り立つ奴・・ 早く! ・・危険は無いと考えたのか口元が笑いの形作る ・・まだなの? その時さあと霧が視界を覆う! 術『幻惑耐性』! 術『氷結付与』! 「サリ!奴を切れ!」 「ハイ♪」 幻惑の効果と霧の冷却効果でバタバタと木や地面に当たる奴! そこに『氷結属性付与』された斬撃! 行動出来ないところに私から『氷結』で炎の循環停止・・
剣士と賢者8
とりあえず『石剣』で密封したけど『ファイアバード』の粘着的な攻撃性考えると、暫くこの回りを漂うはず! 『アユ・・ありがと、普段偉そうな事言ってるのに、奴が現れた瞬間私何も出来なかった・・アユがいなかったら、私終わってたね」 「大丈夫トエは、私が守るから」 「ん・」 とは言うものの次第に上昇する気温・・呼吸だけは『潜航』の応用で問題無いけど、このままだと蒸し焼きだ。 「トエ」 「何?」 「私、『潜航』で様子見てこようと思」遮られる「ヤ!!」予想外に強い反応。 「だっ」 「このままだと蒸し焼きになるんでしょ?」 「ん」 「で、先に様子見て安全な場所へ連れてこうって考えた」 「うん」 「それ却下」 「でもっ」 「私も一緒に行く!」抱き締めていた腕を強く握られる「危険な場所だから一人で行こうとしてるのなら、ソレでアユが死んじゃったら私はどうなるの?」 「あ!」密閉された場所で地属性の私が居なければ呼吸が・・「私ね・・死ぬのがヤじゃ無いの・・アユと離れて・・がヤなの!」 「・・ん」 向きを変えキスされる。 「二人無事に帰ろ!」 「ん!」そのまま魔力展開トエを抱き締める「潜航発動するね」 「うん!」
剣士と賢者7
私の目で追えるのは7回切り付けるサリ。 そのまま左上の枝に止まり、枝ごと炎上する奴。 「手応えが無いです!」 そりゃそうだ!奴の本体は魔力を帯びたガス、燃焼・還元を循環して活動する魔法生物・『ファイアバード』だ! 討伐するにはその魔力の循環・燃焼と還元を停止する『場』が必要・・ 私の『氷結』が奴を捕えれば任務終了だが、空間を高速移動し・分が悪くなれば逃避出来る奴を確実に仕留めるには、工夫・後一手が必要・・どうする?! 『シア?』ユリに呼びかけられる!風の魔力は私の魔力を上乗せ出来るはず! 『ユリ!』続けようとして遮られる『ごめ、其処だと連接は無理』離れ過ぎか?!『替わりにあんたの妹と、も一人がその近くに居る』アユ?!だとすればトエだ!水属性の魔力と私の魔力・サリの剣があれば勝てる!! 幸い私の魔力属性は奴にばれて無い! そのほんの僅かの間にもサリは奴に数十と切り付け離脱を繰り返している。 サリの攻撃は脅威無しと油断し余裕をみせる奴。 油断してる今!トエにアクセスしたい! 「シア様!」 手応えの無い敵に焦りを隠せないサリ「お願い!もう少し奴を惹き付けてて!」 私の声に最高の笑顔「はい♪」
剣士と賢者6
「ギフト?」と、サリ。 「魔力を使用して、特別な効果のある物よ♪」と、私に見せたこと無い笑顔で微笑むフユ。 「特別?」 「重さ零の靴、重さの無い剣・剣は魔力を蓄積するわ♪」 それぞれ渡された物を持ってみる度「何コレ!」ってサリに言われ、頬が緩みっぱなしのフユ。 挙句抱き付かれ頬にチュウされ陶酔・・何となくフユの傾向分かったぞ・・ 「シア様!さっき貰った靴と、剣凄いです♪」 城を出て少し、の場所で替えるサリ・ぴゅうと言う音を残し枝葉を切って回る・・因みに鞘は私が預かっている。 裸の時も、今も、私の認識外・・あの時は、偶々勝ったけど・・今は勝てる気がしない・・ ソレは不意に起こる?!魔力!?爆炎?急激な魔力の変化・魔圧を感じる!! 「シア様今!」功化している彼女も同様に魔力を感じた様だ。 「ん!サリは私の後ろへ!」 「はい!」 魔力に関しては私のが上位だと思い指示に従う。 走りその場所に近づく! 『ファイアバード』なら、その反応を止めればお終い。 『灼熱の羽』なら、私の魔力が上わまればお終い。 まずは、見立て! 燃え盛る森?! 石塚のまわりを漂う炎の鳥?! 目が合う?! 私に、向かって来るソレ!、ぴゅうって音と共に私を追い越しソレを切り上げるサリ!
剣士と賢者5
装飾ある青い『キシュ』から古代言語で織り込んだ黒いキシュに着替える。 「サリ行くわ・って、鞘くらい付けなさい!」 サリは腰で絞った薄い絹のワンピと皮紐を編んだ靴・・そして両手に抜き身の細い剣「臨戦態勢です♪」 ・・『風の功』は、身に付ける物の重さで、一番の武器『早さ』が格段に変わる・・待て!重さ?!「あんた穿いてるよね?」 「えへへ見ます?」と、サリ。 「シア、入るわよ・・」と、フユ?! 待って!と、言おうとしたまま時は止まる。 フユは、サリの持ち上げたスカートの中見て、私の・上げるの止めようとした手を見る・・絶対誤解してるんだなって思う、慌て上気する私の頬の赤みは誤解を更に加速するんだなって思う・・ 「ごめ!」 真っ赤な顔でドア閉められる。 「ユリ!」 『なあに♪』 「フユに状況説明!」 『ハイハイ、貸しね♪』 私この先風の賢者に頭上がらんぞ・・とりあえず言う「サリ・其処は他人においそれと見せちゃ駄目よ」 「ハイ!シア様にしか見せません♪」 ・・現実って残酷だわ。 ノック「入って良い?」 「どうぞ」 「・・ホントに入るわよ?!」 「とっとと入れ!」 ゆっくり開くドア「サリちゃんにギフト持って来たの・・」
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21:44
ファイアバード戦闘後日談5
「あ!直ぐにお代わり用意しますね」
立ち上がり給湯室に向かうサリ。
「シア様!とっても勉強になりました!」
離れた場所の為いきおい音量が高くなる「良かったわ!」
「剣士への講義も、さっきみたいなお話されるんですか?!」
「だいたい同じよ!でもほとんどの人寝てるわ!」
沸騰迄時間があるんだろうサリはテーブル迄戻って来て立ったまま答える「豚に真珠ですね・申し訳ないです」
別にサリ自身は悪くないのに謝罪される「しょうがないわ、無駄でも私の仕事たし、中にはちゃんと聞いてる剣士も居るから」稀にだけど・・と、思いながら言う。
「・・えと、シア様や他の賢者・魔女の方達も同様に、戒律って言うか制限みたいなのあるんですか?」
「あるわ、その魔力によって様々だけどホントのところは不明」
「え?」
「さっき言った通り、自身の魔力を知られる事は、相手に弱点を曝す事なの、だから基本属性・地水火風以外は、自身の魔力について語るのは親しい人だけ・・だから私が知っているのも、限られた人だけなの」
「それ、教えて頂けますか?」
「いいわよ私が知ってる範囲内でならね、でも基本的には魔力展開の時間が最大の弱点ってのは、同じよ」
「はい」
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19:16
ファイアバード戦闘後日談4
「欠点?」
「氷結が発動するまでの時間」
「でも、私と対峙した時はかなり早かったです」
「流石にこの部屋くらいならね、でも城全域だと30数えるくらいは掛かる、しかも私自身は集中の為無防備よ・・サリなら城外で私が魔力展開するの気付いたとして中心に居る私を切る事簡単だろ?」
「気付ければ・・でも私にはその兆しを読めません!」
「ん、そうだろうね・・でも、私の弱点はそこなんだ・・魔法戦はね、相手を知り己を知り、経験や知識で工夫を凝らした者が克つ!魔力の高さや強力さじゃあない・・」
「分かります・いえ、分からないですが、この身を持って体験しました!」
「ん、経験は武器だね・・だから生き残る事が大事・例え負けても次に繋がる」
「ハイ!」
「と最大範囲の時もう一つ欠点があるんだ、それは威力をコントロール出来ない」
「へ?」
微笑み「もし、城の何処かにサリが居たら?しかも私が知らなかったら?」
「あ!」
「見える範囲なら制御出来るけど、それ以外は出来ない・・火力は大きい事は良い事だけど、戦略としては細かな制御が必要な時もある・・コレが私の魔力の第二の弱点よ・・」カップを口に付け、空なのに気付く。
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20:43
ファイアバード戦闘後日談3
「え?燃えてるんですか?」
「そう♪・・で、温度下げるにはどうしたら良い?」
「どうしたらって・・玉取り出せはば良いんじゃないですか?」
「正解」
「やた♪」
「私の氷結は、仮の部屋を創ってそこに熱の玉を逃がす・・でも、ただ仮の部屋を繋ぐだけじゃ玉は、二つの部屋に均等に五個ずつ広がるだけ・・これでは冷やす事はできない」
「じゃあ、どうするんですか?」
お茶を一口「そこで魔区背琉の悪魔だよ・・」
「さっき言ってた奴ですね♪」
「理論的には部屋の広さ・繋ぐ部屋の数を無限大にすれば、各部屋の温度は無くなるけど、私の魔力が保たない・・で、奴を繋ぎ目に置く・すると奴は元の部屋から熱の玉を私の創った部屋にどんどん押し込み、結果元の部屋から温度はきえる」
「ほぇ~、なんでもありなんですね・・」
苦笑い「一応制限はあるよ」
「制限?」
「私の魔力の範囲・・城の建物くらいの大きさの中でしか威力発揮出来ないし、熱源が魔力だった場合やっぱり私の魔力のが上じゃないと、魔区背琉の悪魔は熱を奪い切れない」
「城の建物って凄い広さです!それだけで理不尽に強いです!」
「最大範囲での氷結も欠点があるんだ」
「欠点?」
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22:59
エコライフ
我が家の黒ちゃん(フラットコーテッドレトリーバー)、のお腹を掻く・無心に掻く!
すると、掻いてる側(例えば右側)の足も、シンクロして動きます・・・「これ、発電に使えないかな?」
「・・犬好きの数と、電力容量・負荷をかけた時迄、同様の動作するかの不確定さで、却下!」
一刀両断です・・
微妙に落ち込みます・・
「夕飯は、カキフライよ」
「やた♪」
「・・子供っていいわよね♪」
「子供?」
・・事後理解・・ってか子供じゃねえよ!!
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21:12
ファイアバード戦闘後日談2
まだ聞きたいと言うサリ。
「何を?」
「私、剣術では・制限あるけど・誰にも負けないって思ってたんです・・でも、私のそれは魔力の前で無力だった・・」涙を溜め私に言う。
微笑み言う「サリは強いよ」誉め言葉ではなく、本当の気持ち。
「・・でも勝てなければ、シア様の護衛は只の飾りです!!・・だから!魔力について・対峙する『魔力』の事を知りたいのです!」
ぼろぼろ零す雫を隠そうともしないサリ・・私はいつから、こんな風に感情を表に出さなくなったんだろう・・「・・少し難しい話になるわよ」微笑み。
「ハイ!」
「まず私の魔力、氷結なのは知ってるわね?」頷くサリ「氷結は、魔区背琉の悪魔なの」
「まくせる?」
「熱の総量は変わってなくて、一時的に冷えた状態」
「分かりません!」余りのキッパリした物言いに笑いそうになるのこらえる「この部屋に十個の熱の玉があるとする」
「はい」
「玉は三個以下だと氷になる」
「熱の玉なのに?」
「冷たさの度合いだと考えて」
「ああ!何も無いと、めっちゃ冷たい・1つだとそれより暖かいけどまだ冷たい・4つ目で氷が溶ける程度に冷たい・で、良いですか?」
「そうよ、全部で発火よ」
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21:10
ファイアバード戦闘後日談
剣は使用時だけの『機能』の発動・・けど衣服は『非戦闘時』も着用する・・
ONとOFFを制御し、尚且つ消費魔力を抑え、軽く・出来れば『重さ』は零にしたい。
「シア様、鳥さんと戦った時の最後、あの霧も魔力なんですか?」
カップを置き答える「合流した時に居た妹の友達が居たでしょ?」
「青い髪の女の子ですね♪」
「そう、彼女の水の魔力」
「?なんでシア様の『氷結』直接使わなかったんですか?」
「鳥を逃がさない為」
「?」
「奴はサリに劣るけど、スピードが早くて飛行出来るでしょ」
「はい」
「こっちが『氷結』だと気付いた瞬間に逃飛するからよ」
「ほえ?」かあいい♪弛みそうになる頬を引き締める「サリの斬撃は、早く的確だし私の氷結は奴にとって致命的・・でも、斬撃では動きを止められない、かといって氷結を出した瞬間逃げる」
「あ!」
「それで第三者の支援・」
「シア様は、水の魔力使えないんですか?」
「出来るけど、本来の氷結より更にスピードが落ちるの・・」
「・・それで彼女の介入なんですね?」
「実はもう一人居るのよ」
「へ?」
「風の賢者・彼女が霧を運んでくれたの・・」
「あの、も少し教えて頂けますか?」
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21:01
最近
文章属性の奴が笑いながら取り憑い付いていて、絵の感覚がない・・マイフレさんやファンのイラスト見る度コレじゃイカン・・って思うのだが。創りはじめた『お話』は、最後迄面倒みるのよ!って意志があるので、後少し・妙なお話にお付き合い願い出来れば幸いです♪
・・ごめ、無駄に科学的で百合なお話です。
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19:40
マンドラゴラ
朝、社長が急に草むしりするって言う。
女子社員A「この忙しい時に何やらせんのよ・・」
女子社員B「また、なんかの本読んで影響されたんじゃない?」
ジャム「山羊とか放牧すれば良いかも」
女子社員AB「し~!!聞こえたら本当になるから止めて!」
ジャム「ごめ」
ジャム「ねぇ、青の水玉見えてる・・」
女子社員B(青の水玉)「セクシー?」
女子社員A「昨日の三枚千円の?」
女子社員B(青の水玉三枚千円)「そう♪」
ジャム「いや、隠そうよ」
女子社員A「別に減るもんじゃ無いから良いんじゃない?」
ジャム「減るから!!乙女心とか、なんかそう言うもの確実に減るから!」
20分経過・・
女子社員A「流石に飽きてきたわね」
女子社員B(青の水玉三枚千円)「・・ん」
ジャム「あのさ、雑草の中に『マンドラゴラ』混じってて、それ引き抜いたら、全滅だよね・・」
女子社員AB(青の水玉三枚千円)「マンドラゴラ?」
ジャム「引き抜くと『叫び』発して、聞いた人死んじゃうの」
女子社員AB(青の水玉三枚千円)「女王様ご乱心!!」
ジャム「女王様言うな!」
結局、それで『草むしり』終了しました。
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20:59
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?4
フユからの『ギフト』・『重さの無い剣』は、意識を読む。
それは、剣の軌道・・
また、付与した魔力を解放するか?・・の、決定
握り部分の方程式は、そんなところだろう。
あ、もう1つ重要な機能があった・・
術具として起動する為の魔力!
私は魔力を展開してから動作させたけど、サリなら・魔力が『功化』してる彼女なら、ただ握るだけで剣は起動する。
まさに彼女の為の剣!・・
少し、嫉妬してしまう・・同じ賢者として、こんな術具を私にも創れるだろうか?・・
『出来ました♪』
ポットをお盆に載せ運んで来るサリ。
テーブルに着くと、カップにお茶を注ぐサリ、果物のような爽やかな香りが立ち、透き通る赤色のお茶・・香ばしく甘い香りのパン・・「美味しそうね」
「ハイ、頑張りました♪」
私がカップに口をつけるのを待ち続いてカップを口に寄せるサリ。
「ね、やっぱり服は邪魔?」
暫し考え頬を染め答えるサリ「シア様は、私が裸のが良いですか?」
何故そうなる?!「今じゃなくて、戦闘のとき」
あからさまに落胆し「戦闘行動時は、何も着けたくないです」
「パンツも?」
「パンツも」
つまり、下着すら彼女にとっては負担・・
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19:15
やっちゃった・・
お話を考えているときって、すっかりソッチの世界の人になってるんです・・
で、剣の動作のイメージのとき、駅のホームだというのに、踏み込んで切る動作・・我に返って赤面・・
お話の中で『ムチ使い』考えていて、剣や弓・薙刀なら昔ちょっとやった事あるから動き分かるんだけど『ムチ』はねぇ・・
「どうしたジャム難しい顔して、そんなに難しい修理なんか?」
「ムチの使い方が分からなくて・・」
「・・嗜好は人それぞれだし、お前さんは優秀な整備員だと思う、けどあんまり無茶な事はするなよ♪」
それから『女王様』と呼ばれてます・・
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18:37
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?3
とりあえず、『動作』を確認しよう。
左手でそっと剣を持ち上げる・・右手の人差し指に魔力を水滴をイメージし、握り部分に垂らす。
劇的に軽く!いや重さを感じ無い剣・・
垂らした魔力が無くなるにつれ本来の重さを取り戻していく・・
「すげぇ・・!」
台所から「香りだけじゃないですよ♪」と、サリ。
勘違いだと理解しつつ「楽しみにしてるわ♪」
「ハイ♪」
彼女は意志をイメージすればその通り動くと言っていた。
無属性の魔力を展開し柄を握る。
急速に吸い取られる感覚!・・剣は軽い。
そのまま右に振り、返し左に振る、私のイメージを読み取り思う軌道を辿る、腕を振る感覚?!
・・柄部分の方程式は、使用者の意志を読み取る為のものだった。
けど、もう1つの魔石からの回路は?
剣に属性付与の為『氷結』を展開『属性付与』する。
同時に剣から信号が来る。
「サリ」
「もう少しです♪」
「ありがとう!ところで、私がこの前に属性付与した時剣からなんか聞こえなかった?」
「あ、ソレめっちゃ煩かったです!なんで最後の斬撃好きにして!・・って言っちゃいました、まずかったです?」
「大丈夫」
「良かった♪」
大体分かった。
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12:19
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?2
朝食を食べ、再び剣を解析する。
術具の鍵となる部分・・方程式は、フユのオリジナルなのか、複雑過ぎて見るだけでは、理解不能だった。
「サリ」
退屈でしょうがない・・て、感じに食後のお茶を準備してた彼女は、ソレ放り出して私の元に走って来る「はい♪」
「顔が近い」ぐいって押し退ける。
「酷いです・・」
「お前コレ使う時不便だった?」
「不便?」
「思い通りに振れた?」
「はい♪凄く軽かったです!普通振り抜いた後返すときに、早く振り抜く程力が必要なんですが、コレ全然そんな事無くて!私がイメージした軌道を勝手に走ってくれるんです♪」
小動物に大好きな餌与えた時みたいに、目キラキラさせて語り出すサリ。
とりあえず、必要な情報得たんで黙って貰おう。
「ありがと、お茶の準備進めて・・」まだ喋りたそうな頬にキスをする。
「!ハイ!!スンゴイ美味しいお茶入れます!!」ダッシュで戻る彼女、その速度と鼻歌の速度に物凄い落差を感じる・・
再び剣に向き合う、剣は彼女の意志を発動動作に取り入れてた・・
複雑な方程式・この部分がフユの最大の工夫・・情報から意識を詠むらしい・・
予測できる動作は『意識制御』?
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07:17
無駄に科学的で百合なファンタジー・・って、誰得なのよ?
フユの作った剣は見事だった・・と、言っても私が理解出来るのは、剣としての形ではなく、術具としてのソレ。
切っ先から中程迄両刃の、薄い刀身に刻まれた回路を読む・・
普通術具は、方程式が刻まれるものだけど、彼女のは回路とソレの複合・それだけ技術と知識が高いと言う事・・
動作部分は、魔石(魔力を蓄める場所)から伸びる回路・途中の方程式は重力制御?・・そこに握り部分から回路が伸びている・・
また、切っ先のすぐ側にも薄い魔石・・こちらは、魔力属性付与?の為みたい・・やはりそこからも回路が伸びて握り部分へ続く・・
2系統の回路が、握り部分まで伸び複雑な方程式が刻まれ・・
「シア様!!」耳元で叫ばれる?!
「どうしたの?」心臓が飛び出るかと思うくらい驚いたけど、平気なふり・・
「先ほどから呼んでます!・・あの・・邪魔してごめんなさい!朝食が冷めてしまいそうだったので・・」ちょっと涙目のサリ、たぶん何度も私に呼び掛けたんだろう・・
「サリ」
「はい」
「一緒に食べよ」
「はい!」
「サリは、目玉焼きにソースをかける派?」
「甘い感じが好きなので」
「私は塩・・」
「それも良いですね♪」
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23:00
蛇足な解説・・逃げろ~!後半ユリユリで甘甘だぞ!!
魔法生物:自然界にある魔力溜まりが、ちょっとしたきっかけからコアを形成して、その環境に適応した魔法生物へとなる。
その発生過程から、学習能力・知能は高く、古の魔女などは使い魔として使役したり、自ら利用しやすい特性を持つ魔法生物を創りだしていた。
灼熱と火の魔力は違う:『火』は反応を制御・『灼熱』は熱そのもの。
どちらも、『熱』に関係するが、『火』は燃焼材料が無いと使用出来ない、『熱』はあくまで副産物である。一方『灼熱』は『熱』そのものを制御・使用する、輻射とも言う。
ギフト:符と同等の効果の武具
武具に魔法方程式を織り込み魔力をそのプログラムで走らせ術として発動する。
魔力元はサリ自身
元々符は、符陣の魔女が使う物のレプリカで、魔力を蓄積させた紙等に方程式を書き込み、使用の際は、スタート部分を舐めた後、指先で擦って消し、プログラムを読み込むタイムラグの間に、投擲して発動させる。
因みに、符を多用すると『ベロ』がインクで黒くなる・・
百合:女の子同士がラブラブなの♪
作者は、『男の子の感情って分からないから♪』と、コメ返でブッテいるが、女の子がイチャイチャしてるのが好きなだけ・・オッサンかお前?!
私とトエ付き合う事になったよ♪:帰り道・・シアさん達と分かれてから。
なんか楽しそうなアユ・・私も嬉しいはずだけど、なんか釈然としない・・だって・・
「・・トエどうしたの?!」
チラチラ伺う私の視線に気付くアユ。
「アユ」
「はい?」
「私ちゃんと聞いてない・・」
怪訝な顔「ごめ、分からない」
・・コレは私のが悪い、トエは微妙な言い回しが苦手、けど「分からないなら良いわよ!」
強い反応にオロオロするアユ・・の、はずなのに・・抱き締められる?・・
「ん、ちゃんと言ってなかったね・・私トエの事好き・・付き合って欲しい」
!!嬉しいのに、小さな頃からの感情に、やっと気付いたのに、ソレが報われるのに「バカ!」
「え?」
「普通は、抱き付いて言わないし、そういうのはもっと後だ・し・・」
微笑み、頬にキスされ泣いている事に気付く・・
「・・私普通じゃ無いから♪」
ん、知ってた・・
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12:52
剣士と賢者10
「シア様!やりました!・・シア様?」
「ん、そうね撃破よ♪」
魔法生物は人を襲うのに悪意は無い、自身の本能に従っただけ・・私達は好きな人を守っただけ・・
「シア姉!」
タックルされる!
「ぐ!」
「シア様に狼藉を働くとは無礼千万!名を名乗れ!手打ちにしてくれる!」面白いけどサリなら本当にやりかねないので弁護「あ、コレ妹」
「い、妹君?!失礼した!私は先日からシア様の護衛を任さ」
「シアさん久しぶり♪」
「トエ久しぶり!助かったよありがとう!」
「シア姉!あのね私とトエ付き合う事になったんだ♪」
「ええ?!」ってトエ
「マジ?!」って私
「無視しないで下さい!」ってサリ。
『とりあえず討伐お疲れ♪』
「ありがと」
『ノリ悪いわね』
「帰ったら書類の山」
『無くなったわよ』
「は?」
『あんたとサリちゃんがラブラブなの確認したから、フユがもう良いって、あ魔力解放もね♪』
・・私とサリ?!
「誤解だって!」
『また、書類やる?』
「うっそれは・」
『仔猫好きなんでしょ♪』
「ぐ・・」
『ゆっくり考えれば良いのよ♪』
「違うのに・・」
『素直じゃないなぁ』
「けど・・」
『なあに?』
「・嫌いじゃ・・ない」
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12:43
剣士と賢者9
アユとトエの場所は分かる、不自然な石塚の中だ!
けどアユが守りに入っているなら状況は最悪・・このままずるずると、戦闘が長引き疲弊したサリを援護する為に確実に奴を捕える事出来ないまま『氷結』発動
・・かなりの確率で奴を取り逃がし、城にかえりこちらが体制を建て直す迄に被害は増大する・・
なんとしても、二人に連絡を・連接のアクセスをとりたい!
その時ユリから連絡
『距離200二人を捕まえた!!伝言は?』
!!
「水の魔女に『ミスト』要請!追加功化『幻惑』」
『オッケー』
発動と迄奴の注意を私達に!
「サリ!戻れ!」
「ハイ♪」
ぴゅうという音と共に私の脇に立つ。
無属性の魔力展開『ファイアバード』はこちらを見る。
まだ・術を展開しない、無属性の魔力なら油断してる奴は警戒しないはず!・・
奴は炎上する木の上から様子を伺っている・・まだだ
・・首を傾げる奴
・・まだか?
・・とんって地上に降り立つ奴・・
早く!
・・危険は無いと考えたのか口元が笑いの形作る
・・まだなの?
その時さあと霧が視界を覆う!
術『幻惑耐性』!
術『氷結付与』!
「サリ!奴を切れ!」
「ハイ♪」
幻惑の効果と霧の冷却効果でバタバタと木や地面に当たる奴!
そこに『氷結属性付与』された斬撃!
行動出来ないところに私から『氷結』で炎の循環停止・・
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07:01
剣士と賢者8
とりあえず『石剣』で密封したけど『ファイアバード』の粘着的な攻撃性考えると、暫くこの回りを漂うはず!
『アユ・・ありがと、普段偉そうな事言ってるのに、奴が現れた瞬間私何も出来なかった・・アユがいなかったら、私終わってたね」
「大丈夫トエは、私が守るから」
「ん・」
とは言うものの次第に上昇する気温・・呼吸だけは『潜航』の応用で問題無いけど、このままだと蒸し焼きだ。
「トエ」
「何?」
「私、『潜航』で様子見てこようと思」遮られる「ヤ!!」予想外に強い反応。
「だっ」
「このままだと蒸し焼きになるんでしょ?」
「ん」
「で、先に様子見て安全な場所へ連れてこうって考えた」
「うん」
「それ却下」
「でもっ」
「私も一緒に行く!」抱き締めていた腕を強く握られる「危険な場所だから一人で行こうとしてるのなら、ソレでアユが死んじゃったら私はどうなるの?」
「あ!」密閉された場所で地属性の私が居なければ呼吸が・・「私ね・・死ぬのがヤじゃ無いの・・アユと離れて・・がヤなの!」
「・・ん」
向きを変えキスされる。
「二人無事に帰ろ!」
「ん!」そのまま魔力展開トエを抱き締める「潜航発動するね」
「うん!」
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06:21
剣士と賢者7
私の目で追えるのは7回切り付けるサリ。
そのまま左上の枝に止まり、枝ごと炎上する奴。
「手応えが無いです!」
そりゃそうだ!奴の本体は魔力を帯びたガス、燃焼・還元を循環して活動する魔法生物・『ファイアバード』だ!
討伐するにはその魔力の循環・燃焼と還元を停止する『場』が必要・・
私の『氷結』が奴を捕えれば任務終了だが、空間を高速移動し・分が悪くなれば逃避出来る奴を確実に仕留めるには、工夫・後一手が必要・・どうする?!
『シア?』ユリに呼びかけられる!風の魔力は私の魔力を上乗せ出来るはず!
『ユリ!』続けようとして遮られる『ごめ、其処だと連接は無理』離れ過ぎか?!『替わりにあんたの妹と、も一人がその近くに居る』アユ?!だとすればトエだ!水属性の魔力と私の魔力・サリの剣があれば勝てる!!
幸い私の魔力属性は奴にばれて無い!
そのほんの僅かの間にもサリは奴に数十と切り付け離脱を繰り返している。
サリの攻撃は脅威無しと油断し余裕をみせる奴。
油断してる今!トエにアクセスしたい!
「シア様!」
手応えの無い敵に焦りを隠せないサリ「お願い!もう少し奴を惹き付けてて!」
私の声に最高の笑顔「はい♪」
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22:12
剣士と賢者6
「ギフト?」と、サリ。
「魔力を使用して、特別な効果のある物よ♪」と、私に見せたこと無い笑顔で微笑むフユ。
「特別?」
「重さ零の靴、重さの無い剣・剣は魔力を蓄積するわ♪」
それぞれ渡された物を持ってみる度「何コレ!」ってサリに言われ、頬が緩みっぱなしのフユ。
挙句抱き付かれ頬にチュウされ陶酔・・何となくフユの傾向分かったぞ・・
「シア様!さっき貰った靴と、剣凄いです♪」
城を出て少し、の場所で替えるサリ・ぴゅうと言う音を残し枝葉を切って回る・・因みに鞘は私が預かっている。
裸の時も、今も、私の認識外・・あの時は、偶々勝ったけど・・今は勝てる気がしない・・
ソレは不意に起こる?!魔力!?爆炎?急激な魔力の変化・魔圧を感じる!!
「シア様今!」功化している彼女も同様に魔力を感じた様だ。
「ん!サリは私の後ろへ!」
「はい!」
魔力に関しては私のが上位だと思い指示に従う。
走りその場所に近づく!
『ファイアバード』なら、その反応を止めればお終い。
『灼熱の羽』なら、私の魔力が上わまればお終い。
まずは、見立て!
燃え盛る森?!
石塚のまわりを漂う炎の鳥?!
目が合う?!
私に、向かって来るソレ!、ぴゅうって音と共に私を追い越しソレを切り上げるサリ!
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21:47
剣士と賢者5
装飾ある青い『キシュ』から古代言語で織り込んだ黒いキシュに着替える。
「サリ行くわ・って、鞘くらい付けなさい!」
サリは腰で絞った薄い絹のワンピと皮紐を編んだ靴・・そして両手に抜き身の細い剣「臨戦態勢です♪」
・・『風の功』は、身に付ける物の重さで、一番の武器『早さ』が格段に変わる・・待て!重さ?!「あんた穿いてるよね?」
「えへへ見ます?」と、サリ。
「シア、入るわよ・・」と、フユ?!
待って!と、言おうとしたまま時は止まる。
フユは、サリの持ち上げたスカートの中見て、私の・上げるの止めようとした手を見る・・絶対誤解してるんだなって思う、慌て上気する私の頬の赤みは誤解を更に加速するんだなって思う・・
「ごめ!」
真っ赤な顔でドア閉められる。
「ユリ!」
『なあに♪』
「フユに状況説明!」
『ハイハイ、貸しね♪』
私この先風の賢者に頭上がらんぞ・・とりあえず言う「サリ・其処は他人においそれと見せちゃ駄目よ」
「ハイ!シア様にしか見せません♪」
・・現実って残酷だわ。
ノック「入って良い?」
「どうぞ」
「・・ホントに入るわよ?!」
「とっとと入れ!」
ゆっくり開くドア「サリちゃんにギフト持って来たの・・」
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