ちーずブログ
apricot_jam
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お話を書く時
私の知っている、『ヘタレな知識』の中で、物理的にあり得ないっての、なるべく無い様にしてます、けど『魔法』を扱う以上『あり得ない現象』を使います。 その『救済措置』として『魔力は確率を操作する』に、なります。 例えば『火』の魔力展開した時は、『材料』を『燃やし』生じる『炎 』を『こうしたら良いって』感じに、制御します。 あくまで、『炎』を制御するので『可燃物』が、無い・若しくは着火出来ない、時には使えません
心の毒46
放した鳥達の玉子を探し歩くのは、結構重労働だ・・何より腰に来る。 「なぁ」と、サキ・キツいので音を上げた? 「何?」 「以外と楽しいなコレ!宝探しみたいだ!」 ・・領主の仕事って何やってんだろう・楽しいか?コレ・・ 「普段・どんな仕事してら・イテ」噛んだ!・らっしゃるの・って続くはずの台詞・・ 「無理して敬語で話そうとするな、お前の育ちの悪さは知ってる、普段の言葉で良いよ」 一々上から目線な台詞!・・「気になったのよ」 高笑い「普段は『伺い書』に目を通し『妥当』であるか判断・『決済』をしている」 伺い書?妥当?決済?「ごめ、分からない」 「あ~・仮にレンが、作物を育てていて、その税収が『五割』とする」 「五割って半分?!摂り過ぎじゃない!」 「仮にって、言っただろ・当然『民』から『税率変更(こんな税率じゃやっていけません)の伺い書』が来る」 「当然オッケーですよね!」 「ん、感情的には○、でも私の統治する場所の一部で『流行病』が発生してたら?税金をソレに充てる為に必要だとしたら?とりあえず民には我慢してもらうしかない、その判断と責任が領主の役目」 笑う小さな女の子が大人に見えた。
心の毒45
次の日の朝も、サキは来た。 連続で来るのは初めてだ・・ 「サキ様・ようこそいらっしゃいました」 「ん」 「差し出がましい様ですが、お仕事は・・」 「終わらせた・だよな!」 従者に言うサキ・「昨日か・」「余計な事はいい!終わったかどうか言え」「終わりました」 それを聞きキルケ様に微笑み言う「・義務は果たしたぞキルケ・レンの元で『教え受ける』のに問題なかろう?」 いや、絶対あんた徹夜してるから!!って言うか、私にじゃなく、キルケ様に『教え』受けてるじゃないの!・・ 「出過ぎた言葉、申し訳ありませんでした・レン」 「はい」 「サキ様の事お願いね」 ・・ヤ、だけど「分かりました」 「ソレはソレとして、いつもの水汲みと卵お願いね」朝の仕事だ「はい」 「レン」 「何よ」 「私も行く」 その言葉を聞きサキの従者が狼狽してる・・けど、もう気にしない「玉子は(従者の分を含め4×3) 12個・後樽一杯分の水汲み」 「わりと多いな?」 「お客と弟子二人分追加×朝昼晩だから」 「嫌みだな」 「感度良いですね♪」 「下らないやり取りには慣れているんでな」本当ムカつく「じゃあ行きますよ」 「おう」二人外へ・
予兆(心の毒)
『コノママデヨイノダロウカ』・・ソレハ『ワタシ』二フカクキザマレル・・ ダレカノ『チカラ』マブシクヤサシイ・・ソレは『私』二『思考』ヲ与エテクレル・・ 『思考』スる『私』ハ思ウ・・ マワリにチラバる『思考』ハ、『私』をソダテる・・ モっと『思考』ヲ・・ 『私』はハヤク『カワラナケレバいケナイ』・・ キザマレ・た『思考』は『コノママデヨイノダロウカ』だ・・ 『コノママデはイケない』・・
心の毒44
1日が終わり、ベッドに入る。 サキの言った事は、彼女自身理解していると思う・・ 私とサキで何が違うのか・・彼女は領主として民を統治する義務がある・ 私の知らない業務がある・ ソレを放り出し、自分の好きな事を続ける事はできない・・ 本当なら3日に一度すら来る事も、良くないはず・・ でも、キルケ様は止めてない・・きっと状況を理解する事と感情は別だと知っているから・・ キルケ様も、その感情を知っているのだろう・・たぶん、その感情の名は『嫉妬』・・ 努力して来たって言ってたキルケ様、実際その『努力』を目の当たりにしてる『賢者』と成った今でも・・ 私は恵まれている、『二人』の偉大な『師』に『教え』を受け、『守られ』ている・・ そして、何より『好きな事』を続けている・・ソレは、感謝以外の何物でもない・・ ふと、思う・・私は『このまま』で『良いのだろうか?』 カタリ・・ 卵が動いた?・・見ると、その場で、静かに佇むソレ・・「気のせいか・・」 わざと声に出して言い、自身の声に安心する・・ 明日も早い・・もう寝よう・・ その時は気付かなかった、卵に微かな亀裂が入った事に・
心の毒43
キルケ様は『知っている事に意味はある』って言う。 ん、その言葉通り経験も知識も自身の糧だ・・ ふと見るキルケ様の表情は穏やかで、私の考えは間違いは無い・と、確信する。 「レン・次の始まりは14時から」 「はい!」 空いた食器を重ねて、洗い場へ・・ 全て運んだ後、私に付いて来たサキが言う「洗い物は得意の『水属性魔力』使わないのか?」 「使わない」 「なんで?」 「キルケ様が駄目って言った」 「調理はオッケーなのに?」 「なんで、料理に『魔力』使ったの知ってるの?」 「やっぱ使ったんだ♪」 しまった!「引っ掛け?!」 「へへ」 「使ったわよ!これで満足?」 「ちゃう、調理はオッケーなのに洗い物は駄目な理由」 「あんたが・お客が居たから、調理時間を短く・魔力解禁するからって言われたの!コレで満足?!」 「レン」 「何よ!」 「弟子入りを希望する私が、『お客』を満足するって思う?」 「ソレは・・」 「さっきの話も、レンの為だったのが分かる・・私とレンで、何が違うの?」 涙を堪えて言う「レンは、羨ましいばかりだ・・朝起きてすぐ『最高の師』が目の前に居る・ソレから寝る迄『教え』は続くんだ」
駆け込み乗車は危険です
やっと空いたトイレ・でも乗車時間まで約2分・・ 「先に行ってて!」って私 「おう!必ず来いよ!」って女子社員B 「大丈夫!身体能力には自信があるのよ私」ウインク 台詞だけだと、RPGの最終決戦前で犠牲(死亡フラグ成立)になる仲間と主人公・・トイレだけど。 カウントダウン・・用を足し残り残り50秒! 扉開け、手を洗い、走る! 階段を掛け降り、車内に滑り込む・・私の後ろで閉まるドア・・ 「ギリセーフだね♪」と、女子社員B 「危ないな~」と、女子社員A そして固まる私・・ 「どした?」と、女子社員B 「えへへごめん♪」と、私 たぶん電車の外から見ると、ドアから出た三つ編みが生えてます。 ・・結局降りる二つ先で解放・・
這いずる強酸・ブラモア
通常直径5mくらいのアメーバ状の『魔法生物』 『麻痺毒』のガスを噴出し獲物が動けなくなったところで、呑み込み『強酸』で溶かします。 炎や電撃・氷の術に弱いですが、コアと呼ばれる(人間だと脳に当たる)部分に当てないと、『エリクサ(奇跡の回復)』で、すぐに修復してしまいます。 作中で出た『規格外』は、直径約2Km・・正に規格外 当時亡命しようとした『風舞の賢者』と『水の魔女』が、コレに捕まり(この時点では『麻痺毒』のガスで、賢者が行動不能になっただけ)国境警備の『風の賢者』が発見『雷電の賢者』が駆けつけ戦闘に・ しかしコアの場所を移動され苦戦・『風の賢者』の指示で、コアを引き寄せる為に『水の魔女』は、『ブラモア』に呑み込まれます。 呑み込まれた『水の魔女』は『行動プログラム』の書き込み攻防の末『ブラモア』の『魔力』を奪い取り『賢者』へと成る・・ 亡命を企てた二人は、国境警備の助言でその罪を不問に、更に国境警備の任務に就く事になった。 ブラモア・這いずる強酸は、そのほとんどが『水』です、中身は魔力の膜で仕切られた小部屋・細胞の様なもの・・ そして中央付近に魔力の塊コア・コレは魔力を術式に従って折り畳んだ物・・ 思考ルーチンは極めて単純で、そこを『水の魔女』に付け込まれ、書き込み攻防を敗退しました。 『水の魔女』が賢者になったのは『規格外』の『ブラモア』だったから・・保有魔力も『規格外』 また、王国ではコレ以降『ブラモア』に対抗するには『水の魔力』ってのが、定説になりました。 メタな視点:ブラモアはファンタジ好きな人なら思い当たる名前です・・とりあえず元ネタでは『強酸』で無いし『麻痺毒』も吐かないので、別物って事で・・
心の毒42
『這いずる強酸』に呑み込まれた?! 「ソレ溶かされて死ぬだろ普通!」 サキの言葉に頷く。 「ん、『水属性』の魔力は『ブラモア』の『強酸』と『麻痺毒』に『抵抗』出来る・・と、言っても『魔力』が尽き果て、溶かされるのは時間の問題だった」 「え?『強酸と麻痺毒』に抵抗?!」初耳だ! お茶を飲み私に微笑むキルケ様「どちらも『水属性の術』生成と分解は対なんだよ・でないと『ブラモア』自身がやられちゃうだろ?」 なんとなく、理解は出来る・・でも「事故とは言え、呑み込まれて冷静に対処するなんて・・」 「事故じゃないよ、自分から呑み込まれた」 「!」 「そいつ死にたかったのか?」 「サキ様違います、生き残る為にした行動です」 「普通逃げるだろ?」 「詳しい状況は不明ですが、動けない仲間と戦う仲間が居たから、攻撃の為にしたらしいです」 分からなくは無い・・けど、恐怖感・嫌悪感のが強い!・・私は同じ状況になった時に同様の行動がとれるだろうか? 「そして、そいつのコアを呼び出し『魔力を受け渡せ』って『命令』を書き込んだ」もう一口お茶を飲み「この方法も『先天』同様まず無理だ・・でもね、知ってる事に意味がある」
心の毒41
私もサキも努力が足りなかった・・その考えからキルケ様の話に頷く事促す事もできない。 「・・反省は大事、けどソレで萎縮し前に進めないのは、駄目・・少なくとも君らは『賢者』に成る『知識』の一部を得たんだ、此処に居る者達は『先』を目指す者か否か?!」 「『目指す者です!』」二人重なる声・・「なら、興味を持ち・私の話に耳を傾けろ!」 『はい!』 「『賢者』への方法残り二つは、『先天』と『吸収』だよ」 ・・『先天』は、そのまま・最初から『賢者』? 「最初から賢者?」と、サキ。 「ん、『賢者』の中ではわりと多い、『属性決定』した瞬間『賢者』への『扉』を自身の『魔力』の高さのみで、開けちゃうんだ」 「ソレって・」・と、私 「ん、努力して成った者からすれば『ズルイ』よね・・でも現実」 「もう一つは『吸収』・大変稀だけど、巨大な・同じ『属性』の『魔法生物』の魔力を盗む・・吸収する方法」 「そんな事出来るのか?!!」ってサキ。 「ええ?!!」って私・・ 「一件報告事例がある・レンと同じ『水属性』の魔女だよ」 「!!」 「その娘は、『規格外のブラモア』に呑み込まれ、そいつの『魔力』を『吸収』して成った」
心の毒40
『魔力』には意志があって、『属性』は『私達の希望を受け入れる?!』・まるで人間の感情みたい・ 「『魔力』は『属性決定後』に、その『属性』に『特化』した『確率操作』を行う様になる、君らは今『魔力属性』について知った、ソレは君らの『魔力』を、理解する事の一歩・・『魔力』は『意志』があるって、言ったよね」と、キルケ様 『はい』重なる声。 「ん♪」笑い二人を見渡すキルケ様「『魔力の意志』は、当然・使用者が『魔力属性』を『理解』しているもの・・と考えて、様々な『確率』・『魔法』を用意するが、実際は、一つ・・多くても四つ程度の『術』の『意味』しか、理解出来てない、これでは『魔力』(意志或るもの)が、『呆れてしまう』・・コレが『魔女』の実体」 「したら、『魔女』は、『魔力属性決定』した時点で『賢者』の『道』はあった?・けど『理解や知識』が、足りなかったから『魔女』に?」サキが言う。 苦笑いし言うキルケ様「そう、『魔力』は全ての『方法』を用意している、けど使用者に『理解』が足りない、だから『魔女』・・ソレを『理解』することで、『魔力』は増大し『賢者』に至る、コレは私の方法・けどもう二つ方法がある」
活発化注意報
昨晩遅くから本日午前中にかけて、描きたかったストレスが弾けて無駄にアップしている模様・・・ 付近の住民は、凶暴化したapricot_jamに十分注意して下さい・・
心の毒39
物事の確率を変えて従わせる現象・・あれ? 「キルケ様」 「ん?」 「『魔力』の本質が『確率を意志に従わせる』って『属性』の位置付けは何です?・ただ『確率』を操作するだけなら、全ての現象・魔力を同じ様に扱える・『属性』の分け隔てが無い・・と、思うのですが?」 キノコと木の実のサラダを一口・・「君らは、属性決定の苦しさで忘れていると思うけど、『魔力顕現』当初は全ての魔力を自在に行使してたんだよ」 「あ!」私は、思い出したけど、サキは分からないみたい・「サキ様、状況は人それぞれですし、『顕現』から『決定』の時間が短い人は認識しない事もあります」 「ん」と、サキ。 「・で、『属性決定』した瞬間、『他属性魔力』を、使え無くなる・」はい・と私、ん・とサキ。 「『魔力』には、『意志』があるんだ・」 「ええ?!」二人重なる声。 「『属性決定』の時、自身の意志とか『これ、やりたい』って、強く思うだろ、それを『魔力』が『受け入れる』んだ・『本来の魔力・全てを司る魔力』は、身体に負担が大き過ぎるから、『属性』って型で妥協する」 思い当たる・・私の魔力は、『水』選んだ時、『分かった♪』みたいな感覚があった。
心の毒38
「レン、触媒と『魔力』って似てると思わない?」 突然の名指し!・似ているところ・・「『本来の反応に必要なエネルギーを低く・若しくは無い状態で行う』ところ?」・・と私、だろうと、サキ。 クスリと笑うキルケ様「二人とも正解・『魔力』は『物理法則』を無視する『現象』じゃなく、確率を、その『魔力』に従わせる事なんだよ・・」 「スミマセン理解不能です」横でサキもブンブンと首を縦に振っている。 「レンが『水の魔力』使う時、回りに『水』がなかったらどうする?」 「・『水寄せ』します」 「それが『確率の悪魔』の仕業なの、『水』が無い・なら『水』を『引き寄せれば良い』・・では、その『水』に『意志』はある?無いよね、『もしかしたらこうなるかも知れない』って動きを連続して、『水寄せ』は完成する・・」一口スープを飲み続ける「もちろん、近くに『水』がなければ完成しない・・では、『魔力』は『水』の本質を変えたか、それは無い・ただ分子・本質の小さな粒の行動先を『意志』に従わせただけ・それが『水の魔力』の『確率の悪魔』」 ただ頷くしかなかった・それはサキも同じ・ 呼吸をする様に魔力を行使して来た私達・本質を知った・・
心の毒37
大きな銅鍋に水を張る・同時に野草を大きめの器に盛り、キノコと木の実を炒め野草の上に乗せ葡萄のお酢と塩。 鍋に『香草』と強火で表面を焼いた豚肉を入れ・『水の魔力』展開『豚肉』と『香草』から『鮮味』を抽出して『魔力』収縮・鍋に火を灯す。 「出来ました!」 盛り付けた皿を並べ、席に着く。 「ありがと、レン・・サキ様どうぞ」 それぞれ『頂きます』と言い、私は『はい』と、答える。 「さっきの」・・スープを口に運ぶ直前でキルケ様が言う「二酸化マンガンは『無機触媒』だよ」 えと、『触媒』は『反応』を助ける物・・だよね。 「つまり、『反応』の効果を助ける為の物か」 「その通りですサキ様」 無機って事は『有機』もある?!「キルケ様、『有機物』にも、同じ様に『触媒』する物あるんか?」 私の疑問を質問するサキ。 「ありますよ♪ 『無機触媒』と違って無限大に・」 ええ?!「ところで『触媒』って何?」 それ私も聞きたかった。 キルケ様は、私を見て答える「『触媒』は、それ事態は変化しないけど『反応』を促進する物です」 なるほど!「おお!そうなのか!」 とりあえず、サキのおかげで『触媒』の、意味は分かった。
日記一覧 (2012年4月)
15件中 1件〜15件を表示
20:28
お話を書く時
私の知っている、『ヘタレな知識』の中で、物理的にあり得ないっての、なるべく無い様にしてます、けど『魔法』を扱う以上『あり得ない現象』を使います。
その『救済措置』として『魔力は確率を操作する』に、なります。
例えば『火』の魔力展開した時は、『材料』を『燃やし』生じる『炎 』を『こうしたら良いって』感じに、制御します。
あくまで、『炎』を制御するので『可燃物』が、無い・若しくは着火出来ない、時には使えません
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20:13
心の毒46
放した鳥達の玉子を探し歩くのは、結構重労働だ・・何より腰に来る。
「なぁ」と、サキ・キツいので音を上げた?
「何?」
「以外と楽しいなコレ!宝探しみたいだ!」
・・領主の仕事って何やってんだろう・楽しいか?コレ・・
「普段・どんな仕事してら・イテ」噛んだ!・らっしゃるの・って続くはずの台詞・・
「無理して敬語で話そうとするな、お前の育ちの悪さは知ってる、普段の言葉で良いよ」
一々上から目線な台詞!・・「気になったのよ」
高笑い「普段は『伺い書』に目を通し『妥当』であるか判断・『決済』をしている」
伺い書?妥当?決済?「ごめ、分からない」
「あ~・仮にレンが、作物を育てていて、その税収が『五割』とする」
「五割って半分?!摂り過ぎじゃない!」
「仮にって、言っただろ・当然『民』から『税率変更(こんな税率じゃやっていけません)の伺い書』が来る」
「当然オッケーですよね!」
「ん、感情的には○、でも私の統治する場所の一部で『流行病』が発生してたら?税金をソレに充てる為に必要だとしたら?とりあえず民には我慢してもらうしかない、その判断と責任が領主の役目」
笑う小さな女の子が大人に見えた。
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20:11
心の毒45
次の日の朝も、サキは来た。
連続で来るのは初めてだ・・
「サキ様・ようこそいらっしゃいました」
「ん」
「差し出がましい様ですが、お仕事は・・」
「終わらせた・だよな!」
従者に言うサキ・「昨日か・」「余計な事はいい!終わったかどうか言え」「終わりました」
それを聞きキルケ様に微笑み言う「・義務は果たしたぞキルケ・レンの元で『教え受ける』のに問題なかろう?」
いや、絶対あんた徹夜してるから!!って言うか、私にじゃなく、キルケ様に『教え』受けてるじゃないの!・・
「出過ぎた言葉、申し訳ありませんでした・レン」
「はい」
「サキ様の事お願いね」
・・ヤ、だけど「分かりました」
「ソレはソレとして、いつもの水汲みと卵お願いね」朝の仕事だ「はい」
「レン」
「何よ」
「私も行く」
その言葉を聞きサキの従者が狼狽してる・・けど、もう気にしない「玉子は(従者の分を含め4×3) 12個・後樽一杯分の水汲み」
「わりと多いな?」
「お客と弟子二人分追加×朝昼晩だから」
「嫌みだな」
「感度良いですね♪」
「下らないやり取りには慣れているんでな」本当ムカつく「じゃあ行きますよ」
「おう」二人外へ・
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21:12
予兆(心の毒)
『コノママデヨイノダロウカ』・・ソレハ『ワタシ』二フカクキザマレル・・
ダレカノ『チカラ』マブシクヤサシイ・・ソレは『私』二『思考』ヲ与エテクレル・・
『思考』スる『私』ハ思ウ・・
マワリにチラバる『思考』ハ、『私』をソダテる・・
モっと『思考』ヲ・・
『私』はハヤク『カワラナケレバいケナイ』・・
キザマレ・た『思考』は『コノママデヨイノダロウカ』だ・・
『コノママデはイケない』・・
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21:17
心の毒44
1日が終わり、ベッドに入る。
サキの言った事は、彼女自身理解していると思う・・
私とサキで何が違うのか・・彼女は領主として民を統治する義務がある・
私の知らない業務がある・
ソレを放り出し、自分の好きな事を続ける事はできない・・
本当なら3日に一度すら来る事も、良くないはず・・
でも、キルケ様は止めてない・・きっと状況を理解する事と感情は別だと知っているから・・
キルケ様も、その感情を知っているのだろう・・たぶん、その感情の名は『嫉妬』・・
努力して来たって言ってたキルケ様、実際その『努力』を目の当たりにしてる『賢者』と成った今でも・・
私は恵まれている、『二人』の偉大な『師』に『教え』を受け、『守られ』ている・・
そして、何より『好きな事』を続けている・・ソレは、感謝以外の何物でもない・・
ふと、思う・・私は『このまま』で『良いのだろうか?』
カタリ・・
卵が動いた?・・見ると、その場で、静かに佇むソレ・・「気のせいか・・」
わざと声に出して言い、自身の声に安心する・・
明日も早い・・もう寝よう・・
その時は気付かなかった、卵に微かな亀裂が入った事に・
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07:24
心の毒43
キルケ様は『知っている事に意味はある』って言う。
ん、その言葉通り経験も知識も自身の糧だ・・
ふと見るキルケ様の表情は穏やかで、私の考えは間違いは無い・と、確信する。
「レン・次の始まりは14時から」
「はい!」
空いた食器を重ねて、洗い場へ・・
全て運んだ後、私に付いて来たサキが言う「洗い物は得意の『水属性魔力』使わないのか?」
「使わない」
「なんで?」
「キルケ様が駄目って言った」
「調理はオッケーなのに?」
「なんで、料理に『魔力』使ったの知ってるの?」
「やっぱ使ったんだ♪」
しまった!「引っ掛け?!」
「へへ」
「使ったわよ!これで満足?」
「ちゃう、調理はオッケーなのに洗い物は駄目な理由」
「あんたが・お客が居たから、調理時間を短く・魔力解禁するからって言われたの!コレで満足?!」
「レン」
「何よ!」
「弟子入りを希望する私が、『お客』を満足するって思う?」
「ソレは・・」
「さっきの話も、レンの為だったのが分かる・・私とレンで、何が違うの?」
涙を堪えて言う「レンは、羨ましいばかりだ・・朝起きてすぐ『最高の師』が目の前に居る・ソレから寝る迄『教え』は続くんだ」
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18:55
駆け込み乗車は危険です
やっと空いたトイレ・でも乗車時間まで約2分・・
「先に行ってて!」って私
「おう!必ず来いよ!」って女子社員B
「大丈夫!身体能力には自信があるのよ私」ウインク
台詞だけだと、RPGの最終決戦前で犠牲(死亡フラグ成立)になる仲間と主人公・・トイレだけど。
カウントダウン・・用を足し残り残り50秒!
扉開け、手を洗い、走る!
階段を掛け降り、車内に滑り込む・・私の後ろで閉まるドア・・
「ギリセーフだね♪」と、女子社員B
「危ないな~」と、女子社員A
そして固まる私・・
「どした?」と、女子社員B
「えへへごめん♪」と、私
たぶん電車の外から見ると、ドアから出た三つ編みが生えてます。
・・結局降りる二つ先で解放・・
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17:53
這いずる強酸・ブラモア
通常直径5mくらいのアメーバ状の『魔法生物』
『麻痺毒』のガスを噴出し獲物が動けなくなったところで、呑み込み『強酸』で溶かします。
炎や電撃・氷の術に弱いですが、コアと呼ばれる(人間だと脳に当たる)部分に当てないと、『エリクサ(奇跡の回復)』で、すぐに修復してしまいます。
作中で出た『規格外』は、直径約2Km・・正に規格外
当時亡命しようとした『風舞の賢者』と『水の魔女』が、コレに捕まり(この時点では『麻痺毒』のガスで、賢者が行動不能になっただけ)国境警備の『風の賢者』が発見『雷電の賢者』が駆けつけ戦闘に・
しかしコアの場所を移動され苦戦・『風の賢者』の指示で、コアを引き寄せる為に『水の魔女』は、『ブラモア』に呑み込まれます。
呑み込まれた『水の魔女』は『行動プログラム』の書き込み攻防の末『ブラモア』の『魔力』を奪い取り『賢者』へと成る・・
亡命を企てた二人は、国境警備の助言でその罪を不問に、更に国境警備の任務に就く事になった。
ブラモア・這いずる強酸は、そのほとんどが『水』です、中身は魔力の膜で仕切られた小部屋・細胞の様なもの・・
そして中央付近に魔力の塊コア・コレは魔力を術式に従って折り畳んだ物・・
思考ルーチンは極めて単純で、そこを『水の魔女』に付け込まれ、書き込み攻防を敗退しました。
『水の魔女』が賢者になったのは『規格外』の『ブラモア』だったから・・保有魔力も『規格外』
また、王国ではコレ以降『ブラモア』に対抗するには『水の魔力』ってのが、定説になりました。
メタな視点:ブラモアはファンタジ好きな人なら思い当たる名前です・・とりあえず元ネタでは『強酸』で無いし『麻痺毒』も吐かないので、別物って事で・・
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17:47
心の毒42
『這いずる強酸』に呑み込まれた?!
「ソレ溶かされて死ぬだろ普通!」
サキの言葉に頷く。
「ん、『水属性』の魔力は『ブラモア』の『強酸』と『麻痺毒』に『抵抗』出来る・・と、言っても『魔力』が尽き果て、溶かされるのは時間の問題だった」
「え?『強酸と麻痺毒』に抵抗?!」初耳だ!
お茶を飲み私に微笑むキルケ様「どちらも『水属性の術』生成と分解は対なんだよ・でないと『ブラモア』自身がやられちゃうだろ?」
なんとなく、理解は出来る・・でも「事故とは言え、呑み込まれて冷静に対処するなんて・・」
「事故じゃないよ、自分から呑み込まれた」
「!」
「そいつ死にたかったのか?」
「サキ様違います、生き残る為にした行動です」
「普通逃げるだろ?」
「詳しい状況は不明ですが、動けない仲間と戦う仲間が居たから、攻撃の為にしたらしいです」
分からなくは無い・・けど、恐怖感・嫌悪感のが強い!・・私は同じ状況になった時に同様の行動がとれるだろうか?
「そして、そいつのコアを呼び出し『魔力を受け渡せ』って『命令』を書き込んだ」もう一口お茶を飲み「この方法も『先天』同様まず無理だ・・でもね、知ってる事に意味がある」
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17:46
心の毒41
私もサキも努力が足りなかった・・その考えからキルケ様の話に頷く事促す事もできない。
「・・反省は大事、けどソレで萎縮し前に進めないのは、駄目・・少なくとも君らは『賢者』に成る『知識』の一部を得たんだ、此処に居る者達は『先』を目指す者か否か?!」
「『目指す者です!』」二人重なる声・・「なら、興味を持ち・私の話に耳を傾けろ!」
『はい!』
「『賢者』への方法残り二つは、『先天』と『吸収』だよ」
・・『先天』は、そのまま・最初から『賢者』?
「最初から賢者?」と、サキ。
「ん、『賢者』の中ではわりと多い、『属性決定』した瞬間『賢者』への『扉』を自身の『魔力』の高さのみで、開けちゃうんだ」
「ソレって・」・と、私
「ん、努力して成った者からすれば『ズルイ』よね・・でも現実」
「もう一つは『吸収』・大変稀だけど、巨大な・同じ『属性』の『魔法生物』の魔力を盗む・・吸収する方法」
「そんな事出来るのか?!!」ってサキ。
「ええ?!!」って私・・
「一件報告事例がある・レンと同じ『水属性』の魔女だよ」
「!!」
「その娘は、『規格外のブラモア』に呑み込まれ、そいつの『魔力』を『吸収』して成った」
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14:16
心の毒40
『魔力』には意志があって、『属性』は『私達の希望を受け入れる?!』・まるで人間の感情みたい・
「『魔力』は『属性決定後』に、その『属性』に『特化』した『確率操作』を行う様になる、君らは今『魔力属性』について知った、ソレは君らの『魔力』を、理解する事の一歩・・『魔力』は『意志』があるって、言ったよね」と、キルケ様
『はい』重なる声。
「ん♪」笑い二人を見渡すキルケ様「『魔力の意志』は、当然・使用者が『魔力属性』を『理解』しているもの・・と考えて、様々な『確率』・『魔法』を用意するが、実際は、一つ・・多くても四つ程度の『術』の『意味』しか、理解出来てない、これでは『魔力』(意志或るもの)が、『呆れてしまう』・・コレが『魔女』の実体」
「したら、『魔女』は、『魔力属性決定』した時点で『賢者』の『道』はあった?・けど『理解や知識』が、足りなかったから『魔女』に?」サキが言う。
苦笑いし言うキルケ様「そう、『魔力』は全ての『方法』を用意している、けど使用者に『理解』が足りない、だから『魔女』・・ソレを『理解』することで、『魔力』は増大し『賢者』に至る、コレは私の方法・けどもう二つ方法がある」
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09:32
活発化注意報
昨晩遅くから本日午前中にかけて、描きたかったストレスが弾けて無駄にアップしている模様・・・
付近の住民は、凶暴化したapricot_jamに十分注意して下さい・・
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20:40
心の毒39
物事の確率を変えて従わせる現象・・あれ?
「キルケ様」
「ん?」
「『魔力』の本質が『確率を意志に従わせる』って『属性』の位置付けは何です?・ただ『確率』を操作するだけなら、全ての現象・魔力を同じ様に扱える・『属性』の分け隔てが無い・・と、思うのですが?」
キノコと木の実のサラダを一口・・「君らは、属性決定の苦しさで忘れていると思うけど、『魔力顕現』当初は全ての魔力を自在に行使してたんだよ」
「あ!」私は、思い出したけど、サキは分からないみたい・「サキ様、状況は人それぞれですし、『顕現』から『決定』の時間が短い人は認識しない事もあります」
「ん」と、サキ。
「・で、『属性決定』した瞬間、『他属性魔力』を、使え無くなる・」はい・と私、ん・とサキ。
「『魔力』には、『意志』があるんだ・」
「ええ?!」二人重なる声。
「『属性決定』の時、自身の意志とか『これ、やりたい』って、強く思うだろ、それを『魔力』が『受け入れる』んだ・『本来の魔力・全てを司る魔力』は、身体に負担が大き過ぎるから、『属性』って型で妥協する」
思い当たる・・私の魔力は、『水』選んだ時、『分かった♪』みたいな感覚があった。
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08:38
心の毒38
「レン、触媒と『魔力』って似てると思わない?」
突然の名指し!・似ているところ・・「『本来の反応に必要なエネルギーを低く・若しくは無い状態で行う』ところ?」・・と私、だろうと、サキ。
クスリと笑うキルケ様「二人とも正解・『魔力』は『物理法則』を無視する『現象』じゃなく、確率を、その『魔力』に従わせる事なんだよ・・」
「スミマセン理解不能です」横でサキもブンブンと首を縦に振っている。
「レンが『水の魔力』使う時、回りに『水』がなかったらどうする?」
「・『水寄せ』します」
「それが『確率の悪魔』の仕業なの、『水』が無い・なら『水』を『引き寄せれば良い』・・では、その『水』に『意志』はある?無いよね、『もしかしたらこうなるかも知れない』って動きを連続して、『水寄せ』は完成する・・」一口スープを飲み続ける「もちろん、近くに『水』がなければ完成しない・・では、『魔力』は『水』の本質を変えたか、それは無い・ただ分子・本質の小さな粒の行動先を『意志』に従わせただけ・それが『水の魔力』の『確率の悪魔』」
ただ頷くしかなかった・それはサキも同じ・
呼吸をする様に魔力を行使して来た私達・本質を知った・・
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21:07
心の毒37
大きな銅鍋に水を張る・同時に野草を大きめの器に盛り、キノコと木の実を炒め野草の上に乗せ葡萄のお酢と塩。
鍋に『香草』と強火で表面を焼いた豚肉を入れ・『水の魔力』展開『豚肉』と『香草』から『鮮味』を抽出して『魔力』収縮・鍋に火を灯す。
「出来ました!」
盛り付けた皿を並べ、席に着く。
「ありがと、レン・・サキ様どうぞ」
それぞれ『頂きます』と言い、私は『はい』と、答える。
「さっきの」・・スープを口に運ぶ直前でキルケ様が言う「二酸化マンガンは『無機触媒』だよ」
えと、『触媒』は『反応』を助ける物・・だよね。
「つまり、『反応』の効果を助ける為の物か」
「その通りですサキ様」
無機って事は『有機』もある?!「キルケ様、『有機物』にも、同じ様に『触媒』する物あるんか?」
私の疑問を質問するサキ。
「ありますよ♪ 『無機触媒』と違って無限大に・」
ええ?!「ところで『触媒』って何?」
それ私も聞きたかった。
キルケ様は、私を見て答える「『触媒』は、それ事態は変化しないけど『反応』を促進する物です」
なるほど!「おお!そうなのか!」
とりあえず、サキのおかげで『触媒』の、意味は分かった。
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