杏ジャムのログ

過去絵と日記

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デジタルで絵を描き始めて2年と少し・・・
しぃペインタの知識は少しだけあるけど、未知の機能がまだまだある・・

いろいろな技術を湯水の様に操れる人になりたい。

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日記一覧 (2011年12月14日)

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12月14日
21:52

「薬は毒なんだよ」
へ?「毒?」身体の悪い部分を治す薬が?
「そう『毒』・・身体の一部がその機能をちゃんとしなくなる・・其処に『活』を入れて、機能を正常に戻す・・身体にして見れば強制的に軌道を修正される訳だから『毒』なんだ」
「それって、『毒』と『薬』が同じ物?」
「同じと言えるけど目的が違う、『毒』は身体の機能を阻害するだけ、『薬』は、機能を阻害するけど、悪質な作用する組織を目標にする」
「目標は、的確なのですか?」
「曖昧・・それも含めて『薬』だから、強い(効果の高い)薬は、身体に負担がかかる・・お前はそれ経験してるよな」
・・あ!昨日の戦士!!
「アレ、キルケ様の魔力だと思ってました!」
くすりと笑うキルケ様「奴等は私の『毒』に対抗する『毒』この場合『薬』を飲んでた、当然身体への負担は高い・だからお前に解毒を急がせた、私が行うであろう毒を想定して対毒の強力な『薬』を飲んでたから、それは私の『毒』が加わって初めて『中和』って形になる」
「え?それじゃあの人達死ぬ気で?!」
「賢者の能力をそれだけ高く評価しているって事だよ」
でも、それってそれだけ怨まれてるって事?!
微笑むキルケ様

12月14日
19:26

キルケ様は、私に『死』とは何かを考えろと言った。
それが、ユジュ様が私に学んで欲しい本旨だと・・

命を食べ繋ぐ事も同じ意味に至るはず・・
生き物は他者の命を食べ、取り込み成長し次へ繋ぐ・・
当たり前の営み、人はその命を断つ事をあまりに生々しいから隠す傾向にある、ソレが悪い事だとは言わないけど、感謝は必要だ・・
誰だって・もの言わぬ植物さえ・寿命半ばで死ぬ為に生まれた訳では無い・・
「レン」
「・はい!」
「坩堝取って」
棚に並ぶ中から一番手前のを取り渡す、薬剤を入れストーブに火を付ける、微かに香る甘い香り。
「沈静の効果がある薬草の粉末だよ」偽薬暗示なのか、実効なのか分からないけど、香りは私を優しい気持ちにさせる。
「どう?命を食らう感覚って」
「正直ショックでした、でも美味しかったです・それって私の身体が必要だと感じてるからなんですよね、必要な物だから美味しく感じる・・」
感嘆「その通りだよ、必要な分を摂取して足りてくれば身体がもう要らないと信号を出す」
必要だから美味しい・・?
「したら『薬』は?病気等を治すのに必要なのに、苦かったり美味しく無いです!」
私の言葉に微笑むキルケ様

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