Books and Cartoon

洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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06月30日
04:52

うそです。

21世紀の次の10年を迎えて、ディズニーチャンネルの新作アニメがついに登場。現在絶好調だが、そろそろ終わりも見えてきた「フィニアスとファーブ」、そこそこ面白いが、ブレイクというほどでもない「スイチュー!フレンズ」の次の作品ということで、注目されること必至であったわけですが、その出来はいかに。

「Gravity Falls」
DipperとMabelの双子(兄妹か姉弟かはわからない)は、夏休みの間森林に囲まれた、のどかな観光地グラビティー・フォールズで観光客相手にみやげ物店を営むスタン大叔父さんのもとですごすことに。ところが、普通の観光客は気がつかないが、このド田舎の町グラビティー・フォールズにはとんでもない秘密が。偶然にもグラビティー・フォールズにまつわる謎を記したノートを手に入れたDipperとMabelは、グラビティー・フォールズの怪しい秘密の渦に喜んで飛び込んでいくのであった。

このディッパーとメイベル。50年前だったら明らかにキャラクターが逆であっただろうという設定。
好奇心旺盛だが本の虫、冒険はしたいが慎重派のディッパーと、とにかく楽しいのが好きでなんにでも首をつっこみたがる歯止めのきかないとんちんかんなメイベル。メイベルはペッパー・アンに始まるディズニーチャンネル・オリジナルアニメーションシリーズのヒロインの正統な継承者ですね。
スタン叔父さんもあやしさ大爆発。どういうわけかフェズ(トルコ帽)を愛用する怪しい爺さんは、普段は店の観光客相手にあることないこと講釈する商売人だが、その実は・・・。

キャラクターの魅力は言うことないんですが、問題はですね、お話のネタです。オカルトネタ満載。小人や妖精さん、伝説の生き物だけでなく、カバラや、オカルト・シンボルネタに科学も混ぜ込んで、そう子供向け「Xファイル」「スーパーナチュラル」になってるんですよ。ファンタジーコメディのふりして、ネタがマニアすぎだ。でもマニア偏りに陥ることなく、子供向けアクション・コメディとして作られているところがおみごと。

本編は22分(通常のアメリカ・アニメと同じ)のくせにストーリーがめっちゃ濃い。この辺、ストーリー展開よりも毎回重層したエピソードがモザイクのように絡み合うことの面白さという、シリーズ作品としては非常に珍しいタイプの「フィニアスとファーブ」とはまったく違うもの。オーソドックスなストーリー構成に、22分じゃ無理じゃない?って位のエピソードを詰め込んでいながら詰め込み感がないという、練りこみの度合いがすごい。正直第1話はスペシャルで長めに作ってあるのかと思ったくらいで、第1話としてはお見事な出来。キャラクター、世界観、どういう物語なのか、これからどこへ行こうとしているのかをちゃんと描ききっている。

絵もすごい。主人公は3頭身のいわゆる子供キャラであり、他の登場人物もそれにそった子供マンガのデザインラインで、これまたオーソドックスな手描きの2Dのアニメーションだが、動きの密度が劇場用アニメに近い。2Dのキャラクターに、背景には水彩手描き風のテクスチャーを、キャラクターと共に動くガジェットには実線と面塗りのいわゆる「アニメ塗り」なテクスチャーを張り込んでいる3DCGを組み合わせ、とまっていればすべて絵の具で手描きされた背景にセル画のキャラが乗っている一枚の絵になるくらいに違和感がないのはいまや常識。動いていてもまったく違和感がないレベルに到達しそうだ。これはすごいですよ。アニメーターおみごと。だんだんどこが手描きでどこまでが3DCGなのかわからなくなってきているのは実写と同様。
第2話は湖の怪物ネタでしたが、どたばたアクションコメディでありながら流体表現が非常に優れている「キック・ザ・びっくりボーイ」とはまた一味違った流体表現が出来ている。つーかこの水面表現はTVアニメの出来じゃない。まじ劇場用でもいいくらい。
ほぼフルアニメーションに近い動きだが、キャラクターは一昔前のアメリカ・カートゥーンのように大げさにしゃべると顔(頭)がふにゃふにゃと上下左右に伸び縮みするようなことはもはやない。そういう点では日本のアニメーションにとても近い。が、もちろん動きの密度や、クリエイティビティは現在の日本のそれとは段違い。昔の東映動画劇場用作品の出来栄えがそのままTVアニメーションに移行していたらこのようだったかもしれないと思わされてしまう。指もちゃんと5本あるよ。

声優の演技もいい。アメリカのアニメは大人が演技するときも子供のキャラだからと無理に子供声を作ったりせず(もちろんする場合もある)、役者のいつもの演技をそのまま生かす作品が多いが、これもそう。それだけにメイベルの変なキャラクター演技はお見事。本当に普通にそこいらにいそうな女の子って感じでしゃべるのだがしゃべる内容は普通じゃない。

とにかく、前にも何度か書きましたが、20世紀末から爆発的に進化を始めたアメリカ・アニメ。21世紀の第2の10年期に入っても、アメリカ・アニメはまだまだ進化を続けているのだなと、あきれ返ってしまいます。つーか幸せだ。どんどん新しい表現を実現していく様を観ることができるなんて、いい時代だなあ。

忘れてた。主題曲(インストルメンタル)がまたいいんだわ。どことなくXファイル・トリビュートなメロディとアレンジで、怪しい雰囲気満点。サウンド・トラックも凝ってますね。

06月29日
02:20

てなことで、ってどんなこと。

秋葉原に行って、安いmicroSDカードと、懸案のビデオコンポジットケーブルを買ってきたよ。ケーブルは中華仕様の色合いで360円安い。安すぎる。
で、家に帰ってブラウン管アナログTV(うちはブラウン管アナログTVなのだ。でもまことに残念なことにダイヤル式チャンネルではないのだ)につなげてみたら、信号は来ているみたいなんだけど(出力側のパッドは接続に反応している)画面が出てこないという困ったちゃん発生。う~ん。これは中華式コンポジットのせいなのか、ブラウン管TVが古すぎるせいなのか、単に中華パッドがダメなのか要因が多くてわからん。

ただ、スタンドアロンで使う分には相変わらず問題なし。毎日気が向いたら動画を観る日々。MLaaTRの同人誌に向けて、焼いたDVDからVOBをmicroSDに移して観ています。久しぶりに観ましたがMLaaTRはおもしろいなあ。わりかしてきとうなところも多々ありますが、そこがまたマンガっぽくていい。英語版も日本語版もそれぞれおもしろい。ジャニス・カワエの笑い声は変だなあ(「可愛い」という言う意味です)。
しかしギャラリーで画像をぺらぺらめくって観るより、動画を観ているほうがバッテリー消費が少ない気がするのはわたしだけ?いいえ、違うわ。きっとギャラリーはめっちゃ電気食うのね。

ついでにあれこれ拾った画像をmicroSDに移して整理(PCのデータのバックアップそのものは外付けHDDにしています。)。同じ画像がけっこう何枚もあるので驚くなあ。適当にDLしてフォルダにほっぽっておくからこんなことになるのだな。まあ整理するにはいい機会です。
良くみるとギャラリーは時々(常にでないところが・・)同じ画像を並べてサムネイルを表示するようだ。というところで気がついた。ギャラリーの読み込み順ばらばらの原因はサイズ順読み込みをしているのではなかろうか。

みなさんは画像の整理のとき、同じ画像が複数あるかどうかどうやって見つけます?そう、まとめて同じフォルダに入れ、サイズ順に並べ替えれば一発でOKですね。
ただ、ギャラリーのサムネイルは全部が全部サイズ順ではなく、名前順にならんでいるものもあるので、やっぱりどういう理屈でファイルを読んでいるのか相変わらず不明ですが。
う~む、中華。まだまだ謎が多いなあ。

06月29日
01:35

The Incorrigible Children of Ashton Place The Mysterious Howling
author Maryrose Wood 読了。

Penelope Lumley は、Swanburne女学院を卒業したばかり。就職先とし紹介された Ashton Place で、館の貴婦人、Lady Constance の面接を受け、govaness(住み込みの女家庭教師)として雇われることに。でも、肝心の子供たちはどこに?お屋敷の庭にある納屋から聞こえる奇妙な吠え声は、広大な敷地を持つ Ashton Place の森で当主の Lord Fredrick が狩りのおりに見つけた子供たちだった。ぼろ布をまとい、乱れ放題の髪に汚れた体。狼のように吠え、人の言葉を知らない3人の兄妹。「見つけた者こそ保護者であれ」の考えで Frederick は、この幼い子供たちの面倒をみることに決めたのだった。そして、Penelope の仕事はこの3人に人としての教育を施すこと。お屋敷の子供部屋に移され、Alexander、Beowulf、 そして Cassiopeia と名づけられた3人を、Penelope は根気良く教えていく。最初こそ人の言葉も知らない野生児だった3人は、高い知性と豊かな感性の持ち主でもあり、Penelope の指導で、英語、読み書き計算、歴史、詩や文学、館での生活習慣を覚えてゆく。ところが、Fredrick と結婚したばかりの若妻、Lady Constance は3人をあまりよく思っていない。もし、自分と Fredrick の間に子供が生まれれば、この3人はどうするのか。3人の後見は当然のこととして平然としている Fredrick の考えが彼女にはわからないのだった。
その年のクリスマス。Lady Constance は、盛大なクリスマス・パーティーを企画。Penelope に、3人の子供たちをパーティーに参加させるようにと言い渡すのだった。まだ時折、森で暮らしていたころのように Penelope には予想も出来ない行動をする3人を、大勢の見知らぬ客が集まるパーティーに出せるものだろうか。とはいえ女主人の言葉に従わないわけには行かない。Penelope は子供たちに準備をさせるのだった。そして、クリスマス。パーティーは多くの客を迎えて開かれたのだったが・・・。

舞台は19世紀の中ほどのイギリス。自身も孤児で、Swanburne女学園で育った Penelope は15歳。一通り立派な教育を受けた女性ですが、愛読書は人気の児童文学、馬 Rainbow の物語。なんていうか、欧米ではレインボーってそんなに馬の名前にぴったりだというイメージなのかなあ。それでも教育者として子供たちに出来る限りの力を尽くす姿が美しい。折につけて思い出す Swanburne女学院の創始者 Agatha Swanburne の金言が面白い。その中のひとつ、「All books are judged by their covers untile they are read すべての本は読まれるまで表紙で判断される」。ええ、おっしゃる通り。この本も表紙で買いました。アレキサンダー、ベーオウルフ、カシオペアという仰々しい子供たちの名前は「ABC順だから」とは Lord Fredrick の言葉。いちおう敵役の Lady Constance 。いちおう、というのは、彼女には彼女の育ってきた環境と常識というものがあって、子供たちがあまりにそれとかけ離れているために理解不能だというのが大きな理由。意地悪なわけではありません。3人の子供たちを理解できないことが不安であり、恐怖につながっているんですね。このあたりがいい感じです。この物語が良識や常識(とある社会で信じられていること)と、 Lady Constance から The Incorrigibles と呼ばれることになった子供たちとPenelope の対比であることから、Lady Constance はその対比の象徴の役目を負っていることになりますね。だから彼女自身もいずれはこの異質なものたちと折り合いをつけていくことになるのかもしれません。それとも、頑固に自分を押し通すかな。

物語は3人と Penelope の成長を軸に、クライマックスのクリスマス・パーティーで急展開。Fredrick の謎めいた行動に Ashton Place の秘密、そして3人の子供たちは誰でなぜ森で暮らしていたのか、という疑問を残して、次巻へ続く。あれ、まただ。またBook2読まなければならない本が増えたよ~。

06月26日
05:47

ファイルを名前順に並べる設定を発見。
ファイル管理上からはちゃんと50音順、じゃなくて数字・アルファベット順にファイルが並ぶようになりました。

あとはプリインストールされている画像表示アプリ「ギャラリー」の適当なファイル管理ですが、どうやらこのギャラリー、けっこう評判がよろしくない。
データをいれかえたあともサムネイルが残ったり、空きがそのまま残ったりおかしな動作をする。なかなかよくできてますな。

画像管理はQuickPicという無料アプリが評判がよろしいようで、そのうち導入したいなあ。

部屋を片付けていたら、二枚あわせのL字型プレートをちょうつがいでつないだ折りたたみ式スタンドを発見。タブレットを載せるのにちょうどいい。しかもプレートの開き加減で縦でも横でも置ける。なんだ~もうちょっと早くこれが見つかっていれば、100円スタンドを買わなくてもよかったのに~。
つーかわたくし、いつこんなスタンドを買ったのだろうか。え?いつ?どこで?どうして?わたしはだれ?みたいな。

06月22日
05:13

先ほどから雨が降り始めましたが、昨日は曇天なれど雨も降らなかったので(西日本は大変そうですが)、予定通りちょっと大きい100円ショップへ。

延長コードも100円。イーゼル型のスタンドも100円。
コード巻取り固定のための面ファスナー結束バンドも100円。

必要なものがあっさり見つかって大変満足。みごとだ、みごとすぎるぜ100円ショップ。
でもついでに探したmicorSDの入るケースはなかったな。
ちぇ。
それはまたこんど、秋葉原にコンポジットケーブル買いに行くときついでに買ってくることにしよう。micorSDももう何枚か買わないと32GBじゃぜんぜん足りない。

さっそく延長ケーブルに小さなパッシブ・スピーカーをつないでみる。本当は、パッシブだけじゃなくて、単4電池を使えばアクティブとして使えるんだけど、小型でスピーカーコーンが小さいおかげか、パッシブとしてもそこそこ音が出てくるのであった。寝転がって頭のすぐそばにおいておく分にはまあいいかな、みたいな。でもスイッチ入れてアクティブで使うほうがもちろん音が大きいのでとてもよい。まあ、それなりの音ではありますが、このスピーカーなら、タブレットと一緒に持ち運びも出来ます。もともと携帯音楽プレーヤー用の外付けスピーカーだから。

イーゼル型スタンドのほうは、筐体を横にして乗せ動画を見る分には申し分ない。筐体を乗せるアーム部分が前に張り出して上へ曲げられてストッパーとして機能するようになっていて、ただ乗せるだけでなく、前方へ滑り落ちるのを防ぐようなデザイン。フレームに入れた写真などよりもやや重いタブレットを載せるのにあまりにぴったりすぎ。知ってて作ったのかと思うくらいだ。もちろん100円なので、つくりはちゃちなのだが、金属製でそこそこ頑丈。しかし、乗せるアームが左右に大きく分かれているため縦にして乗せることは出来ない。縦長の絵を表示して置いておくことが出来ないわけ。うーんこのへんマイナスだが、何らかのプレートをアームの上に置ければ、そこへタブレットを載せることが出来るだろう。でもその場合、せっかくのアームのストッパーの効果が得られないのでちょっと考えてしまう。アームの上に載せる追加のプレートにもストッパーをつけて、プレートをスタンドのアームが止め、タブレットを追加プレートのストッパーが止める、という具合にするしかない。字で書くと面倒くさいが、実際にはそれほどのこともないので、そのうち適当なものを探してみよう。

中華パッドのほうは、100円ショップで買ったものを試した後、電源入れっぱなしにしておいて、スリープ状態にし、ちょくちょく復帰して絵や動画を見るというという使い方をしてみました。スリープ状態だとほとんどバッテリーが減らない。1時間で1パーセント減るか減らないか、つーか動画を観た後は1時間くらいのスリープから復帰すると増えてるくらい(いやマジで)なので、ちょくちょく使うつもりなら、いちいちシャットダウンしないほうがいいみたい。電源投入してシステムの立ち上がりにも結構電気を使うっぽい。そういえばPCも1時間半くらいなら、スリープのままにしておいたほうが、シャットダウンするより電気をつかわないとかいう話だったな。タブレットも同じということですね。ちょくちょく観るならスリープ。2~3時間以上使わないならシャットダウン、ということですね。

06月21日
02:32

先だって入手した中華パッドで、プリインストールされている画像ローダーアプリのファイル読み込み順が、通常の逆(数字の大きい順に読む)になるのは、パッドのせいだけでなく、microSDカードとの兼ね合いらしいのが判明。microSDへのファイル書き込みをwindowsXPでやってるんですが、XPに入れているフリーの画像ローダーで件のmicroSDからロードすると、中華パッド同様に通常の逆から読み始めることが判明。理由は不明。どうなってんのだろうか。microSDのメーカーを変えたらまともになるかなあ。わからないが、まだいろいろやってみるしかあるまい。

しかし、やっぱり動画再生はきれい。ちょっとくらい荒れた動画でも、コンパクトな画面のおかげであまり気にならない。そのわりにHD動画だとディティールまできれいに再生できているのがすごいなあ。
やや横(機体を縦にすれば縦)に伸びた絵にもなれた。動画だとほとんど気にならないしね。

あとは音かな。
音の良し悪しではなく、本体のスピーカーからの音で聞いてるんですが、裏面にあるため、音が無駄にあさってのほうへ流れてしまうのがもったいない。おまけみたいな小さいスピーカーだからもともと良いも悪いもない。でもいちおうちゃんと台詞などは聞きとれるよ。音楽もそれなりに。
寝転がって見るときは、パッドを持つ手をスピーカーのあるあたりにしていると音が掌に反射して割と良く聞こえるが、ずっと同じ持ち方をしてもいられない。いちいちステレオ・イヤホン(またはヘッドホン)を挿すのもなんだか面倒。パッシブで電源の要らない外付けステレオ・スピーカーがあればいいのだろうなと思うんだけど、実は一つ持っているのだけれど、それはケーブルが短くて、スピーカーを自由な位置に(出来れば頭の上、寝転がっているわけだからね。起きた姿勢、いすに座っているとかなら、パッドのすぐ横に置けばいいので問題なし)までひっぱれないのであった。延長ケーブルを買うしかないかなあ。

やっぱりなんだかんだでこまごましたものが必要になるな。
なくてもいいんですけどね。でもよりよい(よりものぐさな)中華パッドライフを送るために、あしたは(もう今日か)ちょっと大き目の100円ショップにいってみよう。雨が降らなければだけれどね。そんなこまごましたものに大金使う気はさらさらないので100円ショップで十分だ。いや、100円ショップは馬鹿には出来ませんよね。時に、どうみても100円じゃ無理だろってものが入荷している場合がありますからね。
夜が明けたら雨など降りませんように。

06月16日
17:20

ユーロ2012の試合終了までサッカー見ながらいじっていましたが、とうとうバッテリー残量が15パーセントになって、インジケーターが赤くなったので、ついでに眠いので終了して寝ました。

バッテリーは、買った時点で85パーセント程度の残量だったので、まるまる5時間使って、7割減。満充電なら6時間稼動は楽勝ですね。

今朝おきてから、充電してみると、満充電まで3~4時間程度(途中しばらく目を放した隙に満タンになっていたので正確にはわからない)そんなもんでしょうか。もうちょっとかかるかな?とか思っていたので大変けっこうなことです。
モバイルはバッテリーが命ですからね。長く使えて、早く充電できるのはいいことなのだ。

もちろん充電しながらでも操作はできるので、じっと置いておかなくても平気。

置いておくといえば、使うとき常に手に持っているのも面倒なので、なにかしら適当なスタンドが必要であることは間違いない。100円ショップあたりでちょうどよさげなスタンドをさがすことにしよう。
軽いから腕が疲れるほどではないが、寝転がって動画をみるいい方法はないものか。う~む、だんだん不精な要求がでてくるものだ。

android OS は、バージョン4が入っています。2.3あたりとはずいぶん変わったという話だけど、2.3を知らないので、良くわからない。
それでも昨日初めて使った割には基本操作は簡単で、設定もそれなりにいじれるのでそこそこ良く出来ているんじゃなかろうか。

ファイル操作は windows のとはやっぱりちがうので、まだもひとつ感じがわからない部分もありますが、ただ見るだけならあっという間に出来るようになりましたよ。指でめくって進む分、ねらったファイルを見るのはとても便利だ。逆に、多量のファイルから、狙ったファイルを探し出すのは画面に巨大なモニターを使えるwindowsの方が便利。その辺、1つのフォルダにかたっぱしからファイルを入れるのはやめましょう、ということでしょうかね。
windows よりもう少し、細かめに分けるよう心がければ便利かも。

不思議な欠点も。フォルダに入ったファイル。ギャラリーというアプリで表示順がファイル名に沿わず適当にバラけてしまう現象発生。不思議だ。ちゃんと名前順になるものもあるので原因不明。あと、手でめくって操作するぶんには問題ないんですが、ファイル名順スライドショーにすると、終わりから順にさかのぼってファイル再生するのはどういうことか(ランダム再生もあり)。どうりでこのギャラリーという動画・画像再生アプリがサムネイル生成のときファイル名の下のものから(数字なら大きいものから、アルファベットなら z から)読み込み始めたわけだ。絵や写真ならいいけどマンガがばらばらになったり逆になのは困るなあ。

ファイルマネージャーでも逆さに並んでいるものがある。どういうことなんだか。順番を直す方法があるのかもしれないが、まあそのうちなんとかしましょう。もしかしたらファイル名をもっとシンプルにリネームすればいいだけかもしれないけど。

とにかく今日も元気に動画・画像再生してくれている。あとはSDカードにファイルを移動しておけば、いちいちPC立ち上げなくても動画や資料画に当たれるのでありがたい。電力不足のおり、節電にもなるよね。うむ、これはまた、いいことだ。

ところで、今日は久々の ル・マン24時間レースの生中継ですね。放送開始は今夜10時、スタートから明日の朝6時、フランスの日没まで延々8時間の中継には男気を感ぜざるを得ません。もちろん寝るまで付き合うぞ(もう歳だから最後までという気はない)。どうせなら24時間中継すればいいのにね。オレは日曜の朝起きて真っ暗闇の中継(コースの大部分はフランスの田舎の公道なので照明がないから)をやっていたらそれはそれで見ると思うよ。たぶん。

06月16日
01:03

てなわけで、ってどんなわけか。

秋葉原にいって念願(そこまでいうこたねえか)の中華パッド、7インチタブレットを買ってきたよ。

onda vx610w。

こないだは9千円以上だったのにいきなり1500円近く値段が下がっていたので、ふと気がつくと買っていた。おそろしいことだ。おかげでmicroSDカード32BGやらUSBホスト用ケーブルやら買って、おまけでクッションケースといまいち使えない静電タッチペンももらえてほぼ一万円ぽっきり。
すばらしきかな中華パッド。

android os は初めてなので、タッチパネルの指使いだとか、フォルダやファイルの並べ方などいろいろ工夫の余地はありそうだけど、目的であるメディアプレイヤーとしては要求を十分満たしてくれる優れもの。

動画めちゃくちゃきれいだ。今720pのmkv再生していますが、めっちゃくちゃきれい。きれいすぎ。AVIもmp4も今のところ問題なく再生。FLVはモノによるみたいなので、ちょっとばかり試してみないといけない。プレーンなmpeg2データはダメみたい。そこはちょっとがっかり。なにかのソフトでaviかmp4にエンコードしないとダメかな。VOBだといけるらしいので、TVを録画したDVDからVOBを抜いてあとで試してみよう。
どっちにしろ、動画がきれいなことは間違いない。

ファイルマネージャーから再生したら m2p の mpeg2 ファイルも問題なく再生されましたよ。ただしアスペクト比4:3に設定してもどうも720:480で再生されてるらしくやや左右に伸びた画面だけど。まあがまんできるていどなのでいいか。なんにしろ加工なしでmpeg2が再生できたのでOKってことで。

しかし液晶が最近流行のIPSでないので、角度変化には弱い。タブレットの画面を何人かで見ようというのであれば、最近のIPS液晶をつかったタブレットのほうがいいですね。
静止画を表示したとき微妙に青が出ているクールな色合いになるようだけど、わたしは平気。でも白ははっきり白にでるので、そこんところは大丈夫。動画になると、アニメの再生ではまったく問題なし。実写も特別色味が変わっているようには思えない。とにかく動画再生は完璧だ。

今年出る中華パッドは次から次にIPS液晶になっているみたいですよ。値段は変わらない。おそろしいことだ。その点でみるとvx610wは去年のマシンなので、ここんとこの新型の発売ラッシュに押されて値段がさがったわけかな。わたしにはvx610wを選ぶ理由があったので、これはもうありがたいことです。

動画の絵はきれいなんだけど、再生中のシークバーの反応がいまいち。つーか操作のコツが掴みづらい。そのへんちょっとマイナス点。シークバーのカーソルが捕まえられればどこへでもするする移動できるので、そのへんは及第点。

画面アスペクトが16:9なので、HD動画の再生は完璧だが、jpegなどの画像はやや縦横比が(縦にも横にもできるので)狂ってしまうのがちょっと微妙。だがまあ、我慢できないほどではないので、いいでしょ。
画面そのものは機体を縦にした場合やや縦に長く横につぶれた(16:9なので)文庫本サイズ。ためしにマンガも表示してみましたが、問題なく台詞もちゃんと読めます。トーンも特につぶれた感じもしないし、場合によりけりでモアレになるときもあるものの、大体の場合普通に灰色に見える。
日本のマンガに比べてコマと台詞が小さい現在のバンドデシネ(ヨーロッパマンガ)などはちょっとつらいかな。あれはもともとA4くらいで読むのを前提にしていますからね。でも拡大縮小が簡単に出来る(静電マルチタッチパネルなので指でひょいひょいとね)ので、まあOKかな。正直を言えばバンドデシネなら9インチクラスのタブレットのほうが読みやすいのは間違いない。

縦横はGセンサーで普通のタブレットやスマートフォンのようにみたく勝手に切り替わります(手動切り替えも可)。一昔前の中華パッドみたく画面の縦横がいきなり切り替わるなんてことはなく、一瞬間をおいて(ここんところ中華だからね)ぬるりと回ります。拡大縮小はぬるぬると自由自在。スクロールもぬるぬると良く動きますよ。

wifi を off に(インターネットには使わないから)してから、20分くらい動画を再生して大体バッテリーが5パーセントくらい減っているので、カタログスペックでの動画再生連続6時間というのは、実際問題なさそう。すごいね。音はスピーカーからはそれなりに。イヤホン・ヘッドホンジャックからなら特に問題なく普通の音が出ます。

おそらくCPUがあるのであろう部分がすぐあったかくなりますね。冬には懐炉がわりになるやもしれぬ。この部分はなるべく持たないようにしないといけないかな。

onda vx610wを選んだのはTVコンポジット出力があるから。最近の中華パッドはみんなminiHDMIなのだ。いずれはそっちのほうが便利ってことになるんだろうけど、いまのところカートゥーンのオフ会で、みんなで鑑賞会をするときコンポジットのほうが便利なのであった。4極ミニプラグ-3ピンプラグのコンポジットなので、今うちにあるケーブルが使えるかなと思ったらダメだった。そのうちまた秋葉原にいってケーブル買ってこないといけないな。

手に持つと、最初は、あ、軽いというほどでもなく、それなりの厚さの本を持つような感じでしたが、今では(といってもまだ3時間くらいしかいじってませんが)手もなれて、ほとんど重さを感じない。これならマジどこでももっていけるな。

付属品はUSB給電口のついた家庭用コンセント差込プラグ。そのUSBから給電するための標準USB-miniUSBのケーブル。このケーブルで、モバイルバッテリーからも簡単に充電できそう。それにステレオイヤホンと、中国語なのでさっぱりわからないマニュアルの小冊子。簡素なものですね。

まとにかく、満足です。値段を考えれば完全に満足です。
これが(本体だけなら)8000円だもんなあ。恐るべし中華。しかも最新のタブレットはさらに性能を上げて、IPS液晶に、CPUダブルコア化してるし、android ならメーカー製タブレット買う意味ある?みたいな気がしないでもない。
つーか、なんだったら予備にもう一台買ってもいいくらいだ(買わないけどね)。

06月12日
21:10

the Higher Power of Lucky
author Susan Patron 読了


カリフォルニア、モハベ砂漠の古い鉱山跡にある、人口43人のハード・パンの町。10歳になる少女 Lucky は、町外れのトレーラーハウスに、フランスからやってきた彼女の父の最初の妻であり現在の彼女の保護者、Brigitte と住んでいる。町の風鈴博物館で行われる「依存症克服のための12段階」の会 (twelve-step group )の集会を覗き見てから、Lucky は彼女自身の Higher Power を見つけようと決めていた。でもそれがいったいなんなのか、まだ彼女自身にもはっきりとはわからない。
Lucky の父は、フランスで結婚した Brigitte と別れた後、アメリカに戻り、Lucky の母と再婚。二人の間に Lucky が生まれるが、しかし子供が欲しくない父は、Lucky の母とも別れ、その母もある嵐の翌日、事故でなくなってしまったのだった。父の顔も知らない Lucky は砂漠の町でたった一人取り残されてしまうが、父はフランスから Burigitte を呼び寄せ、鞄ひとつでやってきた Brigitte は、言葉もろくにわからないままその町で Lucky と砂漠の町で暮らすことを選んだのだった。
それから数年。Lucky は Brigitte がフランスへ戻ろうとしていることを知る。自分を捨て、Brigitte はフランスでの彼女自身の暮らしを選ぶつもりなのだ。その日から Lucky は、家出を計画する。いつかその兆しが見えたとき、誰にも知られずに行方をくらまそう。そうして、自分が Brigitte や、母の葬式にさえ顔を見せない父や、ハード・パンの人々にとっていったい何者なのかを確かめようと考えるのだった。しかし、その兆しが見えたその日、砂嵐が町を覆い、近所に住む少年 Miles が行方不明になってしまう。Lucky は、砂嵐の中、Miles を探すのだった。

冒頭から、アメリカ中西部の寂れた町と、普通でない境遇の登場人物で、なんだかヴィム・ベンダースが映画にでもしそうな雰囲気のいい感じ。子供拒否の父に、死に別れる母とかなり悲惨な境遇の Lucky 。しかし、もともと寂れたハード・パンの生活しか知らない Lucky は、それをそのまま受け入れているのだが、依存症克服の会で耳にした Higher Power を自分も得たいと考えるようになる。Lucky をとりまく人物像もおもしろいっていうかすこし変なヒトばかり。普段はまともな Brigitte も、哺乳類以外の小動物が大嫌い。縄の結び目に天賦の才を持つ友達。依存症克服の会で自身の体験談を披露する男、などなど。
印象的なシーンはいろいろあるが、Lucky たちがある家で聞くラジオがいい。カリフォルニアの交通情報。人口43人。ほとんど何もない町のラジオから流れるのは、道路を流れる大量の自動車と、事故による渋滞のニュース。それもアメリカ。ここもアメリカ。
前半はヴィム・ベンダースだが、後半は児童向けらしい展開になって一安心。
しかし、一応子供向けなんだよね、この小説。2007年度のニューベリー賞受賞作。すごいな、ニューベリー賞。もっとも大人が選ぶ本なので、子供がどう思うかは子供が読んでみないとわからない。でも児童向けでも十分な読解力を要求する作品が書かれているというのはたいしたものだと思うんだな。

ところで Higher Power というのはアルコール依存症克服のために提唱された、「自分自身を越えたより強い力」という意味の言葉だそうで、今では他の「依存症克服のための12のステップ」の会でも使われるようになっているそうです。今の自分自身ではどうにもならない現状から抜け出すためのより確かな力。the higher power of lucky では、ハード・バンの町でアルコール、過食症、ニコチン(タバコ)などの依存症克服のための集会がひらかれていることになっています。ハード・パンには普段の生活で依存したくなるようなものは何もないからちょうどいいんでしょうね。
はたして、Lucky は彼女の求める Higher Power を手にすることが出来るでしょうか。