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2012年07月14日 13:44

怪しらしさとはなんだ

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Good!
毎度、怪しいお話でとばしている「Gravity Falls」。
第6話はいかがならん。

とにかくおなかがすいたディッパーとメイベル。優柔不断な客をほったらかしにして、スタン叔父とダイナーで食事。スタンの態度からそのダイナーのウェイトレス、レイジー・スーザンに惹かれているらしと気がついたメイベルは、二人の仲を取り持とうといらぬ世話焼きで、スタン叔父をモテる男に改造しようとする。一方、ダイナーにおいてある「男らしさネーター(勝手に名前をつけた)」で最高得点を出せばパンケーキがただになるゲームをみつけたディッパー。メイベルとスタンに笑われながらもダイナーの客の環視の中で挑戦。しかし奮闘空しく最低レベルの「可愛いらしいお子ちゃま」と判定されてしまう。たくましい男らしさを身につけるべく森へ入って特訓しようとするディッパーの前に、突然巨大な筋肉のかたまり、野生と男らしさムンムンのミノタウロスがあらわれるのだったが・・・。

今回は謎もホラーもぶっ飛ばしの「ディッパー、漢(と書いて『おとこ』と読む)への道」と、「スタン、愛の彷徨」の2本立て。頭は空っぽだが人(?)のいいミノタウロス(英語ではミナトァーと発音)の元で男作りに励むディッパーは、スタンとメイベルを見返すことが出来るのか。そして全身無駄毛の塊、むさい爺さんスタンの愛の行方は?ストーリーはあらぬ方向へと突進していくのであった。

いきなりえらくトーンのちがうエピソードがきてちょっとびっくり。まあ、マンガですからね。こういうフリーダムなところもカートゥーンの面白さ。というより、いわゆる「カートゥーンらしさ」が発揮されたエピソードだと言えるかな。いままでがちょっと変だったのだ。ダイナーを出た後は、2つのストーリーが無関係に並行するつくりなのだが時間経過がちゃんとしているところが無茶。
第5話でのディッパーの過去をひっぱっておいてのエピソード。ディッパー編はあまりに無茶な展開なので、「アドベンチャー・タイム」かと思った。ミノタウロスたちが「ブーン・ブーン・マウンテン」の乱暴者の村の住人みたい。てゆーかさ、どうしてミノタウロスなんだ、どうなってるんだ、誰か説明しないのか、誰も説明しないのだ。そこがまたばかばかしくていい。
なるほど、こういう手で来ることもあるのか、と油断の出来ない「グラビティー・フォールズ」なのだった。