Bim の初フルレンジ・アルバム Scatterheart がいつのまにやら出ていたのに今日気が付いた。といってもなかなかマイナーすぎるのか輸入版がアマゾンにも来ていないようなのでCDの入手は今のところお手上げなんですけどね。
ミニ・アルバムより音がずっと厚みをまして、そのへんはミニ・アルバムの比較的シンプルな音がいいな、という向きには悩ましいところかもしれませんが、正常進化な音なので、これもよし。ミニ・アルバムからも4曲がリアレンジされ収録されていて、聞き比べるのも楽しい。でも The Battle はミニ・アルバム版の方がいいなあ。
そんなわけで Meet Bim
http://www.myspace.com/bimmusic
現在 My Space の試聴曲として聞ける Head over Heals はいい曲だなあ。The Battle と Stay in My Memory は名曲ですが、Head over Heels もなかなかいい。Now I'll try to forget about it all のがらがらと崩れる感じが Head over Heels なのね。やわらかい女性ボーカルなのにビートはしっかり刻むタイプの曲が大好きなんですよ。
で、その Head over heels 。ふつう日本語訳では「もんどりうつ・ひっくりかえる」とか「夢中になる」とか訳されるんですが、どうして?だってもともと頭はかかとの上にあるではないか。たとえひっくりかえっても、over するのはかかとの方じゃないの?とか思ってたんですが、これを機会に調べてみると、もともとは14世紀頃に出来た表現で Head over heels と Heels over head のペアだったらしい。それが時代を経るうちに、Head over heels だけが残ったということ。音にしてみると確かに Head over heels の方が響きがいいし、だいいち言いやすい。一見何のことかわからない風な表現なのが、「もんどりうつ・ひっくりかえる・わけもわからず夢中になる」という意味というのは文章表現的にも洒落ていていい、ということのようですね。
納得。