毎度あやしいミステリーツアーで観光客から金を巻き上げるスタンだが、カートで森の中を案内してまわっているあいだにメイベルはミステリー・シャックのなかでワドル(和名「よったん」、ね)とやりたい放題。店の中をぶたが自由に歩き回るのをよしとしないスタンはワドルを外に出すようメイベルに言うのだが、ワドルを愛するメイベルは頑なに拒否。
一方、最近森の中で次々と起こる怪現象に興味を引かれたディッパーはその正体を暴くべく、スースと共に罠を仕掛けるのだが、なんと決定的瞬間をカメラに捉えることに成功する。
愛するワドルのためにおそろいのセーターを編んでいたメイベルは、TVで赤ちゃん用抱っこ式バンドルぶたにも使えるよ、のCMを目にすると善は急げ、早速手に入れるべくスタンにワドルを託して勇んででかけてゆくのだったが、ミステリー・シャックの見世物をワドルに台無しにされたスタンはワドルをシャックの外に繋いでだれかにもらわれてしまうようにしてしまうのだった。
そのころミステリーシャックに戻ってフィルムを現像(現像かよ、デジカメ買え、みたいな)していたディッパーだが、あとすこしのところでうっかりさんのスースのせいで写真はパーになってしまうのだった。誤るスースだがこれまでのスースの数々の失敗を思い起こすと、スースに対する信頼感が揺らいでゆくのを感じるディッパーだった。
そのとき、巨大な影がミステリー・シャックの外を猛スピードで飛び去ってゆく。なんとびっくり、古代の翼竜がワドルをひッ捕まえて森の中へと消えてゆくではないか。シャックに戻ったメイベルは事の次第にショックを受け、約束を破ってワドルを失ったスタンに二度と口を利かないと宣言する。
しかしワドルはどこに?見よ、ワドルに着せていたメイベル手編みのセーターがほつれ森の中へと赤い糸が導いているではないか。ミステリー・シャックご一行様は早速ワドル奪還のために糸をたどって深い森へと入っていくのだが、彼らの行く先には想像も出来ないような驚異の事実が待ち受けていたのだった。ミステリー・シャックご一行様とワドルの運命やいかに。
スタン大暴れ。大人もたまには頼りになるぜ。そういうお話です。やってることはめちゃくちゃだけどわりとシリアスなお話、あ、これまでにくらべれば、ですからね。つーか、メイベルxワドルになるとシリアス路線なのか。
それはそれとして、ますます驚異の実態があきらかになってくるグラビティー・フォールズ。次回はどうやらいよいよ謎の本質にせまっていくようですよ。