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05月31日
08:47

インドのキッズ向けTVサイトで見つけたインド製カートゥーンのヒロインたち。

前のヨーロッパの時のように参考用に画面のキャプチャーはしてなくて、動画を観ながらスケッチしたメモを基に描いたので、少々違っているかもしれないけれど、まああんまり気にしない気にしない。

左から、Chutki、残念ながら名前が不明、Tara、そして、Radha。一発でインドだとわかるのは Chutki だけでしょうか。インド女性の伝統的メイク、ビンディ(額の赤い印のこと)ですぐわかりますね。フランスのサリー・ボリウッドもビンディを付けてましたね。Tara は東南アジアっぽいし、Radha はどこの国でもおかしくない学校のユニフォーム姿。名前のわからないキャラは意味不明の衣装だし・・・。

Chutki は、「chhota bheem」(読みは、チュトゥキとチョッタ・ビーム)
Tara は、「kumbh karan」(タラとクム・カラン)
Radha は、「Roll No.21」(ラダとロール・ナンバー・21)
そして、名前が不明な子が「The new adventure of hanuman」の、それぞれヒロイン。いずれの作品も主人公は少年(か、少年の姿の神様)で、インドにはまだ女の子が主人公のTVアニメはないのかもしれませんね。

英語で見られた作品もあるものの、現地語(インドは多くの言語が共存していますが、人口比ではヒンディー語の話者が最も多いらしく、「Roll No.21」はそのヒンディー語と英語で作られていました。英語が話されるのはインドが以前イギリスの植民地だった時代の名残ですね。他の作品もおそらくヒンディー語だと思われます)のみの作品は、さすがに何を言っているのかわからない。まったく言葉がわからないので、はっきりそのキャラクターに向かって呼びかけてくれないとその単語が名前かどうかもわからない。というわけで、放送しているPogoTV のサイトにもキャラクター紹介ページがないために、一人だけ名前のわからないキャラクターが残ってしまった次第。実は女の子かどうかも怪しかったんですが、TVシリーズの基になった、映画「return of hanuman」を見ると、同じキャラがいて、どうやら女の子らしいと。う~む、なかなかやるなインドアニメ。Tara は、偶然にも観たエピソードのサブタイトルにこの子の名前が入っていたので判別できました。

Tara はまだいいとして、名前不明の子と、Chutki はもっと濃い~感じなんですが、私の力量不足、つーか観たまま描く勇気がなかったので、このへんで勘弁してくれ、と。
Radha は、普通ですね。制服だし。普通にかわいいじゃないか。アメリカのカートゥーンと大差ない。それじゃ何か不満なのかと思われそうですが、かわいいからいいじゃないかと、そういうことで。

ああ、そうだ。もうひとつ。みんな意外と肌が色白。アメリカやヨーロッパのカートゥーンに出てくるインド人キャラはみんなかなり色黒(サリー・ボリウッドは、アフリカの黒人と大差ないんじゃない?と思われるくらい濃い目の肌)なんですが、現地インドではそれほど濃い色を指定していないんですね。

05月30日
02:12

Phineas and Freb 第3シーズンでも飛ばしまくりですよ。あまりに面白かったので描かずにはいられなかった~。台詞が最高。作画もダイナミック。ステイシーがしょうもなくて素敵過ぎる。オレ的ベスト・エピソード候補No.1かもしれない。

てなわけで、この絵をアップしてから、今日は、といってももう日が変わったので、昨日は、ぷにケットに行ってきました。
あいにくの雨模様の上、土曜日は早く寝ようと思いながら、こんなときに限って、欧州チャンピオン・リーグ決勝、マンチェスター・U対バルセロナの生中継。ついつい観てしまったためにやや寝不足。

雨はせっせと降り続きましたが、会場はなかなかの人手で、にぎやかでけっこうでした。あたくしは例によって、例のごとくのカートゥーン・キャラ・コピー誌「ステイシー6」と「ティッシュとロア」を持っていきました。会場でせっせと折って綴じて折って綴じて。買ってくださった皆さんありがとう。

ひげのカートゥーンおやじはとうとうこなかったのだが、イベント終了後はKなっとうさんとそのPPGZ仲間の方々に混じって、JR蒲田駅のそばのてきとうな店で打ち上げ。だらだらっとアニメや、カートゥーンや、絵や、英語(dA こと、 deviantArt の話題が出たついでに、これは一方的に英語の勧め。みなさんもぜひ英語を学ぶがいいさ、と)の話など。茄子の中華風みぞれあえが、かなりおいしかった。あんな味の茄子料理は初めて。

その場のほとんどの方はデジタルで絵と漫画原稿を描いてらっしゃる。KなっとうさんはSAIで絵も漫画も下書きから清書までなさるそうな。でも漫画原稿はコミック・スタジオ派も多し。アナログ・オンリーの時代から漫画を描いていた人間としては下書きから全部デジタルというのはなかなかね、踏み切れませんね。イラストになると下書きを場合によっては10回以上書き直すことなどもあって紙がいくらあってもたりない反エコなことをしていると、デジタルだったら無駄をなくせるのになあなどと思ったりもする。ちなみにこのエントリに入れたイラストは、全体のラフの絵を描いてから、キャンディス(奥のキャラ)、ステアリングホイール、ステイシー(手前のキャラ)ごとに絵を清書。下書きから主線まで特にステイシーの直しを繰り返してなんだかんだで紙を20枚くらい使ってます。もったいないなあ。

適度なところで切り上げて、解散。
家に帰り着いて、けっこう眠いのに、F1を観て、今は100周年記念レース第95回インディアナポリス500マイルレースの生中継を観ながらこれを書いています。F1では、小林可夢偉選手は5位入賞でおみごとな結果でしたが、インディの方は、スタートしてまもなく、佐藤琢磨選手が単独でウォールにヒット、リタイアしてしまいましたよ。うへ~。残念すぎる。現在、佐藤選手のチームメイト、トニー・カナーン選手が予選22位スタートから、7番手にまでポジションアップ。まだまだ先は長いが、がんばってもらいたい。レースはまだまだ先が長いので(たぶんあと2時間以上は走ってる)、お腹がすきました、ちょっとコンビニで夜食を買ってきます。それでは。

05月25日
22:08

物理的にはこの世界の基本ルールなので、親の言うことは聞けなくても、慣性の法則には従わざるを得ないわけだけど、精神的にも慣性は働くものなのだな。やらなきゃならないことがあってもなかなか思うように腰が上がらないなどというのは明らかに慣性。一度はじめるとなかなか止まらないのも慣性。ちなみに、慣性とは「今ある状態を保とうとする性質」のことですからね。(相対的に)止まっているものは止まったまま、動いているものは動いたままを保とうとするのが慣性。

ヨーロッパのアニメをあれこれみていたら、慣性が働いてついでにユーラシア大陸を東に行ってみようかということになり、インド、東南アジアのTVアニメなど観てみたいものだということで、カートゥーン・ネットワーク(以下CN)とニコロデオン(以下ニック)のそれぞれインド・東南アジアのサイトを覗いてみたですよ。
映画はね、きっと探せばすぐ見つかったりするんでしょうけれど、ここはあくまでTVアニメにこだわってみたいと、そんな感じで。

インドではCN、ニック共に、ほぼ両局の世界展開番組が流れている状態で、残念ながら現地産の作品はほとんどみあたらなかったのだけど、さすが世界第一の映画大国インド。ちゃんとCNで、インド・オリジナル・アニメ・シリーズを放映してました。最新のシリーズは「Roll No.21」というフラッシュアニメーション。絵柄の雰囲気はわりとスマートで、デザインは「クラスメイトはモンキー」と「リプレイス大人とりかえ作戦」を足して2でわったような雰囲気。これまたアメリカン・カートゥーンだといわれればそのままそうだと思ってしまいそうな学園ファンタジーコメディ。どのへんがファンタジーなのかというと、主人公が、クリシュナ(ヴィシュヌ)だから。ヒンズー教の神様ね。孤児にむけて作られた学校の校長は表向きは子供思いの善人だが、実は子供たちを悪に染め、自前の悪の軍隊を作ろうとたくらむ悪い人。その野望を挫くため天界の神々から使わされたクリシュナは少年クリスに姿を変え、悪の校長とその手下の悪の先生たちと戦うのだ、というお話らしいですよ。これはどうでしょう。ちゃんと見てみないと面白いのかどうかわからないプロットですね。タイトルの「roll no.21」の意味もよくわからないし。動きのほうはさすがにパワー全開で動きまくるアメリカなみというわけには行かず、せっかくのフラッシュを使いこなせていない感がいなめない。これは後で他のアニメも見てわかったことだけれど、やや切り絵アニメ調のリミテッドアニメくささがぬけていなのは、今のインドTVアニメの傾向のようですね。
ほかにもうひとつクリシュナが主人公のアニメがあり、クリシュナのお話はしょっちゅうアニメ化されているようですね。
さらにもうひとつが「アーマ・チトラ・カータ」というインドで最も人気のある漫画シリーズの同名のアニメ化作品。インド神話や聖典、英雄談などを題材に1967年から続いている漫画シリーズらしい。やはり漫画をアニメにというのは世界共通なのだなあ。絵とお話がそろっているからやりやすいですもんね。
しかし、ヨーロッパの漫画事情も詳しいことはわかりませんが、インドの漫画事情なんて輪をかけてわからないなあ。

クリシュナ(ヴィシュヌ)といえば世界の神様は数々あれど、おそらくもっとも面倒見がいいというか、頼まれるとイヤといえないというか、困った人(神)は見捨てて置けないというかとにかくいい人(神)で、しかも男前だそうだから、インドでも人気者なんでしょうね。
インド(ヒンドゥー)の神様は肌が青いんですが、なんでも本当は神様は黒い肌だけど、絵にする時は肌を黒に塗ると何がなんだかわからなくなるので、わかりやすく青にしているんだとか。だからアニメでもクリシュナは青い肌なので一目で神様とわかるのだった。いいえ、ガミラス人じゃありませんよ、決して。

そんなわけで、ヒンドゥーの神話英雄談アニメが花盛り(?)っぽいインドアニメなのだったが、それだけだとは思えない。インドの子供たちだって、毎日青い肌の神様ばっかり見たいと思ってるわけじゃあるまい、と洗面器。きっとCNやニックじゃなくて、現地の放送局でいろいろ流れてたりするのだろうなあ。どんなアニメなのかは想像もつかないけど。

一方、東南アジアCNとニックでは、現地産と思われるアニメが見当たらなかった。見当たらなかったんだけど、日本よりずっと色々なCN作品を放送していて、うらやましくなってしまうのだった。もちろんニックのアニメもご同様。日本じゃ放送局がなくなってしまったというのにこの差は何?

東南アジアといえば、ウルトラマンが国民的人気のタイや、BAUアジア環太平洋大学ロボコンで何度も優勝している近代化著しいベトナム、観光立国のマレーシアなどがあるので、きっとなにか変な(失礼)アニメの一つや二つは作っているに違いないのだけれどなあ。きっと現地の放送局で流れているんじゃなかろうか。

このままでは当初の目的が果たせないので、Google スタート。各国を調べる作業に入るのだった。
タイ、ベトナムでは失敗。
しかし、マレーシアではいくつか発見しましたよ。
漫画原作の「Kumpung boy(村の少年)」は、国際アニメーション祭のアヌシーにも出品されたらしい。ほかにもサッカーアニメ「bola kumpung」だとか、2人の少年たぶん双子の兄弟が主人公の3DCGアニメ「upin & ipin」、3DCGアニメ「saladin」動きとモデリングはちょっとしょぼいけど、デザインはなかなかかっこいいかも。2Dほのぼの動物ギャグカートゥーン「Chingkus」ええ、チンカスと読んでくださって結構ですよ。主題歌でチンカスチンカス歌ってますからね。それぞれ空を飛ぶ、3人に分身、スーパースピードのスーパーパワーを持つ3人組の少年少女が主役のアクションコメディ3DCGアニメ「boboiboy」など。どうよ。けっこう作ってるじゃないの。「サラディン」以外はいずれも低年齢層向けのキッズアニメ。2Dも3Dも絵が綺麗だし、普通に見られそうなアニメばかり。気が付いたのはムスリムのキャラクターが多いこと。マレーシアはわりとイスラムの国なんですね。
少年の主人公はみなきちんと短い髪でこざっぱりしているよ。日本みたいに怪物のようなヘアスタイルじゃないんですね。それにしてもマレーシアでは今は3DCGアニメが中心だとは思わなかった。最近日本に入ってくるキッズ・アニメも3DGCが多いですからね。キッズ・アニメは3DCGというのは世界的な流れなのだろうか。

インドにもどって見つけました。キッズ向け専門チャンネルpogo tv。(インドから見て)海外のアニメに混じってインド・オリジナル・TVアニメ・シリーズもちゃんとある。
これだ。こういうTVアニメを待っていたのだ。いやいや、いい意味でね。っていうのはどういう意味なんだ。
サイトには各作品ごとのキャラクター紹介ページが用意されていないため名前がわからないキャラも多いので、あしからず。
the new adventures of hanuman
ヒンドゥーのお猿ヒーロー、ハヌマーンに変身する心正しい少年が活躍するアニメ映画 return of hanuman をもとにTVシリーズ化した作品らしい。クリシュナ同様、ハヌマーンも人気あるんですね。
寄宿制の小学校に通う少年 Maruti が主人公。パイロット版で見る限り携帯電話にカードを挿して、いいえ、間違ってません。携帯にカード入れてます。光りました。それでハヌマーンに変身。さすがにこれはないと思ったのか、TVシリーズでは不思議な小さな金の杓のペンダントが変身アイテムになってました。一安心。ある日手に入れたその金のペンダントの力でハヌマーンに変身し、血走った目のあやしいオッサン科学者や正体不明のエイリアンと神通力で戦うのであった。でもその正体はだれも知らない。眼鏡のヒロイン、気の弱い友達、いじめっ子など基本のキャラクターをそろえてあるシチュエーション・ドラマ。 先生はわりかし色白のインド美人、インドですからね。フラッシュ・アニメーションで、絵はデザインは別として普通に漫画の絵だが、普段の動きではあまりデッサンを気にしていない様子。もうすこし気にしてもばちはあたらないんじゃないかな、と思うんだけど。動きの雰囲気はアメリカやヨーロッパのようにがんがん動くというよりは、サウスパークに近い感じ。音楽が不思議なメロディでいい感じ。以下2つのアニメシリーズの舞台が村なのに対して、その服装や学校の校舎から都市部に近いと思われる。
kumbh karan
森で拾われ老人たちに育てられた見た目の違う双子、くいしんぼうで大きい体、のんきもので力持ちのkumbh と、知恵が回って怖いもの知らず、悪戯好きの体の小さいkaran が主人公。なかよしの女の子は賢く、意外と勇気のあるtara。ヒロインだけにわりかしかわいいデザインなので、ちょっと一安心。他がね、けっこうね、アレなんでね。
これもフラッシュ・アニメーション。やはり手間がかからないし、データーもデジタルでやり取りするのに適しているということなんでしょうか。フルアニメーションで動きまくるようなことはなく、日本のリミテッド・アニメに近い動き。見た目や動きはコミック・ポンポンあたりの漫画原作のわかりやすいキッズ・アニメの雰囲気がする。オープニング・テーマがにぎやかでいい。
アメリカン・カートゥーンでもスシ・パックなどのキッズ・アニメはこういう雰囲気ですね。同じチャンネルでつるぴかハゲ丸、怪物くん、忍者マン一平(われながら主人公の顔を見ただけでよく思い出したな、と)も放送していて、これらと同様だがやや技術的に遅れているイメージ。
chhota bheem
pogo tv 一押しアニメの様子。製作は green gold という会社。アメリカの wordgirl に近いイメージのフラッシュ・アニメーションだが、kumbh karan 同様、リミテッド・アニメ的な動き。ここまで観て来たどの作品より、キャラが濃いデザイン。
舞台はインドの村で、近くの森では山賊も出るよ。主人公の勇敢な少年 bheemに、相棒の青い猿。青はスーパーな印しなので、言葉をしゃべるよ。あ、ジェネレーター・レックスの先取りじゃん(考えすぎ)。 ヒロインの女の子chutki、体の大きいいじめっ子にその手下、というこれもシチュエーション・ドラマ。ここで上げた3つ共に共通だがインドでも少年ヒーローはやっぱり髪を短くこざっぱりしていて、しかも上半身がたくましい。
全体的に60~70年代の日本のアニメの雰囲気で、TVアニメはどこの国でもやはりまずここを通らないと先へは進めないのだな。

chhota bheem は、インドの言語(といってもいくつも言語があるけれど)と英語で放映されていて、両者ともレギュラーキャラは子役が声をあてている。だから英語はインド英語。アメリカでもカナダでもヨーロッパでもオーストラリアでもない英語が堪能できる。英語版のヒロインchutki役の子の声が異常にかわいい。それだけにあのデザインがなあ~。もう、21世紀も10年経ってるっていうのにインドったら~、みたいな。

他にもインドでは三大聖典や英雄談、昔話などを基にしたキッズ向けショート・アニメや、映画など多数作られているようですね。やはり意外なアニメ大国なのかもしれない。インド恐るべし。TVアニメは、今はまだこれからな雰囲気だが、技術的なことなどあっという間に追いついてしまうもの。なにしろ世界最大の映画産業の国なうえ、コンピュータ関連の下請けとして、世界中の技術と情報があつまるIT先進国で、ハリウッドもCGや3D(立体)化をインドに下請けに出しているということもあるわけだし、その最先端がほぼ現代のアメリカン・カートゥーンに近い「Roll No.21」ということかな。今後の展開が楽しみではありますね。

いろいろ見て回ったインド・東南アジアのCNやニックなどのアニメ・サイトなのだけれど、実はどれも使用言語は英語。それどころか、番組を観た子供たちの感想の書き込みも英語なのだった。あれれ、これはどうなの。日本は今になってやっと、小学生も英語に触れさせてみましょうかみたいな、ちょっとばかり無責任としか思えない部分を含みがてらの授業を始めたようですが、これでは語学、ひいては将来避けられない海外との接触において圧倒的に不利ではないか。などと余計な心配をしてしまうのであったよ。
このさいキッズ・ステーションあたりも英語チャンネルを用意して、ポケモンからなにから全部英語で流す、くらいのことしてくれないとあかんのとちゃいますか。なんで関西弁か。せっかく海外アニメを放送しても、結局日本語に吹き替えてしまうのでは、なんにもならぬ。そうだよ。そうすれば海外アニメの翻訳の手間もかからないし、日本アニメは逆輸入すればいいだけだし。全国の小学生のみなさんに向けてとにかくそうなさい。んでもってばんばん海外アニメを輸入なさい、ぜひそうなさい。

05月19日
10:30

ヨーロッパ圏のアニメを観ていて困ったのが言語。しゃべっている台詞の意味は当然わからないが前提なのでそれはしょうがないんですが、いざ、アニメについて調べようとしても、公式サイトや、Wiki が、その国の言葉でしかかかれてなかったりするわけですよ。有名作品ならたいてい英語版 wiki があったり、中には最初から公式サイトに英語版が用意されている場合もあったりするけれどそれがないとどうにもお手上げ、と、思っていたら、Google 翻訳。これだ。

Google 翻訳といえば、外国語のサイトを日本語に翻訳させてみて、要領を得ないけったいな日本語になり、こりゃだめだ、と思った経験のある方もおられよう。
一部に有名な事件では3年前に元中日ドラゴンズの福留選手がメジャーリーグのシカゴ・カブスに移籍した際、スタンドの複数のファンが「偶然だぞ」と日本語でかかれたプラカードを用意し、福留選手のバッティングの際にこれをかざして応援。「いったいどういうことなんでしょうね」と試合中継の解説者とアナウンサーとそれを観ていた日本人視聴者(オレのこと、他にも大勢いたようですよ)を困らせたことがありました。
これが Google 翻訳のしわざ。実は当時のシカゴ・カブスのファンの合言葉「It's gonna happen (何かが起こる)」を Google 翻訳にかけると 「偶然だぞ」という日本語がでてくるのだった。それを信じたファンがそのまま文字をプリントアウトしてプラカードを用意したらしいのだ。いまや福留選手のWikiにも記載されている珍事なのだった。

そんな、小学生より日本語のへたくそな Google 翻訳ですが、実はヨーロッパ各国語間ではかなり正確に翻訳するのであった。
ドイツ・アニメの情報を探しているとき、どうにも英語のサイトが見つからず、ちょっと前に知人からヨーロッパでは機械翻訳でもかなりいける、と聞いたのを思い出し、こうなったら Google だ、と一文(全部で50単語を越える3センテンスくらいあるもの)を 試しにGoogle 翻訳(ドイツ語から英語)にかけてみると、なんと、ちゃんと意味の通る英語に翻訳するではないか。フランス語でも同様の結果に。日本語のへたれな翻訳しか知らなかったのでこれにはびっくり。ごめんね Google の人。つまり、日本語はそれだけかけはなれた文法の特殊な言語だったというのをあらためて知ったのだった。同時に機械翻訳も捨てたもんじゃないなと、いつかは日本語も意味の通る翻訳ができるようになるにちがいない。でも、今は信じてないけどね。

そんなわけで、これからはヨーロッパ語圏のサイトは、文をコピーして Google 翻訳に貼り付け、英語に直せば大丈夫(日本語では英語と同様の結果になる可能性大なので)ということで一安心なのだった。
しかし、世の中そう甘くはない。なぜなら公式サイトはフラッシュ製が多く、フラッシュでは文をコピー&ペーストすることが出来ないから。
う~む。まだまだ、先は長いなあ。

05月19日
04:05

ヨーロッパ製アニメ・ヒロイン詰め合わせ、フランス・イタリア編

左からSeccotine(F)、 Seccotine(F)、 Zaoki(F)、 Elena Poteto(I・F)、 Lou(F)、 Zoe Davinci(I)、 Sally Bollywood(F)。Fはフランス、Iはイタリア、I・Fは共同製作。Seccotine が二人いるのはアニメ版と原作版。
ドイツ編に比べるとキャラクターデザインに幅があるのがわかりますね。

Seccotine と Zaoki は「Spirou et Fantasio」のヒロイン。前のエントリで名前を探していたのは Zaoki (ザオキ)。ね、あまり聞かない名前でしょう?どこの人かしらっていう感じですね。あのあとフランスの動画ストリーミング・サイトで、Zaoki が自己紹介する場面のあるエピソードを発見。ちゃんと「Je m'appelle Zaoki.(直訳するとわたしはザオキと呼ばれています。わたしの名前はザオキです、という挨拶のときの決まり文句)」といってるので間違いなし。でも正体は不明。いったいどういうキャラクターなのやら。
「Spilou et Fantasio」は、ベルギー(だからフランス語)で1938年からスタートし、いまだに続いている漫画「Spirou」のアニメ化作品。2006年版で少なくとも2度目のアニメ化らしい。もともとはフランスの「Tintin(タンタンの冒険、)」のベルギー版、とずっと思っていたんですが、タンタンもベルギーの漫画だったんですね。で、「Spirou」はホテルのドアボーイの少年Spirouの冒険談。原作漫画本は紀伊国屋のフランス洋書コーナーにもおいてあるくらいだから、相当有名な作品らしい。2006年アニメ版は、ちょうどキム・ポッシブルに近い世界観ですね。現代だけどオーバーテクノロジーメカもでてくるし、悪の組織に複数のレギュラー悪役もいる。
正体不明のレギュラーヒロイン Zaoki ですが、一方の Seccotine(セコティーヌ) は、漫画にも比較的早くから登場したシリーズ初のレギュラーヒロインで、事件記者。イラストの青いコートの方がその原作版。原作版といっても長いシリーズのため複数の作者によって描かれているわけだけれど、漫画で Seccotine といえばこの絵のキャラらしいよ。2006アニメ版は放送局の記者・レポーターで、意外とハスキーな声。

Elena Poteto はイタリアの漫画「Monster Allergy」が原作の同名のアニメのヒロイン。目には見えないけれど我々の隣りに実在するモンスターを見、モンスターを手なずける力を持ったモンスター・テイマーの少年 Zick のお隣さんで、Zick とともに冒険する元気少女。Elena Poteto の音はエレーナ・ポテト。ええ、ポテトですよ。その名前をクラスメイトに笑われるシーンがあるので、やっぱりそのポテトなのだ。
カートゥーンとアニメの中間のような雰囲気の作品で、日本でも十分通用すると思うんだけれどな。ディズニーXDとかでやってくれないかな。

Lou は、フランスのBD(バンド・デシネ、フランス漫画のこと)「Lou!」が原作の同名のアニメ化作品。SF作家で眼鏡で巨乳の母親と二人暮しの少女 Lou(ルゥ) の日常を赤裸々に描く問題作。というと誤解されそうですね。原作の美麗な絵をそのままにアニメ化しようとがんばってる作品。TVシリーズなので、さすがに満点というわけにもいかないけれど、かなり雰囲気は出ている。エンディングで踊るLouのアニメーションがめちゃくちゃかわいいのだ。イラストのLouにはバストが表現してありますが、これはアニメがこういうデザインだから。原作(現在5巻まで出ている)の2・3巻目あたりを基にしたデザインと思われる。原作も4・5巻までいくとLouも成長してちゃんとでるところの出た、しかも目が黒点じゃなくてちゃんと白目まで現れるデザインになっていくのであった。小学生でこの頭身のキャラクターだとアメリカ・カートゥーンでは絶対に垂直胸になるはずなので、このへんはフランスならではかも。

Zoe Davinci は、イタリアの最新オリジナル・アニメーション・シリーズ「The Davincibles」のヒロイン。本当は輪郭線(主線)のない絵で、アメリカン・カートゥーンのようなフラッシュ・アニメーション。Davinci家の一員である Zoe(ゾーイ・ダヴィンチ)は、叔父の経営する骨董品店のために世界中のレアな品物を兄・叔父とともに探して回る。しかし、彼らの前には歪んだ芸術で悪事をはたらく頭の悪い悪の芸術家たちがたちはだかるのだった。大丈夫なのか?こんなプロットで。じつはまだ公式サイトに予告編があるだけのこれから放送開始なアニメなのだった。しかし、その予告編は公式サイトでイタリア語ページを選んでも英語ページを選んでも英語版しか見られないのだけれど、それでいいのかイタリアの人。

Sally Bollywood は、フランスのオリジナル・アニメーション・シリーズ「Sally Bollywood」の主人公。リトル・ボンベイ(これが本当にフランスにあるのかどうかは知りませんが、イメージとしてはアメリカのリトル・チャイナのようなものなんじゃなかろうか)に探偵事務所をかまえる父のすぐ下の階にこれまた探偵事務所を構える少女探偵 Sally (サリー・ボリウッド)の活躍を描く探偵物。胸のガネーシャ・マークがこれでもかとインドをアピール。それにしても欧米ではわりと少女探偵はポピュラーな存在なのだな。これもフラッシュ・アニメですね。デザインも雰囲気も妙に「アトミック・ベティ」に似てるなあ。

ドイツ編で紹介した Bibi Blocksberg 観ました。さすがに長いシリーズらしく、初期と思われるエピソードはかなりアレなかんべんしてくれって雰囲気ですが、回を重ねたと思われるエピソードは、ちょっとDICっぽい雰囲気の90年代アメリカアニメテイストになってました。しかし魔女仲間の衣装デザインと Bibi のシンプルなデザインが違和感あるなあ。

Hexe Lilli はあれだ、「学園パトロール フィルモア」をDICが作ったらこんな感じ、みたいな雰囲気の絵なのだった。

05月18日
23:38

School of Fear
author Gitty Danshvari 読了

みんな何かを怖れてる。イギリスのノーブルな少女 Madeleine は蜘蛛はもちろん、虫という虫が怖い。ニューヨークの大家族の末息子 Theo の恐怖は不慮の事故。いつ何時大切な両親を初め愛する家族を事故が襲うかわからないのが心配でいてもたってももいられない。ロード・アイランドにすむすこし皮肉屋の Lulu は窓もないような狭いところには死んでも入れない。フロリダに住んでいるどんなスポーツでも平気でこなす学校の期待の星 Garrison は、ただひとつ、水にだけは入れない。
ちょっとばかり人より強い恐怖症を持つ、そんな4人がその恐怖症を克服するために夏休みを利用して入ることになったのが、School of Fear (恐怖の学校)。そこはアメリカ東海岸の片田舎、森に囲まれた山の上に忽然とそびえる古城。年齢不詳の校長、Mrs. Willington のもと、恐怖を克服するための奇妙な授業が4人を待っていた。しか、突然現れた招かれざる侵入者によって、4人は大変な事態に巻き込まれてしまうことに・・・。

誰にでも怖いものがある。でも行き過ぎは家族も他人も巻き込んで困ったことになる。そんな4人の子供たちのひと夏の冒険と成長、といっていいのかどうか。4人ともかなりいい性格で、見事な恐怖症カルテットのハーモニーを奏でてくれる。なかでも Theo と Lulu はいい。

それはそうと、世の中にはいろんな恐怖症があるものですね。各章にひとつづつ恐怖症が紹介されているのだけれど、中でも驚愕なのが、Hippopotpmonstrosesquippedaliophobia 。ヒポポトモンストロセスクイッペダリオフォビア。日本語で書いても長い。なんだこれは。もちろん本当にある恐怖症。なんの恐怖症なのか興味のある方はお調べあれ。こんな矛盾した名前をつけるなんて、精神科学会も洒落がきいてるなあ。

05月16日
06:32

ここのところ見ていたヨーロッパ産アニメのヒロイン詰め合せ・ドイツ編。
左からRenaade Gruftine Lilli Bibi Renaade。Renaade が二人いるのはおそらく、オリジナルとリメイクの関係なんだと思われる。

ただし実際にはBibi のアニメーションはまだ観ていないのだけれども。

Renaade は「Renaade」の主人公。同名の児童向け図書が原作のようで、本のイラストに沿ったデザインなのは左のRenaade。右の Renaade はおそらくリメイク版なのだと思われるが逆かもしれない。詳しい情報が得られていないのであしからず。元船員だったおじいさんと暮していて、親友の男の子がいるのはどちらも一緒。でも住まいの間借り人が左はヒップホップのあんちゃんで、右はパンクバンドのモヒカンにいちゃん。ほかのサブキャラクターは少しづつ異なっているようだが、オープニングのテーマ曲は同じなのだ。う~ん、どうなっているんだろうか。

Gruftine は、「Dir Schule Der Kleinen Vampire」のキャラクター。吸血鬼の子供が通う吸血鬼小学校(これがタイトルの意味)が舞台の学園ホラー・コメディ。でもぜんぜんホラーじゃないけど。グラフティーネは生徒の一人。しばらく前、日本でも「バンパイアン・キッズ」たらいう吸血鬼コメディがありましたね。わりとデザインはそれに近いイメージというか最近のカートゥーン・ライクな雰囲気。他のちょっと一昔前なキャラクターとは明らかに違いますね。

Lilli は、「Hexe Lilli」の主人公。hexe はドイツ語で魔女のこと。日本風に言えば「魔法使いリリ」ですね。ある日見つけた魔法の本から現れたドラゴンに魔法の腕輪をもらったリリは、時間と空間を越えて世界中のいろんな時と場所で冒険をする「マジック・ツリー・ハウス型」のストーリー。本当はもっと目つきが悪いのだけれど、そこがいいんだな。ドイツではディズニー(多分ヨーロッパ・ディズニー)が実写映画化している。

Bibi は、「Bibi Blocksberg」の主人公。原作は20年以上前に始まった人気ラジオドラマシリーズ。アニメ化され、こちらも最近、実写映画化されたらしい。長いシリーズだけあって公式サイトではけっこう世界観が大きくなってる風な紹介がされている。箒に乗った魔女とは伝統的なスタイルですね。ブルマー(運動着じゃなくて女性用下穿きのことね)がちらりと見えてるっていうのがいかにもオールドファッション。でもアニメシリーズに出てくる魔女の仲間などは今風なデザイン。サイトから受ける感じは「サブリナ」のドイツ版のような気がするんだけど、どうなんだろうか。

このあたりが最近やっているドイツ製のアニメのようだが、ちょうど日本の80年代後半あたりから90年代の雰囲気ですね。
イタリア・フランスに比べてもやや遅れている感じではなかろうか。

05月14日
11:53

答え。
ヴァージニア州。

え~、そうなの~?

さいきんヨーロピアン・アニメをあれこれと観ていたんですが、なにしろ言語がフランス語だったりイタリア語だったりドイツ語だったり、イタリア訛りのフランス語だったりするので、こりゃわからん、というありさま。アニメは子供向けなので絵をみているだけでもだいたいお話などはわかるんですが、細かい状況がつかめない。特に脇役のキャラクターのことになると名前さえ定かでない(ある単語が名詞かどうかもわからないのだから、タイトルになっている主人公の名前以外はかなり怪しい)わけ。

そこで頼りになるのは画面のはしっこにある、放送局のロゴマーク。その放送局のサイトに行けばたいてい放映中の番組一覧があり、たいてい番組紹介ページがあり、たいていキャラクター紹介があるわけですね。あれこれ書いてある内容はフランス語だったりドイツ語だったりするのでさっぱりなのだが、キャラクターの名前くらいはわかるという寸法よ。便利な世の中になったものだ。これこそ21世紀。

で「Spirou et Fantasio」の情報を得んものと M6Kid というフランスの放送局のサイトに行ったところ、ここでは「フィニアスとファーブ」や「Geronimo Stilton」に「Lou」もやってるんですね。もちろん「Spirou et Fantasio」も。
でだ、つい「フィニアスとファーブ」のページをのぞいてみたらあなた、2人が住んでるのは、ヴァージニアのダンヴィルって書いてあるじゃああありませんか奥さん。え~そんなあ~。これは公式なのか?アメリカディズニーにもそう記述されているのか?え~どうよ、と思ってアメリカディズニーのサイトに行くかというと行かない。確かめなくてもいいことも世の中にはあるんじゃありませんか?先生。

ま、そんなことはどうでもよくて、問題は目的のキャラクターの名前がわからなかったこと。番組トップページにはそのキャラクターが載っているのに、キャラ紹介ページにはいないんですよ。どういうこと?このキャラ嫌われてんの?じゃなくて、ちゃんと情報更新しなさいよ、っていうことでしょうか。う~む、困った~。
でも見つかりましたけどね。wikiで。さすがだwiki。こういうことには本当に役立ちますな旦那さん。

と、思ったら違うキャラクターだった。なんてことかしら、wikiったら当てにならないわね奥さん。さらに紆余曲折、あちこちたどってやっと見つけた。その名前を頭に入れて、再びアニメを見直すと、おお、ちゃんとその名前を言っている。めったに見ない(聞かない)名前なので、知らない言語に混じっていればこれはスルーするなあ。おそらく音声が英語であっても、最初はスルーした可能性大。ただし、誰かに話しかけるとき言葉の最後にその人の名前を付けるのは欧米系言語ではよくあることなので、2度目には気が付いたかもね、グレッチェン。例、「フィニアスとファーブ」ではたしか放送4回目くらいまでにはイザベラがグレッチェンの名前を言ってたはず。日本語ではかなりあとにまるまで名前が出てこなかったけど。「リセス」に続いてこの子もグレッチェンか、眼鏡をかけてれば誰でもグレッチェンなのか、などと思ったのだった。
ついでに、英語音声ではグレッチともよく言っている。「フィニアス」「リセス」とも。親しいほど名前が縮むというやつですね。「リセス」ではTJもよくティージと呼ばれてる。Mlaatr で Jeniffer が Jenny になって、Jen になるがごとし。

05月12日
12:59

Bim の初フルレンジ・アルバム Scatterheart がいつのまにやら出ていたのに今日気が付いた。といってもなかなかマイナーすぎるのか輸入版がアマゾンにも来ていないようなのでCDの入手は今のところお手上げなんですけどね。

ミニ・アルバムより音がずっと厚みをまして、そのへんはミニ・アルバムの比較的シンプルな音がいいな、という向きには悩ましいところかもしれませんが、正常進化な音なので、これもよし。ミニ・アルバムからも4曲がリアレンジされ収録されていて、聞き比べるのも楽しい。でも The Battle はミニ・アルバム版の方がいいなあ。

そんなわけで Meet Bim
http://www.myspace.com/bimmusic

現在 My Space の試聴曲として聞ける Head over Heals はいい曲だなあ。The Battle と Stay in My Memory は名曲ですが、Head over Heels もなかなかいい。Now I'll try to forget about it all のがらがらと崩れる感じが Head over Heels なのね。やわらかい女性ボーカルなのにビートはしっかり刻むタイプの曲が大好きなんですよ。

で、その Head over heels 。ふつう日本語訳では「もんどりうつ・ひっくりかえる」とか「夢中になる」とか訳されるんですが、どうして?だってもともと頭はかかとの上にあるではないか。たとえひっくりかえっても、over するのはかかとの方じゃないの?とか思ってたんですが、これを機会に調べてみると、もともとは14世紀頃に出来た表現で Head over heels と Heels over head のペアだったらしい。それが時代を経るうちに、Head over heels だけが残ったということ。音にしてみると確かに Head over heels の方が響きがいいし、だいいち言いやすい。一見何のことかわからない風な表現なのが、「もんどりうつ・ひっくりかえる・わけもわからず夢中になる」という意味というのは文章表現的にも洒落ていていい、ということのようですね。
納得。

05月08日
22:06

また昨日のことですが、昨日は全世界的にFreeComicBookDayという、アメリカの多くの出版社が手がけているコミックの見本用冊子の無料配布の日。見本用といっても、それ専用に描かれている今だけ漫画が載ってたりするので、マニアには(わたしはアメコミマニアではありませんが)うれしい日であります。日本ではブリスターというアメコミ・アメリカントイの専門店で無料配布をするのでこれに行って来た。
ブリスターは元は原宿や渋谷に場所を変えながら店舗を構えていたのだが、今は浜町という場所に移転。とてもサブカルチャーとは無縁に思える場所で、明治座のすぐ近く。隣りの人形町は車ではちょくちょく通る通り道なのだがこの周辺を歩いたことはなかったので新鮮でいいやね。でも残念ながら雨模様なので開店前に早めに行ってぶらぶら散歩はあきらめたのだった。
ほぼ開店時間にいってみれば、通りに面したバス停前の店先にもう20人近くが並んでいるではないか。おお。アメコミもまだ捨てたものではないのかもしれないし、そうでもないのかもしれないが、どうなんだろう。待ち合わせていただいすけさんはすでに並んでいた。さすがだ。店のシャッターが開き配布が始まる時には列はさらに伸びて、おそらく5~60人はいたんじゃなかろうか。数えた訳じゃありませんが。お店がわりとのんびり配るので列がなかなか進まない。今後の課題ですね。
もらえるのは40種類程度のなかから一人最大5冊まで。メジャータイトルから何じゃ?タイトルまでいろいろなのだった。
そんななか、ちょっと前の読書日記で書いた「Geronimo Stilton」のコミックがあったのでそれを含めて5冊いただきました。ありがとうブリスター。
ついでに欲しい本もあったのであれば買おうと思い探してみたけど残念こちらは見つからず。

だいすけさんと近くのファミレスで一休み。同じく待ち合わせて、列後方にならんでいた無銘さんが来るのをもらったコミックを読みつつ待つ。

「Geronimo Stilton」は読書日記でも少し書きましたが、イタリア原作のメディア・ミックス作品。メインは児童向け小説で、ネズミの新聞編集者、主人公ジェロニモ・スティルトンそのひとの著した作品というスタイル。イタリア・フランス製作でアニメーションも作られヨーロッパで放映中。また、ジェロニモの妹が主人公のスピンオフ・シリーズもあり、小説は全部で40巻以上出版されている意外と人気のシリーズなのだった。もらった本を見ると漫画(コミックではなくグラフィック・ノベルと表記)もシリーズになっていて、なかなかの力の入れようではなかろうか。
他には得体の知れないヤギ教授のエジプト冒険記みたいなのだとか、スケッチブックに描いたモンスターの絵が本物になって現れてしまう女の子のお話だとか、おもしろいのかおもしろくないのかわからない作品の本を入手。いずれも紹介のためのショートエピソードなのでいまいち設定などはっきりしなかったりするので困るのだった。それでもいろいろな漫画が出版されているのは頼もしい限り。フランスのバンド・デシネとも日本の漫画とも、また同じアメリカのメジャー出版社のいわゆるアメコミとも違った漫画がここにあるのだった。

そうこうしていると無銘さんが到着。昼ごはんを注文して、そのあとはだらだらと無駄話。世に無駄話ほどの楽しみはなかりけりというのはいいすぎかな。でも楽しいのは事実。ネット上のお付き合いの方とは、他の方もそうでしょうが、普段めったに会わないのでこういう時には無駄話が楽しいのだ。

一通り無駄話も終わり、解散。都営新宿線で秋葉原へよって、ヨドバシカメラをひやかし。つーか、AsusのEeeSlateがあれば見てみたかったのだがなかったのだった。タブレット部にwacom製を採用。スタイラスペンが使えてOSがWindows7なので、スケッチや絵コンテ用にはもってこいかもしれないと思ったのだけれどどうかな。隣にあったAcerの展示を見るとAcerもスレートPC出すんですね。こっちはどうなんだろうか。
新宿へ移動してジュンク堂に。やっぱりフランス語絵本はほとんどおいてないのだった。う~ん。困ったなあ。これでは多読でフランス語という目論見があやうくなってしまうではないか。ついでに紀伊国屋に寄ってみると、リサ・ガスの作家の別シリーズ「Penelope」のミニ絵本を発見。つか、前からあったのに気が付かなかった。とほほ。普通の大きさのやつは単語が多いのだがこのミニシリーズは「Tikiko」と大差ない単語量なのでこれだ、とばかり、一冊300円しない安さも手伝って買ってしまったのだった。シリーズは今のところ全10巻らしいので、そのうち全部入手してみたい。

地元に戻り、近くの喫茶店で一休みしがてら今読んでいる本を読む。オカズを買って帰ってお疲れ様でした。

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