第12週、サンディエゴに乗り込んでの苦手のアウェイ戦をOTの末に逆転勝利を収めたわがボルチモアは、第13週、ホームにピッツバーグを迎えて2度目の対戦。ここで勝利し、同地区シンシナティが負ければ北地区優勝決定という一番。
バイウィーク明けから、連勝しているボルチモアはレイ・ルイスの抜けた穴をディフェンス陣がしっかりカバー、不安はない。
ピッツバーグはロスリスバーガーだけでなく2番手QBのレフトウリッチも故障、三番手のバッチで戦った第12週クリーブランド戦で8回のターンオーバーを奪われる惨敗(もっとも試合はクリーブランドがへなちょこだったので14対20という接戦だったけど)、その上RBのメンデンホールも欠いた状態。ディフェンスではポラマルが復帰した。
そんなわけで、地区優勝へ向けての一戦。第1Q、FGで先制を許すものの、第2Qに追いつき逆転。第3QにはTDを奪い合い、1TD(とポイントアフタータッチダウン)差ののまま第4Qへ。いつものボルチモアペースではあったが、しかし、ここで負けるとワイルドカードも怪しくなるピッツバーグはTDを返して同点。2度のターンオーバーを奪われながらもディフェンスが踏ん張り、6分のドライブを完成させて時間を使いきり残り3秒で逆転FGを決めて勝利した。ボルチモアはターンオーバーを奪った後の攻撃が、悪いときのにえきらない攻撃で3アンド・アウトと、ファンブル・フォースでターンオーバーを奪い返されるというふがいなさ。せめて1度はファーストダウンを奪うくらいはしとかないと。これではいけない。QBフラッコももうひとつ精彩を欠いたプレーが多く、なかなかランも出ない(プレー選択でもランプレーがやや少ない)といういまいちな展開。ディフェンス陣のがんばりを勝利につなげることができなかった。もっともそのディフェンスもピッツバーグの最後のドライブでパーソナルファールを取られてしまう痛いミスを犯してしまったのだが。
とにかく、第3Qまではよかっただけに、第4Qの戦いぶりはいただけない。これで優勝はお預け。次週はいまだに地区優勝争いが混沌としているNFC東、RG3率いるワシントンが相手でかなり厳しい戦いが予想される。その後のスケジュールがデンバー、NYジャイアンツとここにきて手強い相手が続く。地区優勝のためには最低2勝、特に最終戦の同地区シンシナティには絶対勝利だ。
というわけで、今期3敗目というがっかりな結果だった第13週。2勝差で地区首位ではあるものの、ピッツバーグ、シンシナティにも数字の上ではまだ望みがあるという、予断は許せない状況になってきてしまいました。怖いなあNFL。
QBのフラッコは今年が契約最終年なので、もっとしっかりしないと危なくない?みたいな。いやまあ、地区首位なのでそこまで言うことはないか。でももうこの際来年はNYジェッツからティム・ティーボウを引き抜いてくるっていうのもいいんじゃね?みたいな。どうかな。ティーボウはボルチモアにあうかなあ。
それにしても、レイ・ルイス。上腕三頭筋断裂の怪我なのにサイドラインで両手をぶんぶん振り回して応援してるんですけど、大丈夫なんですか?本当に筋肉切れてるんですか?ぜんぜん怪我人に見えないんですけどNFLの選手の体はどうなってるんですか?
で、デトロイト・ライオンズはといえば、第12週のOTにまでなだれ込んでの逆転負けにつづき、第13週インディアナポリス・コルツをホームに迎えての戦いは、またまたデトロイトの一歩リードで展開した第4Q、試合時間残り2秒からの4thダウンギャンブル(あれもギャンブルっていうのかなあ、4thダウン・コンバージョンでいいんじゃね?みたいな)で逆転TDを決められてしまうという信じられない敗戦。前戦、チャレンジの対象を間違えて、せっかくの勝利をフイにしてしまったせいか、今回はチャレンジしていれば判定が覆りパス不成功だったであろうインディアナのビッグゲインをそのまま許してしまうなど、リードはしているもののちょっとばかりイヤ~な雰囲気はありましたね。信じられない。どうなってるんだデトロイト・ライオンズ。やっぱりカルビン・ジョンソンはメガトロンなんてニックネームはやめたほうがいいと思うなオレは。ディセプティコンは勝てないんだからさ~。
第12、13週は、いくつかの地区優勝が決まる一方、順当に勝ち進むかと思われたチームがころりと負けたりしてまたまた混戦に拍車がかかる地区もあるという、NFLのスケジューリングの恐ろしさを思い知らされますね。一週ごとに、何が起きるかわからない。次週はどうなる。