あっというまに後半戦に突入したNFL。
第7週にはテキサンズにボコられた我がボルチモアですが、バイウィークあけの第9週にはクリーブランドに勝利。第10週にはオークランドをこてんぱんにしてやってきました第11週は敵地で同地区ピッツバーグとの対戦。これを制せずしてスーパーボウルはなし。ボルチモアはディフェンスが万全ではなく、ピッツバーグはQBロスリスバーガーを欠いてオフェンスが不安という両者はある意味互角の勝負。ピッツバーグに先制のTDを許したボルチモアはしかし、フィールドゴールを返した後スペシャルチームがパントリターンTDを奪いリードするとこの差を守りきってロースコアのディフェンス戦を勝利した。これでAFC北首位はひとまず安泰。しかしアウェイでのサンディエゴ戦をはさんでホームでのピッツバーグ戦がまっているのでまだまだここが踏ん張りどころだ。
中盤戦のNFLは序盤の意外な展開から変わって流石に実力のあるチームが勝ち星を延ばすようになり、AFCはそろそろ各地区の優勝が見えてきた感がありますね。NFCは勝ち越しチームが多いせいもあってかまだ混戦気味。ワイルドカードは特にNFCでは最終戦まで熾烈な争いが続きそうな感じですな。
で、デトロイト・ライオンズはといえば、2連勝のあと同地区対決2連敗で、プレーオフもかなり厳しい状況。NFCのチームはみんな成績がいいので、残り全勝は絶対の条件、という具合で迎えた第12週伝統のサンクスギビングデーゲーム。相手はAFCの絶好調チーム、ヒューストン・テキサンズ。エースレシーバーのジョンソン&ジョンソン対決も見もの。デトロイトはつねに一歩リードを保って戦っていたものの第3Qに微妙な判定とチャレンジ失敗(チャレンジの対象を間違えてしまった)もあって同点に追いつかれ、第4QでもTDの応酬で突き放せずついにOTへ。先にチャンスを掴んだヒューストンがFGをはずすし、これで勝てるはずだったデトロイトも仲良くFG失敗。しかしとうとう力尽きFGを奪われてまたもや1ポゼッション差の惜敗。今年は最後までこのパターンが続きそう。
一方のヒューストンはその前の第11週のジャクソンビル戦もほとんど同じような展開でOTで勝利と2週連続のOTゲームをものにし、粘りに粘って勝利をもぎ取るという強さを発揮。AFC1位の座を明け渡す気配がない。ボルチモアにとっては手強い相手だが、今の状況ではAFCチャンピオンシップでレギュラーシーズンの雪辱を果たすということになりそう(いや果たすのだ)な雰囲気。
ACFではニューイングランドがいよいよ容赦のない強さを発揮し始め東地区単独首位。南地区ではテキサンズのあとを新人QBラックを擁するインディアナが追っていて、ワイルドカードでプレーオフに進出しそうな勢い。低迷している西地区は唯一の勝ち越しチーム、マニング兄のデンバーが首位。さすがですな。ワイルドカードも、ピッツバーグとインディアナが一歩リード。
NFCでは東地区首位だったNYジャイアンツが魔の11月(なぜか11月に勝てない)に連敗でそろそろ「春日の呪い」発動か?ワシントン、ダラスと三つ巴の混戦模様に。北地区ではグリーンベイがついに逆転首位に立ち、同率のシカゴと1勝差のミネソタが追うこれも三つ巴の様相。西地区も首位サンフランシスコを1勝差でシアトルが追う状態。南地区では好調ファルコンズが抜け出しているが、2位バッカニアーズも6勝でまだ望みはある。ワイルドカードは7勝のシカゴを追って6勝が4チーム、5勝が3チームと生き残るのはどこかまったくわからない状況。こちらは第17週までもつれそうで楽しみですね。