いやいや、実はずっと前からなので慢性なんですが。
ここんとこ、kerli だの、superchick だの、bim だのと、硬質石や重金属から離れていたのだけれど、今日はついyoutubeをうろちょろして一晩中重金属付けで朝になってしまった。
ゴリゴリと刻みまくる歪んだギターのリフだの、ばきばき叩きまくるハイスピードツインバスドラムだの聴いていると、ああ、オレはやっぱりヨーロッパ系ハードロックな人間なのだなと安心するのであった。あ~うるさい。癒される。ハードロック・ヘビーメタルで癒されるという人もそう多くはないだろうが、ヘッドホンに大音量で聞きまくると脳にアドレナリンが溢れてきて全然眠くならないのであった。毎日だったら死ぬかもしれないが、久しぶりなので全然平気なのだった。このエントリを書いている今も聞いてますよ。
そんななかで、かなり変なバンド発見。その名も The Kovenant。
初期のアルバムはほとんどデス声のインダストリアル・テクノなのだが、アルバムを重ねるごとにどんどんざくざくギターに重低音のメロディック・デス・スラッシュに傾倒してメンバーの見てくれもどんどん危なくなっていくのだが、どういうわけか、キャッチーなダンス・ビートにアッパーなグルーブが離れずについてきているという奇妙な楽曲になっているのであった。おもしろいなあ。世の中にはいろんなやつらがいるものだと頼もしく思うのであった。
どうでもいいけど、北欧のマイナーバンドは曲のテーマに北欧神話ネタが多すぎませんか、どうですか。だれかオーディンとかラグナロクとか僕らは歌ってません、みたいなやつはいないのか、とかおもってしまうくらいだ。
あと、Lyliel。スイスかどこかのマイナー・ゴスメタルバンド。ストリングス・パートのメンバーがいるクラシカル・ゴス・メタル。曲は日本人にもなじみやすそうなドラマチックなメロディ展開の楽曲なので、好感持てるのだが、ドラマーがかなり残念なのだった。スネアとタムのおかず連打で音外しまくりだ。もっと練習しろ。マイナーバンドなので、音もかなりがっかりな部類なのだが、この程度でがっかりしていてはマイナーバンドの曲など聴いていられないともいえる。80年代のHR/HMムーブメントではこの程度の音のバンドは腐るほどいたからね。でも21世紀にもなってまだこれか、ともいえるかも。それでもマイナーバンドは何時の時代でもこういう音なのだなあと認識をあらたにするのであった。しかし、ライブの演奏映像をみると、アルバム曲と大差ない音で演奏できているので、これは今後もっとメジャーなレーベルからアルバムが出せたら、ぐっとよくなるのではなかろうかとも思ってみたりもするのであった。がんばれ Lyliel。次のアルバム出すまで解散すんなよ。