ヨーロッパ圏のアニメを観ていて困ったのが言語。しゃべっている台詞の意味は当然わからないが前提なのでそれはしょうがないんですが、いざ、アニメについて調べようとしても、公式サイトや、Wiki が、その国の言葉でしかかかれてなかったりするわけですよ。有名作品ならたいてい英語版 wiki があったり、中には最初から公式サイトに英語版が用意されている場合もあったりするけれどそれがないとどうにもお手上げ、と、思っていたら、Google 翻訳。これだ。
Google 翻訳といえば、外国語のサイトを日本語に翻訳させてみて、要領を得ないけったいな日本語になり、こりゃだめだ、と思った経験のある方もおられよう。
一部に有名な事件では3年前に元中日ドラゴンズの福留選手がメジャーリーグのシカゴ・カブスに移籍した際、スタンドの複数のファンが「偶然だぞ」と日本語でかかれたプラカードを用意し、福留選手のバッティングの際にこれをかざして応援。「いったいどういうことなんでしょうね」と試合中継の解説者とアナウンサーとそれを観ていた日本人視聴者(オレのこと、他にも大勢いたようですよ)を困らせたことがありました。
これが Google 翻訳のしわざ。実は当時のシカゴ・カブスのファンの合言葉「It's gonna happen (何かが起こる)」を Google 翻訳にかけると 「偶然だぞ」という日本語がでてくるのだった。それを信じたファンがそのまま文字をプリントアウトしてプラカードを用意したらしいのだ。いまや福留選手のWikiにも記載されている珍事なのだった。
そんな、小学生より日本語のへたくそな Google 翻訳ですが、実はヨーロッパ各国語間ではかなり正確に翻訳するのであった。
ドイツ・アニメの情報を探しているとき、どうにも英語のサイトが見つからず、ちょっと前に知人からヨーロッパでは機械翻訳でもかなりいける、と聞いたのを思い出し、こうなったら Google だ、と一文(全部で50単語を越える3センテンスくらいあるもの)を 試しにGoogle 翻訳(ドイツ語から英語)にかけてみると、なんと、ちゃんと意味の通る英語に翻訳するではないか。フランス語でも同様の結果に。日本語のへたれな翻訳しか知らなかったのでこれにはびっくり。ごめんね Google の人。つまり、日本語はそれだけかけはなれた文法の特殊な言語だったというのをあらためて知ったのだった。同時に機械翻訳も捨てたもんじゃないなと、いつかは日本語も意味の通る翻訳ができるようになるにちがいない。でも、今は信じてないけどね。
そんなわけで、これからはヨーロッパ語圏のサイトは、文をコピーして Google 翻訳に貼り付け、英語に直せば大丈夫(日本語では英語と同様の結果になる可能性大なので)ということで一安心なのだった。
しかし、世の中そう甘くはない。なぜなら公式サイトはフラッシュ製が多く、フラッシュでは文をコピー&ペーストすることが出来ないから。
う~む。まだまだ、先は長いなあ。