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2011年03月26日 23:16

ダメ映画ばんざい アニメ映画編

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Good!
初めてアニメを目的に映画館に見に行ったのは、記憶している限り「巨人の星 大リーグボール・アタックNo1 涙の回転レシーブ」でした。この二本立てはもしかしたら地方ならではの組み合わせだったのかもしれませんが、その頃巨人の星の主題歌挿入歌のレコードが発売されていて、それを買ったので憶えているわけです。残念ながらそのレコードはもうどこかへいってしまいましたが、ロック調の巨人の星挿入歌「友情の虹」は名曲だ、と思うんだけど今聞き返すとどうだかわからない。
「巨人の星」は主人公星飛雄馬の魔球大リーグボール1号をライバル花形満が鉄球鉄バットの猛特訓で打ち破る、TVシリーズ前半のクライマックスの再編集版。今考えると主人公が敗北するという珍しい結末の映画でした。そうだよ、いま気がついたよ。「巨人の星」全エピソードの半ばとはいえ、これはなかなかないよね。「あしたのジョー 劇場版」くらいか?あれ?どっちも梶原一騎だな。一方の「アタックNo1」は東京オリンピックで東洋の魔女と呼ばれた日本女子バレーボールチームの活躍で燃え上がったバレーブームを背景にした女子スポーツものの名作ですが、この映画の内容は詳しくは憶えていません。残念だ。鮎原こずえもよかったが、早川みどりも好きだった、という今にづつくお嬢様サブキャラ好きはすでにこのへんからはじまっていたらしい。考えてみると、早川みどりは鮎原こずえの同じ学校内の最初のライバルなんだよね。最初のライバルは最良の味方、という今でも続く黄金パターンはすでにこのとき始まっていたのか、今気が付いた。いやまて(キリヤマ隊長調で)、星と伴も最初はそうだったっけか?でも伴は最後には、まそれは置いといて。

「ガンマ第3号宇宙大作戦(正式なタイトルはこうだったようだ、さすがに記憶だけにたよるのは良くないと思ってちょっと調べました)」は東映まんがまつりという、東宝チャンピオンまつりのライバル興行で公開された映画で、怪獣特撮メインの東宝に対し、特撮(のちに仮面ライダー)とアニメが並立のシリーズ。「~まつり」というだけあって双方ともメインの長編作品と数本の短編(TVアニメからそのままもってきたものなど)をあわせて上映していました。東映動画が製作した初期の名作アニメが次々と公開されたのもこの東映まんがまつり(初期は東映まんがパレード)でのこと。でもわたしは「ガンマ3号」からなので「太陽の王子ホルスの大冒険」や「わんぱく王子の大蛇退治」はりアルタイムでは観ていませんでした。だいたい最初は特撮が目当てでアニメを見に行くつもりじゃなかったし。それでも東映まんがまつりでは「長靴をはいた猫」「空とぶゆうれい船」あたりから観ていたことになりますかしらね「魔犬ライナー0011」なども好きでした。東映オリジナル長編がなくなるあたりから入れ替わりに「仮面ライダー」長編映画オリジナルも始まって、TVシリーズの人気とあわせて双方共に人気があったと記憶しています。今思えば東映はお金と手間のかかる長編アニメーションよりTVで人気の「仮面ライダー」や「マジンガーZ」のほうがファンもよろこぶし手っ取り早く客が呼べると考えた、とみることができますね。「仮面ライダー」は大好きだけどちょっと残念なことでもあります。反面「マジンガーZ対デビルマン」のような映画オリジナルのクロスオーバー作品も登場してこれはこれで楽しいし色々考えていたのだなと思われます。でも「対」じゃないじゃん、とみんな思ったはずだ。

TVアニメは子供の人気を二分していたTV特撮の粗製濫造による衰退を埋めるようにこのころさらに人気を得ていきましたが、この時期、世間ではディズニーのような海外長編を除いて、劇場アニメーションの評価はそれほどのものではなく、まだ単独で劇場に客が呼べる時代ではなかったようで、次にこのアニメを観るぞ、と意識してアニメーション映画を見に行くことになるのはもうすこしあとの、そう、あの、「宇宙戦艦ヤマト」。これはもう当時アニメを観ていた人たちはみんな見に行ったんじゃないの?くらいの人気(すくなくとも私の友人たちの間では)で、「さらば宇宙戦艦ヤマト」をはじめ、よせばいいのにそのあとも延々としょうもない以下略で今に至る。この成功の後に「銀河鉄道999」や「ルパン三世カリオストロの城」といった作品がロードショー公開されることになりました。

「宇宙戦艦ヤマト」同名のTVアニメはいまさらいうまでもない日本発の本格SFシリーズ、と言うと思ったら大間違いだ。SF的視点から見るとそこら中にでたらめがまかり通るいい加減な内容であることは明らかですが、そんなのは些細な問題(それまでのSFアニメはもっといいかげんだった)で、面白いTVアニメであったことは疑いもない。その再編集版。あくまでTVシリーズを観ていた人向けの映画でしたね。「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」変わってこちらは最初から映画として作られた作品。一部ではせっかく前作で戦争はだめだ大事なのはやっぱり愛なんだとか言ってたくせに最後は結局殺し合いで終わりかよ、という意見もありますが、つーかまあその通りなんだけど、単独作品としてはそこそこ良く出来てるのは間違いない。戦艦アンドロメダはベストメカ。ヤマトシリーズもこれで終わっていれば以下略。「銀河鉄道999」よくあのだらだら続いたアニメ・漫画を映画にまとめあげたとそれだけでもすごい(つーか実はこれで十分なんじゃね?)が、絵も美しくアクションシーンも良く動くし、メカもかっこいい上、ストーリーもいい。というわけでわたしの銀河鉄道999はこの映画だけあればOK「ルパン三世カリオストロの城」言うことなしの面白さ。唯一のマイナスポイントは五右衛門の声が大塚周夫でないことぐらいのものだろう。ただ興行的には失敗だったらしい。いい作品だからとはいえ認められるには時期があるんだなあと。「竜の子太郎」東映まんがまつりオリジナル長編最後の名作。アニメファンには当時あまり知られていなかった作品だと思います。わたしもすでに東映まんがまつりに通うことはなくなっていたのでこれは後でTV放映されたときに見ました。再び東映まんがまつりに足をはこんだのはずっと後、「星闘士星矢 劇場版」を観に。つーかもうあたしもよく行くね、ちょっとあきれてしまいます。これらは1977年に「宇宙戦艦ヤマト」が公開され、他は1978年から79年にかけて次々と公開されたもので、80年代の一般に認知されるようになるアニメブームの先駆けの時代だったんですね。ちなみに洋画では1978年に「スターウォーズ」が公開されてますし、「機動戦士ガンダム」は1979年のTVアニメですね。

70年代は怪獣特撮映画が終焉をむかえるのと入れ替わりに、TVアニメ人気に支えられて、それまで子供の駄菓子みたいに思われていたTV発の劇場アニメーションが認められた時代でもあったんですね。ただし、東映オリジナル長編のような完全フルアニメーション・オリジナル長編が姿を消した時期(それでもフルアニメーションではないものの完全オリジナル作品はわずかに生き残ったのは短編「パンダコパンダ」などあり)でもあり、だんだんあたりさわりのない童話や世界の名作原作の良い子の長編アニメーションばかりになって行った(ただし先の「竜の子太郎」は例外的名作)ので、歴史的にみると日本の劇場向けアニメーションにとって評価の難しい時期だったんじゃないでしょうか。まあそういうことは批評家とかいう人たちにまかせておけばいいことですね。我々には面白いかどうかが重要だ。

このころまでに海外アニメーション作品を劇場に見に行った記憶は残念ながらないんですよね。ディズニー?どうせ名作だろ、なんだそれ、みたいな感じですよ。ハンナ・バーバラ(当時はバーベラじゃありませんでしたよね)のほうが面白いに決まってんじゃん。普通の映画もそう、アカデミー賞受賞作?なにそれ、どうせ名作だろ、みたいな。ただこの時期ディズニーは低迷期でろくにアニメーション映画を作っていなかったのも事実。いくつか旧作の再上映もあったようですが、特撮怪獣映画にどっぷりだったわたしは観にいくことはありませんでした。その後再上映された「シンデレラ」や「ファンタジア」を観にいって、ごめん、わたくしが悪うございました、と。

80年代にはいるとコンピュータを取り入れた新しい特撮が次々と登場。CGも使われ始め、TVシリーズ発のアニメが次々とロードショー公開されることになり、劇場の椅子ごとひっくり返るようなダメ映画も出現、そしてOVAも登場し、世間ではレンタルビデオが始まり、音楽ではMTVがスタートし、ついにファミリーコンピュータが登場とまったく新しい時代にはいっていったんですね。

忘れるところだった。この頃までの劇場用アニメでリアルタイムでなく見たものは「わんぱく王子の大蛇退治」怪獣映画編で書いた「日本誕生」とおなじく、日本神話を題材に主人公スサノオを少年に置き換えた作品。白馬に乗って空中からヤマタノオロチと戦うクライマックスがすばらしい。「太陽の王子ホルスの大冒険」初めは上映会で見たんだと記憶している。ファンタジー作品としても良く出来ている。カメラワークの良く考えられた場面の多いまさに劇場用アニメといった作品。世間的にはヒルダが人気だった。「どうぶつ宝島」時期的には劇場で見ていてもおかしくないんだけど子供のころに見た記憶がない。どたばたアクション満載のいわば「ハッスルパンチ」の拡大版。高いところに追い詰められた女の子を主人公が突進しながら助けに行くという宮崎駿が繰り返し使うことになるパターンのこれがはじまりなのかな?このあたりのキャラクターデザインは現代のカートゥーンに匹敵するシンプルでよく考えられた線の名作ぞろいで、この分野(つまりディズニーのようにリアルなキャラクターではなく、動かすために徹底的に無駄を省いたデザインのこと)日本は海外の40年先を行っていたのだと改めて感じる。「竜の子太郎」お腹のなかの子供のために村の禁を犯し竜に姿を変えてしまった母親を探す少年太郎の物語。同名の童話が原作だが東映らしくアクションシーンもありよくできた作品。「白雪姫」いわずと知れたディズニー劇場用長編アニメ第1作。さすがに絵柄は古いがそのキャラクターの動き、小人たちのデザインなどはみごと「シンデレラ」いわずとしれたディズニープリンセスの代表格。再上映で劇場で見たんですがかぼちゃの馬車の疾駆するシーンにはマジ感動しました。「ファンタジア」いわずとしれたディズニー、もういいかな。賛否両論あるものの絵が音にあわせて動く、というアニメーションのエレメントだけでここまでの物が出来るわけですね。「不思議の国のアリス」原作のイメージよりその有名な挿絵から作り出された、金髪エプロンドレスのデザインがいまやアリスのイメージとして一般的、なくらいの名デザイン。でもふくらはぎはちょっと太すぎない?みたいな。おはなしはありません。原作もそうですが。トランプの兵隊はCGで描いても大変そうなむちゃくちゃなシーンです。「ピーターパン」ウェンディ、タイガー・リリー、人魚たちとかわいい女の子には不自由しないアニメ。空飛ぶシーンをはじめこまかな動きの演出はさすがディズニー「ダンボ」じつは「1941」のなかで観たほうが最初。後に見て、ぞろぞろでてくるピンクの象の元ネタ(アル中のみる幻覚としてよくひきあいにだされた)がこれだったのかと「ピノキオ」時期的には子供のころTVで見たはずなんだけどあまりよく憶えていない「わんわん物語」いまでもよくみられるスパゲッティのシーンは有名。てれちゃいますね。「眠れる森の美女」主人公オーロラより魔女のほうがかっこよくて好き「バンビ」これも「ピノキオ」とおなじく子供のころTVで見たはずだけれど怪獣にこころを奪われていたわたしには名作アニメは通用しなかったらしくあまり憶えていない。「101一匹わんちゃん」これも以下同文。こんなところかな。
リアルタイムでの東映まんがまつりシリーズは、「長靴をはいた猫」「ガンマ3号」の次の東映まんがまつりの映画。そこでみたっきりなのであまりよく内容は覚えていないが、おもしろかったことは確か。いつかちゃんとまた見てみたい。「空飛ぶゆうれい船」「とびだす赤影」目当てで行った。これは後に再び観たのでよくおぼえてるぞ。ゴーレムという巨大ロボットがかっこいいぞ。おはなしはなんかやっつけで終わってしまった感じで少々アレですね。逆に映画「赤影」のほうはすっかり忘れている内容は再編集だったし、あのめがねがよくなかったんじゃないの?あのめがねがさ。「魔犬ライナー0011変身せよ!」「仮面ライダー対地獄大使」見たさに行ったこれも劇場でみたっきりなのであまりくわしく憶えていないがサイボーグ化された犬の親子が主人公をたすけて悪の科学者と戦うんじゃなかったかな。けっこう好きで楽しんだのは憶えてる。「マジンガーZ対デビルマン」いわずとしれた東映動画のTVアニメ「マジンガーZ」と「デビルマン」のクロスオーバー作品。だからまあ、あんな感じでそんな感じ。東映まんがまつりはやっぱり特撮怪獣映画メインじゃなかったので飛びとびだったようです。行ったのはこあたりまでなのでこのへんで。