The Name of This Book is Secret
author Pseudonymous Boshh 読了
自称サバイバリストの Cassandra(仮名)と その同級生 Max-Ernest(仮名)は、ある日古道具屋にもちこまれた、the symphny of smells という道具箱に興味を引かれ、その箱の持ち主、火事で死んだと思われる奇術師の残した暗号に気が付く。二人は暗号を解き、そこから謎の組織の秘密にかかわる冒険に引き込まれていくことになるのだが・・・。
「この先のページを読んではいけない。どうしてもこの本を読みたいといいはるのならそれなりの責任を持ってもらうことになるのだが・・」という不思議なナレーションではじまり、Cass(仮名) と Max-Ernest(仮名) の危険な冒険が語られる。いつもバックパックに自前のサバイバルキットを入れて持ち歩く独立独歩な Cassandra(仮名)とコメディアンになるのが夢のわりにジョークも含めて理屈で物事を考えてしまう Max-Ernest(仮名)という主人公コンビ。ストーリーに暗号やトリックが取り入れられ主人公と一緒に謎を考える趣向になっている。ストーリーも進むに従ってどんどん怪しい雰囲気になっていく(いい意味でね)サスペンス・アドベンチャー。章立てもところによってトリッキーな書かれ方をしていていいかも。
実は Cass and Max-Ernest シリーズの第1巻。現在4巻目まで出ていてまだ続くみたいなので、しばらく楽しめそう。