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2010年07月03日 22:32

洋書読み

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Good!
The Love Curse of The Rumbaughs
author Jack Gantos 読了

Ivy は田舎町のホテルに母と二人で暮らす少女。ホテルの向かいで薬局を営む ab と dolph の双子の老人 Rambaugh兄弟と母子で付き合いがある。イースターの日、Ivy は、薬局の地下室であるものを見てしまう。その日から、彼女の人生は、彼女の知らなかった側面を見せ始め、平凡なものだと思っていた彼女の人生は変わっていくのだった。

成長した Ivy からの視点で語られる、Rumbaugh家の呪いとは。
呪いといっても心霊オカルト系ではなくサイコ系ホラー。ホラーといっても恐怖描写などほとんどなく、あくまでも愛の物語。描かれるのはまさに異形の愛ですね。
中盤でいきなり明かされるの Rumbaugh家の秘密や、それに続く、Ivy母子の運命。途中このあとこうなるんだろうなあ、と思った通りになるのだけれど、それはもうこの物語の語る主人公たちの運命なので、しょうがないのだな。物語は何を語るかだけでなく、どのように語るのか、が面白さのポイントの一つであることをわからせてくれる。

児童書といってもあきらかにヤングアダルト向けなので、わからない単語頻出。第1章はかなり引っかかったけれど、そこを過ぎると、面白く読めました。語彙がふえたら、また読み返してみたい作品。