たかだか本の入った箱を6つかそこいら動かしただけで、指が震える(しかも親指だけ)なんてことはいままであったためしなし。と、いうもののこれが歳というものかと勝手に納得しようとしていたのだが、やはり物事にはそれなりの原因というものがあるもので、実は本の箱移動が問題なのではなかったのだ。箱を動かす前、別の荷物を家まで運んだとき、ちょっとその荷物の大きさの関係で、親指だけ突き出すようにして荷物の端を押さえ続けていたのだ。つまりそれが原因。先日、同じ荷物を運ぼうとして、無意識に親指を突き出すように荷物の端を押さえているのに気がついた。まえはこの状態で10分以上歩いていたのだった。これか、このへんな親指の使い方、これが原因だったのか。なるほどなあ。だもんでまた本の箱をえっちらと動かしたときには手には何の問題も起こらなかったのだった。絵も字もいつも通りにかけましたんですのよ旦那さん。
無意識に行うことってなかなか注意が行かないものなのだな。無意識にやってるんだから当たり前だけど。もう一度同じ荷物を運ぼうとしなければ指の疲れの原因に気がつかないままだっただろうと思うと、人生何がおこるか一寸先は霧の中(闇の中というほどのものでもないかと思って)。