前回、ワミさんから
「風来坊エンドって多かったよね」
というコメントをいただき、
「そういえば風来坊に萌えた!!」
って事で、今回は
風来坊萌え
で。
「風来坊」とは、ここでは
「物語のラストに、どこかへ去っていく」という意味です。
タイガーマスク伊達直人は、正体がばれてみんなの前から姿を消します。
カムイは抜人なので、追っ手から逃れるため一カ所に留まっていることができません。
スナフキンは、冬眠をしないため、冬の訪れと共にムーミン谷から去っていきます。(←昭和虫プロ版)
ズバットは、親友を殺した犯人を捜すため、旅を続けます。(あ、アニメじゃないけどまあいか…)
妖怪人間ベムもそうですね。人間になる手がかりを求めて旅を続けてる…。
……他にもそういうアニメ、多かったですね。
イイ男は、一人孤独に生きていくっていうのが流行った時代だったんでしょうかね。
何という、ストイックさ!!
カッコイイなぁ。
長期間同じところに留まると、情が移るとか、旅する者にはそういう辛い別れがあるんですよね。
ムーミンの最終回は涙・涙でした。
なんで~~~!!なんでスナフキン行っちゃうの~~~!!!
って、ものすごく悲しかったのを覚えてます。
春になったら……また会えるよね。それまでのガマンだよね。
また「アンデルセン物語」の時みたいに、それ終わったらムーミンはじまるんだよね。
……しかし、その後「山ねずみロッキーチャック」が終わると「アルプスの少女ハイジ」が始まり、ついにスナフキンは帰ってこないのであった……(泣)
(ずっと後に平成版ムーミンとして復活したが、もはや風来坊スナフキンではなかった)
すっごい昔話ですみません……(^_^;)
でも、きっと今のご時世にはウケませんね。
だってほら、職務質問されたら、みんな
「職業不詳 住所不定」
のただの怪しいオッサンです。
みんな定住して、嫁さんもらって、幸せに暮らしたいこのご時世に、もう風来坊をもてはやす事はないのです。
………ってオイオイ、話が現実的になっとるがな!!
話がそれましたが、風来坊は昭和の男のロマンです。
アニメではないですが、当時大好きだった「大江戸捜査網」のセリフは、今も私の座右の銘です(←違うよ)
死して屍 拾う者なし
死して屍 拾う者なし!!