プロフィール

野に咲く一輪のタンポポのようにヒッソリ暗躍中!?
じゃ、ランク入りはダメじゃん。
と、今頃気付く大馬鹿者。

徘徊癖がありそこら辺うろつきます、ご注意ください・・・。(気にしないでね~)

投稿画像は『しぃペイントツール』が使用困難のため、市販ソフトを使用中です。

その時気分のイメージ一発屋。
ストレスが限界を超えると、やたらと裸婦に走りますのでご注意ください・・・。

基本、『こらぼ』は全て可にしてます。
ご自由に、いじりまくって下さい。(笑

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2013-07-22 01:06

挿絵

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Good!
挿絵

まぁ挿絵だ・・・。

このイラストが添付された日記

2013-07-15 11:44

自業自得

今日は、なんて日なんだろう・・・?
よりによって保健室でK子とS美が遭うなんて・・・。
そんな偶然な事ってあるのか・・・?
しかも、なんで俺が板挟み状態になるんだ?
俺、やましい事は何もしてないぞ?

神様、酷くありませんか?
こんな仕打ち・・・。
バチが当たる事、なにかしましたっけ?
と言いますか、無神論者なんですが・・・。

そう、S美と初めて出会ったのは小学3年生の頃。
S美は大阪から転校してきた。
転校当初は引っ込み思案で、大人しく優しい女の子だった・・・。
関西なまりをクラスの男子にいじめられ、
よく泣いていたのを覚えている。

俺は、いじめの類は大っ嫌いだ。
だが、いじめられる側にも要因が存在する。
それは強者に対抗する意思が欠落していること。
いじめに反発しない事が、いじめをエスカレートさせる。

そう言えば当時、S美も俺の隣に座っていたんだったな・・・。
隣のK子の席を眺めながら思い出していた。
K子とは違い、よく泣く女だったっけ・・・。
あまりに泣くので、S美に言った覚えがある・・・。

「あまり泣くな。
 幸せが逃げるぞ?」

「でも、男子たちが私を・・・。」

「そんなのゴミだと思え。
 女を泣かす男なんか、カスだ・・・。」

「えっ?」
S美は驚いていた。

考えてみれば俺も男だ。
男が男を批判する。
そんな光景を見て、S美は戸惑っていたのかもしれない。

「頭が良ければ、いじめられない。
 もっと自分に自信をつけろ・・・。
 弱い女は、俺は嫌いだ。」

「うん!」

翌日から、S美は泣くことをやめた。
そして俺は、算数を主軸に勉強も教えた。
かくして、以前のS美とは全く別人のように変わっていった。
明るく、そして逞しく・・・。

もう、S美に手助けは必要ないだろう・・・。
そして俺は、S美の自信に満ち溢れた行動を見守りつつ彼女から離れた。

あれ・・・?
ってことは、今のS美の性格って・・・。
俺のせいなのか?

そうかぁ~。
そうだったのか~。
原因は俺だったのかぁ・・・。
ある意味、自己嫌悪である・・・。

でも、あんな嫌味な女にした記憶はないぞ!?

程なくして、K子に付き添ってくれていたU子とC子が教室へ戻ってきた。

「どうだった?」

「やっぱり、お医者さんに見せた方がいいって。
 ついさっき、お医者さんに行ったわ。」

「やっぱり、そうか・・・。」

隣の席が空いている。
意外とK子の存在感が大きかった事を改めて実感した。