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洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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07月16日
04:34

Uncle Montague's Tales of Terror
author Chris Priestley 読了

Edger は、小さな暗い森の中の屋敷に住む Montague 叔父のところにでかけ、叔父の話す奇妙な物語を聞くのが好き。その日も叔父の書斎にある様々な品物にまつわる物語を聞かせてもらうのだが・・・。

奇妙な屋敷に住む奇妙な叔父が語って聞かせてくれる、残酷な運命にみまわれた子供たちの物語。ひとつひとつ、物語が語られるにつれて Edger は屋敷に迫る不思議な雰囲気に気が付いていく。10のショートストーリーとそれらをつなぐMontague叔父の関係は?じわじわと迫り来るモノたちの正体は?怪談集のスタイルで、読み進むと次第につのるサスペンスも楽しい。ショートストーリーもそれぞれ趣向がこらしてあって面白い。「剪定」と「金属の額縁」が好き。「金属の額縁」は特に好き。
エドワード・ゴーリーを思わせるような繊細な線画のイラストも素敵ですよ。

わたくし、本に関して、基本ジャケ(表紙)買いはしないんですが、洋書はまだまだ読書量が少ないので、すでに訳書がでていて知っているとか前に読んだ作者の別の本とかでないと、一体どういう本なのかさっぱりわからない、みたいなことが多いので、ジャケ買いあり、にしています。この本も表紙の絵を見て手に取りました。一つ前の、the love curse of the rumbaughs もジャケ買いです。あの表紙だもんね。なんじゃこりゃ、って思って。