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洋書とカートゥーン、あといろいろ。

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03月20日
04:47

意味不明。

先日意味もなくTVのチャンネルをかえていたら、極彩色のばけものがいっぱいでてくるサイケなアニメをやっていた。

実際には卵が変形してキュートな2頭身動物キャラになるキッズ向けカワイイアニメ。
でもどうみても前衛ゲージツな、ハラジュク・ケータイライクな、自然法則を20世紀に捨ててきたような、極彩色キャラクターの目がおかしくなりそうな脳刺激アニメなのだった。でも背景は普通。そのへん配慮があってもいいのになあ。どうせやるんなら徹底的にやらないと。そういうところがダメじゃん、みたいな。

名前は「ズーブルズ」。犯人はセガトイズ。
ようするに女の子向け爆丸らしい。でもバトルはしないよ。
アメリカではおもちゃがアメリカ人の例の変なセンスを刺激して人気らしいよ。

おもちゃはどうだか知らないが、子供の色彩感覚を墓石(破壊し、と表記したかったのだがおもしろいからこのままにしておこう)、ますます日本は不思議の国と欧米のダメ文化人と日本アニメオタクと純真なキッズをだまくらかそうという恐るべき計画であることは一目瞭然。これで3つの州をわがものにしようという腹づもりに違いない。
しかも脚本がてきとう。キッズのためになる教訓入りのおはなしなのだが、「運も実力のうち」ってそういう意味か?なんかちがわないか?(いや明らかに通常使用される場合における意味内容と違うよね、反語)という伝統的日本語文化の崩壊も狙っているらしい。もっともこの件に関しては地上波TV全般が行っていることなので、まあいいか。っていちおう全部観たのかオレ。

オタクな人向け深夜アニメは長くても30秒(最近さらに耐久時間が短くなった)でチャンネルをかえてしまうわたくしではありますが、「ズーブルズ」はあまりにアレなのでつい観てしまったのだった。ま、いちおう観ておかないと何も言えませんからね。

ていうか「ズーブルズ」。このデザインってバンゴルーのパクリなんじゃねえの?と思ってしまったというのが真相ですミープ。まあ、あれも日本のおもちゃっていう設定だったけどさ。


ぜんぜん話はかわりますが、Dlife。
「フィニアスとファーブ」を観てみたら16:9のHDサイズで、しかもEDは「次の番組」サブがないので、上下スクイーズなしのフルサイズのまま。
チャンネルマークは左上隅っこにつつましく出るだけ。おまけに番組中に「帯」も出ないので、ほぼすべての画面が始まりから終わりまでちゃんと見える。左下にミッキーマークがでないのが逆にちょっと寂しいくらいだ。キム・ポッシブルも同様だったので全部このスタイルなんだな。ドラマも同様でした。
なんだ、ぜんぜんいいじゃんDlife。

03月19日
08:47

今年からF1の中継が地上波からBSフジへ移ったF1GP。
OPもTruthになったし、今宮川井コンビの現地中継解説とまあCS系と同様の中継となって、実にいいですね。フジ地上波の中継はF1をスポーツあつかいしていなかったので、フジテレビには地上波で流すんならなんでもバラエティでいいだろという社の方針があるようだから、この措置は大変好ましい。

それにしてもルールの変更でまたまたデザインが変わったF1マシン。今年はみんなカモノハシだ。なんだアレは。唯一(かな?下位のマシンははっきり確認できなかったから)マクラーレンだけは、段差にカバーをつけてカモノハシ・ビルをかくしてましたけど。あれはやはりデザイナーの美的センスがカモノハシはダサすぎると判断した結果なんでしょうねえ。
そのカモノハシ・ビル。最終週のグロージャンのコースアウトで見事にぶっ壊れて役目を果たしていましたね。

今年もマクラーレン対レッドブルのようではありますが、ウィリアムズ、メルセデス、ロータス(名前だけだけど)も調子がいいようで、フェラーリは大変そうだが、混戦になるといいな。小林選手も最終週の混乱をちゃっかり抜けて6位になってしまうあたり、ベテランの域に達してますね。あれはやはり、ロズベルグとペレスがどうにかなった間に、あるいはロスベルグのスローダウンにペレスが引っかかった隙に小林選手がさっさと抜いちゃったということなんでしょうかね。そのへん中継には写ってなかったので真相はわかりませんが結果オーライ。お見事ですね。
早速来週はマレーシアGP。今年のF1中継は楽しめそうだなあ。

BS系でDLifeというディズニー系のチャンネルが放送スタート。
よさげなドラマと映画、変なバラエティ、ディズニーチャンネルオリジナルアニメーションを放送するようす。基本全部日本語吹き替えなのがお茶の間向きですね。
こないだディズニーチャンネルからいなくなった「ラマだった王様」がこっちでスタート。でも一押しはやっぱり「フィニアスとファーブ」なんだな。アニメの番組告知は「フィニアスとファーブ」しかやってないじゃん。
「アグリー・ベティ」「ドクター・ハウス」「ヴェロニカ・マーズ」「クリミナル・マインド」「ゴースト」「LOST」等、CSでスーパードラマやFOX、AXNで放映された人気ドラマがいっぱいあるのである意味お得なチャンネルと言えるかもしれない。

これまでBSなんて韓国ドラマ&お買い物チャンネルだと思っていましたが、今年はちょいとBSにもチャンネルを合わせる機会が増えそうな按配。

03月16日
04:31

例によってHDDのフォーマットに時間がかかりまくなのでその間にMLPの第3話を観てみたよ。
HDDも一時期よりは値段が下がったものの、まだまだ最安値のころには程遠いですね。ま、それはいいとして。

王宮を離れポニービルで暮らすトワイライト・スパークルとお供のスパイク。
アップル・ジャックの農園でリンゴの収穫を手伝っていたところに、プリンセス・セレスティアから Grand Galopping Gala (グランド・ギャロッピング・ガラ。訳すのが難しいのであきらめた。どうやら王宮主宰の大舞踏会を中心にしたお祭りらしいんだけれど、どの言葉を選んで訳すかは、まあ、MLPが日本で放映されたら本職の人が考えれくれるでしょう。言葉だけの直訳では大襲歩祭。でも、これじゃあねえ~)への招待状が届く。まだ参加したことのないトワイライトは楽しみで仕方ない。しかし送られてきた招待状は2枚だけ。ダンスがきらいなスパイクは行きたくない様子。とすると、誰かもう一頭、いっしょにいくポニーを選ばなければいけない。
華麗な祝祭もアップル・ジャックにとってはちょっとちがった目的の場。グランド・ギャロッピング・ガラといえばイクエスティリア中から大勢の立派なポニーたちが集まってくる。そこで農場のリンゴを売れば大金が手に入る。古くなった農場を建て直し、30頭を越える自分の大家族にそれぞれ良くしてあげられるにちがいない。ぜひ行きたい。
しかしそこに上から落ちてくるレインボー・ダッシュ。ちょうどリンゴの木の上で昼寝をしていたのだった。グランド・ギャロッピング・ガラの際にはペガサスの飛行チームが曲技飛行を行う。レインボー・ダッシュにとっては自分の飛行能力をひけらかす、じゃなくて見せびらかすでもなくて、大いに披露して、そのチームの一員になるチャンス。いくならぜひ自分と一緒に。
どっちがいくか、だったら前足レスリング(腕相撲ね)で勝負だと実力で決めようとする2頭だが、それをとめるトワイライト。誰と行くかは納得できる理由がなければ決められない。そういえばすっかりお腹もペコペコなのだった。食事の後に決めるからと、その場を離れるトワイライト。
しかし、誰と行くかをどうやってきめればいいのかわからないトワイライト。ところが、その後も招待状をめぐって、ピンキー・パイ(ガラは美味しいもの楽しいもの綺麗なものがいっぱいの最高に素敵な場所それこそわたしにふさわしい)、ライリティ(素敵に着飾ったポニーたちのなかにあっても自分の美しさは注目を集め、プリンセス・セレスティアが紹介してくれる最高の美男(馬だけど)子にみそめられてロイヤル・ウエディングを挙げる運命なのだ)、フラッター・シャイ(ガラの催される王宮の庭園には数多くの珍しく、またすばらしい生き物が満ち溢れていて、それらとふれあえるならどんなに幸せなことだろうか)が、それぞれどれだけ自分にとってガラに行くことが重要なのかをトワイライトに語り、一緒に行くことを迫るのだった。
一度は逃れるトワイライトだがなかなか心を決められない。それにお腹もぺこぺこのまま。その上今度はみんな自分を選んで欲しさのあまりに、トワイライトにあれこれいらん世話をやきまくるのであった。
どうするトワイライト・スパークル。みんな大事な友達なのに、いったい誰かを選ぶなんて事が彼女にできるのだろうか。

いいですね。これも友情ものにはお決まりの、「誰を選ぶの?」エピソード。1枚の招待状をめぐって、共に冒険をした仲間がいきなり分裂の危機。でも、一人一人じゃなくて一頭一頭が自分の要求をはっきり出すことで、第1・2話に加えて、さらにキャラクターを深く掘り下げることもできるというなかなか気の利いたエピソードですね。そしてトワイライトの選んだ解決法は当然そうなるべき選択だったのでした(ネタバレはしないよ、あとは観てのお楽しみ。でも、おはなしが始まったとたんにそうなることはわかちゃうけどね。子供向けだし)。
とにかく個性的なキャラだらけなので観ていて楽しい。特にピンキー・パイの止まらなさ加減は、脳にノーブレーキ状態。フラッターシャイも微妙な変っぷりを発揮し始めですかしらね。

03月13日
23:46

Tales of Terror from The Black Ship
author Chris Priestley 読了

長い年月波に洗われた断崖の上に建つ古い旅館に、父と暮らす Ethan と Cathy。あるひどい嵐の夜、病にかかった2人が目を覚ますと、宿には父の姿が見えない。2人のために村へと医者を呼びにいってくれたのだろうと父の帰りを待つ2人だが、そんな時若い男が宿を訪れ、2人は嵐の中に放っておくこともできず中へ招き入れる。そして Thackeray と名乗ったその男は、嵐が吹きすさぶ夜の間に船乗りたちの怪異談を2人に語って聞かせるのだった。

幽霊あり、呪いあり、モンスターありとバラエティにとんだ海洋怪談集。一応子供向けとはいえ、いずれも奇妙な味わいの残酷な怪異談となっていてたいへん好ましい。
ただ、怖い話りのムードを出すためか形容詞がやたら多いので、知らない単語が結構出てくるのがちょっと困りましたが、お話そのものは面白く読めました。古い帆船時代の船の様子も、「ホーンブロワー」や「ボライソー」シリーズを読んで知っていたことが役に立った感じ。

以前に読んだ同じ作家の「Uncle Montague's Tales of Terror」と同じく、ひとつのストーリーが終わるたびに全体を通してのもうひとつのストーリー が明らかになっていくというスタイル。この「Black Ship」の方が第1巻だったらしい。さらに続巻も出ていて、そこまでの3冊は翻訳書も出ている様子。そのうち第3巻の「Tales of Terror from The Tunnle's Mouth」も読むつもり。さらに新しい本も出版されるようなので楽しみ。

03月04日
06:35

Flush
author Carl Hiassen 読了

Noah の父、Paine は、Dusty Muleman のカジノ客船 Coral Queen の船底の栓を開け、船を沈めた罪で拘置所にいた。Dusty Muleman は船の汚物を違法に投棄し、周辺の海を汚染していると考えたからだった。
Paine が警察につかまったのは初めてではない。マイアミの海を汚す行為を見ると相手が誰であれ、あっという間に頭に血が上る少々困った性格なのだった。しかし今度は分が悪い。Paine の主張は通らず、Dusty Muleman は土地の名士で、しかも不法投棄の明確な証拠がない。船体に損傷がない Coral Queen は、すぐに引き上げられ再び営業を始めた。
Noah は父の無罪と Dusty Muleman の不法行為を証明し平和な普通の家庭と、美しい海を取り戻そうと行動を開始するのだが・・・。

アメリカはフロリダ半島の南端が舞台。海の自然を守ろうとするちょっと過激な父を持つ少年 Noar が自然と家族を守ろうと奮闘する、カール・ハイアッセンのヤングアダルト向け第2作。前作の「Hoot」と同様の自然を顧みない資本主義優先 の大人と少年の戦いが描かれるが、キャラクターががらりと変わっていてまったく別物。何しろ主人公よりその父親のほうが過激なんだから子供としては困ってしまう。が、その血を受け継いだ主人公とその妹 Abby は、父親同様、家族の危機と自然破壊にだまってはいられないのだ。ストーリーも Hoot より社会派な内容になっていて、ただ自然を愛するというだけでは、物事は思うようには行かないし法律も社会もそう簡単には味方してくれないという世の中の厳しい面も描かれてもいる。
キャラクターは多彩。自然を愛する過激な父をはじめ、いかにも頼りにならなさそうな胡散臭い人間や、強面の用心棒などちょっとハードボイルド系のキャラクターも登場。女性陣が頼もしい。Noah の母はもちろん、Noah に協力する Shelly と,特に Noah の妹の Abby がいい。それから、 Noah を助けてくれる謎の「海賊」も。
二転三転するストーリーにユーモアもふんだんに交えてあって最後まで楽しく読めました。

あ、そうだ。この本は表紙もいいんですよ。前作「Hoot」もそうだけど、この「Flush」も装丁がシンプルで色も綺麗。妙に愉快なエンボス加工のイラストが、これがまたいいんだな。

03月03日
05:46

てなわけで、MLP第2話もみてみたよ。

「夏の陽の祭り」の夜、プリンセス・セレスティアは行方不明になり、ポニーヴィルに降り立ったナイトメア・ムーンは、ポニーたちに永遠の夜の訪れを告げて去っていく。ナイトメアを止める方法はエレメンツ・オブ・ハーモニーの魔法だけ。エレメンツ・オブ・ハーモニーは、6つの要素すなわち、kindness 優しさ、laughter 愉快さ、generousity 寛大さ、honesty 誠実さ、royalty 気高さの5つとまだ明らかでない6つ目のエレメントのこと。
トワイライト・スパークルはポニーヴィルでであった仲間とともにエレメンツ・オブ・ハーモニーを求めて古代の「王家の姉妹」の城があるという妖しの森に向かう。途中、ナイトメアのさまざまな妨害にであうトワイライトたちだが、それぞれの方法で罠を打ち破っていく。やがて、廃墟となった城にたどり着いたトワイライトたちは、5つのエレメントを象徴する5つの玉を見つけるが、しかし6番目のエレメントはどこにあるのか。それを明らかにするためまず5つのエレメントの力をよみがえらせようとするトワイライトの前に再びナイトメア・ムーンが現れるのだった。

第1話に続くストーリーの後半。これまた20分でやるような内容かというくらい中身がびっしりと詰まった展開。無駄を徹底的にそぎ落としていながら、必要なことはすべて盛り込む贅沢な内容でした。ごちそうさま。
5つのエレメントはもうお分かりのように、トワイライトを除く5頭のポニーたちのキャラクターになっているわけですね。
どれがどのキャラクターかは見ればすぐわかるという按配になっているし、罠を突破する方法もそれにそっている。
ラリティが意外といいな。
それにしてもピンキー・パイ狂ってる。

この第1・2話で6頭が出会うということが物語のスタートとなって、はじめはポニーヴィルを救うという同じ目的があって行動をともにしたトワイライト・スパークルと5頭のポニーたちの友情がどのように育っていくのかが、シリーズのメインテーマなんですね。紆余曲折ありそうですね。
そのうち続きも観てみよう。