ちーずブログ
新田真子
洋書読み
The Crossroads author Chris Grabenstein 読了 zack はどこにでもいそうな少年。仕事に忙しい父親が再婚し、新しい母とともに家族でニューヨークからコネチカットの父の生まれた町へ引っ越してきた。家族で住むことになった家の裏庭、幹線道路に面した場所にある古い樹。そこにはかつて多くの人を死に至らしめた悪霊がいたのだ。そしてzackはその悪霊に命を狙われることになるのだが・・・。 児童図書とはいえスティーブン・キングに代表されるようなアメリカン・ゴシック・ホラー(わたしはホラー幻想文学系は欧州作品主体であまりアメリカのは読んでないんですが)の王道な感じですね。細かく張られた伏線から物語が進むに従って次第に事実が重なり合うように明らかになっていくミステリーの要素も十分。悪霊をはじめ、得体の知れない老婦人、zackの親友になる農場の少年、悪霊に翻弄される配管工、なによりzackの継母になる絵本作家のjudyと愛犬zipper等キャラクターも魅力的。怖さも十分、ホラーであってもプロットの論理性も十分。これが児童向けだと思うと実に贅沢な作品って感じです。
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洋書読み
The Crossroads
author Chris Grabenstein 読了
zack はどこにでもいそうな少年。仕事に忙しい父親が再婚し、新しい母とともに家族でニューヨークからコネチカットの父の生まれた町へ引っ越してきた。家族で住むことになった家の裏庭、幹線道路に面した場所にある古い樹。そこにはかつて多くの人を死に至らしめた悪霊がいたのだ。そしてzackはその悪霊に命を狙われることになるのだが・・・。
児童図書とはいえスティーブン・キングに代表されるようなアメリカン・ゴシック・ホラー(わたしはホラー幻想文学系は欧州作品主体であまりアメリカのは読んでないんですが)の王道な感じですね。細かく張られた伏線から物語が進むに従って次第に事実が重なり合うように明らかになっていくミステリーの要素も十分。悪霊をはじめ、得体の知れない老婦人、zackの親友になる農場の少年、悪霊に翻弄される配管工、なによりzackの継母になる絵本作家のjudyと愛犬zipper等キャラクターも魅力的。怖さも十分、ホラーであってもプロットの論理性も十分。これが児童向けだと思うと実に贅沢な作品って感じです。
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