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03月04日
02:17

早川書房のSF文庫が通算2000冊目になるそうな。
で、今月のハヤカワSFマガジンは、それを記念してSF文庫総解説第1回。#001から#500までを紹介している。

最近の日本のSF事情は全く知らないが、とりあえずSFマガジンが出てるんなら大丈夫だろ、みたいな気分はある。とはいえ一時期に比べれば日本のSFの現状はどうなのかしらみたいにみえるところもあるけど。

ま、それはそれとして、現在SFといえば映画やTVアニメ、漫画で触れる人がほとんどで、わざわざ小説を、それも海外の翻訳小説を読もうなんて言う物好き極まる人はそうそういるもんじゃなかろう。本屋にいくたびに本棚に並ぶ翻訳SF小説の数が減りに減っているのですぐわかる。紀伊国屋等の大規模書店でないともうだめじゃん(またはアマゾン)みたいな。都市部はそれでいいかもしれないが、もしアマゾンが無かったら地方在住の場合どうやって翻訳SFを手にいれればいいのか頭をかかえてしまうのではあるまいか。と思うほどに翻訳SF小説って売れてないのかなあと悲しい気分。もっとも私も最近のものは、買ってないので忸怩たるところもあるのですが、洋書で買った方が安いじゃん(最近の円安で片っ端から値上がりしてるけど、なんてこった、呪ってやるアベノミクス~)みたいな部分もあるが全部が全部洋書で買えるわけじゃない。それに英語で読むと時間かかるしね。まだ翻訳本の倍くらいはかかるんじゃなかろうか。測ったわけじゃないのでそんな気がすると言うところですが。日本語ネイティブの人(日本人でいいか)が書いた日本語の本はあっという間に読めるんですけどね。やっぱり翻訳本は特殊な日本語なんだろうな(舞台などの情景が掴みづらいというのも関係してると思うけど)。そういう日本語もまた好きですけどね。

毎度前置きが長いですが、ハヤカワ文SF文庫、#001から#500までの翻訳本(半分くらいは白背で、日本人作家の本もある)はもうあらかた絶版で今読みたくてもどうにもならぬのではあるまいか。著名なものや、映画で話題みたいなものなら新訳で再度出版になることもたまにあるけど。結構重要度の高い作品も多いのでなんとかならぬかと思ってみたりもしますよ。そうしないと「刑事コロンボ」って、「古畑任三郎」のパクリじゃんなんて言う底抜けのおばかさんの同類がわらわらと増殖しないとも限りませんからねえ。早いとこ電子化してバカスカ読めるようにしてちょ(現状はかなりお寒い、てゆーか寒すぎる。バナナで釘。液体窒素!みたいな。やっぱり売れないと思っているわけかな)。翻訳権独占とか本にのせてるんだからその分しっかりしてもらわないと。頼むぜ早川書房。創元社もね。海外SFの火を消してはならぬのではあるまいか。でないと日本SFもガラパゴス化すんじゃね?みたいな。