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05月28日
05:46

第56回インディアナポリス500マイルレースが先ほど終了。

予選19番手スタートの佐藤琢磨選手は、レースがスタートすると着実に前走車をパスし、一時トップにまで進出。以後チップ・ガナッシの2台とトップ集団で周回を重ね、199週目の第1ターンで、リーダーのダリオ・フランキッティのインをつき2ワイドでターンに入るが、リヤからブレークしそのままウォールにヒット。結局17位でレースを終えた。
しかし、レース前にはシボレーエンジン勢に対してやや不利だったホンダエンジンの佐藤選手だったが、燃費のよさとドラフティング(スリップストリーム)が効きタービュランスの中でも安定性のいい今年のマシンダラーラDW12の特性を生かした、完璧なレース展開で、あと一歩で優勝というところまで戦った。
勝者以外はすべて敗者であるインディ500で、勝てなかったことに変わりはないが、しかし、見事な戦いだったのは疑いようがない。
佐藤琢磨選手の優勝はもう目の前だ。

それにしても、ダラーラDW12はいいマシンですね。
最初見たときはなんだかおまんじゅうみたいなフォーミュラカーだなと思ったのだった。しかしオープンホイール車のリスキーな弱点を克服しようとする試みも見事で、それが実際に効果を発揮しているところがいい。後ろから見るとなんだかグランチャン・カーみたいで意外と好きだ。おまけに乱気流に強く、ドラフティングがコンピューターゲームみたいに良く効くとなればレースは混戦必至。常にチャレンジを続けるアメリカン・レースのいい面がそのまま発揮されいる名車ではなかろうか。

一方、F1モナコGPは、スタート直後の混乱に巻き込まれて小林選手は早々にリタイア。あれま。また今度ね。
とはいえレッドブルのウェーバー選手が優勝し、ここまで全レースで優勝者が違うという、15年位前のCARTみたいなことになってるので、シーズンとしては面白いんじゃないかな。