ちーずブログ
新田真子
またまた雪の予報で今夜はいかに
おとといのことだけど、先週ふった雪がそこいらじゅうの日陰で凍りつき、東京は毎日冷蔵庫状態。そんなところにまたも雪の予報だったので、これはいかん、よしここでひとつアレを買うぞ、アレというのは最近流行の機能性アンダーウェア、人間の肌から発する水分を吸収して発熱するというアレ、と、近くの西友に行き、冬物衣料処分に突入してお値段の手ごろになったアレを買ったのだったが、なんと、備えあれば憂いが避けて通るというやつで、東京には効果的な降雪が見られなかった。それどころかふったのは雨で、残雪を溶かすというおまけ付き。せっかく暖かくなるものを買ったのに、どうしてくれるんだ。と、思うまもなく、また今夜雪が降ると天気予報。先週は予想外の積雪だったので、今度はちょっと雪降るぜ的な、あらかじめ言っといたからな的な予報だった先日。果たして今夜はいかに。 ところで、前々から思っていたのだが、例のアレ、人間の肌から発する水分だけで暖かくなるのだから、洗濯のために水に放り込んだらもう大変、高温を発して燃え上がるのではあるまいか、とあらぬ心配をして人に話すと、ふふんと鼻で笑われてしまうのだ。ええ~。だって~、あるかないかもわからぬほどの水分でぽかぽかとなるのなら、たっぷりの水分でびしょぬれになったら鉄をも溶かすほどに熱線放射しなければならないのではあるまいか。いいやそうあれかし、と思うのだが、洗濯したら燃えちゃいましたみたいなニュースがまったくないところを見ると、どうやらだいじょうぶらしいな。ちぇっ、つまらぬわ。
NFL カンファレンス・チャンピオンシップ
いや~、いい試合だったので、余韻に浸りまくりで、合計3回観ちゃいました、AFCチャンピオンシップ。 当然のことだが我がボルチモア・レイブンズは宿敵ニューイングランド・ペイトリオッツを下して勝利。12年ぶりにスーパーボウルへの切符を手に入れた。レイ・ルイスのゲームはスーパーボウルで完結する(万が一引退撤回してもわたしはかまいませんよ、かまいませんとも)。 カンファレンス・チャンピオンシップ第1試合の今期初対決となるアトランタ・ファルコンズ対サンフランシスコ・49ナーズは予想通りの好ゲーム。先行するアトランタにくらいつくサンフランシスコの図式となった。 前半はアトランタのQBマット・ライアンのパスが次々とヒット。第1QにFGとTDで先行すると、第2Qには、サンフランシスコが反撃開始。ランとパスでそれぞれTDを奪い17対14と3点差に追い上げる。しかしここで再びマット・ライアンのパスがTEトニー・ゴンザレスにヒットしTDで突き放し24対14とアトランタのリードで折り返す。 第3Qに入ってサンフランシスコはRBゴアのランでTD。再び3点差に詰め寄る。さらにサンフランシスコはインターセプトでアトランタから攻撃権を奪うが、絶不調のKデビッド・エイカーズが38ヤードのFGをゴールポスト先端に当てて(こっちのほうがよっぽど難しい)失敗。さらにアトランタQBマット・ライアンのファンブルをサンフランシスコがリカバーしてターンオーバーを奪うが、アトランタ陣1ヤードのところでサンフランシスコWRクラブツリーがタックルを受けファンブル、アトランタがリカバーとアトランタ・ディフェンスが必死の防戦を見せる。自陣1ヤードからの攻撃となったアトランタだが、今度はサンフランシスコ・ディフェンスがこれを3アンドアウトに止めると返す攻撃でサンフランシスコがついにTDを奪い逆転する。ディヴィジョナル・プレイオフと同様に、再逆転を目指してのアトランタの攻撃はサンフランシスコのレッドゾーンまで進入するが、マット・ライアンがタックルされた際肩を負傷、パスの正確性を欠き、4thダウンのエンドゾーンへのパスも不成功。サンフランシスコが勝利した。 アトランタはマット・ライアンのパスは十分機能したがランが出ず地上戦でサンフランシスコに軍配が上がった。その上2度のターン・オーバーなどのミスも響いて後半無得点に終わってしまう。 サンフランシスコは前試合で走りまくったキャパニック(ケイパニックの表記が多いですが、現地の放送だとキャパニックといってるので以下キャパニック)のピストル隊形からのランを囮に、RBゴアのランを効果的に使い、アトランタ・ディフェンス陣を混乱させた。また、キャパニックのパスも良くラン・パスをバランスよく織り交ぜての攻撃だった。 NFL型のチーム対2012年型の対決は2012型の勝利に終わった。アトランタは善戦したが、前半のリードを守りきれず、後半サンフランシスコの強力ディフェンスの前に沈黙、アトランタのディフェンスも、サンフランシスコのピストル・オフェンスを止めきれずに逆転を許すことになった。AFCはニューイングランド、ボルチモア共にNFL型。はたしてサンフランシスコを止めることが出来るのか。 AFCチャンピオンシップは我がボルチモア・レイブンズ対AFCでの宿敵ニューイングランド・ペイトリオッツのホーム、ジレット・スタジアムに乗りこんでの対戦で、場所も同じ去年の再戦となった。 スタジアムは、キックオフの際セットしたボールが倒れてしまうほどの強風。ディープ・ゾーンへのロングパスを多用するボルチモアにはやや不利な条件。また、キッキングプレーにも影響がでるだろうと予想されるなか、風下からニューイングランドのキックオフでスタート。 第1Qボルチモアの攻撃を3アンドアウトに止め攻撃権を得たニューイングランドは例によって着実に前進する攻撃を展開。軽くFGで3点を先取する。ボルチモアはQBのフラッコがプレイオフに入ってから絶好調のロングパスを投げることなく、ランとショートパスで地道に前進するが、ニューイングランド・ディフェンスも良くプレシャーをかけロングゲインを許さない。ボルチモア・ディフェンスもディフェンスバック陣がQBトム・ブレイディのパスコースを消し、こちらも思うように前進できない。3対0のまま第2Qへ入ると、ボルチモアがRBレイ・ライスのランでTD。7対3と逆転する。追うニューイングランドはTDさらに終了間際にFGを決め13対7とリードして前半を終了する。ホームの試合では前半リードして折り返した試合では負けなし(勝率100パーセント、まじかよ)のトム・ブレイディ。果たしてボルチモアの反撃なるか。 第3Q次第に調子を挙げ始めたボルチモア・オフェンスはTEピッタへのパス成功でTDを奪い逆転。ディフェンス陣もニューイングランドのオフェンス・ラインへのプレッシャーが強まり、QBトム・ブレイディのポケットを次第に縮めていく。さらに第4Q、ライン戦で上回るボルチモア・オフェンスはQBフラッコからWRボールディンへのTDパスがヒット。21対13と点差を広げると、返すニューイングランドの攻撃でRBリドリーがファンブル。ボルチモアがリカバーしターンオーバーを奪うとこれもWRボールディンへのTDパスで得点し、28対13と一気に突き放す。追うニューイングランドだったが、ボルチモア・ディフェンスラインのプレッシャーにニューイングランドのラインが押し負け、ブレイディのパスも思うように通らなくなるなか、パスカットから浮いたボールをインターセプトし、ターン・オーバー。得点には結びつかなかったが残り時間の消費には成功。ニューイングランド最後の攻撃もエンドゾーンへ投げこんだパスをインターセプトして試合終了。なんと、強力オフェンスが自慢(NFL1位)のニューイングランドを後半無得点に押さえ込んでの逆転勝利となった。 ボルチモア・ディフェンスは、積極的にブリッツを入れることがほとんどなく、まずライン戦で勝ち、トム・ブレイディを自由にさせないという戦略が見事に成功。このプレッシャーのおかげで、ブレイディのパスをカットし、インターセプトも奪うことになった。パスカットしたボールがそのままボルチモアの選手の胸に飛び込んでいくという具合につきもボルチモアに味方していた。QBサックなど派手なプレーこそなかったが、基本に忠実にニューイングランドのオフェンスを確実にしとめることに成功した。またディフェンス・バック陣もレシーバーを確実にカバー、この試合でもSのエド・リードはほとんどボールに絡むことがなかったが、これもそれだけニューイングランドがリードを警戒していたということで、逆に、リードのいる場所にボールは来ないと割り切ってのディフェンスをしいていたのかもしれない。いずれにしてもニューイングランドはどうして負けてしまったのか、納得のいかない攻撃だったに違いない。 一方、ボルチモア・オフェンスはディープ・ゾーンへのパスが決まることはなかったが、しかしQBフラッコがそれで調子を落とすことはなく、第3Qの逆転のドライブなどは着実にラン・パスを使い分け、パスを散らして1stダウンを重ねてのTDとまるでニューイングランドの攻撃のようだった。ターンオーバーも得点につなげて、レギュラーシーズン中のようにここは踏ん張りどころという場面であっさり3アンドアウトで終了するようなことがなくなった。ここでもオフェンスラインが、ニューイングランドのディフェンスのプレッシャーを止め、フラッコのためのスペースを十分に確保できていた(第1Qは、ニューイングランドのディフェンスのプレッシャーも十分でラインを破る場面もあったが)のも大きい。球際の競り合いに強いボールディン、俊足でディープ・ゾーンに入り込むスミス、ラインの裏に走りこむピッタ。ランも中央突破のレイ・ライスと外に回ると早いピアースの2枚看板と武器も多彩。これにここにきて一皮向けたQBフラッコを中心にここからだという場面なるとオフェンスがよく機能している。 オフェンス・ディフェンス共に一丸となってビッグプレーではなくチームの力で勝った試合だったといえるだろう。 というわけで、NFC、AFCともに第1シードが破れるという結果に。 スーパーボウルは史上初の兄弟HC対決、兄ジョン・ハーボウ対弟ジム・ハーボウの「ハーボウル」になった。 オフェンス・ディフェンス共に総合力チームに生まれ変わったボルチモア・レイブンズ対、強力ディフェンスに今期NFLを席巻した走るQBとピストル隊形からのオプション攻撃が加わった新型サンフランシスコ・49ナーズの対決。これも面白い試合になること間違いなし。そしてボルチモアが勝利することも間違いなし。 てなことで、なんと、またも春日の呪い炸裂。みごとアトランタとニューイングラドを敗戦に導いた。どうかしてる。やっぱりこれは科学的事実なのか。というわけで次はサンフランシスコを応援してください。
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またまた雪の予報で今夜はいかに
おとといのことだけど、先週ふった雪がそこいらじゅうの日陰で凍りつき、東京は毎日冷蔵庫状態。そんなところにまたも雪の予報だったので、これはいかん、よしここでひとつアレを買うぞ、アレというのは最近流行の機能性アンダーウェア、人間の肌から発する水分を吸収して発熱するというアレ、と、近くの西友に行き、冬物衣料処分に突入してお値段の手ごろになったアレを買ったのだったが、なんと、備えあれば憂いが避けて通るというやつで、東京には効果的な降雪が見られなかった。それどころかふったのは雨で、残雪を溶かすというおまけ付き。せっかく暖かくなるものを買ったのに、どうしてくれるんだ。と、思うまもなく、また今夜雪が降ると天気予報。先週は予想外の積雪だったので、今度はちょっと雪降るぜ的な、あらかじめ言っといたからな的な予報だった先日。果たして今夜はいかに。
ところで、前々から思っていたのだが、例のアレ、人間の肌から発する水分だけで暖かくなるのだから、洗濯のために水に放り込んだらもう大変、高温を発して燃え上がるのではあるまいか、とあらぬ心配をして人に話すと、ふふんと鼻で笑われてしまうのだ。ええ~。だって~、あるかないかもわからぬほどの水分でぽかぽかとなるのなら、たっぷりの水分でびしょぬれになったら鉄をも溶かすほどに熱線放射しなければならないのではあるまいか。いいやそうあれかし、と思うのだが、洗濯したら燃えちゃいましたみたいなニュースがまったくないところを見ると、どうやらだいじょうぶらしいな。ちぇっ、つまらぬわ。
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NFL カンファレンス・チャンピオンシップ
いや~、いい試合だったので、余韻に浸りまくりで、合計3回観ちゃいました、AFCチャンピオンシップ。
当然のことだが我がボルチモア・レイブンズは宿敵ニューイングランド・ペイトリオッツを下して勝利。12年ぶりにスーパーボウルへの切符を手に入れた。レイ・ルイスのゲームはスーパーボウルで完結する(万が一引退撤回してもわたしはかまいませんよ、かまいませんとも)。
カンファレンス・チャンピオンシップ第1試合の今期初対決となるアトランタ・ファルコンズ対サンフランシスコ・49ナーズは予想通りの好ゲーム。先行するアトランタにくらいつくサンフランシスコの図式となった。
前半はアトランタのQBマット・ライアンのパスが次々とヒット。第1QにFGとTDで先行すると、第2Qには、サンフランシスコが反撃開始。ランとパスでそれぞれTDを奪い17対14と3点差に追い上げる。しかしここで再びマット・ライアンのパスがTEトニー・ゴンザレスにヒットしTDで突き放し24対14とアトランタのリードで折り返す。
第3Qに入ってサンフランシスコはRBゴアのランでTD。再び3点差に詰め寄る。さらにサンフランシスコはインターセプトでアトランタから攻撃権を奪うが、絶不調のKデビッド・エイカーズが38ヤードのFGをゴールポスト先端に当てて(こっちのほうがよっぽど難しい)失敗。さらにアトランタQBマット・ライアンのファンブルをサンフランシスコがリカバーしてターンオーバーを奪うが、アトランタ陣1ヤードのところでサンフランシスコWRクラブツリーがタックルを受けファンブル、アトランタがリカバーとアトランタ・ディフェンスが必死の防戦を見せる。自陣1ヤードからの攻撃となったアトランタだが、今度はサンフランシスコ・ディフェンスがこれを3アンドアウトに止めると返す攻撃でサンフランシスコがついにTDを奪い逆転する。ディヴィジョナル・プレイオフと同様に、再逆転を目指してのアトランタの攻撃はサンフランシスコのレッドゾーンまで進入するが、マット・ライアンがタックルされた際肩を負傷、パスの正確性を欠き、4thダウンのエンドゾーンへのパスも不成功。サンフランシスコが勝利した。
アトランタはマット・ライアンのパスは十分機能したがランが出ず地上戦でサンフランシスコに軍配が上がった。その上2度のターン・オーバーなどのミスも響いて後半無得点に終わってしまう。
サンフランシスコは前試合で走りまくったキャパニック(ケイパニックの表記が多いですが、現地の放送だとキャパニックといってるので以下キャパニック)のピストル隊形からのランを囮に、RBゴアのランを効果的に使い、アトランタ・ディフェンス陣を混乱させた。また、キャパニックのパスも良くラン・パスをバランスよく織り交ぜての攻撃だった。
NFL型のチーム対2012年型の対決は2012型の勝利に終わった。アトランタは善戦したが、前半のリードを守りきれず、後半サンフランシスコの強力ディフェンスの前に沈黙、アトランタのディフェンスも、サンフランシスコのピストル・オフェンスを止めきれずに逆転を許すことになった。AFCはニューイングランド、ボルチモア共にNFL型。はたしてサンフランシスコを止めることが出来るのか。
AFCチャンピオンシップは我がボルチモア・レイブンズ対AFCでの宿敵ニューイングランド・ペイトリオッツのホーム、ジレット・スタジアムに乗りこんでの対戦で、場所も同じ去年の再戦となった。
スタジアムは、キックオフの際セットしたボールが倒れてしまうほどの強風。ディープ・ゾーンへのロングパスを多用するボルチモアにはやや不利な条件。また、キッキングプレーにも影響がでるだろうと予想されるなか、風下からニューイングランドのキックオフでスタート。
第1Qボルチモアの攻撃を3アンドアウトに止め攻撃権を得たニューイングランドは例によって着実に前進する攻撃を展開。軽くFGで3点を先取する。ボルチモアはQBのフラッコがプレイオフに入ってから絶好調のロングパスを投げることなく、ランとショートパスで地道に前進するが、ニューイングランド・ディフェンスも良くプレシャーをかけロングゲインを許さない。ボルチモア・ディフェンスもディフェンスバック陣がQBトム・ブレイディのパスコースを消し、こちらも思うように前進できない。3対0のまま第2Qへ入ると、ボルチモアがRBレイ・ライスのランでTD。7対3と逆転する。追うニューイングランドはTDさらに終了間際にFGを決め13対7とリードして前半を終了する。ホームの試合では前半リードして折り返した試合では負けなし(勝率100パーセント、まじかよ)のトム・ブレイディ。果たしてボルチモアの反撃なるか。
第3Q次第に調子を挙げ始めたボルチモア・オフェンスはTEピッタへのパス成功でTDを奪い逆転。ディフェンス陣もニューイングランドのオフェンス・ラインへのプレッシャーが強まり、QBトム・ブレイディのポケットを次第に縮めていく。さらに第4Q、ライン戦で上回るボルチモア・オフェンスはQBフラッコからWRボールディンへのTDパスがヒット。21対13と点差を広げると、返すニューイングランドの攻撃でRBリドリーがファンブル。ボルチモアがリカバーしターンオーバーを奪うとこれもWRボールディンへのTDパスで得点し、28対13と一気に突き放す。追うニューイングランドだったが、ボルチモア・ディフェンスラインのプレッシャーにニューイングランドのラインが押し負け、ブレイディのパスも思うように通らなくなるなか、パスカットから浮いたボールをインターセプトし、ターン・オーバー。得点には結びつかなかったが残り時間の消費には成功。ニューイングランド最後の攻撃もエンドゾーンへ投げこんだパスをインターセプトして試合終了。なんと、強力オフェンスが自慢(NFL1位)のニューイングランドを後半無得点に押さえ込んでの逆転勝利となった。
ボルチモア・ディフェンスは、積極的にブリッツを入れることがほとんどなく、まずライン戦で勝ち、トム・ブレイディを自由にさせないという戦略が見事に成功。このプレッシャーのおかげで、ブレイディのパスをカットし、インターセプトも奪うことになった。パスカットしたボールがそのままボルチモアの選手の胸に飛び込んでいくという具合につきもボルチモアに味方していた。QBサックなど派手なプレーこそなかったが、基本に忠実にニューイングランドのオフェンスを確実にしとめることに成功した。またディフェンス・バック陣もレシーバーを確実にカバー、この試合でもSのエド・リードはほとんどボールに絡むことがなかったが、これもそれだけニューイングランドがリードを警戒していたということで、逆に、リードのいる場所にボールは来ないと割り切ってのディフェンスをしいていたのかもしれない。いずれにしてもニューイングランドはどうして負けてしまったのか、納得のいかない攻撃だったに違いない。
一方、ボルチモア・オフェンスはディープ・ゾーンへのパスが決まることはなかったが、しかしQBフラッコがそれで調子を落とすことはなく、第3Qの逆転のドライブなどは着実にラン・パスを使い分け、パスを散らして1stダウンを重ねてのTDとまるでニューイングランドの攻撃のようだった。ターンオーバーも得点につなげて、レギュラーシーズン中のようにここは踏ん張りどころという場面であっさり3アンドアウトで終了するようなことがなくなった。ここでもオフェンスラインが、ニューイングランドのディフェンスのプレッシャーを止め、フラッコのためのスペースを十分に確保できていた(第1Qは、ニューイングランドのディフェンスのプレッシャーも十分でラインを破る場面もあったが)のも大きい。球際の競り合いに強いボールディン、俊足でディープ・ゾーンに入り込むスミス、ラインの裏に走りこむピッタ。ランも中央突破のレイ・ライスと外に回ると早いピアースの2枚看板と武器も多彩。これにここにきて一皮向けたQBフラッコを中心にここからだという場面なるとオフェンスがよく機能している。
オフェンス・ディフェンス共に一丸となってビッグプレーではなくチームの力で勝った試合だったといえるだろう。
というわけで、NFC、AFCともに第1シードが破れるという結果に。
スーパーボウルは史上初の兄弟HC対決、兄ジョン・ハーボウ対弟ジム・ハーボウの「ハーボウル」になった。
オフェンス・ディフェンス共に総合力チームに生まれ変わったボルチモア・レイブンズ対、強力ディフェンスに今期NFLを席巻した走るQBとピストル隊形からのオプション攻撃が加わった新型サンフランシスコ・49ナーズの対決。これも面白い試合になること間違いなし。そしてボルチモアが勝利することも間違いなし。
てなことで、なんと、またも春日の呪い炸裂。みごとアトランタとニューイングラドを敗戦に導いた。どうかしてる。やっぱりこれは科学的事実なのか。というわけで次はサンフランシスコを応援してください。
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