ちーずブログ
新田真子
フランス・アニメ
ディズニーチャンネルで始まった「リサとガスパール」。原語音声はなななんと、英語でやんの。フランス語じゃないじゃん。だめじゃん。もう~、これと絵本でフランス語の勉強できるかなと思ってたのに~。しかも旧大陸英語、つーかイギリス英語の発音。たまにフランス訛りっぽくきこえるところもあるが、子供のイギリス英語ってあんな感じなのか。耳が少しなれたので今はわりとちゃんと聞き取れる。 てなわけで目論見がはずれた腹いせに(よくわからない日本語ですね)フランス製作のアニメ「Wakfu」をみてみましたよ。 これはカートゥーンというよりずばりアニメでしょう。ゲーム原作で、いろんな種族やいろんな魔法にかわいい女の子キャラが出てきてバトルもあるファンタジーアニメという、日本のアニメは世界一と思っているフランス人ならではのアニメ。 原語は遠慮なくフランス語なので、もう何を言っているのか全然わかりません。第1話冒頭かなりながいことドラゴンじじいと編み笠の怪人物との戦いが続くのでかわいい女の子はどうなってるんだ、だましか、だまされたのか、とか思ってしまいます。ただしガッツンガッツン動きまくるのでそれはよし。 で、そんなことはどうでもよくてですね。ゲーム原作だけあって、画面の見せ方がとてもゲーム的。OPがそもそもゲーム画面をモチーフにしたアクション場面という趣向だし、背景も斜め上からの第三者視点RPG風に見せる(カメラで言えばやや遠目からの望遠レンズ風、消失点が感じられないというアレです、あ、クウォーター・ヴューね、思い出した)場面もあったりして、なかなかユニーク。そしてなによりユニークなのが、キャラクター作画の方法。一見日本のアニメと同等な手書き二次元アニメに見えて、動くと実は3DCGだったりする。また3DCGで描くのが難しいアニメ的な女の子キャラなどはどうやらフラッシュ系2D作画のようで、場面場面で2Dフラッシュと3DCGとを組み合わせているようなのだった。キャラクターごとにだけでなく、同じキャラクターでもこの組あわせ作画をおこなっているように見えるところもある。3DCGと2Dフラッシュの絵が、止まっている時にはまったく見分けのつかない同一性を保っているので、動きの加減で、ああ、これは3DCGだ、こいつは2Dフラッシュだとわかる。なかなか手間がかかってませんかこれは。まだちょっとさわりを見た程度なので内容についてあれこれ言うことは出来ませんが、あちらのアニメはまた新しい方法論を試しているのだなとそう思った次第。 背景も3DCGで構築した3D空間でのバトルみたいな場面があるので普通に背景を見せる場面は2D、空間を生かした動きのある場面では3Dで、これまた動かないと見分けがつかないという感じ。 キャラクターの表情は、これは日本ともアメリカともまたちょっとちがった雰囲気なんですな。こういうのをフランス的といっていいものかどうかは微妙ですが。
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フランス・アニメ
ディズニーチャンネルで始まった「リサとガスパール」。原語音声はなななんと、英語でやんの。フランス語じゃないじゃん。だめじゃん。もう~、これと絵本でフランス語の勉強できるかなと思ってたのに~。しかも旧大陸英語、つーかイギリス英語の発音。たまにフランス訛りっぽくきこえるところもあるが、子供のイギリス英語ってあんな感じなのか。耳が少しなれたので今はわりとちゃんと聞き取れる。
てなわけで目論見がはずれた腹いせに(よくわからない日本語ですね)フランス製作のアニメ「Wakfu」をみてみましたよ。
これはカートゥーンというよりずばりアニメでしょう。ゲーム原作で、いろんな種族やいろんな魔法にかわいい女の子キャラが出てきてバトルもあるファンタジーアニメという、日本のアニメは世界一と思っているフランス人ならではのアニメ。
原語は遠慮なくフランス語なので、もう何を言っているのか全然わかりません。第1話冒頭かなりながいことドラゴンじじいと編み笠の怪人物との戦いが続くのでかわいい女の子はどうなってるんだ、だましか、だまされたのか、とか思ってしまいます。ただしガッツンガッツン動きまくるのでそれはよし。
で、そんなことはどうでもよくてですね。ゲーム原作だけあって、画面の見せ方がとてもゲーム的。OPがそもそもゲーム画面をモチーフにしたアクション場面という趣向だし、背景も斜め上からの第三者視点RPG風に見せる(カメラで言えばやや遠目からの望遠レンズ風、消失点が感じられないというアレです、あ、クウォーター・ヴューね、思い出した)場面もあったりして、なかなかユニーク。そしてなによりユニークなのが、キャラクター作画の方法。一見日本のアニメと同等な手書き二次元アニメに見えて、動くと実は3DCGだったりする。また3DCGで描くのが難しいアニメ的な女の子キャラなどはどうやらフラッシュ系2D作画のようで、場面場面で2Dフラッシュと3DCGとを組み合わせているようなのだった。キャラクターごとにだけでなく、同じキャラクターでもこの組あわせ作画をおこなっているように見えるところもある。3DCGと2Dフラッシュの絵が、止まっている時にはまったく見分けのつかない同一性を保っているので、動きの加減で、ああ、これは3DCGだ、こいつは2Dフラッシュだとわかる。なかなか手間がかかってませんかこれは。まだちょっとさわりを見た程度なので内容についてあれこれ言うことは出来ませんが、あちらのアニメはまた新しい方法論を試しているのだなとそう思った次第。
背景も3DCGで構築した3D空間でのバトルみたいな場面があるので普通に背景を見せる場面は2D、空間を生かした動きのある場面では3Dで、これまた動かないと見分けがつかないという感じ。
キャラクターの表情は、これは日本ともアメリカともまたちょっとちがった雰囲気なんですな。こういうのをフランス的といっていいものかどうかは微妙ですが。
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