ちーずブログ
新田真子
名前の流行りは洋の東西を問わず
以前、20世紀の終わりから21世紀の始めごろにAshleyという名前の女の子のキャラクターがカートゥーンや役者に多く見られる、子供の名前は親がつけるのだからこの10数年前つまり1980年代後半から1990年代前半にAshleyとつけるのが流行ったにちがいないと書いたんですが、先日webのフォーブスで年代別アメリカの男女の子供の名前ランキングトップ10ランキングが載っているのを見つけましたんですよ。 で、案の定、Ashley は1990年度で第2位。1970年や1980年ではトップ10圏外。やはり90年前後で流行ったんですね。2000年でも4位をキープ。 最近ではというと2010年では27位だそうだからそれなりに定着している名前と言えそうですね。 ちなみに、名前の女王エリザベスは12位。 カートゥーンではよく出てくる、ペネロピー(ペニー)、グウェンドリン(グウェン、ウェンディー)、ベアトリス(トリクシー)、などは50位圏外。 男のキャラクターで定番のジャック(映画ドラマでも人気の名前で、ジャックだらけ。男という意味で日本語で言えば太郎みたいなものだからキャラにつけやすい)は44位。 やっぱり現実とお話ではちょっと違うということですね。 流行りの名前は、やはり有名人、俳優、アーチストの名前にちなむとか、ヒット映画の登場人物にちなむとか、日本でもそうであるようにみんな同じ感覚ですね。 ただ、日本のように次から次へと新しい名前を作りまくるということはあまりないようで、地域の伝統的な名前や、家族の名前、宗教的な聖人の名前を大切にしている傾向は日本よりも強そうです。まあ、日本は明治維新からこっちで名前の大改革が起こったのでちょっと事情が三乗でしょう。それまでの、なんとか左衛門とか、かんとか之助、あるいは、熊、八、虎、なんてのはいまでは落語か時代劇の代物ですものね。そのかわり、漫画やアニメの奔放なネーミングをお手本に名前の自由をてにいれましたね。自由すぎてワケわからないけど。 ただ、最近流行りのすっ飛んだ名前の当て字で読ませる音と字面が違うというのは、実は昔の貴族やお侍さんのころ(平安あたり)からずっとやって来たことで、一時はすぐに読めないことがよい名前(かっこいい名前。同時にある種の符号の役目もはたしていたらしく、名前がちゃんと読めるかどうかで人物を判断したりもしたそうな)なんて了見でやってたから、古文書の文字からだけでは読みのわからない名前も出てくるなど研究者も困らせている様子。だからある意味先祖帰りとも言えるかも知れないんだな。 私はキャラクター名前を考えるのが苦手な人間なので、いまでも名前をつけないまま漫画を描くことが多いですよ。台詞では関係代名詞で切り抜けて名前を言わせないようにする。本当は名前があった方がいいんですけどね。名前がつくだけでキャラクターをより明確にイメージできたりしますからね。それにタイトルに困ったときは主人公の名前をタイトルにすればいいという黄金法則がありますからね。最後は変な方に話がいっちゃいましたが、名前は大事だなあということで。
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名前の流行りは洋の東西を問わず
以前、20世紀の終わりから21世紀の始めごろにAshleyという名前の女の子のキャラクターがカートゥーンや役者に多く見られる、子供の名前は親がつけるのだからこの10数年前つまり1980年代後半から1990年代前半にAshleyとつけるのが流行ったにちがいないと書いたんですが、先日webのフォーブスで年代別アメリカの男女の子供の名前ランキングトップ10ランキングが載っているのを見つけましたんですよ。
で、案の定、Ashley は1990年度で第2位。1970年や1980年ではトップ10圏外。やはり90年前後で流行ったんですね。2000年でも4位をキープ。
最近ではというと2010年では27位だそうだからそれなりに定着している名前と言えそうですね。
ちなみに、名前の女王エリザベスは12位。
カートゥーンではよく出てくる、ペネロピー(ペニー)、グウェンドリン(グウェン、ウェンディー)、ベアトリス(トリクシー)、などは50位圏外。
男のキャラクターで定番のジャック(映画ドラマでも人気の名前で、ジャックだらけ。男という意味で日本語で言えば太郎みたいなものだからキャラにつけやすい)は44位。
やっぱり現実とお話ではちょっと違うということですね。
流行りの名前は、やはり有名人、俳優、アーチストの名前にちなむとか、ヒット映画の登場人物にちなむとか、日本でもそうであるようにみんな同じ感覚ですね。
ただ、日本のように次から次へと新しい名前を作りまくるということはあまりないようで、地域の伝統的な名前や、家族の名前、宗教的な聖人の名前を大切にしている傾向は日本よりも強そうです。まあ、日本は明治維新からこっちで名前の大改革が起こったのでちょっと事情が三乗でしょう。それまでの、なんとか左衛門とか、かんとか之助、あるいは、熊、八、虎、なんてのはいまでは落語か時代劇の代物ですものね。そのかわり、漫画やアニメの奔放なネーミングをお手本に名前の自由をてにいれましたね。自由すぎてワケわからないけど。
ただ、最近流行りのすっ飛んだ名前の当て字で読ませる音と字面が違うというのは、実は昔の貴族やお侍さんのころ(平安あたり)からずっとやって来たことで、一時はすぐに読めないことがよい名前(かっこいい名前。同時にある種の符号の役目もはたしていたらしく、名前がちゃんと読めるかどうかで人物を判断したりもしたそうな)なんて了見でやってたから、古文書の文字からだけでは読みのわからない名前も出てくるなど研究者も困らせている様子。だからある意味先祖帰りとも言えるかも知れないんだな。
私はキャラクター名前を考えるのが苦手な人間なので、いまでも名前をつけないまま漫画を描くことが多いですよ。台詞では関係代名詞で切り抜けて名前を言わせないようにする。本当は名前があった方がいいんですけどね。名前がつくだけでキャラクターをより明確にイメージできたりしますからね。それにタイトルに困ったときは主人公の名前をタイトルにすればいいという黄金法則がありますからね。最後は変な方に話がいっちゃいましたが、名前は大事だなあということで。
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